天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

感謝してる - 2007年01月25日(木)

1ブロック先に停めてる車がパンクしてるから、AAAを呼ぶ。

1時間半経ってやっと来てくれたAAAのお兄さんはタイヤをはずすのに悪戦苦闘してたけど、パンクしたタイヤはうんともすんとも言わないままはずれなかった。こんなことは初めてだってお兄さんは困ってた。結局明日もう一度AAAを呼んで、なんか特殊なツールを持ってきてもらってはずすことになった。寒さのせい? 気温はマイナス10℃。雪は降らなかったけどセーターを2枚着た上にダウンのコートを着てても寒かった。お兄さんはいい人で、寒いからってわたしをAAAのトラックの中で待たせてくれた。


今日仕事から帰って来てから車を動かそうとしたら、右前のタイヤが完璧にパンクしてた。前からタイヤはリークしてて、しょっちゅうジェイソンがスタンドで空気を入れてくれてた。明日は金曜日で道路の南側の清掃があるから、南側に駐車してるわたしの車は北側に移動させなきゃいけない。「完全にパンクしてるよ、動かせない」ってジェイソンの電話にメッセージを入れたら、しばらく経ってから電話してきてくれた。

「AAAに電話したの。1時間ほどで来てくれるって」「これから自転車で、スペアタイヤに交換しに行かなきゃと思ってた」。

ジェイソンちからうちまで75ブロックある。おまけにジェイソンのアパートはウェストサイドだから、ここのイーストサイドまで8ブロックある。アベニューの8ブロックだからストリートの16ブロック分はある。どんなお天気でも、どこにでも自転車で走り回るジェイソンだけど、こんなに寒いなかそんなに長い距離をわたしを助けに来てくれようとするからびっくりする。

知り合ってからずっと。わたしのマックを完璧な別人にしてくれたし、アパート探しも引っ越しもクローゼットも、これから改装してくれるキッチンもバスルームもベッドルームも。それからもっといろいろ。このあいだ車が動かなくなって、AAAに持ってかれたメカニックでボッタクラレそうになったときは、メカニックとケンカして200ドルで修理させてくれた。

わたしの人生を生きやすくするためにジーザスが連れて来てくれた人。わたしはジェイソンをそう思ってる。愛してるとか愛してないとか、恋人かただの友だちかとか、そんなことはもう考えない。どういう関係かなんて定義づける必要なんかないんだってこと、ジェイソンはわたしに言葉じゃなく分らせてくれた。

毎日電話をくれて、時間も労力も惜しまずにいろんなこと助けてくれて、ひと月の3分の1はわたしのところで過ごしてくれて、何でも出来るスーパーマンで芸術家で、わたしのチビたちを可愛がってくれて、わたしのお料理食べるのが大好きで、でもチーズおろすの手伝ってくれて、そんなものすごい特別な、素敵な友だち? わたし、すごく感謝してる。


デイビッドから携帯にメッセージが入ってる。先週も3回くらい入ってた。全然かけ直さなかったから、明日かけてみようか。


明日は最高気温がマイナス6℃。最後の切り札のあの黒い毛布みたいなロングコートを着るしかない。








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股関節柔軟体操 - 2007年01月24日(水)

4日目。エクササイズ始めた。
太ももに筋肉つけて足をもっと強くしたくて、膝のリハビリに使ってたウェイトを、とりあえず家に帰ったら足首につける。で、そのまま家の中歩き回る。それから寝る前にベッドの上でいろんなことやってみる。そしたらなんかおなかの調子までとってもよくなって、健康的なBM。一石二鳥。

ウェイト足首につけて「どんなことやってるの?」ってこのあいだジェイソンが聞くから、「こんなこと」ってベッドに寝転んで足あげたり下げたり伸ばしたり回したりやって見せたら、両足伸ばして足あげ腹筋状態のところで「そのまま両足広げて」って言われる。めちゃくちゃキツい。でもめちゃくちゃ股関節が柔軟になりそう。で、毎日それを取り入れるように、って笑いながら言われた。一石三鳥になるかな。ジェイソンのために頑張ろうか。

