QP-Days
くづき



 夢の終わり。夢の続き。

今日は朝からクライアントさんと打ち合わせ。
まあ、夏に出るゲームのテストプレイだったので端から見たら、楽しく遊んで
るだけ。
その後は別の担当さんとランチをしながら打ち合わせ。・・・これは苦手。
御飯食べる時まで仕事の話はあまりしたくないんだよなぁ。
確認事項とかなら良いけれど煮詰まりぎみの企画の展開についての話は消化に
すこぶる悪い気がするんですが。

エリザベートの千穐楽から一夜明ければ今までと同じ毎日です。
劇場に魂を持って行かれない分だけ仕事に集中できるはず。なんだけど、やっ
ぱり半分まだ夢の中ですわ。
ニフティの動画を時々開いて音は消して映像だけ見ちゃったりしています。
当日は山口さん周り中心に見ていたのでダンサーズたちの仲良しぶりとか結構
見のがしちゃっていたなぁ・・・
記憶を頼りに書いた昨日の日記での各キャストさんのコメントは細かい言い回
しは違っていますが、ニュアンスはだいたいあっていたなーと自分の記憶力に
安心。
ハッ!楽メンバーで内野さん以外の全員・・・と書いてしまってましたが、藤
本さんも不参加でしたね。スミマセン・・・
藤本さんは多分次の舞台の稽古期間ですね。

初演、再演の頃は楽日の様子は劇場へ行った方のレポや1ヶ月遅れの雑誌の記
事位でしか知る事が出来なかったのに、今では翌日に自宅で見られちゃうんですよ!
これってなんて素晴らしい事なんだ 8(><。8
一度も参加出来なかった鈴木陛下の帝劇握手会の様子も見られるしさー。
ワイドーショーではなかなか取り上げられない演劇情報にはネットって本当の
便利で大切。

夏のコミックマーケットから当選通知が来ました。
8/14(土) 東ユ-58a 「QP MooN」 で参加決定ですっ!

お馴染みのエリザサークルさんもたくさん参加するようなので、また演劇ジャ
ンルエリザベートエリアは盛り上がるでしょう(^^)
コミケと言えば素晴らしい衣装のコスプレイヤー様御一行に会えるのも楽しみ〜。
毎回本当に手の込んだドレスで皆さん参加してるんですよ。夏の会場は熱くて
大変でしょうがスペースで売り子をしている者にとっては心の清涼剤です。

さーて、新刊出すぞ〜。
あ、東京公演の期間中に「宝塚アン」店頭やヤフーオークションでうちの本を
お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。過去の公演時はまさか
これ程演出が変更になるとは思っていなかったので、特に舞台装置などについて
はあまり詳しいことは書いていなかったのですが、それでも今年のバージョンとの
比較に役立ったという感想をいただき嬉しく思っております。
新刊ではその辺も考えて描こうーと思いました。

2004年05月31日(月)



 東宝エリザベート千穐楽

3ヶ月間の帝国劇場『エリザベート』公演もついに千穐楽です。
初日の頃は口を開けば「今年のバージョンは・・・」と文句タラタラと言って
いましたが、気が付けばやっぱりエリザワールドにハメられて既に手元には
中日劇場のチケットも1枚ちゃんとあったりします(^^;

くづきは一般売りの日にチケットゲット出来ていたのですが、今日はお友達分
の当日券の抽選会にも参加してきました。時間までに抽選に並んだ人は861人
だったかな?普段のチケット売り出し日並みの人数が集まった訳ですね。対し
てチケットは50枚強。倍率17倍超ですよ〜。
離れた場所に並んでいた友達とのメール会話もクじ引き前から「こりゃアカ
ン・・・」ムード。

お馴染みの時報放送の後で抽選開始。結果は391番でした。当たったら譲ろうと
思っていたお友達は更に後ろの番号で苦笑い。

劇場内と抽選後にカメラを抱えてインタビューを撮っている一隊がいまして、
これがウワサのWOWWOWの番組班?7月から始まる演劇情報番組でエリザベート
の特集があって先日のトークショーもその番組で少し放送されるらしい・・・
という話を小耳に挟みました。
(WOWWOWでは予告とかもう放送してるんだよね?)

時々聞こえる「キャー!!!!」の歓声を背中に聞きながらカフェ・ウィーン
へ移動。開演前までお茶と例のシシィケーキで時間潰し。ケーキはなんだかク
リームが溶けかかっていてこの前より美味しくないなぁ(^^;

時間になったのでくづきは劇場へ。中に入るとお友達に次々バッタリ。
開演前から皆の顔がニヤケてる〜。

本日の席は2階B席L-40番。上手サブセンターの最後方の端です。B席と
言っても舞台を上からくまなく見下ろせる、後ろの人を気にしなくても良い、
と中々見やすい席なのでくづきの仲間内ではこの辺りの席を「帝劇の影の王様
席」と呼んでいたりします。

オケピの塩田さんの「では」という声でスポットライト。(客席が静かなので
聞こえちゃったのね)拍手。そして、切り裂かれたハプスブルクの紋章の向こ
うにルキーニの姿が浮かび上がって開幕です。

舞台の細かい内容は後程「必ず」レビューを書きます。とりあえずサクッと
ね。今日はどの曲も終わるともの凄い拍手でショーストップ状態でした。
お祭り、お祭り〜!
特に「最後のダンス」の後はトートが階段を登り始めても拍手が止まらなくて
大盛り上がり。とってもパワフルな「最後のダンス」でした。これは拍手をい
くらでもしたくなっちゃう!一路シシィも拍手が止むまで動かないでいてくれ
ました〜(><。

