TENSEI塵語

2007年11月30日(金) 大惨事

近けりゃそう文句も言わないのだけれど、職場の宴会のたびに思う、
何でわざわざこんな会のためにはるばる行かなきゃいかんのかねぇ、、?
ホント時間の無駄だよねー。。。
忘年会はさぼることの方が多いが、きょうは幹事の集団に入ったので、
しぶしぶ出席したのだった。

名古屋のとある高層ホテルの最上階(の1階下だったが)、
最近こういうのが人気らしく、同じフロアで3校同時開催となった。
人気みたいなんだけどねぇ、、、どうだかなぁ。。。
夜景が見えるのも売りのひとつなんだけど、大した夜景じゃないし、
料理もひどい。
一応凝った外見は見せているけれど、シェフの舌は味に鈍感なようだ。
大事なお客の時にはちゃんとした料理人を使うのかもしれないが、
我々くらいの客の時にはアルバイトにでもやらせているのだろう。
魚料理は、味気ないソースがかかっているより塩味の方がましだったし、
肉料理も、味気ないソースより市販のステーキソースの方がましだった。
周りに添えてあるのも、見た目は手間が入っているけれど、
感心するようなものはひとつもなし、、、何考えてんだ? って感じ。
私はこういう料理を出されると、経営側の暴力的な傲慢さを感じてしまう。
個人的に食べに行ったら、手間賃入れて2千円でも高いと言っただろう。
これを1万円の料理と思ってはいけない、大半が場所代なのだから。。。
(実は忘年会の話が出始めたころに、過去2回ほどここで宴会をした
 印象から、幹事会議=教科会議で疑義を出したのだが
 もう予約しました、ということだったので、あっさり引き下がった。
 ま、いいやね、、単なる年中儀式のひとつに過ぎないんだから。。。)

要は食べるという点でも、時間の無駄でしかないということだ。


ところで、私は開始前受付をしていたのだが、
あと3人を残して受付を終わり、遅れるという連絡のない一人を待つ間に
ちょっとフロアを歩いて、受付に戻った時に、眼鏡を踏んでしまった。
何で床に落ちてしまっていたのか、さっぱりわからない。
ひどく歪んで片方のレンズは外れてしまった。
どう思い返しても、何で床に落ちてしまったのかわからない。
しかし、使えなくなってしまった眼鏡が手元に残ったのは厳然たる事実。
大事に使ってたのになぁ、、、私にとってこれは大惨事である。

あまりにショックが大きくて、
たいていこういう時は不本意ながらも二次会までつき合って帰るのだが、
きょうはお開きの儀式の後さっさと引き上げて、
サラちゃん聴きながら帰って、帰ってから「エイリアス」の続きを見た。

明日、眼鏡屋に行かなきゃなー。。。



2007年11月29日(木) 映画「アンの青春」

何と、上映時間を見たら、228分、、、てことは、3時間48分!!
普通の映画2本文の長さだ。
昨日の193分、3時間13分よりさらに長いではないか!!

普通なら、また今度にしよう、となるところだが、見始めた。
きょうは帰宅が6時、娘が夕飯の用意に取りかかったばかりで、
その夕食を待つ間から見始めた。
途中、夕食もあり、風呂もあり、トイレに行ったり酒を酌んだりもあり、
何度も中断しながら見続けて、見終わったのが午前1時である。

実際時間は費やしたのだが、感覚としては長ったらしい感じはしない。
ほとんど無駄な時間というのを感じさせない。
それほど珍しい筋立てでもないし、刺激的な事件が起こるわけでもない。
それでも少しも飽きることなく、どうなって行くのかを楽しみに見てしまう。

やはり、アンやマリラの言葉が魅力的なのだろうか?
アンの言葉は概して率直である。
ハラハラするほど率直である。
それがどう相手を変えていくかを見るのが楽しい。

今回は、キングスポートの女学校の校長が、
アンと同じく孤児の辛さを味わった人で、頑なに心を閉ざしてきたが、
終盤になってその心が融けて行くようすが感動的だった。
それとともに、アンにも大きな変化が訪れた。
ただひとつ率直になれなかった恋にも、やっと率直になれた。
長かったねぇ、アンちゃん、あれから数年だよ、
映画を見る者の時間にしても、たぶん6時間だよ。



2007年11月28日(水) 映画「赤毛のアン」

昨日橋本さんが「冬ソナ」を貸して、というので探したら、
同じケースに映画版「赤毛のアン」3部作が入っていた。
20年ほど前だったか、「あしながおじさん」を読んで感動したときに、
「赤毛のアン」も読んでみようと思ったのだけれど、
妻が若いころから愛読して持ち込んでいたアン・シリーズが
10冊ほどもあるのに怖じ気づいて読まずじまいになってしまった。
そんな経緯もあったし、原作にかなり忠実という評判を聞いていたから、
3年前にこの3部作BOX が安く出てるのを見たときに買ったのだが、
今度はその1作目が3時間を超えているのに怖じ気づいてしまった。
そのうち見ようと思いながらそのままになってしまったのだった。

先日届いた「24」も、早く見て、早く見て、と誘惑しているし、
きょう「エイリアス」の続きを貸してもらってそちらも大いに気になったが
今夜は「赤毛のアン」を見ることにした。

どう贔屓目に見ても、淡々としたエピソードの連続に過ぎなかった。
取り立てて緊張を強いられるような場面もない。
それなのに、ぜんぜん退屈せずに3時間余りを楽しく過ごすことができた。
何もかもアンにとって好転して行くのが、私の幸福感にもなって行く。
温かい心に満ちた物語だ。

緊張がまったくなかった、というと嘘になるし、
「淡々としたエピソード」というのも、誇張的な表現だ。
実は、我々はついつい、アンがまた失敗をやらかしはしないか、
思わぬ誤解のために不幸な目に遭いはしないか、やはり緊張しているのだ。
根本的に不幸な子だったし、偏見で見られがちな子でもあったからだ。
その上、空想家で詩人で、大それた発言もする。。。
いつのまにか、自分の娘であるかのようにハラハラドキドキしながら、
アンの運命を見つめている自分に気づく。

映画の舞台となった土地の映像は美しい。
アンと深く関わる人物は皆、根が温かく優しい。
幸福なひとときを過ごせたのが嬉しい。




2007年11月27日(火) 本屋

2時に時間休を取って帰宅。
試験問題は家でしか作れない、というか、Win で開いて完成しようとすると
記号などを全部打ち直さなきゃいけないし、レイアウトもやり直しになる。
実に能率が悪い。
学校に1台でもMac を入れて欲しいと10年以上前から願っているが、
そんな考えは誰にも微塵もないようである。
休暇を取って仕事しちゃいかん、とみんなに言われるが、
学校でのんびり過ごして、夜になってから自宅で仕事するのもたまらない。
早く帰ったおかげで、夕食前には何とか完成した。

もうひとつ、車屋に冬用タイヤを運んでおくという仕事があった。
タイヤを買い換えるのだが、ホイールに新タイヤをはめておいてもらって
次回行ったときに短時間で済むようにしてもらうのである。
明日も早く帰れるのだが、明日は車屋は休業日である。

車屋の帰りに、嘗てよく通っていた本屋に寄った。
前任校時代は、車屋も本屋も、ほんのちょっと遠回りする程度の寄り道で、
本屋には頻繁に寄っていたし、併設のレンタルにもよく通った。
4年半前に転勤してから、この店舗はかなり遠回りになった。
それとともに、本を買うのは専ら楽天ブックスかアマゾンになった。

本屋に入るのは、今年3回目か4回目ではないかと思う。
嘗てのように、入るときには胸がときめくような感覚があるのだけれど、
いざ店に入ってみると、途方に暮れてしまう。
何をどう見て回ったらいいのかまったくわからなくなってしまった。
いったい何のためにここに寄ったのだろう、、?

