-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 デモに初参加

ただいま。
いや〜、疲れたよ。今は朝の6時。深夜3時過ぎに、明日(っていうか今日)の会場の搬入を終えて帰ってきました。多分、寝たら起きれないので、このまま「秋祭り」に出陣します。

しっかし、トロント大雪で凄いんですよ。客足は大丈夫だろうか?車で送ってもらう時にもスリップして、あわや”tomolennon雪道に散る!”の見出しが出そうになったぞ。

搬入では、机やら椅子やらパテーションやらを、鬼のように運びまくり、半ば意識もうろう状態だった。途中でバブル・ティーのタピオカを盗み食いしたりして何とか回復。とにかく会場が広いんだよね・・・。

会場の日系文化会館はトロント市街から大分離れてるんで、車が無いとキツイ。今日もこれから2時間後には再び出発して会場入り。雪は依然止まず・・・。大丈夫か?

それはそうと、今日の昼は反戦デモに参加しました。もちろんイラクに対するブッシュとブレア連合へのデモです。Queens Parkにおよそ500人くらいの学生を中心とした群集が集まって、約一時間くらいの演説。雪の降る中、凄い熱気に包まれた。

皆、一様に”No More War"や”Stop the Bush's War"のプラカードを掲げていたが、やっぱ俺はお手製の”LET'S HAVE A DREAM !"カードを誇らしげに掲げて参上した。デモ行進は、やがて米大使館の前に到達。ここから本番!という所だが、俺も明日の準備があるから離脱することにした。

色んな奴と話をしたが、極端な話「お前、戦争したいの?したくないの?」と聞きたくなる奴が多かった。紙一重というか、たまたま今は”戦争反対”の立場にいるだけで、ちょっと違えば”戦争だ!”と叫びそうな思想を持った輩が多いということ。やっぱり大事なのはコレだぜ。”LET'S HAVE A DREAM !" ピース。

2002年11月16日(土)



 似顔絵って難しい・・・

やっと明後日の「秋祭り」の準備に入った。そもそも似顔絵ってのがいいね。97年にバンクーバーにいた頃、金に困って路上で絵を売った思い出が蘇る。それを手引きしてくれたのが、中国人の似顔絵師Peterだった。

路上で物を売るには街の許可が必要だったんだけど、彼が「俺の横で売れば問題ないよ!」と言ってくれて、似顔絵を描くPeterの隣にくっついて売ってたんだ。彼の似顔絵はいつも盛況で、日に2−30人くらいの客が来た。横にいる俺はバンクーバーの風景を描いたもので、しかもカラーコピーを$30くらいで売ってたから、日に1人、2人買えばいい方だったのに。

ただそこで、自分の絵を売る喜びを知ったし、直にお客さんの意見を聞けたので凄く貴重な体験だったと思う。それに英語の勉強もか(笑)

今回はその当時を思い出して、アレコレと準備することにした。まずポスターを作って、似顔絵のサンプルを描いた。分かりやすい題材ってことで、ブラッド・ピットとマドンナ。それにやっぱりジョン・レノンの3人を試しに描いた。本番さながらに、さらっと10分くらいで描いたが、「似てねぇ〜!」。思わず凹む。

見慣れた有名人の顔でも特徴を上手く描くのは難しい。ってことは、初対面の人をいきなり描くのはもっと難しいんだろうな・・・。ちょっと後悔してきた。

まぁ、出来はどうあれ、楽しむのが今回の目的。あんまり深く考えないようにしよう(笑)



2002年11月15日(金)



 授与式

いよいよUnited Wayへ寄付金を授与する日。急に決まった日程にも関わらず、副領事の宗像さんと新企会の松本社長が出席してくれた。あとはスタッフのYumiと日加タイムスの平山さん、カメラマンのS君という面々。

United側はJenniferにVice-PresidentのJudithらが、わざわざ駆けつけてくれた。授与式の前に、松本社長らと談笑してたんだけど、思えばトロントに来てから3年、いつも何らかの形でサポートしてもらっていて、感慨深いものがある。

トロントに来て間もない2000年、彼の会社で働いたことが縁となった。その後初めてグループ展に参加した時は、原画を買ってくれたり、ファッション・ショー用のデザインをさせてもらったこともある。会社を辞めた後くらいから、従業員としてではなく一人の画家を目指す若者として接してくれるようになったと思う。

