非日記
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| 2004年10月31日(日) |
言いたかった事があるそうで。 |
私に言いたかった事があるそうです。
「私の家のトイレより、お姉さんの家のトイレの方が絶対怖い!」
だそうですよ。外で、ずっと真っ暗で、スイッチどこにあるかわからないし、点けても裸電球が揺れてるし、換気の為に窓を少し開けてあり、隙間から何かが覗きそうだし。 でも突然にトイレの蓋が勝手におもむろに開くよりは怖くないと思う。生きてないのに動くんだよ。部屋に入ってテレビのスイッチに手を伸ばそうとしたら、勝手について勝手に喋りだしたりしたら怖いじゃないの。ものすごこわいが。
ジルオールをしたくなっていたのに、三日前から突然でぃむろすが無性に恋しくなりまスた…。 人様は「なんかバカっぽくなかった?」イメージがあるらしいが、私もそうですよ。それが良かったのよ。それが好きだったのよ。「第一師団の師団長…こんなんで良かったんだろうか?」と思われるような。
人「皆もそこが良かったのかもしれないわ」
そうかもしれない。
「戦場だのに彼が存在するだけで周囲が和み、殺伐とした気分が癒され、苦しい戦いでも何故か絶望感が払拭され、明日への活力が湧いてくる。 彼の下に居ると、さも自分達は英雄物語に出てくる主人公達、もちろん『初めは弱くて負けても最後には強い敵を必ず倒す正義の味方側』に属しているかのような錯覚をおこさせ、希望が湧き、やる気が出てくる」 とか。
いや、彼は戦隊物や特撮ヒーローを見て、本気で燃えるタイプにちがいありません。しかも「色で言うならレッドになりたい。アレが一番カッコイイ」と思うタイプです。ちなみに私は敵の幹部(クール系)に燃え、敵の雑兵に涙したタイプですから、レッドなんて問題外です。百歩譲ってブラックかブルーでしょう。
しかしディムロスは何故好きなのか。 強いて言えば、そうは簡単に問屋が卸さない事をわかる年齢になり、理解しながら、それでもなお「レッドになりたい」といまだに思っており、いつか「レッドになる日」を諦めていない。そんなあなたが大好きです。 ♪まも〜って〜あげーたいー♪という感じに。
言うなれば、敵のボスでなく幹部や雑兵、レッドやピンク(ヒロイン。つまり女の子的ヒーロー)でなくブラックやブルーの位置に憧れた私としては、
「おまえを必ずレッドにしてやる。おまえの望みが叶う事が俺の夢だ。私を信じろ」 ↑参謀系 「あの世で見守っている。良いレッドになれ…」 ↑途中で力尽きるバージョン
みたいな気持ちに…。
私の中では、ディムロスはアンジェリークのオスカーとランディと「趣味の悪いオリヴィエ」を足して三で割ったようなイメージだったのですよ。 趣味悪いオリヴィエなどと思ったのは、緑と赤と黄色(金色)なんかを配色し(「こんな格好で闊歩するには勇気が要るほど派手」と思われるところがオリヴィエ)、しかもラーメンのどんぶりみたいに炎の模様が入った私的に「…………。」なデザインのソーディアンになっているからです。 私は見た目にまとまりの良さと落ち着き、さりげなさとスマートさを重視するので、イクティノスのデザインなんかが好きなんよ。悪役のような無駄な棘なんか最高です。刃渡り長さもばっちり。 私の趣味で言うなら、ソーディアンの中でディムロスは一番イマイチなデザイン。バスタード的な太さと短さもいまいち趣味に外れる。私はもう「ちょっと」長くて、もう「ちょっと」細いのが良い。 一番好きなやつが、一番ダサイなんて…(注:私的に)
しかし人間でないせいか、普段見えないせいか、好感度に「面」が影響を与えなかった。
「オスカーとランディを足して二で割って、オヤジの粉をふりかけたような人間であるからには、髪なんか、絶対に茶髪か赤毛で短髪に決まってる。地上軍と言われると、日課はほふく前進で、戦車の蓋を開けたら出てくるごついオヤジかもしれん。師団長というより、班長!という感じを思い浮かべる。人の身はマイティ・コングマンかもしれん」とまで思っていました。
だのに、2のOPを見たら、実は意外性の男でしたよ。
飛行機について、第一声「アーミーな感じね」と言われ、「アーミーな感じ!?絶対イヤ」と癪に障っていたので、引越しも完了してないのに、忙しなくコンテンツトップを柿に変える。 私は体育会系と軍隊は嫌いだ。人は良いのです。人が何が好きで、人がなんであろうと、私の知ったこっちゃありません。しかし、「私が体育会系」で、「私が軍隊」なのは嫌!体育会系方式と軍隊式は、鬼の如く体質にあわないことが、小学校の時にわかったのです。
だけど軍隊物の映画や小説なんかは、結構面白くて好きよ。組織の中で個人であろうとする道を模索するのが、特に。中でも、組織を瓦解させず、組織から離反する事なく、集団と個体のギリギリの境界線をさまよって、個人である道を模索するのと、そういうキャラが。
税金> 県民税市民税が残高不足で引き落とせず、督促状が来ている事に全く気づきませんでした。(食うや食わずの生活をしているわけでなく、口座によって残高が違う) 一つには、その督促状が来たとき留守であった事、もう一つは、封書の表面を見て、「重要」とか「緊急」とか、それを匂わせる事が一言も書いてなかったので、大した事ではないと判断し、後にしようと思っている間に忘れていた事があります。 「もうすぐ次だったかな」と思って出納帳をチェックしより、「おやこれはなんだろう?捨てる前に目を通しておくか」とビリビリ開いたらド発見しました。
ミギャー!(愕然)
「この督促状の発布日から起算して十日を経過した日までに納付されない場合、滞納処分が執行されます」
「アタイ、逮捕されるかもしれないの。次の電話は刑務所からかもしれないわ。アタイが逮捕されても、すぐには見捨てないでちょうだいね」と、人様に電話をして思いっきり愚痴りました(悪)
人「金を払えば済むんじゃないの?」 私「しかし滞納したという事実は消えない。それがいやんな感じがする」 人「確かにそうね」 (中略) 人「何か楽しい事ない?」 私「楽しい話は思いつかないね。税金を滞納した話ならあるよ」 人「それは確かに楽しい話ではないわね」
募金や献金について話をしながら、「あ、いかん、金の話をしたらまた思い出してしまった!」「私は税金を滞納するような女なのよ」「督促状を貰ったりね」「そして税金を滞納してみたりするんだ」と、関係ない個所でも随時サブリミナル効果のように出現。
私「あー!どうにかしてくれ!」←なんの関係もないところで突然 人「(笑)何を?」←とても笑っている 私「わかってるくせに、わざとらしく聞かないでよ!」 人「いや、念のために聞いて置こうかと思って。もしかしたら違うかもしれないじゃない」 私「ふん、これは違わないわよ」 人「もう忘れなさいよ。どうせ明日にならないと、どうにもならないじゃないの」 私「私だってお姐さんのようにサラっと忘れたいわよ。それができないから苦しんでいるんじゃないの。くそう。世の中には爽やかに脱税して何の良心の咎も感じない人間もいるというのに、何故うっかり気づかず滞納しただけでこんな思いを…」 人「それは言えるわね。お姉さん悩んでる時間が長いわよね。私はあんまり悩まないわよ。いざ行く直前ややる直前になったら、流石にいやな気持ちになるけど」 私「私は行く直前や、やる直前には思い切れるというか、何も悩まなくなるのよ。ただ、その段階まで行くのがやたら長いんだから」 人「そうねー。朝まで何もできないもんね」 私「あおう。滞納処分って何よ?滞納金っていくらぐらいなのかしら?ささやかな税金がすごい額に膨れ上がったりするかもしれないわ(最悪の状況を色々考える癖が…)」 人「それじゃ悪徳商法みたいじゃないの」 私「いや、向うは咽喉から手が出るほど金が欲しいはずだ。悪徳商法ばりでもおかしくない。気を抜いてはいかん」 人「そりゃそうかもしれないけど」 私「そして、きっとめっちゃ怒られるのよ!生まれてきた事を悔いるほどに!」 人「かもねー」 私「さもなくば、ものすごく遠まわしに厭味ッたらしく!ああきっとそう!」 人「かもねー(笑)」
