詩のような 世界

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2004年12月06日(月) spark



ろくでもない歌を好んで聴くあたしは
やっぱりろくでもない女だと笑われるかしら?

ここに立っているのは間違いなく
あたしなのか
そこでただ待っているあなたには
わかるわけもない

いい匂いを撒き散らして咲き誇る花よりも
いつ爆発するかわからない大きな爆弾のほうが
とても現実的だわ
とても

誰の存在理由もいらない
知らなくていい
話したくて仕方ないのなら
適当に歌でもつくってちょうだい
そのうち似たような人が声をかけてくれる

待っている人をずっと眺めていても退屈
あたしはあなたを殴りたかったけれど
気が変わった
犬の散歩に出かけるわ
だってあなた あたしの名前さえ聞いてこない

わんわんわんわん
いつか火を噴くのかも
あたしの家や毒々しいほどゴージャスな薔薇や
好きだったものすべて ぶっ飛ばして

今日も何も変わらない道
早く
温かい裸の胸に顔を押しつけに
駆け抜けて
明日も何も変わらない星
同じ行き先を 告げて

爆弾 抱えてくわ



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