詩のような 世界

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2005年08月05日(金) 星空ブランコ



夜空を散歩しながら
散りばめられた足跡みたいな たくさんの星を
目につく順に追って行った
この冷えた手は
握られていますように

おもちゃ箱の中身は無数のびっくり箱
そう教えてくれたのは誰だったっけ?

木の香りがする小さな公園には
君と僕のブランコがあって
その鎖はねじれていた
悔しくなって唇を噛んだら
何事もなかったかのように
君がまっすぐに直してくれた

落ちてしまうよ
飛んでしまうよ
しっかり顔を上げて
流れて消える素早いものを
見逃さないように

この冷えた足で
どこまでも どこまでも
ブランコを漕ぐから
視界を閉じても
感じられる隣の息遣い 風を切る音

頭から足先までを夜空が満たす
僕たちのブランコは
揺れるたびに光の曲線を描いて
永遠に残るのかな
漂流し続けたらいいな

それでも
流れて消える素早いものを
最後まで見届けよう

忘れないように
探さないように



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