TENSEI塵語

2004年02月29日(日) 第22回岩倉市民吹奏楽団定期演奏会

去年より書くのが早いが、最近書く方が不調なので、きょうはお知らせ。
明日から3月、心機一転して書けるようになればいいのだが。。。
昨夜「24」の2回目を見終わった。
1回目より展開にいっそう納得できた。
こういうのは、ストーリー勝負なので、2回目はおもしろくないだろうと
予想していたけれど、先を焦らなくなっただけで、緊迫感は味わえた。
台本も演技も、カメラなどの演出もしっかりしているからだろう。
まだこれから見る人がいるので、具体的に書けないのが残念だ。

それでは、お知らせである。


3月21日(日) 午後1時半  
    於 岩倉市総合体育文化センター 入場無料
演奏 岩倉市民吹奏楽団   指揮 私、である。

【第1部】
1 イギリス民謡による行進曲
2 ミュージカル「オペラ座の怪人」より
3 組曲「オセロ」  アルフレッド・リード 作曲

【第2部】
1 ディスコ・パーティー
2 キャラバンの到着
3 奇跡〜自由(女子十二楽坊ヒット曲)
4 ディズニー・プリンセス・メドレー
5 シャンソン・メドレー「モンマルトルの小径」



2004年02月28日(土) 採点地獄脱出

何はともあれ、昨日の朝、採点を終わることができた。



2004年02月25日(水) 試験監督中の遊び

最終日のきょうは、数学1の試験監督をやった。
1学期のころは、数学でも最初の1番2番あたりの小問くらいは解けるので、
暇つぶしにちょっと解いてみることもできたのだが、
もう2学期ころからぜんぜんダメ、暗号が並んでいるだけである。
たいてい1番の小問は小手調べ程度の基本問題のはずだが、

1、sin930°
2、cos(−225°)
3、tan855°

何じゃこれ??? って感じである。
化けもんみたいな角度が書いてある。
これって、確か三角形に関する用語だったはずじゃないか。
180°を越える角度を持った三角形なんてあるわけないじゃないか。
ぐるっと一回りしたって、360°じゃないか。
360°越えたら、いったいどこに行っちゃうんだぃ、、、???

生徒の答案を覗いてみると、ま、、さまざまなのであるが、、(-_-;)
もっともらしい答としては、
1、−1/2 2、1/ルート2 3、−1 が散見できる(うろ覚え)。

さっぱりわからない私は、そこからあれこれと推察してみる。
sin930°ってことは、ふた回り半して
さかさまになってるsin30°ってことかな??
悲しいことに、サインというのがどの辺とどの辺の分数だったかも忘れてる。
30°って時は、、、そうだ、確か1番短い辺が1だとすると、
1番長い斜めの辺が2で、もう1辺がルート3だったような気がする。
ってことは、サインってのは(縦の辺)/(斜めの辺)だな。。。

化けもんの角度についても、サイン・コサイン・タンジェントの謎も
とりあえず自分なりに解決できたので(あくまでも自分なりに、である)
大きい2番の方程式3問でも遊んでみた。

そんなことをしているうちに、試験時間もあと7、8分になった。
退屈な試験監督の時間も、あっという間に過ぎてくれたようだ。
仮にそれ以上の時間があったとしても、とてもその後の問題は遊べなかった。
他教科の試験問題を見るたびに、どうしてここまで完璧に忘れるかなぁ、と
忘却の構造の不思議を味わわされる。



2004年02月24日(火) 採点地獄

きょうから採点地獄である。
明日のテストも、明後日から返し始めなきゃならない。

もう、とにかく、この採点というのが、大っきらいである。
作るのも嫌いだが、採点はそれよりもうんときらいである。
テストのない国に行きたい、というのは、子どもだけの叫びではない。
1枚50円くらいでバイトしてくれるような人はいないものかなぁ。。。
1クラス2千円くらい? 6クラスだと1万2千円かぁ、、、
いいよ、それくらい出しても惜しくない、、、やりたくなーーい!

