心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年03月31日(月) 年度末のエアポケットにて

Apacheのログを解析するフリーウェアを貰ったので、3月のログをみてみました。
やっぱり面白いのは検索キーワードですね。
「アルコール依存症」39件は納得ですが、「信濃病院」17件がなぜか2位につけています。
以下、「砂の上の足跡」14件・「心の家路」14件・「村井病院」11件・「不思議な力」11件。「家路」9件・「朝日新聞+日曜版」9件・「ハイヤーパワー」6件・「朝日新聞日曜版」6件。「長野グループ」6件・「微罪処分」6件・「ナラノン」6件・「佐久総合病院」5件・「少年サンデー」5件と続きます、全部で350件ぐらいが検索エンジンからお越しです。

1件のところには依存やACや霊性についてのキーワードが延々とならんでいますが、なかには「ぜんぜん違うサイトでごめんなさい」というのもありまして、「1991年の小説」ってのはいったいどのページがひっかかったやら。「失業保険++アルバイト」は、お役にたてなくてすみません。「調布+アパート+事件」なんでしょうか。「kavan+anna」自己紹介のページですね。「うつ病++掲示板++名古屋」ちょっとハズしててごめんなさい。

「ゼロサムゲームとは」マージャンの話題ですか?
「フリーランス プログラマ+収入」やめときましょう、体を壊すだけですよ。
「会社++辞める++東京+脱出」・「教習所+運転+免許+会社」なんか切実だなぁ。
「服を着たままお風呂」は特殊な性癖の人でしょうか。
暴力・家庭崩壊・失職・退学・疲れた・出社拒否などという言葉で、てんこ盛りです。
お役に立てなくて本当に申し訳ないです。
この世の中は、ひとに相談できない悩みを抱えたひとで満ちているのかもしれません。

今日もミーティングに行ってきます。


2003年03月30日(日) 日曜集会に行ってきました

順当に行けば、群馬のオープンスピーカーズに参加するのが当然なんでしょうが、まあ担当地区(つまり地元長野だ)でイベントがあるので、そちらに行かせてもらいました。
体を休ませてもらったというのが正直なところです。といっても、全国で(たぶん)一番(面積が)大きいAA地区である長野の、一番南に集まるのですから、みなさんお疲れさまでした。逆に毎回この距離を越えて、委員会まで来てくれているんですね。ありがとう。
それから、名古屋の仲間の話も聞くことができました。名前と顔は一回では覚えられませんが話の中身はたぶん覚えているでしょう。

なんだか作業がたまっています。ひさしぶりにToDoのリストを作ったら、なんだか長くなってしまいました。大崎ビッグブックラウンドアップに無理やり割り込ませてもらおうと考えていたのですが、どうやら田植えと重なってしまいそうです。もはや、パートタイム農夫ですらなく「手伝い」の身に成り下がっているとは言え、農業は大切な僕の副業です。それでも種まきはカンベンしてもらうことにしました。

5月は鬼怒川に行くのと、地元のことだけが自分のプログラムになるのかな。
最近、日記の文章の質が落ちているな、と自分でも感じています。もともと、質を高く保とうなんて考えてはいませんし、10分か15分で書き散らしている文章にすぎません。
それでも雑なのは良くないのでしょうか。それとも、雑になっても毎日続けることに意味があるのでしょうか。


2003年03月29日(土) どちらも日常

妻が朝「起きられない」と言ったのが、正月あけしばらくしてからでした。
「ああ、またですか」というわけで、ジジババに子供達を預けまして、夫婦二人の生活が始まりました。といっても、当時僕は連日出張で、土日は帰って寝ているだけという生活でしたので、妻が寝込んでいる実感を持ったのは2月になってからでした。
4月からは子供が小学校に行くので、「このままじゃ困るねぇ」と話し合っていたのですが、だからといって目標を定めてなんとかなる病気でもありません。朝ご飯と昼食をコンビニで買って済ませるので、その負担が大きかったかな。
今年の冬は例年より寒くて、雪も多いから、冬季性のうつも混じっているかもしれない。だから、春になればなんとかなるんでは、などと気楽な話をしていました。
そのうち土日だけ子供達が泊まりに来るようになり、やっと最近になって元の生活が戻ってきたという感じです。その間およそ2ヶ月半でしたか。

良い状態=ふつう、症状が出ている=悪い、と捉えてしまうと苦しくなります。
悪いときがあるのが「ふつう」。逆に調子の良いときはトバしすぎに注意しないと反動がおそろしいです。というか、調子の良いのが普通だと思い込んで、「なんで自分はあの時のように、今がんばれないんだろう」と思っちゃうのがうつの人なのかも。
先に寝込んだ者勝ち、という夫婦ですので、「これでやっと俺も寝込める」という感想であります。
またマッサージに行ってきました。心の疲れが体に出る心身症とか仮面うつ病とかがありますが、体の疲れが心に出るという当然のことを忘れがちでした。

毎日7時間寝ていれば疲れすぎることもないのでしょうが、なぜか生き急いでいる自分を発見するのでした(と言いつつまた夜更かし)。


2003年03月28日(金) 酒の出る席

つい先日に人員整理されてしまった人々の送別会に行ってきました。なんだか、ちょっとおしゃれなところでした。
若い女性とデートするには、こんな場所も必要なんでしょうが、中年の坂を転がり落ちている自分には関係ないことであります(と遠くを見る)。

最初の一年間は、酒の出る席はなるべく避けていました。
ミーティング帰りにコンビニに立ち寄るときも、酒を置いていないコンビニを選んだものです。
それぐらい自分に自信がなかったというか、自信のない自分に正直になれたってことでしょうか。
葬式やら法事の席でも、女性陣(つまりおばさんたち)に混じっていました。

今となっては平気な顔をして酒席に混じっています。
昔を知る人に「あんたは飲んだらいけない」などと余計なことを言われても、善意の忠言と思ってありがたく受け止めております。無理に冒険をする必要はないのですが、「必要があれば」酒の出る席に出るのをためらう理由は特にないと思います。もしそれができないと言うなら、その人の「霊的な状態に問題がある」という説を僕は信じています。