以前はそんなことはお構いなしに、本を見て回るのを楽しんだ。
何も買わなくても、こんな本が出てるな、と発見するのが楽しかった。
読む本が家にたまっていても、何冊か買い込んだりしたものだ。
しかし、今はよそよそしい居心地の悪い場所になってしまったようだ。
新しい本が並んでいるあの環境が好きだったはずなのになぁ。。。
もちろんそれは、めったに行かなくなったためである。
アマゾンや楽天ブックスではしょっちゅう本の検索をしている。
棚を見て回っていたのが、画面上で見て回るようになっただけのことだ。

結局、来年の手帳だけ買って帰った。
毎年、できるだけ簡素で薄い手帳を探して買っている。
これは、中をしっかり見なければわからないから、ネットでは決まらない。



2007年11月26日(月) 久々(?)の夢

眠っている間にたいてい夢を見る、夢を見てないという人は
覚えていないだけだ、という説を聞いたことがある。
それに従えば、私はほとんど毎朝睡眠中の夢を忘れてしまっている。
ホントに、ほとんど夢を見た覚えがないのだ。
夢を見て、起きてからそれを懐かしくふり返るなんてことは、
年に数回、、、10回もないような気がする。

今朝などは、夢の途中で目覚まし時計に起こされた。
夢の中でカタカタという音が聞こえてきて、
イメージが途切れると寝室で、目覚ましの槌がカタカタ動いていた。
(これは私のトトロの時計で、木製の鐘を木製の槌が打つのである)

起きてからも、夢の印象が生々しかった。
生徒たちが演劇の公演をするというので会場に行った、
客席は、学校の特別教室か視聴覚室のような感じの机付きの客席だが、
ステージは小さいながらちゃんとあって、豪華な緞帳が垂れている。
もうすぐ始まることになっている。
生徒が、後でこういうセリフ言って下さいねー、と、
長いセリフに歌のようなメロディーをつけて教えてくれる。
私は客のつもりだったが、実は出演者らしい。
なぜか、プログラムにも演技中らしい写真が載っている。
赤いモンゴル衣装みたいなものを着て、激しい動きをしているようだ。
練習した覚えもないのに、何で写真が、、?
おいおい、どんな話かもわからんし、どこで登場するのかもわからんし、
さっきのセリフや歌も忘れたし、何をするのかもわからんぞー、と、
ジワジワと焦ってくるのだが、周囲はいたって悠然としている。
客席を歩いたり、楽屋らしいところでメイクされたり、
舞台から客席のぞいたり、、、断片的になって、、、そのうち、
カタカタが聞こえて来て目が覚めた、というわけだ。

あり得ない状況に直面しても、あっさり状況に融和して右往左往するのが
夢のおもしろいところだ。



2007年11月25日(日) 格下力士の引退談

ゆっくり眠れて、起きたのが11時。
全体にのんびり過ごした1日だったけれど、試験問題を前に落ち着かず。
主部分はもうほぼできているのだが、いくつか修正しなければならないのと
副教材からの問題を作らなきゃいけない。
とにかく、修正の方が難しいので、そちらの方で、
ああでもないこうでもない、、、と中途半端に時間ばかりが過ぎて行った。
試験前の最後の授業のまとめについても考え直したりするし。。。
要するに、成果の乏しい、何もかも中途半端なつまらぬ休日である。
試験問題を作り終えるのにまだ日数の余裕があるのもよくないようだ。

千秋楽は思わぬ波瀾だった。
早々に千代大海の欠場がわかり、きょうの対戦相手の魁皇が不戦勝、
自動的に白鵬の優勝が決定してしまった。
緊迫した千秋楽になるはずが、気が抜けてしまった。
千代大海は昨日の取り組みで腕を捻挫、全治1カ月だということだ。
こういう優勝決定は史上初のケースだと言う。

残るは白鵬が優勝を白星で飾れるかという一点に搾られたが、
2ケタ白星で場所を締めたい琴光喜の気迫が勝ったのか、
土俵にひっくり返されてしまった。
これはいけない。

今場所の白鵬は初日と中日と千秋楽で土、という因縁めいた結果になった。
風邪と発熱にもかかわらず、間の6日ずつを勝ち続け、
優勝を横綱の手にもたらした功績は大きい。
しかし、まだまだ安心して見ていられないんだなぁ。。。
もっとも、まだ22歳である。
相撲を始めてから、まだ7年である。
まだまだ大いに進化を期待できる。
というより、進化途中に横綱まで上りつめてしまったので、
それが吉となるか凶となるかさえ、まだわからないと言える。


昨日の新聞で読んだ記事に驚いた。

「最高齢46歳 最後の花道 序二段 一ノ矢」

琉球大時代に相撲部を創り、卒業後、教職を蹴って入門し、
今年で24年目の相撲生活だったそうだ。

相撲の階級についてはどうもはっきりとはわからないのだが、
わかる範囲で整理しておくと、

横綱
大関
関脇
小結 (大関〜小結が「三役」)
前頭 (以上が「幕内」  前頭は「平幕」とも呼ぶ)
十両 (以上が「関取」)

我々が日頃取り組み結果をTVなどで聞くのはここまでである。
しかし、この下があり、大相撲は午前中から行われているのだ。

幕下
三段目
序二段
序の口

これらはとりあえずは力士なのだろうが、「力士養成員」扱いらしい。
十両以上はいわゆる月給があり、十両でも年俸1542万円だそうである。
ちなみに横綱は4251万円。
もちろんこれにさまざまな手当やご褒美がつくわけだ。
しかし、幕下以下には月給というのはない。
場所手当として年6回、幕下で15万円ずつ支給される。
幕下で基本の年俸が90万円、十両だと1500万円、天地の違いである。

話題の一ノ矢に話を戻すと、この24年間の力士生活で、
序二段優勝が2回、最高位は三段目の6枚目だったそうである。
年俸は三段目は60万円、序二段は48万円、序の口は42万円。
もちろん、寝食に困ることはない。
それでも、「相撲は科学。やればやるほどおもしろい」と
角界から身を引く気は起きなかった。
「力士になってよかった。
 土俵で相撲の奥深さと耐えること、我慢することを学んだ」


彼は朝青龍の入門時の世話をしたそうで、
朝青龍も彼に尊敬の念を抱いているそうだ。

相撲の世界には不思議なことが多い。
大関を狙うほどの大進撃をしていて注目を集めていたはずの関取が、
いつの間にか十両に陥落して負け越したりもしていて、引退した者もいる。
浮沈の激しい世界であるとともに、実力の問われる世界でもある。

しかし、我々の関心は常に幕内にあり、時々十両に及ぶ程度だ。
その攻防戦の陰に、こういう一ノ矢のような力士もいることを知ったのは
新鮮な驚きであった。
彼は引退後は高砂部屋のマネージャーとなり、結婚も決まっているそうだ。

そういえば、横綱白鵬の部屋の親方は、十両止まりの金親である。
自身は十両でしかなかった師匠の弟子が、22歳で横綱、
しかも既に5回の幕内優勝を遂げている。
関取同士も、勝ち負けとはまた別次元での関係を作っているようだし。。。
相撲界はなかなか奥深い。
相撲界の奥深さは、我々の日常生活の言葉に
相撲界の用語が多く紛れ込んでいることだけではないようだ。



2007年11月24日(土) ま、こうなるわな、、(相撲)

またもや初日黒星の白鵬。。。
大関昇進の昨年5月からの9場所分の記録を見ても、5回が初日黒星。
私が、絶対将来の横綱と注目し始めたのはちょうど3年前のこの時期で、
それ以来白鵬の負け越しというのは記憶にないのだが、
初日から黒星というのはちょいちょいあった。
初日と2日目も負けて、どうしたのかと不安な場所もあったが、
それでも何とかその後勝ち続けて盛り返したこともあった。

信頼していても、やはり初日黒星は大いなる不安である。
しかし、ま、この後は勝ち続けてくれるだろう、という期待に応えて、
その後6連勝してくれていたのだが、8日目にまた黒星。。。
それまで全勝だった千代大海が敗れ、やっと1敗でトップに並んだところで
先場所初日にやられた安馬にまたしてもやられ、2敗。

10日目に千代大海が時天空に敗れ、トップの2敗は4人、
把瑠都、琴光喜、千代大海、白鵬の4人になった。
12日目に琴光喜が千代大海に敗れ、後退。
昨日は把瑠都が、意外にもあっさりと千代大海に敗れ、後退。
私は、把瑠都が優勝しても歓迎するつもりだったので、ちょっと残念。
まだ微妙な対応には弱いようだし、脚の怪我もかなりひどいようだ。
きょうはさらに安馬にもあっさり落とされ、戦線脱落。