俺は常々、人それぞれに恩返しの方法があると思っている。優秀な従業員だったら、会社の為に一生懸命働くことが恩返しかもしれないが、俺の場合は問題児(笑)だったので、それ以上迷惑を掛けるのを避け、何とか絵で恩返ししたいと思っていた。それにはやっぱり活躍する姿を見てもらうことが一番だと、今日感じたね。何だか親子の関係に似てるな。出来の悪い息子って感じで。

式自体は30分くらいで終了。小切手を拡大した、よくテレビとかで見かけるようなプレートを手渡すところを撮影。よく見る光景だが、まさか自分が渡す側になるとは夢にも思わなかった。

別れ際、Jenniferに来年もイベントをやったら?と聞かれたが、同じ都市で2回やる意味がないし、他にも世界中の都市が目標にあるから、この第一回目という記念すべきスタートをトロントで飾れただけで充分だと思ってる。

次は2年後?3年後?どこの街でやるのだろう。自分の事なのに、ワクワクしてしまう。


2002年11月14日(木)



 何だかなぁ・・・。

何だかエライ忙しくなってきた。”Let's"が終わってからまだ十分休んだ記憶がないんだけどさ。あー嫌だね、貧乏暇なしは(笑)

12時にHere and NowギャラリーのAlyssaと待ち合わせ。来年やる個展の日程を決める為だ。俺が日本へ行くのが3月か4月なので、それから帰ってすぐの5月27日〜6月10日に決定!

早速フロアプランを広げて具体的な案を検討した。今回は彼女がキュレーションするので、俺はただ「ああしたい、こうしたい!」と好きな事が言えるから楽だ。今日はトータル的な部分だけを決めて、後は徐々に詰めていくことにした。

半年も先の事なのだが、Alyssaは早くもNOWマガジンをはじめ、メディアに情報を流したという。やっぱ賞とか取ると対応違うよなぁ・・・。

帰り道、明日のUnited Wayのレセプションの召集を掛けるために歩きながら携帯で話してると、前方に見慣れた後ろ姿を発見。Fiona Smithだ!

壁にペイントをしている!こんな大物とも、街中で偶然出会う確率が高いのはトロントならでは。話したかったが、電話の内容が込み入ってきたので、軽く挨拶程度で過ぎ去ることにした。あぁぁ・・。

スタジオに着いてから、明日のレセプションの書類を作り始める。会計報告書とか諸々、事務的文書。あとスピーチとかあったらどうしよう?何か考えないと頭真っ白になるよな。そういう場違いな所だと。

4時にMihoちゃんが来て、17日の似顔絵の打ち合わせ。まだ何も準備してないので、とりあえず画材屋へ行き、アレコレと紙を選んだ。時間が無いので、適当に思いつきで素材を買い込む。

似顔絵以外にも、せっかくだからポストカードを売ろうと思いつき、DTPでササッと作った。と言いたいところだが、結構時間が掛かって6枚組み、10部限定にした。今までもポストカードの問い合わせは結構あったけど、実は販売用に作るのは初めてなんだよね。パッケージまで即席で作ったので、12時までかかった。

そこから今日買った紙と、ボードをカットし始める。今夜中にやってしまわないと明日は出来ないからな。

日本が昼の時間になったので、北海道の花屋に電話して法事用の花を注文する。本来なら、俺も日本へ行く予定だったのだが、遂にNGで花だけでも届けたいので。

この日記は、暇がある時にチョコチョコ書き足してたので、何だか文脈が意味不明だけど勘弁してください。また明日!





2002年11月13日(水)



 tomolennon、テキ屋になる!?

毎年一回、新企会という日系商工会が主催する「秋祭り」に俺が出店することになった。「秋祭り」というのは余り聞かない言葉だ。”収穫祭”とかなら分かるけど。

新企会の会長とは、カナダに来て以来の長い付き合いで、”Let's〜”にも多額の援助をしてもらったし、以前にも何度も援助して頂いている。いつも俺は世話になるばかりで、どうすれば恩返し出来るものか?そこで今回出店することにした。

「出展」でなくて「出店」である。別名「蚤の市」と呼ばれるこの行事には、様々な日系人が出店する。例えばガレージセールと言って、家庭にある不用品を売ったり、レストランが出店を出したり、美容師が出張出店したり、食器屋がうつわを売ったり、とにかくあらゆる日系の企業、店がお祭り仕立てで出店を出すのだ。