もちろん酒を目の前にすれば、それを飲む誘惑に駆られる自分もいます。
だからと言って、飲まないためだけに酒から逃げ回っていては、社会的責任を果たすことができなくなります。だから、最低限飲まないでいられるだけのコンディションを整えるために、ステップワークをする必要が僕にはあるのです。
逆にいうと、もし僕がいつか飲んでしまったなら、それは単にステップワークが足りなかったということに帰結するわけです。恐ろしいほど単純な理屈です。
Keep It Simple。


2003年03月27日(木) 今日おくったよーん>たまちゃん

今日あった人は、「今が人生で一番素晴らしいと、いつも信じている」とおっしゃいました。
どんな苦難でも、乗り越えられるだけの力が自分にはあると、無条件に信じられるとか。
ああ、うらやましい。そういう考え方でありたいです。

アルコホーリック全般に、という一般化をしないで、自分自身だけに焦点をしぼってみると・・・
どこかで「先行きの不安」とかを抱え、「生きづらさ」を感じて「もっと楽になりたい」「もっと良い人生があるはず」という思いを押しつぶしながら生きています。
その「毎日毎日つらいなー」という気持ちに、巧妙にアルコールが忍び寄ってくるわけです。ところが、アルコールは「辛さ」を増幅する薬のようで、より生き辛くなってしまうのです。
「幸せと辛いって字が似ているし」と言われると、妙に納得したりして。
別のアルコホーリックとそんな話を分かち合っていると、妙に共感を得たりして、やっぱり仲間だなぁと感心したりしたものでした。

ともかく、眼科の検査を理由に休みをもらって、ついでに(?)消費税の計算方法を変更しに行ってまいりました。魔法の呪文で召喚されると抗うわけにはいきません。
「無給の座敷童で来てるのに、いろいろ細かい注文つけやがって」とか考え、ふと悪い予感がしていたのですが、最後に封筒と領収書用紙を渡されてしまいました。
それは交通費と参考書代を差し引いても余る額でありました。お金を貰ってしまって困るのは、

・作業に業務責任が発生してしまい、サポートや次の作業が断れない。
・長野県座敷童労働組合に参加できない。

ということです。まあ、無料でも召喚されれば行くハメになるんだから、まいっか。


2003年03月26日(水) 煩悩全開

昨日に続いて、市内で一番大きな書店でファイルメーカーのリファレンス本を買いました。
ついでに毎週読んでいる少年サンデーを買ってきました。マンガ雑誌の購読年齢層って高そうです。サンデーとかマガジンとか、読者の平均年齢を取ったら20歳を越えてるんじゃないですか? 僕も少年サンデーを定期的に読み始めたのが18の頃で、以後ずっと読んでいます。以前はもっといろんなマンガ雑誌を読んでいたのですが、経済的理由と言うより「ちり紙交換が来なくなって、資源物の日に出すのも面倒」という理由で絞り込みました。
あと読んでいる時間がないという淋しい理由もあります。

少女マンガも読まなくなりました。だいたい、リアルタイムに(という言葉も変だけど)少女マンガを読んでいるティーンエイジャーがどれくらい存在するものなのでしょうか?

サンデーを読んでみると、「話が飛んでいる」。つまり、先週に買い忘れたというわけです。
「ああ、このストーリィの展開は・・・先週いったいどんなドラマがあったのやら」
そういう悔しい思いをしないように、常日頃から気を配ってきたはずなのに・・・。
それだけ先週の水曜は気持ちが舞い上がっていたというわけですね。
ファイルメーカーの評価版をインストールしようと、ノートPCを起動したら、ウィルス駆除ソフトが自動アップデートを勝手にやって、サービスの再起動に失敗して果てました。
安かろう悪かろうですな。


2003年03月25日(火) 立ち止まらなければ大丈夫かな?

季節の変わり目だからという理由を付けたくはないのですが、全般的に調子は悪いです。今日も雨で、一雨ごとに暖かくなっていきます。まだ駐車場に雪は残っていますけれど。
このところは最短でも6時間、なるべく7時間半ぐらいは寝るようにしているのですが、昼間はなかなか仕事になりません。
無理に仕事をする必要もないので、Perl言語の勉強をしていました。なかなかこの言語は楽しいですね。生まれて始めて書いたPerlのプログラムは携帯電話のメールを仕分けするソフトでした。
そのうち皆様のブラウザにクッキーを仕込む日がくるかもしれません。

来客が来る予定なので待っていたのですが、「来ない」という連絡があったのが夕6時半でした。調子が悪いときには、少々無理してでもミーティングに行くという選択肢もあるのですが、さすがに遅すぎです。市内で(たぶん)一番大きな本屋に寄りました。
Perlは屋上屋を架したような言語なので、解説書の類も妙に分厚くて何千円もしたりします。
Keep It Simpleが良いのに、物事を複雑にすることが好きな人たちが多いものです。
そういえば、http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/column/fl/reg111/01.html などという記事を知りました。表では2万数千円でガラクタを売りつけ、裏では株でごっそりもうけるという巧妙な手段でしょうか。

ステップ2は「諦めに似ている」と言った仲間がいました。
欲望願望を手放せば楽になれるのは判っているのです。でも、手放せないときは、求めてもがいてみるしか方法を知りません。そして与えられなくて、無力を知るわけです。
その過程を承知していながら、求めること自体をやめることができません。手放せない、進歩のない、そんな自分が結構好きだったりもします。
そうやってずっともがきながら生きていくのでしょう。たまには寝込みながら。
立ち止まらなければ、きっと少しづつは進歩するかもしれないから。


2003年03月24日(月) 雑然とした日々

二つ目のホームグループにおける、最後のミーティングが終わりました。
これでこのグループを離れることになります。
来月10日に新しいグループの最初のミーティングが行われるまで、ホームレスという状態です。
わくわく、どきどきします。「誰も来なかったらどうしよう」