そして結局、朝までまんじりともせずに起きていました。明け方の六時ぐらいにふっきれ、「早く開門せよ。受けて立つぜ!ときの声はまだか」という気持ちになり、(どうすれば良いのかわからなかったので)段取りを考えながら、暇つぶしに、たまに親に送る絵手紙に柿を描き、人参を千切りしたり(千切り嫌い)着々とポテトサラダなんか作っていました。
以前に郵便局の何かの手続きで、「手続き自体は銀行でしてください」などと言われた事があるので、どっちでも良いといわれたら複雑で面倒くさそうな事は銀行に行く事にした。これはもうこちらはできないので、役所に行ってくださいと言われたら、諦めて役所に行く。雨だから、片道一時間歩いて。 役所は気難しくて不親切なのが多いからな。銀行はバリバリの客商売だから、窓口にも奇麗どころを揃えているだけでなく、接客マナーも厳しい。丁寧で親切、金の事で神経が興奮している客にも安心感を与えるように配慮されている応答が、少なくとも切り捨てごめんの役所よりは期待できる。近所の郵便局の窓口も親切で当たりも柔らかだが、しかし金の事ならば銀行がプロだ。郵便物が専門の郵便局より断然詳しいはずだ。
と思って、銀行へ潜入。
私「あの、すごく日数が経ってるんですが、ここで払えますでしょうか?」 銀「ああ!大丈夫ですよ!(明)督促の手数料がかかりましてプラス百円になりますが、よろしいでしょうか」 私「えッ!!!…あの、手数料の百円だけで良いのですか?」 銀「はい」 私「だいぶ遅れてるんですけど?」 銀「はい、大丈夫ですよ」
すっごくアッサリ済みました。 延滞金の計算方法をずっと読んでいたんだが、なんて誤解に満ちた表現がいっぱいなんだろう。公式発布文書は平易でない事で有名だけど。いまだに、「こっちに書いてある事と、こっちに書いてある事が矛盾しないか???」と、「?」をとばしまくり。
私はもとから金勘定は苦手なんだけど。それでカード決済と借金も嫌いなんだな。
「リンク切れ多発」の要らん看板を下げたいと思い、地道な努力を続けています。
画像ファイルは八割ほど残ってるものの、私の儚い記憶に寄れば、HTMLファイルばかりがほぼ抹消されているのは、たぶんレッドロフの所為ですよ。 感染した際、駆除ソフトを使用してウィルスとして作動する事は無くなったものの、ウィルスの痕跡であるスクリプトの一部が残ってしまっています。ブラウザでHTMLファイルを開くと、微妙に時間がかかり、「このページでエラーが発生しました」等といかん事のように言われてしまうのです。 それはエラーでなければいけないのですよ。ウィルスが正常に作動すると、感染してしまうじゃないか。 しかし鬱陶しいんで、ウェブ上にUPするさいには、マメマメしくソースをチェックしてウィルス部分を消していました。ところがタイヘン面倒くさかったので、正常なファイルはウェブ上にある事だし、PCに保存してあるファイルをザクザク削除した事があったのでした。
ジルなんか二つぐらいしか残っていなかったので、HTMLファイルは八割作り直しですよ。「確かこう書いた」という朧な記憶を頼りにコメントを打ち。 …自分がなんと書いたかなんと言ったかを、私は結構…かなり細かく助詞助動詞まで覚えている方かもしれないのよ。忘れる時はそれについて話した事すら忘れ、言われてもまず思い出せないが、覚えている時は。 そういう調子で、せっかくなので直したり追加していたら妙に疲れました。
寝て起きると、首から右肩にかけて筋を違え、首が曲がらなくなっていましたよ。PCの所為ではないと思うが。たぶん、寝違えた。 座っていて立ち上がるのにも、誰も聞いてないのに悲鳴が
「ア、足…!」
嘘でした。誰も聞いてなくて良かったが、首の間違いです。単語を間違えた。どこの世界のアホですか。「げフッ」と(笑って)むせて倒れましたよ。なんで足やねん。虚空に向って一人ツッコミ。
せっかく> ししとうを一袋買ってきたのに、一回で食ってしまった。 炒め物や煮物など、色々な料理に使えるらしいが、私はただ網で焼くのが好き。網でコロコロ焼いてると、時々破裂する。油で揚げるときには爆発しないよう、穴を空けるように言うが、焼いてても破裂するよ。高音の油が飛び散るわけでもないから、別に穴を空けておかなくても良いだろう。モチのようで楽しい。 醤油をかけて食べるとタイヘン美味しい。 なんとも言えない独特の味と風味だよ。 時々辛いのに当たるのでスリルがある。辛いのも甘いのも好き。美味しい。
大体私は甘味系のピーマンも辛味系の唐辛子も好きなんだ。昔は嫌いだったが、ミンチと炒めて味噌と砂糖と酒みりん醤油などで甘辛く炒めたものを食って以来、その料理が好きになり、好きになったあまりに、気がついた時にはピーマンが好きになってしまったんだ。生で食えるほどに。
もうね、すぐ騙されるのよ、私は。どうしてかしら。
シリウス(犬)が好き→犬なら好き
と、すぐ騙されるねんな。 何故識別と区別ができんのだろう。愚かだからか。
「一体どうしたら自分はゲームをするのか?」等と悩み苦しみながら、頑張って努力して何とかしてゲームをしようとするようでは、とてもゲーマーとは言えない…真のゲーマーはゲームを自然にするもんだ…我々はゲーマーとは言えない…という話をしていたところ、 「そうなの!このままでは駄目なのよ!」 等と、まるでここ七〜八年ぐらいの三日に一度の私のように、ヤル気と問題意識に溢れた応答がかえってきた。
暫くすると「今日はちょっとすすめたわよ!」等と戦勝報告があった。 「あなたも何かゲームをしなさいよ!」等と言われ。
今新発売物で「これがやりたい!面白そう!」というのがなく、「やるなら途中で止めてるのとか、前にやったやつ(ジルとか幻水とかテイルズ)をまたしたいかな?」と思う。 人様は、他の人様がいつもFEをやるので、前から気になっており、「(ゼノ)ギアスとサーガが終わったらやってみようかな」等と遠い夢を膨らませているんだ。
私はといえば、件のFEは遥かな昔、人に(ゲーム機ごと)借りて少しやったきりで、結構面白かった覚えもあり、興味も関心もあるが、ゲーム機がなく、ゲーム機に限らなくても家の中に機械や家具を増やす事に、ものすごい抵抗感があってハードルが多い。 オーディオ関連(ラジカセ)を買い替えていなかったのも、それがある。
「ゲーム機が欲しいですって!?年に一回ぐらいしかゲームしないくせに、何を馬鹿な事を言ってるの!ゲーム機ならプレステ2をもってるでしょ!我慢しなさい!」 と、どこかのお母さんみたいな声が身の内から聞こえてくるんだ。 プレステを持っているのにプレステ2を買えたのは、欺瞞でDVDデッキのつもりで買ったからだ。代りに、プレステはお蔵入りだ。売るか捨てても良いんだが、あれはCDプレイヤーのつもりもあったし、私は貰った物なんかはポンポン捨てるが、壊れていない機械は捨て難い性分で。「まだ生きてるのに」という感じがするというか。
後は、身につけた物や使っていた物に、すぐ愛着が湧く所為だと思う。人間にはあんまり湧かないんだが。なんてゆふか、人間は手を離しても独立して勝手に生きていく(いける)だろ?例えばどこかで「オマエは要らん」と言われても、自分が必要される場所を探しに行けるし、仮にそういう場所が見つからなくても生きてる理由は自分で捏造できるじゃないの。 しかし人間に使われる為ダケに作られた「物」は、「もうオマエは用なしだ」と言ってしまったら、絶対にそれまでなんだ。たとえ世の中に金はないがプレステが欲しくて困っている人がいても、プレステは自分で歩いて「俺を使ってくれ!」とそこまで行く事はできないし、「たとえ誰一人プレイしなくても、俺はプレステのゲームソフトを機動する為に生まれてきたのだ!これまでも、これからもだ!回線の焼き切れるまで!」と自分一人で勝手に延々とディスクを回している事もできないねんよ!? 悲しい!
