-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 SENCE OF SELECT WORDS

この日記のレイアウトを変えた。冬っぽく白でキメてみたんだけど、どうだろう?タイトルも「今日の戯言」とかいうベタな名前から「A DAY IN THE LIFE」に変更。こっちもBeatlesファンには相当ベタなタイトルなんで(笑)どうせベタなら開き直ってやろう!

他にもこのHPのコンテンツを幾つか変更したけど、まだアップしてない。一気にやるから待っててね。
オノ・ヨーコさんへのインタビュー用の資料作りをやった。海外のインタビューものは結構インターネットを通じて閲覧できるんだけど、日本で出版されている書物は全くダメ。手に入らない。だって雑誌自体がHPを持ってるとこが少なすぎる!!商売成り立たないのかもしんないけど、こっちの雑誌ってネット上で記事が読めるところが多いんだよね。まだまだ日本はネット社会じゃないね。

ヨーコさんとのイベントのプレス・リリース(メディア関係への紹介文)を流すにも、こちらはE-mailで日本はFAXだもん。メルアドだけでもある会社はまだマシだけどね。国際電話料金掛かるんで郵便にて送付する形になるかなぁ、金かかる・・・

そんでもって「YES, YOKO ONO」というブ厚い作品集をめくりながらヨーコさんの過去の作品を辿ってみた。ホント飛んでるなぁ。作品自体の斬新さはもとより、タイトルなど言葉を選ぶ感覚が好きだ。
例えば「HAVE YOU SEEN THE HORIZON LATELY?」(最近あなたは地平線をみましたか?)といって連なる屋根を写したり、
「PAINTING TO LET THE EVENING LIGHT GO THROUGH」(夕焼けを見るための絵画)といって透明のガラスを宙に浮かせて空を見せたりする。この辺の感覚が最高だ。

それに比べると、先にでた俺の言語選択センスは最悪かもしんない。言葉を選ぶって重要だよなぁ。

2001年11月09日(金)



 ”深く狭く”タイプ

昨夜はオーストラリアへ旅立つ友達の送別会で盛り上がった。そんなに飲んでないのになぜか酔っ払った。最近めっきり弱くなったなぁ・・・

PETER PANでの展示が相変わらず続いてて、やっぱり反響もそれなりにある。昨日届いたメールは同じアーティストからのもの。彼も絵と音楽の共存を試みている一人らしく、デビューCDとやらを出しているそうなんでHPを見てみた。

同じような考えを持つ人はいるんだなぁ、と思うくらい俺がやろうとしてることに近い。近々コンタクトを取って会ってみようと思うんだけど、作品をエクスチェンジ(交換)しよう!と言ってきてるんで、それは断る(笑)

以前にもあったけど同じアーティストから激励されるとやっぱり嬉しい。自分に置き換えてみると、なかなか感銘を受けるほどのアーティストに出会った事がないからかもしれない。自己泥酔の世界に入ってるアーティストという人種は、自分の世界が一番でその視界に入ってないものは受け付けない部分があるが、逆に言えばちょっとでもアンテナに引っ掛かったものには深入りしてしまう所もある。

それはちょっとしたキーワードみたいなもので、俺にとっては”Beatles"であったり”70年代””ニューヨーク””Cafe”とかあるけど、本屋とかでその文字が視界に入るととりあえず手にとってしまう。それについての知識を蓄える瞬間が至福の時といっても良い。

広く浅くという人もいるが、俺は”深く狭く”タイプだと思う。ホントそれ以外のことは無頓着だからね。服装にしても同様で、気に入ってるネックレスとかブレスレット、リングが服に合わなくたって絶対外さないし、靴は絶対ブーツしか履かないし。
でも、料理とかにはこだわりが無くて、食えれば何でもよい。どこが美味いとか全然興味ないし、なるべく食事に時間を掛けない(笑)まぁ、年齢とともに変わっていくんだろうけど、最終的に何事にも広い心を持ちたい(説得力なし)!やっぱり最初から否定するのは良くないからね。うん、受け入れる器がまだ小さいのだ。

2001年11月08日(木)



 ギャラリー巡り

トロント快晴っす。でも晴れの日のほうが寒いんだよね。今日は銀行と郵便局で用事を済ませてから、2軒ほどギャラリーにアポを取ってポートフォリオを見せに行った。

Queen StのWest方面は小さなインディ・ギャラリーがひしめく地帯だが、レントの高騰と共に消えていくギャラリーも多い。ダウンタウンから離れるに従って治安も多少悪くなるんで、そっちの方がレントが安い。でもそんなロケーションでは客足に響くので名のあるギャラリーほどダウンタウン寄りに店を構える。