AAのサービスに関するメーリングリストを始めようというアイデアを暖めています。
委員会などで議論が白熱している様子を見ると、そんなMLを作ったら毎日がフレームの嵐でトラフィックが一日に100通とかになりそうな気もしますが、現実にはサービスに関与している人間は現実世界で忙しくて、メールなんぞ書いているヒマもなしという現状でしょうか。
僕も特にサービスに忙しくはないのですが、少なくとも「心の家路」の更新をする余裕がなかなかありません(その証拠に更新がリンクばっかだし)。
道具90も先を続けたいし、個人の体験談も増やしたいです。
アノニミティについての文章も、もう数ヶ月もいじり回しています。

文章を書くことで自分の考えをまとめている僕にとって、このウェブサイトは生活の基点のひとつでもあります。それが更新されていないと言うことは、実は生活のいろいろな点がおざなりになっているということでもあります。(あれ「おざなり」だっけ、「なおざり」だっけ)。

うつっぽいと言うより、今は単に疲れているという感じです。
温泉にでも行ってゆっくり休みたい。でも、ひとりじゃ寂しいし、家族とじゃ煩いし、仲間とじゃ休めないし・・・頭の中煩悩全開中(まだ30代の男性だって事を忘れてもらっちゃ困りますな)。


2003年03月23日(日) 信じることしかできない

朝5時起床。地方都市の夜明けはまだ眠ったままでありました。
高速バスと地下鉄を乗り継いで、4時間かけて委員会会場へ。しかしpoppoさんじゃないけれど、どうしてこんなに眠れるのでしょう。疲れているせいでしょうね。グレープバインに「どうやって無神論者がステップに取り組んだか」という記事があって、なかなか面白かったのですが・・・寝てしまいました。

委員会で間抜けな発言をふたつしてしまい、みんなに僕が間抜けだと言うことがバレてしまいました。しかし、秘密ではないのでバレてもかまわないということにしておきましょう。

サービス活動という分野において、時折感じられる空しさは、それが往々にして間接的なものであって「苦しんでいるアルコホーリク」の顔が見えないせいもあるのでしょう。広報とか議事録とか会計報告とかは、空気のようなものであって、時には直接ゴミ箱行きだったりします。直接感謝もされないし、喜びの顔を見ることも無いと。
だから、苦しんでいるアルコホーリクに直接に対応している最前線の人たちに、有形無形の物資を送る兵站線のようなものが、後方サービスなんでしょう(戦時に不適切な例えですね)。
会社で言えば間接人員であり、総務や広報や会計という「すぐに稼ぎに結びつかない」部門なわけです。だから人気が無い。目に見える成果が欲しい人には向かない分野です。
でも、そうした「糊」でくっつけていないとバラバラになってしまうのかな。

山谷マックの記念集会に行ったら、もう終わっていました。でも、仲間とは会えました。
もし僕が彼の親御さんに一言も言わなかったら、ひょっとして彼はまだ職業も家も持っていたかもしれません。でもボストンバッグひとつで東京に来て朝晩ミーティングに出ています。
医者でも援助者でもない人間が、人の人生を変える事もある自助グループの恐ろしさ。
神の前で、なにが最善なのか、僕には判断がつきません。
ともかく一日の8時間を移動に費やしても、それだけの価値があると信じることしか僕にはできません。



2003年03月22日(土) 里帰り

実家に一泊しにいってきました。
日陰以外は雪も消え、冬の気配も薄れていきます。
草がまだ生えてこないこの時期は、山野を散歩するには一番いい時期であります。
もっとも子供と散歩した2時間以外は、ずっと眠っていました。


2003年03月21日(金) 誘導尋問

はてさて、電話代が爆発してしまいました。
昨年末に携帯を紛失した(と思い込んで)、機種変更をしてしまい、それが便利だったもので、メールを全部それに転送して出先でも読める体勢を築きました。あと、出張などがあったのでパケット代が爆発してしまい、ミニマムチャージ2400円の割引サービスに加入しました。まあ、これはIP通信費だからしかたないとしても・・・。
なんだか、電話会社の策略にまんまとはまっているような気がします。
いままで2000円分のミニマムチャージ(あえて無料通話ぶんとは言わない)に収まっていた通話料が、出張が多くなった都合もあって、大幅に越えております。
もっとも、これについては仕事もあるので仕方ないと、ある程度は諦めないといけません。

長距離は0038を使っております(3分20円)。基本料金がないところが気に入っているんですが長時間話し込むことが増えたせいで、バカにならない額になってきました。最近話題のIP電話を導入せねばならないかもしれません(対一般電話で3分8円)。

「あなたが浮気をしていても私には判らないわよね」

「AAで出かけると言って、他へ行っているという可能性だね」

「そう、後をつけて歩くわけじゃないから」

「それについては心配無用だと言っただろう。浮気には金が要る。そしてこづかいには限りがある」

「あなた、今月こづかい1万円しか請求してないわよ」

「(ぎく)そうだっけ」

「いつも足りないと言って騒いでいるあなたが」

「出張があって、手当てとか出たから・・・・」

「つまり出張が多いときは、こづかいぶんぐらいひねり出せるわけだ」

誘導尋問に引っかかってばれてしまいました(浮気じゃなくて隠し所得の話だよ)。


2003年03月20日(木) 幸せであるように

イラクに眠る石油資源が欲しい、とどうして正直に言わないんでしょうねぇ。
石油よりも平和が欲しいと誰もが思うからですね、きっとたぶん。

湾岸戦争の頃、何をやっていたのかちょっと思い出してみました(Excelの表になってたりする)。イラクがクェートに侵攻した頃に、フリーランサーとして最後の仕事をしています。東京の女子高の近くのマンションの一室に閉じ込められて、酒を断って仕事をしてました。テレビもラジオも新聞も無くて、Niftyの共同通信のニュースだけが世界とのつながりでした。
ひさしぶりにゴミ箱のようなアパートに戻って、最初にしたことはやっぱりお酒を買いに行くことでした。安保理が討論している頃から、お定まりの連続飲酒に入っていて、CNNの対空砲火の映像もぼんやりと覚えている程度です。戦争が終わっても関係なく夏まで飲みつづけ、食べ物はおろか水さえ受け付けなくなって、自殺未遂をやらかして・・・

