非日記
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2005年08月31日(水) 続報「見えないおばあさん」(見えないおばあさん第二話)

「見えないおばあさん」に関する続報>

先ごろ、「私には見えないおばあさん」についての新情報が得られました。

人「そこのおばあさんは静かな方ですね」
見えないおばあさんは、こっちが移動しても「ついてきてる」ラシイぞ!?いやーん。

私「今日はどこにいらっしゃるんですか」
人「そこ」

嫌な予感ほど当たるもの!「尋ねてはならない」声が自分の中からしたんだよ。つい口滑って…。さっそくアタイの後ろかえ!?ひっひっひ。この前も、気のせいかアタイの後ろを指差していたよね!
…まさかと思うがよ、「私に」ついてきてるのか?私の知り合い?いっぱい死んでてわかんねえ!どっかで拾ってたらもっとわかんねえ!
…気の回しすぎ、てゆか気のせいだ。大抵いつも彼女の部屋にいるらしいからな。けして私にくっついてるワケではないぞ。そういうものが、いたとしてだわね。

私「えーと、あの、それはどんなおばあさんです?」
人「やわらかいおばあさんです」
なんと、見えないおばあさんは、やわらかいらしい!何がッ!?

私「まあ、…やわらかいんですか?」
人「はい。お豆腐みたいな、やわらかいおばあさんです」
さっぱりわからんが、お豆腐みたいらしい!

背筋の凍る不気味さと恐怖を通り越して、わくわく好奇心が芽生えてきた。すごい気になってきた…。お豆腐みたいなやわらかいおばあさん。白くて冷たくて、確かに柔らかそうだ。気のせいか、「ぴちょ」って感じがする。
本当に「いる」なら絶対に見たくないものだのに、ほんのちょっとだけ見たいような気がしてきた。
それが怖い。


2005年08月28日(日) はやいのはあついからか。

あっという間に一週間ぐらい簡単に経ってしまう。
「ジルはすすんでるの?」と人様に尋ねてみたところ、「ビデオ見てるのにやってるわけないでしょ」という話。そりゃそうだ。私が見ろ見ろ言ってるんだったわね。そして毎日のように、「今何話目?」と小うるさいメールを送信してるんだったわ。
「そういうお姉さんはどうなのよ?」
ふ、やってたら聞くと思うわけ?

夏休みの終わりになって「ねえ、宿題やった?」と聞く人間が、宿題を済ませてると思うか?「そういうアンタはどうなのよ?」と問い返したら、「アタシはもう済んじゃったモン☆なあに、あんたまた終わってないの?遅れてるぅ!」と答えるようなタイプでは無いんだよ、私は。もしくは、「もう夏休み終わっちゃうわよ。ヤバイんじゃないの?済んで無いなら手伝おうか?」と言い出すような親切なタイプでも無いんだよ、私は。

ああ、どうして私はこんなにゲームをしないんだろうか!(また始まった)やりたい気持ちはあるんだよ。無いわけじゃない。とてもやりたい。
それはテレビを見たい気持ちに似ている。私はテレビを面白くないとは思って無いし、最近知り合った老女のように「色んな絵がクルクルパタパタ変わって、忙しなく騒々しく喧しく、何がなんだかサッパリ理解できなくて目が回る」というわけでもない。

ところが、こう、つい…。
思うに、ゲームというのは時間がかかるわけよ。始めたら、大して進んでもいないのに、三四時間は軽く経ってしまう。そのせいで、やるのを後に後に回してしまうのかな。いや、正直に言えば、ヤル気はあるんだけど、無いのかもしれない。つまり毎度「ゲームをプレイ」する事に熱中してないわけよ。だからよな。
でぃむろすは好き、ているずは好き。しかし「ゲームをプレイ」する事はそれほどでもない。キャラデザが好き。エピソードが好き。シナリオが好き。FF7は好き。しかし「ゲームをプレイ」するのはあんま好きでない。キャラが好き。ストーリーが好き。設定が好き。雰囲気が好き。WAは名作だと思う。しかし「ゲームをプレイ」するのは結構しんどい。
というわけだわ。

前に人と入浴の話をしていた。
「あたし、お風呂は好きなのよね…。清潔にしなきゃとか、入らないと不潔とかじゃなくて、お風呂に入るのが単純に好きなのよ」
「私もよ。気持ちいいじゃないの。すっきりして」
「そうなのよ。お風呂に入るのは大好きなの。…ただ、お風呂に入るのがめんどくさいダケなんだよ」
「そうなのよ!」
「おお、そうよね!?」
「そうよ!」
「そうなんだよ!そこのところを皆わかってくれないわよね!?」
「わかってくれないわ!」
あんなに「我が友」な気持ちになる事は滅多にありません。
基本的に、そういう事は沢山ありますよ。生徒時代に人は「勉強するの嫌い」とよく言ったものだが、私はそんなに嫌がるものでもないと思う。わからないのがつまらん原因で、わかれば結構楽しいんだよ、あれは。明確な正解が予め決まってて、技術と情報と知識を駆使して、決められたルートを通り、面をクリアするゲームみたいなものなんだから。参考書や授業は攻略本みたいなものよ。
私は勉強する事自体はそんなに嫌いでもなかったんだよ。成績はあんまよくなかったが。ただ、勉強するのは、やっぱりめんどくさかったねん。私みたいなんより、ゲーマーの方が勉強するのは向いてると思う。ハマれば熱中できると思う。行列の解法を探すのなんか、隠しキャラを探すような感じでよ。私は確率と並んで…というより確率よりもっと嫌いだったけど。私は微積分の方が好きだった。言うなれば、微積分は「ストーリーがしっかりしてる」というやつよ。
英文法の正解のテクニックはアレだ。公式設定に準じるコト。「キャラが立っている」というやつだわ。各英単語の「性格を捏造」してはいけないわけだ。「こんなの本当のthatじゃない!」というのがあるわけよ。「XXXと○○○がカップルになるわけないじゃないの!なんの接点も無いわ!」という。「私の記憶によれば、○△×と□○は付き合ってるのよ。だってこないだ手を握り合ってるのを見たわ!教科書の三十八ページの十六行目あたりで!辞書にも載ってるんだから公式カプよ!」というノリだ。気が多い浮気性の単語もあるが。

可愛げが無いのがたぶんいけないんだよね。
あの味も素っ気も無いアラビア数字なんかでなくて、ムチムチぷりんのキューティギャルやナイスミドルだったら皆熱中できるんじゃなかろうか。

なんの話をしてたんだ?
ゲームをしたいが、したくないって話をしてたんだ。理由はめんどくさくて。
たぶん集中力が無いんだ。辛抱とかが足りないんだよ。そうかもしれない。


