-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 緩んでます

先日のFundraiserが終わった後、ちょっと緊張の糸が緩んだみたいで仕事のペースが落ちた。目の前には山のような仕事が溜まってて、それらを処理することを想像するだけでゲッソリする(笑)。

まずは締め切りがあるものから終わらせようと、【Bit's】のアート記事に着手するも、資料を要求していたギャラリーとの連絡がなかなか取れない。手元にある資料を基に、ある程度書いてみたけどイマイチ。

最近思うんだけど、ウェブサイトを持ってるギャラリーは増えたけど、ちっとも更新されてないんだよね。酷い所だと、ウェブを立ち上げた当時のインフォのまま、って具合に。

気分転換にカーロスの道場へ行った。今日はティムとダニーともう一人だけ。4人でボクシングのスパーを5ラウンドくらいやった。久々だったので、スタミナ切れてしんどかった・・・。

帰ってから、【Bit's】の件は後回しにして、メールの返信を30件くらいこなす。これだけで2時間かかった。

夜は彼女の引越しパーティーで、友達を招いて食事をした。俺は焼きうどんを料理。(自分で言うけど)これ絶品!

2003年09月07日(日)



 Tokyo Doll Fundraiser Party

今日は【Tokyo Doll Fundraiser】である。Una-Masという、トロント一イケてるクラブを借り切って、夜9時から深夜2時まで。

朝はゆっくり出来たんだけど、午後から急にバタバタした。DXに人形を引き取りに行って、ディスプレイ台もそのまま運搬しようと思ったら、大きすぎてタクシーに入らない!何とか大型のタクシーを捕まえたけど、相当な時間ロスになった。

7時に会場に入ってからは、スクリーンで上映するフィルムのセッティングとかに手間取って、スタッフ・ミーティングもそこそこに9時のオープンを迎えた。スタッフは、Rafiの奥さんや親戚の子も含めて5人。ウチからはYumiちゃんとMihokoちゃんがヘルプに駆けつけてくれた。

スポンサーや、雑誌・メディア関係の友人、知人が多く来場してくれて華やかなパーティーになった。領事館からは、MさんとDさんが「来られない」と言ってたにも関わらず顔を出してくれたし、カナダ版MTVである【Much Music】のVJ Hannahが特別に司会を買って出てくれた。ビックリした。

4人のDJ達も最高。去年【HYPE TOKYO】のオープニングでも出てくれたShingoがトップ・バッターで、元Una-MasのオーナーであるAkiさんも久々にSpinしてくれた。Stuartは【NOW】のインタビューでTokyo Dollの宣伝してくれてたしね。



更にビックリしたのが、5本用意した豪華景品ビンゴのウチ、4本が日本人に当たったこと!!名前出すけど、K澤S也!運あり過ぎ。それに日加タイムスのKさん。あまりにも当たりすぎなので、「裏取り引き疑惑」が浮上(笑)したが、そんなわけない。あれはきっと執念です(爆)



深夜を廻ってからは、踊り出す人も出てきて、Fundraiserというよりもオープニング・パーティーのノリに突入。いや〜、久々にクラブなんか来ちゃったので、全く酔えない。大声で話してるから喉は痛いし(笑)。

それでも無事に午前3時に終了!お疲れ様でし。




家に帰ってから、日本の審査員の為に航空券の手配作業が残っていた。途中で国際電話のコーリング・カードが切れて、何度もFAXの送受信を余儀なくされた・・・最低。

それにしても何で日本は、いまだにニコニコ現金主義なんだろう!?代金を払いたくてもクレジットカードを受け付けないんだからなぁ。「現金振込み!」の一点張り。


2003年09月04日(木)



 BIKE!

