kakera


微かな kakera 引き合い重なる…偶然か必然か
夢か現か 吉か凶か

2006年08月20日(日) 『パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト』

 ようやく!見に行って来ました!!パイレーツ(以下略)!!!!

 ディズニーならではの最大公約数を狙いながらも、「続きは震えて待て!!」のような本編のエンディング。子供と大人の感覚バランスがお見事!
 ワタクシ的な萌えポイント(笑)は「ええ〜!?なんで?エリザベス、オレのこと嫌いになった?飽きちゃった??ジャックがいいの!?」のようなウィルの困り顔が一押しだぜぃ♪
 まぁ、他、まともに映画の事に触れようとすると……。
 アクション度up!up!!
 宙ぶらりんの檻からの脱出、水車小屋の暴走車での動き、船を襲う怪物クラーケンとの戦い、ドキドキ。
 前作では勝気で、田舎町の娘にしては、ちょっと機転が利くだけのエリザベスは今回剛毅な腕っ節を披露!そして島の原住民から逃げる犬!
 中盤アタリでそのアクションに飽きる頃(笑)海の怪物クラーケンや今作の悪役デイビィ・ジョーンズ登場。美しくもおぞましい、しかしなんら違和感無い(やや大げさな所は映画ならでは!と思って・笑)、CGをご堪能あれ!
 海から上陸する半海洋人間のさまは、日本の特撮番組を髣髴とさせる見せ方(ライダーシリーズっぽい)で、日本の大きいお友達の妙なくすぐりポイントにも触れているかも!?
 ウィルの父と自分という親子の思いやり、優しさも少々甘いがイイ感じ。
 娯楽作品として大事なものを抑えている。

 ワタクシとしては、『娯楽作品はその場で楽しめ、続きはどうなのかしら?と想像の楽しさを膨らませることが出来るもの』と思っている。
 ワタクシ定義からすれば、高得点の出来栄えだ。
 本作ラストに登場した彼と、原住民から逃げたはずのお犬様が……ワタクシ的に次作へのお楽しみポイント!

 この作品は、(前作もそうだけど)ジョニー・デップだけがステキなわけじゃないんだよ!



2006年08月03日(木) 『笑う大天使』

 漫画よりも漫画だなぁ。

 印象とすれば、こんなカンジ。
 先に漫画有り、なのでキャラクター、筋立て等原作のどの部分を取り出すのか……という観かたをしてしまう。
 それから、広川太一郎という声がどういうナレーションをするのか。まさか、モンティ・パイソンみたいな事するなんてわけはないよなぁ〜。
 うん。ごくごくひそやかに広川太一郎をやってましたわ。

 ストーリーはおおむね満足。ずいぶんと一本調子な気もしないでもないが、そこは、原作抜き出しの致し方ない弊害と諦めよう。
 キャラクターは、元々漫画のキャラクターが絶妙なので、良し。人間が演じるので、役者のカラーはどうだろうと思ったが、まぁ、いい感じ…かな。
 学園のアイドル(笑)物語の主人公、転入生の史緒、下級生からオスカル様と呼ばれ憧れの的の和音、しっかり者のクラス委員で上級生からコロボックルちゃんと慕われている柚子。この主役3人はお嬢様の振りをしている、チキンラーメンを愛する女の子だが、他の生徒は真性のお嬢様のはず。……このご時世、高校生という年代で、お嬢様としての振る舞いがしっくり来るのはいないって訳だよ。
 一臣様はとてもよかったよ。
 しかし、ダミアンがなあ。ダミアンの扱いが、なんか魅力的じゃなかったわ〜。本物の犬じゃなくて、フルCGだったからかな?いや、でもCGじゃないと犬の表情や犬との絡みは難しいもんなあ。

 CGといえば、突如、怪力を得てしまった猫かぶりお嬢様3人組。彼女達のアクションシーンは「どうだー!!」といわんばかりのCGてんこ盛り!
 まあ、それはそれで見ごたえがあったけど……。
 CG処理する部分が、アクションシーンに限らず多く感じて「そこは使わなくてもいいんじゃないかな?」なんてツッコミを入れたくなる事しきり!!
 怪力といえば、その力を何故得てしまったのか、もっと不思議感たっぷりの画にして欲しかったなあ。あれじゃ、よく分からん。(いや、よく分からないけど怪力になったって経緯だから、いいっちゃあいいんだけど……)

 更に遡れば、私立ミッション系の女子校という舞台設定、学校の制服が気にいらーん!!(完全に己の好みではないと言う理由)
 服としては可愛い。その点から言えばとても好み。実際にあんな制服があってもいいだろう。ただ、舞台は普通の女子校ではない。
 ミッション系で富豪の娘さんが通う学校だ。あんなに大きく肩が開くのはイメージじゃない!!

 つまるところ、『地上派初放映!』なんて事になったり、レンタル屋の棚に『新作登場!』なんてなったら是非見て!
 一臣様と史緒の心の関係が明らかになるラストシーンはとてもいいから。そこだけはお勧めするから。


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桜 [MAIL]