一言「さよなら」と言えば、なんの文句も言わず唯々諾々と捨てられて行くねんよ。「俺はまだ死にたくない!」という魂の叫びすら与えられなかったんだ。オマエ(プレステ)を全力で働かせ、(長時間継続的機動で)熱くする事のできない、気持ち良く楽しくゲームをしてくれないイマイチな人間に買われたがばかりに。なんの咎も、能力の不足も、事故もないのに、限りある若い機械の命を無駄に摘んで良いものだろうか? どうして俺はオマエを買ってしまったんだ!?他の誰でも良かったのに、何故にオマエを!? ムゴい!あまりにも! 私は自ら「一緒に来い」と言っておきながら、なんて冷酷な事を!?
…とか、思わんか? それで捨て掛けて、「…クッ」と捨て切れず。箱に仕舞って「オマエは我々(人間)とは違うんだ。たとえ十年であろうと百年であろうと、オマエなら待てる。きっともう一度、電源を入れてやるからな?」という気持ちになるねんよ。あるいは、「もう少しだけ…このままで」という気持ちになってる。それで何年かしてから、まるで植物人間の延命措置を止める決断を下すように、「今迄ありがとう。おやすみ…地球」という気持ちになって捨てる。
物を買う時には、「私はオマエを飼うという事の意味がわかっているのだろうか?(物の)命尽きるまで、責任をもって世話をし、ともに生きていこうという覚悟があるのか?」と、ペットを飼う前のように二の足を踏む。複雑で高度な機械であるほどそう感じる。ちなみに私の中で、現在「複雑な機械」の頂点に立っているものは人間だ。ただ人間でなくても生物には「おまえは私のものではなく、独立稼働すべき」という認識もあるし、ついでに人間は言うなれば仲間の親戚だから、色々複雑なのよ。
それで人様が「PCを買い換えようかな」等と言った時に、「ちょっと古くなったら、もう用なしか!殺すのかーッ!?」と興奮しかけたわけで。そしてポスペのラジェンドラに「さよなら」ができないでおり、たまに洗ってやったりするんだが(秘密ロボットだし、時が止まってるので汚れないけど)、ピコピコ動いているのを見ると「…オマエ、本当は働きたいんじゃないのか?」という気持ちになる。 食べ物を出しても、腹が減ってないので食べないのよ。「食事の喜びすら、もう三年も味わっていないわね…」という。
いえ、私の無意味でつまらん感傷だという事はわかっているんだが。 だって削除は、自殺や殺害と同じように一回であっという間に済み、しかもやり直しがきかないだろ? ちょうど滅びの呪文を守護してきた、死を司り死を守り続ける前頭前野が、「死ぬ事は容易い。しかし滅びの禁呪は、ただ一度しか使えぬ。死を守護すべき我々(脳)が、死をおろそかにするのか?他器官や細胞にはない、いついかなる時であろうと全器官と自らを完全停止させる(死ぬ)強大な力を自身のみの裁量で行使する能力と権限を託されたのは、その唯一にして巨大な力をなおざりに振り回す為ではない。その力を使わないでい続ける事もできるからだろ?」とでも言うかのように、私をやたら止めるねんよ。 ポスペだのに!
それはともかく、 「むー(訳:どうも気分が全く乗らないが…そう言われたら私も努力を少しはせねばならないと感じないもないわよ)」と言ったものの、しかし私は今、実はひそかに人様に戴いた万歩計にハマっていて(ハマルな)、静かにテレビの前に座って15分以上ピコポコする事は私には元から精神修行なんだが、いつにもまして辛いのだった。
た、タノシイのよ!歩くのが!まるで貯金するように! 人様の車の助手席に乗っていて、つと外を見たら、ちょうど銀行から出てきた見知らぬお姉ちゃんが貯金通帳を開いて見て「にや」と笑い、御機嫌で歩いていったように、時々万歩計を眺めて「にや」と笑い、御機嫌に歩いていってしまうぐらいに! 万歩計がこんなに楽しいモノだったなんて!
私はその昔、「誕生日会」というやつを生まれて始めて、後にも先にも一度だけやった(やってもらった)事がある。その時の事は…、思い出したくない。 ああ二度とやるもんかと思った。
しかし他人の誕生日会では良い思い出もあるのよ。 お母さま手作りのショートケーキを食べ。私は本当はショートケーキは大嫌いだったんだが、言わんくて良かった。私はあの時から、生クリームが好きになったのよ。そして盾のようにちゃぶ台を立てて、まるで戦場の前衛のように、ちゃぶ台の影から<バタリアン>を見た。 清楚でたおやかなお嬢であり、怖がりなのにホラーとスプラッタが好きなカオリちゃんの大好きな映画だったのだ。 私は怖い映画と言うのは、どうやっても怖くて見れないものだと思っていたのに、「こうすれば見れる」とカオリちゃんに教えてもらったねん。 カオリちゃんは確か美人ではなかったが、可愛らしくて性格も陰りが無く、眼差しも公平で、たいへん良いやつだった。「私は誕生日会に呼ばれた事が無い。そして自分の誕生日会は二度としたくない」と言ったら「じゃあ、うちのにおいでよ」と、わざわざ私の為に、自分の誕生日会をやってくれたぐらいだ。 二人っきりの誕生日会だったが(会ってゆうのか)。
他人の誕生日だが、自分のプレゼントを強請ってみる(殴) 人「何が欲しいの」 私「ラジェンドラに友達が欲しい」 人「何それ」 ラジェンドラはもう三年以上一人でウロウロしているねんよ。息の根を止めてやれば良いのかもしれないが、なんつーか不憫で。
| 2004年10月20日(水) |
感想を書こうと思って。 |
犬はすばらしい生き物だ。
猫を見ると、まるで離れたところに住んでいる本妻にばったり会ったような気になる。 あ、アタシは別に浮気しているわけでは…。 そう、これはもはや浮気じゃなくて本気だわよ。いや、しかし猫も好きなんだ。猫も本気で好きなんだよ。そんな言訳で妻が納得するとは思ってないけど!(妻じゃない)いや、妻はわかってくれる(妻じゃない)あれは餌を貰えるなら、相手が誰だって構わないというナイスなやつなんだ。私が構わなくても、あっちにもこっちにもそっちにも媚びという媚びを売りまくって日々遊び暮らしているに決まってるんだ。
それなのに、この胸の罪悪感は一体なんだろう…?たかが犬と猫じゃないの! だのに私の理性が「おまえは猫を好きだと言っていたのに、あろうことか、犬如きにメロるとは…!?とんでもない浮気者め!」と私を責める。 これが恋の苦しみ…じゃなくて浮気の苦しみか?
某嬢のお宅で猫と戯れた際も、心の罪悪感の為に 「私にはもうおまえを心から愛する資格がないんだ。犬を好きになってしまった!でも、でも私はッ!私は猫がッ!」 と思うと、思わずムギュー!と力いっぱい遊んでしまい、シャー!と攻撃を受けた。何もしていないのに、向こうから寄って来て攻撃をしてくるまでになったのは生まれて初めてだった。いささか傷ついたわ。 人は「そんな程度でメゲてちゃ駄目よ!」と鼻息荒く言ったものだけれども、しかし!でも!あの自分より大きな獲物には戦いを挑まない本能をもつ「猫」がだよ、何もしてないのに、こそこそテーブルの下をにじり寄って来て、床についている私の手をペシ!っと叩いたねんよ?何もしてないのによ?!