きょうの結びは、優勝争いに残った2人の対決になったわけだ。
もちろん私は市吹の練習に出かけたので、見ることはできなかった。
帰ってから、ネットで結果を知り、ニュースとダイジェストを見て、
その成り行きを確認しただけである。
白鵬の千代大海戦はほとんど心配していない、8割方勝ちとほぼ信じている。
負けたら意外である。

で、結局、きょうようやく優勝争いの単独トップに立ったのである。
何だかんだあっても、結局はこういう形に持っていける、
そんな横綱になってくれて、やれやれ、、、という感じである。
ま、これだけで、ちゃんと横綱の役割を果たした、と言っていいだろう。
明日、どんな波瀾が起きようとも。。。

しかし、きょうの取り組みもやや危ない取り組みだった。
私が何とか見ることのできた今場所の数番も、
注目し始めたころの鮮やかな取り口というものがあまり見られなかった。
安心して見ていられる横綱になって欲しいというのが更なる願いである。



2007年11月23日(金) 映画「眉山」

きょうは完全休養日。
実にのんびり過ごした。
でも朝は、ゴミ出しのために8時半に目覚まし時計で起きた。

「24」のおまけで付いてきた「失踪」を昨夜寝る前に見始めて、
中断した続きを今朝見た。
終盤のヒロインの活躍がまあまあおもしろかったけれど、
異常犯罪者バーニーの人格がわかりにくくて前半はちょっとイライラ。。。

午後は3時間ほど昼寝。。。

昼に「眉山」が届いたので、夜になってから見た。
菜々子さま主演でなかったら恐らく見ようとも思わなかっただろう映画だ。
原作の小説もまだ読んでない。

あらすじの前半はgoo映画のサイトから引用しよう。
東京で働く咲子は、母の入院の知らせを受け、久しぶりに徳島に帰郷する。母子家庭で育った咲子は、気が強く何でも一人で決めてしまう母に寂しさを感じていた。咲子は医師、寺澤から母が献体を希望していることを知り、いらだちは募る。ある日、母の友人から箱を手渡される。中には、死んだと聞かされていた父から毎年届いていた手紙の束が入っていた。隠された母の恋を知った咲子は、東京に戻り、両親の思い出の場所を訪ね歩き…。

手紙(というか書留)の差出人住所を頼りに尋ねあてたのは小さな医院。
咲子の父は町医者だったのだ。
咲子は医院に入り父と対面する。
父は名前を見、出身地を尋ね、それで娘だと察したようだ。
しかし、場所が場所だけに親子の再会を喜ぶわけにはいかない。
もどかしいやりとりの末、
「もう30年も踊りを見てないよ」
徳島出身なのはこの父の方で、江戸っ子の母が徳島に住みついたのだ。
「ぜひいらしてください」と咲子は医院を出た。
この場面は、もどかしいながらも非常に緊迫した場面だ。

母は末期癌で、この夏限りだろうと医師から告げられている。
昔の父の手紙から、阿波踊りの夜に父と会えずそれきりになっていることを
知っている咲子は、医者に頼み込んで母を阿波踊り会場に連れ出す。
父はきっと来ていると信じている。。。

熱狂的な阿波踊りを背景とした淡い再会劇は確かに感動的だった。
ここで終わって欲しかったと思う。
この後にも重要な場面を作っているのはわかるけれど、
映画としてはここですっと終わって欲しかったと思う。

徳島市がかなり撮影に協力しているようだし、
近辺の住民がエキストラとしておおぜい協力しているようだ。
この映画の効果か、今年の阿波踊りの人出は去年より13万人増えたそうだ。



2007年11月22日(木) 「フォーン・ブース」

「24 - シーズン6」がついに届いたのだが、
これを見るための18時間を費やし易い機会はしばらく探るとして、
2枚のDVDがおまけとして付いてきた。
最初は、こんなの注文したっけ? と不思議に思ったのだが、
透明フィルムで一緒に括ってあったし、帯にも同梱商品として記載されて
いたので、キーファー出演作品という意味でのサービス品らしい。
「失踪」と「フォーン・ブース」という映画のDVDだった。

「フォーン・ブース」が、81分という短い映画だし、
「みんなのシネマレビュー」でも割と評価が高いのでさっそく見てみた。

驚くべき映画だ。
大半が電話ボックスの中から出られなくなったスチュと、
電話の相手(キーファー)のやりとりなのに、引き込まれて時間を忘れた。
撮影も10日間で済ませてしまった、安上がりな映画だそうである。

スチュは洒落た服装と口先の駆け引きで世渡りする宣伝マンのようである。
その軽薄そうなケータイ・ビジネスでこの映画は始まる。
そして、ニューヨーク8番街53丁目の電話ボックスからパムに電話。
ケータイを持ちながら、結婚指輪を外して電話ボックスから電話するわけだ。
パムは田舎から出てきた女優志望で、スチュを頼っている。
スチュはパムを抱きたがっているが、この電話では断られた。
電話を切ると、電話ボックスのその電話のベルが鳴った。
スチュはその電話をとってしまった。
その電話はスチュにかかってきた電話だった。

それから、電話の声の主からの、スチュに対する執拗な脅迫が始まる。
電話だけでなく、スチュの胸には赤外線の標的マークが動く。
相手は、高性能の銃を構えながら語りかけているようだ。
それが脅しでないことは、スチュがボックスを独占していることに怒った
ストリッパーたちが呼んできた男が撃たれて死んだことで明らかになる。
しかし、スチュが銃を持った殺人犯だと誤解されて周りは騒然となる。
警察や機動隊が駆けつけるだけでなく、TVも取材に来る。
TVの報道を見て、妻もパムも駆けつける。
電話の声は、妻やパムにも標的マークを当てながら脅迫を続ける。。。

方法は異常だが、電話の声の主が求めていたのは、ひとつの正義だった。
犯罪を伴っているし、罪を逃れるための周到な用意がなされているが、
スチュに執拗に要求した決断は、正義と言わざるを得ない。
それは全米に流されるTVカメラと妻の前ですべてを懺悔すること。。。
すごく残酷なことなのだが、、、幸い彼の妻はその懺悔を聞かされても、
彼を見捨てなかった。

割り切れない思いを残しながらも、何となく〈救い〉を感じさせる映画だ。
スチュ役のコリン・ファレルの、電話の声相手の演技が、魅せる。





2007年11月21日(水) 凝っててもつまらない映画

ジェシカ見たさに「シン・シティ」という映画を見たのだが、
ジェシカの出番が少ない上、いったい何やってんだかわからない映画。
3人の男たちのそれぞれの命懸けの闘いを描いているそうだが、
何を闘っているのか、そもそもその世界像がどうなっているのか、
さっぱりわからない。

映像は凝っているようだし、さまざまな趣向が入っているようだ。
従来の映画の手法を覆しているとも言えるかもしれない。
映像はほとんどモノクロだが、唇だけとか目だけとかカラーになっている。
暴力や血が多いが、モノクロにかなり助けられている。
また、独白的ナレーションに物語が導かれて行く。
重厚な作りという感じがないわけではない。

しかし、いくら趣向を凝らそうと、どういう世界で何が行われているか、
一見して理解不能では何ともしょうがない。
何のために過激な暴力を振るったり銃を撃ちまくったりしてるのか、
さっぱりわからない。

時間の無駄。。。



2007年11月20日(火) 瀬戸へ

きょうの出張会議は瀬戸。
ここの大ホールに2度ほど行ったような気がするが、
どんな風に行ったのか、どの辺にあるのか、まったく見当がつかなかった。
昨日かなり道を研究して、名古屋インターから6号線を東進し、
長久手の古戦場辺りの交差点から北上し、役場前から北東に走ることにした。

名古屋インター付近は、私にはたいへん印象が悪い。
たいてい朝夕のやたらと車が多いときで、道の風景も荒涼としていたし、
しかもたいていは、東郷のセンターにつまらん研修に行くときだったし。。
しかし、きょう昼過ぎに走ってみると、わりと空いているし、
道も、上の道路が完成しているせいか、全体に整備されてきれいだし、
何と言っても、上がったり下がったりの起伏ある道がなかなかの情緒。
思えば、八事〜東山〜星が丘からこのあたり一帯は、
もともとはそう高くない山地だったのだろうと思わせるような地形である。
名古屋中心部はちっともおもしろくない町だけれども、
中心を外れると、いろいろと興味深い土地があるものだ。