今日アポを取ったのは、治安が悪い地域にある(笑)West Wingというギャラリー。通りに面した大きな窓が2面ある。一見、奥行きが全くなさそうに見えるのだが、部屋が3つに区切れてて同時に異なるイベントが出来るようになっていた。早速ディレクター君(名前忘れた・・)にポートフォリオを見せる。

!!!ここで気付いたのだが、3ヶ月くらいこのポートフォリオを入れ替えてなくて、全く最近の作品が入ってない!そもそも急にギャラリー巡りを思いついたんで、全然この事に気が回らなかった・・・まぁ、いいか。

そんな事は知らずにディレクター君は非常に丁寧に作品を批評してくれた。ギャラリーの性格上、まずはグループ展に出してからソロでやったらどうか?という話になった。時期は来年の4月頃。とりあえず保留にしてもらって、後から連絡する事にした。

続いて、割りと治安の良い地域にあるLoopギャラリー。アポを取った時に、キュレイター(展覧会をオーガナイズする人物)が不在だけどOKという返事をもらったんで、まぁ顔見せ程度に行ってみた。雰囲気はまあまあ。ここも窓が大きく、奥行きがある清潔な感じ。受付のアマンダさんと暫し談笑。
Peter Panでの俺のショウを見てくれてて、興味を持ってくれた。初対面だといつもそうなのだが、tomolennonという名前の由来を根掘り葉掘り聞かれて疲れた(笑)あとは、絵のタッチからアメリカ人だと思ったらしい。これもよく言われること。とりあえずステイトメントを置いてきた。

まだギャラリーでの個展をやろうと決めた訳ではないので、顔見せ的な感覚だけど、これからも時間を作って廻ろうと思っている。その前にちゃんとポートフォリオを整理しなきゃ、ということで家に帰って早速整理をはじめた。
それまでは作品を一度写真に現像してから貼り付けていたのだが、近作は写真ではなくデジカメでのみで撮ってるんで、画像の加工やら何やらで結構時間が掛かった。

あとはユキさんにオノ・ヨーコ関連のレターの翻訳を頼むためにメールを打ったり、曲作りをしたりで非常にクリエイティブな1日だった。

2001年11月05日(月)



 オンライン・ショッピング

日本と違って欧米はクレジットカード社会。ホテル泊まるのも、レンタカー借りるのも、はたまたレンタルビデオの会員になるのにだってカードが無いと無理っていうくらい常識なんだけど、俺クレジットカードってJCBしか持ってなかったのね、これって無人島でお金持ってるのと同じ位無意味。つまりVISAやMASTER、AMEXとかの国際的なカードじゃないと使えないんだよね。

そんな昨今、遂に今年の夏にカナダのVISAカードの審査が通ってGETしました!まだ限度額が低いんで、毎月コンスタントに利用を続けて限度額の拡張をしなければいけない!ってことで初のオンライン・ショッピングに挑戦しました。

日本の物がまず欲しいと思ったんでHMV(CDショップ)のオンラインを利用した。日本国内だったら送料無料って事だったけど、試しにどれくらい送料が掛かるのか知る為にFED-EXを利用してカナダの自宅に宅配でオーダーした。

実質、中3日でカナダに届くという爆速にはビビった。しかし送料は結構して、日本円だと3千円とちょっとだったのが、カナダドル仕立て&関税が掛かって$42位になった。これを高いと取るか安いと取るか?

今までだと友達や家族に電話をして、「ジョン・レノンのDOUBLE FANTASYのミレニアムエディッションで、しかも初回限定盤で、紙サック入りになってるはずだから店員に必ず聞いてくれる?ジョン・レノンのスペル分かる?えっ?値段?わかんないけど3千円くらいじゃない・・・・・・」
なんて国際電話でタラタラ説明する手間や、買いに行く交通費や感謝料を考えたら安いかもしれない。

CDなんてカナダでも同じだと思う人もいると思うが、日本版にはボーナストラック(おまけでもう一曲)ってのが多いんんだよね。おまけに元々歌詞が載ってないものでも日本のやつには歌詞がちゃんと掲載されてるしさ。これって大事。
だからファンのミュージシャンのCDは全て日本盤で揃えておきたいのですよ。分かるかなぁ。