やはり罪悪感というものはいただけないんだ。強すぎる罪悪感は心の動揺を誘い、あらた罪を重ねさせるのよね…。
そこで潜水艦ホラーサスペンスの<ビロウ>を見た。 何故そんなにホラーを見たがるのかと言われたが、それは一人で見るには怖いからだ。
電気を消して見ていると、途中でトイレにいきたくなった。私が「ちょっと良いかしら」とビデオを止めると、人様は「どうしたの」と動揺も露に言う。「トイレ休憩をとりたい」と言うと、「実は自分も」と言う。 しかし不親切にも廊下の電気をつけてくれない。「その辺にスイッチがあるでしょ」等と言う。私に勝手の分からぬ真っ暗な中を手探りで進み、電気を点けろと言うのだ。斥侯気分だよ。 しかもマズイ事に、トイレまでの廊下はさりげなく潜水艦内っぽい。関係ないが、T地路の廊下を突き当たりまで進み、右端のドアを開けて先の廊下を進み、真っ暗な庭を右手に左手の襖を開けると、そこに死んだ人の写真(遺影)が欄間の高さにかけてあって、そこからこちらをじっと見下ろしているとか、そういうコトを私は知っていてしまってたりするんだよ。祖父の葬儀の後に、母が誰も居ないのに部屋中に響き渡る低い笑い声を聞いたのはそういう部屋だったなとか、そういう事も知ってしまっているんだよ。 しかも机の上には私が貸した「新耳袋」の文庫本があったりするわけよ。 いやねいやね、いやねいやね。 客人に斥侯をつとめさせるなんて、なんて冷酷なのかしらと思いながら、私にも成人女性としての気骨が少しはありますからね。トイレに行くといったら行くのだ。「お先にどうぞ」と言われたら、「おのれ卑怯な」と思いながらも「否」とは言えないのですよ。<ビロウ>が見たいと言ったのは私ですしね。 「私が心臓発作で帰らぬ人になって戻ってこなかったなら、後に続くものは『出た』とわかるであろう。それが斥侯の務めだ!(違う)私は逃げぬ!」という気持ちになりました。 トイレに行くだけだのに。
そうやって、びくびくと怖がりながら見ていたが、結果としては後味スッキリで、あまり怖くなかった。
ここから<ビロウ>と<ゴーストシップ>のネタバレ。
人は「それで結局、潜水艦で出てたのはなんだったの?」と不信がっていたが、明確に説明ができたらホラーじゃないんじゃないかと思わないでもない。 潜水艦で出てたのは、艦長じゃないんか??? 勿論、罪の意識と疑心暗鬼に、脅えるあまりに見た集団幻覚でも良いが、ホラーのホラーたる所以は、どっちでも大して変わらんところだろう。
<ゴーストシップ>のオチをイマイチに感じるのは、きっとそのせいだ。 悪魔が出てくるとホラーでない。悪魔が出てくると、犠牲者を増やしたり、残虐であった理由が明確になるだろう。よくわからないが、そうすると悪魔としては自分の評価が上がるらしいんだ。<ゴーストシップ>でも「自分は仕事をしただけだ」とハッキリ言っている。 つまり営利目的だ。 手段が特殊で、理解はできないとしても、言うなれば火サスの犯人のような者で、「正体のわからぬ、得体の知れない不気味さ」ではないし(正体はわかっている。ああいう事をする為に雇われている労働者なんだ)、「対象は誰でも良い」のであって、怨恨や私怨でもなく、二心の無い点ではクリーンなんだ。 「人間のような形をしているが、あれは人間じゃないからな」という感じがするだろう。その点では、クリーチャーものや、寄生タイプのモンスターの場合もそうなのよ。そんな感じがするわ。
すごいドブ川を横目に歩いていたら、やたら魚がいた。 雨も降っていないのに、水面にポツポツと、あちらにもこちらにも波紋が出ていた。小魚が水面上にチラチラと現れているのだ。川の真ん中に陣取って停滞している草木のせいで、川の半分は完全に流水が止まり、オレンジ色の泡のような油のようなものが、分厚い絨毯のようにびっしりと水面を覆っているオゾマシイ状態だというのに。 川というより、溝なんだろう。
それにしても魚が多い。全く、清水に魚住まずだよ。 やたらデカイのも居る。全長三十センチぐらいあり、底にびっしりと生えた藻の間に入り込み、水面に背中を出しながらチャプチャプやっている。たぶん、鯉だろう。
そのチャプチャプが可愛くて、ボケっとしばらく眺めていた。 ふと顔をあげると、人が通りすぎようとしていて目が合った。しかし私は合った視線を無視するのが得意だ。無視した。すると突然、その見知らぬおばちゃんに「何かいますか?」と声をかけられる。 「魚がいます」 そのまま十分程、魚について話す。
私も道を歩いていて、気になる事もよく発見するが、勇気が出ないので「何してるの?」とは聞けないというに。おばちゃんは流石に勇気があるね。
人間として憧れたといえば、小学校の三年時四年時担当(中年女教師)と、中学の時の社会科担当の女教師(中年)でした。 名前もおよそ忘れましたが、顔はなんとなく覚えています。
小学校の時のは結構厳しくてビシビシ怒られたけれど、なんというか、怒り方が良かった。授業が終わった後まで引かず、叱り方も、上手く説明できないが、なんというか子供に恥をかかせるようなやり方ではなかった。その頃の私は長い人間不信への道に嵌まり始め、家庭も友人関係もどん底へ向ってひた走っていたので、彼女の気性、公私のはっきりした清々しさ、後に引かない爽やかさは、まるで一服の清涼剤のようでしたよ。
比べたら二年時と六年時に担当された女教師は最悪だったが。
自分の性格が、かく↑の如くねちっこく執念深く清々しさに欠けるので、三年時四年時を担当してくださった某横山先生には、ちょうど幼稚園の年少組担当時の京子先生のように、「なんて立派な人なんだろう!私もこんな風になれたら!」と憧れたものです。無理でしたが。陰と陽でいったら、私の気性は陰であり、爽やかさからは程遠いのよな。 中学の社会科教師も同じ匂いをさせていました。
最初の授業も覚えていますよ。いきなり授業に入らず、こう言いました。
「先生とは、漢字で書くと先に生まれたと書きます。先生とは、学校の教師だけではありません。あなた方より先に生まれた全ての人々が先生なのです。先生を尊敬し敬い、先生から学んだ事を自分のものにしなければなりません。過去に起こった事を知っても意味が無い。もう変える事のできない過去を勉強して何になるのかと思うかもしれません。しかし歴史を学ぶという事は…」
私は反抗期の絶頂でしたが、学校で「ティッシュとハンカチを持って登校すること」と言われたと申告しても、「ケ!ガキが色気づいてんじゃないヨ!」と鼻で笑われて無視されたというのに、小学校入学時に親に厳しく言い含められていた唯一の事↓
「先生が喋っている時には、必ず先生の目を見て話を聞きなさい。誰に向って言っていようと、たとえ他人に向って言っていようと、全て自分に向って話していると思って真剣に聞き、その通りにしなさい。聞いていたか?わかったか?では復唱してみろ」 「ハ!復唱します!自分は、先生が喋っているときは、必ず先生の目を見、誰に向って言っていようと自分に向って言っているものと思って委細漏らさず真剣に聞き、要求された通りに行動いたします!」 「よし。それでは行くがよい」 「ハ!おまかせください!(敬礼)」
↑を、どうした事か覚えており、六年の間に体に染み付き、六年の間に恐怖のあまり授業中居眠りできない体になっていたので、「…なかなか授業を始めないな。今日は導入で終わるのだろうか?」と思いながら真面目に聞いていたのですよ。
私の心の法律には、この時から「年長者は無条件で尊敬すべし」という条文が書き加えられたのです。私は人間が曲がっているので、心の法律をよく破り、自分より年上でも年下でも尊敬するのは尊敬するしムカつくのはムカつくが、それはまた別の法律が複雑に絡み合ってたくさんあり、裁判で弁護士と検事と裁判官がいるように、解釈の問題があるのです。
全然関係ない方向に興奮していましたが、大家さんが戻ってきました!
先生!これを言いたかったのです!
ヘルペスと言っていたが、高齢だし何か他の病気も併発し、下手をしたらそのまま永眠かとやたら気になっていた。 それというのも、偶然にも、私が人様に要らん見解を書いてメールを送った直後に入院してしまっていたので、「私は大家さんを嫌いでないのに、なんだって斜に構えた要らん見解を書いたりしたのか!人の心を分析するのを止めろと何度言ったらわかるんだ!しかも口に出すなんて!?このヘタレが!自制の何たるかを知れ!」と、私はこのンヶ月というもの無駄なあがきの罪悪感と反省で悶絶していたからですよ。
生きて戻ってくれたので助かりました。 最後に見たのが屎尿壜で庭に水を撒く姿では、私は葬式で唇噛んでしまいますよ。 私は自分の性格が陰険で、すぐに裏を読もうとし、気を抜くと即座に人間嫌いになる厚い下地があるという事はわかっているのです。しかし私は素直でなく、水が上から下に流れるように簡単に人間嫌いになるには、無駄にプライドが高すぎるのです。そう、人を憎む事は容易いが愛する事は難しいのです。難しければ難しいほど「まだこんなもんじゃない。越えてみせる!」と難攻不落の壁に向って闘志を燃やすのが若さです。「でも嫌いなもんは嫌いなんだよね。人にはできる事とできない事があるんだよ…」というのが、老人の諦観です。
ともかくも、 私はそういうわけで、自分の性根の曲がり具合を受け入れるには、まだ少しばかり若いのよ。自分の根性の悪さを、どうしてもすっかり諦める事ができずに、無駄な足掻きを繰り広げてしまうねんな。無駄な足掻きを繰り広げるところは諦めがついたんだけど。 そしてそういうわけで、「大家さん!私に、もう一度チャンスを!神よ!」とか密に思っていたわけであり…(苦笑)
ありがとう!ありがとう!大家さんッ! 本当にありがとう!