”Let's"が終了した後で、新企会の事務所に挨拶に行った時に、「似顔絵とか描けない?」と聞かれたのが発端となり、一晩考えた。以前の俺だったら「似顔絵なんて、そんなレベルが低いことはイヤ。」と断っていたに違いない。

だが、カナダに来て以来、様々な形で日系のコミュニティーにはお世話になってきたし、特に今年一年は大いに持ち上げてもらった。じゃあ、新企会を通して日系のコミュニティーに恩返し出来る良い機会じゃないか?と思えてきたのだ。

お蔭様でNOWマガジンの受賞もあったし、ある意味で「有名」(!?)にさせてもらった。新聞を通してでしか俺を知らない人も多いから、ここで思い切って外へ出て、直接ありがとうと言うのも悪くない。しかも、似顔絵なんて描くのは最初で最後の機会だろうし、だったら楽しんでやっちゃえ!というのが本心。

そう、一日だけ似顔絵描きに変身する!もちろん、俺が描くのだから普通のそっくりに描く似顔絵では終わらない。俺のスタイルで作品と呼べるものを描くつもり。手抜き無し!

トロント近郊に住んでる人がいたら、絶対に来て欲しい。11月17日(Sun)日系文化会館にて待ってるよ!

2002年11月12日(火)



 寄付について

United WayのJenniferとやっと連絡が取れた。先日の"LET'S HAVE A DREAM”の収益を寄付する日程を決める為だ。これが終わらないと、本当の意味でイベントの終了ではないからね。

正直、イベントの収支は赤字。利益を寄付するどころか、逆に寄付するために借金して工面した。これからそれを背負っていくかと思うと気が滅入るが、そこまでしても寄付はすべきである。これはイベントを興した自分の使命であるし、責任である。

絵の売り上げと、カタログやT-シャツの売り上げの総額が$1,280ドル。たったこれだけかもしれないが、そこには参加したアーティストの善意や願い、そして我々スタッフの汗や努力が詰まっている。

Jenniferとも、そういった部分で話をした。United Wayほどの大団体となると、年間多額の寄付があり、それらに比べると本当に微々たる金額かもしれない。けれども、自己満足かもしれないが、自分の理想とする平和活動を小さくても起こすことが出来た。その事実は大きいと思う。

今この小さな運動は、スタートを切ったばかり。次はもっと大きく、その次は更にもっと大きく成長していけばいいさ。俺は男だから、子供を産む気持ちは分からないけど、このイベントが子供だとしたら、それを産み落とし、今後の成長を楽しみに待つ親の気持ちだ。


2002年11月11日(月)



 アーティスト・ビルディング

ダウンタウンには、幾つかの「アーティスト・ビルディング」がある。元は工場だったり、倉庫だった場所を改装して、アーティストの制作スペースとして貸し出されてるものだ。

その一つが、年に一回のオープン・スタジオとして一般に公開されたので見に行った。LandsdownとDupontの近くにあるそこは、あまり大きくなかったし、少なくとも「ここにスタジオが欲しい」と思えるクオリティではなかった。

それでも映画「ゴースト」で見るような、天上の高いロフトスペースを非常に安い金額で借りれるのは魅力だ。元が工場とかなので、シャワーなどの施設を付けるのは実費。そもそも”住み込み禁止”の所もあるくらいなので、基本的に皆、制作の為だけに使用していた。

絵画から陶芸、ジュエリー工房など、20組ほどのアーティストがこのビルにスタジオを構えていた。中にはアート・フェアなどで見かける有名作家も入ってて、中々の顔ぶれ。こういうビルに入居するには通常、5年とも言われる長いウェイティング・リスト(順番待ち)がある。広くて安いスペースはアーティストにとって憧れ。だから、中々出て行く人も少ないし、空室が出れば、そのリストの上から順番に権利が廻ってくる。

だから俺みたいな、将来何年トロントに居るか分からない者にとっては気休めでしかないね。それでもまぁ、家賃さえ払えれば日本では考えられない広さの物件は沢山あるし、その家賃もニューヨークと比べたら半額に近い値段だし、ここを制作の拠点とするアーティストが多いのも納得だ。