昨日は、買ったアンティークのローチェストに着物を入れた。黄色い虫除けの布に一枚一枚アイロンをかけて着物を包む。しわくちゃになってた襦袢にも一枚一枚アイロンをかける。ジェイソン待ってる間に観た「メモワーズ・オブ・ア・芸者」のせいで芸者気分になってひとりうっとりする。こっちでもお茶会とかあったりするらしいけど、わたしは多分もう外で着物を着ることはないと思う。家で着てみるかもしれないけど。ジェニーがわたしの着物見たいって言ってから、今度芸者気分で見せてあげるよ。

アイロンは力がいって時間がかかった。腕がだるくなったところでジェイソンからの電話が鳴る。夜中の1時半だった。それから着物と小物を全部ローチェストにしまい終えてウェイトつけてエクササイズ頑張ったら朝の3時。くたびれてくたびれて眠りこけて今朝も遅刻した。

アパートはかなりすっきり片付いて来た。まだCDの箱と本の箱半分が山積み。それからキッチンのキャビネットとカウンタートップを作る板とバスルームとベッドルームにつける棚の板とかが山積み。2月のハウス・ウォーミング・パーティもあやしい。わたしのバースデーまでには、とか思ったけど、それもあやしいかもしれない。イースターまでには出来るかなあ。

その頃には股関節が超柔軟になってるよ、絶対。今からエクササイズ頑張る。

明日の天気予報は雪だって。今週一週間ずっと雪だ。嬉しいけど寒い。






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足の爪剥がれた - 2007年01月21日(日)

外から帰って来たジェイソンが電話をくれる。イーストヴィレッジまで自転車で行って、あまりに寒くて慌てて帰って来たって。「このあいだの夜より寒いの?」「このあいだの夜よりうんと寒い」。このあいだはいつものコーナーストアでフレンチバニラのカプチーノを買って10ブロック先まで自転車で走ったらコーヒーが凍ってたって言ってた。今日はマイナス8℃。風が強くて体感気温マイナス15℃。「天気予報じゃそうなってるけどさ、実際には体感気温マイナス18℃だよ」。

今夜中の1時。あと3時間くらいすればわたしはジェイソンをピックアップしに行く。気温は何度になってんだろ。

明日はブルックリンまで家具を取りに行く。こないだ eBay でもうひとつ買ったアンティークのローチェスト。一番上が横に二つ引き出しになってて、一番下は横に長ーい引き出し一つで、真ん中が開き戸になってて、着物を入れる和ダンスみたいでわたしは母に送ってもらった日本に置いてあったわたしの着物をそれに入れることにした。オークションだったけどわたし以外、っていうか実際にはジェイソン以外、誰も賭けなかったから、最初の値段の25ドル。税金とピックアップ費ってのを入れて37ドル。

わたしの車は小さくて、前は車より大きいほどのドレッサーを車の屋根にロープでくくりつけて、高速を走らずドレッサーに赤い布をつけてエマージェンシーライトをチカチカ点滅させながらのろのろ運転で帰って来た。明日またそれをする。それが楽しみだったりする。


今日はなんにもしなかった。昨日フランクとタンゴを踊りに行ったら、フランクに右足の親指を蹴られて爪が半分剥がれた。オープントウのダンスシューズ履いてたし赤いペディキュア塗ってたから気が付かなかったけど、帰るとき靴を履き替えようとしたら血が出てた。痛くてブーツを履けなくて、それでも履かなくちゃ帰れなくて、フランクが車でうちまで送ってくれたけど車に乗ってるあいだぎゅうっとブーツに押さえつけられた右足の親指が痛くて痛くて、フランクの話に生返事しながらずっとしかめっつらしてた。

だから今日はダンスにも行けず、普通の靴さえ履けないから外にも出られず、掃除機のゴミバッグがもういっぱいだから掃除機もかけられず、まるで無駄にしてしまった土曜日。

「なんにもしてないし、なんにもする気ない」って言ったら「いいじゃん、なんにもしなくてさ」って言ってくれるのが救いになる。あと3時間待たなくちゃいけない。「あの映画観れば?」ってジェイソンが言う。クリスマスに同僚のケリーがくれた「メモワーズ・オブ・ア・芸者」のスペシャル・エディション DVD。

そうしようか。あれ観ようか。


そうだ。3時間あとにジェイソンをピックアップしに行くとき、履いてく靴どうしようか。スニーカーのかかと踏んづけるしかないか。


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冬が来た - 2007年01月16日(火)

