非日記
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| 2004年04月30日(金) |
ちょっと詳しく聞く。 |
もう何日も毎日日記を書いてるな。いかに読みたくないかわかろうというもの。
ようやっと上巻まで読んだ。 読めば読み終わるのに(当たり前)、しかも面白いのに、なんで読まないのかしら??? いつも、い〜ッつも!よ。「ねばならない」となった瞬間から、物凄い勢いでヤル気が減退していくのは何故だろう。
人様からは、やはり「さっさと見に行けば?」とありがたい助言を頂いた。 いや!そんな面白くない事したくない!こんな機会はもう二度と無いのよ!? たぶん私の長年の自分経験から行くと、「もう読んでからなんて言わなくて良い。そんな事に拘ってるうちに見れなくなるぐらいなら、直ぐにさっさと見に行けば良い」というところまで来たので、読めるんだ。
ちょっと詳しく> よってネタバレ。
感想を聞いたところ、サルマン先生とグリマはホントーに出ないらしい。「出れそうな場面を差し挟む余地も無さそう」らしい。そういう意味で、確かに完璧な編集だったのかな。 うな。あのちっさいシーンでオシマイなのか。私としては、ガンダルフとやり取りするシーンは見たかったのだけど。 「ガンサルは増えないわけよ」 「そら増えないでしょうね」 なんて非協力的なのかしら!?(嘆)
ところで、原作を読んでいて、上巻の最初でデネソールさんが出てきました。俄然面白くなりました。セオデンが出てきた時ぐらいときめきました。素敵です。 予想通り、私の心をガッチリ掴みましたが、すごい勢いで気が触れてしまい残念でなりません。さっき出てきたのに、もう亡くなられてしまった。 しかし、指輪物語は名前だけ出てきて、戦没者例として名前だけで死んだりするので、それよりはまだましだ。沢山名前が出てきても、どれを覚えておくべきで、どれは放っといて良いのかわからない。
少なくとも、きっと人様の言う「あんな」ではない、つまり映画が「こんな」ではない事は確かなようよ。
タイヘン> いよいよヤバイ気がしてきたので、シフトと指輪王の上映予定を並べてみた。 私が見にいけるチャンスは後二回。「本を読んでからヨ」等と悠長に言ってては、どう急いで読んでも後一回こっきりだろう。しかも残り日数は…。 まだ諦めてませんのよ。
何故こんな事になってしまったのかはわからないけれど!私はその一日に賭けるわ!
というわけで、私は旅に出ます。 来いポチ! 「…もう無理なんじゃないかしら?大体、その日に天候が物凄く悪かったらどうするのよ?あほらしい悠長な事を言ってないで、見に行ける日は逃さずに即見に行くべきだと思うね」
我ながら、なんて御もっともな意見でしょう。
実は、亡き兄の誕生日だ。 「あんた達、今月28日は何の日かわかってるんだろうな?よもや死んだからと言って誕生日を忘れるんじゃなかろうね」 等と心配してブツブツ言っていたのだ。 が、なんてこったい。「そんな事ないわよ」に「どうだかね。なら良いがね」とそう思いっきり疑っていた私の方が当日ド忘れており、電話がかかってきて、思い出した次第よ(苦笑)でも私的には弁解できるわよ。ウッカリしてても致し方ない。何故なら、本日は「今を生きる」私に重要な『給料日』だったからだッ!
