JERRY BEANS!!

2003年01月31日(金) つまらない言葉

口を開くと、つまらない言葉が出てきて、自身を暗くさせる。
でも、言葉はもっと、本当はとても美しいものなのに。
一体どうしてなんだろう。

イギリスにまで逃げ出して、逃避してきたけど、あれだけ遠く
離れた場所でも、一番単純な生き方というのは私の町といささかも
変わらない。

どんなに素敵な町にいても、どんなに汚い町にいても、どんな田舎も
都会も、そこで生きる人たちの、基本はどこでも変わらない。

働いてでも、物乞いしてでも、食べて生きるためには何かをしていかないと
いけないからだ。そんな簡単なルールの中で、つまらない言葉は自分を
諦めさせることと、自分を慰めることしか出来ない。

つまらない言葉より、もっと有益な言葉を、

唇から吐き出せたらなにか違うかな。そう、思った。



2003年01月29日(水) 楽しいと幸せ

昔、ある人に、自分を楽しませろと言われた事があった。

その頃は、そうなのかと思って多少は頑張ってしまったけど、

今思うと、何を言ってんだ、と腹がたってくる。


人から楽しさをサービスされようだなんて考えているのは

自分自身がなくて悲しいんじゃないかな、と思う。


楽しいと思うのって、自主性が必要なんじゃないの?

今、あの人に会ったら、どんな顔をするんだろうか?


そんな考えにふけっていると、結構楽しくて、結構幸せである。



2003年01月25日(土) 溺れる者

日常にどっぷりと浸かって、自分が安心していられる場所に
落ち着いたら、あっというまにその日常に溺れそうになっている。

日本にいなかった間のここを見たら、なんだかやたらとメルヘン
でドリーミーなので、なんだかなぁ、と思った。でもそれでも
私が書いた文章だから、仕方が無くそのままにしている。
(あまり酷いのは削除。ちょっと酷いのは訂正したものもある。)

人はどれだけあがいても、その環境に溺れるようになっているのかも
知れないなぁ、とおぼろに思う。

このまま、環境に溺れて、私を許してくれる人の愛に溺れて、
怠慢に溺れて行くのは嫌かなぁ、と自分に聞いてみるけれど、
それはあまりに心地がよいものだから、全力で抗う事ができずにいる。

だけど、図々しい私は、どれだけのもの溺れても「いつかは、良い
人間になりたい」という夢だけをなんとしても捨てずにいたいと思う。
それは、ただひとつの、私の生きる希望だからだ。



2003年01月16日(木) 乾いた唇

乾いた唇を舐めて、風にむかって肩をすくめて、
ふとショーウィンドウを見たら、ボケッと突っ立っている
バカな東洋人が目に付いて、それが自分だと気づいたら

なんだか情けなくなった。

ひとつずつ階段を上って、地下鉄の出口から空を見たら、
いつもの日常が口を開けて待っているのに気付いた。

乾いた唇を指で押し返して、リップを塗りつけたら、
私はまた石畳の上を歩く。追い風に押されながら。
懐かしい人を、胸に思い返しながら。



2003年01月15日(水) その手に触れ

あなたの手が私の頭に触れた。

ただそれだけで、私の胸は笑った。

邪まな心さえ排除して、あなたを見たなら

それだけで、あなたは笑った。

難しく考えていた事は、全て解けて、その瞬間

私の顔は笑った。



2003年01月14日(火) 消えてしまいたい

消えてしまいたいと、時々思うのだけど、
それは、本当はもっと別の良いものになりたいと
深層で思っているからだろう。

消えてしまいたいと思ったとしても、そんな事をここに
書いていると言う事は、誰かにそれを解ってもらいたい
とでも思っていると言うことなんだろうか。

だとしたら、私という者はなんて情けなくて
醜い者なんだろうか。

そんな私を、消えてしまえば良いと思うのも、また
私自身の自意識過剰なんだきっと。

本当は、私が消えても誰も、何一つも、変わっては
くれないというのに。

消える事が解決の方法ではない。
私は、私の存在をだれかに重大な事として受け止めてほしい
んだわ。…もしも私が消えてしまった時に、誰かの頭の中に
私の欠片がほんの少し残るように。



2003年01月12日(日) 淋しいのは誰

時々淋しいと感じる。
でも何故かが分からない。
何故淋しいのか。
…理由が無いから淋しいのか。

私の知らないことがまだ、あるのかも知れない。



2003年01月01日(水)

君の一言が胸に残るといい

僕の一言は全て忘れてしまうといい

紙を水に流すように、どこか遠くの
見えない場所まで

連れて行って その一番端まで

この、世界の終わりまで


 < 過去  INDEX  未来 >


nana [HOMEPAGE]

My追加