でいったん実家に帰ったのでした。
それから精神病院経由で、AAにつながるまで4年というのは、当時の長野県では驚異的に短かったのではないかと思います。ラッキーでした。
ビッグブックの3章に「フレッドの話」があって、その最後の言葉が好きです。

今日はいつまでも沈まない西日を眺めながら「陽が長くなった」と百姓のような言葉を思い浮かべていました。そういえば明日は春分です。
今日の幸せをかみしめています。長い時間がかかったけれど、それだけの価値はありました。「自分は人間関係に恵まれているな」なんて思う日がくるなんて思わなかった。人生の宝石の一日として記憶に残したいけれど、ここに書いておかないとたぶん忘れてしまうでしょう。


2003年03月19日(水) モルモット

我が家のモルモットが、やけにケージをがたがたと揺すって煩いことになりました。ふだんだったら、好物のレタスをあげなくても、我慢してペレットを食べているのに、ここ数日は、レタスはともかくキャベツかニンジンをあげるまで、だまってくれません。

「最近、水を飲まないのよね。ほら、全然減ってないでしょ」

「それは、ウォーターボトルの口が詰まっているんじゃないのか?」

ボトルはケージにぶら下げられていて、下の金属のパイプのなかの玉が、重力で下がることでパイプの栓の役目をしています。モルモットがパイプをくわえて、玉を押し込むと水が出てくる仕組みになっているわけです。
が・・・、「これ、押しても水がでないよ」

「あらま、最近水飲まないから変だと思ってたのよね〜」

「そんな動物いねーって」

パイプを掃除してやると、一日でボトル一本の水を飲んでしまいました。
ウサギ用のペレットは草がベースでできています。 草の細かいのが口の中に入ったまま、水を飲もうとすると、ボトルのパイプの中に牧草が逆流して、水が汚れるのは知っていたのですが、まさか詰まってしまうとはね。
ちなみに、先日ラジオ番組でやっていたのですが、犬も散歩前にウンチとおしっこを済ませて出かけるように躾ることは可能なのだとか。犬のフン問題の抜本的な解決策ですな。

さてと・・・今ごろファイルメーカーの話が舞い込んでくるとは思いませんでした。恐竜時代のものかと思ったんですが、まだ生き残っていたんですね。試用版を使ってみました。ExcelやAccessでVBAやSQLを書いているより楽かもしれませんが・・・



2003年03月18日(火) 風通し

ステップは「整理整頓だ」と言った人がいました。
整理整頓し、掃除をすると、風通しが良くなって気持ちが良くなります。4・5は「過去と現在の自分の中」の整理整頓。6・7は「神と自分との関係」の整理整頓。8・9は自分の「人間関係」の整理整頓。10は日々の掃除と整理整頓の継続。11は神と自分とのパイプが詰まらないように、掃除のための祈りと黙想。12はこれをすべてのことに応用していくこと。なのだそうです(その人の解釈では)。

ま、そんなステップの実践が僕に出来ようもないのですが、ともかく部屋を片付けることにしました。昨年暮れから、資料やら何やらが急に増えて、仕事の持ち帰りの資料などもあったおかげで、まったく片付けも掃除もされていないという状況でした。
ともかく、読んでいない雑誌も申し訳ないけれど資源ごみに出てもらうことにして、資料も去年のものから捨てさせてもらいました。パソコン関係のガラクタ類(PDとか)は4月の埋め立てゴミの日に出すようにまとめたものの、ベランダに積み重なったダンボール類の整理は見送ってしまいました。
もちろん100%を目指すのですが「木曜日までに聖人になろうとするな」という言い伝えもあります。
広くなってスペースに掃除機がかけられ、確かに風通しがよくなって気持ちがよくなりました。
ああ、心の中の整理整頓も、こんなふうにいったらいいのにね。

片づけをしたらこの前買ったハードディスクが出てきたので、交換作業中でパソコンが使えません。
23日に仕事がかぶってしまいました。自分の私用のスケジュールを守るために、業務命令を出すのは避けたいところなのだけれど・・・


2003年03月16日(日) ぬか喜び

新聞を切り抜かずに捨ててしまったという後悔もあったので、新聞社のデータベースを一ヶ月契約しました(500円)。 で、調べてみたら、先月の22日の記事でした。 そいつを表示しようとしたら「著作権関係の問題でWeb上では公開できない」という状態でした。
先月の22日だったら、資源ごみの日の後じゃないか、と思って、新聞を積んである山から引き出して見ると、なんと記事が切り抜かれているではありませんか。どうやら、切り抜いたことすら忘れていたようです。

切り抜きは部屋のどこかにあるのでしょう・・・片付けないといけません。この部屋を。結局ウーロン茶はホワイトデーに間に合うように郵送できませんでした。
チョコが届くのも遅かったからまあいいや、という言い訳が自動的に出てくるようではいかんです。でも、自動的に出てきます。
というわけで、遅れますごめんなさい、たまちゃん。

ビジターカウンターの仕様がいつの間にか変わっていて、1分以上間隔を空けると、ユニークビジターとしてカウントされるようになっていました。 ぜんぜんユニークじゃないじゃん。まあ、無料サービスでユーザーが増えたから負荷を減らすための処置でしょう。お金払っていない立場としては、文句を言えたものじゃありません。
でも、なんか納得できないです。 じゃあ、自分で作るかと言うとそんなヒマも気力もありません。最近ビジター数が増えたと思っていたけど、ぬか喜びでありました。