もう16日だって。焦る。

新しいアパートはまだ全然「快適に暮らせる」状態じゃないし。違うな。快適かもしれないけど、ただまだ箱だらけで全然収拾がつかなくて焦るんだ。州の資格申請をしたら足らない書類があるって手紙が来て、どの箱の中にそれがあるかわかんないからそのまま放ったらかしにしてるし。探せばいいのに探さないから焦る。それよりなにより先のこと考えると焦る。先のことは考えちゃだめって解ってるのに考えては焦る。


昨日も焦って焦って、どうしようもなくなったから突然思い立って踊りに行った。一番お気に入りのDJのとこ。雨だし人少ないだろうなって思って行ったら、ライブのバンドが入っててすっごい人だった。キューバのバンドで、ヴナヴェスタ・ソーシャル・クラブを軽くしたみたいな感じでめちゃくちゃ上手くていいバンドだった。うちのスタジオのパーティに来るキューバン・バンドなんか比べ物にならないくらい。っていうか、今まで踊ったライブ・バンドのどれよりもよかった。だから燃えた。チャイニーズのダンス友だち光くんは来てなかったけど、光と踊るときとは違う雰囲気で踊れた。なんか体がすっごく自由で誰と踊ってもフィットして、やたらと上手い人たちからお誘いかかってびっくりした。ライブのブレイクでDJ入ってるとき、ドラマーのお兄さんに「上手だね」って日本語で声かけられた。踊りながら「日本語しゃべれるの?」って聞いたら「ちょっとね」って、かなりスムースな発音で、マイアミに住んでたとき日本語勉強したって言ってた。マイアミ、サウスビーチ、キューバンミュージック、ローラーブレイド・・・ああ、またマイアミに行きたいなって思った。あれから、デイビッドと行ってから、4回くらい行ったんだ。オスカーがコンド買ったから使わせてくれて。ドラマーのお兄さん、くるくるくるくるスピンとかしないけど、さすがにリズミングが超優れてた。最後に踊っためちゃめちゃスパニッシュ訛りのキューバ人のお兄さんに「きみ、キューバの女の子みたいに踊るな」って言われた。「うそ」「うそじゃないよ、僕はキューバンだからね、キューバの女の子の踊りは知ってるさ」「だってそんなこと言われたことない」って言いながら、すごい嬉しかった。夜中の3時まで踊って、朝起きれずにまた遅刻した。

妹チビが梯子を登ってクローゼットに飛び乗って暴れてかけてある洋服にじゃれついて遊ぶから叱ったら、反抗してお兄ちゃんチビにケンカ売って飛びかかるからまた叱ったら、とうとう拗ねてわたしのこと避けてた。それでもベッドに入ったらいつものようにわたしの胸に乗っかって来て甘える。「いい子にしなよ、いい子じゃなくても大好きだけどいい子だったらもっと大好きだから。ね、大好きなんだから」ってくちゃくちゃに撫でてるうちにふたりとも眠った。お兄ちゃんチビは洋服の箱のひとつがお気に入りで、引っ越す前からそれをベッドにして眠る。だからその箱だけまだ洋服がはいったまんまで空けられない。でもこれは焦らない。


毎日踊りに行って、帰って来たらチビたちと遊んで、ジェイソンが来たらお料理して、って、そんなふうに暮らせたらいいのに。ときどきマイアミに行って、ときどきあの街に帰って、ああそうだ、わたしが11年暮らしたあの街にジェイソンも行ってみたいって言ってた。焦らないで暮らしたい。焦らないで毎日毎日笑って暮らしたい。

焦るとたばこを吸う。窓辺に行って窓を少し開けて。


ヒューって冷たい風が入って来た。マイナス6℃だって。体感気温マイナス13℃だって。明日は最高気温0℃だって。そして今日は眠たい。


冬が来た。





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苺 - 2007年01月14日(日)

大きな重たい箱を肩に担いで梯子を2段登ったところで、左の膝をコンピューターデスクの角でがつんと打つ。骨折れたかと思うほど痛かった。ベッドに座り込んでイッタ〜って言ったら、声が頭の芯でぐわ〜んとエコーして体中が痺れてふにゃふにゃになった。しばらく痛くて立てなかった。それでも再度挑戦したら、また2段登ったところでがつん。これを合計3回繰り返す。顔から血の気が引いてく気がした。ベッドに座って惚けてたら、携帯が鳴る。

