DJ SEO's DIARY

2004年07月31日(土) >>FUJIROCK 04’(2日目)

朝5時に寝たにも関わらず、起きたのが9時。早起き〜。
いや、目が覚めるんです。性格上ね。


この日は取り合えずFRANZまでゆっくり。
近くの宿の風呂をパクってリフレッシュ!!

ウダウダやりながらも早くも睡魔が。
FRANZもどうでも良くなってきてしまって、グリーンで眠りながら
観る事に。演奏もしっかりしてたし、やっぱり盛り上がってました。
TAKE ME OUTまでは覚えていたんだけど、その後気づかぬうちに
夢の中へ・・・。

BEN HARPERで目が覚める。
2曲目にSTEAL MY KISSだ。めっちゃシブイ!!
メンバー同士の息もいい感じで、楽しそうだ。

次がコートニーなんで、仕度を整えて、ステージ前方へ。
なんか微妙な空気が感じられた。
「本当に来るのかな?」
「でもキャンセルしたって話はないから出るよ」「海外のツアーほとんど
キャンセルしてるのに?」「入院したらしいよ」

本当に様々なウワサ、憶測が飛び交っていたコートニー。
本当に来るのかっ!?




予定より30分遅れて登場!その姿を一目拝もうと、前へ詰め掛ける!!
”COURTNEY LOVEバンド”はライオット・ガールズ復権!
な女4人組みだ。初っ端の曲は誰かのカヴァーだろうか?
しきりに「RIOT GIRL!」って叫んでたが。

そして次はMONOだ。コートニーはドラッグ&アルコール漬けで
喉ガラガラ。衣装はセクシーすぎるカットのチェックスカートで
オシリはみだし&胸も強調。
そんでステージに這いつくばってキャット・ポーズ(笑)さすが経験者。

もう一言で「スゴイ」としか言い様のない、存在感。
古典的なロック・クイーン像をそのまま持ってきた感じで、
日本人とは正に人種の違いをめっちゃ感じた。
こりゃあ日本人は引くで。かなり見世物小屋的。


僕はもうHOLE時代の曲が聴きたくてしょうがなかった。
ガイジン客が「OLD SONG!」というと、コートニーが「WHAT?」
と聴き返した瞬間・・・・!

”MALIBU”だ!思わず叫んで飛び跳ねたが、周りの客あまり反応なし。
あれ?マジかよ・・・と思いつつもライブは進む。

SET的にはやはりソロ作からが中心だった。日本人の盛り上がりは
やはり微妙で、かつコートニーのMCがわからないので反応もイマイチで
少しイラつき気味で叫ぶ(んまあ、いつもそうなんだけど)

終盤にCELEBRITY SKINをいきなりやって、サクっと終了。
しかもこれが、すごくヘタ。

「マジ?もー終わり??」
そんなんで僕の心は満たされんっ!!アンコールに燃える!
確かに先の曲が終わってから、まだ転換がはじまっていない。
もしかしたら、まだ演るかも。

でもコートニーだから、たぶんこっちのノリが悪かったら絶対やってくれない。
がんばって手を叩いた。その後、アンコール声も大きくなってきたところで
再登場!80%は出てこないと思ってただけに、めっちゃ嬉しい!

AWFULとカバー(だよね?)をやって終了。
このAWFULの盛り上がらなさには、マジ焦った。頼むよほんと。


この後はホワイトでJIMMY EAT WORLD。
いきなりSWEETNESSだ!マジびっくり。びっくり大賞決定です。
その後もBLEED AMERICANの人気ナンバーを中心に新曲、
1ST 2NDの曲とイイ感じにプレイ!
僕もアガリまくってモッシュ!モッシュ!!
ラストはMIDDLEで〆。わかりやすくて楽しくてスッキリ最高!!

その後、少し飯を食いつつ・・・と思ったら、シャーラタンズは
既に始まっていて、僕がぎゅうぎゅうのフロアについたのは
WIERDOの時。その次の、THE ONLY〜で大爆発!!

僕的には取り合えず一番聴きたい2曲をいきなり聴けたので、
トイレその他で、抜ける。その後もイイ曲いっぱいやってたみたいだけど、
ダメダメ、ケミカルが始まってしまう!!


そしてケミカルの登場!
初っ端からHEY BOY HEY GIRLだ!!
ヤバすぎる映像と「わかってるアレンジ」満載のケミ・LIVEは
本当に楽しい!そっからGET YOURSELF HIGHに流れて、
MUSIC RESPONSE〜BLOCK ROCKIN’BEATSへ。

その流れで新曲も数曲披露。
次回作の流れを垣間見れた感じで、ゴスNW(映像が最高なんです・笑)
やら、スターギターの延長線上の美しいハウスやら、エレクトロ色濃いのや、
今まで通りのブレイクビ−ツに何か今っぽい味付けがされてるやつ、などなど。

中盤にはOUT OF CONTROL〜TEMPTATION〜
STAR GUITARのLIVEでは定番の流れで会場は大盛り上がり!!

