JERRY BEANS!!

2002年12月21日(土) 同じ言葉

あなたが、みんなにかける言葉と
同じ言葉を私にかけるのが気に入らない。

ただ話せるだけで良かったこともあったけど、
私はあなたの特別になりたい。

あなたが、私を他の子と同じに扱って
同じ言葉をかけるのが哀しい。

ただひとつの、あなたの特別になりたい。



2002年12月20日(金) 偶然を装って

どんなに離れたところにいても、
あなたに偶然出会うかも知れないなんて
馬鹿なことばかり考えて歩く私は、本当にバカだわ。

あなたと同じ声を聞いて、振り返って肩を落としたり、
あなたと同じ後姿を見つけて、歩く事も出来なくなるなんて。
そこにあなたがいるはずも無いのに。

いても、振り返ってくれる筈もないのに。



2002年12月17日(火) もっと素直に

昔のJERRY BEANSを読み返してみた。
私の思想には一貫性がないな、と思い反省した。

言葉はやはりとても難しい。表現の仕方を間違えると
どうしようもない。

ただ、書く回数を重ねる毎に、感傷的で悲観的で、
それを他人にアピールするような小ズルイ文が少しずつ
減ったような気はする。

本当は、もっと私は素直になりたい。
言いたいことは言えて、素敵なことは素敵と言える
人になりたい。

人から嫌われない人間になりたい。

ただ、今はまだ、人に嫌われるのが嫌で上手く人に
寄り切れない自分がいて、それがまだまだ問題だけど。

少しずつでもいいから、せめて死ぬ時には、もう何も
思い返さなくて良いように、一人きりで静かに天国へ
行きたい。

だから、まだまだ死ねない。まだ、しなくちゃいけない
ことがたくさんある。もっともっと、素直になりたい。



2002年12月14日(土) フラストレーション

音楽を聞いてお酒を飲んで人波に揉まれていたら、
日頃の欲求不満が体の内側でシェイクされて
ものすごくムラムラしてしまった。

誰かのうなじを見て、とても性的だと思ったり、
あの人の指を見ては、胸が高鳴らないよう、抑える。
興奮しだすと本当に止まらない。

ああ、そのこめかみに触れたい。
髪を撫でたい。
頬を指でさらいたい。

欲情は、その気がすむまで止まらない。
欲求不満は、哀しくて情けなくて、私を、
元の生き物に戻してしまうから嫌い。



2002年12月10日(火) 出来ない事は出来ないと

出来ない事は出来ないと、彼女は言う。
言葉は本当の事を言わないし、口からは嘘と見栄がこぼれて凍る。

そこには何も無い。何も創れない。
あのこは感情制作工場で働いて、一生懸命感情を練るけど。

男の子はずるいなぁ、と思う。

その乾いた唇に触れても、少しも動かない唇と心が代わりに喋る。
出来ない事は出来ない、と。

それは、言葉で言うよりずっと説得力があって、哀しい。



2002年12月06日(金) フラジャイル

人をとても繊細だと言う人が要るけれど、
私はそうは思わない。人は確かに繊細な部分を多く
持っているけど、本当は、生きていくのに、とてもとても
強い部分でここまで来ていると思うから。

「私の心は繊細で、今にも壊れてしまいそう」という言葉は、
その時はその通りだろうけど、時間が経てばそんなことは無い
のだからとても不思議。

本当に繊細であったなら、おそらく人に揉まれて生きていくのは
困難だろう。そんな血の人は、今日まで生きていることを
幸せだと思うべきだと思う。

こんなに面倒な世界の生存競争を勝ち抜いてきたのだから、
今いるほとんどの人が、「フラジャイル」のシールを張れる
わけが無い。

自分を繊細だと思う人に限って、人を簡単に傷つける人であったり
するのにと、思う。



2002年12月04日(水) 髪の毛

今、私は髪を伸ばしているのだけど、このことにあまり
執着したくないなぁ、と思う。…というのも、長い髪の毛は
とても綺麗だけど、髪の長い女はとにかく心の芯が濃そうだと
思うからだ。

特に、お手入れにものすごく気合が入ってて、いつもキラキラ
光ってるようなさらさらの髪の毛の人を見ると、心底ぞっと
する思いがする。

すこし呪術的なものも感じるし、なにより、古来から伝えられる
恐い話には、女の髪が関係するものも多い。

髪の毛を伸ばすのはとても楽しいけど、いざとなったらざっくり
これを切り落としても全く困らない自分でいたい。

あまりひとつのことに執着しすぎないでいたい。


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nana [HOMEPAGE]

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