非日記
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| 2012年04月26日(木) |
巷で話題のIbをクリアしてみました。 |
イブしました> Bだから「ブ」だよね、きっと。
気がつくと人様が面白かったと絶賛していて、2Dだし、無料だし、雰囲気ホラーだし、あんま長くないし、美術館だし、2Dだし(大事な事なので二度言いました)……。というわけで、DLしてやってみました。 気がついたら何度かやって、さらに途中から何度かやり直してEDもフルコンプしていたので、正直に「好き」と言います。
何がいいかって、雰囲気がいい。 NえっちKのみんなの歌♪メトロポリタンミュージアム♪な感じで。 ストーリーが全部わかって、EDを全部見ても、もう何度かやってもいいぐらい古典的で典型的で奇をてらってないホラー演出がいい。てゆうかホラー演出が見たくて何度か最初からやった。
特にあの最初の方、 気がつくと自分一人だけになって人が誰もいなくなっていて、閉じ込められていて、変な出来事が色々起こって(<ここがいい。わくわくする)、怪しい異界の美術館に入りこんで行って、そこを一人で彷徨っていくところがいい。
「そうそう、こんなんあったらドキドキするよね!」という。後、微妙にユーモアがあっていい。どシリアスでもないけど、コミカルでもギャグでもない。雰囲気はホラーだけど「もうこの先に行きたくない」「もうこんな思いをするのは嫌」「こんなん見たくない」みたいな嫌悪感が湧かないので、素直に先に進めるし、何度もやれる。登場人物の過去や性格が変に掘り下げられたり作りこまれてなくて、素直に好感が持てる。
ここからネタバレ>
ギャリーも可愛いけど、ギャリーが出てくると怖さが激減する。不安感が。 でもギャリーがいないと絶対単調になるだろうとは思う。 ギャリーは可愛いしな、顔もいいしな、おひとよしだしな。 私はカップリング萌えはしなかったのですが、でも登場人物が三人しか出てこないのが惜しまれるぐらいキャラにクセが無くていい。ギャリーが女言葉なのはキャラのクセじゃなくてキャラの特徴です。
メアリーがイブの薔薇とギャリーの薔薇を交換するように要求するところで、自分の薔薇を手放さないという選択をするようだったら、ギャリーのキャラにクセが出て考察はフィーバーするかもしれないが好き嫌いが分かれましょう。でもどの選択肢を選んでも結局はイブの薔薇と必ず交換して取り戻してくれ、犠牲になるので、「妙な見かけによらず良い人」軸がぶれない。これも考えてみれば、イブが九歳だからこそ良い人であるギャリーは自分が死ぬだろう選択をする事に迷いようが無いとも言える。さらにメアリーもたぶん見た目年齢がイブと同じ程度だからこそ、メアリーが倒れた時にとどめをを刺そうとしたり、殴りかかって奪い返そうとしないのかなともなる。マネキンの首は破壊したり、人形を蹴飛ばしたりする選択肢があるのにな。 少女の姿をしてるだけで躊躇うなんて、ギャリーはほんまに紳士ですね。まことに王子様ですね。オネエだけど。
ギャリーがあのファッションセンスであの言葉づかいで「美術館に来るのを楽しみにしていた」なので、ギャリーは一体何者で年はいくつなのか謎に満ちています。その謎に比べれば、ギャリーが早起きしたのは何故なのかとか、頭のびよんびよんは何なのかとか、マカロンが好きなのとか、作品の制作年齢は西暦なのかとか、些細な事です。 早起きが美術館に来る為だったなら普段は随分ダラダラした生活をしていると見える。時間に縛られない仕事をしているのか、大学生とかなのか、昼夜が逆転しているのか。もしくは美術館に来る前に何か用事があって済ませてきたのか?あるいは、私は美術館で作品を見るとすれば大体二三時間あれば見れるだろうし、いても半日ぐらいだろう、大体五時ぐらいに閉館するから昼前に起きれば間に合うと思うのだけど、「美術館では一日中遊んでいられる」という旨の作中の本だか落書きだかの言葉があったので、そういう世界設定(美術館には普通、朝から閉館まで一日中いる)なのかとか、もしくはかなり遠方に住んでいるのかとか、「久しぶりに早起きした」という言葉だけで色々考えます。再会の約束EDでギャリーが「そろそろ帰らなきゃいけない」と言うので(別EDで見ると、異界に迷い込んでからそれほど時間は経っていないっぽい。「もっと向うも見よう」と母親が誘いに来るし、確か再会EDでも両親は最初の場所を動いていない)、それを考えると、例えば午後から用事があったから早起きして開館すぐ午前中に来なければならなかったのか、それならば普段はやはり宵っ張りの生活で朝が遅いと見られるとか。
まあギャリーの生活はいいのです。 私がロリコン萌えできたらもっと楽しかったかもしれないのですが、残念ながら私は少女と少年は守備範囲外です。微笑ましいし、ギャリーがロリコン気味の二次創作も楽しく拝見してまわりましたが、個人的な萌えとしては守備の範囲の外で、ぶれませんでした。でもゲームは楽しかった。「これをこっちに持って行って」「これをここにはめて」「仲間はずれはどれ?」みたいなのが子供の時から好きなわけです。頭を使うというよりも、作業という感じで淡々と好きなのです。私的には「格ゲーでコンボを決める」とか「効率的に戦う」とか「好きなキャラを選択して攻略する」とかの方が物凄く頭を使う感じがして苦手なのです。
まんじゅうちゃんの私的ジャンルはショタなんだけどね! まんじゅうちゃんは三十路だけど!
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