無責任賛歌
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| 2004年02月20日(金) |
入院日記ファイナル……ってそんな大袈裟なもんか |
退院の朝。 最後の朝食、最後の運動療法、優しい看護師のみなさんともお別れだと思うとそぞろ淋しさを感じるのを禁じえないが、だからと言って、まだ入院していたいとは思わない。入院費も3年前に比べて、たまらんごつ高うなっとうとよ(思わず博多弁が出てしまいました)。 退院直前、迎えに来たしげと一緒に主治医の先生から病状の説明をうかがう。驚くくらいの回復だという。「これだけ回復するということは、やっぱり入院前のストレスが相当あったんでしょう。奥さんの役目はご主人のストレスをできるだけ減らしてあげることですよ」と仰るが、まあ馬耳東風と言うか暖簾に腕押しと言うか、ショッカーの怪人に向かって「悪いことをするのは止めてね」って説教するようなものである。 主治医の先生が下さった、「亭主を早死にさせる10か条」(アメリカのタフツ大学のジーン・メイヤー博士という人が作ったそうな)というのの半分くらいに女房は当てはまってる感じなのである。ご参考になられる方も多いと思われるので、ご紹介しておきましょう。
「早いとこ厄介払いをして、気楽な未亡人になりたい人のための亭主を早死にさせる十か条 1 夫を肥らせなさい。25kg肥らせたら10年早く自由を手にできます。 2 酒をうんと飲ませなさい。亭主が強い酒のグラスを干したら、すかさず何度でも満たしてあげることです。おつまみをしこたま出すこともお忘れなく! 3 とりわけ大事なのは、夫をいつも座らせておくことです。散歩に行こうなどと言い出したら、楽しみにしているテレビがもうすぐ始まりますよ、と注意してあげなさい。水泳やテニスなどをやりたがったら、いい年をして、とからかいなさい、 4 霜降り肉のような飽和脂肪酸をたっぷり含んだ食事を腹いっぱいあげなさい。コレステロールは天井知らずに上がります。 5 塩分の多い食べ物に慣れさせなさい。血圧が上がったら塩分をより多くして血圧をもっと上げてやればよいです。 6 コーヒーをがぶがぶ飲ませなさい。濃いコーヒーは代謝を乱し不眠症にすることもできます。 7 タバコをすすめなさい。タバコは未亡人志願者の最良の味方です。 8 夜更かしをさせなさい。深夜番組を見たり頻繁にお客を招待したり訪問したりすると夫はくたくたに疲れます。過労と睡眠不足は夫を早くあの世に送ることになるようです。 9 休暇旅行に行かせてはいけません。 10 最後の仕上げに終始文句を言っていじめなさい。お金と子供のことがうってつけの話題です。」
眼底の写真やCTスキャンの写真を見せてもらったが、しげがものほしげにしているのが困った。「記念にください」とか言えるものでもなかろう。CTの写真だけはくれたが。脂肪のつき具合とか面白いので、ホームページに載せようかとも思ったが、グロだといやがる人もいるかな。
帰宅してみると、部屋の中は相変わらずの惨状……というより、入院前よりひどく、ゴミの山になっている。以前の入院のときもそうだったが、しげの「あんたがいなけりゃ一人で片付けられるよ」というのは口からデマカセなのである。「忙しかったから」と言い訳してるが、そりゃ、巨大パラソルチョコなんぞ作ってりゃ、部屋を片付けるヒマだってなかろうよ。忙しかろうと、やらなきゃいけないことをやってないんだから、屁のツッパリにもなりゃしない。ともかくどうやら2月14日以降、台所は放置状態だったらしく、部屋中が未だにチョコ臭い。洗い物をさせて、ゴミをまとめさせるが、休日は部屋の整理に追われそうな気配である。休まらないよなあ(-_-;)。 パソコンを開いたら、この三週間で溜まっていたメールが何と329通。けれど、宣伝メールを除けば、必要なのは19通だけだった。相変わらず謎の外人からのメールばかりだけれど、これってホームページのタイトルを英語にしてるせいもあるのかな。
昼食は三週間ぶりの外食で、病院の近所のインドカレーの店。私が2/3ほどもナンを残したので、私の分まで食ったしげ、「腹が苦しい」とうめく。当たり前だ。 晩飯もこの調子で、スーパーでウドンを山ほど買いこんできて作る(いや、作ったのはめいめい一杯分だけですが)。しげはこの三週間、ずっとウドンに飢えていたのであるが、飽きっぽいしげのことだから、こんなに買ってちゃんと消費してくれるのかが不安である。
