非日記
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もう六月も終ろうとしている。ろ、六月の家賃は!?
ところで 某原書は、同じく原書を購入してしまった某友人と、まるで「同じ人を好きになってしまった事を告白しあった後、しかも既に少女漫画等で、そのような時に人は如何にあり如何に律するべきがスマートかを知ってしまっていて若さに任せてツイ格好良くキメてしまう女子中学生」のように 「お互いに頑張ろうネ!ウフ」 等と言ってみたものだが、その実、既に実年齢も結構イイ歳で、しかも心年齢テストで共に初老を叩き出したような、全くもってイヤな感じに同世代的二人なので、
「…とは言ってみたものの、たぶんコイツ頑張らねえよ。私もだが…」
と、電話越しに薄笑いしていたのが内実のようだった。その証拠に
「調子はどう?すすんでる?」 「ゼンゼーン」 「そうでしょうとも。私もよ」
という簡潔な探り合いがのみ日々行き交うのである。
「ネエサン、私の分まで頑張りなよ!応援してるワ!」 「あなたこそネ!」
まるで餅つきのように阿吽の呼吸。駄目じゃーん(苦笑)
…こうペッタンペッタン息ピッタリだと、つい、「杵を臼の横にある婆さんの頭に落としてみたい」出来心が生まれるのが人間の証明というもの(ドリフ好き) しかし実力が伴わないので、勢いできないのが切ないわ。
目標!一週間に一章!
と、掲げてはみるものの。 てゆうか、最初の十章程度が何より辛いわよ、きっと。ここに半年ぐらいかかる気がせんでもない。 一巻に一番時間がかかり、どんな本も最初の数章を読み進めるまでに時間がかかるみたいに。読もうと思ってから四巻まで読むのに三年かかってるしな。でも指輪物語の十五年よりマシだ。三分の二ぐらいまで読んだら後は坂道を転がり落ちるように早くなるんだけど。淋しいぐらい(読み始めに比べて)早くなるんだが。 そして「何故読み終わってしまったの私!」と切なく中毒症状が。 でも頑張ってジリジリとでも読むぞ。 皆阿鼻叫喚地獄絵図で面白そうなんだ。アタイ、我慢できないわ。
| 2003年06月26日(木) |
ひさしぶりに晴れた。 |
久しぶりに晴れた、きがする。もろめちゃ清々しい。良い匂いがする〜♪ 庭にはキキョウ、私の好きな花だ。もう一種変な形の奴、私の好きな花だ。 変な形の奴は、白くて青みがかった紫色だ。房のような花が沢山、先を結んだようなラッパを束ねたようについていて、全体に丸みがかって見える。すっと背が高い。葉と茎は無論鮮やかに緑。風船のように重そうに丸く、ふわふわと軽そうだ。 関係ないが、トランペットって形が百合の花に似てるよな。
芝が朝露で濡れ(注:寒くて目が覚める) これ、裸足で歩くとタイソウ気持ち良いのよ。子供の頃は神経過敏で(今もか?)芝がチクチクするのが嫌いだったのだが、年取ると「ベルベットのよう。フカフカ」とうっとりするようになった(笑)
近場の公園。暫く前からずっと、一面シロツメクサで覆われてる。花や草を、意味もなくブチブチ千切ってポイ捨てしていたような子供だった私は (人は思春期を経てひねくれるらしいが、私は生まれた時から既にグレていたので、幼少期から花を見たら興味津々「なんだこれは」と摘まんでいた)、目的地まで楽しく「死ね☆」「死ね☆」と踏んで歩く。 童心にかえるよ。「妾のお通りじゃ」と女王さん気分だ。 振り返ると足跡がついていて。思わず笑ってしまう。楽しいね。
先日、初めて「佐賀県」を聞いた(笑) こういうの好きだ。楽しい。佐賀駅って、どこにあるかわからんのよな。 学生の時、電車に乗ってて居眠りしてしまったり、テストがあるからこのまま逃げようかしらんと考えてると、そのうち佐賀県に入ってしまうだろう、何故か 「このままどこへ行ってしまうんだろう…?」 たいそうドキドキさせられるだろう不安に脅え、つい、「私はそんなに活動的じゃない!流されて、その日暮らしに生きるんじゃ!零点で行こう」と諦めがついたものだ。
いや、その前に、海にサンライズしたりサンセットするのをボンヤリ眺め、薄明るい無人駅(近隣に民家すら見えず)にガッタンと止まるのに揺られながら、遥か夕闇の向こう、対岸に基地が大都会のように光輝いているのを見ると、何故か 「…美しいな。大丈夫だ」 って気分になったものだが。
「フフ。だがうちの田舎も負けてないぞ!」と密かに対抗意識を燃やした (アホだ) バスは一日二往復で、親父が子供の頃はバスなど一本も無く、病気になったら片道四時間往復八時間、歩いて町まで薬を買いに行ったらしいからな。「それって死んじゃう?」と思っただよ。 「隣の家の嫁さんは、その隣の家の嫁さんの姉ちゃん」というような限界までの狭苦しさだった。「えーん、もう許して」って感じだ。四代前の駆け落ちが今だに「あの上(カミ)の家とは本当は親戚のはずだったのだが、駆け落ちした際に勘当され親子の縁を切られたのだそうだ。身分違いだったらしい」と語り種だぞ。それが僅か四代前てのも、よく考えたら凄いきがする。 田舎ってスゴイな!全くな!