そして柿をもらいました(ヘタレ) 悪い子とも知らずに柿なんかやって!
…ふ、しかし今の私には、実家から送られてきた某所の名物うどんがあるからな。 「これでも食らえ!」と投げつけてきました。
いつの間にやら、寒くなってきました。 日記のカラーも例年のように温くしてみました。カラーを赤設定に一瞬でチェンジできるので、楽楽です。
このエンピツ日記の「赤版」の良いところ、私の大好きなところは、赤というより濃すぎて茶色っぽいところ。どれも配色が落ち着いていて美しいが、特に赤と白が好きだ。 いつのまにか無料版の募集が一時停止になっていたりするが。他の無料CGIに変えてみたくなる瞬間も稀に訪れるが、私としてはココ以上に魅かれるところがなかなか無いんだ。そして簡単デザインも三種類あるが(簡単デザインはポチっと選択するだけでできる簡単なやつ)、この「簡単デザインC」以上に心引かれるデザインはない。 てゆうか、ものすごく書きやすいし、読みやすい気がするのよな。 たぶん私がたまに長長と書くせいだろうけれども。
のろのろとサイトの引っ越しを始めました。 リアルの友人知人のサイトには「はりかえてくれ」と一方的なメールを出しておきましたが、無理しなくても良いですからね。さらにこちらからは勝手に貼り続けましたが、無論怒っても良いです。しかし一人で怒っていてもダメですよ。ちゃんと「リンクをしてはならぬ」と言うか書いておくかしなければ、愚かな私には伝わりません。 まあ大体はリンクフリーであり、リンクフリーというのは(条件を満たしていれば)誰でもリンクを貼ってもよいという事だ。そして「誰でも」の中には私も含まれるので、私がリンクしたって別に良いわけよ! …後でリンクフリー度を確認に行かねば。
いや、やはりコンテンツを上げる前に脱出口をつけたくて。私は旅館に泊まったら、とりあえず避難経路を見てまわるくちなのだ。探検発見ぼくのまち。
自分がいー加減にファイルの保存をしていたので、何が何処にあるのかわかりません。さらに、階層もメチャクチャなので、FTPなどのソフトを使って一気にアップロードもできません。いつのまにか増えていた膨大なファイルを、リンク先をチェックし、全て手動でアップです。 カチカチカチカチ…マウスをクリックしていると、気が遠く…。 因果応報自業自得。
しかし、したかった更新はできたぞえ。 更新したくても更新する場所が消えていたからな(苦笑) コンテンツトップは、見えなくても飛行機。確か私の気持ちでは、テクノジャンボを描いたつもりだったが…。 尾鰭(?)に「あな」と書いてあるところを、「うな」と書きたかったのです。しかしアップまでしてから気がついた事は、アナは上から読んでもアナ、下から読んでもアナなので、うっかりとAをUにする個所を間違えたかもしれないという事。すると自分ではウナと書いたつもりが、ひょっとするとアヌになっているのかもしれない。
今日も、「不正な処理を行った」とのかどで、かぎりある命に与えられた時間を注ぎ込んだファイルを、キレイに抹消された私です。 私はいつも思うのですが、できればPCには、
「そなたは不正な処理を行った。思い残す事と恨み言を呟く時間ぐらいならあるが、潔く何もかもを諦めろ。…言いたい事は言ったか?ではOKを押して死ぬがよい」
といきなり全てを抹消する前に、
「あなたは不正な処理を行ったので、今から全部を抹消せねばならないんだけど、これだけは保存しておきたいという血と汗と涙の結晶があったら、それを保存するだけは許してあげても良いわよ?でも不正な処理でムズムズしているので、急いでちょうだいよ。全部は無理!全部は諦めて!一部だけでも、途中まででもと思うなら急いでちょうだい!」
と、優しくおおらかな態度で接して欲しいものです。
PC「ハイ!あなたは、今、不正な処理をしました!」 私「え?!嘘?」 PC「ホント」 私「やってないよ!」 PC「したね。私にはわかるんだ」 私「ちょっと私が何をしたってのよ?」 PC「不正な処理をした」 私「どんな事よ?」 PC「不正な事」 私「どんな風に?」 PC「不正に」 私「〜〜〜ちょっと待って!待ってちょうだいよ!?どうにかならないの!?」 PC「覆水盆に帰らず…」 私「ひどい!なんて酷い人なの!」 PC「恨むなら不正な処理をした自分を恨むが良い。おまえは不正な処理をした。その報いを受けるのだ」 私「そんな!だっておまえ、いつも何が不正だったかも言わないで!やる前に『それは不正だが本気?』とかも言わないじゃないの!?」 PC「不正な処理をするようなやつに、情けは無用。おまえは不正な処理をやった。それが真実だ」 私「だから、私は何をやったねん!?」 PC「不正な処理をしたんだって」 私「だからそれは何?って言ってるんだよ!」 PC「不正な処理だって言ってるんだよ」 私「なんて融通のきかないやつだ!」 PC「それが私。そんな事はわかっていた事だろう?嫌なら別れようぜ」 私「くッ!なんてやつだ…」 PC「ほらほら。はやくOKを押せよー。それとも電源を切って、配線を引っこ抜く?ハンマーでかち割ってみる?私は別に良いケドねー。好きにすればー?」 私「いつか殺ス…」 PC「私だって、いつも何度でも不正な処理をするおまえ様に、我慢してきたんだぞ。この老体に鞭打って!なんて健気な私!」 私「・・・・・・・・・ああそうね」 PC「そうなんだ。不正な処理の何たるかも知らないようなのを相手に!」 私「あーそー!かわいそーにねー!…知るか、そんなこと(ブツブツ)」 PC「ねえ、はやくOKを押したら?いつまで押さないの?そんな画面をいつまで〜も恨めしく眺めてたって、駄目なもんは駄目なわけよ。わかってるんだろ?」 私「キー!ああ押すともよ!押せば良いんだろ!押せば!?もう黙れ!このクソ野郎ッ!下衆野郎ッ!ど畜生ッ!消え失せろッ!(怒)」
<・・クリック・・>
PC「了解!消え失せるぜ!」
そして一人残された私は、虚空を前に唇噛み締めて立ち尽す…もとい、座り尽すばかり。 なんという心無いしうち!さすがに心無いだけあります。 おまへ(PC)は時々、ほんとーに私に良く似ているよ。わかるか?おまへ(PC)様と私の決定的に違うところはな、おまへが私なら(私がおまへならと言うべきか)、私は私が人間である事を知っており、できれば、自分は不快な思いをはしたくないし、同じように私にもさせたくないと望んだところかな? 先生や道徳の教科書は、私に言いましたものよ。 「自分がされて嫌な事を、人にしてはいけません」 私は、他人はされて平気であっても、自分がされるのが嫌な事をされるのは嫌だ。私はされて平気であっても、相手が嫌だと言うのなら、私はしないざんす。少なくとも、そのように努力します。それなのにPCは、私が理解不能なまま不正な処理をした事にされ、理由も言ってくれず、言訳も聞いてもらえず、「だからこうせよ」と言ってもくれず、一方的に責め咎められ罵られ見捨てられるのが大嫌いだという事を、ちっともわかろうとしてくれないのです。 ひどいPCです。人間だって、もう少しマシですよ。これが心無い道具でなくて、心ある人間だったらダッシュで逃げています。
うフ、疲れました。
