非日記
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2007年12月29日(土) よいお年をお過ごしくださいませ。

何もできないまま、タイムリミットが来てしまいました。
あー、今年もダメダメだったなあ…情けない(苦笑)でも幸せだったけどね!アタシの幸せは安すぎてダメだなって思う!常日頃から人間は野心を持って貪欲であるべきだと思ってるんですよ、私は。なのに坊さんのように満足しきって生きてしまった。偶にはちょっと常識的に将来に不安とか抱いてみても、アラヨッ!って軽い気合で不安とか焦燥とか大切な感情を簡単に握りつぶせてしまう自分の儚くか弱い精神がニクイ。
ダメだろおまえ!もっとガツガツ生きなきゃ!
だってぼんやり生きてるのが好きなんだよ。人を憎まずに済むしさ。アタシ本当は超心狭いんだよ。

そんな事はどうでもよく、
とりあえず、年が明けるまで帰ってきません。
行ってきますだ。

そういえば、ダウンコートはめちゃめちゃぬくいです。


人様よいお年をお過ごしくださいませ。


2007年12月02日(日) 簡潔に、ならない。

・健康診断の酷い目
健康診断での酷い目だが、現実に傷を負ったというより、酷い目だと全く感じていない自分に傷を負った感じだ。健康診断で引っかかってからと言うもの、民間の医療保険加入について益々現実味を帯びてきた。しかし悩ましい。危険域に入ってからだと保険に入るのも難しくなるのだが、そんなに収入に余裕が無いのだ。

亡兄など、医療保険には入ってないのに生命保険には入っていて「伴侶もいないのにバカかお前は」と言いまくったのに、本当に死にやがって、もう一度「バカかお前は」だった。しかも受取人が親父なんだから「お前は初めから親より先に死ぬ気だったのかそういう根性か」とさらに「バカかお前は」だ。持病で胸には保険が掛けられなかったのに、死因は頭部で器用に保険適用外を避けて死んでおり、もう「バカか」と言う気にもなれなかった。やつは金使いが荒いところがあり(荒いというか、あると使う)、親に何度も金を無心しては一度も返さず、あまりに寂しい貯金内容に警察が怪しんだほどだったが、しかし死んで返されても親は喜ばない。十歳で「俺はお前たちに返すものなど何も無い。根こそぎ削り取ってやる」と宣言した私なんか、「金融機関に借金するぐらいなら親に借金する」と宣言しなおし、さらに「借金する時には絶対に私に言うように。残さないのは良いが、黙って借金を残したりしたら許さんからな」としつこく言いまくってある。私は自分に甘く金に厳しいのだ。

死後を経済的に案じる相手がいないので生命保険が必要ないのは楽で良いのだが、医療保険は同僚が事故で入院した事もあり、入るに越した事は無い事はわかっている。亡兄のおかげで「そういえばリスクが高いほど保険料も高いし掛けられない部分もあるんだっけな」と意識もしたものだ。
私なら乳がん子宮がんなどと並んで肺がんだろうと思う。胸部疾患で肺がんなんて喫煙癖があるのだから、保険料はめちゃめちゃ高いか掛けられないかのどっちかだろうと思われるよ。そう思うとつい、「かけてもなあ」という気分になってしまうのだ。
「だから煙草なんて」と人に言われても、どうしてそんなに煙草ばっかり目の仇にするのかと時々腹立たしい。がんになるがんになるって、アルコールだって発がん物質じゃ。何故煙草は目の仇にされ酒はノーマークなのかと腹立たしい。しかし日本人は元々アルコールに対して甘いらしいからな。酔っ払って痴態を晒しても「アルコールの所為だから」と日本では本人も周囲も寛容だが、外国ではそうはいかないらしい。「そういう事になる人間は飲むべきではない。飲んではいけない」となり、それが為にアル中患者も発覚しやすいのだが、日本では飲んだ時に乱れるのは割りと当然で社会的に認知されてしまってるのでアル中の発見が遅れるのだそうだ。
お友達には「アル中は必ず赤い顔をしていつも酒臭くて常に酔いどれている見るからにアル中だと分かる人間の事ではないんだそうだぞ」と言いたい時もあるが、私はよく「お友達に口うるさく言ってよく嫌われます」なので我が身の幸せのためだけに人の健康はおざなりにする悪の道をひた走る事にする。

煙草やアルコールの事は置いといて。
医療保険のコトだった。掛けるなら健康なうちに掛けておかねばならないのだが、と、がん検診で引っかかった所為でシミジミ考えるようになった。
ちなみにがん検診の結果はお友達に漏らしたところ、ネットで調べてきて「老化現象だって☆」とナイスコメントをくれた。