休み時間はあっという間だよ。
ビデオみたり本を読んでたらあっという間だが、寝てたらもっとあっという間だ。
四十ヘルツがお好き?四十ヘルツが意識の場だという話を読んでいた。悟りを開くと、脳波は四十ヘルツになるらしいよ?マジ?(笑)それは夢を見ながら寝てるレム睡眠時の脳波と同じらしい。昏睡状態やノンレム睡眠時は消える。つまり脳は何もして無い。四十ヘルツの時は、何かしてるが、特にしてないとも言える。ヴォル○ジンガーとチャ○ルズグレイによれば、脳の全体であちこちに同時に起こる、この四十ヘルツの振動が、バラバラの断片的な知覚を統合し、つまり「意識」と呼ばれるものであるという話だ。
つまりあらゆる物を知覚しながら、それに対して各々に反応しない時、場に残るのは四十ヘルツの脳波というわけだ。これが感情と理性を超越し、それらを統合する「意識」の基盤であると。直列型コンピューターは知性に長けており、並列型コンピューターは人間の情動を生み出すシステムの一部を利用応用しているが、人間には後一つ、この脳全体を覆う四十ヘルツがあると。んで、これがあるから「人はコンピューターと違う」という話のようだ。
色々面白いことが書いてある。
脳が流行のアルファ波を出しているのは、七歳から十四歳時の子供、もしくは大人らしい。「リラックスしている覚醒時」らしい。嘘!私、七歳から十四歳時は覚醒はしてても、その覚醒時に絶対にリラックスしてないぞ!
リラックスすべきときにリラックスしそこなって、それで脈拍が速いんかな。

科学なのか哲学なのか宗教なのか微妙で不明だが、この書き手さんは、言い草がなかなか痛快だわ。


2005年08月19日(金) 未遂事件。

バス停に立つと、ふと隣のおばさん
「…こないだはおかしかったですね。バスが間違えて」
「ウフフ、本当に」
それだけの会話だが、心が通じ合っているよ。やはり、何かがあった時に「同じ場所にいた」「同じ経験をした」「同じものを目にした」というのは、実際に同じ感情をもったとは限らなくとも、何がしかの心のふれあい、あるいは仲間意識みたいなものが幽けく結ばれるところがあるわね。
ちなみに、
私は件の時分、真っ最中には、昔妙なテレビ番組で見た電車(か、地下鉄か忘れた)の火事の話を思い出していたわ。車両中に煙が充満しても結局逃げ遅れて焼死した人が多かったのか居たかなんだが、その原因は誰もが「何も異常は起こっていない」錯覚に陥って…云々という話だった。誰か正直者が「王様は裸だ!」と騒げば、パニックになったんだろうけど、「煙い。なんかオカシイ」と誰も正直に言わなかった所為で、「おかしいと思ってるのは私だけ?本当はおかしくない?」と、現実を疑ってしまったわけで。
その話を思い出していた。
「リーダーシップを取れる人とか、他人に構わず自分の判断をのみ信じて我が道を行くがいれば違うらしいが、私はリーダーシップはとれない人で、自分の判断を常に疑う人で、わが道を行くどころか、昔から常に集団を眺めながら集団の一番後ろを少し離れてついて歩く人なのよな。だからこういう時に、<ちょっと待って、みんな!なんかおかしくない!?>と声をあげられないでいるわけよ。同乗者の全員が同じとは思えないが…他の人は何故黙っているのだろうか?私と同じで?」という事を考え、ついで「ただこの状況が電車火災事件と大いに違うところは、仮に懸念が正しく、しかも是正されなくとも、『個人的にはたいしたことではない。てゆうか面白すぎる』という点だわよ。問題は、運ちゃんに対する良心のみであって。良心の点を鑑みれば、運ちゃんに『私はおかしいように思うが、気のせいだろうか?』とだけは聞いてみたほうがいいのは確かなんだ。実際に確かな理由があって『おかしいわけではありません』と返されれば、ああそうですかとそれだけの話だし、間違っていたのならそれに気づかせることができるわけで。ただ、どうすうるのかという判断をするだけの意識の集中や、万が一の動揺も入れると、走行中の今は少なくとも問い詰めない方が良いとは思われる。他の皆様もその心積もりかもしれない。つまり、次のバス停でとまった瞬間、誰が口火を切るのか、誰か言うものがいるのか?が問題って事だわよ。」などとウダウダ考えていた。

結果的には、運ちゃんは次のバス停に到着する前に、間違いに気づいたんだが。走りながら考え、証拠をあさり、思案し決断するなんて、さすがは二種免許をもつだけある。一種しか持たず、しかも危険な運転しかできない自覚がある私なら、「なんか変?」という疑いがわいても、停止できる場所に到達するまでは考える事をやめておくわね。


未遂事件>
先ごろ、こんな肝を冷やす事件がありました。

私が部屋に入っていくと、
私「おはようございます」
○「おはようございます。よろしくお願いします」
私「はい、こちらこそよろしくお願いします。それでは(略)…どこか痛いところなどがありますか?」
○「胸が痛いです」
いつも喉が痛いとか頭が痛いと色々訴えるが、「胸が痛い」という訴えは初めてだった。一瞬、「私にはわからんが何かマズイ事」が起こったかと思いましたよ。
私「胸ですか?喉でも頭でも足でもなく、胸ですか?胸のどこが痛いんです?ここらへんですか?どんな感じに痛いんですか?」
○「もっと左側が…」
私「左側ですね?ここらへんですか?いつからです?今ですか?」
責任を問われる事態になることにおびえ、超真剣な私。ナ○スボタンに目が走ります。万が一なら一刻の猶予も無いかもしれませんよ。
○「あなたが部屋に入って来た瞬間、顔を見たら痛く…」
私「そんな馬鹿なッ!(←稀な大声)なんだそれは!?(愕然)」←昨今稀に見る素
人「あのー、どうかしました?」
私「あ、いいところに!私の顔を見たら胸が痛くなった等と訴えておられるんですが、意味がわかりません。私が何かしたのでしょうか?」
人「えー?(笑)それって胸がキュンってなったって事じゃないの?」
私「え。きゅん?」
○「そうかもしれません。嬉しくて」
私「…こら」

婆さん、私の真剣さを返せよ。
息も絶え絶えの身で、紛らわしいことを言うな!!!!