2003年03月15日(土) 朝食兼昼食は「オトウサンノデバン」。

「オトウサンノデバン」には2パターンあって、ひとつは卵を割るだけでできるチャーハンとかピーマンきるだけの炒め物とかというパターンがひとつ。もうひとつは、冷蔵庫の中身が総出動するだけの簡単パターンです。今日は後者でした。お湯沸かしてお茶を入れ、お味噌汁の残り物に味噌を足して増量し、焼いたほっけをレンジであっためなおし、サラダとご飯をテーブルにならべればなんとなく「食卓」という雰囲気になるから不思議です。
ただ、子供にせかされるとそれもするんだけど、自分ひとりで出勤なんて時は、それも面倒くさくて朝食抜きでコンビニでお握りを買っていったりするのですが、忙しくて、結局夕方までおにぎりが残っていたりします。朝食抜きは体に悪い。

さて、今週はミーティングに出てないことに気づいたので、隣のグループへ行くことにしました。
さすがに夕食まで自分で用意する気にもなれず、妻が帰ってカレーを作ってくれるのを待っていました。遅くなったおかげで高速道路を使う羽目に。外食するための750円は不許可だけど、高速道路代750円はなぜか許可されるのでした。不思議であります。

ちなみに、ホームグループのほかに、週に3回直近の会場へ行って、週4回を維持しようとすると、仕事が終わってからだと高速を使うことになるので、高速料金+ガソリン代+会場あたり500円の献金をするとだいたい週に1万円。一ヶ月で4万円の出費となります。
これに病院メッセージ(病院はたいていイナカにある)、委員会などが加わるというわけです。こんなことが何年も続けられるわけもなく、金銭面の制約から週に1〜2回のミーティングと、あとメッセージと委員会活動というところに落ち着いています。献金強化しないと。
それも、仕事に火がつくと吹っ飛んでしまうのが現実です。今自分がAAに使っているお金が、多すぎるのか少なすぎるのか、それはさっぱりわかりません。書籍とか電話代とか、計算するのが嫌になるような費用もあるし・・・。恵まれているとは思います。

仕事を理由にAAから遠ざかってしまう仲間を責めることは決してできません。たまにやってきてくれたときは、やはり笑顔で迎えたいものです。飲まないで世間を泳いでいる姿や、仕事の愚痴でさえも、やはりメッセージになりうるし、ひきつける魅力になりえるのじゃないですか? 数と多様性が生物の力の源です。


2003年03月14日(金) 魔力

リストラクチャリングなんてものじゃなくて、単なる人員整理で二人が会社を去っていきました。
個人的には親しかったわけなので、動揺もしているし、とても残念に思っています。でも悲しいまでに実力本位なこの業界です。ただそのモノサシが何本もあるという不思議なところですけど。それに、求人の多い彼らの年代なら、このいつつぶれるか分からない零細企業よりも安定したところが見つかるでしょう。

それにしても、いつからか自分が三流技術者であることを自覚してしまって、横綱相撲を目指すのではなくて、いろいろと小ざかしい余技を身に付けることで生き残りを計っている自分が、なんか切なくなってきます。 ただ、労働が苦痛と金銭の等価交換に過ぎないとするならば、うつ病患者である自分はこの経済社会のなかに自分のいる場所を見つけることができないでしょう。

さて、そんなわけで、今週は心も体もすさみきった状態で週末を迎えたわけであります。
ともかく部屋の惨状をなんとかせねばなりません。 整理整頓棚卸しをして、風通しをよくしないといけないのは心の中だけではないのです。 が、どっちの整理もなかなかできないのが実情です。それにしてもセックスの問題と言うのは、取り扱いが難しいですね。まあ、容易に個人が特定できるような情報を流してしまった僕も反省していますが、それは伝統3の問題であるとか、アノニミティをなんだと思っているんだとか、AAはセックスの問題については意見を持たないんだとか・・・。

あのね、AAも社会の一員であって社会的責任から自由であるわけじゃないのよ。
外部から見ればAAはひとつであって、私たちには○○というローカルルールがあってなんて言い訳が通用するわけがないではないですか。全体の福利と言うものをもう少し考えてくださいな。「私たちはお酒を止めるための男女の集まりです」なんて広報活動をしている一端で、別の人間が精神病院からつながりたてのおねーちゃんを、長い仲間がたぶらかして一発やっちゃった(下品)とか言っていて「ひきつける魅力」が発揮できるわけがないじゃないのさ。(ひさしぶりにひいらぎ大暴走)。

ともかく、自分の整理整頓棚卸しと休養。


2003年03月13日(木) ラーメン屋

何年か前、ラーメン屋を営んでいるメンバーから、別の店のラーメンを薦められたことがありました。

「あそこのラーメンは一度食べてみるべきです。何の変哲も無いラーメンですが、忘れられませんよ」

ところが、広い道路沿いに面したその店には駐車場もなく、しかも隣の赤ちょうちんはいつも開いているのに、そのラーメン屋は閉まっていることが多く、なかなか寄ることができないままに、ずっと時間がたってしまいました。
医者に行くために仕事を夕方に切り上げ、その店の前を通ると、珍しく開店しているではありませんか。 さっそく帰りに近くの堤防道路に車を駐め、訪れてみました。
入ってみると、ラーメン屋ではなく食堂でした。老夫婦が二人でやっているという話でしたが若い店員さんもひとりいました。どこにでもある町の食堂です。チャーシューメン650円を頼んでみました。 大鍋でスープを作っている以外、とりたて気合が入っている要素はありません。 チャーシューもかじってみたら、中身が冷たいし。縮れ細麺は製麺屋から仕入れているのかな? スープは東京風、でも脂っこい。
確かに特別なところの無いラーメンでしたが、忘れられない印象でした。
チャンスがあればまた食べに行くでしょう。 夜の営業は老夫婦にはきついのか、あまりやらないそうです。 日曜日も混み過ぎてやらないのだとか。

