日々日記
いちらんふるいあたらしい


2009年08月31日(月) ナスのオイル漬け

ナスのオイル漬けを作った。
イタリアンマンマの味だーよ。

およそ1.4kgのナスが、2リットルのびんに9分目くらいのオイル漬けになった。


帰京するとき、談合坂SAで買ったバジルをふんだんに突っ込んだため、
それはもう香り高いったらない。

ちなみにナスは談合坂で買ったのと、地元八王子のJAの直売所で買ったものを使用。
どちらもプリッとしている。つやつや。

輪切りにしたナスを塩漬けして一晩置いて、
翌日、水気を軽く絞って、酢と水を5対5ずつ合わせて煮立てた液で、4分煮る。

それを干して水分を飛ばすんだが、あいにく今日は台風襲来で雨なので、
キッチンペーパーを敷いた皿に乗せ、電子レンジで5分加熱で強制的に水分を飛ばした。

それを、スライスしたにんにくと鷹の爪、バジルと共にびんに詰め、
最後に全ての材料がひたる量のオリーブオイルを注ぎ入れて完成。


食べごろは塩が馴染んだ1週間後らしいが、できた直後から食べられるそうなので
さっそく試食した。

ナスはまだ塩気がとんがっててそれほどおいしくなかったが、
全体としての味はいい。すんごくいい。

この味がもっとこなれたら、ちょっと一体どんなおいしいものになっちゃうのかしらー!!
という大いなる期待を抱かせる味。


そうだな〜、
チーズと一緒にクラッカーに乗せて、ワイン飲みたいかも…!
(ついでに、イクラとクリームチーズを乗せたクラッカーも。ああおいしそう)

漬け込みに使ったオリーブオイルに塩を入れて、カリッと焼いたパンにつけて食べたら……!

そのオリーブオイルでフォカッチャを焼いたら…!ペペロンチーノはどう?!


ああっ!
とにかくおいしい妄想が止まらない。


こんどはキノコのオイル漬けを漬けるぞ。

つかその前に8月ずっと帰省してたからできなかった、梅干しの土用干ししなきゃー。


2009年08月30日(日) ぽえーん。

わ。

兵庫8区、田中康夫が当選してるよー。わー。


長野県知事選挙のとき、わたしは彼に票を投じた。

そのあとの解散選挙でも投票した。


そしてその後、そのことをもんのすごく後悔した。



だ っ て 、 知 事 と し て 

死 ぬ ほ ど 役 立 た ず だ っ た ん だ も ん 彼 。



パフォーマンスだもんねー。ふぅーん。


そうかぁ。当選かぁ。

国政でどんな仕事するんだろうなー。


2009年08月23日(日) 季節のお風呂

今夜のお風呂@実家

『蟻の湯』

そう遠くない時間に巣から飛び立ったと思われる、
赤くて小さな羽アリが数十匹ダイブして水面にたゆたうお風呂。

めがねを外すとそんな細かいもの見えないので、
知らずに無印良品の「カモミール」入浴剤を投入し、ゴキゲンでお湯に浸かる。

ほどなくして視界に入る、湯の中に浮遊する小さい赤茶色のものたち。

おぉう!!!羽アリ!!!みんなすでに絶命。


指でつまんで集めてみようとしたが、つまもうとすると湯と一緒に逃げちゃうのよね。
イライラしながら10匹くらい集めたけど、ムカついたのでやめた。

もういい。いいんだ。


あ、窓から投げても投げても絶対に戻って来る、風呂場在住のアマガエルが今夜はいない。

蟻を食べておなかいっぱいになったから餌場にいる必要がなくなったのかもなー。


2009年08月21日(金) あめのよる

2009年8月21日夜@実家

パタパタと大粒の雨が降り、時々遠くでゴロゴロ雷が鳴っている。
静かで涼しくていい夜。

雷の音は私にはうるさくないので「静か」なんである。
いやむしろ気持ちが落ち着くねあの音は。


田舎では、はやくも秋の気配がちらりほらり。

お盆過ぎると朝晩涼しく、外でりーりーりーと虫の声がする。

野では萩や野菊の花が咲き、ススキの穂が見え始めた。

花壇や軒の夏の花たちが少なくなったつぼみを広げるが、盛夏の頃の勢いが無い気がする。

あー、秋だなー。と思う。


実家では毎晩犬と一緒に寝る。
寝ている時ちょっかい出すと、うっとおしがってどっか行ってしまうのだが、
運良く(?)捕まった犬は、たくさん撫でられると喜んでぶーぶーと鼻を鳴らす。

いやなの?いいの?どっちなの?     ああ、かわいい。


大好きなおなかをさする。さらに大好きな首の後ろをさする。
すると目を閉じて鼻を鳴らす。ぶーぶー。

ああもう、なんてかわいいんだ犬。つか、とむ。

とむとむ。

かわいいなー。


2009年08月17日(月) 穀潰しの礼儀

お盆乗り切ったイェーイ!!!