そんなラブコメ未遂事件。

似たようなラブコメのシチュエーションを見て、「なんておかしいのかしら」と他人事のように幸せに笑っていた遠い日の私よ。ありえないが、納得する日が来てしまった。
だって、いつ儚くなる事もありえなくはない重症の人間に「胸が痛い」などという表現を使われたら、深刻になるよな?なるんだって。そんで「どうする?どうすれば良い?私は何をすれば?」と真剣に考えていたら、「あなたの顔を見たら」という理由に対して「視覚に対する刺激が云々…とにかくよくわからんが、そんな理由で悪化することがあるのか?私の所為で重体に?」と真面目に受けてパニクってしまうのよ。ええそうなのよ。誰だってそうなのよ。


2005年08月16日(火) 生まれて初めて。

私は生まれて初めて、バスが道を間違えたのをこの目に見ました。「あるだろうたぶん、そういう事も」と思ったことはあれど、実際に目にしたのは初めて!正確には「あるだろう」と思っていたというより、「運ちゃんは入れ替わり立ち代りで違う人で、つまり乗ってる私達にとってはいつも同じ道順でも運転手にとってはそうではないのに、何故道に迷ったり間違えたりしないのだろう?初めての経路の時は、やっぱりドキドキしてるのかな?運転手になる前はどうやって道を覚えるんだろう?私なら道路地図だけでは絶対にわからないが、やはり普通の車で何度か走ってみたりするんだろうか?」等と、迷子女王の我が身に照らし合わせて、よく不思議に思っていた…というのが正しい。

録音の声の「次は○○(停留所)に〜」に、何を思ったか突如運転手が反旗を翻し、マイクで「申し訳ありません。このバスは○△経由○×行きでございます。次の停車駅は○○○になります」と宣言。バスジャック?

「…ナゼに?今物凄く珍しい事態が起きたような気がする」と寝かけてた私は我に返る。わくわく期待が膨らんで眠気も吹っ飛ぶね(悪)。
私の気分は「シャッターチャンス!」

「コレの次のバスは確かに○△経由で、殆どがソレ経由だが、このバスは数少ない■■経由だろう。たぶん、うっかり何かを勘違いしてるのでは?」と思いつつ。しかし既に車線も変更し、曲がるべき道も無視して直進し始めていたので、とりあえず私はそっとしておいてあげることにした。
しかしながら、「しかし私が思うには、このまま行ってしまったら…乗客は何も言わないので私と同じく、別に経由はどうでも良い目的地なんだろう。別に怒らんと思う。ついでに、この経由で途中で人が乗ってきたタメシは無いので、たぶん客も待ってないだろうから、利用者的には今回に限ってならそれほど重大ではないと思う。ただし、彼は激烈激しく会社に怒られるだろうな。これはこのまま気づかずに最後まで行ってしまったら会社的には相当オオゴトじゃないのかなあ。人として『…あの?その理由を尋ねても構わないでしょうか?』と声をかけてみるべき?」と、ちょっぴり人としての道を悩む。

流暢に喋ってるテープを自信満々に遮ってまでの事なので、万が一にも、我々パンピーの乗客の預かり知らぬところで、会社の方から指示があったのかもしれない(例えば、何かしらの事故で道路が塞がってるとか。それなら普通はそういう理由を言うんだろうけれど)。それに、実際に派手に間違えていて、うっかり声をかけて「エエッ!」と仰天させ、うっかりハンドル操作を誤るとか、慌てて方向転換しようとして交通法を無視なんて事をされたらタイヘン困る。一瞬、ニュースで見たバス事故なんかの映像が頭を過ぎってみて、「まさかここで死ぬんじゃなかろうな、私?現実的にはそういうのも勿論アリだよな」とも思ってしまい、とりあえず「目的地も経路も到着時間も間違っても許す。そんなのは当面どうでも良いから、安全運転だけをせよ。たとえば私達が時間に遅れることなどは気にしなくても良いぞ。『ありえないと疑われるかもしれませんが、バスが道を間違えたのです』とハッキリ全部おまえの所為にするから、私は全然気にしないゾ!」と確信してみる。
何しろ自分に実害が無いので(悪)、とりあえず観察を続行してみる。ここで迷わず「おっちゃん間違ってるで!」と声をあげないで、とりあえず観察してみるのが私の良いところであり、悪いところだ。

…おっちゃんがしきりに電気仕掛けの料金表をチラチラ眺めてるね。自分が口にした停留所名でない事がそんなに不思議なのだろうか。一体何をいまさら?「録音テープの言う事は嘘である」とマイクで聴衆に呼びかけたのに、私は不思議に思わないぞ。もしおじさんが正しいなら、「テープの音声も間違い、電光掲示板も間違い、料金表も間違い」が正しいんだ。…私の推測では、他の全部が正しくて、間違ってるのはおじさんなんだが、とりあえず次のバス停までよそ見せずに行っておくれなまし。

しかしおじさんは、こっそり秘密メモをチラ見し始めました(運転席脇に吊ってある、通過するバス停の並びと各々の到着予定時刻が書いてある簡素なやつ)。自分が疑わしくなってきたのか?今なら、パンピーの乗客の一言「あの、運転手さん、たぶんこの時間のバスは■■経由ではなかったのでしょうか?昨日まではそうでした。」が彼の心を激しく動かすだろう。が、とりあえず動揺せずに運転して欲しい私はさらに見守っとく。
私にとっては問題は無いが、おいちゃんにとっては大問題かもしれないからね。

あ、どうしたの運転手さん!青信号なのに止まるなんて!次の停留所は目の前よ!なに、何を迷ってるの!?

運「…このバスは、これよりUターンいたします」

「「「あ、やっぱり」」」
小波のように声が漏れ、唱和しましたね。
「すみません。経路を間違えました。このバスは〜(正しい経路の説明)。約X分の遅れとなっております。皆様にはタイヘンご迷惑をおかけし〜」
運転手さんったら、そんな事さらりと言うなんて、大人なんだから!

全員が温かく見守っていたっぽいよ。大丈夫、皆「迷惑かけられた」ってより、「何の代わり映えも無いはずの平凡な日常のはずが、今日は人に話せるような出来事があった」気分でいるっぽい。乗っていたのは皆暢気な人々だったのか、お叱りの声も罵りも無く、なんとなくホノボノとした空気が。あの明瞭な了承の言葉は一言も無いのに、どことなく「良いよ良いよ」としか感じられない空気は、どのような酸素や窒素で作られていたんだろうね。
いや、今日の夕飯の話題はコレに尽きるだろ。皆、「僅かに微笑みながら」下車していったのは私の見間違いだろうか?
運ちゃんが「Uターンします」と断言した瞬間、私の口角は確かにニヤリと引き上がり、その後は微妙に御機嫌で満遍なく無駄に笑顔だったと思うが、その所為で見た幻覚でなかったとは言いがたいね。