仲間からのプレゼントを、やっと受け取ることができたって感じです。


2003年03月12日(水) 消耗

さすがに先週は3日県外に日帰り出張し、今回も楽だったとは言え2泊3日を使ってしまいました。
自宅に帰ると、いろんなことが溜まっていました。
いや、たまっていたのではなくて、滞っていたことがそのままになっていただけです。
こつこつやって片付けるしかないのですが、それも面倒で、かといって愚痴をこぼす相手もなくぼんやりしていたのですが、メールを携帯に貰ったので、折り返し電話をしてブツブツ文句をたれてしまいました。 男だって、理屈だけじゃなくて、単に話を聞いてもらいたいだけのことがあるのです。
欲しいものは与えてくれないけれど、必要なものは与えてもらえる。
例えばAAメンバーがそうであり、ハイヤーパワーがそうであり、家族とかもそうかもしれません。親にも、僕が欲しい量とか質の愛情は注いでもらえなかったけれど、とりあえず大人になるまで育ててはもらったという解釈に落ち着いています。大人になった後は、自分の責任ね。
でも、欲しいものは欲しい。欲しいものを否定したら、生きていく活力がなくなってしまいます。
でも、欲しいものがなくなってしまったときは、たぶん消耗しているのでしょう。
今夜は早く寝るということで。


2003年03月11日(火) ほんとは生ものを買って帰りたかったんですけど

結局セブンイレブンではウーロン茶は発見できませんでした。日本製のダイエット茶しかなかったのです。
前夜の夜店で1Kg100元という「出がらしを乾かしたんじゃねーのか」というお茶を仕入れておきましたが、凍頂茶ではない(かもしれない)ところがひっかかります。
結局、空港で両替するときに2000元ほど残しておいて、免税店で買いました。(いったい何の税が免税なんでしょ)。
ちなみに台湾元を日本に持って帰っても、両替できる場所はありません。
今回はもう一回訪れることが判っているので、元が残っても構わないのですが、使えない金が手元にあるのもなんですから・・・。
ティーバッグのヤツは、ホワイトデー対策として(ああ色気が無い)。カンのやつ(茶葉のままのやつ)は、本当に花粉症に効くのか実験台になってくださる方にプレゼントしたいと思います。そんな人いるのかなぁ。


2003年03月10日(月) まさか営業をする羽目になるとはねぇ

一時間の時差は、夜更かし組には大変助かる援助です。
一日しゃべりっぱなしだったせいで、喉が痛いです。
日本と同じように不景気なんですが、こちらのほうが活気に満ちているのはなぜなのでしょうか。全般的に見れば、こちらのほうが貧しくて、生きていくのに精一杯という人たちもおおいのでしょうが、なんだかみんな精一杯生きているという感じです。
豊かではあるんだけれど、みんながなんとなく生きているような気がする日本にくらべると、不思議な活気に満ちているのです。

そうは言っても、食うに困るようでも、困るんですよね。
6月後半は富山で、7月には一週間台湾に来ることにきまりました。
仕事がもらえて、ありがたいことでございます。
現金で払ってくれるところは、特にうれしいです。


2003年03月09日(日) びよんど・ざ・ぼーだー

戦争が近づいているせいでしょうか、セキュリティチェックが厳しくなっていました。
用心して、財布も鍵も携帯もPDAもトレイに出したのですが、鳴ってしまいました。ベルトも外したんですが再度鳴りまして、挙句に女性職員にキ○○マまで触られる始末です。

中正国際空港の温度は13度。
飛行機に乗るたびに、養鶏場のトリのような気持ちになるのですが、今回はぐっすり眠ってしまいました。慣れたとて10時間以上かかるアメリカ本土や欧州には行きたいとも思いません。ビジネスクラスに乗ることも一生ないでしょうし。
卒業旅行の大学生たちで、たいへん混み合っていました。
イミグレーションカードを書き忘れたせいで、長い入国審査の列に並びなおす羽目になりました。その間に次の便が到着してしまい、欧州の言葉を話す背の高い人たちに囲まれました。日本人には高飛車な審査官も、心なしか欧州人にはていねいだったりして。
自分でホテルまで来いという無理な注文なので、タクシーをアレンジしようと旅行会社のカウンターに向かっていたら、途中で白タクの客引きにつかまってしまいました。正規のタクシーならカローラクラスで800元。でもなぜか空港税がかかって1200元。ベンツSLの白タクは1300元で、ちゃんと領収書ももらえました。

「境界のないメッセージ」がWSMのテーマですが、台湾・香港・中国の間には、厳然とした境界があって、AAもなかなかうまく連携できないようです。でも、ビッグブックの翻訳とかを協働しようという動きはあるようです。
ちなみにGodは、中文では天帝もしくは大帝と訳すのだとか。でも、Creater=創造主とかなっている場所はどうするんだろう?


2003年03月08日(土) 感謝

ビジターカウンターの値が10000を越えました。
のべ一万人のかたが訪れてくださったということで、ありがとうございます。なんか、よろこびというより、安堵の気持ちであるように思います。一年一ヵ月半での達成は、予定よりずっと早いです(予定たてんなよ)。

というか、いつ一万を達成するかなんて考えていたわけじゃなくて、一万に達する前に終わってしまうのじゃないかということを考えていたのです。でも、不思議に続いてきました。 続ける力というのは、AAで与えられたもののように思います。 それと、なによりここを訪れてくださる人々から、力を貰っている気がします。
カウンターの値がひとつ増えるごとに、それは持続へのエネルギーとなって僕に注がれている気もします。

実は、この雑文を書いているだけで、更新のパワーを使い果たしてしまっている気もします。
本サイトは、借り物の文章や情報の寄せ集めが実態であります。
「ビッグブック翻訳改定に至るまで」とか(もう削除しましたがWebのFAQとか)、反則技ではありますが、僕の伝えたいことでもあります。そういう意味では、すみからすみまで、ひいらぎという個人の考えが反映されたところであって、公平さとかはあまりないのです。 個人サイトですから当たり前ではあるんですが。

僕のやっていることすべてがそうであるように、「やりながら意味を考えている」というのが実態であります。
1月2月の忙しさの中で、切り抜いておくのを忘れていた新聞記事がありました。うつ病患者の人のアルコール乱用に関する記事です。 大量飲酒しているからアディクトとは限らないという例示と、なんでも心因性の問題として片付けてはいかんよということです。
まあ、もう資源ごみで出て行ってしまったので、どうしようもないのですが。


2003年03月07日(金) If it ain't broke, don't fix it.