へへへ。実は俺も物色中なんだよね。来年初頭にもっと良いスペースに移れれば良いな、と思って。たまにメールで質問もらうんだけど、今のスタジオってどんな場所なんですか?って。

立地は最高だけどボロイ。この一言だね(笑)場所は、トロントを渋谷に例えると、センター街みたいな所。だから非常にウルサイ。静かな環境を望む人には耐えられないかな(笑)。広さは、この間計ったら約14畳くらいだった(日本式にね)。そこにパソコン2台のワークスペースと、応接セットみたいな場所と、絵を描く専用のスペースがキツキツである。って感じ。

他の入居者は普通に住んでるから、キッチンもバスも共同であります。3階には物置があって、そこに普段使わない大きな資材とか置けるから、それは便利。ともかく、周りにはレストランやカフェが豊富にあるし、画材屋に歩いて行ける立地が何よりも助かる。だから、よほど良い物件じゃないと移れないなぁ・・、と思うよね。




2002年11月10日(日)



 映画

久しぶりに映画を見た。「リング」である。一緒に行ったK君いわく、「日本版とほぼ変わらない」らしい。その日本版の記憶が薄いので、見てて楽しめた。

こっちで劇場で見た映画というと、本当に片手で数えられるくらい。本来は映画大好きで、20歳の頃は早稲田松竹というリバイバル映画館で、朝から晩まで同じ映画を見たものだ。高校の時には、レンタルビデオで年間250本を見るくらいマニアだったのだが、今では時間が無いことを口実に、レンタルビデオの会員ですらない。

基本的にロードムービーとか、インディペンデントと呼ばれる類が好きで、こういうのは一人でしんみり見るのに限る。けど、こっちで俺を映画に誘ってくれる人達は、いわゆる起承転結がはっきりした娯楽作品を好むので、誘われても題名を聞いただけで「やめとく」と答える場合が多い。

でもまぁ、久々に映画館で見るのは良いね。前回見たのが「スパイダーマン」(笑)だったし、今回は「リング」。どちらも記憶には残らない映画だけど、単純に娯楽として見るのは楽しい。周りの観客見てても楽しいし。

日本のようにシーンと静まり返った雰囲気は皆無で、時には「ギャー!」っという悲鳴を上げたり、大声で笑ったり、歌ったり、ポップコーンをバリバリ食いながらだったり、とにかくEnjoyしてるのだ。その中にいるだけで楽しかったりする。

そう思うと、未だにエンターティメントの王様は、やっぱり映画かな?と思ってしまう。悪く言われるハリウッド産でも、結局はエンターテイメントを突き詰めてああなった訳だし、よく見れば、音楽やアート的な部分で細部まで拘ってる作品も沢山あるしね。徹底して人を楽しませる為に最高峰の技術や人材を投入してるし、それを決して表に見せない。映画を見るときに、我々はほんの氷山の一角だけしか目にしてないのだろう。

2002年11月09日(土)



 オープニング巡り2日目

Hypeの時に知り合ったAnoush GalleryのキュレーターRafiとは、アートフェアで偶然会ったり、”Let's"に来て作品を買ってもらったりで、定期的に顔を合わせてた。その彼が今月末に日本へ視察に行くというので、情報が欲しいと電話をもらった。

たまたま近くのKensingtonで期間限定のショウをオーガナイズしてるとの事だったので、そこまで足を伸ばす事にした。日本へ行く目的は作家の発掘と会場やパイプの下見。具体的なプランはまだ固まってないが、一年後くらいにカナダと日本の双方で巡回展をやりたいらしい。

夏にやったHYPE TOKYOを含めて、俺の手腕を高く買ってくれてて、もしプロジェクトに参加してくれれば可能性が更に広がると言ってくれた。ただ、面白いけど実現に不向きな企画というのもあるので、ここは慎重に彼の意見を聞くに留めた。

日本のアート界は”特種”である、という実情を説明するのは難しい。欧米のやりかたがそのまま通用する国ではないから。良い例がプロレスだ。アメリカでは完全な”ショー”として絶大な人気を誇るWWEを頂点としたプロレスも、日本では”真剣勝負をベースとした”プロレスこそが受け入れられている。だから、外国人レスラーも日本へ行くときには”真剣勝負”風なスタイルを身に付けて乗り込むわけだ。