いや、本人には死んでるから関係なかろうが、私らは生きてるので関係ある。悲嘆にくれすぎて生きてた事を忘れるんじゃないか?と心配してたんだが、どうやら杞憂に終わったようよ。 大体誕生日ってのは普通は他人が祝うものよ。
窓口で「書類を提出せよ」と言われる。 「えっと、ここに学校名と学年を記入して」 「…?あの…、学校はもう出ておりますが」 「ん?では、そこは結構です。空けておいてくださいね」
わお!アタイ、黙っていれば、まだ学生で通るらしいわよッ?!(笑) 感動したのは、その話ではなく。
感動した>> 図書館に行き、子供達を掻き分けながら、こそこそと絵本を立ち読みしていた。 私は絵本を立ち読みするのが好きだ。すぐ読めるから。高校入学試験前一年間、自らに読書を禁じていた時、「すぐ読めるから」という理由で絵本と詩集だけは解禁していたぐらいだ。 しかし「子供達が読む為に集めてある本だのに、私が読んでいたら子供達が読めないので、私は読んでは駄目なんじゃなかろうか?」と思わんでもないので、司書さんに見つからないようにこっそり読んでいた。 で、こそこそと本を持って移動し、椅子にドッカリ腰掛け、足を組んでふんぞり返って(注:気持ちはコソコソ)
<ありがとう、ファルカーせんせい>
(だったかな?)みたいなタイトルの絵本を、「あっはーん」と読んでいたら、危なく泣くところだった。突如目頭が熱くなったので、我に返った。アブナイ。家だったら読書を中断して号泣してるね。 おかしいわね。泣くつもりだった<マスターアンドコマンダー>では泣かなかったのに。○×○が死んでも欠片も泣かなかったのに。20ページもないような<ありがとう、ファルカーせんせい>で涙を堪え難い気持ちになってどうする。 畜生、絵本をナメてました。 深呼吸し、「きっと不意をつかれた所為だわ」と再度チャレンジ。もう一度最初から読みなおす。 同じ個所で悶絶する。(数箇所ある) 嗚呼!涙に滲んで絵が見えないわ!(阿呆)
主人公の少女はLD(学習障害)で、絵を描くのは上手いが、文字が読めないのだ。小さい時から本(物語)を読み聞かせてもらうのが好きで、自ら本が読めるようになる日を楽しみにしていたというのに!それでショックを受けるのだ。 学校に行き始めるが、いつまでも一人だけ文字が読めないのだ。努力はするものの読めないのだ。 「私はものすごく頭が悪いんじゃ」と思い悩む。「そんな事はないさ!」と言ってくれた優しいおばあちゃんも今は星になってしまっている。そこに学校の皆様がはやしたて馬鹿にするのが苦悩に拍車をかけるのだ。ちなみに皆は、教科書を読むのにつっかえつっかえ、たどだとしくなるのは、「アホで鈍間だから」と思っていて、「読めない」事を知らないのだ。なんと先生や皆が読んだり言うのを耳で聞き、それを丸暗記して、なんとか授業をクリアしているのだ。
そして五年生になる頃には「おばあちゃん、ああ言ってくれたけど、アタシはやっぱり頭が悪いんだよ…」とすっかり自信を喪失し、登校拒否になりかけているのだが、そこにファルカー先生とやらが赴任してくるのだ。 主人公が苛められていると「人を馬鹿にするな」と庇ってくれるのだが、先生が庇うものだから余計に影でからかわれるのだ。 そしてある日、ついに先生に文字が読めない事が明瞭にバレてしまうのよ。「どうせあたしは読めないのよ!」と泣きながらダッシュで逃げようとすると捕まってしまい。 それでセンセイが言うねんよ。 「君は自分で思っているようにけして頭が悪いわけじゃない。文字が読めなくても、皆といっしょにここまでやって来たじゃないか。文字や数字が君には皆と違うように見えている事に、誰も気付かなかった。先生にもわからなかった。頭がよく、勇気がなければできない事だ。約束する。君は必ず読めるようになるよ!」 「先生!」
もう第一次号泣だね(苦笑) ありがとう!ファルカー先生! ここで我に返った。
そこで放課後の特殊訓練が始まる。主人公には意味不明の○やクニャクニャした線を書いちゃ消し書いちゃ消しする謎の訓練だ。 そしてやがて単語は読めるようになるが、文章になると読めない。駄目だ駄目だと思っているうちに、数ヶ月したある日、先生が本を持ってくる。そしてそれを見ると、なんと読めるのだ!何が書いてあるのか意味もわかるのだ! 走って家に帰り、ン年前、まだ祖父母が生きていた頃、初めて読もうとして読む事のできなかった本を抱いて「読める!読めるんだわ!」と嬉しさのあまり号泣するのだ。
ここで第二次号泣(笑) ありがとう!ファルカー先生!