さすがに疲れました。 とくに厚木まで行った意味が無かったことが・・・。
まあ、いいでしょう。 AAと同じで、一回一回の行動にはそれほど直接的で目に見える効果が期待できるわけじゃない、という考え方を仕事にも適用すればいいわけですから。

雪混じりの雨の中でスピードを出しすぎていて、渋滞のおしりに突っ込みそうになりました。
車に乗る男性の8割は「自分は車の運転がうまい」と思っているのだそうです。車の性能に頼った運転をしていると、いざというときに命を失いかねないと改めて認識しました。

会社に戻ったのは8時でした。 雑務を片付けているうちに10時になってしまいました。氷点下になった道は凍り、霧が街を覆っていました。 たぶん深夜には安曇野は、信号機ですら定かに見えない濃霧に包まれたりするのでしょう。
そして懲りずに自分の車をパワースライドさせて遊んでしまうのでした。

妻が「うつをやめれば楽になる」という本を一生懸命読んでいます。ちょっと借りて読んでみました(5分だけ)。まあこれは、AAのビッグブックと同じなんじゃないかと思いました。100%実行できるわけがないのです。 提案書であって、どう解釈して実行するかは個人個人の自由でしょう。 それを100%実行しなければならないと思ってしまうと、「そんなことできっこない」という気持ちから酷評が生まれてきてしまうのかな、と思いました。
ビッグブックと同じで、誰かと分かち合いながら読む本かもしれないなと思ったりして。うつ病の自助グループというのも、そういう意味ではありうるのかも知れませんね。


2003年03月06日(木) 朝の混沌

ハードディスクを買っても、入れ替えているヒマがありません。

さて、コンピューターというのは、電源を入れるとリセット回路が働いて、全素子がいっせいに揃って動き出すようにできています。 でも、実際には温度や電圧などの影響を受けて、早く動き出すところと、遅れちゃうところができてしまいます。部分的にしか動いていないコンピューターというのは、正常には動かないわけです。だから、電源のON/OFF時に一番故障が発生しやすいのです。(もちろん実際の製品は十分なマージンを取って設計されているのでそうは壊れません)。

何が言いたいかといいますと、起床直後の僕の頭の中は、このパワーオンリセット直後の計算機の中に似て、まだらにしか動いてくれないのです。思考の断片が頭の中をとびまわり、いったい今日一日何をしたらいいのか混乱してしまいます。
しかし、じっとしていると、そのうちにいろんなことが統合されていきます。今夜は病院メッセージがあること。4月からの会場の予約に公民館に行かないといけないこと。そのためには仕事を早く切り上げるべく、ペースをあげないといけないこと。そういえば午前中に商談があって、いつもより45分早くでかけないといけないこと。
朝の祈りと黙想と呼ぶにはあまりに混沌とした布団の中での苦悶なのですが、それでも「今日一日自分が何をするか」が決まっていきます。
雪が降っているのですが、気温が高いので心配はありません。 問題は明日行く厚木の昼間の時間降水量が8mmという予報がでていることです。


2003年03月05日(水) 買い物

ハードディスクを買ってしまいました。
何年か前に買ったハードディスクは、「速さ」が売りでした。 それは今でも色あせない性能を発揮してくれてお気に入りなのです。 が、車で言えばスポーツカーの乗りごこちがゴツゴツして、音もうるさいように、ハードディスクにおいても、性能と静かさは両立しないのです。

で、24時間パソコンが稼動している部屋で寝なくてはならないという未来を見据えますと、不眠で悩まないためには、ともかくハードディスクを静かにしなくてはなりません。静音化の道具はいろいろと売られています。 例えば、ハードディスクを吸音材の箱に収めて、廃熱のための工夫をした製品などもあります。

そんな製品を見ながら、ふと新品のハードディスクの棚をみると、安売りがされておりました。雷に打たれたような物欲に取り付かれ、気が付くと手元には買い物袋とレシートが・・・。

買い物にはアルコールのようにストレス解消効果があって恐ろしい側面があります。台北のお土産は何にしようかな。 この前は杏仁茶(アーモンドの粉末で、これと寒天を混ぜると杏仁豆腐ができる?)を買ってきましたが、極端に不評でした。花粉症にかなりの効果があるという凍頂烏龍茶(鉄観音はだめなんだそうで)にしようかな。
お土産用は高いからセブンイレブンで買ってきます。


2003年03月04日(火) If something can go wrong it will

朝、家を出るときには、雪が舞っていました。
職場から車を出す頃には、それは止んでいました。中央道から名古屋を通過して、名阪へ。鈴鹿山脈のふもとでは、やっぱり雪が舞っていました。関が原では雪が降るというから、その続きの鈴鹿でも雪が降るのでしょうか。
そういえば南雪の季節ですから、南岸沿いで降っても不思議ではないのかもしれません。人々も驚いた様子はなかったので、雪が降るのは普通のことなのでしょう。

仕事がヒマなのでドライバーとしてついて来てくれたK君の携帯が鳴り、茨城のお客さんから「今日中に来い」と言われてしまいました。マーフィーの法則というやつでしょうか。考えうる最悪の事態というのは、やっぱり起こるものなのです。まあ、もちろん行けないものは行けないのですが・・・。

アルコホリックもちょっと似ているかもしれません。何のケアもしなければ、いつかは必ず飲んでしまうわけです。その「いつか」が、3日後か、3週間後か、3ヵ月後か、3年後か、30年後か、それは神ならぬ身にはわかりませんが、いつかは必ず訪れるのでしょう。
それ以前に死んでしまえば「勝利者」だというのなら、そう呼べばいいかもしれない。でもアルコールは強敵だから、ひとりで相手をするにはちょっとキツいです。

信州に戻ると、やっぱり雪が舞っていました。下の子の保育園への入園許可がもらえました。 やれ、ありがたい。でも、確か申請書につけたのは妻の病気の医者の診断書だったはず。説明書きによれば、保育してもらえるのは「医師の所見による加療終了見込月まで」とあります。
「その欄に、なんて書いてあったの?」と聞きましたら、「卒園までだって」と答えがありました。
ということはなに、妻の病気はあと2年はかかるってこと? え? え?