そこの国民が何を好み、受け入れるのかは、やはりそこで育った者にしか微妙な感覚が分からない。だから国と国を股にかけたようなプロジェクトの場合、そこの出身者が加わるか否かによって、手触りが格段に変わってくる。まぁ、あくまで「いかに受けるか?」を考えた場合だけどね。

夜7時。SPINギャラリーでMihoちゃんと待ち合わせ、昨日に引き続きオープニング巡りに繰り出す。ビールを飲みつつStuとJunoに挨拶。「ベスト・アーティストおめでとう!」とStuがカラかってきたので、「そちらこそ、ベスト・コマーシャル・ギャラリーおめでとう!」と言ってやった。アート界で言えば、ワン・ツー・フィニッシュを決めたようなものなので、とりあえず目出度いことだ。

早めにSPINを後にして、Katherine Mulherin Galleryへ。ここは一度やってみたいギャラリー。小さな空間が心地よい。一階のメインスペースに展示されてるアーティストはそれほどでもなかったけど、2階で展示してたアーティストは良かった!小さなミニチュアをアレンジしたシュールな作品。思わず爆笑してしまった。アーティストに声を掛け、一緒に写真撮ってもらった(笑)こういうのって珍しい。

そっから帰り際にStarbucksでコーヒーを飲みながら、Mihoちゃんとアート談義になった。自分の意見を押し付けてしまったかな?と少し反省。


2002年11月08日(金)



 行動的な日でした。

今日は朝から活動的だ。溜まっていた洗濯物をランドリーにかけ、朝食まで自分で作って食べた。昨日の無気力さを力ずくで取り返そうと思う。

今や日課となっている徒歩でスタジオへ向かう。途中のカフェでNOWマガジンをピックアップして、歩きながら読む。今日は木曜日なので、複数のギャラリーがオープニング・パーティをするはずだ。特に”Let's〜”に参加してくれたSteve Sechiも今日がオープニングなので出掛ける予定。

スタジオに着いて、まず昨日制作途中だった日加タイムス用のデータを修正して、プリントアウトする。それを持って新聞社へ。1時間ほど打ち合わせをして、基本的に俺の案でGOサインが出た。

またまた徒歩でスタジオへ戻る。今日は風が強い。着替えてからSteveのオープニングへ向かう。ちょっと早く着いたので、近くのStarbucksでコーヒーを飲みつつ、人物をスケッチ。何だか久しぶりにスケッチするなぁ。

Steveのショウは、3人のグループ展となっており、Mafu Jangという以前One of a kind showで一緒にやったアーティストも入ってる事に気づいた。彼の作品はとにかく”売れる”。良くも悪くも”売れる”作品だ。マーケットのニーズを把握した彼の作品を嫉妬まじりに見たよ(笑)

Steveは次から次へと挨拶に忙しそう。シャイだなぁと思ってたのに、やるときゃやるね!軽くワインを飲みながら談笑。彼の人間性も好きだ。

長居せずに、次のオープニングへ移動する。その途中、車椅子のおじいさんに声掛けられて、2ブロックくらい車椅子を押してあげた。おじいさん曰く「最近の若者は、押してくれと頼んでも知らん顔だ」とか。これからギャラリーへ絵を見に行くんだ。と言うと、「俺も昔は絵を描いた。でも盗作ばっかりだった(笑)」。本当か嘘が分からないけど、とにかく話し相手が欲しいといった様子。

Queen WestのBus Galleryから2−3軒をはしごした。どこも中々の客足。途中で、「パパ」と勝手に呼んでいるコレクターのおじさんと遭遇。HYPEの時に初めて会ってから、オープニングにはどこでも出没する名物おじさん(失礼)だと知ったのだが、多分どこかの大企業の社長だろうね。見た目は単なるおじさんなんだけど、着てる服は一流だし、万年筆とか時計とか相当いいもの持ってるし。

ゲイなのか、アジア人好きなのかは分からんが、何故か俺には愛想がいい。結局それからギャラリーを一緒にはしごした。その後、丁寧に別れて(笑)友達のKくんのコンドミニアムへ。

久々にボン・カレーをご馳走になって、超ご機嫌になった。ビデオで、9・11のWTC内で撮影されたという衝撃映像の番組を見た。人がビルから飛び降りて、地面に叩きつけられる音がそのまま収録されててショックだった。しばらく耳から離れそうも無い・・・。



2002年11月07日(木)
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