やるきまんまんの日記
DiaryINDEXpastwill


2008年05月25日(日) 今週の見通し・為替 円、101―105円で膠着感

 今週の円相場は1ドル=101―105円台で膠着(こうちゃく)感が強まりそうだ。原油など資源価格の高騰でインフレへの警戒感が強まる一方、米景気後退への懸念も残る。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の方向性を見定めにくい局面で、為替相場固有の手掛かりとなる材料も少ない。最近の値動きの範囲を上下ともに抜ける可能性は低そうだ。
 前週は21日にニューヨーク市場の原油先物相場が過去最高値の1バレル135ドル台まで上昇。1週間で約10ドルという急ピッチな上昇からインフレへの警戒感が急速に台頭。「米景気の下押し要因になる」との見方から1ドル=102円台後半まで円高・ドル安が進む局面もあった。
 市場関係者が注目する今週の材料は27日発表の5月の米消費者信頼感指数だ。ガソリンなどの値上げで消費者の景況感が悪化すれば、米経済のエンジンである個人消費の先行き警戒感が強まってドル売りを誘う可能性がある。ただ円高に振れる局面では、輸入企業の円売り・ドル買いも見込まれ、円の上値を抑えそうだ。


2008年05月18日(日) 今週の見通し・為替 円相場、もみ合いの展開か

 今週の円相場はもみ合う展開か。金融不安によるドル急落への警戒感はひとまず和らいだが、米経済の失速や原油高などによるインフレ圧力への警戒感が高まっている。景気とインフレを両にらみして円相場も売り買いが交錯しそうだ。市場参加者の予想は1ドル=103―106円台が多い。
 16日発表の4月の米住宅着工件数は市場予想を上回った。しかし主力の一戸建ては減少が続き、住宅投資に底入れ感が出ていない。一方で同日のニューヨーク市場では原油先物相場が1バレル127ドル台まで上昇、インフレへの警戒感が強まることも予想される。
 今週の注目点は21日公表の米連邦準備理事会(FRB)が4月29―30日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録だ。この時の会合後の声明文はFRBが利下げを小休止するとの見方を市場に広げたが、インフレにどう言及したかに市場の関心は高い。インフレを強く警戒する発言があった場合、利下げ観測の後退でドル買いが見込まれるが、物価高による景気への悪影響を懸念する内容ならドル売りにつながる可能性もある。


2008年05月11日(日) 今週の見通し・為替 100─104円で円高に傾く

今週の見通し・為替 100─104円で円高に傾く
 今週の円相場は緩やかな円高・ドル安傾向になりそうだ。前週末の海外市場では円買い・ドル売りが進み、一時、約2週間ぶりの円高水準となる1ドル=102円台に上昇した。米国を筆頭に世界的に景気減速感が広がっている。これまで買い進められていたユーロも上昇が一服するなど、リスク回避目的の円買いが優勢になりそうだ。市場参加者の予想は100―104円に集まっている。
 米国の利下げ打ち止め感が広がったことなどを受けて、先週にはドルの買い戻しが進む場面もあった。ただ、それでも米景気に対する不安が消えたわけではない。米景気の足取りを確認しようと、引き続き今週発表の米経済指標が注目されている。
 13日には米小売売上高、15日には米鉱工業生産が発表される。結果が芳しくないと、ドル売り圧力が強まるだろう。
 今週は13、15日にバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演する。各地区の連銀総裁の発言も予定されており、米金融当局者が足元の景気に対してどのような認識を示すのか注目だ。


2008年05月04日(日) 今週の見通し・為替 ドル買い戻し 進みやすく

 今週の円相場はドルの買い戻しが進みやすい展開か。米連邦準備理事会(FRB)が政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の引き下げを当面見送るとの見方が強まっている。米景気は低空飛行を続けるが、過度な悲観論は薄らいでいる。市場参加者の予想は1ドル=104―107円台に集中している。
 FRBは4月29―30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文で「下振れリスクはなお残る」という従来の文言を削除。市場では「利下げが打ち止めとなった」ととらえる参加者もおり、ドル買いが進んだ。2日の海外市場では、米雇用統計が市場予想を上回ったことをうけ、ドルは2カ月ぶりに105円台後半まで上昇した。
 米サプライマネジメント協会(ISM)が5日、4月の非製造業景況感指数を発表する。1日発表の製造業に続き市場予想を上回れば、ドル買いの機運が高まるとの声がある。
 もっとも米景気後退への懸念が払拭(ふっしょく)されたわけではない。円安が進む局面では輸出企業の円買い・ドル売りが入り、円を下支えしそうだ。


やるきまんまん |MAIL

My追加