JERRY BEANS!!

2002年02月23日(土) 涙形

最近、訳もなく泣けてきて困る。

色んな事が変わってゆくのが怖くて、ふと後ろを振り返りたくなる。

振り返るとこれまで来た道もぼやけて見えなくなってたりして。

何処まで来たのか、途方に暮れる。とぼとぼ。とぼとぼ。

流す汗も、いつしか涙形。


心の中に「とおりゃんせ」。



2002年02月17日(日) 0or100

私の中のバカなスイッチ。

「0or100」。

両極端な感情が、いつも私の中にはあって、

男が死ぬほど好きなくせに、時々同じ空気を吸うのも嫌になる。

人を信じすぎて傷ついたり、誰の言う事も聞かなかったり。

恋をしたい。恋をしたくない。

生きていたい。死んでしまいたい。

何も聞きたくない。全て聞きたい。


色んな事を考えすぎて、そんな自分が嫌になる。

本当は、どれも全部役に立たないくせに、と。



2002年02月16日(土) 社会不適合者

この社会で生きて行くのに必要な事は、何かの役に立つ事だと
私は思う。何かの分野で何かをして、それが役に立つ事が必要なのだ。
つまり、働けない人は社会不適合者なのだろうと私は考える。

人と上手くやってけなきゃダメだ。

働けなきゃダメだ。

生きてかなきゃダメだ。

どうにかして、生きていかなきゃダメなんだ。どんな分野でもいいけれど。

いろんな所でくじけて傷つくけれど、優しいだけじゃ何も出来ない。
愛が地球を救っちゃうなんて純粋に思えるほど私は「女の子」じゃなくなった。
そんなことを身をもって教えてくれた人が過去にいて、その人は簡単に
愛と言う言葉を口にした。だから私は、もう騙されない。
大事なものひとつ守る事が出来なくて、何が大人だ。だから男の人は嫌い。
そういう大人になりたくない。

あの人を、思い出すたびに私はきっと憎むでしょう。
だけどそれ以上に、私は弱い自分を呪うでしょう。
弱い人、それも社会の不適合者だ。弱いだけではダメなんだ。
傷ついて泣いても、何も生まないからだ。
涙が金貨に変わるなら、きっと私は泣くだろうけど、現実はそうじゃない。
そういう女になりたくない。

本当は、大人になりたくない。



2002年02月15日(金) same words

結局私は、新しい傷が出来るまで、同じ事を言い続ける。

自分の為に。過去の自分を慰める為に。自分の罪を隠す為に。


本当は、誰もが私のことなどどうでもいいと思っていると言う事実に

気付きたくないが為に。



2002年02月08日(金) 死ぬということ

人は、どうなったら死ぬという状態になるのだろう。

以前祖父に、生きるってどう言うことだと思う?と聞いたとき、

彼は私を見て、人は、個人としての尊厳を失った時に死ぬから、

そうならなければ生きてゆけると、教えてくれた。


生きて行くことは、難しいとか大変だとか言うのではなくて、

ただ漫然としたものでもなくて、意志あって存在するものなのだと

いうことなのかな。ちゃんと生きるのって、大変なんだなァ。

…子供心にそう思った。


少しだけ大人になったとき、大事な人を亡くして、初めて肉体的な

現実の死を思い知ったけれど、そこにある死というのは、それまで

確かに存在していたものが完全に無くなって二度と戻らないという事実と、

少しずつ薄れていく記憶と、それでも消えない心の隙間に吹く人肌の風が、

これから一生私の中でそのように働き続けるという事でしかなかった。


だから、それはもう悲しくない。


けれど、まだ生きているのに、何かが死んでいる人を見ると、私は何でか、

悲しくなる。そんな人を見るたび、世の中は不公平だと思うからだ。



2002年02月05日(火) 壊れている人

世の中に、自称して「壊れてる」と言う人が、あまりにも多すぎる。

壊れてると簡単に言うけれど、その大半の人は単なるナルシストで、

自分自身の能力の低さを「壊れている」せいにしているように私には

思えてならない。私が言うのもなんだけど、人間はそんなに簡単に

こわれたり、しない。勝手に、壊れてると思い込んでるだけだ。


それでも壊れているのだとそんなに言うなら、修理する努力は何故しないの

だろうか?私では治せない、なんて言うなら、私がかわりに言ってやる。

その傷は自分でしか治せないでしょう、と。


自分の中にある傷を、人に治してもらおうなんて考えているから、

その人はダメなんだ。いつまでたっても同じ事を言いつづける。相手にして

くれる人を探し続けないとダメなんだ。人に治してもらいたいなら、

その人に自分の内側を晒さなきゃならないけど、きっとそれを嫌がるから、

やっぱり何も変わらないでしょう。そういう人は、きっと悲しい。

自分が悲しいということに気付かないだろうから、余計に。



2002年02月03日(日) 温度差

昨日彼とくっついて寝たとき、二人の体温が同じで、泣きそうになった。

私が彼を好きなのは、その体温が私といつも違うからで、それが同じ温度に

感じられた時、私は怖くて仕方が無かった。一瞬、ぞっとしてしまった。


側にいて、ふと触れた時、自分と違うものがいることで、私は私を確認する

から、ふと触れたあの人の肌の感触や温度が自分と同じであったとき、私は

世界に自分だけになった気がした。あの人はあまり喋らないし、その肌は

暖かいけど、もしかしたら。…そんな事を考えてたら、おかしくなった。


ちゃんと私と違う温度で居てくれないと困るから、わざと、彼の体温が上がる

ようにしむけて、そうして私は、夜半頃に、ようやく安心と横たわって眠った。


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nana [HOMEPAGE]

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