でもそんなスゴイ田舎でも天皇が昔、行幸したらしい。道の端にボロボロの木の柱がポツネンと立ってて微かな文字を判読すると「ここを後醍醐天皇(だったと思う。違ったら醍醐天皇だ)が行幸した」と書いてあった。他に特別華々しい異常事態が何一つ無かったんだろうな、それ以来(笑)「通過しただけだろ?しかもいつの話だよ?そんな事、今だに誇らしげに書いておくなー!」と思っただよ。なんと歴史学者に親切な地か。 あんまり面白いので、帰るたびに暇つぶしに「まだ立ってるかな?」と見に行っている。ちょうど、その先は道が山に入り込んで獣道になってしまうので散歩の終点にしてたのだ。
もう何年も帰ってないが、今頃はもっとバスの本数も増えてるだろうかな。便利な世の中になったし。…でもあそこだからなーと思ってしまう。
平井堅の「Life is…another story」を聞いた。 なんか良いわね。
無論、旅から戻ったわけではありませんとも。行く費用がないのに、帰る費用があるわけがなし。そんな感じだ。 休日も、ボサっと眺めて
「…………ここの意味がサッパリわからん…………」
唸り困惑し頭を抱え、「おいおい、読み終わるのは一体いつだよ?」と自分を罵っている間に、概ねとく過ぎ去り。 この本が最後まで一応でも、意味間違ってても、読みとおせたなら、ハッキリ言って私は威張るね。「英語の本を一冊読んだ!」と。 表紙外したら黒い。このブ厚さと良い、まるでバイブルだ。 何故かUK版(だから飾ろうかと…)
「…あれ?予定では今頃ここまで進んでいるハズだったんだけど?」 まるで原書講読講義の予習のよう。ああ、でもあの時分は皆で手分けしたものね…。わかんなかったら一緒に考えてくれる(てゆうか教えてくれる)人が居たもの…。あはん。
だいたいは、誰かが「こういうこと?」「それってどういうことよ?」「わけわからん」と考え考え、言いあってるうちに、誰かが「あ、わかった!きっとこういう事よ!…で、…ね、…でしょ!?」と言い出し、「おお!きっとそうだ!」「スゴイ!」「あんた、天才だ!」「素晴らしいよ、ムスカ君!」「わー!パチパチ!」と拍手喝采、「よし。じゃ、そこはそれで。で、次の個所ね…」「ゲー(意気消沈)」となるのだ。
現実逃避中。
なんだって、人様は一日で要点が捉えられるんだ!?おかしいよ、人は!(おかしいのではなく、賢いのでしょう)
よって、連絡してみる。 「タスケテ、センセイ」 「私が助けて欲しいわよ」
物凄く懐かしい会話をしているきがするよ。
「…ってことじゃないの?」 「そうか!すごいわ、姐さん!じゃ、これがブイワンで、これがブイツーだったわけか!」 「ホホホホ!」 「む、ナニ笑ってるのよ?私が何してるかわかるっていうの?」 「○×の下にブイワンって書いて、○△の下にブイツーって書きこんでるんでしょ?」 「何故わかるのよッ!?そのとおりだ!」 さすが、四年間の学生生活は人の姿を瞼の裏に明瞭に映し出すに十分か。
ともかく、このスバラシイ英語駄目っぷりよ。 「えすが、ぶいした、おーを」とか言ってる状態だ。さよなら、私。
でもかなり助かった。英語を読む感覚がもう全くなくなって久しい状態なのだ。 絶対に現役学生の方が有利よねー。 おばちゃんは、のんびりいきまっしょい。 人が聞いてウケてくれる、私の素晴らしい誤訳を披露したいぐらいだが、やったらイケナイのでできなのが残念だ。それだけで笑えるだろうに(苦笑)
このままでは、私は一年以上(ここで)音信不通かいな。そりゃ流石にあるわけない。
| 2003年06月22日(日) |
何でも来い気分になった。 |
昨日の私は悪い私でした。そして
旅に出ます
アタイ、買っちゃったよ、カミサマ。 食料を仕入れて来て、後十日で増税でもあるし、煙草もいささかおおめに買ってきた。 自分が信じられん。 私は飾る気だった!嘘偽りない!(それもどうか) だのに、こいつ、どうやら読む気だよ。今気付いたがね。 いかん時に五巻が出たものよ。四巻まで読み終わる時期を外すべきだったかもしれんね。
三百点換算で百二十点いかなかったきがする私に、一体何ができるというのか。 翻訳版が出る前に読み終わらなくて、結局翻訳版を読んでしまうだろうと思われるのに、そんな明日の事を考えずに今日から読み始める気らしいよ。 「時は命なり」で。
ともかく 覚悟を決めてみたのだ↓
さあ来い!誰でも死ね!