先日売れた絵(Secret Garden)の受け渡しで、Lawrenceまで行った。結構大きいやつなので、慎也さんに頼んで車を出してもらう。

購入者は20代の女性 サラさん。実は6月のショーと、8月のアウトドアの両方に来てくれてて、その時から「買いたい」と言ってくれてたんだけど、同居人の彼氏が「もうちょっと考えなよ」と、(余計な)ストッパー役になってたんだよね。

しかも、アウトドアの時は「せっかく今日は買いに来たのに・・・(泣)」と、半泣きになりながら彼氏に連れ戻されてたんで、可哀相だなと思ってたんだ。でも最近、遂に彼女ひとりでスタジオに絵を見に来て、やっと買ってくれた(笑)。彼氏と一緒じゃ、永遠に買えないと悟ったらしい(笑)

ダウンタウンに戻って、セント・ローレンス・マーケットで昼食を食べてから、今度はお返しに慎也さんの展覧会の搬入を手伝う。

会場のArts on kingは、建物も古くて雰囲気があって好きだ。3つあるフロアの内の、一番大きくて、グランドピアノがあるフロアが今回の会場。15点くらいの作品を、一気に壁に掛けた。

それから、卵の殻に電球を仕込んだインスタレーションの設置もお手伝い。結構楽しい。しっかし、よくこれだけ(1000個)の卵に穴開けたよな〜(笑)。

4時にケンジントンで、昨日買ったチャリンコの組み立て。でも、オーナーのジョンが一向に現れなくて、多少待ちぼうけを食った。その間にRafiの家に寄って、明日の【Tokyo Doll Fundraiser】の打ち合わせ。

結局、夜8時過ぎにやって、ようやく組み立て開始。1時間くらいでババっと組み上げた。見よ、この勇姿を!(笑)


2003年09月03日(水)



 チャリンコ欲しい

昨夜は、友達と一緒にアンティーク・マーケットから帰ってきて、ウチで朝までコースだった。久々に話し疲れ。

午前11時、Rafiとミーティング後に【Tokyo Doll】展の会場であるDesign Exchangeでスタッフと打ち合わせ。ディスプレイのことや、バナー、ポスター関係の立案。DXの正面玄関には、もう既に作品を一点ディスプレイさせてもらっている。これがまた評判がいいらしい。

その後、Hiro Sushiへ寄って木曜日のファンドライザーのパッケージを渡す。そう、もう明後日なんだな。Rafiに借りたチャリンコに乗りながら、携帯電話でボランティアの方々に連絡を取る。

あぁ、チャリンコ欲しくなってきた。一年前に自宅玄関でパクられて以来ずっと迷っていた。

一旦スタジオに戻って事務作業。たまたまRafiと電話で話した時に、チャリンコの話題になって、「$60くらいで近所にあるよ」と言うので早速見に行った。

これでも昔はチャリンコ屋で働いていたから、ひと目見れば良い品か、悪い品かが判る。そこで見たのは”最悪”の部類に入るやつ(笑)。タイヤは擦り切れて糸が出てるし、サドルは無いし、ブレーキすら無い!

「こんなの売り物じゃないでしょ!?タダだよタダ!」と店員に悪態をついてみた。それでも$60だと言い張るので、諦めて自分で全部修理しようかな?と思ったけど、パーツやらタイヤやらを買ったら、それだけでも$60以上はする。そしたら全部で$120以上の出費になるしな。

ダメ元で、「新品のタイヤとサドル、ブレーキを付けて$60にしてくれ。そしたら自分で全部取り付けるから。つまり、車体はタダで譲ってくれよ。」と言ってみたら、やや暫く考えた挙句「OK」と、驚くような答えが返ってきた!