「私だけに」は昨日のソワレでちょっと危なかったラストのところも綺麗に伸
びて素敵〜。
一路さんは前半ちょーっと力み過ぎかも・・・?と思ったけど、それがシシィ
の追い詰められて行く感じとあっていて良かったかも。病院、霊廟、夜のボー
トとシシィの影の部分が美しかったです。今日のシシィは愛される事ばかりで
愛する事をしないまま生きて来た人って印象でした。トートに「まだ『私』を
愛してはいない」と言われても、実はトートだけでなく『誰も』愛していな
かったのでは・・・?と自分で気付いてしまったような霊廟での表情がGood!
ラストのキスシーンで爪先立ちでトートにギューと抱き着く姿にホロリ。
ホントに綺麗なシーンだわ。

山口トートにはゴンドラでの登場からクラクラ。今日もとてもスイーツ&
ビューティフルなトートでした。シシィの事が本当に大切で愛してるんだ
ねーって判るトート。マイヤーリンクでルドルフに迫る時が今日は「大丈夫だ
よー恐くないからねー痛くないからねー」ってチビルドに言ってるみたいな優
しさを感じさせる表情(笑顔というよりも切なそうな微笑みでした)であの勢
いでやって来る(笑)。うーん、これは無表情に迫られるよりルドルフ恐いん
じゃ・・・なんて思ってしまいました。
「悪夢」では帝王然とした存在感。現世の皇帝フランツよりも遥かに高みに存
在するモノとしての雰囲気がいいよね。

鈴木フランツは我侭な妻に翻弄される孤独な皇帝でした。さりげなくシシイの
手を取ってキスしてたり(バートイシュルや新婚時代とか)、一幕ラストでの
どうしようもない敗北感とかに彼の愛情が溢れてます。『夜のボート』でゆっ
くり近付いていくことしか出来ない二人の関係が泣けました。

高嶋ルキーニは今日は割と台詞よりかな。歌う事よりもメリハリをつけてポイ
ントになる台詞とかが際立つようなリズムをつける感じ。それが結構心地よ
い。今さらなんですが、ルキーニの動線とトートの動線ってカブってるところ
が結構多いのですね。最初の霊廟シーンなんかは死者達が踊る周りでまずル
キーニが棺の上を移動。そこと同じルートを上から降りて来たトートも歩いて
たのね。そういうところにルキーニとトートの関係性の秘密があるのか。
「Kitsch」では「さらばじゃ〜」と言いながら客席に降りてきて、絵葉書を
ビュンビュン投げてくれる大サービスでした。

まあ、こんな感じでアレコレあり。
今日は2幕の冒頭からマダムの辺りまでスピーカートラブルがあったり、途中
で縄田シュテファンのマイクが入っていなかったりと音関係のトラブルがあっ
たのですが、そんな事も最後の特別カーテンコールでフッ飛びました。
※スピーカーのトラブルはかなり大事で、ビーーーーという音がずっと鳴って
いたので静かなシーンがかなり影響を受けました。これだけはショボーン。
カテコでも皇后様がわざわざ謝りのお言葉を。

通常のカーテンコールでも皆いつもよりハイテンション?
いつもは手拍子で流れてしまうアンサンブルさんたちへもちゃんと一時停止拍手!
トートダンサーズはいつもの全員揃っての決めポーズではなくハイタッチでお互い
労をねぎらい、重臣'sは深々と礼、村井パパは後から出てくる鈴木さんと目で合図。
ルキーニは髑髏のマラカスをシャンシャンさせながら登場。
山口トートは一番奥でいつもより長めに止まって前に出て来てからゆっくり深い
おじぎ。
そして一路さんは白いショールを羽のように軽やかに広げて感謝の礼でした。
いつもの塩田さんの煽りに乗って手拍子を続けるとまた幕が上がってメイン
キャスト7人の挨拶です。

順番にこんな感じのコメントでした。

まず一路さんが「ストーブから扇風機まで(だったかな?)の3ヶ月の公演を皆様の
おかげとスタッフ、キャストの力で無事に終えられた事を感謝致します」と挨拶です。

★浦井ルドルフ/苫篠ルドルフ
浦井くんは感極まってしまったようで上手く言葉が出て来ませんでした。半泣
きのような笑顔と声で『ありがとうございました!・・・幸せです。これから
も頑張りますっ!』胸に手を当てて、皇太子立ちでピシッと姿勢を正していた
のが可愛かったです。隣に立っていたチビルドに「泣いちゃダメだよ〜」って
感じで服の袖をツンツンとされていたのも可愛いかった!!!!
苫篠くんはマイクをつけていなかったので浦井くんが屈んで自分のおでこにつ
いているマイクで話せるようにしてあげていました。なんとも微笑ましい姿で
後ろで見ていた一路さんも隣の山口さんに「見てー可愛いわー」って感じで話
しかけてました。
苫篠くんは「僕は孫悟空に似てるって皆に言われていました。地方公演も孫悟
空みたいに元気に頑張ります!」と元気に挨拶。