2001年11月04日(日)



 メディア

今日のトロントの気温18℃!。久々に暖かかった。もう11月に入った訳だけど、10月はあんまり良い事がなかったんで今月は頑張りたい。

オノ・ヨーコさんへ送る手紙の一部を書き上げた。最近はNewアルバムのリリースもあって精力的に取材に応じてるみたいで、あちこちのメディアで姿を見かける。ジョンのイマジンをリメイクで録り直しているというニュースもあり、興味深々。

3日前から作曲し始めた曲があって、歌詞もほぼ仕上がってきたので明日には録音したいと思っている。作曲自体は8月に”On a steeltown Blvd"を作って以来。今回の新曲もそれと同様に、次作の絵に連動したものだ。タイトルも歌詞も絵を見て、曲を聴いて1つの作品となる予定。
今後はHPでもアクセスできるようにしていくつもりなんだけど、絵をクリックすると同時に曲が流れ出すという、絵画と音楽の共存を目指したい。

元々音楽やってたのもあるけど、気軽にCDショップに入ってCDが買えるように、絵ももっと気軽に生活に密着したアートであって欲しい。絵を買うのはギャラリーという敷居の高い場所だけじゃなく、本屋とかCDショップでも手に入るフォーマットがあればいいと思う。そのフォーマットが無いなら新しく作ればいい。

CD・ROMとかでは一般的だが、画像と音が共存するメディアはある。それを発信する側にまだ遊びが少ない。例えば、画家は絵を発表する手段として画廊と契約するのだが、それがEMIとかVirginとかのレコード会社であったら面白いと思う。

絵と音楽が連動した作品が12個入って1つのアルバムとして発売したり、新作が出来ればシングルとして出したり。DVDとかも面白そうだし。とにかく画家としてレコード会社と契約できれば、色々な可能性が広がっていく気がするんで、それを目指すところはあるんだけど、俺自体が「画家」としてや「音楽家」としての価値がないと誰も振り向かないのは当たり前なんで、今はアーティストとしての自分の確立が最重要課題なわけだ。

つまるところ、今の自分が明日を作るって事かね。

2001年11月01日(木)



 日常

ここ数日気持ちがブルーなのは秋のせいだろうか?今日はとても天気が良く、空気も冷たくて気持ちよかったけど明るく振舞うことが出来ない・・・

最近HPを通じてのメールをよく受け取るんだけど、大抵のものに「Guest Book」に書き込むのに抵抗があるみたいな事が書かれてるんだけど全然怖くないんで(笑)是非いちど試しに書き込んでみて下さい。
やっぱり皆にも読んでもらいたい内容のメールもあるし、俺の返答なんかも皆でシェアしましょう!書き込み強化週間だな。

今日はCIBC銀行に行ってアカウントの残高表を発行してもらった。いつもはマーガレットさんていうおばさんにやってもらうのだが、先週彼女は定年で店を去っていた。仕方なく代わりに紹介してもらった男性にやってもらったのだが(名前忘れた)結構話し好きで40分くらい軟禁された・・・。彼の娘さんはアートスクールの学生で、将来アートで身を立てるつもりらしいが、俺の残高の乏しさを目の当たりにしては何も言えない様子だった(笑)

その後、友達と昼ご飯をフードコートに食べにいった。日系会社の愚痴と理不尽な扱いに相当怒っていた。分かる分かる。基本的に俺の知りえる日本人経営の会社はどこも同じである。
きっとこれが日本だったら3秒で潰れてしまうだろうと思わせるほど子供っぽく、また横暴でもあるんだね。そんな会社でもここカナダでは立派に経営出来ちゃうところが怖い・・・



2001年10月30日(火)



 things between them

今日の深夜2時を境に冬時間に切り替わる。1時間程余計に眠れるわけだね。つまりもう季節は冬ってことだ・・・

友達に会ったりすると色々な相談を受けたりするが、その殆どが恋愛に関わっているものの気がする。その中に、身も心も通じ合っているのに立場があるために上手くいかないという人がいる。
その人は言うんだ、「全てを捨てて、その人のところへ行ける勇気があれば・・」って。その相手は「最初から障害があるのは分かっていた。でも、先が無い恋愛をいつまでも続けるのは辛い」と言う。