古戦場南という交差点を北に曲がると、古戦場の公園があった。
地図には「跡」とあっただけだったが、公園になってるらしい。
ちょっと寄ってみようかな、、、と思ったけれど、
目的地がおぼつかないので先を急いだ。
相変わらず、長い坂を下りたり上ったりしながら、
整備された森林地帯みたいな区域に入った。
目的地はその中にあった、そして確かに来たことがあると思ったが、
その時どうやって来たのかはやはり思い出せなかった。

会議が終わったのが5時。
さすがに、夕方の帰り道は不快だった。
名古屋に入るまでの悠長すぎるほどの車の行列に、まず閉口したが、
6号線に入ってから名古屋インターまでの渋滞にも閉口した。
最近、こんなしつこい渋滞を経験していないので、疲れてしまった。
1月までにあと2〜3回そのホールまで行かなきゃならない。
万博でできた新しいインターの描かれた道路地図を手に入れなければ。。。



2007年11月19日(月) 「美女か野獣」第9話まで

見始めたの一昨日かぁ。。。
一晩に3話ずつ見続けて、これで第9話まで来た。
いやぁ、、菜々子さまホントかっこいいわー。
いろんな表情見せるんだけどね、、、基本は毅然、でも泣きべそもあるし、
情にほだされるところもある、、、笑いにも、不敵の笑いもあれば、
余裕の笑いもあり、ホントに嬉しそうな笑いもある。
でも、このドラマの鷹宮真の基本は、毅然。
残る2話は、父親を告発する、最も感動的でかっこいい姿を拝める。。。

物語をかなり忘れてしまっていたのだけれど、
1話1話がこれほど充実していたかと、再認識した。

第9話は、番組存続を賭けて視聴率アップのためにラーメンランキング、
という話なのだが、番組打ち切りの覚悟をしてでも、
一村の環境汚染問題を告発するという物語。
第8話は、1タレントの暴力沙汰を番組で告発すれば、
多くの関係者が仕事を失い、得する者はなく皆が不幸になる、という状況で
報道するのが正義か否かという問題。
第7話は、鷹宮真の名門の母校の裏口入学問題を巡り、
報道することの是非の一方で、親子の理解と愛情を問う物語。
第6話は、バレンタインデーのチョコレート争いを絡めながら、
真のニュースキャスターとはどういうものかを問う物語。
第5話は、特ダネ取得に心逸る鷹宮の行動に対し、
地道な日ごろの努力の価値を描く、、、これは第1話と共通する。
第4話は、突然の東京での大雪のため、早朝ニュース番組を任された
スタッフたちの苦労話なのだが、チームワークの妙味。
第3話は、報道が大事か人命救助が大事か、という問題に突っ込む。
大切なのは、表彰や栄誉じゃなくて、まずは人の命なのだ。

もう眠い。。。




2007年11月18日(日) 立派な運送屋さん

昨夜寝たのは未明の4時、それから8時間半ぐっすり眠って目が覚めた。

きょうは先週買った冷蔵庫と洗濯機を運んで来る日だったが、
昨夜の運送屋からの電話で、もしも午前中に来るという話だったら
もちろんこんなにのんびり寝てはいられなかった。
夕方の4時から6時の間に来るという話だったからのんびり眠ったし、
起きたのが昼過ぎでも、焦りはしなかった。
早く起きても、落ち着かない1日を過ごさなきゃならないだろうから。。。

運送屋が来る前に必ずしておかなきゃならないことは、
玄関から階段・廊下に置いてあるいろいろなものを他に移動させて、
広い空間を作っておくことである。
約3時間を、のんびりとそういう作業や掃除に費やした。

そうやって物をどけておいても、搬出・搬入には難儀する。
十何年か前に今の冷蔵庫を入れた時には、私も手伝い、
3人がかりでたいへん苦労して搬入した。
階段の上の天井が、さらに3階への階段があるせいで、
冷蔵庫を運ぶにはちょっと厄介な高さしか持っていないからである。
しかも、この2階への階段は上がり際に90度曲がっている。
ここは実に難儀なところである。

買い換えた冷蔵庫は、この苦労に反省して、
今までのより少し小さいものにした。
先週、店で相談するときに、これより外寸の小さいもの、と言って選んだ。
だから、今回は搬入の方はそれほど心配していなかった。
それより、廃棄する方の冷蔵庫が無事出せるかが心配だった。
入ったんだから出せる、という楽観的な考えには容易に落ち着けなかった。
それを入れた時は、冷蔵庫のドアもいったん外して、奥行きを減らして、
それでも引っかかるところがあって、やっとのことで入れたのだ。
運送屋のおじさんのミスで、階段の窓の網戸に穴をあけてしまったけれど
ほとんど開けることのない窓なので、問題にしなかった。

きょうの運送屋さんは、若者とおっさんが2人。
不思議なことに、若者の方が搬出入の作戦を立ておっさんに指示している。
次第にわかってきたことは、おっさんの方は電気屋のようだ。
洗濯機の取り外しや設営や使用方法はこの人の仕事だった。
重い運搬に喘いだり悲鳴を上げたり、「こんなことまでさせられるなんて」
と苦情を若者に言ったりしながらも、我々には親切だった。

2人とも、古い冷蔵庫を搬出するときに流石に戸惑ったようだ。
若者が「これ、入れるときも玄関からこの経路で入れたんですか?」と
不思議そうに聞いてきた。
それから、若者は慎重に手順や作戦を練って、おっさんに手伝わせながら、
2人だけで、冷蔵庫のドアも外さず、引き出しも抜かず、
どこにも傷をつけず、そのままの形でみごと外に出してしまった。
拍手するに値するほどみごとな作業だった。
新品を搬入するときも、搬出時の経験を生かしたみごとな作業だった。
その若い作業員は、予想以上の労力を強いられたにもかかわらず、
作業の合間に我々に説明するときは笑顔でさわやかな口調だった。

こういう若者に出会うと嬉しくてしょうがない思いになるのは、
ふだん、ぐたぐたした若者に取り巻かれているせいだろうか?



2007年11月17日(土) 「美女か野獣」再見

昨夜は、というか、今朝は結局5時ごろ睡眠を欲して、
5時半から6時半まで寝過ごさないよう用心しつつうとうとして、
何とか無事起きて、土曜の講座に出かけた。
昼過ぎまで仕事して、帰宅して昼寝して、夕方から市吹の練習に出かけた。

疲れているのかいないのか、睡眠不足なのかそうでないのか、
どうも自分でもよくわからん夜中に取り出したのが、「美女か野獣」。
4年前の菜々子さまのドラマである。
10日ほど前に用があって早めに帰った夕方のTVでチラッと見た。
それで見たい気持ちに火をつけられて、以来くすぶっていたのだ。

明日はゆっくり寝ていても大丈夫だから、映画でも見ようと思ったのだが、
いつも見られない大相撲ダイジェストも見たいし、
(そう思い始めたのが、すでに午前0時半ごろなのだ)
2時間以上もある映画など見始めたら寝るのが3時過ぎになるなぁ、、、
と思っているうちに、「美女か野獣」第1話だけ見て、相撲を見て、
2時半には寝る、という計画だった。

しかし、結局その後、第3話まで見てしまって、4時になってしまった。
映画1本見ても同じだったわけだ。

4年前に、毎週放映時と、後にDVDでと、2〜3度は見たドラマだが、
薄れて行く記憶の中で残っている印象は、2回完結の最終話の感動ばかりが
強く残っていて、全体としては菜々子さま見たさに見ていただけのような
そんな印象だったのだが、久々に見直して見ると、そんなことはない。
なかなか手の込んだ展開で、見応えがある。