★村井マックス
「今回から参加で、新参者はいろいろ辛くて不協和音は難しいとプレッシャー
をかけられたりしました。が!頑張りました!!!今回一路さんという新しい
方との共演が喜びでした。彼女の頑張りと舞台上での清潔さがこの舞台を支え
る力でした。12月まで頑張ります」
一路さん照れ照れ。

★初風ゾフィー
「楽屋入りの度に毎日『路上でチケットを販売されている方』から「チケット
あるよ〜」「余ってたら買うよ〜」と声をかけられました(笑)こんなに人気
のある舞台に出演できて幸せです」ってこれには場内爆笑でした。
ダフ屋さん・・・まさか自分がネタにされてるとは思うまい(^^;

★鈴木フランツ
「皆様ありがとうございました。3ヶ月間、僕は耐える夫の役がホントに似合
う俳優だなーって」ってニッコリしゃべっていたら村井さんと山口さんが背後
から同時ツッコミ。特に山口さんはドーンと思いきりド突いたので鈴木さんは
そのままフッ飛ばされてステージ前方に!(苦笑)ド突いた時の山口トートの
本気顔が可笑しかったのですが、それをものともせずに話を続ける陛下。

「石川禅さんと毎日間違っちゃったチェックをして真輝ちゃんを支えた夫婦愛、
如何だったでしょうか。」そしていつものように劇場の皆様への感謝の言葉と
お客さんへのお礼の言葉で締めでした。
並びの列の山口トートの隣に戻る時に太ももの辺りをさすりつつ、山口さんの顔を
下から覗き込んで「ああー痛いなー誰のせいかなー(笑)」って感じだったのが
また場内の笑いを誘ってました。
山口さんの方は「しりませーん」ってニヤリと澄まし顔。

★高嶋ルキーニ
変なスイッチが入った今までのキャストの挨拶に呆れたような演技をしつつ
「こんな奇人変人に囲まれた毎日でした。何百回もエリザベートを刺していま
すが、最近は物足りなくて背中まで突き抜けるような勢いです。大阪ではどう
なってしまうのでしょう(笑)清清しい気持ちと明日からしばらくこの役が出
来ないと言う寂しさがあり不思議な気持ちです。近々追加公演の予定が・・・
ないです。名古屋で会いましょう〜」兄の言葉はなかなか深いですな。

★山口トート
センターに出て話しはじめる前にチラッと後ろを確認したのは鈴木さんの反撃
を恐れてか、それとも「ナイスなタイミングで来い!」の合図だったのか。
「ありがとうございました。幸せです。生まれて24年間で一番幸せな日でした!」
鈴木さん!!!!さっきの御返しとばかりに山口さんが24年間〜と言ったと
ころでドンと突っ込みです。ナイスツッコミ!!!!息合ってます(笑)

★一路シシィ
「こんな人たちとずっと一緒にやってきたのかと思うとビックリしたー。舞台
の事で3ヶ月間は頭が一杯だったので私生活でなにがあったか全く覚えていな
くて・・・明日からはどうするか想像もつかないのですが(ここでルキニーニ
がボソッと『フツーの女の子に戻る』と言った模様)えーフツーの女の子に戻
れと言われました。フツーです。こんな素敵な皆さんに囲まれてこんなに素敵
な役が出来て幸せです。皆様ありがとうございました!」
一路さんはちょっと泣いちゃってたかなー、笑顔が可愛らしかったです。「素
敵な皆さん」のところで鈴木さんがエッヘン!ってポーズを取ったのもプリ
ティ。

この後は一同並んで礼をして、鳴り止まない拍手に何度も幕が上がりました。
途中からは先に楽日を迎えたチビルド2人が小池先生と一緒に登場。2人が来
た途端にウワーって感じでニコニコ近付こうとする苫篠くんが可愛かった〜。
3人のチビルドは並んでみるとあまり背の高さには違いがなくてちょっと驚き
ました。もっと体格差がありそうなイメージだったのだけどなぁ。

チビルド達と一緒に少し端にいた小池先生を山口さんが手を取って中央に連れ
てきたり、パクルドも袖から出て来て浦井くんと握手。内野さん以外の全メン
バーが揃った状態で手を振って挨拶。塩野くんが山口さんにベッタリだった
のがなんだか悔しいぞ(苦笑)

何度か幕が降りている間に記念撮影も向こう側ではあったみたいで、皆が一固
まりに集まっていたりしました。一路さんを中心に皆が座ったり中腰で並んで
いたり。山口さんはあぐらかいて楽しそうに笑ってたなぁ。その後ろでやっぱ
りニコニコの鈴木さん。村井さんは塩田さんと入れ代わりでオケピに降りてい
たり、欽ちゃん走りで戻って来たりと大忙し。

最後に山口さんと一路さんの二人で出て来た時に山口さんが一路さんの手を
ひっぱってズイズイ歩いて行くから何をするのかと思ったら・・・オイオイ、
山口さん客席降りちゃったよ〜。

いつもはルキーニが使うオケピの上に作られた狭い通路にテクテクと歩き出し
て、自分はそのまま客席まで。
そしてお客さんと一緒に通路上の一路さんに拍手してます。
もの凄〜く拍手してます。
なんじゃソリャ〜(笑)
律儀にまず上手側の通路でやって、次にちゃんと下手側でもやりました(^^;

あの通路ってシシィの重いドレスで移動するには狭くて危ないわよ〜。一路さ
んが転ぶわ〜と思ったら階段を登って通路に戻ろうとした山口トートの方がコ
ケッと。
マント踏んだ?ヒールがひっかった?それをガシッと片手で支えた一路さんの
男らしさに惚れました(笑)素敵だ、さすが元男役だ。

舞台の上に戻ったら一路さんの前で片膝ついてまた拍手を送る山口さん。
客席も一緒に大きな拍手。
ああ、なんだかもう舞台の上の人たちのハイテンションぶりにこっちも変に
なってるぞー(@0@)
結局カーテンコールは何回だったんだろう。6回?7回?
千穐楽のこの独特な雰囲気は本当に良いものだなぁ。
チケットの神様ありがとうございました!