最初に引っかかったときには「この若さでもうがんかよ」と覚悟し、私の中では乳がんどころか肺がんまで行き、万が一の時にどうやって親に隠れて手術をするかまで悩み、いざ致し方なく私が先に死ぬ時を思い「最期に言い残しておきたい事はなんかあったっけな…私、言いたい事を一言では言えないタチなんだよね。こー、我が人生と日々の言動から察して頂きたいんだけど無理だろうなあ」とまで考えたのだが、老化現象。
「この若さでもう老化現象かよ」
それはそれでそれの方がショックかもしれん。老化は一朝一夕に進まない事はわかっていて、社会的はともかく肉体的精神的には65歳になった瞬間に老いたり、75歳の朝からいきなり高齢者に化けるわけではない事はわかっていて、十代が遥か遠ざかった上は老化が始まっても全く間違い無い。ついに成長期を終えて円熟期に入らねばならない時代になったとわかっていても、しかし円熟させるものが何も無いのだ。個人差があるとは言っても、もし私に個人差が出るとしたら、どっちかというと「人より早く老いた」方向にあらわれる気がするのは気のせいだろうか。
「老化現象が出た」ということは「今まで実は若かった」という事か?
と、皮肉な笑みにもなる。

簡潔に書こうとしていたのに、またダラダラ喋っていた。
簡潔に言うと、医療保険を考えると頭が痛い、だ。




・りんごとかきと大家の息子
りんごと柿を貰う。まだ食ってない。腐る前に食わねば。
そろそろ家電十年になるのではないかと思い、今年末金遣いの荒かった私は金遣いの荒さの波に乗り、家電の買い替えを考えてみたのだ。

ちなみにオンリーに関しては、例によって微妙な満足によりまた嗜好が拡散したのでオンリーより冬込みとか夏込みとかデカイのに行きたい気持ちになったのだが、今年の冬も無理だった。そこ本当に年末じゃん。こういう時実家に住んでいれば年末だから帰ろうかとかそういう話にならなくて良いのになと思う。

ともかく、それで家電だ。備え付けのコンロは受け皿に穴が開いてるし(焦がして洗いすぎ)、備え付けというか友達が付けっぱなしで置いていったエアコンも大分年寄りだ。
しかし備え付けのものを勝手に買い換えて良いものだろうか…と悩ましいだろ。エアコンは備え付け違うじゃんと思うが、実はここにエアコンがある所為で大家さんが以前他の全ての部屋にエアコンを備え付けたのだ。たぶんそうだと思う。けして私が暑いといったからではない。私はその後こっちの部屋に移ったので我が家のこれはお友達のエアコンなのだが、しかし平面的に考えれば、「このアパートには全室備え付けのエアコンがある」というそういう事になるだろ。つまりこのエアコンも私が個人的にお友達に貰ったエアコンというより、各室に付属のエアコンという事になるのではないか。それで勝手に買い換えて、例えば引越し時に勝手に持ち去るのはどうよと思うだろ。これがこのアパートの付属のエアコンだと考えるのならば、買い換えるのは大家のやる事だろ。勝手に買い換える事はできない。それはコンロも同様だ。
なんなら私が勝手に買い換えるのだから、もし引越する場合には自分が買った分を置いていっても良い。しかしエアコンもコンロも買ったもののものだというのなら、個人の趣味で色々そろえるだろ。

それで言ってみた。
翌日には差し向かいで他の入居者について「どういう生活をしてるのか」と質問を受ける。知らん。何か問題あるんだろうか。「○号室の学生さんはそろそろ四回生なのでは」そうかもしれんけど、よく知らん。もうどんな生活してようが良いじゃんか。「きっと彼氏の家ででも半同棲中なんですよ」と言いたいが余計な推測は言わない。
それはともかく、やっとコンロやエアコンの話になる。「どういうのが良いんですか」とカタログを見せられた。
隣の人が余り家に帰ってないようだったらその人が引っ越した後のエアコンを移して云々かんぬん、しかし工事費が結構かかるから云々かんぬん。
…いやそれは工事費の問題じゃなくて!なんで隣家が出て行く事前提で話がすすむねん。出て行っても、エアコン付いてる方が次の入居者が入りやすくて良いだろ。ここボロイんだけど、ボロい癖にコンロエアコン洗濯機付きで家賃○万なところが凄いんだから!

この辺から居た堪れなくなってくる。
大家の息子案第二段:大家さんの家のエアコンをうちに移して大家さん宅はおニューを購入する。「結構新しいやつですから。自分は新しいの買えば良いし」

ううう。

私「あー、じゃあ私が勝手に買うって話なんで、引っ越す時に置いていきましょうか」
息「いやそれはあなたが買ったら、それはあなたのでしょ」
私「うーんそうなんですかね。でも今あるのは元々あったやつだし」

息「今あるやつを捨てるのもお金がかかるでしょう。エアコンだって捨てられないし」
私「それはまあ仕方ないんで。それに電気屋さんによっては新規購入時に古い方を引き取ってくれるところもありますし」
息「そりゃそういうのもありますけどね。工事代金だってバカにならないでしょう」
私「いやそれはもし自分が買うんなら自分が出しますから」
息「でもお金かかるから。それに今は丁度エアコンが高い時期なんですよね。買うんなら春か秋ぐらいで新機種が出る直前か直後が一番安いし。それで付け替えしたら工事費だけですむんじゃないかって思ったんですが」
だからって他の部屋の人を追い出す算段をするな。