最初はそうでもなかったんだけど、嫌いになったんだな。
前々任校で1ヶ月に1度大きいテストがあって、
年がら年中作っては採点、作っては採点、、、って感じで、
まあ、いい加減にしてちょ、と思い始めたら、
もうあの答案の束見るだけで拒絶反応になっちゃって。。。
こういうのは、長く解放される以外に治す術がないような気がする。



2004年02月23日(月) 櫛田氏との1日

吹奏楽協議会の仕事で、2人の理事と共に、
作曲家の櫛田てつ之扶氏を各所に案内するドライブに出た。
(その理由を書いても差し支えないだろうとは思うが、
 公表してもいい段階なのかどうか判断に迷うので、後日にする)
犬山城近辺は、もう昨日のうちに自分で散策したそうなので、きょうは、
鵜沼側からの犬山城の風景、扶桑町の木曽川畔の遊歩道、江南の曼陀羅寺、
一宮の138タワー、さらに木曽川を眺めつつ河畔の道路を下って、
祖父江町のかつて砂丘だったという川岸の公園、国府宮神社、
そのあたりで時間切れになった。

実は、案内役の3人とも、よく知っているところではないのである。
私自身も、十数年間この地域に勤務していながら、
曼陀羅寺の藤は見に行ったことがないし、138タワーに上ってないし、
祖父江砂丘なんて初耳だし、国府宮に2年近く住んでいたけれど、
神社の中に入ったのはぶらぶら散歩ついでの1度きりである。

曼陀羅寺の藤といっても、ちょっとした狭苦しい空間を想像していたが、
その場所に入って驚いた。
思っていたよりもうんと広い。
これはさぞかし壮観だろう。
138タワーの地上100メートルからの眺めも、想像以上にいい眺めだ。

(きょうは疲れたので、ここまで)

 



2004年02月21日(土) ・・・。

明日は市吹の1日練習だし、
明後日は年休取って1日、吹奏楽協議会の非公式の仕事だ。
今夜は早く寝ようと思いつつ、塵語よりも「24」と
コナンのタイピング練習を優先した。
まだ書くのが億劫な状態が続いているようだ。

暇なときは暇だけど、何かの折にいろんなことが重なったりするものだ。



2004年02月20日(金) 2度目の「24」

日曜日から「24」の2回目をだいたい1日に1〜2時間ずつ見ていて、
今夜は朝の10時近くまで話が進んだところである。
1回目の時のように、いったいどうなるんだ〜、で先を急ぐことはないが、
緊張感は、ストーリーがわかっていても相変わらず、強力だ。

今回の主な目的は、表情を細かく観察することである。
後の展開に自然につながるように作られているかどうかという問題である。
そういう問題意識を抱かせるほど、物語が終始意表をついて展開する。
今のところ、大方は問題なく、納得の行く展開・演技になっている。
けれども、もっとも意表をついていたニーナに関する展開については、
どうもムリがあるようだ。これは残念だ。
そして、譬え整合性が認められるにしても、すべてを見終わった後、
これがもっとも後味の悪い感じにしてしまう要素であるだけに、
ますます残念である。



2004年02月18日(水) ゆとりの1日

きょうは推薦入試の日だった。
去年まで十数年間、ずっと面接委員に入っていたし、
ここ数年は選抜委員でもあったので、なかなか憂鬱な1日だった。
ところがきょうは控え室の監督係で、1時間余りで交代したらそれで終わり。
実にラクちんである。
生徒もグループ分けされた6人だけ見ていればいいし、
何も反則することなく、まじめに面接の準備をしているだけだから、
時折面接室への移動のしじをしてやるだけで、
ほとんど「オペラ座の怪人」の台本をじっくり読んで過ごしていた。

終わってからも、選抜委員会に出なくていいということが
こんなにありがたいことだとは。。。
昼まで来週の現代文の問題を考え、数人でのんびりと昼食に出かけ、
戻ってから、明日の古典のテストを印刷し、現代文の問題を半分作った。
帰ってから夕飯の用意を始める前に、残りの問題も作ってしまった。
夕食後、解答欄も作って、これで当面の憂鬱な仕事は終わりである。
去年のままだったらこうはいかない。ありがたいことである。

この気持ちのゆとりのおかげか、午後、テストを学校のPCで作るとき、
ローマ字入力のタッチ・タイピングを試みた。
帰ってからも、このPCをローマ字入力に切り替えた。
その後も全部タッチ・タイピングでテストを作り、メールを書き、
そして今も。。。