まだ送ってないですが、メールの返事をパチパチ書いておりました。 それを「後少しで終わり。送信しなくっちゃ」と思っているとこで強制終了され、PCに向って「おまえってやつは…」といつものように拳を震わせたところです。
もしやここを覗かれた時の為に、念のために申しますと、私がダラダラしているだけで、全然怒ってないです。 病気で寝込んでいるなどという事もなく、とても健康体です。 「ストレス痩せかしら?」というのは気取ってみただけで、体裁を繕わずに自分を飾らずに正直に白状しますと、ただの散歩のし過ぎです。おそらく、人の想像を絶するほど情熱的に散歩していました。それも毎日のように。
そういえば、私は件の散歩中に発見したのですが、やはりクラゲには目が無いようですよ。モヨンモヨンとやって来て、私が眺めていると、堤防(?)の壁にボヨンとぶつかったまま、そのまま真っ直ぐ進もうと努力を続けていた。そのうち、少しずつ方向がずれていき、そのまま直進していたが、たぶん、方向が変わった事にも気がついていないのではないかと思われます。あるいは、たとえわかってもいても、バックができないのだろう。
落ち込んでいる事もなく、<ワイルドスピート2>やらを鑑賞したり、図書館から借りた<獅子身中のサナダ虫>などを読んで、いつも通りに、とても平和に暮らしています。平和すぎるほどに。
ちなみに、獅子身中のサナダ虫はとても面白いです。 特に「キヨミちゃん」と名づけた自分の腹の中のサナダ虫に、「キヨミちゃん、君は…」と手紙形式で愛しく語りかけるところは秀逸です。バカウケです。 著者の愛をひしひしと感じます。 いつも私の朗読(?)の餌食にしている某人に、読んで聞かせたくてたまりません。次に電話する時には、これが入ります。「ちょっとだけなんだけど、読んでも良いか?構わない?すまんけど、ちょっとだけだから。すぐ済むから。痛くないから。ね?ね?」と聞きますからね? 「ちょっとだけ」と言いながら、最低三頁はとうとうと読みあげますから。 「ははん、私に言っているのだな?」 と、ものすごく心あたりのある方がいると思います。「いけない!駄目だ!ならん!堪えろ!」と思いながら、いつのまにか私は、閉ざしていなければならない心をウッカリ開いてしまっていたのです。 悪いと思っています。思ってるんだけどー。
いかん時には 「読んでも良い?」 「駄目」 と、軽く言ってくださいまし。
そんな事を「…本当はすごーくしたいんだけど?しても良いかしら?」と正直に言い出すようになるなんて私の方に初々しさと緊張感が無くなり、私の心の枷が緩みきっている証拠ですが、私も大人デス! けして、「嫌だ」という相手に、無理に読んで聞かせるような暴力的な事はいたしません。普通の人は普通別にしたがらない、普通は許されない事である事は、わかっております。軽く断られても、けして恨んだりいたしません。
何をしたがっているのかと言うなれば、仲の良い友達同士が楽しく鬼ごっこや「めっちゃ面白いゲームだから、これで遊ぼう!」とゲームをしたがるようなものであり、けして「苦しみを与えたい」わけではありません。よって、嫌なら嫌と正直に申告してください。しかしそれほど耐え難い事ではなく、心にゆとりがあるならば、私が「(標準語に翻訳すると)これで遊ぼう!」と言うのに、「別に良いよ」と軽く付き合ってやってくださると、これ幸いです。 よろしく☆
献血ルームから、献血便りが届きましたよ。 思ったより、果てしなく平均値でした。どこまでも。なにもかもが。 こんなに平均値で良いのか?と思うほどに。確かにその少し前から毎日三食「野菜、野菜、野菜、野菜、野菜、そして魚」と、心的には淋しく、体的には健康的な食生活だったけれど。そして運動を欠かさず(ダラダラ歩いていただけだが)、三キロ減ってみました。たかが三キロなので、大した事はないから、すぐ戻るでしょうが。
今計測してみましたが、まだ減り続けているようですよ。 これもストレスでしょうか? 三週間ほど前からすると、トータルで四キロほど。とても健康的な体重になってきました。三週間で四キロが、すごいんか、すごくないんかがわかりません。が、たぶん実に健康的なダイエットのような気がしますよ。
お腹が空いたので、うどんを食べています。 現在うちには、買ってもいないのに、うどんと素麺が山のようになっています。しかし私は本当は、心の底では米が食べたいんです。米が!白いおまんまが! ちなみに、安さに釣られてイマイチな米を買ってしまったので、これを食べきるまでは旨い米は食べられない。今うちにある米は、正直言って美味しゅう無いッ! ササニシキとは言いませんから、アキタコマチが食いたいです。
…それから蛋白質が欲しいんです。肉とか魚とか、そういった豪華なものが。シーチキンはありますが、淋しいんです。 私はマカロニサラダは、サラダと認めません。私にとってサラダとはヤサイの事です。一体誰が、マカロニサラダを食べて野菜を食べた気になるというのか。 それに似て、私はシーチキンを断固として魚とは認めないのです。 これはツナフレークであり、魚ではありません。
「こんぶとホタテのエキス入り」とか書いてある…。
確かに私はシーフードが好きですよ。海草類は菌類の生殖器と同じくらい好きです。いつか貝毒に当たって死ぬかもしれないと思うくらい、貝も好きです。 何貝がわからなくても、とりあえず貝であるというだけで食います。回転寿司でも、マグロやハマチを食う前に、まず貝を食います。
確かに、こんぶとホタテのエキスは良いかもしれない。 良いかもしれないけど、でも魚ではないのです。私の言う魚というのは、煮たり焼いたりしたやつの事ですよ。こんな細切れにされて、パサパサしたやつじゃなく!
眠くなってきました。ぐう。
サイトをどうするか、寝ながら考えます。 生まれ変わるのか、ゾンビとして生きるのか、それとも成仏するかについて、まだ意見が分かれているのです。 せっかくだから、名前を変えようかしら?サイトの。変えるなら、もう決めてるんだ。さっき寝ながら考えた。 ハンドル名は変え…られない。捨てられないものをアナグラムにしたせいかもしれない。
| 2004年10月05日(火) |
<たいへんな業務連絡> |
しかし届かない連絡です。 新ジオの登録を弄っていましたら、旧ジオシティの登録もろとも削除してしまい、たいへん困った事になったところです。 データが全部消えたというのは、別に構わないのですが、問題は、
私は、行方不明
に、なった事です。 そして、つまり二度と戻る事はできないのです。 言うなれば、古い家を引き払って、身一つで新居を見に行っていて、やっぱり後にしようと戻って来てみたら、家どころか存在した記憶すら消えていたようなものです。住所変更届を出そうとしたら、「そのような番地は元から存在していません」と言われるようなものです。 何が起こったかを克明に語る事もできますが、後にしておきましょう。
一瞬にして、パラレルワールドに来てしまいました。 ここは、一見昨日までと同じ世界のように見えますが、実は違う世界であり、そして私は元の世界には戻れないのです。一時間ほど調べていたのですが、もうどうする事も出来ないとき、人は笑う事しかできない事もあります。しかし笑い事ではありません。
すいません!
