JERRY BEANS!!

2003年11月21日(金) 愛をあげたい

やはり、どんな時でも 愛に包まれていないと、
体の中の暖かさは枯渇する。

ただ生きるのに一生懸命になって、思いやりあえなくなるなら
家族である意味は薄いんじゃないかなぁと思う。

正直に言って、もし母が突然亡くなっても、私はそれほど悲しまないと思う。
勿論、もし本当にそんな事になったとしたら、「あのときこうしてあげれば
良かった」とか、「もう少し親孝行しておけばよかった」とはきっと
思うんだけど、そこに果たして『悲しみ』はあるのかな、と思うと、
それは無いような気がするのだ。

私は、こんな自分を愛とは大きくかけ離れたものだと感じる。

だから、こういう自分は嫌いなんだけど、仕方が無く諦める。

ただ、いつか自分が同じことを思われる存在にならないようにしたい
と思う。自分のまわりに居てくれる人には、愛をあげたいと思う。


『悲しみ』は、それと同じだけの『愛』がなければ存在しない。
光なくして影がありえないように。

私は、いつかだれかにそれを分かって欲しいと思う。



2003年11月12日(水) パンドラの箱

この世には、開けてはいけない箱が在って、
その中身は、見なくて良かったと後悔するようなことばかり。

それでも、神様はその中身を消す事はできず、箱に詰めた。

人間が箱を開けたがるように。

人が災いから、逃げられないように。


神様は、人に苦痛を強いている。

災いは人を包み込み、私が死ぬまで側に居るだろう。


あなたの体はパンドラの箱。

あなたが果てれば、中身は世界に溢れ出す。


最後に残るのは?どちらですか。



2003年11月10日(月) 優しい傷

心の膿

心の膿

私の心は生ものだから、すぐに傷から腐って行く


他人の優しい言葉

他人の優しい それだけの言葉は

果たして傷を無駄になぞる


心の海

心の海

私の心は生ものだから、すぐに還元されたがる


あの人の優しい言葉 声にならない優しい言葉は

私の傷を優しくなぞる



2003年11月09日(日) 堕落の快感

人は生きる限り 坂を登る

生きて行くのは辛いから

人と触れるのは疲れるから

だけど一人では居られないから、

みんな自分の居場所を探しながら時の崖を登る


それを諦めてしまった人は、ひたすら坂を下る

高いところまで登りかけた人ほど

崖を上から落下していく

落下するのは快感

堕ちて行く途中は、まるで宙に浮かんでいるような

空を飛ぶような快楽


最後に下に落ちる時の衝撃を想像しない それが快楽

最後にくたばる直前、地表が眼前に迫った時、彼女は何を思うだろう?

空を飛ぶような感覚  堕落の結果はどこへ行くだろう

自分で歩く事を諦めた人間の終着点は 薔薇色の 真っ赤な楽園


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nana [HOMEPAGE]

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