私的、今までで一番のベストショットは、
「ある春の日、列車の小窓から首を出して外を見、乗降の確認をしていた新人さんっぽい若い車掌さんが、小窓から出していた首を引っ込める際に後頭部を思いっきり窓枠に強打し(凄い勢いでぶつけた。音が聞こえるぐらい)、ガクリと膝が落ちた後、しばし人形のように凝固し、硬直していた。直ぐに後ろの車掌さん用の小部屋みたいなところに撤収したが、その後もかなり長いこと半腰で無言で頭をかかえ、相当の痛みに耐えている様子が伺われた。彼は車掌を経験せねば、けして知る事も無かっただろう事をついに知ってしまったのだ。小窓から乗降する乗客の存在、安全を確認した後は、車内に首を引っ込める際にも気を緩めてはならない。自分の後頭部にもはなはだしい注意が必要であるという事を!その身をもって噛み締め、誰よりも深く理解したのだ。」
だったんだが。
そしてそのことに車内の誰も気づいて無い様子。誰一人気付いてもい無い中で(私はずっと見てたんだけど)、静かで激しい孤独な戦いが続けられている…そのギャップに、なんとも言えない味があった。なんか、「今私は、けして個人的に知り合うことも無いだろう、通り過ぎていく沢山の人々の中で、ある車掌人生の中の、ある衝撃の1ページだけをモロに見た。なんとなく開いたら、イキナリそういうページだった」という感じ。


2005年08月14日(日) 急に。

今突然、猛烈な勢いで某社長に会いたくなりましたよ。

とりあえず今急遽ハマってるものを人にオススメして待ってるので、自分は微妙な時間があるからだろうか?
「借りてきたー」とメールが入ってたので「よっしゃ!」と返信したが、きっとまた色々自分のやりたい事をやってて見てないだろうと思っていた。ら、一巻は見ていたらしい。
やった!すごい早さ!画期的!
私の
「いやこれ超良いってバッ!馬鹿にしてないで是非見て!いいから見るんだ!いやなら私がいっしょに見てあげるから!見るまで横で見張ってる!…わかったわ。見るのは私が見る。姉さんは見なくて良いからそこに座っていてちょうだい。私は勝手にビデオを流すから、姉さんは見なくても良いわ」
と無理やり見せては「それなりに」ハメてきた、長年の苦労が微妙に実っているのですね。

そのものに対する人様の第一感想
「…(笑)なんかおっかしいよ(笑)」
そうだろう!おかしいだろう!だんだんと、その「なんか微妙なオカシさが…?なんか…なんだろう?もしかして面白いんじゃないの、これ?」が癖になってくるんだよ!

そんな感じでダラダラ語れる(…というか「可愛いだろ!」等の同じ言葉をウダウダ繰り返す)日をちゃんちゃん待っています☆
(また私信)


語るといえば職場にて昼飯時
奥様達(主に三十代後半から五十代後半)のお茶会↓
人「百円菓子だからあんまり美味しくないかもしれないけど、皆食べてねー」
人「えー、結構おいしいよーもぐもぐ」
私「私も結構好きです。もぐもぐ…確かに百円菓子なのでチョコレートは安物っぽい味で、格別おいしいと言えるものではありませんが、ナッツがゴロゴロ入っており、一緒に食べる事でチョコ単独のイマイチな味はしっかりとごまかされています。チョコレート部分は、たぶん原価が安いだけあって容赦なく大量に使用する事が可能なのではないでしょうか。単独ではイマイチを感じさせるチョコレートでも、安価であることに加え、このように加工し食感を強調することで、味に対する印象を巧みに変えているように思います。何より、高価で品のあるチョコレート菓子では、このボリューム感はなかなか味わえないものだと思いますが。これだけの満足感を百円で得られるとすれば、」
人「なんか矢口さんが喋ると、いつもお菓子の評論でも聞いてるかのような…」
私「エ」

…がーん。
すみません、根っからオタッキーで。なんにでも語りが入って。
違うのよ!ただアタクシは「この御菓子おいしいね」「ほんとうね」みたいなよくある他愛無いほのぼのした会話に自分も加わろうと自分なりの努力を!(…しようとして、うっかり巧みに失敗した)
だって「私も結構好きです」で終わったら、なんか寂しくない?全然会話に加われてないじゃないの私!うっかりサラっと存在を忘れられそうだろ?意味を感じない人もいるかもしれないが、私が思うには職場の人間関係は、学校の友人関係的に案外重要なポイントがあるだ。そういうわけで、同僚のよしみ、仲間として、もう後ほんの一言を発したいじゃないの!
いや、単に私が寂しがり屋さんだからかもしれないが。私は会話に加われなくても、用が無い限りは一生懸命さりげなく近くに座ってるけどね。敵意を表現しないために。

人「だって矢口さんだから、お菓子にこだわりが深いのよ」
私「そんな!そんな事はありません。私はお菓子には全く詳しくないほうです」
人「えー食べたこと無いお菓子が無さそうなのに!」

なんでそんな印象になってるんだ。
出されたものは全部食べるからだろうか?
しかし「出されたものは全部食べなさい」という教育を受けたのよ!
食べないものもあるわ。

「お腹すいた」と一言言ったら、「そこにあるものを何でも食べて良いわよ」と様々なお菓子が山ほど入った高さ1mぐらいのダンボールを指し示すようなお友達がいるからだろうか。あれを見ているから「私は菓子など全然食っていない」と思ってしまうんだが、案外食ってるんだろうか?


あー、なんか社長に会いたい。
あの面白い人に!
ビデオ掘ってみようっと。


ところで髪を切ってみた。
職場の規定で髪を上げていなければいけないんだが、私は髪の量が多すぎて普通のピンやバレッタでは挟まらない。留まらない。
そこでゴムで縛っておいて、大型のバレッタで少しだけ摘んで留めて、ゴムを隠すという事をやっていたが、伸びてきて上からピンピン見えてきた。
「本日はどうされますか?カタログをご覧になります?」と来たので、「いやそういうんじゃなくて、ちょっと量を梳いて。それでこうやって…こうした時に、これが飛び出てますよね?これが見えない感じになるところまで、毛先を切ってください」と言ったら、「こうやって、こう?」
とってもビミョーな顔をされましたよ?
違うのです。私も人様みたいに上手にまとめてみたいのだが、できないんだ。
ちょっと梳いてから
「ちょっともっかい、例のいつもやってるというそれをやってみてもらえます?」
「こうですか?」
「む、まだここが出ますね。これ!(びん)ここが!(びんびん)ここはもう少し切れますね(びんびん)」
いやん、びんびん引っ張らないでちょうだい。
そんな仇みたいに。

店「この白髪はどうします?切りますか?」
そんな事したら十円ハゲができちゃうなり。
店「そうですね。目立たないし、そのうち黒くなる事もありますから」
私「そうでしょうか?私は生まれつきなんですが」
店「そういう事もよくあるんですよ。一度白髪になってから後から黒くなる事も」
赤子の時はそこは元から薄い茶髪だったらしいんだが、幼稚園に上がる頃には色素を作る細胞が遂に力尽きてしまったらしくて、すっかり真っ白になってしまったんだ。
そっから、待ってるお客さんも一緒になって髪の毛の話になる。