十数年前にワープロ文豪を使い始めた時にひらがな入力を選んで以来、
ずっとひらがな入力でやってきた。
数年前に、ひらがな入力でのタッチ・タイピングを訓練したけど、
それがきわめて非合理的だと気づかされて挫折した。
そうかといって、ローマ字入力に転向するほどの心のゆとりはなかった。
それからもずっとひらがな入力を続けてきたけれど、
いろいろな面でますます不便を感じるようになったので、
先日買ってきた「特打ヒーローズ 名探偵コナン」というソフトで
昨夜から練習を始めたのである。
十数年間の習慣を変えるのはたいへんだけれど、
幸い、仏文科時代にタイプライターを打っていたおかげで、
キーを見ればどちらでも入力できるのである。
キーを見ずに、画面や原稿だけ見て打つのは快感だ。
このきっかけが、ちゃんと実を結べばいいが。。。
今のところは今までよりも打つのに時間がかかっているけれど、がんばろう。



2004年02月16日(月) イラクの自衛隊

久々に筑紫哲也のニュース番組で、イラクに派遣された自衛隊の報道を見た。
市民の声・・・仕事がない、仕事をくれ、くれなければこちらも考えがある、
  水が出ない、給水車は週に1度なのに2日分しかもらえない、
  食糧不足、物価が高い、けれども仕事がない、病院も足りない、
  自衛隊は来たけど、まだ何もやっていない、、、などなど。

とりあえず生活に不自由していない私でさえ、
え?! まだ何もしてないの?! とあきれるような思いである。
現地の現実生活の中であらゆる面に不足を嘆いて生活している人にとっては、
あまりにも悠長に映るのではないかと思う。
あくまで「復興支援」に派遣したのだから、何でもいいから、
早急に何かひとつ現実生活の助けになるような活動ができるよう、
しっかり計画しておいてほしかったものだ。
本当は土建屋を派遣して現地の人々を雇って、インフラ整備に努めるべき
ところを、危険だからというので自衛隊を派遣したのではなかったのか。
まず何でもいいから現地の人々の点数を稼がないと、
今までに派遣されている各国の軍隊と同じ運命をたどってしまうではないか。

ま、それこそが好戦的な政府や与党の望むところなのかもしれないが。。。
だいたい彼らは、庶民が何を望んでいるかということは眼中にないものだし。

現に、新聞を読んでいても、派遣をめぐる是非についての言い争いや、
いついつにどの部門が出発するということはよく報道されているけれど、
行って何をするかなんてことは、あまりよく知らされてないような感じだ。
きょう自衛隊の代表としてインタビューに答えていた人は、
浄水場がかなり北の方にあるために、パイプがここまで来ていても
供給されない、自衛隊が近くに浄水場を作ることができれば、、、と
話していたが、そういう計画をどんな日程で行うのかまでは説明がなかった。
イラク市民にも、こういう計画で自衛隊はやってきました、と
ちゃんと説明しておけばいいのに、彼らに雇用の期待を抱かせたり、
来たけどまだ何もしてくれないじゃないか、と不平の声を漏らさせたり、
説明することさえ思いつかないということは大した計画もないのではないか
と我々日本国民でさえ疑心を抱くし、
彼らの過剰で性急な期待が、裏切られたという思いに変わるのが恐ろしい。
そして、彼らが幻滅するまでの時間は、日本人の感覚よりうんと早いはずだ。
安全確認のために活動が遅れているのかもしれないが、
延びれば延びるほど治安が悪化して二進も三進も行かなくなるだろう。
せめて、「復興支援」の具体策を彼らに説明して理解を求めてほしいものだ。
(日本の国民向けにも説明がないような、、、あったのかな?)
行った以上は、純粋に「復興支援」で歓迎してもらえなきゃ困る。

ちなみに、TBSのキャスターが分析した今後の3大要点は以下である。
1、イラク人による省庁機能の復帰。
2、イラク人の雇用。
3、イラク人による政権確立(直接選挙)。



2004年02月14日(土) 完璧なる「24」

見終わった。
長い長〜〜い1日だった。
思わぬ展開の連続、絶体絶命のピンチの連続だった。
いったい誰を信じていいのか、見ているものさえ疑心暗鬼に陥った。
特に後半は、回が進むにつれて、1話見終わるごとのため息と悲哀が深まる。
すべてが解決した結末も、決してハッピーエンドではなかった。。。

特典のメイキングを見ていたら、撮影は2週間分まとめて行われ、
俳優たちはその2週間ごとに台本を渡されたそうである。
そうして、俳優たちもそれを読んでは、その後の展開に驚いたそうである。
俳優たちに、後でこうなるから、、というような演技をさせず、
その時その時を真剣に生きさせるための配慮だったらしい。

