やるきまんまんの日記
DiaryINDEXpastwill


2007年05月27日(日) 今週の見通し・為替 円、年初来安値も視野に


 円相場は軟調な地合いになるとの見方が強い。米景気減速への警戒感がやや後退したとの思惑から円売り・ドル買いが進み、ドルに対して年初来安値(1ドル=122円20銭)を探るとの観測も聞かれる。市場参加者の予想は120―122円台に集中している。

 鉱工業生産など米経済指標の改善がみられる中で、最大の焦点は6月1日に発表される5月の米雇用統計だ。前回(4月)は市場予想をやや下回る雇用増にとどまったが、雇用環境の改善がはっきりすれば米景気が軟着陸できるとの見方が強まり、円売り・ドル買いに弾みがつく可能性がある。今週は外貨建て投資信託の新規設定が相次ぐため、個人投資家の円売りも強まりやすい。

 ただ、円が安値を更新し続けるかどうかは不透明な面もある。122円台前半は安値警戒感が強まりやすい水準で、ヘッジファンドなどの円買いが増える可能性もある。債券市場では利上げを意識して中長期金利が上昇しており、金利上昇に伴って円が買われる場面もありそうだ。福井俊彦総裁ら日銀幹部の講演にも注目が集まる。


2007年05月06日(日) 今週の見通し・為替 円、売買交錯の地合いに


 円相場は1ドル=120円をはさんだもみ合いになりそうだ。前週は米景気への悲観論がやや後退したとの見方から円売り・ドル買いが膨らみ、円は1ドル=120円半ばと約2カ月ぶりの円安水準に下落した。ヘッジファンドがさらに円売りを進める可能性がある半面、円の下値は限定的との見方から円を買い戻す動きも広がりそうだ。市場参加者の予想は119―121円が中心となっている。

 今週は米景気の動向が引き続き焦点。4月の米小売売上高、米卸売物価指数などが公表される。9日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明にも関心が集まっている。

 その一方で、連休を終えた国内の輸出企業にとって、1ドル=120円台半ばの相場水準は為替予約(先物の円買い)の格好の機会になるとの見方も根強い。輸出企業が動き出せば、投機筋の一部が円を買い戻しを急ぐ局面も予想される。

 円は対ユーロで前週、最安値(1ユーロ=163円60銭)を付けた。欧州通貨当局者からはユーロ高を容認する発言も出ており、円は当面軟調に推移するとの観測もある。  


やるきまんまん |MAIL

My追加