日が長くなりましたねえ。 5時を過ぎても、まだ空が明るい。なんだか嬉しいです。
仕事の帰り道には、梅や沈丁花の香りを楽しめる小路もあり、そこを通るとほっとします。 今日、ふと気がついたら・・・あれ、もしかしたら鶯。 もう一度耳をすませてみました。
ホー、ホケキキョ・・・
ん? ホーホケキョならわかるけど、ホーホケキキョ。 ホケキキョ? 「キ」がひとつ多くないかい(^^; 何度聞いても、ホー、ホケキキョなんですねえ(笑) 確かに、鶯と言えども、みんながまったく同じように鳴くわけでもないのでしょうし、一声多くなっても仕方ないかな。 でも、妙にとぼけた感じ。笑いながら、今年初めての春告げ鳥の声を聞いていました。
映画「ナルニア国物語」を見てきました。 「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリー・ポッター」とファンタジー映画にはまっている私としては、やはりこれも外せないかな、と(笑)
すでに原作は読んでいました。と言っても、今回映画になった「ライオンと魔女」の巻だけなのですが(^^; 正直なところ、原作はいまいち物足りなかったんです。 「指輪物語」も「ハリー・ポッター」も、それぞれ原作のボリュームはものすごい。 逆にこれをどう映画化するのだろうと思うほど。 それに比べると、「ナルニア国物語」の原作はよくも悪くもシンプルで、いかにも児童向けと言う感じがしました。
ナルニアの国に紛れ込んだ子供たち。そこは、フォーン(半神半獣)や、しゃべるビーバー、白い魔女にライオンなどがいて、魔法もあり戦いもあり・・・ 危機にも遭遇し、悲しみも経験するのですが、わりとすぐに救いがあるようで、物語の深みと言う点では、どうしても「指輪物語」の壮大さや「ハリー・ポッター」のリアルさに負けちゃうかなあ、なんて(^^;
でも、映画になったら、そんな物足りなさを忘れるくらい、すばらしい映像でした。 美しいナルニア国、不思議な生き物たち、けなげな子供たち。 物語も、迫力ある展開でぐんぐんと引き込まれます。 原作がシンプルなだけに、様々に膨らませることができるのですね。 何よりも魅力的だったのは、主役を演じた4人の子供たち。 それぞれ性格の違う兄弟を、とても自然に演じていて、思わず応援したくなりました。
この物語の始まりは、子供たちが疎開した先の古いお屋敷のひと部屋にある衣装ダンスに末娘のルーシーがもぐりこんだことです。 奥へ進むと、いきなりそこは雪の森となり、出会ったフォーンからそこが長い冬に閉ざされたナルニア国だと教えられます。
あれ、この展開って何かと似ている・・・と思い浮かんだのが宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」。 トンネルを抜けると、そこは不思議の世界。 ごく普通にそこにある、けれど先の見えない場所。足を踏み入れると、いきなり異世界へと入り込んでしまう。 これ、ファンタジーの常道なのでしょうか(笑) 日常のどこかに別の世界への入り口が、ひそかに誰かの訪れを待っている、そんな夢に憧れる自分に、ふと気づいたりします。
3月も半ば、いよいよ春!と思いきや、ここに来て寒さが戻ったりもしているようです。
あちこちの梅も満開、いい香りだなあと思いつつ歩いていると、あれ、違う香りがする・・・ これは、そう、沈丁花でした。梅よりもう少し強いけれど、やはり澄んだ春の香りがします。 どこで咲いているのだろうと探すと、道に沿った家の庭に沈丁花の花が。 こんな発見は本当に楽しいものです。
春先は香りのいい花が多いですね。 寒さから抜け出して、暖かくなってくる頃なので、なおさら香りが際立つのかもしれません。 最近、ちょっと疲れ気味の私なのですが、花の香りが晴れた空の下に漂うのを感じると、ひとときなごみます。
もう3月、早いものです。 2月が短いせいか、3月はあっと言う間に来てしまったような・・・(^^; そのわりには寒いですが、それでも空気が冬とは違う気がします。 鉢植えの花も、そろそろ元気が溢れてくる頃かな。
そう言えば、クリスマスローズもすっかり花が開きました。 実は、二鉢あって、先日咲いたもう片方もつぼみが開いてきました。 こちらは説明の写真が薄いピンクみたいだったので、期待していたのですが、開いてみるとほとんど前に咲いていたのと同じ白。 うむむ、白と薄いピンクの彩りを楽しめるかと思っていたのに・・・(笑) でも、微妙に花の形が違うようですし、花のつき方も。 一方は原種、もう片方は改良種らしいです。
隣の庭の、古い梅の木も花を咲かせました。こちらは白梅。 あれ、と気づくと、なんとまだ新しい細い木には紅梅が・・・ 白梅の木とは比べ物にならないくらい若い木なので、咲くまで梅の木だとは気づきませんでした(^^; 時折、風に乗っていい香りが流れてきます。 梅はなんと言っても香りが魅力。気のせいか、紅梅の方が香りも華やかに思えるのですが。
春はいろいろな発見がありそうです(笑)
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