感動しただよ。
「去年の今頃、私はどうしてたんだろう?」とこの非日記の過去への扉を開けてみた。
4月最後の日付は22日で、五月最初の日付は12日だった。 …結構空いてるな。
「もっとツメツメで書かねばならないきがする」という気分に何故かなっていたのだ。例によって書いたくせに消したかもしれないが、「無理に毎日書かなくても良いのよ。間がドカーンと空いたって良いのよ」という天使のような声が聞こえる(幻聴) さらに、「日記を書くには感想を書かねばならぬ」という全く意味不明の気持ちになって、「何も見てないのに書けないよ!」等と一人で追いつめられていたのだが(何故)、ちらと読み返したところ、感想など大して書いてないな。 五月になると、急にハリポッタに対してチャッカマンで着火したように情熱を燃やし始めたらしい。5月の初めは、「ハリポッタを読みたいのに、読めない!読めない!」と苦しんでいて、自分で見ても「読みたくないなら諦めて読むなよ」と呆れる。相変わらず、意志と欲求の仲が悪かったらしい。意志は「五巻が出るから、それまでに四巻までを読まねばならぬ!読め!」と読みたがっていたのに、感情が「NO!アタシは読みたくない!無理強いは止めろ!」と言い張って掴み合いの喧嘩になっていたんだ。
なーんだ。今と同じだったのネ。
…で、最終的に一体どうやって?予定通りに五巻が出る前に四巻までを完読させたんだろうな? 確か途中から凄い勢いで読んだ。私の記憶によれば、休憩時間も飯も食わずに読み、帰ったら即読み、寝るまで読み、朝起きて飯も食わずに出掛けるギリギリまで読み、空いた時間をゼンブ注ぎ込んだきがする。この緊急時には、どうやってそこまで一気にテンションを上げたのか「そこ」が知りたいのだが、日記を見たところではわからないし、自分でも思い出せない。 教育書や他の児童書や金子みすずに逃避していたらしいが、十日ほども経たないうちにどうやらクルクル回り始め、朝から晩まで主にハリポッタの事を考えるようになり、それが数ヶ月続いたらしい。一体どうすれば良いのか。
そうだ。思い出してきた! 図書館で無駄に五六冊本を借りて来て、ファーストフードで玉ねぎの輪っかを揚げたやつを「旨い」と食いながら<お母さんは子供に勉強を教えないで>ちゃらん本を読んでいた!そうだった!
…とりあえず、図書館に行って、素直に「今読みたい」本だけを借りて来て読んでみるか?しかし悠長にそんなものを読んでる場合じゃないだろう。 が!あの時も、内々「私は今こんなもの読んでる場合じゃないのに…」と確かに激しい焦燥に駆られながら、「わかってる!わかってるんだ!」と必死で逃避していた。
それにしても、日記だのに、「今日の出来事」的日常の事もろくに書いてないようだ。 …こ、これは?私は一体何について書いているの? わかんないッ!(爆)
| 2004年04月25日(日) |
月末になると一生懸命日記を書く。 |
最近、「何故だか肘が痛い、痛い」と思っていた。ピリピリする。服を着ると更にビリビリする。痛い。
が、先祖代代由緒あるアレルギー体質でアトピー体質なので、皮膚はすぐ過剰反応するからあまり気にしてなかった。 私は重度という程ではなくて大した事はないんだが、今でもたま〜に、風呂入って体温が上がって血行がよくなり、皮膚の水分が飛んで乾燥し、そして布団に入ったりすると全身痒くてたまらず、寝ている間に血が出るまで皮膚を掻き破っていたりする。何がいかんかといえば、布団の肌触りに過剰反応してしまってるわけだ。転げまわってのたうちまわってるわけ。