↑やれやれ(苦笑) そういうわけで、私は旅に出る。止めてくれるな。どうやらロングジャーニーだ。四巻より厚いように見えるよ。
英語の本を読むにあたって、間違いなく必ず言われる事は 「知らない単語があっても、できるだけ辞書をひかず、文脈から意味をとらえるようにし…」 だが。「英語は苦手」と断言する人間を甘く見ているとしか思えない。その文脈はどこからとらえるのかね。 「主に知らない単語(+忘れた単語)」の場合は、どうすれば良いのかな? んん?ンンン?
「ちょっと寝よう。でも朝まで寝ちゃうかもしれないな」と思いながら仮眠をとっていたら、ハリぽったのすごい変な夢を見て目が覚めた。 あまりにも変だったので、忘れぬうちにメモっておかねば、安らかに眠れない。
何をどうしてか忘れたが、衝撃の結末。 〜シリウス友情秘話編〜 私の脳はどうしてしまったのか?
ハリポッタのシリウスと、有栖川「双頭の悪魔」出演の粋でイナセなエキセントリック変態詩人(注:そうだったか?)シドとは、学生時代友達でした。 しかも、シリウス
「生れてハジメテ本当の友達ができて嬉しい」
問題発言だ。 シドが「おいおい、わざわざ俺みたいなのを友達にしなくても、他に親友クラスが三人もいるだろう?」に、僅かに笑みを陰らせ
「いや、あれは本当の友達じゃないんだ」
…え?パードゥン? ちょっとお待ちよ。
「ジェームズは?」 シリウスによれば、ジェームズは「生きる目的(ご主人様)」であって、友達じゃないんだそうだ。 「リーマスとピーターは?」 シリウスによれば、ルーピン先生とピーターは「友達でいなければならない」ので、友達じゃないんだそうだ。
「本当の友達だから告白するが、皆には言うなよ。殺されるから」 と、恥じらい(尻尾を捲いて、キュウと頭を下げつつ) 「本当の友達ができた!」(注:しかしシド) と尻尾をパタパタさせて、はしゃいで跳ねていた(途中から犬になった) …いかん、この友達、めっちゃ可愛いかも知れん…。
ちょい前の某「どうする?アイ○ル♪」のCMのように、浜辺でおいかけっこできる友達。
目が覚めた私の気持ち、 「……わあ、おい、イヌ、お、おまえは…」
ジェームズが「生きる目的」である(でなければならない)理由と、リーマスとピーターが友達で「なければならない」理由を詳細に解説してくれたのだが… しかし、私の頭は何を考えているのだろうか。意識が寝てる脳(無意識活動レベル最高潮の脳)、オソルベシ。 設定ホモですらなかったよ。 しかし、「まさか、いや、もしかしたら…、そうか…それでああなって、ああやって、ああいう行動を……?私にも言わずに?(笑)」と思わず納得してしまったよ。 すごい事考えるね、寝てる脳は。でも却下な。せめてホモにする(するな)
隣の学生さんが、青春相談室で賑やかだったので(「…でしょ?!…でしょ!?」という罵り声と「…うん…うん」と静かな相づちが延々と聞こえるので)、耳栓がわりに♪WE WILL ROCK YOU♪なんか聞きながら寝てたのが、イカンのか。 あー、この、ケイコリーの声が何重にも重なって寄せては返す波のようで、なんというか好きかも知れん。クイーンのオリジナルもこんな雰囲気だったっけか?遥か昔、一時洋楽ばかり手当たり次第に聞いてた頃にちょっと聞いただけなので覚えてない。 ここまで静謐で哀愁漂ってはいなかった気が…。 アルバム最初のイマジンなんか全然違うしな。♪イマジン♪のところで、辛うじて「なんと。イマジンだったんか」とわかるぐらいだ。パロディみたい。 ♪HUMAN NATURE♪も相当好きかも知れん。