店「髪の毛は強いんですよー。聞いたことありませんか?髪の毛は体重を支えられるほど強靭なのです」
客「へーそうなんだー」
店「そうなんですよ。こうやってぶら下げた時に(ぐい)、こんな風に(ぐいぐい)その人を振り回せるぐらいの力が毛根にはあるんです(ぐいぐい)」
私「あ、あ、」←ぐいぐい引っ張られて頭が傾いている。
客「すごいわねー」
店「それだけの力が毛根にかかっているのですから、髪が長くなって下に向かってこう引っ張られていると(ぐいぐい)、頭皮ににはどれだけの力がかかっているか想像できることと思います(ぐいぐい)だから本当は、髪には短いほうが良いんですよ(ぐいぐい)特にこれだけの量があったら(ぐいぐい)」
うにゃにゃ、ぐいぐい引っ張らないで頂戴。
何故鷲づかみにして、そんなに引っ張る。
ひそかに「美容師的にしょうもない」仕事をお願いした客に怒ってるのか?

人「同じ場所でばかり結んでいると、そこが剥げるといいますが…」
店「それは違いますよ!頭髪が薄くなったりハゲができる原因は、睡眠、食事、セ○クス!この三つです!」
おばたん、鼻息荒いっちゃ!
客「ほー!」
店「セ○クスのやり過ぎは髪によくありません!特に男性の場合は顕著です。私の知人の息子さんも、結婚してから髪が薄くなり困っていたのですが、新婚だからといって浮かれて頑張らずに、ちょっと我慢して回数を減らすようにと私がアドバイスしたところ、だんだん元に戻りタイヘン喜ばれました。」
客「オホホ!へーそうなんだー」
店「そうなんですよ。一年ぐらいはかかりましたが。男性の方が顕著ですが、女性もそうなのです。何事もやり過ぎはよくありません!お姉さんも気をつけてくださいね!」
私「ははは…、頭髪は女性ホルモンに関係し、ホルモンの影響を受けやすいと言いますものね」
店「その通りです!半分は削ったはずなのに、まだこんなにありますね(ぐいぐい)うらやましい(ぐいぐい)」
ふぎゃ!だから引っ張らないのッ!

そんなこんなでカット代は千円です。
うーん、近所の奥様連中のたまり場的美容室はさすがに安いわ。助かるわ。
こないだ職場のお姉ちゃんは、パーマに半額券を使って七千円したって言ってたもの。
フレンドリー過ぎるのが問題かもしれない。だけど、「優れた美容師」ってのは、お客様とよくよくコミニュケーションできて、お客様の趣味やニーズを深く理解し、満足感を与えなければいけないと聞いたことがある。特に海外。
「お客さん今日はどうしやす?」
「いつもので」
「へい、いつものですね」
で会話が終わるようなのではいけないらしいのだ。
カリスマ美容師とかがテレビでババーンと出るようになった頃からか、美容師がなんか海外にかぶれて、巧みな話術も必要な雰囲気になってきたよ。

別にオバチャンたちの社交の場っぽい「近所の美容室」でなくて、街中の若い人向きの小洒落た美容院でも結構喋ってくるのよな。どうですかこうですか聞かれてもわからないし(基本的に私は、今回のように明確な意図が無い場合は「プロのあなたが良いと思うように好きにやってくれ」だ。ただ私の明確な意図は苦心するらしいね。「こういう髪型」というタイプの要求じゃないからな。「こうやった時にこうならないように」とか「このような生活スタイルに適した髪型」とか「こうなった時にこうしなくて済む髪形」とか目的ははっきりしてるが微妙に抽象的だから)、最近の流行について言われても殆ど知らないし、スポーツも見ないし、俳優や歌手について話されてもわからんし(注:若い女相手だとそういう話を振ってくるっぽい)、話を振られても、されても、知らないを通り越して興味が無い話題が多いので、私はあんまり話かけて欲しくないんだけど、このオバチャン美容師は自分が沢山喋るので助かった。

最後に「ちょっとゴムを貸してください」と言うので貸してみた。
「…何をしてるのですか?」
「ゴムを使うまとめ方には、毛先を下に向かって流すやり方もあるのです。それならば、上からはねて出てくるという事は無いのですよ。ほらこういうのもあります!」
後ろで何かしてると思ったら…。
「ほー!」
でも鏡もなしに後ろでやってたので、どうやったのかわかりません!


2005年08月12日(金) 調べてみたら。

このヒラヒラ飛んでる私の好きなトンボさんは、どうやらハグロトンボの雄らしいよ!
翅が黒くて、胴が鮮やかな明るいグリーンでキラリと光っているだよ。
ネットで調べたところでは、どこぞに「メタリックグリーン」とか「光沢のある緑」などと表現して書いてあった。そのとおり!カッコイイの!
「ひらりひらり…キラリ☆」という感じのグリーンだ。

なんておしゃれさんなトンボさんなんでしょう!
飛び方もスーッと羽ばたいては空中で一瞬急停止してクキっと曲がるようなのではなく(注意:私のトンボの飛行に対する印象)、ひらりひらりはらりひらりはらりはらりという感じだ。
のんびり優雅に飛んでるようだが、ネットで見たところでは綺麗に写真を取るのはなかなか難しいらしいよ。確かになかなか静止しないのよな。

私はさりげなくトンボが好きです。顔は好かんが。
好感度をあらわすために「さん付け」してみるよ。トンボさん!
私の好きなトンボは昔からシオカラトンボの雄なんだ。このハグロトンボは田舎では見かけなかったし、育ったところでも見なかった。こちらに来て初めて見かけたが、とても綺麗だわよ。
カラーが好みなんだよね。
私としては、全部同じ色(一色)でなくて、少ない色や同系色でまとめておいて、アクセントに違うカラーがキリっと利いてるほうが好きなんだ。


立秋を過ぎてから、一気に日がかげるのが早くなってきた気がする。
秋の日はつるべ落としだわさ。
秋の太陽は、まるで釣瓶(井戸水を汲む為のあの縄の先についてる桶)をカッポーンと落とすようにスットンと一気に隠れてしまって、「秋は日が暮れ始めたかな?と思ったら、あっという間に直ぐ暗くなってしまうだよ」という意味だった気がするが、…漢字で書くと日は陽だったかな?
今調べた。日でよいらしい。
日は昼間のこととか、一日という時間単位とか、太陽のこととか、色々指すのでよくわからんよ。陽は「陰と陽」以外では、太陽のことを大抵表すから、太陽を指す時にはこっちかと思ってしまうな。
漢字は難しいなりよ。
ところで、「よかったです」という言い方もおかしいよな。「よかった+です」というのが、なんか、なんとも凄くおかしい。しかし他に言い様を思いつかない。「良いと思いました」というのを過去形で丁寧に言うにはどうすれば良いんだろう?
…ハッ!「良いと思いました」と言えば良いのかッ!?

