DJ SEO's DIARY

2002年12月23日(月) >>12月21日(土)GROOVER

『THE MUSIC』特集に遊びに来てくれた皆さん、ありがとう!!

かなり当選確率は高くしたし、3時過ぎまで遊んでた人には特例として
「ワン・モア・チャンス・タイム!!」まで設けたというのに・・・
『年間フリーパス』は誰にも当たらず・・・という残念な結果に
終わってしまいましたねぇ・・・う〜ん、みんな運ねえなぁ。

イヴェント終了後にサカモト氏が引いたら
一発で「特賞」が出たのにはビックリしました・・・。


さて、今回で今年のGROOVERの活動は終了ですが、
皆さんはどの月が一番楽しかったんですかねぇ??

僕はやっぱり『NIRVANA』特集が一番楽しかったな。

『THE CHEMICAL BROTHERS』はもう一度
もっと煮詰めた選曲でやりたいなあとも思ってるなあ・・・。



さあ、来年一発目のGROOVERはいきなり元旦からです!
12月31日(火)のカフェ・ブルーのカウントダウンパーティーの
カウントダウン後の翌2:00〜6:00まででお送りします!
特集もないんでフリーな選曲でいきますよ!!
テンション上がってきたらバシバシ上げていくし!宜しく!!

ちなみにそれに伴って忘年会もやろっかなあと。
DJ陣もみんな参加しますんで、「年越しロックトーク」したい人(笑)
は、是非是非一緒に飲みましょう♪
その後、ブルーに乗り込みますんでっ!!

参加したい人は気軽に僕までメールを。


2002年12月05日(木) >>何故こんなにDJはレコードにこだわるのか?

なぜDJはレコードなのか?・・・CDではなくて。


GROOVERのお客さんにもそう不思議に思っている人も多いかも知れない。
もしくは、「あ〜まあそのほうがカッコイイからなんちゃうん?」みたいに
暗黙の了解みたいな感じで、勝手に納得されているのかも知れない。


でも、「CDの方が音はいいはずなのに、なんでDJはレコードなんだろう?」
とも、思ってるでしょ?


今回はこの辺の仕組みと、あえて僕がレコード盤にこだわる理由みたい
なのをたらたら書こう。


CDが出来た当初である80年代はかなり音は悪かったが、
2000年代の今となっては
リマスターの技術も発達してきたのもあって、「音は良い」と断言できる。
80年初めまでの音源は、リマスターによって格段に音質は向上している。

アナログ盤の魅力は、「音の質感」だ。ナマ音感がCDに比べて高い。
こればかりは、いくらリマスターが発達していようとどうにもならない。
特にアナログの12インチ・シングル盤から発せられる「音圧」は、
機械によってコントロールされたデジタルな音からは、決して得られない。
DJがアナログに病みつきになる理由の一つである。

アナログは、LPに比べEP(シングル盤)の方が収録曲数が少ない為、
圧倒的に音が良い。70年代後半から起こったDISCOやHIPHOPブーム
のおかげで、音の良い12インチ盤がたくさん作られた。

この動きはロック系にも派生して、12インチ盤は当然のように作られ
また”お約束事”として、その曲の”ロング・ヴァ―ジョン”も
DJプレイ用に作られた。

90年代に入ると、CDがシェアの大半を占めるようになって
アナログは徐々に特殊な存在へとなっていく。
HIPHOPやTECNOなんかは、CDが売れる前のステップとして
フロア・ヒットが優先されるので、アナログは優先的に作られた。

しかし初めから大衆向けに売ることが可能なロックは、
聴きにくいアナログを作るよりも、便利なCDを作るほうが良かった。
それにより90年代前半はロックのアナログは、プレス数が少なく
入手が比較的困難だ、とも言われるようになる。


しかし、90年代以後も細々ながらもロックのアナログ盤は作られていた。


しかしそれはコレクター的なファンに売るためであり、
それによりDJ的には「意味不明」としか言い様の無い、
「ピクチャー盤」という抜群に音の悪い(!)飾りものまで、
登場することとなる・・・。

シングル盤にしても、お金のないインディーレーベルは
高い12インチ盤よりも、その半額程度で作れる7インチ盤
(LPに比べれば良い音質だが、12インチとは比べ物にならない)
をそうしても作ってしまうこととなる。

もう、現在まで12インチ盤を作りつづけているギターバンドは、
オアシスとレディオヘッドぐらいじゃないの?
オアシスは絶対7インチも作るしね。

もっと12インチ盤作ってくれぇ〜、レコード会社様っ!!