♪If they say why, why ♪Tell'em that it's human nature ♪Why, why, does he do me that way って山のところが。ゆったり鈍くて、太くて。 で、 ♪I like lovin' that way, I like lovin' that way ところの、なんか酔いどれてる感じが非常に良い。 「この感じが好きなんだ この感じがたまらないのさ」 なんて、あんた、実に良い歌詞だね(笑)
昨日眠いとか言って早めに寝たら、もしかして私は風邪引いてたんかしら? 傘を買う為に傘もなく出掛けて濡れたままクーラー浴びてめっちゃ寒かった所為とかで。
朝起きた時から嫌な感じはしたんよ。結構早く寝たのに寝た感じがせず、顔も浮腫んでる、というか頭が重い。
そのうち酷くなって来て、起きて二時間も経とう頃には頭はズッキンズッキンとガンガンして、目は充血し、眼窩落ち窪んで、顔は赤らみ、汗をかくのに寒くて、甚だしく異常事態だった。 が、帰れない。
前任者が毎日毎日毎日、昼の休憩室で出くわした際には「もー帰りたいわー」とただ繰り返し言っていた事を思い出しながら、 「…どれくらい経った?…なんだ五分か…。今のを十二回やれば一時間経つんだな?がんばれ私。後、それを七回繰り返せば帰って寝れるわ…もう今日は何もせずに寝る。絶対寝る。あー、帰ったら思う存分倒れていられるんだわ…いいなあ、幸せ…頭痛くて吐き気がして気持ち悪いのは変わらんだろうが、だが寝れるだけ幸せだ(注:欲するあまりに白昼夢を見てる)」 と、殆ど小学校の時の感覚だ。
そうこうするうちに、やっと昼休憩に。 「風邪かしら?やっぱ風邪なのかしら?馬鹿が引く夏風邪かしら?あー、気持ち悪いー」 そしてお昼御飯を購入に、食欲はないがポテポテ歩いて行く。 「いつもはパン一個で足りない感じだけど、今日は今にも吐きそうだから何も食いたくない感じだ。ダイエットできそう。でも風邪だったら栄養取らなきゃ。吐きそうだから、、、そうね、偶には奮発して天丼にしよう」 自分、気がふれているとしか思えない選択。 だから頭が痛くて意識が朦朧としていたんだ。 でも食う。全部食う。そしてちょっと吐く。 「なんで私は天丼なんか食ってしまったんだ・・・・。しかも残すだろうと信じてたのに、五分で食い終わるってどういう事よ。余計気持ち悪い。ヨーグルトとかにすればよかったのに…。この吐き気と後六時間…気が遠くなりそう…」 その頃には頭痛はピークに。 「ハハハ、なんだかヨロヨロしてます?」 「ウフフウフフ」 やはり顔色は無駄に良いらしい。熱くて寒い。 孤独な職場で、「後三周するか?」とただ無駄によろよろ歩き回りながら(何もしないでいるのが見つかったら一大事。そして気を散らす為)、時々立ち止まって壁に頭をゴンゴンぶつけつつ「ヘルプ…ヘルプ…」と呟く奇行をおこなうが(グワングワンする頭痛を誤魔化す為)、あまりにも孤独な場所なので誰にも見咎められる事無く。
しかし、今こうしているという事は、つまり、ちょっと元気になったのだ。 あれは、三時前だった。 ふいに頭痛が軽くなり、突如意識がはっきりしたのだ。 「ここはどこ?私は誰?」状態に突然意識がハッキリと、頭痛は鈍く収まり、気分も軽く。
それで考えたんだが、もしかして寝過ぎた所為だったのかしら?