私自身は映画とTVドラマというジャンルに優劣はつけないが、
TVドラマは所詮TVドラマと決めてかかっている映画崇拝者には、
こう言わなければならない。
これは、24時間、、、いや、1時間分の実上映時間は45分くらいだから、
45分×24で、18時間映画なのだと。。。
(映画だったらもちろん24時間まるまる使っただろう)
一気に上映するには長すぎるし、何カ月ごとに区切って公開するには
あまりにもじれったすぎる。

2作目は5月に発売だそうだ。
今回よりももっとヒヤヒヤドキドキなのだそうだ。
これ以上やられたら、血管が破裂するのではないかと不安だ。



2004年02月13日(金) 面接委員

そういえば、昨日入試関係の話があって、役割分担で控え室係になっていた。
大声で叫んだわけではないが、わーい、やったー、って感じである。
十数年ぶりである。
たぶん、17年間、毎年面接委員に入れられていて、
(1度だけ、警備係というのがあったような気もするが)
メインの面接官も何度もやらされた。
疲れる気詰まりな役である。
それに引き替え、毎年控え室係をやっている人もいる。
かなり仕事の精神的負担が違う。実に不公平である。
取り繕った面接会場で受験生を見ているよりも、
控え室でのようすを見ていた方がおもしろいこともある。
ま、主の質問者になったらなったで、わりと楽しんでやったこともあるが。。
毎年上手にローテーションしなきゃダメだと、教頭に進言したことも
再三だったのに、教頭はいつもラクして、部分を入れ替えるだけだった。

転勤した当初は、目の回るような忙しさに辟易していたけれど、
2学期ごろから、クラスのめんどうさえ見ていればいい毎日が気楽になった。
そして今、入試の係はラクだし、卒業式もクラスの世話だけで超ラクである。
遅くまで体育館で仕事することもない。
前任校では、数年前までは吹奏楽部の式典音楽の練習をしたものだったし、
数年前からは放送関係で準備や点検に神経使っていた。
なかなかそういうところから抜けられそうになかったが、
転勤したおかげで、とりあえず労せずして抜け出すことができた。
ありがたいことである。


「24」は、バウアーは免職され刑事訴訟へと進みかけたけれど、
大統領候補と共同捜査することになり、一時的に免職を免れた。
2年前のコソボでの機密活動が、暗殺と誘拐の発端になっているらしい。
相変わらず新たなテロリストが、大統領も狙っているし、
バウアーの妻子も狙っている。
妻子を保護する任に就いているのは、バウアーのもっとも信頼する部下で、
妻と別居中だった時期に愛人だったニーナだ。
その妻は、ニーナから事情聴取を受けている最中に逆に質問する。
別居中にいたという愛人はあなたでしょ、と。。。
こんな場面にも、あいかわらずハラハラするような緊迫感が支配している。
午後3時になった。
もう少し先まで見て寝ることになるだろう。




2004年02月12日(木) ますます「24」

午後1時になった。
バウアーと妻子は、逃亡と銃撃戦の末、救出保護された。
今まで誘拐と暗殺を指示していた男は死んだ。
けれども、もちろんこの男は弱き雇われ人に過ぎない。
新たな暗殺屋がロスに向かっている。
善良にして誠実を信条とする大統領候補の背後の、
彼自身も今まで知らずにいた恐ろしい勢力も徐々に明らかになりつつある。
手を汚さずにトップの座に就けることはないようだ。。。

心臓に悪いドラマだ。
心の安まるときがない。
ようやくほっとして見ていられたのは、
この3人の家族が保護されたヘリの中で抱き合っていたときだけだ。
ほんの何秒かの間だけだ。
また、長い長〜い半日が始まる。

きょうは「白い巨塔」でも緊迫した時間を過ごした。



2004年02月11日(水) またまた「24」

実は、この何日間か、十何日間か、何にも書けないのである。
書きたいことも思いつかない上、書いててもおもしろくないのである。
きょう、昼に2週間分の市吹の練習日誌を書いていたのだけれど、
あらましをざっと書いておしまいにしてしまった。
学校敷地内禁煙問題について、職場新聞用の原稿を書き始めたのだけれど、
途中でぜんぜん文章が進まなくなってやめてしまった。
何日も前から書こう書こうと、頭の中にはいろいろなフレーズができていた
のに、まったく結びつかないし、次の言葉が出なくなってしまうのだ。