2007年11月16日(金) 不覚の宵寝

トイレに下りたついでに、ちょっとベッドに横になったのが10時ごろ。
ちょっと休んだらすぐ起きるつもりだったのだが、
いつ起き上がろうかな、、、と思ってるうちに、、深い眠りから目覚めた。
時計を見たら、午前0時。
すっきりした目覚めだったので、ここでいったん起きてもよかった。
普通はそうするのだ。
平日の夜だと、この寝直しが3時ごろになってしまったりして、
その寝直しがちょっと睡眠不足的になる恐れがあるので、
極力、こういう宵寝をしないようにしている。
明日は休日だけれど、不運にも土曜開放の講座を頼まれているので、
目が覚めたときに迷った。
で、ともあれそのまま寝続けることにした。
次に目が覚めたのが2時である。
ところがその後眠れなくなってしまった。
20分ほどがんばってみたけれど、結局起きてしまった。
最悪に中途半端な睡眠になってしまった。
下手すると、5時か6時ごろに無性に眠たくなるようなパターンである。



2007年11月15日(木) 七五三

昨今は、成人の日も敬老の日も体育の日も、固定月日でなくなった。
○月○日は○○の日という旧来の感覚が薄らいでいる。
きょう、11月15日だと知ったとき、
この日は七五三だったような気がしたが、自信がなかった。
さっき、「きょうは何の日」サイトで確認したら、筆頭に七五三があった。

もっとも、七五三はもうとっくに15日にはこだわらず行われている。
11月の休日ならいつでもよいことになっている。
旧暦の11月15日にはなかなか重要な意味があるようで、
「鬼宿日」と言って、鬼の出歩かない吉日であるとも言い、
収穫月の満月の夜に、収穫の感謝と共に子の成長を感謝する意味もあった。
また、三代将軍家光が、後の五代将軍綱吉の病弱であることを心配し、
これの無事成長を祈るために、袴着の儀式を執り行ったのが11月15日で
庶民もこれに倣ったという説もある。

もちろん新暦の11月15日にはそういう意味はまったくない。
だから、15日にこだわる必要はまったくないわけである。

私は、2人の子どもの七五三にはまったく関わっていない。
妻がとりあえず新調の服を着せて、両親(つまり爺婆)と神社に詣でたが、
写真屋で記念写真を撮ったりするような大げさなことはしていない。
私も妻も、成人式などくだらん、と、役所からの招待を無視した口である。
七五三だって、昔の重大だった意味を失っている。
子どもが3歳まで無事に育つのさえ難しかった時代の遺物である。
現代は育ってあたりまえ、育たないのが不運の時代である。
祝う日がいい加減になっただけでなく、意義も薄れてしまった時代である。
そういう私も、子どもたちの誕生日ごとには祝わずにいられなかったが、
何も、七五三にまで熱を上げる必要はない、と思っていた。

先日、小学校教員の妻が、驚くべき電話が来たと話してくれた。
「弟の七五三で、家族みんなで祝いたいから、昼で早退させてください」
という親からの電話があったと言う。
世の中いろいろな人がいるものだなぁ、と痛感した。



2007年11月14日(水) 小学校教員の増員

晋三ぼっちゃんが唱えた「教育再生」で、まず先にしなければならないのは
小学校教員の増員である。
これなしには、免許法をいじくろうが、どんな能書き垂れようが、
教育の出発点でそれどころではないような状況にしてしまう。
親の心が荒み、その保護下で輪をかけて荒んでしまっている子どもが
増えつつある社会状況を、財政担当者はもっと認識すべきである。
簡単な例として、一時の感情で教室を飛び出してしまう子どもがいた場合、
それを追いかけると、代わりに他の児童を見る人間がいない、
それが今の小学校の現状である。
そういう病的な児童が、1校に1人紛れ込んでいる、というのではない。
下手をすると、1クラスに2〜3人いる場合もあるのだ。
しかも、遅進児を障害者クラスに入れるか普通クラスに入れるかも、
誤った人権認識で、親の選択に任せるようになっている。
昔に比べて、ひとつのクラスの児童の様子は遙かに多様化しているのだ。
しかも、近年になってあちこちで起こっている、
下校中の通り魔的犯罪によって、下校時の指導が厳しくなり、
居残り勉強とか、居残り対話とか、そういう機会も持てなくなっている。

昨日の新聞記事にはムカッ(`ε´)と来た。


    「教職員の増員必要ない」財政審の意見書原案

 政府の08年度予算編成に向けた財政制度等審議会(財務相の諮問機関、西室泰三会長)の意見書(建議)原案が12日、明らかになった。文部科学省が求める小中学校教職員約2万1000人の増員について、
「必要な状況にはない」として認めない姿勢を打ち出している。増員要求は与党内にも根強く、年末にかけ焦点のひとつになりそうだ。
 意見書は財政審が19日にまとめるが、財務省が作成に深くかかわり、予算編成に向けた同省の考え方が実質的に示される。
 文科省は夏の概算要求で、教職員が子供と向き合う時間を増やす必要があるとして、08年度からの3年で教員を増員するよう求めた。だが、財務省は、06年7月に閣議決定した「骨太の方針06」で、「教職員の定数については5年間で1万人程度の純減を確保する」と定めたことを根拠に、難色を示してきた。
 意見書の原案は、
子供の減少に伴い児童生徒1人当たりの教職員数は増加しているなどとして、「現状でも対応可能だ」と指摘。授業以外で、教師の事務作業の負担が重くなっているとして、校長や教頭の組織運営力強化やIT(情報技術)化の推進などを求めている。

「必要な状況にはない」の根拠は何だーー! と思ったら、
「子供の減少に伴い児童生徒1人当たりの教職員数は増加」という
極めて単純な、上っ面の数字上の理由でしかない。
現場知らずのお役所仕事が、教育現場をますます追いつめて行くのだ。

ところで、文科省は2万1000人の増員を求めたらしいが、
実際小学校は全国でいくつあるか検索してみたら、
4年前の統計で23,633校だと言う。
はあん??
せいぜい1校1人の増員にしかならないじゃないか。。。
それすらも必要ないだって???
必要ない、というよりも、捻出するお金がない、ってことだろう。

私の要求は、その20倍以上である。
2〜3兆円レベルかもしれない。
しかし、政治家や官僚がいままで無駄遣いしてきた税金からすれば、
実に安いものだろう。
そして、彼らの税金無駄遣いは常に棚上げだ。
よっぽど有能な棚職人がいるらしい。。。



2007年11月13日(火) 疲れた〜〜_(_ _)_

昨日、ついに風邪にやられた。
1週間ほど前から調子悪く風邪薬で食い止めていたのだが、ついにやられた。
きょうも1日中不調。

しかも今朝は、左足がいきなり攣って、その痛みで起きた。
同時に目覚ましが鳴り、それを止めようと体をねじって伸ばすと、
また変な風に足が攣りそうで、悪戦苦闘の目覚めだった。

しかも今朝は、月1回の資源ゴミ回収で、
段ボール・雑誌・新聞・広告を運んでから出勤した。

頭の中がぼーーっとしているのに困った。
何か変だ、、、現実感から遊離してるような、、、風邪薬の飲み過ぎ??
授業をひとつ終えても、ぼーっとした感じから抜け出せなかった。

昼から出張へ。
その会議の後、大急ぎで帰宅。
一昨日冷蔵庫と洗濯機を買いに行った件で、配送者が下見に来る。
夕方以降という時間指定をしたせいで、1000円取られている。

業者が来るまで、床にクリーナーをかけたり、テーブルの上の掃除をしたり
トイレ掃除をしたり、、、ついつい動いちゃうんだな。。。

下見(見積もりと言う)は簡単に終わった。
そんなに簡単でいいのかな? 
壊れた今の冷蔵庫を搬入するとき、かなり苦労したんだけど。。。
内階段から2階へ上げるときに、もう少しのところで動かないので、
運送屋が冷蔵庫の扉を外したりして、やっとのことで入れたのだ。
ま、しかし、ベテランが大丈夫と言うから大丈夫なんだろう。
とにかくこっちとしては、入れ替えてもらわなきゃ困るのだ。
風邪のせいであまり喋りたくないのが幸いして余計なことを言わなかった。

これで商談が成立したので、内金だけ払っておいた残金を払いに、
また、買い物もあったし、車にガソリンを入れなきゃいけなかったので、
娘に夕飯を任せてまた出かけるはめになった。
とにかくやるべきことが多いのだ。

