やるきまんまんの日記
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2005年11月13日(日) 今週の見通し 11/13-11/29

今週の見通し・為替 円安・ドル高が進む

 今週の外為市場では円安・ドル高が進むとの見方が多い。米国の金利先高観を背景としたドル買い需要が強い。フランスでの暴動を受け、ユーロ安・ドル高が急速に進んでおり、ドルは円に対しても強含みで推移するとの見方が出ている。市場参加者の予想は1ドル=117―119円台が多い。

 市場の関心が高いのは15日に発表される10月の米小売売上高と、16日の米消費者物価指数だ。個人消費が底堅く、インフレ圧力が強まっていることが確認されると、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ継続観測が一段と強まる。ドル買いに拍車が掛かる公算も大きい。複数のFRB理事の講演も予定されており、120円に迫る水準まで円安が進む可能性もある。

 米企業が海外で得た利益を本国に送金する際の税率を年内に限って減免する「米雇用創出法」に絡んだドル買いが続くとの指摘も多い。

 ただ20日の米中首脳会談を控え、人民元の切り上げ観測が再び強まる可能性もある。人民元につれて円も上昇するとの思惑が強まれば、一時的に円買いが膨らむことになりそうだ。


2005年11月06日(日) 今週の見通し 11/6-11/12

今週の見通し・為替 円相場、軟調続く

 今週の円相場は円安・ドル高基調が続くとの見方が大勢だ。米国の利上げ継続観測が強まる一方、日銀は量的緩和策解除後も当面ゼロ金利政策を続けるとみられており、日米金利差の拡大を材料にした円売り・ドル買いが続くとみられるためだ。市場参加者の予想は1ドル=117円台―119円台に集まっている。

 先週末発表された10月の米雇用者数の増加幅が市場予想を下回ったが、海外市場ではドル買いが続いた。今週は10日に11月の米消費者信頼感指数が発表される。原油高やハリケーン被害の長期化による米景気の減速懸念が一部にくすぶる中で、消費者心理を見極める材料として注目される。

 国内では10日に9月の機械受注、11日に7―9月の国内総生産(GDP)など経済指標の発表が相次ぐ。ただ市場の関心は金利差に集中しており円相場への影響は少ないだろう。国内投資家の米債投資に伴う円売り・ドル買いの継続も円安に拍車をかけそうだ。ただすでに投資家が大きくドル買いに傾いているため、利益確定目的のドル売りが出る場面もあるだろう。


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