いや、そうじゃなくって!ビシ(ツッコミ)
過去形じゃないない、ないんですよ。

例>
「此間奥様にいただいた御土産ですけど、本当においしかったですわ。主人がとても喜びましてね、オホホ」
「まあ、それは良かったですわ、オホホ」

↑ほら、ここ!こういう時よ!
「それはよろしゅうございました」では現代人としておかしいだろ?おかしいよな?我ながらおかしすぎるよ。
「本望です」←おまえは他人の夫を狙っているのか?というカンジだ。
「良かったじゃん」←相手はマダムだぞ。
「喜んでいただけて私も嬉しいですわ」では、なんか微妙に仰々しく、空々しく、距離がある気がするんだ。「あらん良かったわん」という単純な気持ちの「漏れ」をストレートにそのままの形でほんの少し丁寧にしたいんだよ、私は!(こだわり/性格細かし/心が狭い)

例えば
こんな風に↓日常会話において微妙にセリフ選択を間違えてしまうものなのよ。

私「あ!いけません!そのようなところを掴んではなりません!」
人「ホホホホホ!ほら、お嬢様がなりませんって言ってますよ!」

違う、私はふざけたのではないし、お嬢様でも無い!ちょっぴり末尾のニュアンスを間違えただけだ。
出会ってちょっとした時点で、稀に「矢口さんってどこかのお嬢様?」と真面目な顔で聞かれる事がある。んだが、私は確かに雌だが、いい加減「お嬢さん」と言われて厚顔にいられる年齢ではないし。お嬢様って金持ちに言うんだと思うんだけど?「薄給な職に平気で勤めているところが金持ちを疑われるんだろうか?」と思っていたが。笑われてから思ったんだけど、もしかして言葉遣いが時々おかしい?
いや、「なりません」は自分でもおかしいと思う。しかし緊急事態で咄嗟だったので、悠長にも現代人として自然な言葉使いを選んではおられんかったのよ。

難しいわ、日本語…。
日本語しか喋れんネイティブジャパニーズだのに、難しいわ。
中学の国語のテスト(現代文)を思い出す。「点数が合わない。どこが間違ってるのかわからない。私は間違っていない!」と自信満々に聞きに行って、「解答が古文で書かれているので減点」と理由を言われるまで全く気づかなかった時代から、微妙に成長度が足りないようだ。
皆気をつけろ!国語のテストで方言で答えると減点されちゃうのだ!
「えー?うちら、なまっちゅうー?(=え?私達、なまってますか?)」
とか
「おいは方言なんか喋っとらんたい!(=私は方言など喋ってはいない)」
等と目を丸くして言ってるうちは、標準語を喋るのは至難の業だ。

その点、普通にしゃべりながら、ただ末尾に「ゴブ」とか「ザコ」とかを付けるダケってのは、いつも難しくも豊富な知識や鋭い感性を必要とせず、単純な形態でありながら、影響が甚だしくスバラシイ画期的な語法と思うゴブ。ただそれだけで親しみを感じさせ、やわらかい感じになるゴブ。どんな言い回しも一気にソフトになるゴブ!
この魅惑の魔法は一体誰が最初に発見したのだろうかと感心することしきりゴブ。


2005年08月11日(木) ママはビグ・ザム。

↑タイトル、なんかすごくゴロが良い!

「もうすぐジオの占いコーナーの可愛いザクやグフやドムやジオングやギャンも見納めか…」とくんにゃり寂しがっていたが、そんな私にはまだSDがありますだよ!
可愛いザクが溢れんばかりにタラホド出演してるのを発見しましたよ!夜中に電話で「かーわーいー!」とシャウトし、「わかったわよ」と言わせ、人にも無理やり見せていますよ。
その感想↓
人「ハズカシー!」
堪えろ、姐さん!それは私とて同じこと!「(居もしない)乳飲み子を胸に抱えていっしょにわくわくランドを見ている」ような余裕ある心のポジションで!
SDは、私の心のわくわくデ○ズニ○ランドだもの!

それにしても暑いよ…。
雨が降らないぞ。

ところで私は、今、無性に青竹が踏みたい。子供の頃は何故世の中にこんなものがあるのか不明だったが、この色々な意味でそろそろ微妙に危険な年齢になった今、心から理解した。
青竹が踏みたい!という衝動を。
「アタシ、自分には頭を使わない肉体労働が向いてると思うの!どうよ!」
と強気に宣言して意気揚々と旅立った私です。「そうかなー」と言われつつ。確かに、私は体もそんなに強くない。瞬間的な筋力ならいざ知らず、耐久力が無い。体育は2、バスケでは一番後ろをヒィヒィ言いながら酸欠気味にただ追いかけて走ってるダケで(気分は短距離走の意気込みで走り続けるマラソン)、バレーボールではネット際のアッタッカーから三年間動かなかった。

ヒィヒィ走るといえば、そういえば、亡き遠縁の爺さんは大昔にマラソンの全国大会で優勝したらしいんだが、その勝利の理由は、生まれて初めて大都会に出てきた田舎者過ぎた若者が、初めて生で自動車を見たがために、走っても走ってもついてくる先導車に恐怖して恐慌状態になり、「スピードを落としたら最期!後ろからついて来ている鉄の車に轢き殺されるに相違ないだ!県の代表だよ☆という甘い言葉に騙されて、なんという恐ろしい大会に参加してしまったのだ!」と、スタートからゴールまでペース配分もへったくれもなく、命賭けで死に物狂いで走ったからだったらしいよ?
皆は正しく選手同士で健全に競っていたが、彼だけは一人でローマの剣闘士ばりに、鋼鉄の機械車を相手に命のかかった不健全な競技を展開していたのだ。表彰台に上っても、命が助かった事に対する安堵が大きすぎて、勝利の喜びはイマイチだったらしいが、殺人競技で無かった事に安心して泣いてしまったら、勝利の感激による涙と間違えられたらしいよ?
それはまだ、憲兵による法の下の拷問と殺人が「都会はとっても恐ろしいところらしいだ。なんでもないことで殺されるかも知れねえから、都会に行くなら、よくよく気をつけるだよ」と人里離れた山奥で黒い噂になっていた暗黒時代の事でした…。

そんなスポーツの歴史の闇に葬られた身内しか知らない笑い話は置いておいて、
しかしながら、私の脳はヤル気ゲージのアップダウンが激しいので、いっそ初めから脳は無いものとして考えた方が、コンスタントな性能を求められる社会人として善良で正しく確実な選択だと思うのよ(上司言注「この仕事は技術より頭の方をより使います。てゆうか、使え」)
が、しかし続々と体調を崩しての退職者が出る中で、この足に来る疲労は確かに…。