という事で東京公演は終了です。
溜まってるレビューは順次アップしていきます。今回は公演期間中にほとんど
サイトの更新作業が出来なかったのが心残りです(ToT)毎日のように覗きにき
て下さった方もいらっしゃるようでホントに申し訳なかったです。
そして、ありがとうございました。
年末まで♪どこまでも〜追いかけてゆこう〜状態にはなると思いますので、公
演がない時期もたまーに遊びに来ていただけると嬉しいです。

そろそろ夏コミの準備も始めなくてはいけないですね。
どこから書く&描くか・・・。

ニフティのシアターフォーラムに千秋楽の様子が動画&記事で早速掲載されていました。
いつもお仕事早くて良いな〜。



※御心配をおかけしていたくづきの耳の病状ですが、一応標準レベルの範囲ま
で聴力は戻りました。まだしばらくは様子をみなくてはならないのですが、無
理をせず耳を労った暮らしをすれば問題ないようです。暖かいお言葉を送って
下さった皆様、ありがとうございますm(_ _)m

2004年05月30日(日)



 団体観劇最終回

今日は団体観劇日。終演後には宴会もある。
昨日の観劇を思うと今日もピーピー怪電波入りの「エリザベート」になっちゃうかなぁ・・・
朝御飯の後で薬。
駅のアナウンスは昨日よりピーピー音が強くなってる気がする。隣に席に座っ
てる男性の声にもピッピーと音が。
薬・・・効いてるのかなぁ?

待ち合わせしていた友達の声にも怪電波。ゆっくり静かに話してもらうと綺麗
に聞こえる。自分の話声にもピーピーと混ざって聴こえてきてる・・・
薬、効いてるかー!?

1幕の感じは昨日とあまり変わらず。チビルドルフの塩野君の声も怪電波ひっか
かりぎみ。(昨日の苫篠くんは大丈夫だったんだけどなぁ)やっぱり舞台に集中
出来ないかも。

幸いにもというか山口さんの声は昨日と同じ位にはクリアに聞こえる。
彼の声までちゃんと聞けなかったら、いくら「エリザベート」という作品が好きでも
劇場へ来ている意味がない(ToT)メイン3人のやりとりが判らないなんて辛すぎる。
山口トートは「最後のダンス」と「闇が広がる」でちょっと声がひっかる様なところが
あり、「あー山口さんも疲れてるのかなぁ?」と心配になった。
けれども全体には非常にスゥイ〜ツな声。
たとえるならザッハトルテのようなドッシリしたボリュームのある甘い声。
これは私の耳のせいなのかなぁー?と思ったら幕間にあったお友達も同じような感想
だったのでちょっと安心。まだ耳は大丈夫ね。

2幕の途中から音の聞こえ方がちょっと変わった。
シシィやルキーニの声に混ざる音もあまり気にならないし、聞こえるピー音の
音量が小さくなってきた気がする。お昼に飲んだ薬の効果が出て来たの???
マイヤーリンクので浦井ルドルフの泣き顔にクラクラ。
いつもは塔の前に座り込んじゃうのに、今日はそのまま押し出されるように
トートの前に立ってしまった浦井ルドルフ。最後にあんなグチャグチャの顔で
泣かれていたらトートも最後のキスするのに困るよなぁ。なんだかいろいろな
意味で萌えーなシーンではありました。

終演後に「ホイリゲンハウス」で宴会。
良く食べ飲んで、話しまくって、場所を移動してのお茶まで含めると5時間も
盛り上がっていた(^^;
幸い今日の宴会メンバーにはピーピー反応してしまう声の人がほとんどいなかった
のも良かったかも。
それとも薬が効いてきたってことかなぁ。
だったらいいなー。

3月からの計3回の団体観劇に参加していただいた皆様、ありがとうございました。
また機会がありましたらこうした会を開きたいと思っていますので、その際は
よろしくお願い致しますm(_ _)m


2004年05月23日(日)



 不思議な2重唱

朝から耳鼻科へ行く。
電話帳で調べると毎日使う駅の近くに大きめのところがあるみたい。
病院のロゴマークに可愛いウサギのデザインが入っているのがちょっと気にな
る・・・
行ってみると思った通り子供の患者が多い病院で待ち合い室は託児所並の五月
蝿さ(泣
騒いでる子供のうちの何人かの声にピーピーと例の電子音が混ざって聴こえてくる。
しかし、子供もだけど一緒のママたちの井戸端会議の方が五月蝿いってなんだ
よー。内科なんかだと子供も熱があったりして待ち合い室全体がグッタリぎみ
だから静かなんだよね。耳鼻科や眼科は基本の身体は皆元気だからなー。
せめて携帯ゲーム機の音は切るか小さくして欲しい・・・