確かに、痛かったのは局所的に前頭葉の一部だったのよ。発熱と嘔吐感と寒気は頭痛の所為だったのだろうか。 たいていは幾ら寝たって何もないんだが。 ごくたまに、何時間寝たかは関係なく。 なんの脈絡も無く、ものすごく気持ち悪くなって、ガンガンズキズキ頭痛がして、それが起きてから六時間ぐらい続く時があるんだ。 途中でもう一度寝れたら早くおさまるんだが、鈍い頭痛は、結局しっかり寝て翌日起きるまでは続く。たぶん、起きるタイミングを間違えた時なんだ。 あれだったのか。 なら良いんだけど。風邪よりはね。
傘を折った話> 「傘買わないといけないから、今月貧乏」と言ったら、「長靴も買ったばかりなのにね」と言われたが、長靴を買ったのは先月だ。 私は日記を必ず、書いたその日にアップしてるわけでもない。書こうかなと思った時に書き始め、書き終わった時にアップしてるのだ。短くても長くても。何してるのかと言うと、足したり削ったり削除したり、辞書引いたり風呂入ったり飯食ったり耳掻きしたりして、「あー、あれ書こうかなと思ってたんだっけ?」と思い出してるのよ。 でもまだ間違えてる。そのへんは諦め。
よって先月も貧乏だった。何を気がふれたか、オーストリアのDVDなんか買ったしな。そして 「むき?アタイの望んだものが入ってないよ?」 と僅かにショックを受けたしな。 …ただ私、たぶん、何かを無くした時とか、壊した時とか、期待通りじゃなかった時に、人よりショックを受けないんだ。見て、「高い金出して買ったのに、入って無い」と悟った時に、「…ぅ」と一瞬何とも言い難い気持ちになったので、たぶんショックだっただろう。
傘の話だった。 それで、 私はある日、雨が降っていたので、いつも通り歩いて出掛けようとしたのだが、時間に間に合わなくなり、仕方なく「傘をさして自転車に乗る」と言う(私にとって)危険極まりない事を実行に移す決断を余儀なくされた。 何回も、やるたびに「命に関わるから二度とやるまい」と思うんだが、時間がさしせまったりもまた何度もするわけだ。 で、いささか緊張しながら、傘さしてチャリ漕いでいた。 うちとこは道路が狭い上に、歩道など無いので、フラフラのると色々怖いのだ。 そこで、雀の涙のように細い歩道よりに車がとめてあった。そしてその先には電柱があり、しかも向かいから傘さしてチャリに乗っている人が来ていて、後ろを見たら後続の車はとぎれそうに無かった。 それで私は「これはフラフラしてられん」と思い、チャリに乗りながら傘を閉じたわけよ。で、しばらく濡れながら走った。 「暫く道路は相当細いし、通行量も多い。これはこのまま濡れていくか」と思ったその時、なんが突然ガコガコって来たの。 「あらあらおやおや何がどうした?」と思ったら。 前輪に、傘が引っかかって挟んだだよ。 …へし折れた。 力ずくで逆に曲げて伸ばしてみたけど、ハンプティダンプティがもとに戻らないように、傘ももとに戻らない。案外脆い。 私はそんな事になったら自分が転ぶのだと信じていたよ。
以上、傘が折れた状況だ。
「日記に書こうと思ってたんだが」と言ったら、「日記に書け」と言われたので、書くのやめようかと思ってたが書いただよ。本編は短いのに(眠いのだ)、これを書き加えた所為で、横のバーが小さくなってるよ? 私の気の所為かしら。
最近好きな曲> 最近よく音楽を聴いている。私の人生では珍しい。
サラ・ブライトマンのハレム。アルバムがあるが、好きなのはハレム。 後、ケイコ・リーのWE WILL ROCK YOUが好き。 色々聴いててわかったが、私、あまり「アルバム」を好きになったりしないんだな。一時間ぐらい聞いて、「アルバムとしての完成度」とか言われてもよくわからない。集中力がもたない。 他に何もしないで何も考えないで、好きな曲だけを延々と何時間も繰り返し聞く。好きなものにだけ集中してしまう。 そんで画像を見たら駄目だ。音楽は聴き流している。画面に音がどう重なってるか、それが好きか嫌いかだけになってしまう。 映像付きで好きになると、次に聴く時も映像もいっしょに頭の中で流れ、絵が無いと物足りないものな。 映画音楽やテレビやゲームの音楽なんかモロにそうだ。 「あの場面で、この部分がこう流れて、あれがこう言って、あれがこうなった時に、この音がこう入ってきて、あれがこうなった時には音楽はこう展開していた…、のがメチャメチャ好き!」ってのになる。 「その音楽」が好きか嫌いかだけだったら、音だけ聴かないと駄目みたいだな。
もし歌だったら、歌詞がものすごく気になる。たぶん「異常に」気になってる。 インストなら、勝手にできるんだが、歌詞がついてるとなると…。 「これ、好きだ」と感じたら歌詞を見ずにはいられんのよ。そして私は耳で聞くよりも、目で見る方が言葉の意味もストレートに入って来るんだ。 なんだろう?よくわからないが、目で見た言葉が耳で「聞こえる」んだが。音じゃないんだが、感覚的には聞こえる。聞くよりも聞こえる。耳で聞いただけの言葉は意味よりも音が聞こえて、ちょっとキツイんだ。
だから映画も字幕派かもしれない。邦画が字幕付きだったら、もっと邦画見るかもしれない。恥ずかしながら、よく聞こえんのよ。言葉が。なんか喋ってるのはわかるんだが。早すぎるんだ。 よく字幕が邪魔だと聞くが、私は吹き替えの方が何故か疲れるんだ。さらに、アニメより洋画、洋画より邦画の方がより疲れる。 それに字幕なら(ビデオの場合)早送りでも話がわかるじゃないの。 たぶん私、映画の見方を根本的に間違えてるね。貴様は本でも読んでろって感じだ。いや、でも映像も見たいのよ。見たいのよー!