そう言えば子供の頃は、寝ていて深夜、ふと目を開けると、何故か、たまーに両親が揃って枕元で顔を覗き込んでいた。あまりの怪しさに「あんたら何してんの?」と聞けば、「腹が痛いんじゃないんか?」と言う。そのとーり。激烈痛い。「じゃあ、頑張って寝てちょうだい」と去っていく。 それだけなら起こすなよーッ!!!(泣) しかし、本人が気付いていなかったのに親が気付いたという事は、呻いていたのかもしれない。ご苦労な事だ。
奴等、私等が病気持ちだったからなのか、どうやら深夜巡回していたらしい。が、特に何をするわけでもないのよな。深夜トイレに行こうと目を覚ますと、真っ暗な居間で兄者が椅子に座り、ゼエゼエ言ってたり。喘息持ちは呼吸ができなくて横になれんのだ。「発作か?」と聞くと、「放っといてくれ」と手を振られるので(注:喋れない)、「頑張れよー」と寝てた薄情な妹。
親というものは本当に大変な事だよ。私ら二人とも性格に難ありだったしな(今もかもしれないが)
毛糸も、どっちかというと今でも苦手だ。毛がチクチクチク痛いんじゃ!きっと人にわかりやすく言えば、要は「タワシでできた服を着ているような感じ」だ。シルクとカシミヤは、天上からの贈り物に違いない。天女の羽衣のようだ。 セーターやカーディガン嫌いなのは、手入れが面倒もあるが、それもある。肌触りがキモチワルイ。
アトピーの皮膚はバリバリ割れていて撫でられるとかぎ裂きで引っ掻かれているようであり、粉を吹いて真っ白で特殊な匂いがするが、私はアトピーの人の体の匂いが好きなのだ。ボコボコになりバキバキに割れた肌の感触も。つい懐かしくて…(笑)
ともかく、そういうわけで私も少しばかりアトピー体質なのだった。よく忘れているが。 肘が痛い痛いと思っていたら、袖を捲ってみて「あちゃ!」
いぃ〜ちぃ〜まーい、足りなぁ〜い…。
皮膚が。痛いはずだよ。神経がむき出し手前じゃ。 ちゃんと風呂でゴシゴシ洗ってるのがいかんかったか?春だからか、乾燥してるのか、アレルギーか、ストレスか(素人判断はいけません)
アレルギー体質だから化粧もマズイのだろうと思う。すぐボロボロになるので、てっきり油っぽかったりするのかと思っていたが、反対で、乾燥していて荒れやすいらしい。それに加えて喫煙癖もあるしな。
先日、親が知人から「竹酢」だかを貰ったらしく、その人が言うには 「お風呂に入れると肌に良いのよースベスベになるわよー」 「まあそれは良いものを頂いたわね!さっそく試してみましょう!」 それが地獄の始まり。自分達の皮が「か弱い」事を爽やかに忘れていたのだ。 「入れば入るほど、ボロボロになっていく」事に暫くしてからやっと思い至った。 雑菌を殺菌?されると同時に皮膚も殺害されてしまうありさまだ。
指輪王> 人様は見たらしい。イマイチだったらしい。 三時間半もあり、トイレが厳しいらしい。映画館は腰が冷えるものな。 私「知り合いで見た人も結構イマイチらしいのよな」 人「じゃあ私、『普通』ね!」 くそう。勝ち誇ってやがる(笑) 人「でもあなたがイマイチとは限らないじゃないの」 ああ、私のヤル気(見る気)が下がるのを心配してくだすってるのか。大丈夫。とっくの大昔に大分低ラインだから、これ以上は下がらんだろうと高を括ってるよ。
「(笑)デネソールって原作でもあんななの?あんな…(笑)」 あんなあんなって、どんなだったんだ。 わからんけど、あんなじゃない。と思うが。
「これで原作もサクサク読めそうだわー!(朗らか。何かが吹っ切れたらしい)」 ま、まだ負けないもん!