2003年03月03日(月) 数と多様性こそが真の力

僕の2番目のホームグループにおける最後の一ヶ月が始まりました。
このグループは事実上一度崩壊しています。 再建されたグループのほうが、なんとなくいい感じです(手前味噌)。 それはやっぱり無理な気負いというものがないせいでしょうか。背伸びをしすぎたというのが、以前のグループでの反省でした。

ほとんどのメンバーは、週一回だけのミーティングに定期的に参加することを基本にしています。隣のグループまで行くのは、お休みのときや個人の非常時や、用事があるときに限られています。イベントにもしょっちゅう行く人はいません。 委員会や集会への参加も最低限。病院メッセージも誘い合わせてなんとか続けているぐらい。献金はなによりもグループのために第一に使われています(今月は珍しく1万円集まったけど、ほとんどがグループの溜まっていた支払いに使われてしまった)。

人数のほうは、波を繰り返しながら漸増してきました。AAのメッセージ先の病院の出身者が多いというのもあります。一週間ごとの再会を喜ぶ笑顔と、他に対する寛容さがあります。
メッセージを運ぶことや、サービス活動への「強烈な」熱意はないですが、このミーティング会場がアルコールに対する安全な港であって、それを「皆でできる範囲で協力しながら」守っていこうという意識が自発的に生まれ、共有されつつあるんじゃないかと思います。

まあ、飲んでしまったら元もこもないのですが、生活と両立しなければ長くAAは続けられないということです。 一時的に質が高めるよりは、時間軸において量をふやしていく。「ミーティングの回数を減らしなさい」
というスポンサーのあの頃の謎めいた提案の真意がやっとわかってきたということかな。AAにあまりに多くのものを捧げている人は、やぱり同じ種類の人にしか「ひきつける魅力」を発揮できないということかな。 そうは言ってもね。


2003年03月02日(日) 感謝を言葉に

以前仲間に、「感謝を言葉にしなさいよ」と言われたことがあります。言葉にしないと伝わらないじゃないか、と。
そのときは、なるほどと理屈で思っただけなんです。で、以前スポンサーが「最近、誉められると素直に喜べるようになってきた」という分かち合いを受けたときにも、なるほどそんなものかな、と思っただけでした。
今日は、ありがとうと言われて、なんだか素直に嬉しいのであります。以前だったら、言葉に踊らされるようなおめでたい人間になりたくない、などという「屁理屈」が働いてしまって、無理に喜びを自分の中に押し込めていたところがありました。 感謝に踊らされないほうが高潔だというカンチガイをしていたのかもしれません。

「えへへ」と照れながら、頭をかいて見せるというのも、正直のありようかもしれません。
空っぽの器を大きく見せようとした挙句、「なに考えてるかわかんない」と言われるよりは、考えていることが丸分かりの小さい人間のほうが、自分にはフィットしているのかな。んでもって、やっぱり自分は人を誉めるのは苦手なんです。小さい頃から、本当の意味では人を誉めてこなかったからです。
感謝を言葉にする習慣が無いから、人を誉めることが難しいのでしょうか。

ちなみに、ツ○ヤの一件は酒販会社のローカルなキャンペーンではなかったかというのが、とりあえず自分の中での結論です(つまんねーの)。


2003年03月01日(土) 地区委員会前

以前だったら、疲れていれば何時間でも十何時間でも眠れたのですが、最近は8時間連続で眠ることも難しくなっています。 疲れていても目が醒めてしまい、そのまま布団の中にいるとロクなことを考えないので、しかたない活動していると、余計疲れが蓄積するわけです。計画的に動いていかないと、そのうち行動不能になってしまうかも。
来週は県外出張が3回、再来週は海外と、仕事がハードになってきただけに、AA・家庭・仕事とバランスを考えて行動すると自戒しておかないといけません。

さて、ひさしぶりにTSUTAYAでビデオをレンタルしに行きました。 娘たち用に、おじゃ魔女とサクラを借りました。 店員さんの中に、背の低い女性の方がいらっしゃいまして、まあ低身長好みの僕としては大変好みであります(変な日本語だ)。
もっとも、ツタヤのカウンターはラウンドロビン方式ですから、誰にあたるかは待ち行列の中の位置次第ということになります。 で、今日は運良くその方にあたったんですが、別にだからと言って特別な会話をするでもなく、去ろうとしたところへ、「ちょっと待っててください」と言われたので、その人がカウンターの奥へ引っ込んでいる間30秒ほど、ぼうっと待っていました。
そして、その女性が差し出した物体を見て僕の思考は停止してしまいました。きちんとした日本語をしゃべってもらったのでしょうが、僕の頭はそれを理解できませんでした。
ともかく、「いえ、結構です」と言って、その場を去りました。それは僕の大好きなソルティードックのボトルのように見えたからです。

これは、僕だけに起こった事件だったのでしょうか、それとも全国のTSUTAYAでカクテル瓶がプレゼントされているのでしょうか。 もしくは、単なる僕の目の錯覚なのでしょうか。ともかく、「最後の弁護士」のタイトル曲って誰が歌ってるんですか? という質問をし忘れてしまったため、別のところで買う羽目になってしまいました。

セックスうんぬんは別にしても、一緒に遊んでくれるガールフレンドは欲しいなというのが率直なところであります。 まあ、それを浮気というのかもしれませんが。でも、遊んでいるヒマも金もないというさびしい現実もあったりして。



もくじ過去へ未来へ

by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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