そういえば、ネットで小説とか情報とか長文の字を読む時に、「ものすごく夢中になってたら、充血しきって涙が出ても瞬きしてないので、ダラダラ泣きながら読んでる。すごく面白いの読んだら、もー目が痛く痛くて」って言ったら変だって言われた。 バーを最後まで引き落とすまで瞬きしたくないのよ。 だって、まばたき、邪魔じゃないか? 本なら、最悪でもページを捲る時に瞬きできるんだが、ネットだと一ページ読むまでする暇がない。でもページがいっぱいあるのも面倒で嫌なのだ。我侭なのだ。 私は、もとから瞬きが少ないんだ。「まばたき、いつしてる?」って昔、言われたもの。昔よりは格段に増えた。年取って干からびてきたんだろう。
ともかく歌詞。 意味が無いなら意味が無いで別に良いんだが、意味がない事は確認したい。 日本語は特にそうだ。 外国語はまだマシだが、それでも少しは焦燥する。「何か言ってる。何か意味をのせている」ってのが気になるのだ。 言語センスはないので、発音を全部は覚えきれないのだが、キーの言葉と意味の区切りを覚えて、「今こういう事を言ってる。こういう感じのところ」という解説が脳内で流れて、それでやっと気が落ち着く。
アヴリルなんぞ借してもらいました。実は好きなんだ。
最近のCDにはDVDが付いているのよな。 「すげー顔で歌うんですよ。吸血鬼みたいで」 「見たい見たい☆」 ドキドキ要らぬ期待をしてたが、予想より全くフツーだった(笑) もっと、「終盤でお迎えに来た黒の乗り手に指輪を差し出しかけるフロド(映画「二つの塔」より)」みたいな顔で歌うのかと想像し、「そりゃスゲーや!」と思ってたのよ。
単に顔の彫りが(日本人から見て)深すぎると見た。 そして私はわりと彫りが深い方が好みかもしれない。 よって好みの顔だ。 しかし、「好みの顔」というのと「好きな顔」というのは違うのだ。或日ふと、「この顔を見てると何故だか僕は幸せだなあ…」とシミジミ思うような顔が非常に稀にあるのだ。それは必ずしも好みの顔とは限らない。 (例: 「私の好みの顔=ミケランジェロやダ・ヴィンチ製作」 「私の好きな顔=古谷一行や中村吉右衛門」)
<そしてまたハリのネタバレ> <ネタバレっていうか、私のネタをバレって感じだ> 結局> ハリの原書は世界同時発売で、今月21日らしい。 が、問題は、私は英語がとても苦手だという事だ。しかもまだ「長文の方がマシ」ならよかったものの、長文は捨てていたのだ。 「フィーリングで読めば良い」等と人は言うが、子供の頃は知らない漢字や熟語など無視しながらフィーリングで日本語も読んでいたはずなのに、年取ったら何故かフィーリングで読めなくなったのだ。 だいたい、日本語ですら、自分フィーリングで読んだら大変な事になってるじゃないの。ちょっとした見解、視点の違いが、「ある人間」の印象を大きく変えてしまうようにだ。できれば、そういうポカミスは防ぎたいわよ。 しかし、それならば、余計、原書と翻訳と両方あった方が締めていけるのだけれど。
ポタ原作で、私がウンウン唸ってる部分だって、もしも原書で、過去形になってるか仮定法になってるか、その副詞がかかるのは単語になのか文脈へなのか、なんて事さえわかれば、それで内内の論争にケリがつくって程度のものもあるのだ。 ただ、同人女としては、あまりハッキリさせたら面白くないってのもあるわいな。
そういえば翻訳で「名付け親」となっていたのが、どうやら原書では「ゴッドファーザー」だったらしい。 印象的に、与える重みが全然違うと思われる。
少なくとも私なんぞにとっては「名付け親」なんてのはハッキリ言って誰でも良いのだが、そうだ。よく考えてみたら、向こうで(キリスト教で)「ゴッドファーザー」と言ったらば要は確かに「名前をつけた人」なのだが、フツウ同じ宗派でなければならず、「肉体の父(実父)」に対しての「魂の父(宗教上の父)」であり、その時点で家族となったと見なされる…のじゃなかったか。