聴音検査をしてもらうと右耳よりは左耳の方が聞こえが悪く、更に1000Khzの音
だけ極端に聞こえにくくなっているらしい。検査結果のグラフを見るとその部分
だけガクンと折れ線が下がってる。
結果を目で見るとちょっとショック。
原因の心当たりとしてコンサートでのスピーカーの話とウォークマンの話を一
応する。週明けまで飲み薬で様子を見て再検査をすることになり以下の薬を処方
されました。

○アデホスコーワ顆粒1/血流を良くする。めまいの改善。
○メチコバール/ 末梢神経の障害を改善
以上、毎食後。
○プレドニゾロン/炎症やアレルギーを抑える。ステロイド系
○ガスター/胃酸の分泌を抑える。
以上、夕食後のみ。

3日分で飲み終わったらまた来てねーだって。
うーん、効くといいなぁ。

夕方から帝劇へ。ホントはこんな耳で劇場へ行くのはマズイのかも。
途中の駅のアナウンスや発車のメロディにも電子音が混ざって聴こえてくる。
極端に高い音や低い音よりも中音で強めの音がピッ・ピーと脳内で変換されて
いるような感じみたいだ。
キャストの声・・・ちゃんと聞こえるかなぁ(>m<。

観劇終了。
ダメでした。今日の「エリザベート」は作品の世界に入り込めず。
だってシシィとルキーニ、ルドヴィカにゾフィーが歌うとほぼ全てに怪電波が
聴こえてきちゃうんだもん。トホホ。

♪よ う こ そ み な さ ま 〜
♪ピッピ ピ ピ ピッピ ピ ピ〜

って二重唱で聞こえるんですよ、コレが。ルキーニもピーピー五月蝿いって。
山口トートの声は一部だけ怪電波mix。他の人は歌い出しの最初の1音でピッ!
と来るのに山口さんは歌の途中でゆ〜っくりとピーピーって音が少しだけ混ざっては
消えて行く。なんでだろう?やっぱり発声方法とかの違いもあるのかなぁ?
もしかするとオケの楽器に反応してたのかなぁ?

唯一クリアな音で聴こえてくれたのが石川フランツ!
そんな訳で彼のシーンだけはドップリ作中モードで浸れる状態。2幕後半の皇后の
放浪辺りから「フランツ〜(涙」状態で感情移入しまくりで観ちゃったので「夜の
ボート」〜「悪夢」ではダラダラ泣いていた、くづきです。
禅さんのフランツはあのどこまでも不器用で情けない感じが好きだ。愛情だけは
溢れる程あるのに、その使い方が良くわからない人だ。そして全てを失ってしまう
哀しい皇帝です。

一緒に観劇したお友達が終演後に食事へ行く中、くづきは先に失礼させてもらう。
だってメンバーの中にピーピー反応しちゃう声の方が何人もいたんです(>m<。
御飯食べながらエリザ話したかったよ〜。

有楽町へ向う途中で噂の怪しい写真売りを発見。
暗闇の中でボーっとオッチャンが立って売ってました(^^;
・・・かなり微妙な感じです。

昼、夜と2回薬を飲んだけど変化は感じず。
寝て起きれば変わるのか?


2004年05月22日(土)



 耳が・・・ヤバイかも

今日のお昼頃から耳がおかしい。
人の話声と一緒に変な音が聞こえて来る。
深夜のTV放送が終わった後に流れる試験電波のピーって音みたいなの。
常に聞こえる訳じゃなく、特定の人の声にだけ一緒に乗って聞こえて来る。
音の周波数みたいなものがピッタリ合っているのかな。

ネットで調べると「突発性難聴」の疑い?
ストレス性の原因なら心当たりは山程あるぞ(苦笑)
物理的な原因も・・・先週の井上君のコンサートの席がスピーカーの真ん前
だったんだよなぁ・・・1幕は床がビリビリと感じる位の音量だったんだよね。
最近仕事中もMDやCD聞きっぱなしだったしなぁ。

うーん。

とりあえず明日耳鼻科へ行ってみよう。
土日はエリザベートにも行くのに、大丈夫なのか!?
がんばれ、耳くん!!!

2004年05月21日(金)



 JCS

前回の日記でJCSのジャポネスク版が見たいなーと書いたら「四季の8月公演は
ジャポネスク版ですよ〜」と情報をいただきました!Tさんありがとうー(^^)
チケットの売り出しが始まってから急遽こちらのバージョンの上演も決まったと
かで、あらラッキー。これはいかねば。
来月は宝塚の『ファントム』の売り出しもあるしなぁ。
久々に「ぴあ」に朝から並ぶ事になりそうです。

四季の公式のJCSページに過去の海外公演の様子としてちいーさく画像がいくつか
のっているのですが・・・小さすぎでしょ、アレ。どんなシーンかも良くわから
ない韓国公演の写真は背景のステンドグラス風セットが見せたいの?