「えっ、じゃーやっぱりCDでいいんじゃないの??」
・・っちゅーツッコミもやっぱあるわなー。


・・・これは、あくまで僕の意見なんだが。
僕はアナログの「音」の方が「好き」なだけなんだな。

ちなみにアナログの音は「悪い」のだ、実際の話。
でも、そのナマ音感を伝えているのは「ノイズ」であって、
CDはそれを消しているから「クリア」で「いい音」なんだけど、
僕にはそれは「いい音」には聴こえないんだ。わかる??


僕の大好きなニルヴァ―ナ。

ファンの諸君は彼らのアナログの最近の盤と昔の盤で、
「音が違う」のは、知ってるかい?
「ネヴァーマインド」なんて、もう10回以上はリプレスされているけど、
最近のプレスは、どんどん「音が良く」なってるかわりに、
どんどん「混沌さ」を失ってるんだ。リマスターによってね。

う〜ん、ムズカシイでしょ?どっちがいいですか?
「グランジの空気」を多く匂わせてるのは間違いなく”昔の盤”で、
「クリアで肌触りの良いネオ・グランジ好みの音」は”最近の盤”。
でも、ラジオ局が選ぶのは”後者”って感じですか?


ホントにこれは個人レヴェルの問題かも知れませんが・・・。



あと、僕が「やっぱりレコードがいい」もう一つの理由は
自分の音楽的人生が反映されるからかな?

レコードってCDと違って、基本的に全て”限定プレス”なんだよね。
だからCD見たいに、いつでもどこでも2500円で買えるわけじゃない。
買い逃したら、この前まで店頭にあったレコードが1年間ぐらい
中古屋に並ばないなんてのはザラにある。

有名なバンドはたいがい多くプレスされるので、よっぽどじゃないと
買い逃しはしないけど、新人、
特にデビュー・シングルともなると要注意である。


ミュージックの1st7インチ1000枚ナンバリング入り
プレスなんか日本じゃ全く見ないんだから。
・・・つーか、日本に入ってきてたん?
そんなとき名前すら知らなかったけど・・・。
5000円くらいあれば、ネットでは買えますが・・・。


時代の先を読むのが宿命のDJに取って、買い逃しは「厳禁」である。
明らかに入手不可能だったミュージックは置いておいても、
クーパー・テンプル・クロースの初めのBOXシングル2つなんかもそうだ。
日本人は来日記念盤が出たからいけど、
UKじゃあやっぱりアナログしかないんだから。


しかも、買い逃した人にはペナルティと言うべきか、
「焦って、かつ、血眼になって」探し、
下手したら更に高く買うはめにもなりうる。
しかし、それは先が読めなかったその人の責任であるし、例えばの話、
レコード3枚は買える6000円という金額をウィ―タスの12インチ
1枚に消さなくてはならなくなる人も実際いる。それは致命的ですな。


ちなみに5枚買ってを平均4000円で売り切った僕みたいなやつは、
16000円で更なるレコードライフを楽しみます(笑)

要はリアル・タイムで買った人は、優雅に(ムダに金を使うことなく)
生活できるってことです。


今更になって、オアシス「WHATEVER」が相場7〜8千円になったり
してますが、ネタDJ全盛期は1000円あれば買えました。
「みんなもっと早く買っておけよ!」って感じです。

だから最近のロックDJが「CDでいいや」という発想は、
そんなんもあって個人的には少し疑問だ。
要はDJの肝心かなめな部分をごまかしている可能性があるからだ。

最近グルーヴァ―っぽい選曲スタイルのイヴェントが増えつつあるけど、
ウチの選曲なんて、90%以上は現在タワーレコードに置いてるしね。


CDというものが「後付けDJ」の象徴になる懸念もある・・。


いや、後付けでもいいんだけどなんか「探す」とかした方が
オモシロイんじゃないかな〜って。

僕もタイガーアーミーの1stを買いそびれて、
マジで血眼になって探して、キングコングでやっと見つけたときは、
一瞬でカベからそのレコード外したし(笑)