チャイニーズのダンス友だち光くんだった。ダンスパーティに行く約束の確認。と、時間早くして8時においでって。膝平気かなって思いながら慌てて用意する。

踊った踊った。ニューイヤーズイヴ以来だ。ああ、やっぱり光と踊るの最高。最高に息が合って、最高に充実する。1曲ごとに満足する。膝は大きな紫色の痣を作ったまま、平気だった。光に「あれ? 腕、筋肉ついた?」って言われた。引っ越し以来ずっと重いもの担ぐのが日課だからなあ。


今日は教会に30分以上遅刻。踊り疲れたのに夕べはあんまり眠れなかったから。ジェニーは急ぎの用があるから、今日はジェニーとのランチはパス。引っ越してから、教会のあとは前に住んでた近所で買い物するのがルーティーンになった。あのスーパーマーケットもドラッグストアもイタリアン・ベーカリーも、まだ今はこの近所よりずっと買い物しやすい。歩き慣れた街をてくてくてくてく歩く。膝は全然平気だった。強くなった。のかな。膝の骨折ったときには、踊れなくなったらどうしようって泣いたけど。もう3年経つ。デイヴィッドは今でもときどき電話をくれて、「膝、どんどん強くなってるね」って、踊りまくってるわたしの話聞いて喜んでくれる。アンティークのドレッサー担いだときみたいににものすごく重たい物持ったりすると絶対左足の膝にくるし、雨の日はときどき軋むみたいに痛むけど。

天気予報は「夜には雨」の曇り空。雨が降り出さないうちにランドリーをしに行く。またひとりで寝るのがもったいない洗い立てのシーツ。それからひとりで、アルグラとトマトとブラウンマッシュルームとフレッシュ・モツァレラチーズにカシューナッツとアーモンドとドライ・クランベリーとパイン・ナッツのミックスをたっぷり乗せて、オリーブオイルを少しかけたサラダをたくさん食べる。来週末ジェイソンが来たとき、また作ろ。オリーブオイルとバルサミック・ビネガーでちゃんとドレッシング作って。

明日はマーティン・ルーサー・キング・デーの祝日。一日雨だから、まだまだ残ってる引っ越しの荷ほどきをする。朝食は今日買った苺をいっぱい入れたシリアルに決めた。・・・苺は来週末までもたない・・・よね。


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記念日 - 2007年01月10日(水)

よたよた起きて、明日のお医者の予約を取って、シャワーを浴びて髪が乾くのを待ってから出掛ける。ハンガーを買いに。

水曜日の晩に来てからずっと泊まってジェイソンはわたしのコンピューターで仕事しながら、夜に少しずつ白いペンキ塗りをしてくれる。月曜日に白いペンキ塗りが完成した。知らなかった。ペンキ塗りってペンキ塗るだけかと思ってたら、なんかいろんなことする。コーキングも知らなかったけど、最後のタッチングも知らなかった。土曜日の夜から熱が出たわたしは、結局ひとはけすらペンキを塗る機会がなかった。

ジェイソンが帰った翌日、わたしは仕事お休みしてお医者に行く。また気管支炎らしい。5日分の抗生物質と咳止めと痛み止めをもらった。明日もう一度診てもらうときに咳がまだひどかったら胸のレントゲン撮るって言われたから、とりあえず抗生物質だけまじめに飲むことにした。咳止めと痛み止めはパス。木曜日まで仕事は休みなさいって言われて、嬉しかったりする。


外は寒かった。マイナス2℃なんて気温のなか、ぐるぐるに着込んで帽子被って咳き込みながら、足らない分のハンガー買いに行く。20個入りの箱ふたつ。洋服はやっぱり全部収まり切らず、入らない洋服は箱にまた戻して、12フィートある天井までジェイソンがつけてくれた棚に梯子に上って箱をのっける。みっつめの箱があまりに重くて肩からすべらせて落としてしまう。どーんって大きな音。帰ってくるとき会った下の階の人に「夜中の2時とかに何やってんの?」って非難されたばっかりなのに。ジェイソンのペンキ塗りとか、ゆうべはわたしが洋服の箱動かしてたから。明日またハンガーもう一箱買いに行かなきゃ。まだ足らない。前のアパートじゃひとつのハンガーにいくつも洋服かけたりしてクローゼットに押し込んでたから。