ロンドン公演の時のインディペンデント誌の劇評を読んで、ちょっと嬉しい気分。
当時はロイド・ウェバーの作品が同時に何本も公演されていて各作品の主役が
勢ぞろいした記念撮影ってのがあったんすよ。月刊ミュージカルか何かでそこに
映ってる隈取り姿のデカイジーザス様を見て当時のくづきは「この人恐い・・・」と
思ってました。
だって白塗りで黒い長めのオカッパ髪で口元だけニヤリってしてたんだもん。
周りにいるのも仮面のオジさんや猫の人や機関車くんだよ?
あれは恐いよ〜。

実際に日生劇場で見た山口ジーザスの印象は「孤高の王様」でした。
観終わった後に実は「歌」の印象ってあまり残っていなくて、ただただその存在
感とあまりに孤独なジーザス像にかなり衝撃を受けました。
誰にも彼の心は理解出来ない。ユダもマリアも彼の救いにはなれない。
静かに微笑むだけのジーザスの姿になんだか罪悪感を感じさせられた記憶があり
ます。(あと、ジーザスのボロ服からのぞく山口さんの白いふくらはぎの美しさ
に目のやり場に困った記憶も)
その舞台を観た翌週に某トーク番組に出演している山口さんを見て、別の意味で
衝撃を受けたのも良い思い出・・・かなぁ。

前回の四季JCSで観た柳瀬さんのジーザスの印象はごくごく普通のボランティア大
好き青年が神の計略に巻き込まれて生け贄の羊になっちゃうお話って感じでした。
最初のシーンでお婆さん(だったかな?)を癒しの技で治療してあげた後の優し
い笑顔の印象が強いです。今回はどんなジーザスなんでしょうね。楽しみ。

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最近帝劇前にダフ屋さんだけじゃなく怪しい写真屋屋台まで出没している言うの
はホントですか?(^^;ジャ○ーズの公演でもないのに、そんなものまで出るっ
てどーいう事さ!?帝劇もちゃんと対処しないと。

2004年05月20日(木)



 ママは閣下と浮気中

仕事の段取りが上手くいきません(>m<。
ポロポロと追加が来るのがイカンのじゃーーーーーーーー!!!
大きい仕事を集中して片付けてしまいたいのに、後から来るのが「急ぎで!」って
そんなのばっかり。

今日は来週末のエリザチケットの交換をお願いしていた方にお会いする為帝劇へ。
終演時間より少し早めに着いてしまったので時間まで劇場回りをフラフラしてたら
帝劇内の音がちょっとだけ聞こえる場所を発見!
最初は「空耳?」と思ったら丁度『悪夢』のクライマックスシーンだったらしく
山口トートの声がコーラスと一緒に聞こえてきました 8(><。8
なんだかもの凄く力の入った良い声なんですが・・・もしや今日は絶好調なトート
だったのかなぁ。

劇場前ではどうやら中にいるママを会社帰りに迎えに来たらしい背広のパパと
小さい女の子がいました。その子が「えりざべーと、えりざべーと」と何度も
声に出してパパとお話していたところをみると家でママはかなり熱く語って
いるな(笑)あと10年もしたらパパはママだけじゃなく、母娘をひとり寂しく
劇場前で待つ事になったりして・・・などど思ってしまいました。

本編が終わってからのカーテンコールが長いのか、最初にバタバタと出て来た人が
いたきりでなかなか他の人たちが出て来ません。やっぱり盛り上がってる?

そろそろなかーと思っていたら劇場のお兄さんたちが正面のドアを順番に解放して
チラシの束を手にスタンバイ。
私達が中にいる間ってこんな感じだったのねーと思っていたら約束をして方が
やってきました。無事にお互いのチケットを交換できてニコニコしていたら
「あのーくづきさんですよね?」

ええー!?今回はファンサイトの掲示板で交換をお願いして本名で連絡していた
はずなのに・・・と思ったら、相手の方はお友達のお友達さんでした(^^;
世間って狭いなぁ。まぁ、メルアドを見ればくづきの身元はバレバレなのね〜。

そのまま今日の舞台のお話を聞かせていただいたところ、やっぱりかなりの盛り
上がった舞台だったそうです。山口トートは声に張りが合ってとても良かった
とのこと。帝劇ラスト2週間切りましたからねー。
マチソワした方からもお話を聞いたのですが、マチネの陛下はバートイシュルの
お見合いに『バス』でいかれたそうです(笑)

グリュンネ伯爵ってば!!!ウッカリと
『陛下、バートイシュル行きのバスが・・・』と言ってしまったそうです。
観ていた方は「???バス???」とビックリされたそうですが、舞台の上は
何事もなく進行していったそうな。あるんですねーこういう事。

あの時代にバスで移動していたら、そりゃシシィ御一行様よりも早々と到着する
よね〜。

2004年05月18日(火)



 エリザベートを観に行くだぎゃー

久々の日記です。
連休明けから仕事は詰まるは、怠けグセはつくは、でダメダメな人になっていま
した。たまっていたメールのお返事なども昨夜一気に送ってみたりして、生活の
建て直し中です。

本日17日は「エリザベート」の中日劇場公演の前売り日でした。
チケット取りに参戦された皆様の成果は如何でしたでしょうか。

くづきは電話は繋がらないだろうーと踏んで劇場のサイトから直接ネット予約を
入れる作戦だったのですが、こちらも回線が混み過ぎてなかなか繋がらず・・・
一度は仮押さえできたチケットが決済手続き前にどうしても最終の確認画面へ
行く事ができなくて30分間の手続き制限時間をタイムアップ!