人様は、とうとう原作を読まずに映画を見に行かれるそうだ(指輪)時々人と少し違う事を言ったりするので、感想を楽しみにしてる。
しかし、「原作を読んでからネ」と固い誓いを交わしていたのに(交わしてません)、私達はなんて駄目人間なんでしょう! 私の場合は、行く日時が決まってる事も無く、好きな時に行くつもりなので、時間はまだあるから完全に諦めたわけではない。んだが、覚悟はしてるのよ。 こう言って納得させるつもり。↓ 「ではあなたは、生まれて来たとき、既に日本語を覚えてたっての?トイレの仕方を知ってたわけ?ゴハンを食べる事ができたの?そうとも!できるようになるまで準備万端を待っていたら、生まれてくる事はなかったのよ!全部後の祭りで生まれてしまってから慌てて覚えたのよ。よって見てしまってから慌てて読んだって別におかしかないわ」 しかしまだゴニョゴニョ言うのがいる。 「それとこれとは関係ないじゃないの!またそう言ってアタシを騙すつもりね?!アタシにはわかってるのよ。あんたは最後はこう言うつもりなんだわ。『死んでから後悔したって遅くはないのよ』遅いわ、ボケ!いつもいっつもは、そうは行きませんからね!」 でもいつもどおり形勢不利だから(苦笑)専守防衛は苦手やねんな。
春の代名詞>> 実家から、佃煮が届いた。毎年この春を楽しみにしてる。春の一番の楽しみ。 大体の「我が家の味」ものは作り方がわかってるんだが、このツワの佃煮は面倒で自分で作った事はないのだ。味付け方は大方予想がつく味なんだけど(てゆうか、うち、調味料にバラエティが無いから)
ある人に言わせれば、 「えー。だって草でしょ?草は食えない。」 失敬な。珍しく美味しい草なのよ。天上の味やねん。 葉物などの野菜を「草だから食べられない」と言う人、人生で二人目に遭遇(脳内メモ)
ツワの何が良いかというと、そこらへんにワイワイ生えてる事だ。たとえお金がなくても、歩いていれば、食べ物に遭遇できるのよ?今の時代では画期的だろう。食用としては、炒め物、煮物、おひたし、天ぷら、佃煮と食べごたえのある調理が可能で、その点、香草的に食用とする事が多い蓬や紫蘇より(腹を膨らませて満足するのに)優れている。何より旨い。 さらに、葉や茎や根は薬効があり、切り傷打ち身、腫れ物、できもの、湿疹などの外傷用から、胃腸薬として内服もできるのだ!わあ、すごーい!
しかも食用としてフキよりマイナーなので、「育てている」人は滅多にいないから、採っててもまあ怒られなさそうな事だ。うちの親どもは「山にあるものは皆のものだ。皆の中に俺は含まれるから、よって皆のものは俺のものだ」等という論理展開をしているらしいので関係無く気にしないんだろうが。 大体、ツワは、ジメジメ日陰が大好きな珍しい植物だから、畑で育てるようなものじゃないしな。
スーパーで買おうとするとやたら高い上に、新物とは思えない固さなのよ。 一見一年物の雑草に見えながらその実多年草。夏頃にはすっかり太くなり、皮も剥きやすくなるが、えらく筋ばってしまってて、食べてもイマイチなのだ。群れてる中から、その年に出た若芽を選び抜くのが経験やねん。 若いのは、まあ葉が小さかったり、毛が生えてたりね。大きく育ってツヤツヤしてるのは年寄り。筋ばっかりで旨くないのだ。
問題は灰汁が強く、皮を向いてると爪の中まで真っ黒になって、なかなかる落ちない事よ。手が人目にふれる仕事などではいかにも不衛生に見え、見目が悪いから作らない方が良さげな事(だから自分では作らないでいる)。 九州では割りと食べるようで、ちゃんと料理名もあるのだ。ツワの佃煮はキャラブキというらしい。うちと同じ作り方なのか知らんけど。親の事だから、見よう見まねで適当に作り始めたに決まってる(本式、うちの田舎では食べないのだ。フキの方がメジャーで。だがフキの方が灰汁抜きなどに手間がかかったきがする)
ともかく、特に春は、蜜の吸いやすい花も多い。 ところで、人がスイバを齧ってるのを見た事が無いんだが、人は齧らんのだろうか。