今夜は肩凝りがひどいし、腰も痛い。。。



2007年11月12日(月) あちこち荒れ模様。。。

急に寒くなった。
空がかなり冷えているらしく、しょっちゅう雨がぱらぱらこぼれ落ちてた。

青森では例年は初雪の頃だそうだが、1日で1カ月分の雨が降るほどの豪雨。
路上の車が完全に水没するほど冠水したところもあるそうだし、
陥没した土地や、川の流れで崩れてしまった道路も。。。
金沢では異常な突風で工事現場の足場が崩れた。

このあたりでは平和だったけれど、異常な現象に見舞われた地域もあるのだ。

ロンドンのオリンピック予定地近くの工場地帯で黒煙が上がった。
原因はなかなかわからないようだ。

株安・ドル安が止まらないようだ。
報道ステーションで、1円円高でトヨタなどは350億円損失などと
言っていた、、、、、、何で???
慎ましい庶民は、億、なんて巨額の話になると思考が停止するのだよ。
一般投資家もインタビューに答えて、惨状を訴えている。。
一方で、円高はいいことだ、と話してる官房長官もいるし。。。
私にはまったくわからない話だが、UFJの人が登場して、
円高は長期化して90円くらいになるかも、、、などと話すのを聞くと、
やはりただならぬことという感じになる。

ブッシュは何をやってるんだ??
中東を掻き回すことの方が大事?

給油支援特措法なる名前の法案が衆院テロ対策特別委員会で強行採決。
明日は衆院で可決しようとしている。
給油疑惑も、守屋関係の防衛省スキャンダルも棚に上げといて、
とにかく、何が何でも通さねばならぬ理由は何か、まだわからない。
棚上げしたまま、採決で起立している自民・公明の議員たちの、
あの心境がさっぱりわからない。
あの地で普通の生活を望んでいる人たちのための議論はまったくしないで、
攻撃の協力ばかりにあくせくしている人たちの気持ちはわからない。
我々の納める税金を使うんだということを、ちょっとは考えてほしい。

先日の福田&小沢密談の眼目は連立と、消費税増税だったという話がある。
連立政権で、消費税を上げる、それを目論んでいたそうだ。
ま、そうでなくても、常に誰かが増税を主張している。
税金が足りないらしい。
しかし、今まで無駄遣いしまくっていたのは、誰??
毎年、会計監査院が指摘する無駄遣いは何百億円に達するそうだが、
ほとんど改められてないそうだ(今夜のNHKラジオのニュースによれば)。
小泉クンのTMの無駄遣いの追及もうやむやになってしまったし、
晋三ぼっちゃんの、委員会乱立による無駄遣いも問題にされていない。

彼らは、棚上げするのが得意だ。
よっぽど有能な棚職人を抱えているのだろう。
我々小心なる庶民は、自身の手落ちをついつい反省しがちなのだけれど。。

それ以外にも、もともと政党交付金なんてのは必要ないし、
そんなものを政党に恵んでやるんだったら、
びた1円の曖昧さもなく、使途を明確にしてもらわなきゃ困る。
自分たちの無駄遣いを棚上げして、お金をせびるのは、
金持ちのドラ息子とほとんど変わりないではないか。
・・・あ、、連中は生まれながらにして、ドラ息子なのかもしれないな。。



2007年11月11日(日) 時間が駆け抜けた

昼近くまでゆっくり寝る予定だったのだが、風邪薬のせいか、
9時過ぎに実にすっきり目が覚めて、すっきり体が起き上がってしまった。
昼寝すりゃいいや、と思ってそのまま起きたのだが、
昼寝したいと思う暇もなく、あっという間に夕方になってしまった。

きょうのブラウザの履歴には、吹奏楽のCDや楽譜のページが並んでいる。
朝起きてから吹奏楽ポップス曲探し。。。
いろいろな可能性を求めてネット検索もしたし、
手持ちの吹奏楽CDで、ポップスの入ってるものを繰り返し聞いた。
iTune ストアで原曲をDLして、原曲も参照したり。。。
そんなことをしてるうちに、あっという間に午後3時。。。

風呂掃除をしたり、資源ゴミ回収の準備をしたりしてるうちに、
5時近くになってしまうし、
先日冷蔵庫が壊れて不便してるので、妻と冷蔵庫を買いに行って、
冷蔵庫と洗濯機の商談を済ませて、夕飯の買い物をして帰ったら7時半。
運送関係や引き取り関係の手続きで、やたら時間がかかるのだ。

夜遅くなって、台所の、特にガスレンジの辺りの惨状が気になって、
油まみれの大掃除。
4月から娘が専ら夕飯の用意をしてくれているけれども、
後かたづけや環境の手入れはぜんぜんしないので、油断するとこうなる。

平日も休日も、とにかく雑用だらけ。。。



2007年11月10日(土) きょうも休日出勤

昨日イライラがピークになって、仕事半ばで帰ってしまったのだが、
夜中にいろいろ考えてみると、やりかけが他にもいくつもあった。
せっかくの休みでもったいないけど、やはり行かなきゃなぁ、、と、
ま、時間の制約がないから、9時過ぎにゆっくり出たんだけれども。。。

まず備品点検の残りをやったのだが、やはり見つからないものが幾つか。。
それから、、、と別の部屋に行こうと思って紙を見たら、
私の担当でない部屋のものまで混じっていた。
気づかなかった。
ただでさえ、100以上も点検品のある人のところに、
別の人の分も回すかぁ?、、、と(`ε´)状態になるところだったが、
〆切日を過ぎてから他の人に回すわけにも行かないし、
わかりやすそうだったから点検したけれど、ひとつ見つからない。。。

職員室に戻って、書類を探していたら、校長に仕事を頼まれた。
月曜日の昼までに配布用の文書を用意して欲しいそうだ。
休日に仕事をやらせるなよな、、、と(`ε´)状態になるところだったが
世知辛いことは言わないようにしているので、そちらを先に。。。
月曜日の昼まででいいからと言われても、月曜の午前は授業が多いので、
その時に済ませておくしかなかった。

結局、1時半ごろに大体の仕事を済ませて、
コンビニサンド食べながら帰宅して、2時間ほど昼寝した。



2007年11月09日(金) 「ジェイソン・ボーン」シリーズ

昨日から異変。。。
昨日は何度も、明日は休みだ、という錯覚にとらわれた。
何度うち消しても、なーんとなく明日は休みだという錯覚に陥った。
願望のせいだろうか、、?
明日の朝、休みだと思い込んで来ないかもしれないからよろしく、
などと冗談を言っていた。
きょうはもうすごい疲れ。。。
何か、1週間抑えてきた風邪の予兆との闘いが、
ここに来て、風邪の方が優位に立ちつつあるようなイヤなムード。。。
それなのに、備品点検はなかなか終わらない(見つからない)、
つまらぬことに時間がかかって、推薦試験の面接指導もしなきゃいかんし、
疲れて、帰ろうと思って職員室に戻ったら、机の上に答案用紙がどん!
これもまた余計に降りかかっている、ST時の小テストだ。
採点を始めたけど、1クラスと何人かほどつけたところで、
心の中で、ブチッッッ!! という音がした。
ゴミ箱に捨ててやりたいほどの衝動に駆られたけれど、そうまではできず、
放ったらかしにして帰ってきた。

結局、明日も出校して仕事しなきゃいかんわけだ。
3週間ぶりの休日だというのに。。。


昨夜も今夜も、気分直しは、昨日届いたジェイソン・ボーンの前2作。
先月2度ほど映画館に行ったとき、見させられたいくつかの予告編の中で、
「ボーン・アルティメイタム」がもっともおもしろそうだった。
3部作の最終作らしいことを知って、前2作セットを注文しておいた。
昨日がそのセットの発売日なので、昨日まで待たされたわけだ。

CIAの極秘プロジェクト“トレッド・ストーン”によって作られた
最強の殺し屋ジェイソン・ボーンは記憶を失っている。
最近の任務に失敗したらしいが、CIAは彼を抹殺しようとしている。
ジェイソン・ボーンは、誰に狙われているかわからないまま闘い始める。
もちろん、次第に記憶を取り戻して行くのだが。。。

