JERRY BEANS!!

2002年06月30日(日) 健全であること

先日大学の学祭にお邪魔した。で、今年入部した後輩に会って
酒を酌み交わしたが…。私より6つも年下の子達なんだよね。

やっぱ、「若さ」に触れるのは良い。

私が社会人になってから失いかけてるものは、多分こういうのなんだ
ろうなぁ、と思う。

健全である事、それは、正しい人間関係と、思いやり。

助け合い、協力し合う事。努力する事。

体を動かす事。挑戦する事。…などなどに含まれる、なんてーか、

目に見えない何か、だと思うんだけど、すでに「若く」ない自分には

ほんの少ししか分らないようだ。


「お金では買えないもの」が世の中にはある。

それを忘れてしまったら、多分健全な精神の、最期、なんだろうな。



2002年06月25日(火) 自由という不自由

大人になって年を重ねて、たくさんの自由を手にしたはずが、
気付けばあまりにたくさんの「自由」という名前の不自由でがらんじめで。

自由だと思えば思うほど途方も無い遠い自分の世界が、更に更に
遠ざかって行くようで。何故だろう。何故だろう?

わたしもあなたも、本当は不自由なカタマリに過ぎず、それに気付いた人は
事実を知って茫然とするし、気付かなければおそらく偽物の「自由」に
まみれるだろう。

理不尽。

そして不自由。

自由は、手にすればする程、今度はそれを手放すのが怖くてそこから
足が離れない。束縛される。束縛を嫌えば嫌うほど、自由を追えば追うほどに。



2002年06月24日(月) 私は正直者

嘘をつけば、辛さが胸にきしむ。

顔に出せば、仕事にならない。


正直なのは、顔。決して、「心」ではなく。



2002年06月20日(木) ラプンツェル

「ラプンツェル」は、私の好きな童話のうちのひとつ。

他には「がちょう番の娘」とか「かえるの王様」とかも好き。

彼女は何も知らないで、塔より長い彼女の髪を、てっぺんの小窓から降ろして

魔女も王子も昇らせる。少女から脱しそうな危うい時間を塔に閉じ込められて

でもそれを悪いとも思うだけの感覚が、はたしてあったか分らない。


それでも、塔より長い髪を千切り落とすだけの勇気と、

塔から飛び降りるだけの度胸が彼女にはあったんだから、ものすごいと、思う。


塔から落ちたラプンツェルは、茨の棘で盲目になるのだけど、

盲目の人生からダイブしたあとも、自由な世界で盲目だとはなんだか皮肉だ。


それでも私がこのお話を好きだというのは、やっぱり最後にはハッピーエンドの

お話ゆえ。…最後には双子の子供を産み落とすんだけれど、なんだか意味深。

ラプンツェルって、葉っぱの名前なのよね。食べれる、サラダの葉っぱらしい。



2002年06月19日(水) 笑いのネタ

だんだん常軌を逸することに、真面目に悩めば悩むほど、
文章に歯止めが利かなくなる。文を綴るという行為はそういう事。

私のあいする文豪たちの文章は、彼らにしか出しえない独特の雰囲気と
空気と言い回しがあるにもかかわらず、実に実に、「自分」という
存在を客観的に捉える力に長けている。だからこそ文章にしてそれを
昇華できるのだと思う。

今日、自分のここの文章をもう一度読み返して、正直笑ってしまった。
ここの文章読んで心配してくれる優しい人が居るのがとても嬉しくて、心の助けになるけれど、自分で読んだら、「恥ずかしい」。ので、少し反省。

正直、書いている本人が本気で書いているほど、笑いのネタになる。
喜劇と悲劇は似て非なるものとは言うけれど、根本はおそらく同じものだと
思うからだ。…私が哀しくへこたれれば、私は理想とする自分からおそらく
離れて行くんだろうと思う。

はたしてどちらが幸せかは分らないけど、少なくとも。
他人から笑われずにすむようにはしたい。

それが出来ないのなら、人から笑われて、笑われぬきたいな。



2002年06月18日(火) わたしの事も忘れちゃうのかな。

いつかきっと、わたしの事も忘れちゃうのかな。…。

ある日ふっと私が消えてしまったら、その時は残念な気持が

残ると思うけど、きっと、そのうちに私は「現実」から切り離されて

どこにも居なくなるんだろう。

消え失せてしまった後は、架空の人と大差がない。

色んな人が私を忘れていくでしょう。

どれだけ濃い記憶も、時が経てば、白い霧のように霞む。

記憶などあてにできないもの。

いつかきっと、真っ白に消えてしまうのでしょう。

私に触れない人には消えるものすらない。最初から「白」。最後も。



2002年06月16日(日) あなたのかたち

わたしという個体が存在する。けれど、分るのはその外側の私だけ。

私の中身は、誰にも分らない。

けれど、私の中身は、私自身にも、分る事は無い。
独りで居たら永遠に知らないまま死んで行くのでしょう。

人は、他人と触れ合う事でしか自分を確認できない。

一人の人がひとつの角度で、私を探って、それを重ねて「わたし」は
「わたし」になる。…かたちになる。
そこまでしないと、「自分の中身」は見えてこない。

あなたの中身も同じように、あなたが独りで居る限り、
もやもやした具象のもの。…かたちは無い。
だから、もっと触れ合って。たくさんの人の中で、あなたを見つけて。
埋もれてる自分を。沈んでる自分を。独りの自分を。