言ってみるもんだね〜、しかし。こんな簡単にいくとは思わなかった(笑)。というわけで、チャリンコを組み立てる為に明日の午後に工房を借りることになった。久々に自分でチャリを組み立てるのでワクワクする。

2003年09月02日(火)



 アンティーク・マーケット

今日は【Labor Day・祝日】。友達とDistilleryで行われたアンティーク・マーケットに行ってきた。あんまりパッとしなかったけど、ひとつだけ凄くステキな銀の灰皿を見付けた。

とりあえず値段交渉して、$20くらいディスカウントしてもらったんだけど、イマイチ買う勇気が出なくてモゾモゾしてると、友達が口々に「いいじゃん、買えよ。」「買わないと後で後悔するよ」と、まるでセールスのように購入を薦めてきた。

そこで俺は「じゃあ誕生日プレゼントとして俺に買ってくれよ!」と、3ヶ月も早い誕生日プレゼントとして、皆で買ってくれと迫った。で、見事にGET!(笑)。我ながら嫌な奴だ。

午後、ArtfocusマガジンのPatからTELがあり、10月のショウに是非エントリーして欲しいと言われた。この時期になると、毎年のようにお誘いが来るので、拒み続けていたんだけど、最近至るところで彼女と偶然会うので、話しの流れで今年はOKみたいな事を言っちゃってたんだよね〜。

彼女には去年の【Let's Have a Dream !】でもお世話になったし、ここは一念発起やるしかないでしょう。とは言え、Artfocusのショウは10月20日〜24日!思いっきり【Tokyo Doll】に被ってるじゃん!(笑)

2003年09月01日(月)



 口コミ

体が重い。連日寝るのが朝6時っていうのもあるけど、トロントの気温の低さもあるだろうな。今日は日中最高で21℃。寒いです。

【Tokyo Doll】のファンドライザー・パーティーが来週に迫り、各方面とのミーティングを行う。基本的にパーティーは、カジュアルでプライベートな形だから、友達関係には気軽に声を掛けられるけど、スポンサーやメディアの方々は『仕事』の一環として来場するので、あんまり無作法はできない。

とにかく、【Tokyo Doll】という展覧会を知ってもらうことと、実際に人形を見てもらうこと。その2つが達成出来ればよい。後は彼らが口コミで広げてくれる。何かを宣伝する時に、口コミという古典的な伝達手段がもたらす成果は大きいなぁ、と常々思ってます。

印象的な出来事や経験を、人は誰かに話したがる。もし、俺がある映画を見て、それが面白かったらまず友達に「あれ、面白いから絶対観るべきだよ!」と話す。その友達と親しければ親しいほど信用度が増すし、友達が多ければ情報が広がる範囲が大きい。

実際、俺も友達の意見を参考にすることが非常に多いんだよね。自分が信頼する人間から「面白いよ」と言われたら、無条件で「観てみよう」と思うし、「あいつはいい奴だった」と聞けば、会う前から「いい奴なんだろう」と信じてしまう。

お金を掛けた宣伝をせずに、大きな効果を生み出す秘訣はどうやらココにあるらしい。

2003年08月30日(土)



 何かがオカシイです!

忙しい時に限って、身の回りの整理や掃除をしたくなりませんか?そんな時間があるなら、さっさと仕事に掛かればいいのに、どうしても今やらないと落ち着かないという妙なリズム。

丁度、今の俺がそんな感じなんです。【Tokyo Doll】やら、自分の展覧会やらで追い詰められているのかも?昨夜は朝6時まで掛けて部屋の模様替え。今日も朝9時から続きをやって、午後2時にようやく片付いた。

3時から【Tokyo Doll】のミーティングと、5時からは絵を購入希望のお客さんがスタジオに来る。今のうちに街で買い物をしようと思って外へ出たら、バッタリRafiに会った。

流れ的にそのままミーティングになってしまって、買い物へ行けなくなった。そして、すぐに5時になり、お客さんが絵を見にやって来た。

その間中、頭の中は「買い物行きたい!」で一杯。行こうと思ってたのに水を差されたのが、より一層その想いを掻き立てる。こうなるともう早く商談を済ませる事ばかり考えてしまってダメだわ。

部屋の模様替えといい、今日の買い物行きたい病といい、自分でも何かがオカシイのが分かるよ。ストレス?寝不足?栄養不足?