記憶を失い、自分が何者かわからない状況にあっても、
かつての訓練の成果があたかも本能のように繰り出されるのがおもしろい。
とっさの計算で、自己を有利にしていく手腕を見るのが楽しい。
大勢の警官に追われ、八方塞がりになっても、何とか逃げおおせる。
カーチェイスはいくつも見てきたと思うが、
逆走カーチェイスというのは、初めてではないかと思う。
常に追われ狙われているジェイソン・ボーンだが、
細心の注意を払いながらも余裕を漂わせている、そこが痛快だ。

「ボーン・アルティメイタム」を観に行くのが楽しみだ。



2007年11月07日(水) 「バベル」

んーーー、、、微妙だなぁ。。。
おもしろくないわけじゃない。
監督が表現しようとしたことも、ぜんぜんわからないわけではない。
含蓄深い映像、という感じもする。
でも、何か、焦点ボケのような気がするのだ。

モロッコの一家が、ジャッカルを撃退するためのライフルを手に入れた。
そこの少年が試し撃ちに、何とバスを狙ってしまった。
モロッコにリチャードが妻のスーザンと旅行に来ていた。
3人目の子を失った哀しみと罪悪感のために危うくなった夫婦の絆を
取り戻そうと、気の乗らない妻をリチャードが連れて来たのだった。
少年の撃った銃弾は、バスの窓を貫いて、スーザンの肩に当たった。
親切な男が治療のために村に案内してくれたが、大した治療はできない。
リチャードは大使館に助けを求めるが、テロの恐れありという危惧で、
容易に動けないでいる。
彼らの2人の子どもたちは、アメリカで乳母と一緒にいた。
乳母のアメリアは、息子の結婚式にやむをえず2人も連れて行く。
子どもたちは、初めてのメキシコとその結婚式に出席して楽しく過ごすが、
帰り道、国境でとんでもないトラブルに遭遇して砂漠を彷徨うはめに。。。

モロッコのライフルを手に入れた一家、モロッコのリチャードとスーザン、
アメリカの彼らの子どもたち、というこの3つの場面を切り替えながら
映画が進行して行く分には、なかなか緊張感があっていいのだが、
もうひとつ、日本での物語が重なっている。
先の3つの物語とはほとんど関係のない話である。

聾唖者の高校生チエコは、母の自殺のショックから立ち直れず、
父に対しても反抗的、いらいらしている。
肌の触れあいを切望しているが、障害のため好意も欲望も相手に伝わらず、
救いはもたらされない。。。
これも確かに監督が表現したテーマには即しているのだろうが、
あちらの3つの物語とはまったく別の展開で、どうも違和感がある。
唯一関連しているのは、例のライフルの元の持ち主がチエコの父という点だ。
でも、それだけのことで、それがどうということもなく終わってしまう。
どうも、このチエコの物語がたびたび挿入されるために、
映画がもたつく感じがするんだな。。。



2007年11月06日(火) 辞意撤回?

きょうはもう疲れがたまってるし、体調も不安な状態だったので、
昼から早退して昼寝した。
よく眠れたと思うし、ちょっと楽になったようにも思う。


じーさまは、党幹部の必死の説得により、辞意を撤回したようだ。
まあ、それが当然の帰結だろう。

じーさまには、ちゃんとした筋書きがあったようだ。
大連立して、民主も内閣に入れてもらって、民主の政策も通してもらい、
それで国民の信頼を得て、民主が衆院でも第1党になって、
連立を解体して、民主党の政治を行っていくという。。。
このプランに自信満々だったようだ。

さあて、そんなに簡単にことが運ぶものか、、?
実際に、テロ特措法関係については、誤解し合っていた。
じーさまは、首相は、連立できるなら給油活動法案にはこだわらない、
と言ったと説明したが、実際の首相のインタビューでは、
「いや、私はこだわってるんですよ」と言った。
実におそまつな行き違いである。
かなりじーさまが暴走して独り相撲を取った感がある。

仮に連立内閣として、民主党議員が何人か閣議に加わったからと言って、
民主党の案が通るかわからない。
結局のところ爪はじきされ、閣議決定に従わされるだけだ。
早い話が、自民党政治を助けるだけだ。
閣入りした議員だけが、大臣の称号を得て自己満足するだけだ。
実際、公明党がそうなってしまっているではないか。

その上、連立というだけで、参院選時の民主党支持は激減する。
次の衆院選で敗北する可能性の方が高い。

鳩山くんが、じーさまのことを、卓越した政治センスの持ち主と讃えて
いたが、これが卓越した政治センスかどうか、どうもよくわからない。

このままではいかなる法案も通らない、だから連立しかない、
連立して政策協議することが必要だ、みたいなことも言っていたが、
国会が良識ある人々の集まりだったら、通るべき法案は通るし、
通ってはいけない法案は通らない、、、あたりまえの話である。
通るべき法案さえ通らないなんてことはあるまい。
通るべき法案さえ通らないのだったら、国会がねじれているからじゃなくて
政治家がねじれているからだ。
国民の生活を救ってくれる法案だったら、是非通してください、
党利党略じゃなく、国民のために通してください、お願いします。

晋三ぼっちゃん政権の時、今みたいに国会がねじれててほしかったな。
通るべきでない法案が、ざるから水がこぼれるように、
野放図に通ってしまった、、、小泉クンの時も。。。
あれを思うと、今のように、国会がねじれていた方がよっぽど好ましい。
通るべき法案だけが通る可能性は、今の方がうんと高い。

ま、とりあえず、民主党が先日までの体制に戻るようで、やれやれだ。
しかし、じーさまのイメージダウン発言の罪は重いし、
またいつアホなことを言い出すかという不安もある。
爆弾を抱えた党首を続投させるようなものだ。
民主党支持者でなくても、自民党政治の歯止め役として期待してるんだから
しっかりしてもらわなきゃ困るよ、まったく!!(`ε´)



2007年11月05日(月) あらあら、今度は党首辞意表明?!

小沢のじーさま、すねちゃったのかなぁ、、、
連立を党に持ち帰ったら拒否された、不信任を受けたに等しい、、って
違うがな、それは!
あんたは教祖さまかいな?
小泉クンのように、おいらの郵政民営化に逆らう奴は出てけ、が間違い
なのと同じで、ひとつの案を否定したからと言って、
党首に反逆してることにはならないのだよ。
政治というのは、首相であろうと大統領であろうと党首であろうと、
たった一人の考えに誰もが何でもかんでも靡いて行ってはいけないのだよ。
そもそも、誰のために仕事しているのか、わかってるのかなぁ、、???

プロの政治家をもう○十年もやっているのに、わかってない。
プロじゃない。給料返せ!!

密室会談は、政治家の犯罪的行為だぞ。
それは、民意を無視して、単なる立場の駆け引きに明け暮れる行為だ。
今回のような不思議な成り行きについて、
国民はその真相を知ることはできない。
後からその当事者が、実はこうだった、と弁明してくれても、
どれを信用していいかわからないし、他に誰が関与してるかもわからない。

そして、今回のように、民意も何も無視した、不可解な展開になるわけだ。

参院選で民主党が勝てたのは、政権交代を望む有権者や、
大政党が拮抗する中でしっかり論議できる政治を望む有権者のおかげだ。
民主党は、つい先日まで、その気持ちを尊重して、
自民党政治や官僚の不正を追及したり、新たな法案を用意したり、
一層国民の支持を得る努力をしながら、次期衆院選勝利に備えていた。

私自身は、民主党の基本精神はぜんぜん支持していないけれども、
どんな政党であれ、極力民意を尊重して信頼を得ながら政権をとる、
そういう政党が拮抗する中で政権交代を繰り返して行く形を理想に思うから
今の状態は、それはそれで歓迎していた。
晋三ぼっちゃんのような何でもあり政治は、極悪政治の典型なのだ。

小沢のじーさまが連立を受け入れたのは、民主党に拒否されただけでなく、
参院選で民主党に票を投じてくれた有権者に対する裏切りなのだ。
じーさまはもうこのごろは、あの時の感謝の念を忘れてしまったらしい。
しかも、つい最近まで、絶対に次の衆院選で勝つ!! と豪語していたのに
昨日は、「民主党も本当に政権担当能力があるのか、
国民から疑問が提起され続けており、次期総選挙での勝利は厳しい」
などと言い出して、国民に民主党への不信感を煽っている。
まったく何を考えているのかわからん人だ。