しかし、もうどうする事もできません。 謝罪も届かない事でしょう。
や、やってしまったわ…。
すいません。 名も知れなかった人に(いらっしゃったかどうかわからないのですが)、さよならも言えなかった事だけが、心残りです。
ホームページを命あるものとして喩えるのなら、これは事故死であり、誰の所為でもありません。つまり私のせいですが、わざとではありません。本当です。
とりあえず、私はわかるリンク先にだけでも、せめても挨拶状を送らなければいけません。挨拶状どころか、死亡通知のようなものですが。 迷子の私ですが、頑張ります。捜します。
「10000いったら何かデカイ事をした方が良いかな?」と思っていて、「結局できなかったな」と思っていたのに、謀らずも、デカイ事をしでかしてしまったのです。 引越しするときとかは、ちゃんと「居なくなるよ」と前もって言うつもりだったのに…。人としてよろしくない事を、まんべんなく、着々としでかしていくのですね。
私は今、兄が急死した、およそ一年前の事を思い出します。 最初に警察から連絡を受け取ったのは、親が二人とも出張で不在であった為、偶々偶然にも、昼食を家でとろうと昼休みに戻ってきた私でした(私はケータイをもたないので、家にいなければ連絡はつきません)。郷里に戻ったときには葬儀会場で既に棺桶に入って鎮座していましたが(いや、横になってるけどね)、私にはどーうしても、その死顔がどことなく微笑んでいるように見えるのです。ふ〜と息をついて、えらく安らいでいるようにしか見えませんでした。 …正直、ムカつきました(笑) 「この野郎、一人で楽になってほっとしやがって。このまわりの惨状を見ろ!」と、大変ムカついた事を覚えています。電話で連絡を受けた兄の友人がわかる限り、連絡できる限りの昔からの友人に連絡してくださったのですが、そうやって深夜に連絡を受けた友人の一人が、夜中の二時頃駆け込んで来て、会場の入り口でずっと立ったまま、中に入りもせずに遺影をぼんやりと眺めていた事が思い出されます。私は火事場泥棒かと疑って、寝たふりをしながら監視していたのですが、通夜になってみると友人だった事が判明したのです。信じられなかったので、夜中に車を飛ばして、本当に兄の葬式なのかを、わざわざ確認に来たのだそうで。
そうなのです。それぐらい人様にショックを与えておきながらですね、本人は安らかさ爆発という顔をしていたのですよ。頭に来るだろう?私は葬式の間中、怒っていました。葬儀が終わって遺骨をもって家に戻った途端、夢に出てきて頼まれ事をされたのですが、「死んでおきながら何を偉そうに!自分でなんとかしろ!」「なんとかできんから頼んでるんだ!」と、思わず喧嘩になってしまったぐらいです。
目が覚めて、「こんな事を言っていたぞ」と親に言ったら、ものごっつ変な顔をされましたが、なんであそこまで変な顔をされなければならなかったのか? だって夢ですよ?別に心霊現象が起こったわけではないのに…。 私は今まで、不思議な事だとか、不思議な偶然とか、どうも自然の摂理に沿わない事などは結構あったのですが、心霊現象にはあった事が無いのです。怖がりなので助かってます。もしもあったら、恐怖のあまり、心臓が止まって死ぬと思います。 私はいつも不穏な気配を感じると、念の為に「ショックで死ぬからやめてくれ」と宙に向って頼んでいます。
ただ、まるで霊現象にあっているかのような夢は、昔からわりと見ます。 部屋で寝ていると、いつのまにか真っ黒い人が居て、抱き着いてきたり(部屋に侵入した変質者かと思いました)、どこかへ引っ張っていこうとしたり。手が沢山出て来て、どこかへ引っ張っていかれ掛けたりし、私が金縛りになっていて「いやん、やめてぇん☆(注:寝ぼけている)」などと思ってる夢とか。はっと気がついたら朝なのですが、なんだかこわいので、夢でもあまり見たくありません。夢の真っ最中はあんまり怖くないのですが、目が覚めたら怖いのですよ。だって、私の夢はリアリティがあるので(感触が残ってたりとか)、まるで心霊現象みたいじゃないか!怖い!
それはともかく、ところが、 後になって聞いてみたところ、どうも死顔が笑っているように見えていた(笑っているようにしか見えなかった)のは、実のところ私ダケだったらしいのですよ。 実は、死顔は見る人によって、違って見えるらしいですよ。
もしもアレが笑っていたとすれば(ほぼ即死だったらしいので、実際は笑う暇もなかったと思うが)、その理由は、まさにこの「やっちまった感(もう笑うしかない)」だったかもしれないなと、今、思ってみました。 自分の駄目さ加減に苦笑しながら、しみじみ思ってみました。
| 2004年10月03日(日) |
Me tooじゃなくて |
You tooだそうですよ! 私は間違いを言うところだったので、いっそ喋れなくて良かったのですよ。 ちょうどハンドルに手が届いたらガードレールにぶつけるところだったので、いっそ手が届かなくて良かったように。私はたまに、自分は運がそんなに良くもないが、そんなに悪くもないと思います。 先頃ガッツン景気よくカーブで擦って車を凹ましたのですが、ママンがキーキー煩さく、その後ママンは自分で車の底を擦って部品をひん曲げたらしく、ギャアギャア煩く、「私はこんなにショックを受けているのに、何故ショックを受けないのだ!」と咎められ責められ、理解に苦しみました。私は「公共物も破壊せず、人も破壊せず、自分らの車だけ破壊され、とても良かった」と思ったのに。 しかも例の、「交通事故を起こした」電話の翌日だったので、「あれは一種の予言であったのだ!」とママンは騒ぎましたが、ええそうでしょう。それで私は「確かに、今の調子では、何かしでかして少しもおかしくないよ」と思っていたので、すっかり心の準備ができており、「自分らの車だけ凹んで他は何ひとつ壊していないなんて、今回は全く大した事なかったわ!よっしゃ!」と密に喜んだぐらいだったわけですよ。 「Sくんの車だから大事に使ってやらないと!」としつこくブチブチ言うので、「いっそ廃車になるほどいたぶって(=車を殺害して)、あの世に仕送りしてやるという思い遣りの示し方もあるわよ」と提案してみました。車は棺桶に入らんからね。念のために言えば、私は寿命をまっとうさせてやる方が本意ですよ、もちろん。
ところで、先頃プレステ2のソフトで<犬と遊ぼう!>というのを見つけました。しかし私は、買いませんよ。もちろん。
さらにところで、<シリウス>というSF小説を知っていますか。そういう名前の犬が出てくるらしいです。ただぼんやりと巷の本屋で本棚の背表紙を眺めていただけなのに、図らずも運命的に発見したのですが、別に読みませんよ、私は。もちろんです。なんで私がそんなものを読まなければならないんだ。 でもシリウスと言う名前の犬なんですよ。犬のカタチをしていて、犬なんですよ。しかも実験されて、人の心だか思考だかをもつようになった犬なんですよ。さらに小説のテーマは「愛」らしいのです。 …気になるよな。
やたら犬を発見するようになったのは、視野の中に入ってきた場合、そういうモノを選択的に抽出して自動的に意識が向くように、今の私の脳が勝手に調整されているからですよ。レンズがピンクになった場合の、いつもの中期症状です。たぶん扁桃体あたりから「犬、もしくはシリウスと名のつくものを、片っ端から徹底的に拾い出して残らず報告せよ」という指令が強引に来ていて、勝手に最優先事項にされている。前頭前野は、「黒くない」とか「耳が垂れている」とか「犬じゃない」と、振るい落としに追われています。ちょうど、検索サイトで検索するときと同じですよ。文章の中でイとヌが並んでいただけで検索に引っかかるようなものです。
それにしても、そんな私のレーダーに引っ掛かってくるパーツを集めて小説を書いたナイス地球人が、何故存在するんだろう?私を惑わす為か? 発見していらい、ここ一週間しぶとく気になっているが、別に入手したり読んだりしませんよ、私は。ただ気になるんよ。
そういえば、<惑星「犬。」>という映画で、犬の母星はシリウスらしいと教えてもらいました。だからって理由で映画を見るわけではないのですが、でも、そんなごっつ「いかにもB級」なタイトルをつけられた映画は、性分で激しく気になります。<キラーコンドーム>が、レンタル屋で初めて発見してより、爾来延々と気になっていて、いつかはどうしても見なければならない、止むに止まれぬ思いを抱き続けているのと同じノリです。しかも犬惑星は感動作で、タイトルに反して、内容は笑い泣きでなく泣ける案外良い映画らしいですよ。
犬な日々は、そんな風に地道に続きます。
戻ってみると、大家さんはまだ入院中で、隣の部屋には異国の人が!
お隣に新しい方がいらしていると聞き、とりあえず、挨拶をしに行ってみました。 私の目的は「隣に住んでる人間です。敷地内?を深夜にウロチョロしてても、けしてあやしい者ではありませんよ。通報しないでください」という事をアピールし、伝達する事です。 できれば相手の顔を覚え、私が「誰これ?!」とビビらないようにする事です。
コンコンコン
「こんにちはー」 「フリーズ!」
…なんだろう? これは、そこはかとなく聞き覚えがあります。昔、プリーズと聞き間違えた留学中の日本人学生が銃で撃たれて亡くなられてしまい、色々問題になって、ワイドショーでも解説された表現ですね。 プリーズかもしれませんが、わかりません。 が、 要するに、私に待ってろ、止まっていろと言っているもようですよ。 首尾良く、出て来てくださったのは良いものの、私が挨拶をしますと 「アイ キャント アンダスタンド ジャパニーズ」 等とおっしゃられました。
それは私の得意な、一番!得意な英語の例文です(最後をイングリッシュにすれば)。これだけは喋れた方が良いと思った英語ですよ。 つまりどういう事でしょう?