終盤にはSETTING SUNやGOLDEN PATH
(だいぶイジってます)で終了・・。

アンコールではシャーラタンズのTIMが登場で
”LIFE IS SWEET”を本人がそのまま歌う!


とここまですごく楽しかったんですが、僕は23:30からDJなので、
一足先に退散。PURPLE HAZE DJ BOOTHに向かう。

今日は23:30〜なのもあって人もイイ感じ。
僕の前のDJがLITTLE BITCHのカズヤさんなので、
ロック好きがまあまあ集まってる感じだ。オアシスにいる人の数も多い。

VINES〜NIRVANA〜RAGE〜の流れを受け継いで、僕の登場だ。
軽くMCしてから、RHCP〜JANE’S〜NIRVANA〜JEEVAS
〜FORMAT〜JEW〜PIXIES〜OASISの流れで
かなり盛り上がりました!

「ベタでも何でもいいからとにかく盛り上げて」とKARMA側からは
言われていたのだけども、これで役目は果たせた。

この時間枠では3日間の内で一番お客さんの数やノリが良かったし!

30分っていう短い時間だったけども、
ちょっとでも多くの人にGROOVERの存在を知ってもらえたらいいな、
と思いました。ラストはLIVEで演らなかったと思われるケミカルの
SUNSHINE + STUDIO K の無敵MIXで終了しました。
あ〜二−ル・ヤング流せなかったのが残念無念・・。


その後は楽しみにしてたバッファロー・ドーター。
もう昔の曲は全部捨ててダンス・バンドになってしまったんだね・・・。
それはそれで良かったんだけど、ちょっと中だるみな感じはあったな。
オナニーが多かったっていうか。もうちょっと少なければ◎

そしてARMAND VAN HELDEN。
いきなりHOUSE OF JEALOUS LOVERSのアカペラに
エフェクトかけまくって登場!早くも大盛り上がり!
んで、その後ホワイトストライプスとニルヴァーナの既発ブレンド・ブート物
を連続でプレイ。ちょっとそれはダサいやろとか思いつつも、
それは初めの掴みだけで、そっからは彼らしい音にシフト。
中盤くらいで聴きたかった「HEAR MY NAME」がかかったんで、
それでしかり踊って、テントへ。

それで帰って寝たのが4時過ぎ。がんばるなぁ〜僕。




2004年07月30日(金) >>FUJIROCK 04’(1日目)

今朝帰って着ました!年に一度のメイン・イベント、フジロック!!
楽しんできましたよ〜。


今年は星空トレインで行ってきました。
前日カーマでフジ映像見てたら、ORGのスタッフの方に話し掛けられて、
アンケート&写真。「ご職業は?」って聞かれたので、間髪入れずに「DJ」
って答えてやりました(笑) ORGのページに載るんかな〜!?

ちなみに、コチラ↓
http://www2.fujirockexpress.com/report/report.php?id=527&page=0&sword=&swhen=1&swhere=&swho=&sgenre=&swrittenby=


苗場には翌日金曜の朝9時ごろ着。
ヤマト便で送ってた荷物(テント用品+レコード)を受け取る・・重い。
キャンプ・サイトもいい場所はほとんど前日組に取られているので、
がんばって山を登る。登る。登る。

途中でいい場所を見つけたので、しゃーなしにそこで立てる。
今回はびっくりするくらい簡単に一人で立てれた。誠はレベルがあがった。


ようやく準備完了ってわけで、入場ゲートへ!
やっとテンションもアガリはじめる。もうココからずっと酒浸りだ。
BRITISH SEA POWERを軽く観て、その後はウダウダと。
KARMAに行って挨拶&頼まれていたお届け物を渡す。
DJの出演時間の話し合わないといけなかったが、
「本日の5時ごろ、しっかり話し合いましょう」とのことだったので、
エビアンとビールをもらって退散。

そうこうしている内にTHE KILLERSだ。
正直、シングルの出来が良すぎてアルバム全体の出来が今ひとつなので、
微妙なテンションのままLIVEを観始める。

でも3曲目のMR.BRIGHTSIDEで、僕も周りのお客さんも一気に
大盛り上がり!僕もモッシュの渦に・・・!

相当盛り上がったんだが、やはりその後の曲はイマイチな反応。
もちろん、ラストのSOMEBODY〜でまた爆発したんだが、今後の
展開が少し心配になったりもした。

そしてその後はSNOW PATROL。いいね〜。
最新作からの曲はやっぱりかなりウケてて、いいライブ。
SPITTING GAMESで最高潮に。


この辺で少し休憩。なんたってこの後はPIXIESが控えてるんですから!
昨日電車でゆっくり休めなかった感じだったんで、
グリーンのルースターズを聴きながら寝る。寝る。寝る。

どうしてもPIXIESは前で観たかったので、その前のPJ HARVEY
から前へ。赤いドレスに包まれてカッコ良かった。
大絶賛されていた一つ前のアルバムからの曲がやっぱり一番盛り上がっていた。
僕もそのアルバムが一番好き。でも盛り上がりはイマイチだった・・。


そして、そして、そして、超ウルトラ待望、ホントに死ぬほど観たかった
PIXIESが登場!!!!!!
そしてBONE MACHINEのイントロが流れ出す!
感動と鳥肌で僕はもう叫ぶしかなかった。
もうそっからは全て名曲のオン・パレード!!
「世界を騙せ」からはたぶん一曲もやってなかったのが、ショックだったが
その分初期の曲でがっつり、がっつり!