手助けはできず、私も私で手一杯。呼吸すらなすがままで。
いつまでも見えないあなたのかたち。

私だけじゃ足りない。はやく、それに気付いて。
あなたが死ぬ前に。

私が、死ぬ前に。



2002年06月09日(日) 情緒不安定

最近情緒不安定だ。

頭の中が、白濁して行く。…何もないのとは違って、でもどす黒いのでも無く、
ただ、真っ白に濁った「何か」で頭が埋めつくされてしまって、他には何も
考えられない。…望まない人からの電話やメールもうざったくて、普通に思う
人からのメールへの返信も遅れたまま。何もしたくないと思うままに、毎日
が書籍のページをめくるように流れていく。

私は、このまま年をとっていくのかな。

年老いて行くのはとても恐い。自分の体が動かなくなる事。
思考が少しずつ後退し、崩れ、狭まって行く事。
私の体が醜く老いさらばえて行く事。
独り、取り残される事。…。何も無いという事。

私が生きていても、誰も得をしない。喜びも与えられない。
何の役にも立つことなく、消えてゆく事。

…私には、子供は産めないかも知れない。

避妊用のピルを飲み続けてもう1年になるけれど、結局、繁殖を目的としない
SEXなど、ただ、脳に麻痺を引き起こす天然ドラッグでしか、ない。
愛はあっても、生きている事の証しにはならない。だんだん、年をとることに、
「私」が薄くなって行く気すらして。…このまま、どこかのだれかに
思考を薄められて乗っ取られる気すら、して。

生命力の強い人間。いざとなったら人を攻撃する人間。母親というもの。
繁殖を目的とする男。お金の絡む人間関係。社会で何ひとつ疑問に思うことなく
生きている人たち。…私は、その全てが今は恐いのだ。昼間は平気なフリを
している反面、一人になったときにそれを思い出して恐くて恐くて。そしてこれが
誰にも、どうしようもない事だと知っているから、嫌で嫌で仕方が無いのです。

私は、社会人になってから、自分が本当に本物の無力な人間だと知って、
生きてゆく自信が薄れてきているのかも知れません。

きっと、私が居なくなっても、本当は誰も困らないからだ。
そして、私はそんなに簡単に消えられるほど繊細でなくて、図太くて醜い心の
生きものだからだ。誰かにたすけて欲しい。けれど臆病者の私は、人前で
泣く事もできない。不自由な毎日。窮屈な生活。そして不満が私を覆い尽くして
しまった時、私は腐って行くのだろう。

こんなことを書く反面、昼間は馬鹿なほど明るい自分が、私は、大嫌い。



2002年06月08日(土) ちょっと危ない私

女の子の一番「イイ」時期は、個人的に13〜15歳だと思う。
最近は毎朝電車で通勤しているが、朝の電車内の〜15歳の少女たちは、
「女」の私から見ると白くて、汚れてない。毎朝心があらわれるなぁ、と思う。

16歳ではダメなのは、高校生になったら、もう「女」だから。

色んなところで「女」は不浄と言われているけれど、私は自分が女だから
余計にそう思う。「少女」や「乙女」や「子供」が特別なものとして
考えられてるのは、そう言うことだと思う。

私は、汚れている。

「女」と「少女」では、全く違いがありすぎる。

けれど「娼婦」には娼婦の聖母性があるとも言われていて、結局、ただの
女であるという条件を満たす限り、ただそれを満たすだけで、その女は
汚れているのと同義になってしまうのだ。

「少女」と「娼婦」の共通点は、「母性」から離れた存在である事。
女は「母性」を武器にしたときから、汚れて、そして廃れていくのだろうか。
私は、ただ、悲しい。



2002年06月05日(水) どこかでだれかが

今日のこの瞬間にも、どこかで誰かが泣いてたり、怒ったり
死んだりしているんだろうと思うとなんだか不思議。

今は昼。ひんやりして涼しい風の流れる部屋の中。心地いい。

どこかでは夜。誰かは泣いている。ひんやり冷たい風の中で。

ひとりぽっちは、淋しい?悲しい?途方に暮れるでしょう?


ここでは昼。私は笑ってる。
なんだか少し、途方に暮れる。



2002年06月03日(月) 理想の彼氏

理想の彼氏…とかいうのが昔からあって、優しいとか、強いとか、
お金持ってるとか、色々言われてきたわけだけど。

優しい→表面だけでも誤魔化せる。
強い →ワガママで喧嘩っ早いだけだったり?
お金 →親の七光り的な金持ちにロクナ奴はいない。
学歴 →あってもいいけど鼻にかけるような奴は嫌い。
理解がある→女の言いなりだったりして?

なーんて考え出してたら、全然それらにピッタンコ(ちょっと死語)な彼氏
って、想像できませんでした。んで、最近よく聞くのが、「○○みたいな男の子」
とかそういう言い方ね。でもそれってその○○(人名だったりする。)の
コピーが欲しいって事で、自分の理想ではない気がして。

ちなみに私の理想の彼は、いつも、「その時付き合ってる彼」です。

それ以外の男には当然興味もあるし、たまには「おっ、いいな♪」って思うけど、
その中に欲望が含まれないから全然リアルじゃない。私のものにしたいとか
自分が色々されてみたいとか思っちゃうのが私の理想。

本当の理想の彼氏なんて、どこにも居る筈が無いと思うのだけど。
理想と言う偶像は、世間からなかなか排除されないのだ。


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