つぶやきDiary
何気ない日常のつぶやき
聞きに来て下さってありがとう。

2008年06月24日(火) うちの紫陽花です(^^;




紫陽花続きです(^^;
今度は、我が家のささやかな紫陽花を(笑)

去年、初めて紫陽花の鉢植えを買いました。
それまでも、時期になると、きれいな色合いの紫陽花の鉢植えを見かけ、欲しいなあと思っていたものでした。
でも、うちは庭と呼べるものはなし、家の裏に狭い敷地があることはあるのですが、日当たり悪いし(^^;
それに、紫陽花は植えた場所の土の成分によって、色合いが変わってしまうと聞きました。
鉢植えで見て、きれいだと思った色合いが、地植えにしたら、違う色になってしまうかも。それも、ためらっていた理由のひとつでした。

去年の今頃も、やはり鉢植えの紫陽花を物欲しげに眺めていました(笑)
その中に、とってもきれいな青の紫陽花があり、どうしても欲しくなりました。
考えれば、紫陽花なら、ちょっと日当たりが悪くても大丈夫かも、と。
ついに思いきって買い、そのまま家の裏に移し植えました。

そして、今年・・・
はたして無事に咲いてくれるのかどうか、ずっとやきもきしていたのですが、なんとか花をつけてくれました。
心配していた色合いも、ほぼ去年と同じようです。
ただ、ひとつだけ、私が勘違いしていたことがありました。
日当たりが悪くても大丈夫なのは、山紫陽花。一番よく見かける、ころんとした紫陽花です。
ところが、私が買ったのは、がく紫陽花と呼ばれる種類。こちらは、どうやら日当たりのよいところを好むとか(^^;
まいったなあ。この先、ちょっと不安です(笑)

でも、とにかく今年は咲いてくれた。
嬉しくて、毎日、わざわざ花を見に、家の裏まで行きます。
今日も、いつものように紫陽花のご機嫌伺いに行き(笑)、ふと気づいたら・・・
あれ、これぞ正真正銘、花が咲いたのかもw(゜o゜)w

ご存知のように、紫陽花の花びらのように見えるのは、実は萼(がく)。
その中の小さな点が花です。
あまりに小さいので、どうしてもがくの方に目が行っちゃいますよね(^^;
なのに、今日見たら、その真ん中の花が咲いていたのです。
小さな星型の花びらが開き、中から白いめしべ(だと思うのですが)が出ている様が、とってもかわいくて、急いでデジカメ取りに行きました(笑)

がく紫陽花だったので、なおさら真ん中の花がよく見えたのでしょう。
もろ贔屓目の私には、その花がまるで、小さなバレリーナか、はたまた天使のように思えたのです(笑)
いやぁ、紫陽花ってすごい!
日当たり悪いのに、頑張って咲いてくれた紫陽花に、ひたすら感謝です。




2008年06月20日(金) 紫陽花を訪ねて




関東の梅雨の晴れ間も、どうやら終わったようです。
今日は、しとしとと梅雨らしい天候。
折りしもお休みの一日、ちょっと疲れが残ってはいたけれど、これは紫陽花見に行かなくちゃ、と思いきって車で出かけました。

わりと毎年のように行っている場所なのですが、去年はちょうど夏のような晴天の日に行ってしまった。
歩くには、雨よりいいのでしょうが、風情と言う点ではいささか(^^;
眩しすぎる陽射しの中で、紫陽花もちょっと疲れ気味に見えましたっけ(笑)
今年は、大丈夫。まさに紫陽花日和と言いたいような、いい具合の雨です。

敷地内の色とりどりの紫陽花を眺めながら、写真を撮りながら、のんびり辿る小路。
紫陽花の気に包まれているような、心鎮まるひとときでした。

このところ、ちょっと仕事が忙しく、疲れきっていたので、優しい紫陽花に囲まれる時間は、とても貴重で嬉しく感じました。
疲れた時は自然の中、なのかもしれませんね。

紫陽花の写真を、「PRIVATEるーむ」のアルバムのコーナーにアップしました。
拙いものですが、よろしければ、ご覧になって下さいねm(__)m




2008年06月09日(月) 伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」

伊坂さんの本を読むのは、これで3冊目。
なんて言うか、この方も不思議をかもし出すのが上手な作家さんだと思うのです。

「オーデュボンの祈り」と「死神の精度」は、どちらも現実にはありえないだろうと言う設定。
どちらも、実際に存在するはずのないキャラクター(?)が、話の要となってきます。
「オーデュボンの祈り」では、しゃべるかかし。
「死神の精度」では、ずばり死神(^^; あ〜、なんてありえない!(笑)
どちらも長い時を超えることができ、その時々に生きる人々の様を目の当たりにします。
かかしは、まるで人々の守り神のように一つ処に存在し、頼りにされる。
死神は吹きすぎる風のように、運命を傍観しようとし、それでいてその人に係わらざるを得ない。
いずれにしても、非現実的な存在であることには間違いないのです。