足ツボマッサージとかしてみたい!
青竹!青竹はどこに売ってるの!?
いっそそこらへんの山に盗みに入ろうかと思うぐらいよ。


2005年08月04日(木) こわい夢。

>>
夜中の三時に、悪夢を見て目が覚めましたよ。疲れてるのに!(キレ気味)
すごかったよ。残酷っていうより、キショかった。

ある男がいて、気持ち悪くて、しかもバカなんだ。三十も四十も越えて超えてるんだが、お人形さん遊びが好きで、それも不気味な遊び方をしていた。
この遊び方が物凄く不気味だったというか、気持ち悪かったというか、はっきり言うと、24禁調。
それで小学生ぐらいの女の子を誘って、お人形さん遊びをしようとするんだが、気味悪がられて逃げられていた。が、バカだから、悲しく傷ついてるだけ。

が、それは先天的な残忍さが封印されていたからなのよ。本当の「遊び方」ではないねん。
男には、お姉ちゃんがいて、幼い頃に死んだことになっていたんだが、本当は生きてるねん。座敷牢みたいなところで顔中に包帯を巻いて横たわっていた。それが変な形なの。
子供の頃に姉弟で遊んでいて、弟に目を抉られたり、鼻とか耳とかちょん切られたねん。子供がお人形さんの髪の毛を散髪のマネして切ったりするでしょう?あんな気安さでやった。それで一目と見られない顔になった上、頭がおかしくなって幽閉されていたのだ。お母さんが付きっきりで世話をしてるんだが、やっぱり遊び半分に顔を半分抉られてて包帯巻いてるねん。
それで「あの子は…」と昔話をしてくれ、「封印をといてはならぬ」と言われるのだが、没落した旧家の家屋は売られて壊されるんだ。
ここまででも十分キショかったのだが。
そんで、その屋敷が業者に解体される過程で、一つ一つ封印が破られていく。

覚えてるのは、屋敷に、柱が何本もむき出しになってる埃だらけの蔵みたいなのがあって、その柱のうち三本に、日本人形の首が各々一つずつ括り付けられている。それぞれが別々の方向を向くように縄と紐でぎっちり括ってある。そのお人形さんの目があったら駄目なのよ!
それなのに、「なんだこれ?気持ち悪いよな」と言いながら、柱を切り落としていく。地面に放り出された人形の首を「気持ち悪いから」と足で蹴飛ばすと、ころりと転がって、人形と人形の目があうねん。「ギャアアアー!」って感じだ。
後二つ、なんかそんな封印があった。
すると、それにつれて、「待ってよ」と女の子達を追いかけていた、ひたすら気味が悪く薄ぼんやりしていた男の目が、すうっと正気に返ってくるの。しかし正気に返るという事は!

助けて誰か!女の子達を!
そんな「きもーい」とか言って、のほほんと逃げてる場合じゃないよ!
死ぬ気で逃げても切り刻まれちゃう!お姉ちゃん達みたいに、原型をとどめない感じに!


…という感じの夢。
あまりの恐怖に目が覚めたら、深夜三時。

なんでこんな夢を!?(泣)
ひさしぶりに、かなり怖かった。私の記憶に残ってる抜粋ごときでは、あの恐怖はわからんかもしれん。怖いっていうか、不気味っていうか、グロイっていうか!
だって御姉たん、もう人間の頭部の形をしてなかったよ!「なんでそれで生きてるの?」って感じに!強いて言えば、犬夜叉に出てきた包帯巻き巻きで横たわる土蜘蛛みたいというか。

ヤフの<稲○淳○の恐怖なんたら〜>が気になるー」等と気にしてたせい!?それとも、「「<零>の新作気になるなー」とか思ってたせい?
確かに、その封印のあたりは、ホラーゲームでの「悪霊の封印」っぽかったんだが。
ひい、怖かった。というか不気味だった。
そんな夢を製造する自分の脳も不気味。


>>
最近はこんな↓

○「(自分と私と)どちらが忍耐があるか…」
私「さあ、どちらでしょうねえ?ふふふ」
ほう?強情で、この私に勝とうというのか?ごっつつまらないことに、命を張った程のこの私に?
〜一時間経過〜
○「…もう良いです」
私「もう良いのですか?」
○「本当はよくないけど、仕方ないです(むくれ気味)」
私「そうですねえ。残念ですね(あっさり)。では良いにしましょう(そうやって自棄になれば、仕方ないなと私が手を出すと思っているな?甘いぞ、婆さん。殺るか?)」
○「…待ってください」
私「はい、どうしました?」
○「もう少しだけなら…」

人「調子はどうですか?」
私「いじわるしてました」
人「ははは、矢口さんは優しいでしょう?」
○「いえ、けっこうキビシイ人です」
人「ハハ、でも厳しさの中に愛があるでしょ!?愛が!○さんの為を思って厳しくしてるんですよ!」
フォローをありがとう、主任!私は伸び伸びと楽しかった。天賦の才を縦横無尽に花開かせていた。こんな冷酷と言われた性格が役に立つ場所があるとは!優しいだけじゃなくってよ?(笑)
人「負けちゃだめよ」
私「お任せください」

助けを求められたり懇願されたり号泣されて、心一つ動かさずに凝視し、観察するのは、昔から私の十八番ですから!(爽)


2005年08月02日(火) なんて恐ろしい!(見えないおばあさん第一回)

時々、デッカイ会社の入社テストや面接なんかでもあるようだが、人は「あなたが尊敬する人物は?」と問われたら、誰かを答えられるのでしょうかね。私は答えられません。そんなこんなで、「自分は一体どんな人間になりたいのか?」という理想像をすら全く絞れなかった私。おかげさまで、「こんな人間は大嫌い」とすら自分の志向や嗜好をすら言えません。
そんな私が、主人公を「計画的に成長」させられるわけがありませんとも。
前もそんな感じだったけどね。
どっちかと言えば、Serchのソウルを充実させていって、魔法要因にした方が話が早かったのだが、単独行動する場合がある主人公(主人公一人しか選べない場合がある)という点を鑑みると、ウォーロックとクレリックぐらいがとれたあたりで一息つき、基本の魔法スキルだけ獲得した後は、戦闘時ギリギリになってきた時にMPに左右されない(つまり残りポイントが「HP1/MP1」の瀕死状態でも、MAX状態と全く同じダメージ量を敵に与える事ができる。つまり最後まで諦めないで済む)物理攻撃にSTRやVIT、AGIの成長率が高いソウルを装備して、そっちを鍛えていくべきかなー?(「一応魔法もちょっぴり使えます」で)とも思う。
しかし、「なんだってそんな、命ギリギリの戦闘を想定せねばならないのか。もっと余裕もって行けよ」という気もする。