穀潰しには穀潰しの礼儀というものがある。と自分で肝に銘じている私。
そう、今のわたしは家族の穀潰し。
大学院生なんか、勉強してなけりゃただのニートだもんね。


そしてお盆は普段いただいてばかりの恩を返す絶好のシーズンですよ!!
いざ、お盆!とフンドシを締めて臨んだんだお。



父には、本物のビールとちょっと手の込んだつまみやパスタなどを。

母とは食事、ドライブ、そしてお買い物に付き合い、

妹1(社会人15年目の自立し切った大人)とは、お出かけやお茶、お買い物に付き合う。


だんだん疲れてきたわたしが、そんなに食べられないよー。もう眠いよー。
と言っても「なにいってんのww」と無視される。そしてあちこち連れ回される。


妹は貴重な長期休みであるお盆を満喫したいだろうし、
母はサービス業なのでお盆も1日しか休みがないから、そこにいろんな予定を
これでもかと盛り込んで、実行する。


普段の自分は1人で考え事してるか本を読んでいるかなので疲れた。
疲れたけど、これは穀潰しの大事な礼儀なのでちゃんとおつきあいした。えっへん。

でも、こうして家族が集まれるというのは嬉しいことだ。


そうそう、今回のお盆はプレイベントもあってなおさらげんなりした。
なんと盆休み突入前に、阿呆な親戚が孫を連れて2泊3日で泊まりにきたのだ。

しかし、現在の我が家はお客を受け入れるのはちょっと大変なのだ。

祖父は車いす生活でデイサービスに行っている以外は父を中心に家族で介護、
祖母は立ち上がれず常に四つん這いで移動し、おしっこを我慢できないのにパッドを使いたがらないためいつも尿臭い。


そして両親はフルタイムで働き、父は土日休みだが母は平日の1日のみが休み。

そんな我が家に、3匹の犬と1匹の猫をダシにして、孫とお泊まりがしたくて
のんきに電車に乗って連れて来た模様。

我が家は祖父の介護でリビングを潰して祖父の部屋にしたため、現在もリビングがない。
普段も、ダイニング以外に家族の居場所もない状態。(来年リフォームしてリビング作る予定)

そしてあのガキども…犬をかまい過ぎ。犬は玩具ではない。

シャイだかなんだか知らんが、自己紹介もできないガキなんぞ知るかっつーの。

なぜあなたがたの孫のために周囲が自動的に思い通りに動くと信じて疑わないんだい?
あななたち本当に定年まで勤め上げた教員なの??

でもわたしは穀潰し。
ぐっとこらえ衣食住の世話はした。でもあとは奴らを放置したーーーー。知るかボケー!!

東京から帰省してすぐこんな状態で本当に気が狂うかと思った。
ばーか。ばーか。

しかし当人らには言えず。つか察しろ。
まぁ憤懣やるかたなしですわよ。

こうしてお盆が過ぎ去りました。
ああほっとしたほっとした。


2009年08月06日(木) 共感的デタッチメント@ゼミ合宿

毎年恒例、夏のゼミ合宿に行ってきた。
今年は熱海と天城高原にある2つの新宗教教団施設を見学させていただいた。


訪ねて行く方の我々も実は新宗教教団の一員。

常識的に考えて、自分が信仰する宗教の一信者として話を伺っていたら、
相手の仰ることは全て「ポカーン」か「ハァ?」以外の何ものでもないだろう。

でも今回は宗教社会学を学ぶ学生としての、他宗教訪問である。

共感を持ちながら、なおかつ適切な距離を保っての観察をしなきゃなんない。
(共感的デタッチメントというやつだね)


信仰心あつい学生にとって今回の訪問はおそらくガクブルだったとおもうが、
当日までに宗教社会学でのものの見方を勉強しておいたから、当日は
非常に積極的に質問して、じっくり見学していた。

おお!みんな成長したー!!!

大学の看板を下げて他宗教を見学する機会なんてそうそうない。
貴重な経験だったなー。

ちなみに私はすっごく楽しくて常にテンション上がりまくりだった。


彼らの信仰の対象となる神は目に見えない。
でも見学先の施設や、応対してくれた人々の居振る舞いの中に神がいたように思う。

わたし自身は「神はいない」と思っている。
でも彼らが「神はいる」と思うことに何の異議も反論もない。

彼らがいるというのなら、いるのだ。
そしてわたしがいないというのなら、いないのだ。

それでいいじゃないのさ。


神って不思議だなー。宗教って不思議。
「宗教」って、人類にとって一体どういうシステムなんだろう。
なんのために、宗教はつくられるんだろうか。

アメリカも、目に見えない「神」で、よくも悪くもあんなにも人々が団結するわけだし。

修論のテーマをどうするか、文化人類学かじっておくかどうか、だいぶ揺れてたけど、
ここへ来て宗教社会学への熱が一気に再燃してきた。

幸いなことにこれから1ヶ月、夏休み。
あれこれ文献を読んで、じっくり考えよーっと。


inu-chan