やるきまんまんの日記
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2005年10月30日(日) 今週の見通し 10/30-11/5

今週の見通し・為替 円相場、強含む展開

 今週の円相場は強含むとの見方が多い。すでに急ピッチで円安・ドル高が進んでおり、短期的なドルの上昇余地は少ないとみられるためだ。ドル売り材料に反応しやすい相場展開になりそうで、市場参加者は1ドル=113―116円程度の値動きを予想している。

 市場の注目度が高いのは31日発表の9月の個人消費支出と11月4日の10月の雇用統計だ。市場では「ハリケーンの影響は限定的」との見方が浸透しているだけに、悪化傾向が鮮明になれば米景気の先行き不透明感からドル売りが加速する可能性が高い。11月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げはすでに相場に織り込まれているとの見方が多く材料視する向きは少ない。

 国内では日銀が31日に公表する経済・物価情勢の展望(展望リポート)への関心が高い。量的緩和策の解除条件である消費者物価上昇率の予測の上方修正や早期解除を示唆する文言が盛り込まれれば、一時的に円高に振れる可能性が高い。ただ、市場では解除後も当面ゼロ金利が続くとの見方が大勢。円高に転じる契機になる可能性は低い。


2005年10月23日(日) 今週の見通し 10/23-10/29

今週の見通し・為替 円相場は強含み

 今週の円相場は強含むとの見方が多い。先週まで日本と米国の金利差が広がるとの思惑などから円売り・ドル買いの流れが優勢だったが、米国の利上げは市場でほぼ織り込まれ、いったん円の買い戻しが進むとみられる。大手銀行などは手持ちの円が不足気味で、円が買われやすい地合いとの指摘もある。

 市場参加者の予想は1ドル=113円台から116円台に集まっている。今週は米国の経済指標の内容が相場の動向を左右しそうだ。まず25日に米国で10月の消費者信頼感指数の発表がある。米国の消費者心理をみる指標で、「エネルギー価格の上昇が個人消費に与える影響を見極めたい」との声がある。予想より悪ければドルを売って円を買う動きが強まりそうだ。

 大型ハリケーンが米経済に与えた影響をみるため28日発表の7―9月期の米国の国内総生産(GDP)速報値に注目する市場参加者も多い。一部では米景気の減速を懸念する声もあり、「予想を下回るとドル売りが加速する」との見方もある。国内の景気指標では28日発表の9月の全国消費者物価指数がある。


2005年10月16日(日) 今週の見通し・為替 10/16-10/22

今週の見通し・為替 113―116円でもみ合い

 今週の円相場は1ドル=113―116円を中心にしたもみ合いが続きそうだ。日米の金利差に着目した円売り・ドル買い意欲は依然として旺盛だ。ただ海外投機筋などがいったん利益確定の円買いを進めるとの見方も多い。

 市場では米国で18日に発表される卸売物価指数に対する注目度が高い。原油価格の高止まりやハリケーンの影響などによる米国のインフレ懸念が、どの程度現実味を帯びてくるのかを見極めようとするディーラーが多い。

 最近の外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ懸念から今後も利上げを継続する姿勢を示したのを受けて、円売り・ドル買いが優勢な展開が続いてきた。日米の金利差が拡大するとの観測が広がっていたが、ここにきて米国の株式相場が軟調に推移するなど、一段の利上げによる経済の減速懸念も出ている。米株安がさらに進むようだと、円買いが膨らむ可能性もある。

 17日には日銀の福井俊彦総裁と、来日するグリーンスパンFRB議長の会談があり、首脳発言に市場の注目が集まっている。


2005年10月09日(日) 今週の見通し 10/9-10/15

今週の見通し・為替 やや円高方向に振れる

 今週の円相場はやや円高・ドル安方向に振れそうだ。この1カ月間ですでに4円程度と急速に円安が進んだため、当面の利益を確保するためにいったん円を買い戻す動きが続くと見られるためだ。これまで円安要因だった国内での投資信託の設定に絡む円売りが一巡したことも円高を後押ししそうだ。市場参加者は1ドル=111―114円程度の値動きを予想している。

 米国で注目度が高いのは14日発表の9月の小売売上高と消費者物価指数。原油価格の高騰に伴い米国ではインフレ懸念が高まっている。一方、最近発表の経済指標は米景気が減速傾向にあることを示す内容のものも多く、「景気減速とインフレ圧力の上昇」という結果になれば、円を買ってドルを売ろうとする動きが強まる可能性もある。

 国内でも8月の機械受注統計や10月の日銀金融経済月報など主要経済指標の発表が続く。結果が改めて国内の景気回復局面を裏付ける内容となれば、円高要因になりそうだ。12日の日銀総裁会見で量的緩和政策の解除についてどのような発言が出るかも注目材料。


2005年10月06日(木) 英経済に失速懸念・政府の成長見通し下方修正


 【ロンドン=佐藤大和】安定成長が続いた英国経済に失速の懸念が出てきた。不動産バブルに歯止めがかかった半面、景気をけん引してきた個人消費が落ち込んでおり、ブラウン財務相は今年の政府経済見通し(3.0―3.5%成長)の達成は不可能になったと認めた。原油高によるインフレ圧力が高まるなかでの、追加金融緩和の是非が焦点になってきた。

 英中銀イングランド銀行は6日、10月の金融政策委員会を開き、政策金利(現行年4.5%)を2カ月連続して据え置いた。英中銀は四半期の経済指標が出そろう2、5、8、11月に金利を変更することが多く、来月の政策委で追加利下げ観測が浮上してきた。

 英国の国内総生産(GDP)伸び率(実質ベース)は4―6月期に前年同期比1.5%増(確報値)と12年ぶりの低い伸びにとどまった。8月の小売売上高(既存店ベース)は前年同月比1%減と5カ月連続の前年割れ。特に首都ロンドン市内では12%減と深刻で「消費不振は7月のロンドン同時テロの影響だけではない」(英小売業協会)との懸念が出ている。 (23:41)


2005年10月02日(日) 今週の見通し 10/2-10/8

今週の見通し・為替 円、年初来安値更新も

 今週の円相場は円安・ドル高が進むとの見方が多い。日米の金利差拡大を背景とした円売り・ドル買いが続くためだ。日本の景気回復が続くとの見方から日経平均株価は上昇を続けるとみられるが、国内投資家の外債投資に伴う円売り・ドル買いなどに押され、円安・ドル高基調は変わらないとの見方が多い。

 市場参加者の予想は1ドル=112―114円程度で、7月中旬に付けた今年の安値(113円73銭)を更新するとの見方も多い。国内で関心が高いのは3日発表の9月の日銀企業短期経済観測調査(短観)だ。市場予想は大企業製造業の景況感の小幅改善を見込んでおり、大幅な改善となれば一時的に円買い・ドル売りが進みそうだ。ただ、相場環境が円高・ドル安基調に変わるきっかけになると見る向きは少ない。

 米連邦準備理事会(FRB)の今後の金融政策を見極める上で、7日発表の9月の米雇用統計の注目度も高い。8月末に米国を襲ったハリケーンなどの影響が限定的と受け止められれば、利上げを継続するとの見方から円売り・ドル買いが加速する可能性が高い。


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