でもさすがに下手くそだったねえ・・。
・・っていうか、ちょっと練習してなさすぎやで、特にドラムな(笑)
おもくそズレてるのをがんばって何とかしようとしているキムが
なんか半笑いな、はにかみ笑顔でかわいかった。
DEBASERもミスってやり直しだったからね。
さすがにこれはプレスからは「金儲けだ」って酷評されても
文句は言えないなぁ。

んまあ、そんなんだったけど本当に良かった。観れて奇跡。感謝!
最後のVEMOSで狂いまくったった。あれで狂えずにボーっと観てる
PIXIESファンはどーかしてるね。


先のKARMAでの話し合いで、僕が出演する”PURPLE HAZE
DJ BOOTH”は金曜の22:00〜と土曜の23:30〜になった。
各日30分ずつだ。本当はヤマシタも一緒に出るはずだったんだけど、
彼は苗場で全く連絡取れずで、僕一人で。

22:00〜なんで、ルーリードを観ずにテントまでレコードを取りに。
うへぇ〜雨が降ってきた〜。苗場での天気は本当によく変わる。

砂利道を強引にキャリアーでかけ抜ける。
往復で40〜50分はかかるんで、ブースに着いたのはちょうど22:00。
おもくそテンパリながら、即行DJ。

テンパリまくってるんで、初めのMCもなし。
頭を高速回転させてSETを考えるが、あまり閃かず・・。

マイケル・フランティからMARXMAN〜KASABIAN〜PRIMAL
〜ジザメリ〜クーラ〜PIXIES2曲〜レモンジェリー

・・で地味に終了。んまあ時間も悪かったのさって事で。


そっからすぐさまBASEMENT JAXXへ。
これが最高。映像といい、テンションの挙げ方といい、正に完璧な
エンターテイメント・ミュージック!!お客さんの数も半端じゃないくらい
多くて、規制かかりそうなくらい。
”WHERE’S YOUR HEAD AT”の時の盛り上がりが
最高だった!

その日の夜は雨降ってたり、自分のDJで少し凹み気味なのもあって、
早々にテントへ。でも大変だったのが、その後。

風がすごい強くなってきて、テントを壊し始めたから大変。
テントを押さえてないと、潰されてしまうくらいの強さで、
いつまで経っても寝れません・・・結局、寝れたのが日が昇った5時。
3〜4時間、風と戦ってました。悲惨。


2004年07月17日(土) >>ワック、ワック、こんにちは。

昨日はROCKETS14周年パーティでDJしてきました。


そこでは”DJ SEOとワックなDJたち”が、がんばってました。
映像がなくて寂しかったんですが、スモークが目いっぱい炊かれていて
いい雰囲気でした。客入りがあまりよく無くて少し凹みましたが、
SEOは自分のプレイには大変満足してました。


でもSEOが見た他のDJたちは、揃いもそろってワック、ワック。
大変でした。一晩を振り返った時、SEOは思いました。


ワックなDJたちはもっと色々な音楽を聴いて、引き出し(許容量)を
増やしましょう。レコードを今持ってる倍くらいにして、そこから厳選に厳選を
重ねた高水準なトラックをプレイしましょう。

そんで、もう少しプレイに構成や展開をもたらしましょう。
あれでは誰もアンドリューをバカにはできません・・・。



それに対し、SEOのプレイは抜群でした。

SEOは”ROCK DJ”というスタンスをこの5年間で、
他ジャンルに決して引けを取らないレベルまで成長させたという自負があります。

昨晩は、80’s、90’s、BREAKBEATS、NEWWAVE、を
メインにGROOVERらしさも兼ね合わせたグルーヴ感溢れる流れを展開。



SEOの理論は、全てバランス。
レコードの枚数と知識(決して終わらない試聴人生)に裏付けられるこの感覚。


そして、”わかってる人”にしか理解してもらえないこのアンバランス。


・・なんてオタクなんでしょうか?(笑)
・・たまに悲しくなるぜ。






では、昨晩のプレイリスト。

MOODSIX / I SAW THE LIGHT
NEW ORDER / TRUE FAITH-94
RADIO 4 / PARTY CRASHERS
THE CHEMICAL BROTHERS / BASE 5
808 STATE [vo.james dean bradfield(manic street preachers)]
/ LOPEZ (the propellerheads remix)
FREE STYLERS / CALLING (featuring VALERIE M)
ULRICH SCHNAUSS / ON MY OWN (sasha remix)
SUICIDE / KEEP YOUR DREAMS
CAPITOL K / PILLOW
LEMON JELLY / NICE WEATHER FOR DUCKS !
OASIS / WHATEVER
PRIMAL SCREAM / MISS LUCIFER
KULA SHAKER / HEY DUDE



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