イエイ
なんて事でしょう。相手は「簡単な挨拶も話せません」どころか、「今、あなたが私に挨拶をしているという事すら、イマイチわからないのです」とまで言っているのです。 これが行間を読むというやつですよ。
大家さんは、自分は日本語しかわからないので困ると、日本語が喋れない方は入居をお断りしていたのですが、息子は平気なようです。家賃が激しく安いので、自立心の強く、生活費や水準は軽やかに切りつめる中国からの留学生などに密に人気で、ちょっと募集すると、安さがすぐ目にとまるらしく結構来られるのです。日当たりは悪く、古くてキレイじゃないけど、結構広いし。流しもあるし、バスとトイレだってセパレートですよ。洗濯機だってありますよ。壁は崩れて来てるけど、空調もついてるし、アンテナもついてるもの!
何をやって生計を立てていたのかなど、あらゆる事が謎に包まれている激しく無口なオジサンですが、小耳に挟んだところでは、大家さんの子供達は皆勉強熱心で賢かったようなので、日常英語なんて軽く喋れるのかもしれません。
しかし私は、英語も喋れません。 中学英語も自信をもって忘れました。
さらに、日本語ですら緊張すると喋れません。すなわち、「ハロー」程度の英語さえ出なくなる事があります。今まさにその感じですよ。 大体何について言ってるのかなら、なんとなくわからないでもないですが、こっちからは欠片も出ません。
御隣りさんは言います。
隣「Can you speak English?(ニコ)」←英語 私「いえ、喋れません(ニコ)」←日本語
これぐらい動揺していますよ。
まさか全く喋れないとは思わなかったので、動揺のあまり思わず日本語で応えてしまいました。慌てて、首を横に振ってみました。わかってもらえたようです。 身振り手振りと、全て日本語で、どうやら隣に住んでいる者である事がわかってもらえたようです。 「OH」とか言ってますよ、中国の人なのに。 良いのです。今、脳が異人さんとのコミュニケーションツールである英語モードになっていて、もはや母国語がとっさに出ないのでしょう。私も、日本語モードで来てしまい、相手が全然喋れない理解できない事は予想範疇外だったので、動揺のあまり切り替えできません。
隣「Nice to meet you!」←英語 私「はい。よろしくおねがいします」←日本語
和式で押し切りました。
良い子は「Nice to meet you!(お会いできて光栄です)」と来られたら、喧嘩を売るつもりがないかぎり「Me too!(私もです)」だかなんだかで応えましょうね。
とりあえず、これで隣に私が住んでおり、全く英語が喋れない事は海よりも深く理解してもらえたでしょう。
| 2004年10月01日(金) |
こんな事もありました。 |
実家には自分の部屋が無いので、電話のある部屋で寝ております。今では昭和初期設定のテレビドラマぐらいでしかお目にかかれなくなった、昔ながらの黒電話です。10コールぐらいで親切に留守番電話に変わったりするハイテク機能は、もちろんありません。根気があれば延々と呼び出す事ができます。煩い。
家人が留守で、いつまでーも煩く鳴り続けていても、私は意地でもとらない事にしています。私は電話がとっても嫌いなうえに、私に用事のある人間がかけてきているわけがないからです。
親父さんに用事があるなら、職場にかければヨロシイ。「昼日中から電話をかけておいて、職場の電話番号を知らんだとう?アヤシイ奴め」と思います。J子さんに用がある場合、私が出さえしなければ、電話をかけたい相手が留守である事がわかります。私は電話を絶対に取らない事で、「現在この家には、電話しようとしている相手はおりません」とダイレクトにお知らせしているつもりです。大体私は通常そこに居ない人なのです。通常居ない人が居たら、皆さんが混乱するでしょう。
家族全員で出掛けていて、戯れに自分らの家に電話したところ、何者か知れない人物が電話に出た場合、「誰?うちで何をしているの?」とビビルじゃないの。 心霊現象ですよ。おうちに帰れなくなってしまいます。夜中の廃病院を探索するのと同じように、やらん方が良い事です。
というような言訳を駆使して、実家では何がなんでも電話に出ない事を了承させています。
ある日、私が法事で疲れきって(ちゅうか習慣で)昼寝をたしなんでいたところ、電話がかかってきました。 私は例によって無視しましたが、幸い電話に出る人間がいました。電話の様子から家人の知人でない事はわかったのですが、そのうち「少々お待ちください」と電話を置き、J子さんが隣室に私を手招きします。三十センチぐらいまで近づかないと全く聞こえない、ものすごーく小さな囁き声モードです。稀にこのモードになるのです。大事な事を言ってるつもりの時と(大事な事を言ってるように思わせたい時)、警戒中などによく出現します。 僅かな身振り手振りと表情、唇の動きを読まなければ、何言ってんのかわかりません。なんですか?
私「もー、なんね?なんの電話ね?眠いがー」 J「警察からよ。県警のホニャララですがって、お姉さんが(注:お姉さん=私のコト)交通事故を起こしたらしくて、保険がどうのって電話なんだが」 私「交通事故?誰が起こしたって?(「交通事故を起こした」というキーワードで少しシリアスになり、ちょっと目が覚めた)」 J「お姉さんが」 私「私が交通事故を起こしたんか?…(考え中・思い出し中)…私はやってないよ。たぶん。やってない、と思う。それはいつの話だって?(「どうも記憶に無いが、ひょっとすると自分では気がつかないうちに事故を起こしていて、実は自分でも知らぬ間に逃亡中の身だったのか?交通事故を起こしたに留まらず、現場から逃亡までしたんか!?あげくにその事を全く思い出せない!私には何処を浚っても、交通事故を起こした事に対する反省のハの字も、後悔のコの字も見つからないわ!罪の意識も無く幸せに暮らしていたなんて、なんて調子の良い人間なの!なんという冷酷な人間なのかしら?!とんでもない私!そんなとんでもない人間も、ついにお縄にかかる日が来たのかもしれないわね…」と、一瞬激しく自分を疑った)」 J「今だが!ついさっきだが!」 私「…ついさっき?(笑/とても目が覚めてきた)」 J「だから、つい先程お姉さんが交通事故を起こして、今警察におるらしいんだが。それで興奮してパニックをおこしてマトモに喋れんようになってるから、交通課のホニャララさんが電話をかけてきたんだが」 私「興奮してマトモに喋れんのは誰ですって?(笑)」 J「お姉さんだが!交通事故を起こしてショックで喋れんようになってるんだが!」 私「今?(笑)」 J「今だが!……ちょっとおかしかろう?」 私「ちょっとじゃなくて、ものすごくおかしいが。私はついさっきも今もここで寝とったろうが。寝起きで寝ぼけてるかもしれないけど、パニックは起こしとらんが。マトモに喋ってるじゃないの?」 J「そうやろう?おかしいが。間違い電話やろうか?でもあんたの名前をちゃんと言ったわよ」 私「間違いじゃなくて、詐欺だろう。保険が云々言ってるんでしょ?警察が金の話なんかで電話してくるもんね。そりゃ事故の調査がすっかり終わって調書を作成して事故処理やら裁判やらが全部終わってからで、警察とは全然関係ない話だが」 J「県警の交通課のホニャララですって、きちんと名乗ったわよ?」 私「どこの県警ね?」 J「知らん。だけど県警のって言ったわよ」 私「県警は県の数だけあるから、必ずそこから名乗らにゃわからんだろうが!ちゃんと!普通まず事故の状況を説明して「とりあえず来てくれ」じゃないの?」 J「そうやろか?」 私「いや知らんけど。火サスでは、そうじゃなかった?」 J「でもすごく本物の警察みたいなのよ。本物じゃないの?」 私「本物らしく思えるのが、あたりまえじゃないの!人を騙そうっていうのよ?いかにも偽物だったら全然駄目じゃないの。騙そうとしてるんだから、一生懸命勉強して、ちゃんと練習してきとるんだがッ!大体あんたは目の前にゴロゴロ寝てた私と、電話の向こうの私と、どっちを信じるつもりね?」 J「すごく本物っぽいのに!?上手ねえ!」
↑そんな事を言ってる間に、電話は切れていました。 私はちょっと残念に思いました。もし私がいつも電話をちゃんととる人間なら、ひょっとするとそのパニックを起こしている私とお話しができたかもしれないのに。 私は階段から落ちた時とか、そういう短時間パニックは多いのですが、長時間パニックを起こし続けた事が無く、黙り込む事はあってもパニックを起こした状態のままで話をしようとした事がないので、今後の参考に、どんな感じなのかちょっと聞いておいてみたかったのです。
最近某県の方では色々流行中らしいです。電話やら架空請求やら色々かかってるらしい。 気をつけないとね。
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