健康診断で、『持病』の欄があったら書くべきだな(笑)



2003年08月29日(金)



 スタジオの模様替え

早いもので、このスタジオに引っ越してから2年半になる。チョコチョコと配置換えをしてきたけど、今日は思い切って大・模様替えをすることにした。

スタジオは大きく分けると3つのスペースがある。一つは、壁一面にボードを貼った絵を描く専用のスペース。2つ目は不揃いの一人掛けソファを3つ置いた応接スペース。そしてパソコン2台がある事務スペース。

全部いっぺんには無理だから、今日はこの事務/オフィス・スペースを模様替えすることにした。まず、自作の本棚に収まった大量の本や雑誌を仕分けして、不要なものは屋根裏部屋へ保管。

ほんと、俺は本や雑誌が大好きで、整理しても一ヶ月も経てば収納しきれない本の山になってしまう。この作業が一番大変だった。何故かというと、仕分けしてるうちに読書タイムになってしまうから(笑)。

途中で止めて机の移動や、パソコンの配置換え、棚の修理などをした。ある程度片付いたところで、配置を見直すと、どうもFAXとプリンターの居心地が悪い。前から一箇所にまとめたかったので、良い機会だと思って新しい棚を買うことにした。

思い立ったら、すぐにでも欲しくなってしまうが、あいにくもう夜の8時半。この時間でも開いてる店と言えば・・・?閉店間際のCanadian Tireに棚を買いにいった。丁度良い高さのシェルフをゲット!

早速組み立てて、オフィススペースに置いてやっと満足いく配置になってきた。今夜はこの辺にして、続きはまた明日やろう。


2003年08月28日(木)



 輸送の落とし穴

昨日、今日と久々にカーロスと庭造りをした。暫くご無沙汰してたんだけど、久々にやると気持ちいいもんだ。近頃は【Tokyo Doll】の審査やアウトドア・ショーの準備などで篭りがちだったので尚更。

【Tokyo Doll】に出品される作品が、日本から輸送される途中で行方不明になっていた。日本を発ってからもう数週間経っているので、おかしいと思っていたら、何とカリフォルニアに転送されていたのだ。

業者は大手のD社。はっきり言って、有りえないミス。日本の作家は、自分の作品だから不安なのは当たり前だし、こっちも撮影をキャンセルしたり損害もある。業者に電話で抗議した時に、紛失した理由を聞いたけど、ごめんなさいでは済まない事態にも成り得たわけだから、今回は本気で怒ったし、本気で謝罪を要求した。

荷物の配送が、早くても明日になると言うので、それを拒絶して今日中に配達してくれと要求した。そして、やっと先ほど受け取ることが出来た。やれば出来るじゃん。

去年、【HYPE TOKYO】をやった時は、俺も輸送のノウハウが分からなかったから、アーティストに適切なアドバイスが出来てなかった。しかし、今回の【Tokyo Doll】では、ほぼ万全を期して、輸送の手引きを行っている。けれども、こういった事態はやはり避けられないんだな。改めて考えさせられた。

2003年08月27日(水)



 秋の訪れ

トロントは、日に日に秋の気配が強くなっています。夜10時近くまで明るかった空も、9時頃には暗くなって、朝晩は冷え込むようになった。昨日、友達のバースデー・パーティーがあって、その帰り道は震えながら帰ったよ。マジで。

このスタジオの窓からは、Queen ストリートに並ぶ洋服屋のショーウィンドウが見えるんだけど、もう大分秋モノが多くなったな。

【Bit's】に書く記事のことで、SPINギャラリーのスチュアートと電話で話した。ギャラリーを一旦閉めて、秋に別のところへ移転・再開するというので、ちょっと寂しい気分になった。

最近、トロントのアート・シーンには良いニュースが無い。唯一の良心的アート雑誌だった【Lola】も廃刊になってしまったし。

何だろう、皆頑張ってない訳じゃないし、どちらかと言えば、SPINもLolaも最も頑張ってた連中。そんな連中が一番先に「不景気」のダメージを受けるなんて切ないよね・・・。

2003年08月25日(月)
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