職場で背後に上司の視線を感じつつ、ウワーン!!!と再度チャレンジしたら
運良く同じ席をゲット出来たと言う運が良いのか悪いのか判らないチケット戦
でした。

とりあえず8月末に名古屋行き決定です(^^;
帝劇公演が始まった時は「もう地方までは行かないだろうねー」とお友達と
愚痴を言いまくりだったのにこの有り様ですよ。
所詮オタク者なんでこんなもんですわー。

土曜日に内野トートのmy楽を観て来ました。
イカーン!!!最後の最後で銀トートにヤられました。
このトートが毎回確実に観られるならもっと内野さんのチケット取ってたよ。
今までいろいろ謎だったトートの行動に一つの答えを見せてもらいました。
たまってるレポと一緒にこれも後日アップします。

日曜日は井上くんのコンサート楽日。
子供の頃からの「夢」を最高の形で叶えてしまった人の半生記。
前半のミュージカルショーと後半の歌謡ショー的なノリのギャップが楽しかった
です。
絵本の朗読風だった「ニーナ」は聞いていてジブリアニメのイメージが浮かび
ました。
この先井上君はどんな役者さんに成長していってくれるんでしょうね。
家に帰ってから思わずJCSとRENTのCDを聞いてしまいました。ヘロデな井上くん
はなかなか素敵でございました。
そして東宝「モーツァルト!」の再演を激しく希望。

JCSといえばJRの車内吊りの四季公演ポスターを見る度に柳瀬ジーザスは思い
きり「受」だよなぁ・・・と不埒なことを思います。
ジャポネスク版が観たいなぁ。

国際フォーラムにある「カフェ・ウィーン」に季節限定でシシィケーキと
いうのが置いてありました。桃の入ったムース風ケーキの上に皇后様が好き
だったというスミレの花の砂糖漬けが乗っているのでこの名前なんでしょう。



ちなみのこのスミレの砂糖漬けは帝劇のお土産コーナーでも売っています。
が!1ケース3800円!!!現地価格の3倍強・・・(@0@)
小さくて丸いケース(ベルベット風加工済み)に入っていて確かに高級そうな
お菓子ではありますが、ちょっとボリす・・・ゲホゴホ

2004年05月17日(月)



 連休の真ん中は

お昼すぎまで「エリザべート」の今までの観劇レポのまとめと『私が踊る時』
イメージのイラスト描き。身体から白い光を放つようなシシィと闇の中から手
を差し出すトートってイメージで描きたかったんだけど、明暗のバランスが上
手く取れなくてウギャーとブチ切れ。
シシィのハンガリードレスは描いてて楽しかったんだけどなぁ。
ラフ絵から色塗りの段階でかなり修正をいれてなんとかまとめて見ました。
金トートを描くのはやっぱり変に緊張しますね。ただの絵なのになぁ・・・。
そろそろWルドルフやW陛下も描いてみようかと思ってます。

夕方から演劇サイト様のオフ会へ。
昨日の観劇もそのサイト様主催の団体観劇に参加させていただいたものでした。
くづきは人の顔は覚えるんだけど名前を覚えるのが苦手で以前にお会いした方
に「すみません・・・お名前が・・・」と言うのはとても恥ずかしい(^^;
名前を改めてお伺いした皆様失礼しました。
初対面同然の人とも同じ話題で延々盛り上がる事が出来るって幸せなことだ
なぁー。今はネットがあるので単純な「情報」だけなら家の中にいても知る事は
出来るけど、直接いろいろな人とコミュニケーションを取るのはまた別の楽しさ
がありますね。


2004年05月04日(火)



 今日も「エリザベート」

今日も「エリザベート」観劇。マチネ公演を1階G列最端。

こんな角度から観るのは初めてなので面白かったです。普段の席位置とは違
い、かなり斜から舞台を観る形。そのためいつもならば手間から奥へ移動して
見えるキャストの動きが全て上手から下手へ移動するような感覚で見えます。
人の動線が与える印象って演出的に大事なんだなぁ、と思った観劇でした。
ついでに幕の隙間からスタンバイの為に移動する役者さんたちが見えたり、霊
廟の棺桶セットに付いてる係の人が見えたり・・・大道具さんはせっかく黒い
服を着ているのだから腕まくりはしないでいた方が良い思います。棺桶の影に
白い腕が出てるのは結構目立ちます(^^;
公演も東京公演残り一ヶ月という事で完成度上がってますねー。

一路さんの今日のシシィは「私だけに」のラストで笑顔で手を伸ばすシシィに
クラ〜。今日のシシィは全体に可愛らしかった印象です。そしてウッカリさ
んっぽいキャラだったかも。トートとの約束も陛下との結婚も軽い気持ちでOK
したら後で大変!みたいな感じ。
「最後のダンス」でダンサーズに絡まれてトートにウリャーと迫られている時
などは子鹿ちゃんみたいでしたな。
「ごめんなさい」×100回位謝ってるような表情でした。

山口トートは余裕アリアリの帝王様。
「愛と死の輪舞」が凄く気持ちよく響く声で歌ってました。この時のトートの
顔がとっても美人さんなので最近お気に入りのシーンです。(歌詞的には矛盾
が一杯なんですけどね)山口さん・・・ダンスが上手くなってる?動きが思い
切り良くなった感じかなぁ。コートの裾をバッサバッサと翻すのも良し!ハン
ガリー革命では目の前にトートの背中、その肩ごしに招き寄せられるパクルド
ルフの熱い姿…という夢のポジションから観る事が出来て幸せ〜。ルドルフが
自分に向かって踊ってくるんですよ!(いや、それは違う)
山口トートとパクルドルフの組み合わせは声の響き合い方が好きです。