今回の「アヒルと鴨のコインロッカー」は、その意味からすれば、普通(笑)
ありえない存在は登場しません。
なのに、どこか不思議な浮遊感があるのです。
大学に通うため、ある町に引っ越してきたばかりの青年、椎名は同じアパートに住む、少し年上らしい青年河崎と出会います。
そのきっかけは、椎名が口ずさんでいた、ボブ・ディランの歌を河崎が耳に留めたこと。
黒ずくめの格好をした、ちょっと風変わりな河崎は、知り合って間もない椎名を、とんでもないことに誘うのです。
広辞苑を盗むために、本屋を襲わないか、と。

物語は、この椎名の語りで綴られる現在編と、河崎と係わりがあったらしい琴美と言う女性の語る2年前編が、交互に出てきます。
2年前の出来事と、現在の間に、いったいどんな関連があるのか。
同じアパートを舞台に、一見まったく別の物語が綴られて行く。
河崎の不可解な行動に引き摺られながら、椎名は少しずつ、過去から流れてくる事実の切れ端を拾い上げることになるのです。

ちょっと変わった青春ものなのか、と思ってしまいそうなこの物語。
終盤になり、思いがけないトリック(と言うには大げさか)が仕掛けられていたことに気づきます。
ミステリーと言うには、あまりに日常的。ファンタジーと言うには、あまりにシビア。なのに、どこか現実離れした空気は漂う。
これは、現在編で椎名自身が感じている謎から波及している気配かもしれません。

2年前編は、あくまでも若者のリアルな日常が描かれています。
そこには、ふとした出来事から琴美につきまとう、無差別な残虐性を持つ若者たちの影もある。
今と言う時代が持つ闇が、読み手に不気味な恐怖感をもたらします。

この小説は、去年映画化されたとのこと。
「え、いったいどうやって?」と思ったのは、小説を読み終えてからでした。
ミステリーの中には時に、小説だからこそ成り立つトリックと言うのがあり、このお話もそういうところがあります。
なぁんて言うと、ネタばれになりますね(^^;

決して急がないテンポのお話。ゆったりした日常、でもどこかふわふわ浮いているような感覚。リズム感のある会話。じわじわと近づく闇の恐怖。時に痛いような切なさ。
様々なものが、窮屈でない空間を持って、詰め込まれている感じ。

伊坂さんと言う方は、きっと音楽が好きなのだろうと思います。
「死神の精度」でも、「オーデュボンの祈り」でも、そう感じました。
今回のお話では、ボブ・ディランの歌が、ひとつの要素となっています。
小説を書く時には、きっと映像も思い浮かぶのでしょうけれど、伊坂さんは同時に音楽も聞こえているのかも。
「このシーンには、こういう音楽が流れているんだよ」と。

この本を読んでいる間、なぜか眩しい陽射しを感じていました。
たとえば、ぽつんと一人いるアパートの部屋に射し込むような陽射し。侘しさや孤独、安らぎなど、様々な思いを無頓着に照らし出す光。
それは、もしかしたら青春と呼べる時期だけが持つ、哀しいほどの切望の光なのかもしれないけれど・・・
伊坂さんは、やはり不思議な作家さんです。



2008年06月08日(日) 雨と紫陽花と鶯と・・・

梅雨らしい、しとしと雨の日曜でした。
あちこちに、紫陽花が色づき始めています。
雨の日には、やはりこの風景ですね。

実は、去年紫陽花の鉢植えを買って、それを家の裏の狭いスペースに植えました。
うまく根付いてくれるか心配だったのですが、どうやら大丈夫のようで(^^;
去年より、ずいぶんと大きくなり、つぼみもついています。
まだ色づくには時間がかかりそうですが。
仕事に行く前に、そっと覗いては様子を見ています。

今日は、かなり疲れて仕事から帰りました。
夕方とは言え、空はまだ明るめ。
雨は、降るか降らないかくらいで、空気がかえって爽やかに感じられました。
車を降りて、さてちょっと紫陽花の様子を見て行こうかと思っていたら、すぐ近くで、美しい鳴き声が・・・鶯です。

あいかわらず「ホー、ホケキキョ」と、一文字多く聞こえますが(笑)
でも、最初の「ホー」の一声の、なんと澄みきってきれいなこと。
思わず、聞き惚れました。
なるほど、練習して、ずいぶん上手になったんだね、と(笑)
少し待つと、また鳴いてくれます。
すぐ側の木に留まっていたようですが、数回鳴いた後、羽ばたきの音がして、どうやら別の木に飛んでいったようです。

しとしと降る雨と、咲きかけの紫陽花と、鶯の鳴き声。
仕事の疲れが、一瞬すーっとひくような、癒しのひとときでした。



2008年06月01日(日) 皆様への御礼m(__)m

毎年、6月のメッセージには、おこがましくもサイト開設の御礼を載せさせて頂いています。
8年、振り返ると、とても長いはずなのですが、なにやらついこの間のような気もしてしまいます(笑)

掲示板へ、お祝いのお言葉をたくさん頂きました。
本当にありがとうございますm(__)m
優しいお心遣いに、こうして支えられてここまで来たのだな、とあらためてありだかく思っています。

お祝い画像を貼って下さった方、メールで送って下さった方、ありがとうごさごいましたm(__)m
とても感激しています(*^^*)
お心のこもった、すばらしい画像、できるだけ早くギャラリーのコーナーに飾らせて頂きたいと思っています。
私の大切な宝物です。
本当にありがとうございましたm(__)m


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