うう、なんかこー、なんといえばいいか。買い換えても良いですかって「いいですよ」か「だめですよ」って単純な話だと思ったのに。

ウフフ、馬鹿な事言うんじゃなかった☆
知らん振りして買って知らん振りして置いていけばよかった☆
つい身銭を切って損になるのに躊躇いのあるケチの根性が。
「ちょおっと考えてみただけですから、まだ使えてますし、まだまだ先の話ですから、ええ全然大丈夫なんで、少なくとも今年中はありませんから。壊れたり、実際に買い換えるときには言いますから。ちょっと考えただけですから」
「その時は言ってください。色々考えておきますから」
考えなくて良いです。

なんでいつも上手くいかないんだろうね。うふふ。
毎度の話で、何かがマズイとヒシヒシと感じてるんだけど、どうすればいいかわからない。きっとあらゆる事は気のせいだと思う。何かがマズイような気がするんだが、本当は別にマズくないと思う。たぶんそう。
だって私わからない。まずいのかまずくないのかが。
先日も同僚に(仕事の話だが)「あなたもいい大人なんだから、それぐらい臨機応変で自分で判断しないと」と苦言を呈されたものの(法律上の問題なのであまり自分で臨機応変に判断したらマズいのではと私は思うんだが)、わからないものはわからないのだ。
それでちょっと、ああ私ったらイイトシしてどっから法律違反か自分で判断もできないんだわ…とへこんだ。




・コート
ン年間着ていた穴の開いたコートを昨年ついに処分したので、寒くなる前に新しいのを購入しようと考えた。最近やっと山が色づいてきたよ。
しかし私的にデカい買い物で、一回買ったらそれをまたン年着そうなので「これ」というのにしたい。コートの種類も色々あって、私はアパレルに詳しくない。それでネットで色々な種類を眺めてみた。
どうも世の中はダウンコートやダウンジャケットが流行りっぽい。どこにでも出現する。ぬくいらしい。しかしモコモコしてるので、私のように太いと余計太くなりそうだ。しかし「凄くぬくい(らしい)」というのは気になる。
実は私は生まれこの方ダウンを着たことが無い。だからぬくいと言われても、どれぐらいぬくいのか想像もできない。
色々考えていたが、同僚でいつもダウンコートを着てるオバサマがいらっしゃるので「それはあったかいものなのですか」と聞いてみた。「あったかいわよー。これを着始めたら他のは着れないぐらい」
それほどぬくいのか。
しかし私はダウンのキルティングみたいなデザイン?加工?、つまりモコモコ感が気に食わないのだ。どれほどぬくくてもモコモコは気に入らない。でもぬくいらしい。

…どうする?だってモコモコしてるわよ?でもぬくい事は確からしいわよ。それだって人の話じゃないの。私はモコモコしてないなら多少寒くても我慢する。私は我慢したくない。恰好の問題じゃないだろ。いやだ、あたしはこう見えてもオシャレなんだ。人からどう見えようと一応私のセンスで物を選んでるの!恰好なんか気にするような人間か。そういうのは誰が見てもオシャレな人間が気にするべきで、おまえはぬくさを気にしろ。それも一理ある。

私が思い悩んでいると、「なんで?」と問われたので事情を説明する。ただしダウン好きーの前で「あまり好きでないんで」とは言っても「そのモコモコプクプク嫌いカッコ悪い」とは言わない。これが世間擦れというものだ。
「一度も無いの?一着も持ってないの?」
「持ってないし、着たことも無いんですよ」
「じゃあ一着あげようか?」
「え」
「あたし沢山持ってるし、殆ど着た事無いのもあるから綺麗なままよ。デザインは古臭いし、あたしもオバサンだから(注:五十代)オバサンが着るようなのはダサくて嫌かもしれないけど、嫌じゃなかったら」
「いや、それはありませんけど」
古臭いデザインがどうのの前に、ダウンがどうのだしな。それに私の百倍オシャレなので日ごろから私の方がオバサンっぽいだろう。
「じゃああげる」

…貰ってしまったよ。わーい(弱弱しく)
こんなに人から物ばっかもらって生きていたら、私はいつか後ろから刺されて死ぬような気がする。




・ふとん
お布団がぺたんこであまりに寒いので、羽根布団を買いました。やっすいやつ。
やって来て出した時には「さすがに安いだけある。騙されたか」と思うほど薄っぺらい気がしたのだが、カバーに詰めてみたらなんかモホモホする。ブホブホしてる。そして軽い。軽い上にぬくい。あんまりぬくいので、もっと寒い日の為に毛布は片付けた。
これが羽根布団の威力…!
こんなに安物なのに…!?
ちょっと正月に実家帰ったら、親にも「お前たち、世の中に羽根布団というものがある事を知っているか?」と言うちゃろう。
死ぬ時は羽根布団の中がいい。薄いのにふかふか。


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