時々、こういう時期が来るのである。
何かのきっかけで、すっとその壁がすり抜けられるときがある。
そのきっかけが何なのかは、その時にならないとわからない。。。

で、何とか書く意欲を与えてくれそうなのは「24」である。
昨夜から4時間が経った。
その間にどれほどのことがあったか、もう書く気力がない。
とにかく、1時間1時間、ため息が出るほどの緊迫した展開だ。

とにかくバウアーは、暗殺者グループのひとりとやっと接触できたが、
妻子の生命を案じつつ、暗殺者グループ=誘拐者と任務との板挟みになる。
妻子を人質に取られながら、大統領候補暗殺現場に銃を運ばされる。
暗殺者に銃を渡す。かろうじて阻止し、任務を果たす。
しかしバウアーは警察に捕えられる。誤解は解けない。逃走する。。。
その間に、妻にもいくつも波乱があるし、部下たちにも波乱がある。
あちこちで極限状況の連続である。
登場人物たちも、もうくたくたのはずであるが、
まだやっとこさ朝の9時になったところである。あと15時間。
これから選挙(カリフォルニア州の予備選挙のようだ)が始まろうという所。
本当に本当に、長い長〜い1日である。

現実の世の中の、いい加減なやつらに腹を立てているきょうこのごろ、、、
少なくとも、ドラマの中の主要な人物たちは真剣に、ぎりぎりに生きている。





2004年02月10日(火) ふたたび「24」

帰宅したら「24」が届いていた。
一昨日の未明、第1巻を見終わってから、いくらか迷いはしたけれど、
楽天市場でもっとも値引きしてあるのを探して、残り全巻を注文したのだ。
まんまと販売元の戦略に引っかかってしまったひとりである。

さっそく2時間分を見た。
凄まじい展開である。
バウアーは大統領候補暗殺グループの一味と思われる人物を突き止め、
銃撃戦の末、警察が引き取って行ったその男をいったん脱走させて、
新しい手がかりを得る。
バウアーの隠密行動に不審を抱いた上司に排斥され追われる身になっての、
違法行為の連続である。(しかし、説明してとりあえず上司と和解した)
誘拐事件の方は、娘の一人が交通事故に遭って瀕死の状態で手術を受けている。
誘拐した男のひとりはそのへまのために、誘拐の依頼人に殺された。
バウアーの娘は縛られて、その依頼人に引き渡されている。
大統領候補の方は、大統領選当日に、息子の殺人疑惑が記事になりそうで、
その対策に苦慮している。
場面場面がせかせかしているわけではないが、緩急自在に展開している。
静かな場面にも、急転する場面にも緊張感に満ちている。
1時間見終わって、思わずため息が出る。
緊張感から一時解放されるからである。
まだ、物語はやっと朝の5時になったところである。
まだ19時間もある。この5時間でさえ驚くべき展開なのに。。。
いったい、この1日はどうなっていくのだろうか。
何と長い長い1日なのだろうか。。。



2004年02月09日(月) 大衆の脅威

今朝の東海ラジオでこんなことを話していた。
ブッシュ大統領の支持率は落ちて48%になっている、
ブレア首相は、退任を迫る世論が過半数に達してしまっている、
イラク戦争に対する批判がますます高まっているようだ、
ところが、日本では、自衛隊のイラクへの派遣について賛成が増えて
過半数になったそうで、、、日本という国は何かおかしいんじゃない?

そう、今始まったことじゃなく、本当にずっと長いことおかしいのである。
おかしな大衆が自民党を甘やかしすぎたせいで、
もうどうしようもないところまで来てしまっているのである。
濁流に逆らって新しい土地に救いを求めるよりは、
濁流に流されて滝壺に落ちる方が安心できるような国民性である。
いや、滝壺が待っていることなど知らないのだろう。

今回の件についていえば、「イラク攻撃を支持します」という首相の暴言が
なぜ軽く見逃されてしまったのか、まったく不可解である。

一方、英米では、イラク攻撃のころは支持者が上回っていたはずだが、
その後の情勢がかんばしくないからと言って、
国家のリーダーに見切りをつけようとする人が増えていることになる。
これもまた、大衆の恐ろしさを感じさせる。
さんざん踊らせておいて、今になってゴミ箱へポイしようとしている。
でも、まだこちらの方がましである。
誤りを全部「世の流れ」にしてしまって正当化するよりはうんとましである。