禅フランツにはもうクラクラです。観てて可哀想すぎて辛いや。素直で良い人
な陛下ゆえに何も見えなくなってる人なんだよなぁ。

パクさんのルドルフは「マイヤーリンク」での自堕落な雰囲気が好きです。浦
井ルドルフは嫌がってるような抵抗しながら逃げるような感じであのシーンは
動いていきますが、パクさんは「もうどうにでもなれ〜」的なダメダメな感じ
がルドルフの絶望感を出してる思います。パクルドはベースが知性派、理論派
な感じなのでこの「堕ちた」感が良いのです。
ちびルドルフは塩野君。
「ママどこなの?」良いです。孤独な少年ルドルフの喜怒哀楽がちゃんと表現
出来ているよね。歌詞の流れに合わせて綺麗に声色が変化していくのが上手い
なぁ。最後にひとりぼっちにされた時の表情も支えてくれるものが周りになに
もないルドルフの不安定な心情が出てるよね。成長後のパクルドルフのイメー
ジと繋がる感じ。

アンサンブルさんではKENTAROさんがまだ復活しませんね。彼のダンスが早く舞
台に戻ってきて欲しいなーと思いながら、今日の『HASS』では男装の徳垣さん
ウォッチ。細い身体にあの衣装はかなり萌えポイント。ビシッと決まる動きも
綺麗〜。家庭教師にハンガリーの娘さん、タチアナ姐さんにゲルマン青年
etc・・・ってホントにアンサンブルさんたちはいろんな役をやってるのね。
シュヴァルツェンベルクの塚田さんもつい目で追っちゃうなぁ。マダムの館に
出かける前からウキウキ顔なのが可愛すぎです。




2004年05月03日(月)



 光の王子様

横浜アリーナで「KOICHI DOMOTO 1/2」ソロコンサート。
ジャニーズと言えば!な松吉姐さんに連れられてKinkiの光一くんの初ソロ
コンサートへ行って来ました。光一くんは年末のコンサート以来なんだけど・・・
うーん、特別ジャニファンでもないのに最近は定期的にいろんなグループを生
で観てるなぁ。

舞台の対面位置のアリーナブロックだったので距離はあったけど、全体を観る
にはとっても見やすい席でした。
オープニングの金ピカマントで現れた光一くんに爆笑!(オペラグラスで観て
たからさー、かなりビックリよ。)しかも下にピンクのスーツって・・・と
思ったのもつかの間。
派手なステージングにすぐ骨抜きにされました。
なんだーかんだー言ってもジャニーズの子たちはカッコいいやね。
白の軍服風衣装(「ガンダムW」のゼクスみたいだったなぁ)や振り袖和風衣装
とかヘンテコなデザインのものも似合ってみえるのがさすがアイドル。合間の
トークも内輪ネタなんだけど面白いしね。
全然飽きないで2時間半終わってしまいました。

「SHOCK」の舞台で磨いたサーカステクニックのロープで空中大回転とか、大
布を使ってのフライングとかお見事でした。今回はステージの高さが帝劇より
も遥かに高いので見栄えがとても美しいのです。周りでアクロバットをして
いるお姉さんたちのパフォーマンスも綺麗でした。噴水の上を舞うウンディー
ネみたいな女性ダンサーさんとその前で歌う光一王子、幻想的な光に浮ぶ城壁
風のセット、と「まぁ!なんて綺麗なの!!!」とビジュアル的にも満足させ
てくれるコンサートでしたよ。

セットと照明効果の使い方が上手くて曲ごとにガラッと雰囲気が変わるのが
面白い!ファンタジックな世界から一気にホラーな廃虚、アンダルシアの赤い
街角、5月の風が吹き抜ける森の中、デジタルな都市と次々に現れるイメージ
と世界観にボーッとなります。
映像部分の助けがあるとは言え、一つのセットでこれだけ雰囲気を変えられる
のって凄いなぁ。
全体のステージセットが古城の城壁風に作られていて、一面の石造り風の壁。
バルコニー、大階段、大きな城門・・・となんだかそのまま『エリザベート』
を上演出来そうな雰囲気でねー。光一君を先頭にフォーメションを組んで踊っ
てる姿はまるで「ミルク」か「HASS」か「ハンガリー」ですよ。って、考えな
がら観ていてちょっと自己嫌悪(苦笑)。

そうそう帝劇ミュージカルでは批難轟々の電飾ですが、こちらでも活用されて
ました。たぶんドットの大きさは帝劇の奴と同じかな?・・・上手に使うとこ
んなに見事に奥行きも透明感も出せるんだ。ふーん。電飾の上に更に映像を重
ねたり照明のスポットの当て方で上手く形を浮かび上がらせたりと、とても効
果的に使われていましたよ。

おーい、誰か有楽町からK氏を連れて来ーい、と本気で思いましたもの(^^;

あれは巨大な会場で遠くから見てこその美しさがある装置だと思いました。で
も、もっとドットが小さいのも同時に使っていたんだよね。そちらの方は普通
のモニターをちょっと荒くした感じ位でカクカクした動きが面白かったなぁ。

今回一番美味しかったこと。
後半のサブステージでのパフォーマンスはくづきたちの座席の目の前。
客席を煽る秋山くんと一緒に拳振り上げてキャッホーとしたのも楽しかった
けど、彼等と絡む光一王子のセクシー(笑)ダンスを間近で観られた事か
なぁー。
背が高く体格も良い秋山くんに抱かれて踊る光一君は「王子」ではなく
「姫」でした!




2004年05月02日(日)
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