「僕はかつて、WEEZER2ndオリジナルを3時間並んで
5800円で買ったり、WANNADIES3rdを4時間並んで
13800円で買ったこともある男だ。」


「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを。」
(byシャア・アズナブル)


仕方ないんだな、僕はアナログのこうゆう魅力にはまっているから。


しかもレコードって日本独自の特徴かも知れないけど、
人気のレコードはプレス数多くても、どんどん高くなる代わりに、
売れないレコードは例え「名盤」でも、とことん安くなるんだな。
CDってのは多くの人が買うから、ある限度以上は下がらないというか
下がる前に売れるんだな。

ところが、レコードってのは実は普通のリスナーよりも
あまり聴いていない、いわゆる「ワヤ」な人たちが多いために
クラブ・ヒットしていない、隠れた名作がどしどし売れ残って
どんどん安くなるねんな。それを掘るのがオモシロイ♪

ありがとうキンコン!お世話になってます!

これもオモシロイ理由かな。
僕がCDに入れたりする曲なんて、そういう「ゴミコーナー」からの
掘り出し物がほとんどだし。


2002年12月01日(日) >>プライマル特集!

来てくださった方、どうもありがとうございました!

ライヴが超最高だっただけに、何とか負けない内容で
臨みましたが、皆さんどうだったでしょうか??

スヌーザーや大貫憲章&ヒカルとかぶったのもあって、
ここ2年間でのワースト集客をたたき出すという、
プライマル特集とは思えない、
まさかの異常事態が発生しましたが、
内容はかなり良かったんじゃないかなっ?

僕自身の選曲も、今回はいつも以上にプライマル特集的な
内容でして、「スクリマデリカ」時代の彼らを語るには
絶対外せないスティーヴン・スティルスや、
ストーンズ「ギミーシェルター」、
アシッド・ハウスの流れで新作も良かった808ステイト、
クラフトワークは時間的な問題で省かれたものの、
タイトルをそのままパクってるスーサイドの
「キープ・ユア―・ドリームス」や同じくNW流れでニュー・オーダー、
ジョイ・ディヴィジョン、サイケな流れではライドが流せなかった
のはかなり痛かったけどマイヴラ、デス・イン・ヴェガスやGY!BE
の新譜などもプレイ。

プライマル音源も新作発表後の音源「T IN THE PARK02」が
音質良かったので、そこからかなり流しました。

個人的には、いつも以上にヤバイ選曲なんですが
皆さんはどーだったんかいなぁ??



さて、次回は今年最後のGROOVERです。
特集は「THE MUSIC」、曲数がかなり少なめになりそうなんで
いつもに比べたら自由な選曲ができそうなので、
「2002年総決算」的な内容で臨みたいです。

えっと、クリスマス・プレゼントもあります!
先着70名様に「GROOVER SPECIAL MIXCD VOL2」をプレゼント!
今回は去年よりもクオリティの向上を目指すと共に、
この3年間で打ち出した”GROOVER式DJスタイル”の集大成的内容に
したいと思います。
でもみんな知らないような名曲はしっかり入れますんで、
これを聴いて、更に掘ってってくださいな。

更に当日、カウンターにて”くじ引き”あります!
計20名様に当たるんですが、その当選内容は・・・

特賞(1名様):
2003年度グルーヴァ―全日程フリーパス(要ドリンク代)!!!

1月賞(5名様):2003年1月18日(土)グルーヴァ―・ペア招待券!
2月賞(5名様):2003年2月22日(土)グルーヴァ―・ペア招待券!
3月賞(5名様):2003年(日程未定)グルーヴァ―・ペア招待券!
                     ※全てドリンク代要ります

あと、各DJ陣からもこの一年の感謝の気持ちを込めたプレゼントが
ありますが、くれぐれも期待しないようにお願いします(笑)

SEO賞:1名様
YAMASHITA賞:1名様
SAKAMOTO賞:1名様
SAKAKI賞:1名様

以上です!是非是非遊びに来て下さいっ!!



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