俺は「もうちょっと長い目で見れば、何事も継続する事がまず大事で結果はその後から付いてくるものだから」と言ったが、結局2人は別れてしまった。
2人にしか分からない世界があり、その結果に俺が何を言える権利もない。しかし、愛し合ってる者同士がなぜ別れなければいけないのか?それを阻む”立場”と言う名の障害を取り除くことは、それ程までに困難な事なのだろうか。

恐らく男には自信がなかったのだろう。またその相手にも待つだけの生活は耐えがたいものだったのだろうね。2人は夢の中の世界で愛を育み、現実の世界で絶望を見たのだろう。もし自分が当事者だったら同じ事をしたと思う。

しかし、男は言っていた。「次にまた会う日までに自分自身を変えたい。それまでの暫くのお別れと思っている。」別れは1つの通過点であって、ある意味ではそこからスタートすると言っても良い。次に再会した2人がどのように成長し、この別れを乗り越えたのか。他人事ではなく見守っていきたい。

2001年10月28日(日)



 SLOAN

行って来ましたSLOANのライブ!メンバーはユキさん、サトくんコンビに嫁さんと初登場のぴのさん!!の5人です。いや〜、ぴのさんは掲示板で書き込んでくれてるけれど初対面でドキドキでしたねぇ。良い人(面白い人?)で良かった!

寒さと強風に飛ばされそうになりながら会場のKool Hausに到着。セキュリティと名乗る馬鹿者とトラブルがあったものの無事に入場。前座がないと思って早めに来たのだが、しっかりと前座も出演したんだよね。これが最悪で、チケット代のうち少しでも彼らにギャラが払われるかと思うと「金かえせ!」もしくは「お前らに払う金はねぇ!」レベルのバンドだった・・・

そんなこんなでSLOANに対する期待は高まるばかり。1曲目は”Feels Good Do It”やっぱり良い曲だ。ただP・Aがイマイチでボーカルがコモリ気味なのが残念だった。これは最後まで解消されなかった・・・
あまり熱心なファンではないので知らない曲が多かった。でも地元トロントだけあって観客は大合唱だったね。

再アンコールまであって、夜中12時半まで盛り上がった。退場待ちの列に並んでるとメンバーがひょろっと出てきたので、すかさずぴのさんがサインをゲット!続いてユキさんも帽子にサインをもらった。いいねぇ〜。微笑ましい。
一杯引っ掛けて帰ろうと思ったが、あまりの寒さと仕事疲れの為中止にして退散!
おやすみ!

2001年10月25日(木)



 ブランク

久々の快晴だったので街へ出た。本屋で目的の本をゲットしたあとSecond Cupでコーヒーを飲んでたら、立て続けに友達に3人に出会った。うち2人は朝から頭の中で連絡取ろうと思ってた人たちだったので驚いた。
たまにこういう事が起こるから不思議だよ。しかも一度も自分から連絡したことのない2人だったので尚更だよね。

本業の絵の方は、もう1ヶ月くらい新作に取り掛かっていない。何となく今が絵の転換期のような気もする。今までも画風が変わってきているけど、その度にこういうブランクがあったからね。
他の画家の絵を見たり、写真集を見てみたりで素材を頭に取り込んでいる段階。もちろん自分のスケッチブックに構想を描いたりは続けているんだけど、自分でも変化に気付いて驚くこともある。

今熱心に見ているのがKlimtという画家かな。絵画のなかの装飾性を追及した画家だ。金箔を使ったり、額縁まで含めて1つの絵画にしてしまう作風は多くのフォロワーを生んだ。
その影響をモロに出す事は無いにしても、今後の作品のどこかに影響が現れるかもしれない。

2001年10月24日(水)



 555 Yonge

最近雨がちのトロント。久々に今日はNo Rainでしたね。気温も10℃以上でしたし、過ごし易かった。

さて、先日オファーのあった555 Yongeでの展示ですが、オーナーのリチャードと相談の結果、来年の5〜6月辺りに落ち着きました。なにせ壁面がデカイのでそれなりの大きさの作品を描きたいと言ったところ、万全を期して準備期間を設けることになったのです。

店は昼はカフェ。夜はバーと、そのまんまカフェバーといった感じです。ですが、吹き抜けの店内は開放感があり、中二階のビリヤードスペースは喫煙可で落ち着いた雰囲気を醸し出してます。

これから何度か通って店のイメージを掴み、作品に反映させていきたいと思う。深夜一時までの営業ということも気に入った理由のひとつだね。

2001年10月22日(月)
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