TENSEI塵語

2010年02月22日(月) 映画「ゴールデンスランバー」

今上映されている映画の中で一番観たかったのが、これ。
きょう休暇を取れたので、観に行った。

とっても満足。
すばらしい。
原作以上に笑えて泣けたかも。。

原作を読んだのは、今日記を検索したら14カ月前だった。
('08年 12月29日)

首相暗殺の犯人にでっち上げられて逃げ回らなければならなく
なった悲劇の物語なのだが、、、心温まる物語である。

どのキャスティングもよかったなあ。。
特に樋口晴子は、原作読みながら何となく竹内結子を
イメージしていたのだが、本当に竹内結子とは!
実際映画を見ても、ばっちりハマっていたように思う。
作者も最初からそのイメージで書いていたりして。。

いろいろ温かいエピソードがある中でも、
父親の談話の場面と、最後の花丸印の場面が最も好きなのだが、
さいごの「たいへんよくできました」も、
実際に映像で見る方が感動的だ。

エンディングタイトルの音楽は、バツ。
感動的なラストの余韻がぶちこわしになってしまう。
余韻を噛みしめることのできる音楽にしてほしかったな。。





2010年02月20日(土) 「ペトルーシュカ」

昨日の深夜、TVの画面にフラメンコのような舞台が見えた。
ちょっと見てたら、音楽は「三角帽子」が流れていた。
あー、これが「三角帽子」の舞台か、、と、
そんなもの見られる機会は今までなかったので、
「粉屋の踊り」の途中からだったけど、そのまま見た。

へえ? このすらっとしたかっこいい男が粉屋?
てっきり粉屋のおっさんたちの群舞かと思っていたのだが。。
踊りとしておもしろかったのは、この粉屋のさっそうとした、
フラメンコの舞台を見ているようなソロだけだったような。。
あとはパントマイム的な振り付けと、
あまり優雅ではない踊りが多かった。
「終幕の踊り」も音楽ほどおもしろい舞台ではなかった。
みんなで万歳して跳び回っているだけのような、、(笑)


次が「ペトルーシュカ」。
あ〜、、どうしよう、見るのやめようかな、、?

私はストラヴィンスキーは
「春の祭典」と「火の鳥」しか好んで聞いていない。
舞台は「春の祭典」のほんの一部分しか見たことがないが、
舞台など見なくても、音楽自体がとてもおもしろい。
特に「春の祭典」は好きで、ピアノ連弾盤まで好んで聞いたり。。
吹奏楽でもやってみたいなー、と思って、
スコア買って譜面見てみたら怖じ気づいてしまったけれど、、(笑)

「ペトルーシュカ」も知らなきゃ、と思って、
買って何度か聞いてみたが、どうもおもしろいと思えなくて、
そのまま長年棚の中に眠っている。。
退屈な曲という記憶だけが残っている状態だった。

・・で、その晩、迷っているうちに始まってしまったので、
ちょっと見ていたら、最初が謝肉祭の場面でにぎやか。。
舞台見ながら音楽聞いていたら、なかなかおもしろく聞けた。
もちろん、「春の祭典」や「火の鳥」ほどのインパクトは
やはりなさそうに思われるのだが、、、どうだろう?

これも華麗な踊りは見られなかったけれど、
舞台としてはさっきの「三角帽子」よりおもしろかった。
妙な物語なんだけどね。。
(自分では把握できてないので、Wiki など参照のこと)

これを機に、CDを引っぱり出して聴き直そうと思ったが、
どういうわけか、まだ見つけられない。。


ちなみにこれらは、パリオペラ座バレエの公演だったようだ。



2010年02月17日(水) こんにちはとこんにちわ

以前は「こんにちは」に決まってるだろ、とばかりに
頑なに「は」を守っていたのだが、
こうして、横書きで活字にしながら書いていると、
「こんにちは!」「今日は!」と表記すると妙な感じがして、
「こんにちわ!」「今日わ!」の方が、
表記として落ち着くような気がしていた。
「こんばんは」「今晩は」となると、いっそうその感が強い。
(特に意識して調べてみたことはなかった)

それは、現在の「こんにちは」は省略形の面影もなくなって、
独立したひとつの単語になっているという意識もあるし、
手書きで縦書きで書くのが当たり前だった時の字の印象と
横書き中心でこの種の文字で見ることが主になった印象との
違いではないかと思う。

それに、「今日は」と書いてあると「きょうは」と読んでしまう。
また、「こんちわ〜」や「ちわ〜」となると、
「こんちは〜」「ちは〜」と書いたらおかしな感じである。
「ちは〜っす!」だったらなおさらである。

だから、もともとの使い方を大切にするなら「こんにちは」だが
もうそろそろ仮名遣いも改訂されて「こんにちわ」かな?
と思ってもいたのだけれど、、、

しかし、現在もまだ「こんにちは」が正式となっているようだ。
きょうの朝日新聞の「しつもん どらえもん」に書いてあった。


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