やるきまんまんの日記
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2008年03月30日(日) 今週の見通し・為替 円相場、高値圏でもみ合い


 今週の円相場は高値圏でもみ合う展開か。米連邦準備理事会(FRB)が米ベアー・スターンズの不良資産を切り離す受け皿会社をつくるなど、米政策当局の対策が打ち出され、過度の悲観論は和らいだ。だが米景気後退論は根強く、ドル売りの流れが続きそう。市場参加者の予想は1ドル=97―101円台が中心だ。
 先週26日発表の米国の2月の一戸建て住宅販売件数は13年ぶりの低水準。世界の金融市場混乱の根源である住宅市場に改善の兆しはみられなかった。
 焦点は4月4日発表の米雇用統計。減少幅が市場の事前予測(前月比4万人減)を大幅に下回ると、米景気後退入りが現実味を増し、ドル売りが加速する可能性もある。2日にバーナンキFRB議長が議会証言で、米経済の見通しにどう言及するかも市場参加者の関心を集めている。
 また日銀の企業短期経済観測調査(短観)が1日に発表される。企業景況感の大幅悪化は、株安に伴うリスク回避で円高を進めることも。ただ新年度に入り、機関投資家が新たな外国資産に投資するため、円の上値は重いとの指摘もある。


2008年03月23日(日) 今週の見通し・為替 円、高値圏で振れやすく

 今週の円相場は高値圏で振れやすい展開か。先週は米金融不安を背景にドル売りが加速。一時、1ドル=95円台と12年7カ月ぶりの円高水準を付けた。ヘッジファンドなどがいったん利益を確定しようとドルを買い戻す動きも出やすいだろう。ただ、市場では米金融機関の破綻懸念がくすぶるなど、信用不安も根強い。市場参加者の予想は1ドル=97―100円台に集まっている。
 米景気の後退懸念が高まっており、今週発表される米景気指標に注目が集まっている。26日には2月の米耐久財受注が発表される。1月は前月から一転、マイナスだった。2月もさらに悪化していると、ドル売り圧力になるだろう。
 24日には米中古住宅販売、26日には新築一戸建て住宅販売など住宅関連指標の発表も続く。米国では住宅市場の冷え込みが続いており、先行きの景気を見通す上でも関心が集まっている。
 米国では地区連銀の総裁の講演も相次ぎ予定されている。各地区連銀総裁が足元の米景気に対してどのような認識を示すのか注目される。


2008年03月16日(日) 今週の見通し・為替 円相場、ドル売り地合い続く

 今週の円相場はドル売りの圧力が強いとの見方が多い。ニューヨーク連銀などが14日に発表した資金繰り難の証券大手ベアー・スターンズへの緊急融資で金融不安が再燃。株価が軟調で投資家がリスクを回避するため円が上昇しやすいという。市場参加者の予想は1ドル=96―101円台に集中している。
 先週14日にニューヨーク市場で一時98円台に突入し、12年半ぶりの円高水準となった。
 11日に米連邦準備理事会(FRB)など米欧中央銀行が資金供給の対策を打ち出したが、効果は一時的でドル離れは止まらなかった。
 焦点はFRBが18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)だ。フェデラルファンド(FF)金利を0.75%下げるとの見方がある。インフレ懸念が根強く、今後の米金利政策を見極めようとFOMCの声明が注目されている。
 今週から相次ぐ米系証券会社の決算発表も重視される。新たな損失が発覚すれば、ドル売りが加速する可能性もある。一方、急激な円高で輸入企業のドル買いが入るとの見方もある。


2008年03月09日(日) 今週の見通し・為替 円相場、100円試す展開も

 今週の円相場は円高・ドル安が進行するとの見方が多い。前週末発表の2月の米雇用統計は大幅に悪化。海外市場でドル売りが加速し、一時約8年2カ月ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=101円台に上昇した。米国では景気悪化に加え、金融機関の破綻懸念が出るなど信用不安もくすぶっている。市場参加者の予想は1ドル=100―104円台に集まっている。
 市場の焦点は引き続き米景気の動向。今週発表される米経済指標に注目が集まる。13日には2月の米小売売上高が発表される。消費の低迷が一段と鮮明になると、米景気の不透明感がさらに強まってドルが売られるだろう。
 14日発表の2月の米消費者物価指数(CPI)も注目だ。前月は市場予想を上回る伸び率だった。2月も高い伸びとなると、物価高と景気後退が同時に進むスタグフレーション懸念が強まり、ドル売り材料になる可能性がある。
 来週18日には米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。市場では米国の金融政策を巡って思惑も出やすくなりそうだ。


2008年03月02日(日) 今週の見通し・為替 ドル売り一段と加速も

 円相場は今週、ドル売りが一段と加速するとの見方が強い。米経済指標が悪化の度合いを深めるなど、米景気の後退懸念が強まっている。
 先週末には一時、約2年11カ月ぶりの円高・ドル安水準となる1ドル=103円台を付けた。ドルを買い戻す材料は出にくく、引き続きドル売りが優勢になりそうだ。市場参加者の予想は101―105円台に集まっている。
 今週は米景気の足取りを確認する上で重要な指標の発表が相次ぐ。5日には米サプライマネジメント協会(ISM)が2月の非製造業景況感指数を発表。1月は景気判断の分かれ目である50を約5年ぶりに下回った。7日発表の2月の米雇用統計で、雇用環境が一段と悪化していると、ドル売りが膨らむだろう。
 前週にはバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が米景気の下振れリスクに言及。FRBが5日に発表する米地区連銀経済報告(ベージュブック)の景気判断も注目だ。
 欧州中央銀行(ECB)は6日に理事会を開く。市場では金利を据え置くとの予想が大勢だ。  


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