2004年02月08日(日) 「24」

昨日は、まず生徒の退学について相談してきた親に、
11時に学校に来てもらうことにしていた。
平日にはなかなか時間が取りづらいからである。
朝起きてから、通信制のサイトに行って、参考になりそうなところを
プリントアウトして、それから学校に出かけて相談の資料にした。
両親揃って(本人は来られない)の相談が終わり、帰ろうとしたら、
職員室の電気工事に来た電気屋が、視聴覚室の修理もしたいそうで、
係ではないけれど鍵を持って案内して、これがかなり難航した。
1時半ごろにようやく帰路について、昼食取りながらドライブし、
レンタルに寄って、ヒット曲を吹奏楽で扱うための参考CDを借りた。
3時ごろに睡魔に襲われて、5時近くまで眠った。
それから市吹の練習に出かけ、10時ごろ帰ったのは毎週と同じである。

午前0時ごろから、「24 TWENTY FOUR」というドラマを見た。
発売されたころからやたらと気になっていたドラマで、ちょっと前に、
ラーメンズのDVDを注文した折に、第1巻だけ試しに注文したのである。

これは本当は買ってはいけないのである。
その売り方からして、売る方も自信満々である。
第1巻(3時間分)だけ単品販売。
第2〜6巻(10時間分)、7〜12巻(11時間分+得点映像)を
それぞれBOX販売。
第2作目は、もう最初から一括BOX販売で、初回販売だけ特価。
いかにも、最初の3回分を見てしまうと、全部買うだろうと言いたげである。
だからずっと躊躇していたのであるが、私は案外外国ドラマにはハマらない。
「スパイ大作戦」には強くハマったけれど、「Xファイル」も「ER」も
2本ほど見て、それほど夢中にならずに終わってしまった。
まあ、今回はちょっと試しに見るだけのつもりで、
レンタルでは見かけなかったこともあり、安かったので買ってみたわけだ。
とにかく、「24時間の間に同時に多発する出来事を1話1時間で描く」
という趣向が、何とも興味深いではないか。。。

物語は、大統領選の日に初の黒人大統領候補暗殺決行という宣言から始まり、
それを調査するCTU(テロ対策ユニット)ロス支部の活動が中心のようである。
そこにCTU内部のスパイ探し、ロス支部チーフの娘の誘拐事件が絡む。
この誘拐事件は、最初は単なる娘の気まぐれな遊びのようだが、
しだいに事態がただならぬものになって、実は誘拐へと発展する。
その誘拐は、暗殺グループのからの指令によるらしい雰囲気である。
チーフのジャック・バウアーは、娘の行方を気遣いながらも、
(まだ誘拐などとは夢にも思わず、親の目を盗んで遊びに出かけた娘の
 行方を心配して妻と連絡を取り合っているだけである)
暗殺計画の調査と、内部のスパイの調査とを進めなければならない。
暗殺グループの一員らしい女は、旅客機内で大統領候補に面会予定の
カメラマンのカードを盗んで、旅客機を爆破してパラシュートで逃げる。
実に手際のいい颯爽とした悪事で、ここが実に見物であった。
(もちろん、これが現実だったら感心している場合ではない)
しかし、この先にこのグループでも一悶着が起こる。
大統領宅でも、暗殺の不安だけでなく、息子のスキャンダル問題が絡む。
場面があちこちに飛んで、それぞれに緊迫した場面を展開していて目が離せない。
1時間分があっという間に終わってしまうという感じだ。
こういうドラマを見ていては人生が短くなってしまうから見るべきではない。



2004年02月06日(金) ダウン寸前

喉の痛みにとどまっていたが、風邪気味に悩まされた1週間だった。
その最終日のきょうは、生徒の保護者が一昨日亡くなって、
その葬儀に生徒たちを伴って出なきゃならず、
そのために空けなきゃならない授業の自習の段取りをしなきゃならなかった
上に、同学年担当のもうひとりの先生が風邪で休んだので、
その埋め合わせもしなきゃならなくなって、1日中バタバタしていた。
やっとすべてが終わったと思ったら、会議である。
それから大急ぎで帰宅して、飲み会に出かけた。
くたくただ。頭が痛い。飲み過ぎた。。。。
というわけで。。。(_ _)_zzz