彼の履歴の特徴は、ぶち壊し屋だという見方もある。
これも大いに納得できる。
耄碌してしまったようにも見える。
TVに出てきて政策を語っても、実に歯切れの悪い語りようだし、
国会で、議場にいないこともしばしばだそうだし、論戦にも参加しない。
揚げ句に、絶対にやらん、と言ってた密談に浸かってしまったし。。。
あるいはまた、何かとんでもない弱みを握られてしまったか。。。

とにかく、あの密談以来、じーさまが民主党破壊活動に入ったのは確かだ。
大連立にちょっとでも党首が動いただけでも、まずイメージダウン、
党首が辞めると言い出して、党内の混乱が起きただけでも、
やっぱ民主党は危なっかしいな、と思わせるのだが、
さらにはその党首が、政権担当能力がないと認めるような発言。。。
さらにまた、この党首辞意表明から、じーさまの離党まで予想され、
それに伴って、民主党分裂という危うい予想まで。。。

絶対誰かにそそのかされているとしか思えないんだな。。。
一番心配なのは、じーさまが民主党から参院議員何人かを引き連れて、
まさか自民党に入ることはないと思うけれど、
もう得意技になってしまった新党結成をして、自民と連立することだ。
そうして、参院の勢力を逆転させて自民の政策がすんなり通るようにする。
これが「マスコミのドン」と首相に指示されたミッションなのかも。。。

思い過ごしであってくれればいいが。。。
そんなことのために民主党に多くの票が投じられたわけじゃないんだし。。
でも、民意をゴミ箱にポイするのは、やつらの常だもんなぁ。。。
それでも、裏切られても裏切られても、せっせと同じ人に票を投じる
お人好しの国民性が、日本の〈有力〉政治家たちを堕落させ続けているのだ。




2007年11月04日(日) 疲労困憊

昨日ときょうは、地区の吹奏楽祭。

私の仕事は、朝講師を迎えに行って、会が始まったら、
できるだけ時間どおり円滑に進むようにタイミングを調整するだけだったが
朝講師を連れて会場に行ったら、いろいろと混乱状態。
事務局が仕事を抱え込んでいるので、どこに何があるのかわからない。
連盟の行事のイメージのためか、関係者も、ホールの職員も、
何かというと私のところに質問や相談に来る。
始まる前から、不可解だらけであちこち走り回らねばならなかった。

それから午前中の進行の仕事をして、
昼休みは中学生の混成バンドの練習、それから、その本番を振って、
午後もまたずっと進行の仕事。
終わってから夕食をとりながら、市吹の練習の要点をまとめて、
市吹の練習に走った。

今朝は、朝少し遅く出てもよかったので、いつもより1時間遅く起きた。
一昨日、風邪ひいたかな? と思うほどの体調不良で、
昨日の午前中までその影響があったけれど、今朝はかなり快調。。。
1時半まで吹奏楽祭の仕事をして、市吹の出番のために移動した。

きょうは調子いいかな? と思っていたけれど、
楽屋に入って座ったら、疲れがどっと襲ってきた。
私は本番ではスコアを置かない主義なので、スコアの点検をしていたのだが
そのうちにうとうとしてしまった。
いかんなぁ、これでは、、、と思ったのだけれど、
実際、本番で1カ所指揮のミスをしてしまい、1部分混乱してしまった。

もう20年以上携わっている吹奏楽祭や混成バンドの活動は、
この時期の私を疲弊させる。
けれども、毎日練習に励んでいる中学生や高校生には大切な行事だ。
倒れてしまわない限りはがむばらないとね。。。



2007年11月02日(金) ついにちらりと出た「大連立」提案

 福田首相は2日、民主党の小沢代表と国会内で会談し、自民、公明両党と民主党による連立政権樹立に向けた政策協議を始めることを提案した。首相はまた、小沢氏の主張でもある、自衛隊の海外派遣の枠組みを定める恒久法(一般法)の検討を条件に、インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための補給支援特措法案への賛成を求めた。小沢氏は党内で検討したうえで回答する意向を伝えたが、民主党は同日夜の役員会で、連立政権協議には応じない方針を決め、小沢氏が首相に伝えた。同党内では、あくまで総選挙を通じて政権交代を実現すべきだとの意見が大勢を占めているためだ。補給支援特措法案の行方は、再び、見通しが立たない状態に陥っている。


私のような素人の一般市民には、この提案は不思議でならない。
民主党にどんなお得なことがあって、自民党がこんな提案をするのか不明だ。
解散・総選挙の時期について密談するならまだわからないでもないが、
大連立などということになれば、次の民主の得票はきっと激減するはずだ。
連立したって、ろくなポストはもらえないだろうし。。。

自民にとっては都合のいいことばっかりだ。
隠したいことを隠すのが難しくなって危機的状態なのに、
民主と協力関係を結んでしまえば、隠したいものを隠し続けることもできる。
支持率を増してきた民主を弱体化することも可能だろうし。。。

小沢のじーさんがこの密室会談に同意したというのも不思議だ。
これはやってはいけない。
公の党首討論はやるべきだろうが、この密室会談はやってはいけない。
晋三ぼっちゃんの要請を突っぱねて辞任に追い込んで以来、
その路線をしっかり守ってたじーさんが、なぜ今こんな妥協をしたのだろう?

一説には、この密室会談と「大連立」提案を仕掛けたのは
「マスコミ界のドン」であり、その人物はナベツネだと言う。
野球界の癌的存在ではないか!!
政界にも癌が転移したのだろうか?
さっさと隠居しろーー!! と願ってるんだけどなぁ。。。
小沢のじーさん、ひょっとしてナベツネに弱み握られてる??

とりあえず、今夜のところは連立拒否で決着したが、
こんなに早く連立提案が出るとは思わなかったので、暗雲に思われる。
まだまだ油断はできないし、信じている見守るわけにもいかない。
自民と民主の連立は、亡国連立である。
連立与党はますます好き勝手ができるようになり、庶民を忘れてしまうのだ。



2007年11月01日(木) 睡眠下手

今週は映画だのドラマだのは自粛してるので極端な睡眠不足はないが、
10日ほどゆっくり寝てないせいか、体が重たく感じられる。
4階まで昇るのはとても億劫なのに、日に何度も上がらなきゃいけない。
憂鬱なことがいくつも待ってるので、ますます心身が重く感じられる。
今度の土日も早起きして出かけなきゃいけない上に、
土曜日は、練習時間不足の中学生の混成バンドを振らなきゃいけないし、
日曜日は市吹の出番だけど、とても難しい曲を振らなきゃいけない。
もちろん、煩わしい用事はそれだけではない。。。

昨夜、今夜は早く寝よう、と夜中の1時には寝た。
早いといっても、いつもより1時間か40分程度早いだけである。
ま、そんな程度でも早く寝たら、明日の気分も違うかな?と思ったのだ。
ところが、4時に目を覚ましてしまった。
それからすぐにまた寝直して、5時に目が覚めた。
トイレに起きて、それからまた眠って、次に目が覚めたのが6時過ぎ。
まだ早いわ、と思って寝直して、6時15分、そしてその次が6時25分、
結局、まだ鳴らない目覚ましを止めて、起き上がった。

目を覚ました直後も、夢を見ていたという記憶がまったくない。
何やら、脅迫されるように暗い淵からいきなり現実に引き戻される感じだ。
ちょっと早く寝ると、かえってゆっくりぐっすり眠れない。
特別早起きしなきゃいけない前夜に、11時ごろなんかに寝たりすると、
夜中に何度も何度も目を覚まして、長い寝苦しい夜を過ごすはめになる。
8時とか9時に寝ると、2〜3時間ですっきり目が覚めてしまって、
まったく眠れない状態になって、起き上がらざるを得なくなる。

妻は私と逆で、早寝の日が割と多くて、それでもぎりぎりまで眠っているが
実は変な夢ばっかり見て、それで疲れてしまうのだという。
米朝の落語にある「あー疲れた、ちょっと起きて休もか」型のようだ。

とにかく、あと10日、3週間ぶりの休日まで何とか持ち堪えないと。。。


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