<手錠のままの脱獄>と<夜の大捜査線>を見た。 シドニーポアチエばかり見てる気がする。そして人種偏見物ばかり見てるような…。気のせいか。 面白かった。両方とも後味良し。そしてポワチエは良い顔をしてる。凛々しい。 イノセントなんかと比べると、やはり私はスタンダードな方が好きなのかもしれない。 なんだかこう、ものすごーく、「映画見てるんだー!」という感じがした。 何故かわからないが、邦画を見てると映画を見ている気がしない…というか、妙な違和感があるのよな。洋画を見ていると、風景やらが映ってるだけで、心浮き立つ。 特に、欧州や米国の田舎は好きかもしれない。田舎町。後、下町。 外国!という感じがし、旅行したいような気分になり、それだけで楽しい。
ノリとしては、<手錠のままの脱獄>の方が私的により楽しいかも。 歌うポアチエが(笑)歌詞の中に監獄ロックと入ってたが、あの♪監獄ロック♪だろうか?聞いた事無いのでわからない。歌詞の意味もわからない。 でも楽しそう。
社会派人種問題の意欲作のはずなのに、「これは腐女子萌の要素がイッパイね」と思う馬鹿者な私。 だが「そのうち殺しあうから追う必要はない」と言われるぐらい憎みあっているのだが、仕方なく協力するうち…だよ?萌えるねえ!(おまえだけ)仲悪く憎みあっているのに、寄り添って寝るのがオカシイ。吸いさしで間接キッスなのがオモシロい。怒ると「要らん」と弾くのが楽しい。
ラスト付近の「カレン!カレーン!」と叫びまくるジャクソンが可愛いのだ(笑) 色々と他も可愛いけど。すぐ横に居て「なんか用か?」なカレンもおかしい。早く返事してやれよ。必死の様子を温かく見守り、愛情の確認をしていたのかと疑いますよ。 さっきまで爆走してたのに、「もう無理だ。歩けない」といきなり弱気になるジャクソンに、「手錠で繋がれてるから離れられないだろう」と見えない手錠を引っ張ると(注:手錠はもう切れてます。ありません)、仕方なく立ち上がる。なんつー恥かしい人達なの!心は手錠で繋がれているわけか。
そして女の文句をブイブイ言うジャクソンに、「許してやれ」と言うカレン。 そしていそいそと逃げる二人。君達ついさっきまで殴り合っていなかったか?いつの間にそんなに仲良しに?熱く仲良しに? 女の力は偉大です。ある意味。男の友情を一気に深める為には女の自分勝手と裏切りは大切です。かかせないようだ。
ところでジャクソン役のトニーカーチスは<お熱いのがお好き>に出てたらしいのだが、覚えてない。
これの前は<ダーティボーイズ>を見てたり、急にそっち(刑事物)に行ったのは、「面白かった!」と言われて急いでみた<インファナルアフェア>が確かに面白かったからだ。 「え?なんで」とか「あれはどうなったの?」とツッコミどころ満載だが、それは私がよくわかってないだけかもしれない。女心としては、ただひたすら苦悩する男どもを見てるだけで言語道断に楽しいのだもの。悪いが私は幼児の時から好きな男が苦しんでるのに何故だか萌える性分で、幼心にも「この趣味は甚だしくヤバイきがする」と心の秘密であったぐらいだ。 エッ!?だって色気が増すじゃないの! 「笑ってちょうだいな」と聖母のように優しく思うようになったのは、ずっと成長してからだ。私も少しは大人になったのよ…。しかしながら太古の趣味が如何ともし難く本能に直結し(意味不明)
「英雄よりもトニレオンが可愛い」という話だが、そら可愛い役だから! いつもウルウルしてるところとか、いつもドキドキしてるところとか。色々色色色色…(笑)
ラストも良いよね。タイトルも味がある。 続きがあるらしいが、いつ出るのだろう? ノベライズが出てるかと思ったが、無いっぽいのよな。そんなもの読んでる場合じゃないんだが(色々な物が溜まってるから)、つい。 ブラッドピットでリメイクって、警察官のマフィアか、マフィアの警察官か一体どっちをやるんだろうか???なんとなーく、アンディラウがやってた方のような気がする。なんとなーく。どうだろう。
ところで! <インファナルアフェア>をDVDで見ると、オマケに日本版TVスポット(CF)が二つ入っているのだが、選択は単純に<1><2>ではないのだ。タイトルがついている。そのタイトルが私的に凄いインパクト。 <男ドラマ編>と<悩める愛編> 誰が考えたんだ?現に目の前に表示されているというのに、「本気?」と思ってしまった。こいつは本気なんだ。もう絶対忘れない。
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