2003年02月20日(木) 「歩き目です」(^^)/『名探偵コナン』40巻(青山剛昌)/『浪費バカ一代』(中村うさぎ)/『コレデオシマイ。』(山田風太郎)ほか 2002年02月20日(水) 福岡演劇事情/『KATSU!』1巻(あだち充)/『サムライ・レンズマン』(古橋秀之)ほか 2001年02月20日(火) 女房の家出/『× ―ペケ―』1〜3巻(新井理恵)ほか
| 2004年02月19日(木) |
入院日記18/ドリカムな話 |
最後の血糖検査。結果は、 空腹時(8時) 69��/dl 食後2時間(10時)122��/dl 夕食前(17時30分)88��/dl 空腹時の正常値は100で、これではコントロールが利きすぎて「低血糖」である。「低血糖症状が起こりませんか?」と看護師さんから心配されたが、発汗や痙攣や目眩はしょっちゅう起こしているので、どれが低血糖によるものなのか断定できないのだ。 原因は今飲んでいるグリミクロン錠が効いているためなので、血糖値が再び上がるようなことがなければ、これは飲まずにすませるようにしたいものである。 更に今日は、胸のCTを撮る。今度は造影剤を飲まなくてよいのでラクである。前回のCTの結果も主治医の先生から教えてもらってはいないのだが、何か問題はなかったのだろうか。看護師さんに聞いてみたら、「連絡がないのなら、大丈夫ですよ」と仰る。それはそうなのだろうが、「問題ないですよ」の一言がないとやっぱり落ちつかないのである。 退院前とあって、薬剤師さん、栄養士さんたちがひっきりなしに病室に訪れる。内容は全て「退院後の生活について」。これがうまくいかなければ、入院した意味がない。 入院中は一日の食事を1600kcalに制限されていたのだが、退院してからは2000kcalでよいとのこと。これはだいたいの目安を言えば、 朝食 ごはん100g(茶碗1杯)/卵一個/味噌汁一杯/牛乳200ml 昼食 ごはん200g(茶碗2杯)/豚もも60g/白身魚(鯛)60g/野菜200g/みかん200g(1個) 夕食 ごはん200g(茶碗2杯)/焼鳥30g(串2本)/ロースハム30g/野菜100g こんなところである。普通にカレーライス一杯食っただけでもカロリーオーバーしてしまうのだ。生半可な努力で抑制できるものではないことがお分かりいただけようか。
夜、『奇跡体験!アンビリバボー』。 新聞見出しの「空飛ぶ生命体フライングヒューマノイド」に惹かれて見てみたのだが(私にはあれはただの人型の風船か何かにしか見えないんですけど)、第2部の「make a wish 願いをかける」には泣かされてしまった。 警察官に憧れている7歳の少年クリスは白血病のために余命わずかと宣告されていた。彼の純粋な気持ちに打たれたアリゾナ警察は、夢をかなえてあげようと、彼を本物のハイウェイパトロールに任命した。就任5日目、クリスは静かに息を引き取る。 このことがきっかけになって、ボランティア団体「グレシャス・メイク・ア・ウィッシュ(後のメイク・ア・ウィッシュ)」が生まれた。メイク・ア・ウィッシュは、この24年間で、難病と闘う13万人の子供たちの夢を叶えてきている。それがきっかけで病気を克服した子供も少なくない。 なんだかねえ、大人が子供のために、やれることすらやってあげない日本の状況見てるとねえ、こういうのがズンと胸に響くのよ。「少しでもいい大学に」とか「せめて高卒の資格くらいは」とか、学校にやることが子供のためになってるなんて思いこんでる馬鹿親どもは、ちっとは「夢」ってやつが絵空事でもなければ妄想でもないってことを教える気概を持ってほしいものなんだが。
2003年02月19日(水) メイキング・オブ・SF・レビュー/『川原泉の本棚』(川原泉・選)/映画『宇宙大戦争』『地球防衛軍』 2002年02月19日(火) さだまさしファンだったことが恥ずかしくて言い出せないやつ多いと思うぞ。……私もだ/『シックス・ボルト』(神野オキナ) 2001年02月19日(月) 語源の楽しみ/ミステリチャンネル『ポワロと私』ほか
| 2004年02月18日(水) |
入院日記17/イタタな日 |