2004年02月05日(木) 二十四節気

ふと思いついて「二十四節気」で検索してみたら、
何と、知りたかったことがいろいろ書いてあるではないか。

http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/24doc.htm

便利な世の中になったものである。
しかしきょうは疲れていていけない。ここまでである。



2004年02月04日(水) 立春

 春を待ち雪の舞いたるおもしろさ

積もりはしなかったが、今朝、ラジオで「きょうから暦の上では春」と
聞きながら、雪の舞うのを運転席から眺めていた。
昨日まで数日間ほどやや暖かい毎日だったのに、
今朝、またぐっと冷え込んだようなぐあいである。
だいたい例年、2月はまだ寒く、雪も降ったりする。
3月の上旬までは真冬と言いたくなる。
立春が過ぎてから、その冬のもっとも寒い季節がやってくるものである。
かえって正月のころがもっとも暖かい場合も多い。

古今集の
 袖ひぢてむすぴし水のこほれるを 春立つけふの風やとくらむ
 秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
などと立春や立秋が詠まれている。
どちらも風に春や秋の訪れをかすかに感じ取っているような歌だが、
昔の気候というのはこうだったのだろうか、
そして、現代人はただただこういう細やかな感覚を忘れているのだろうか?
私は長い間そう思おうとしていた。
つまり、本当に日本の季節はそのように変化するのだと。。。
そして、この暦上の節気が日本古来の心を伝えているのだろうと。。。

けれども、ここにもうひとつ大きな謎があった。
 年のうちに春はきにけり ひととせを去年とやいはん今年とやいはん
くだらない歌だとは思うが、資料的価値がある。
旧暦の元旦と立春は、ともに1年の始まりとされていたけれど、
同じ日とは限らなかったことがよくわかる。
むしろ、元旦と立春が一致しなかったことの方が多かったようである。
これが私には実に不思議に思われていた。
それじゃあ、どうやって立春の日を決めたのか、という疑問になるからだ。

いろいろ読んでみたけれど、そういうことを書いたものには出会えなかった。
数年前だったか、もう少し前だったか、黒板に月とか季節とかの表を書いて
生徒にいろいろ説明しているさなかに、この疑問がまた頭を回り始めて、
ふと気がついた。
春分・夏至・秋分・冬至は、日の出から日没までの時間で決まる。
これらが先に決まり、それぞれの中間を立春・立夏・立秋・立冬などと
決めたのではないだろうか。。。
そうして考えてみると、小寒・大寒・啓蟄などのその他の16の節気も、
そのような等分方式で定められ、名づけられているような気がしてきた。
これだったら、上述の疑問は解決するのである。

我々の感覚では、春は3月の中旬か下旬(旧暦2月)にやってくる。
そして、夏の訪れは今の立夏のころで、我々の感覚的夏は長い。
けれどもこれは、5月の快晴の時も清涼感が漂っていたりするし、
6月に梅雨時になると蒸し暑い日もあれば寒い日もあるわけだから、
夏至近くになって夏気分が本格的になると言ってもよさそうだ。
夏の暑さには、だいたい9月の中旬あたりまで悩まされる。
つまり、秋分近くになってようやく秋が感じられるようになる。
冬は、12月に入ってまもなくである。
もしも日本でこの暦が作られたなら、春分・夏至・秋分・冬至の日に、
立春・立夏・立秋・立冬の名が与えられたのではないだろうか。
そして、旧暦1月も、もう1ヶ月遅く始まっていたのかもしれない。
もしそうだったとしたら、月の名前も少々変わっていた。
睦月の次が弥生である。三月が卯月。
梅雨は皐月でも旧暦四月だから、四月雨、、、「さみだれ」とは読めまい、
別の言葉になったはずだし、四月晴れも何と呼んだのだろうか。。。







2004年02月03日(火) 節分

きょうは節分であるが、もちろん豆まきなどはもう何年もしていない。
子どもが小さいころは、一応形ばかりのわずかな豆を投げて、
とりあえず風習を教えるくらいのことはしたものだが、
もう子どもも、鬼は外福は内のまじないを楽しむような年齢ではない。
それよりも、節分の意味や、日本の季節について知るべき歳である。