…前に旧作のジルでやったレーグの件が頭を過ぎるんだ。
装備がふんどしだけのおかげか、物凄く早かった。二回も三回もぶっ続けでクリティカルが入ってたような。ついでに、何故か知らんが、私がやったときには、やたら魔法攻撃に対する耐性があった。たぶん「禁じられたふんどし」かなんか装備してたに違いない。
てゆうかね!禁呪レベルをくらってシラっと立ってるなよ!反則だ!
んで、どっちかというと、女という事を鑑みて、体力勝負キャラにしてなかった主人公はボロボロに負けたねん。それが脳を過ぎるねんな。

そんな感じでウダウダ迷う私。
だいたい「仮に先天的に人殺しが得意で、それしか能力が無いとしたって、何も人を殺さねばならない理由は無い!」と思うだろ?(極端すぎ)
「天才的に人殺しが得意だったが、ついに生涯人を一人も殺すことなく、何一つさえないサラリーマンとして、ボコボコに貶されながら笑って生涯を終えた」の方が、なんか強靭な意志と精神力という感じがして、やたら物凄くカッコよくない?!(美意識)
これは極端な話だが。

私、きっとそういう「神のみぞ知る」レベルの、運命に立ち向かうとかではなく、「運命を無視」した物凄く「カッコイイ」人達が世の中にはこっそり溢れてると思うねん。凡人の私にはわからんけどね。運命に立ち向かうとか、「運命なんか信じない」とか言うと、運命を激しく意識してるでしょ?それって、なんか運命に負けた感じがする…(←変なとこだけ負けず嫌い)。

一見「イケテナイ、才能無い、能力無い」っぽい人間を見るたびに、たまに「実はこの人は物凄くカッコイイ人なのでは?」と疑ってしまうのよ。そんで、いかにも「バリバリやってるデキル男(女)」みたいなのを見ると、「つまんねー男(女)だな」と、つい思ってしまうのよ。
いけない事とは知りつつも。なんか人生に積極的に取り組んで「勝ってる」感じが嫌なの。幼児期に死んだ人生とか、終末期の老人を見ていると、「人生は勝敗ではない。可能性でもなければ結果でもない。人生は命だ」という感じがメラメラするだろ?なんかそういう気持ちになる。

そういう感じで、「単に向いてるから」とか「その方が上手く行くから(強くなるから)」って理由で、主人公を計画的に成長させることに躊躇いを覚える。
その代わり、特徴がはっきりしてるのと、戦闘時そのキャラに期待するものがハッキリしてるので、他キャラを絞って成長させるのは好きだ。
他人の人生だと思って、ちゃっちゃと決めるね。自分が言われたら「それがどうした?」で「だからなんだ?」だけど、他人には「あんた、これが向いてるよ☆」って好き勝手言うね。そんな私。


アイリーンには、ひたすらBraveとWildにばっかりガッツンガッツンつぎ込みます。徹底的にWild(野蛮)に!
可愛いゴブリン君達に「ガサツガサツ」と罵られているアイリーンの長所を、徹底的に伸ばしてあげようと思いました。(嘘だ嫌がらせだ。八つ当たりだ)何を言うの私、本当ですよ?長所を伸ばす方がその人の為になるし、正しい人生ですもの(ニコ)。回り道なんかせず、まっすぐにワイルドに!天国より野蛮に!アイリーン、GO!


こんな恐怖>>
私と老女が二人っきりで、他に誰もいない部屋にいました。
ふと老女が部屋の片隅を指して、不思議そうに言いました。

「そこにいる御婆さんは、随分と静かな方ですね…」

ひいぃぃぃぃぃぃ!

「(自分の言葉を信じるのか、信じないのか。自分に対して正直なのか、嘘つきなのか)私を試しているのか!?」と思いつつ、しかしいかんともしがたく生理的(?)に背筋が凍る中、とりあえずこう言うしかない私です。

「そうですね。どうしたんでしょうね?(ひょっとすると、生きてないからでは無いでしょうか?)」

ちゅうかさ、「そこにいる」と指定が入ってるというのは、万が一他にも見えてるわけ?それで、そうだとすると、そっちの人達は、どういう感じか知らんが「静かではない」わけ?そんなツッコミも駆け抜けましたよ(苦笑)


2005年08月01日(月) ものすごくのろのろ。

は!なんか一週間経っていた?
今ジルはどうなってるかってダケの日記ですだ。
簡単に一言で説明すると、全くすすんでませんだよ。


レムオンには、まだサッパリ会えませんね。
人も会えないでいるらしいが、「まあ良いけどね」と言っていた。私はまだちょっぴり会いたい気でいるんだ。
エストには会ったのにな。
ああ、ゼネテスになんかイヤになるほど会ってるけどね。行く先行く先の酒場にいて、会うたび会うたび舌噛んでるよ、全く。「そんなに邪魔な舌なら切っちゃうゾ」という苛立ち。嫌いじゃないんだけど、好きでもないんだよね、これが。

ちなみにゾフォルにも会えませんよ。人はさっさと会ったらしい。
悔しい!
くそう、爺さんの隠れ家がどこかはわかっているのに!

今のところ会ってるのは、エルファスとかナーシェスとかネメア様とか(つまりオルフェとか)ザギヴとかユーリスとか。
「もう今度こそ絶対に物凄い速さで歴史を進めたりしないぞ!」という固い決意があり、怪しい依頼は避けまくっているので、さっぱり進まない。

そういう決意の下、なんとかエステルを第一発見しましたよ。
前回は一体自分はどうやったのか一度も会わなかったからね。
今度こそは、ラドラスをクリアするという固い決意があるんだ。
「はあ、どうすればよかったのよ!?は?巫女は四人?四人目は何処におったねん!無いじゃろ、国が!全部回ったわよ!」等という事態には陥らないのだ。エステルがふらふらしておったせいで!
今度こそ、あのボクギャル(注:自分の事をボクという少女)の首根っこを捕まえて、私をラドラスへ導かせるのだ!
「だってボクギャルだしー」と思っていたが、アイリーンのせいで全然マシな気がする。

「リベルダムによくいるから、また会おうね!」
と、フレンドリーに言われたが、一生懸命リベルダムを張っているのに会わない。人が言ってたのでは、二回目に会ったというのはリベルダムではなかった気もする…。
次は何処に出現するのだろう?

しかし人に聞いて照らし合わせたところでは、同じキャラで会った場所が違ったりするので、同じとは限らんという事よな。

いけないいけないと思いつつ、攻略本が欲しいんだが、どこにも売ってないのは何故だろうか。よほど売れて無いんだろうか?よほど売る気が無いのだろうか。


やぐちまさき |MAIL