朝、血圧の検査中に、看護師さんが血圧計を私の左足のむこうずねにボトン、と落としてしまった。血圧検査したことある人なら分かると思うけど、あれ、鉄製ですごくデカいです。骨の部分に落ちたから、当然ものすごく痛かった(+_;)。……本当に痛い時には声も出ないって事実ですね。 看護師さん、血相を変えて悲鳴をあげた。 「あああー! 大丈夫ですか?! 痛くないですか?! 痛いですよね、痛いところですもんね、ああ、どうしよう、きっと張れちゃう、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 ……なんだかここまで心配してもらえたら、痛みなんてどこかに吹っ飛んでしまう。 でも、ものごつ(=すごく)美人の看護師さんに優しくしてもらえたら、もっと優しくしてもらいたいとスケベ心が働くのは人情というものである。 「……大丈夫ですよ、気にしないでください」。口ではそう言いながら、足をさも痛そうにさすって見せる。……私もイジワルだなあ(^_^;)。 看護師さん、更にごめんなさいを連発しながら、しゃがみこんでしまった。ベッドの縁に両手をかけて、ショボンとして申し訳なさそうな上目遣いでこちらをうかがっている。さすがにこのへんで解放してさしあげないと悪いと思って、足を軽く振ってみて、「特に響かないみたいですから、平気だと思いますよ」と言う。それでも看護師さん、他の患者さんを診て回る間ずっと私の方をチラチラ見ては、「本当に痛くないですか?」を繰り返していた。 日ごろ、「素直に謝られる」経験が少ないから、なにか新鮮な感じがすることであった。
『トリビアの泉』、先週あたりから少し内容が盛り返し。 くどい演出がちょっと減ってきているのがいい。これまでは無理矢理笑わせよう、というがかえってシラケさせていたのだな。 「アリはどんな高さから落ちても死なない(68へぇ)」 ってのも、30メートルの高さから落とすところで止めたからなんとかセーフ。これまでだったら、ビルの上から落として「見えなくなった」とか、つまんねえ落ちをつけてたろう。 「世界一の強度といわれた橋が風で崩れ落ちたことがある(68へぇ)」 これもテレビで何度も流れた映像だけれど、何度見ても凄い。ただ、トリビアでわざわざ取り上げなきやならないネタじゃないな。 「くいだおれ人形には家族がいる(82へぇ)」(金の脳)。 地域ネタは強いな。ネタそのものは特に面白いものでもなんでもないのだが、大坂の食い倒れ人形に家族がいるかどうかなんて気にする他県人は普通いないから、「へぇ」とは言えるのである。でも、「金」やるほどか。 「遠山の金さんは痔だった(66へぇ)」 金さんネタではこれも有名。ただ、ネタとして単純なだけに、人との話題にはしにくいんだよな。 「モーツァルトは『おれの尻をなめろ』という曲を作ったことがある(81へぇ)」(銀の脳)。前提として、モーツァルト自身の奔放な性格について共通認識がないと、これも外しかねないネタ。実際に歌手のみなさんに輪唱させたのが秀逸。 「ライフガードが溺れている人を助ける時、一度沈めてから助ける方法がある(55へぇ)」 実際に救助している最中にホモを連想させるシャンソンを流す演出はやりすぎ。 「ヨーロッパでは昔、紅茶をカップではなく受け皿で飲んでいた(71へぇ)」 これも有名。文献資料をもちっと紹介してほしかったネタである。 「『さんまのまんま』の『まんま』は犬ではなく宇宙怪獣(58へぇ)」 『さんまのまんま』は殆ど見たことがない。「メジャーな作品のマイナーな情報がネタになる」、というネタの典型みたいなものだけれど、私にとっては『さんまのまんま』自体がマイナーなので、「へぇ」にはならないのであった。 トリビアの種「アナウンサーが最も言いづらい言葉は『高速増殖炉もんじゅ』(八分咲き)」。アンケートものも強い。先週の「日本人がこれさえあれば何杯でもご飯が食べられる一品で最も人気のあるものは明太子(八分咲き)」も面白かった。博多出身のタモリが意外そうだったのがかえって意外だったが。でも博多の明太子は昨今、質の落ちてるのも増えてるから、首を捻るのも分らないではない。関東や関西の人も、明太子食べてるのかね? よく考えるとこういうアンケートものは「やっぱり」であって、「へぇ」という感想にはならないのだが、アナウンサーのみなさんがトチッてる様子を見るのが楽しいので、それでいいのである。ちなみに10回続けて言ってみましたが噛まずに言えました。「北朝鮮貨客船万景峰号」も(^o^)。
2003年02月18日(火) 迷宮の扉へ/『冥土』(内田百�痢Χ皸翕脹冂纏辧法拭悒廛螢謄�フェイス』3巻(叶恭弘) 2002年02月18日(月) くまくまくまっ/アニメ『エイトマン』第1話「エイトマン登場」/『すべてがFになる』(森博嗣原作・浅田寅ヲ)ほか 2001年02月18日(日) HPの原稿はまだ1/10程度です/ドラマ『百獣戦隊ガオレンジャー』第1話ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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