日曜日。週末出勤だったわたしは、仕事が終わってから病院のカフェテリアでティラミスを買って、病院から1ブロックのフルーツスタンドでイチゴを買って、お祝いのデザートを用意した。

「キャンドルを1本つけたかったのに、どこにあるかわかんないの。今日何の日か知ってる?」「何?」「1月7日」「何の日?」「あなたがわたしに出会った日」。

「へえ。早いなあ、時が経つの」。そんな決まり文句のあと、「クローゼットの完成前祝いかと思ったよ」ってジェイソンは言った。それから、「ありがとう」ってわたしのくちびるに音を立ててキスしてくれた。「Hi」と「Bye」と「Thank you」は全部おんなじキス。

女は記念日をつくるのが好き。出会ってから10月以外、偶然にも毎月7日には一緒にいる。ジェイソンはそんなこと全然気にしてさえいないに決まってるけど、7日は毎月わたしのちっちゃな記念日なんだ。


天使に出会ったのも7日だった。


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白いペンキ塗り - 2007年01月05日(金)

今ね、ジェイソンがペンキ塗りの前のコーキングやってる。

ジェイソンは水曜日の晩に来て泊まって、昨日も泊まって、今日も泊まって、明日中には白いペンキ塗りを終わらせるって予定らしい。明日は土曜日だけどわたしは週末出勤で、結局白いペンキ塗りはわたしはお預け。ジェイソンが効率よくひとりでやっちゃうんだってさ。明日わたしがお休みなら、効率悪くても無理矢理一緒にやったのに。

白いコーキングだらけになるからってジェイソンは頭に黒いビニール袋をバンダナみたいに被って、それが妙におしゃれで妙に似合ってる。仕事場から電話したときビニール袋頭に被ってるって言ってたから、雨降りの日のホームレスの人みたいになってるのかと思ってた。今度おしゃれなバンダナ見つけてプレゼントしよう。バレンタインかな。黒いバンダナがいい。バンダナ似合う人って好きかもしれない。デイビッドも似合ってた。明日からバンダナ探しだ。


今日はお昼にアリと外でごはん食べてしまった。ヨーグルトとバナナだけのランチで当分過ごす計画だったのに。そんな計画続くわけないとは思ってたけど、3日目にして挫折。っていうか、昨日もヨーグルトとバナナのほかにちょっとだけ病院のランチのスパゲティ食べた。ほんのちょっとだけだったからまあいいことにして。

今日は、まだおなかがいっぱいなほど食べた。インディアンのそのお店、バフェですっごくおいしい。週に一回はランチに行きたいと思う場所。だめじゃん。苦しいくらいまだおなかいっぱいで、これがやだからランチは当分バナナとヨーグルトだけって決めたのに。時々おなかがものすごい音でぐるぐる言うから緊張する。


もう少ししたらジェイソンと一緒に出掛ける。って言ってもジェイソンの用事にわたしが車で乗っけっててあげるだけ。でもそれからまた一緒にここに戻って来るのが素敵、とか思う。明日仕事じゃなかったらいいのにわたし。


もうすぐ1年になるんだよ、ジェイソンと知り合って。そういうことに関心ないんだろうな。気づいてもないんだろうな。

1年前。「スパニッシュ・ハーレムに引っ越したいんだ」って話した。それから夜中に一緒にこの辺り下見に来たりもした。でもまさか、1年後にスパニッシュ・ハーレムのわたしのアパートでジェイソンが白いペンキ塗りするとは思ってなかったよ。







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チューしたげるから - 2007年01月02日(火)

今日もジェイソンは来ないことになる。シーツは洗い立てじゃなくなったけど、待ってたのに。それよりクローゼットの完成がまた遅れる。「ハウスウォーミング・パーティは2月にするって言ってたからまだ大丈夫だろ」だって。ほんとは1月にする予定だったんだよ。それが箱だらけがまだ当分そのままになりそうだから、2月に伸ばしたんじゃん。って笑ったけど、可笑しくて笑ったわけじゃない。

行かなくてもね、僕はいつもきみのアパートが素敵になるように考えて、頭の中じゃどんどん素敵なアパートが出来上がって来てるんだよ。「明日仕事場から電話してよ」「電話するのコワいよ」。だってまた「今日も行けそうにないよ。明日になってもいい?」とか言うんじゃないかってさ。「明日は絶対行くからさ、電話してよ、ね? Don't be afraid」。バカ。