私も色々翻訳物を読んだり見たりしたが、例えば子供が「何か悩みがあって家族に相談する事が躊躇われる」場合などには、「最も親しい大人」の筆頭として「まず最初に」相談する相手だった事が多いように思う。 「シリウスおじさん」等と表記されていると「ただのおっさん」のようだが、他宗教が思う「ただのおっさん」ではない。社会的には確かに父だ。 宗教性が強いのなら、実父よりもより重要な位置だったと思う。 いや、私は勿論専門家でもなく、一応仏教徒なので他所の宗教の事は知らんが。
なんか、大抵は「だから」実親か、神父だか牧師だとか、その地方の名士なんかが名前をつける習慣だったきがするよ。人に任せんで。「宗教上の父」などというタイソウなもんを「そのへんの行きずりのオッチャン」にするわけにはいかんので。
そうすると、 「シリウスが名付け親だった」というのが「ジェームズは特にシリウスを信用した」と呼応して補強しあっている事になり、印象的には「単純に「一番仲良しの遊び友達」だった程度じゃない」事を示唆するのかもしれない。 いや、そんな真剣なものでなくても。 少なくても「相当親しい。ほぼ家族のようなもの」だとか、「非常に尊敬していて」だのじゃないと、他人には頼まなかった気がするだよ。
私の印象に強いのは、「あなたが寝てる間に…」だ。あれで、そういう事を言ってたんだ。「「カトリックでは」名付け親は家族の一員と見なされる」だったが。 私は作者の事だとかサッパリ知らん上に、無論ハリーの諸設定など知らないどころか、わかっても宗派間の細かい常識やその違いだの知らんので、どんな習慣や常識がベースになってるか等わかろうはずもないが。 ただ、少なくとも、もしも読者がカトリック教徒であるならば、「シリウスが名付け親だ」と書いてあった時点で、「シリウスはハリにとって家族同然だ」と自然に感じる確率が高いのかもしれないと言う事だ。 それはつまり、シリウスの「裏切り」は、「友達が友達を裏切った」などと言う以上に、「「家族」に裏切られた」という感覚を含むかもしれないって事だ。 だったら一般的にいって、怒りの桁が違うかもしれない。 さらに、ハリは「家族」に対して憧れが強く聖域状態なので、通常の怒りを通り越したかもしれないとは推測されるよな。ハリの父母を死に至らしめたのみならず、ハリの踏んではならない聖域を踏み躙ったわけだ。
で、ともかく そして、そうすると、シリウスがハリーを引き取ろうとしたのも割りと自然で当然だと考えられるのかもしれないなと思い。生物学的にではないが、宗教的に(つまり社会的に)「家族」だからだ。 子供を人に預け、ずっと海外にいた母親が突然戻ってきて、「今更母親だと認めてもらえるかしら?娘にはもうその家の人々が家族であって、私は赤の他人と同じじゃないかしら?いいえ、どんな理由があろうとも、養育を放棄してきたのは事実なのだから、赤の他人よりもっと酷いかもしれない」等と、先日昼ドラでやってたノリなのか。
ところで、ハリーなんてのはよくある名前らしいが、あの無駄に派手な名前の人間が何故そんな「すごくよくある名前」にしたのだろうか。父親がまたよくある名前だからか、それとも派手な名前をつけられた苦悩が人知れずあって、熟慮黙考の結果かもしれない。
名前からして名づけた者の期待をズシズシと漬物石のように感じ続け、自分が名付け親になるんなら人の期待なんか負わずに自由にのびのびと生きて欲しいと思ったとか。