さて、時々生徒に「2月4日は何の日?」と尋ねるのだが、
即座に正解が返ってくることは、まずない。
生徒たちはまず、14日じゃないから、ヴァレンタインデーではないと
思うところから始まるに違いない。
それから、誰の誕生日なんだろうと考えるみたいである。
最初にこういう質問をするのは、たいていは梅雨時だから、
2月4日はかなり遠い過去になっている。
めちゃめちゃな返答ばかり来るので、ちょっと質問してみる。
「その前の日は何する日?」
「節分」「豆まき」などの答がたいてい返ってくる。
「なんで豆まくの?」「鬼を追い出して福を呼ぶのはなぜ?」
などと聞いているうちに、「春分の日」と答える者がいたりする。

「鬼を追い出して福を呼ぶのは、明日から春だからだ、1年の始まりだ」
みたいな説明をして、さあ春の最初の日を何と言うでしょう、、、で、
「立春」という語を知っている生徒はどれだけいるのか定かでない。
それから、立春・立夏・立秋・立冬を教えて、その前日は全部節分と教えて、
それぞれの季節を半分で分ける日を春分・夏至・秋分・冬至と教えて、
それぞれの今の日付と、旧暦ではだいたい何月何日ごろと教えて、
梅雨時は旧暦では5月だから、梅雨時の雨を「五月雨」と呼び、
梅雨時の晴れを「五月晴れ」と呼ぶのだという話に進んで行くわけである。

こういうことを、私自身高校時代までは知らなかった。
知ったのは大学時代だったのか教員になってからだったのか定かでないが、
たぶん、大学時代に知って、教員になってから説明するために調べたのだ。
つまり、1度も、親からも教師からも教えられていないのである。
これは、日本の教育の不思議なところではないかと思う。
英語教育にはなかなか熱心だったり(そう効果が上がってるようでもないが)
そして、理数や社会科で細かい難しいことも教えたりするけれど、
基本的な日本の文化については、実におろそかにしている。

さあ、明日行くクラスで、「きょうは何の日?」と聞いてみることにしよう。
どれだけの生徒が、半年前に体系的に教えたことを覚えているだろうか。
今までの経験では、もうそろそろ元の木阿弥になっているころである。



2004年02月02日(月) 窓機

きょうも学校のPCで少し仕事をしたが、どうも感触が悪くてイヤになる。
結局持ち帰って仕事をした。
なんでこんなマシンがどこでもメインになってるのか不思議だ。
知らないということは幸福なのかもしれない。
公の備品を選ぶ人は、いろいろ研究した上で決めてほしいものだ。
かつてマイクロソフトの口車に乗った人が多かったというだけで、
アップルの真似をしたマイクロソフトが世界制覇をしてしまったのである。
そのおかげで職場では仕事がはかどらない人もいることは、
まったく無視されている。腹立たしい限りである。
何もわざわざ使い勝手の悪い方の機械を大量導入しなくてもいいだろうに。。



2004年02月01日(日) つまらない休日

昨夜は3時過ぎまで「ラチェット2」で遊んでいた。
それから塵語を書いて寝ようと思ったけれど、ぼんやりしたまま過ごし、
4時過ぎに眠った。
起きたら12時を過ぎている。
起きた時点で半日も休日が終わっている、、その理由がよくわかっていても、
もう起きた時点でこの休日はおもしろくない。半日しかないなんて。。。
しかもその後は仕事ばっかりである。
仕事といっても、校誌の原稿2本なのだが、なかなかやっかいで、
なかなか進まず、ついさっき終えたところである。
つまらない休日である。煙草も増えるばかりである。

昨夜、「ラチェット2」の2巡目の最終ステージの入り口まで来た。
始めてからちょうど1ヶ月である。
まだ行けないでいるところが2、3カ所あるはずだし、
まだやれないでいるイヴェントがいくつもあるはずだから、
そろそろ攻略本を買ってきてやり倒す段階に入ってきたようだ。
きょうそれを始めることができなかった、それもまた実につまらない。

最近またよくサラ・ブライトマンを聞いている。
どの歌も実に魅力的で何度聞いても新鮮に聞こえるのは、
あの何とも名状しがたい歌声と歌唱力のせいだ。
何日も聞いてるうちに、またコンサートDVDを見たくなっている。
きょうそれを見ることができなかった、それもまた実につまらない。

悪いのは自分なんだけどね。わかってるんだけど。。。


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