あ〜あ。ご機嫌取りのメールでもくれたらニッコリ笑えるのにな。こういうとき天使のあの人ならメールで魔法くれる。「チューしたげるから機嫌なおして〜。ちゅうーっ」とかって。それだけでもうわたしのご機嫌斜めがするんとほどける天使の魔法。チューとかってもう言わないのかな。なつかしいなあ、なんか。


サンクスギビングからの「いつもおなかいっぱい状態」解消のために、今日から朝は病院の前のコーヒーカートで買うコーヒーとシナモンレーズン・ベーグルのいつもの朝食と、お昼はヨーグルトとバナナだけにして晩ご飯なし、を計画してさっきまで実行してたのに、トティーヤと一緒にミックスドライフルーツ・アンド・ナッツをぼりぼり貪る。それならせめて野菜も食べて、も少しヘルシーにしようと思ったけど、ベイビーアルグラのパック開けるのめんどくさくてやめた。


長距離電話の会社に電話したら、長距離電話会社のミスじゃなくて、わたしの電話のかけ方のミスだった。天使に電話しようかなってちょっと思うけど、かかってくるまで待つことにする。「また電話するね」って言ってたから。もう1ヶ月半前だけど。会ってみたいな。変わっただろうな。もう6年経った。「会いたい」が痛かったのが「会ってみたいな」に変わった。でも愛おしいのは変わらないよ。


黒いベルベットのダンスシューズに映えるように塗ったローズのペディキュア。明日はジェイソンに見せられるかな。




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ホリデーシーズンはお終い - 2007年01月01日(月)

ニューイヤーズイヴ・パーティは最後まで踊った。朝5時の地下鉄は満員で、せまーいスペースに無理矢理お尻つっこんで座る。ちっちゃいとこういうときお得。踊り過ぎて足が痛くて痛くて、「イッタ〜イのが気持ちいい」は今回はパス。地下鉄降りてから6ブロック、雨の中ただひたすら、転びませんように転びませんようにって祈りながら歩いた。


カウントダウン、ミスしちゃった。上の階のタンゴのフロアでタイムズスクエアのボール・ドロッピングのライヴ映してるから「上の階に行ってくださ〜い、カウントダウン始まりますよ〜」ってアナウンスがあって、ぞろぞろ階段昇ってるあいだに「ファイヴ、フォー、スリー、トゥー、ワン、ハッピーニューイヤ〜〜〜〜」って、終わっちゃった。

去年はチャイニーズのダンス友だち光くんとハグしあったけど、今年は光は来なかったから、ハグする相手もなし。ジェイソンに電話したけどヴォイスメールになってて、「Happy New Year~」ってメッセージ残す。パーティ終わってから携帯チェックすると、「ごめん、雨と騒音で電話鳴ってるの聞こえなかったよ、Happy New Year。あとで電話ちょうだい」ってメッセージが入ってた。ジェイソンは友だちの友だちがやってるショーを観に行って、それからタイムズスクエア辺りで毎年恒例の写真撮影をしてた。


ブラウンストーンの玄関の階段を足も体も引きずるように昇る。アパートのドアを開けたら目が回った。ブーツを脱いでコートを脱いでセーターを脱いでドレスを脱いでレッグウォーマーと靴下を脱いで顔を洗ってパジャマを着てチビたちにごはんをやって、ジェイソンに電話する。それからくたびれてるのにコンピューターのゲームをして眠って、目が覚めたら夕方の6時半だった。

まだくたびれてる。12時間も眠ったのに。ジェイソンは明日来ることになった。


サンクスギビングからこっち、毎日おなかいっぱいだった。おなかいっぱいなのに、フロアのパーティにはかかさず参加して、担当じゃないフロアのパーティにまで顔出して食べて、その上ホリデーシーズンだから誰かが毎日クッキーやケーキやチョコレートを持って来てみんなで食べて、おなかがぽっこり出てしまった。ベリーダンスのクラス今お休みしてるのに、ぽっこり飛び出たおなかなんかに用は無い。

ホリデーシーズンはお終い。明日から普通の毎日が始まる。仕事行きたくないけど、しょうがない。ジェイソンが来ること楽しみに励むか。




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