ものすごい勢いで脱線> そういうベースだとしたら、内圧に対する「俺は自由に生きるんだ!」的あの爆発性気性であり、思春期に悪戯三昧に走ったのもわかりやすく(きっと半グレ)、そしてその仲間であった友人を非常に大切にしようとしたのもわかりやすいかもしれない。 正しい不良は、規律や常識を鼻で笑うかわりに友達だけは異常に大切にするのだ。 よって不良は、一度身内と認めた者の裏切りをけして許さない。仁義と任侠の何たるかを見ればわかる。ケジメをつけるには指をつめねばならず、まさしく「なら死ぬべきだった!」だ。 袋叩きで許してくれたら超ラッキーであり、それは「本当なら今頃人知れず川に浮いてるだろうところを袋叩き程度で勘弁してくれ、どこへでも立ち去れだなんて、なんて優しいの?アタイ、そんなに愛されていたんだ。ありがとう、さようなら」レベルである。 で、スネイプ先生が優等生のマドンナで(笑)
いや、どっちかというと、 関東獅子組vs関西蛇組とかって感じかもしれない。 で、ジェームズが親分で、リリーが姐さんで、シリとリーが幹部で、ピーターは三下?鉄砲玉ピーター(苦笑) そんでスネイプ先生は蛇組の幹部。 だって「堅気(マグル)を抗争に巻き込むなんて!」とかなてるし。ダンブルドア校長は「魔法使い同士の絆は」とかんとか言ってた。「杯」? もしかしてまんまか。
そしてこれまでは地道にしのぎを削ってたのだが、急に海外からまふぃあが乗り込んで来て、勢力を拡大してきてだな。 裏社会を牛耳る怪奇な老翁のダンブルドアが時の警察権力者だかを呼んで、日本料理店でヒミツの話をするのだが決裂してしまい、「これからは国内で抗争している場合ではない」とか言って、「ともに、わしと杯を交わしたからには、おまえ達もまた兄弟となるのじゃ。これまでの血で血を洗う抗争はとりあえず水に流すのじゃ」とか言うて無理やり握手の四巻。
ルーピン先生は今は牧師か神父かなんかで、誰かが銃弾に撃たれて血塗れで雨の中転がり込んできたら「私の知り合いに口の固い医者がいる」とか言い出して、映画の終盤では教会で祈ってて、そこにはポッタ夫妻の墓があったりするの。 (よく考えたらハリ墓参りしてないな) ちなみに最終決戦の直前には、かくし扉があってそこを開けたら拳銃が入ってたりしてさ、「またこれを使う事になるとは…」とか言ってたら、シリとかが来て、「おまえは来るな」とか言うねんよ。その後にはスネが来るねんよ。 シリとスネが別々に来て別別に去り(例:シリが裏から出ていったらスネが正面から入ってくるとか)、コンマ差ですれ違うのがポイントやねん。 「祈っていったら」とか言ったら、シリは「戻ってきたら」とか言って、スネ先生は「我輩には必要ない」とか言って、結果は同じ態度やねん。言う事が違って、やる事がいっしょやねんよ。
そんでシリとスネと両方が抗争で死んだ後は(死ぬんか?で、死ぬ直前にはシリはスネに謝ろうとするんだが、スネが「気持ち悪いから謝るな」って言って、シリが「やっぱ謝るの止めた」って言ったら、スネは「貴様なぞ嫌いだ」と何故か満足し、シリも「私もおまえが嫌いだ」と何故か満足し、二人とも何故か満足して穏やかにそれぞれ勝手に微笑んでるねんよ。二人は両思いやねん(意味不明))、ダンブルドア校長がハリを引き取ろうかって言うんだけど、ハリが断って、そこをルーピン先生が引き取るねん。ポッタ夫妻の墓の隣にシリとスネの墓があって、最後はルーピン先生にハリが背を押されて花を手向けて風が吹いて、「君は皆の分まで幸せにならないといけない」とか言って「でも僕忘れません」とか言って、マーガレットがざわわざわわで終り (だから色々何故)
…やっぱ何故だかそげに見えるから、絶対シリかスネかどっちか死にそう。てゆうかどっちも死にそうとか妙に心配になるんか?
戻って> あるいは、単に子供の頃悪目立ちして恥ずかしくて名乗れんほどだったので、こんな恥辱を無駄に負わせる事はないとか。
と、まあ要らん事色々考えて、「どこにでもある名前だなんて、ハリーはなんて愛されているのだろうか」と思う(笑)
| 2003年06月09日(月) |
あめがふったりあめがやんだり |
どんな天気でも、それなりに好きでそれなりに好かないので、別に構いはしないが。ま、雨が降ったら、奮発して買った長靴が役に立つと言う事だ。 先日、人様と話していたら、なんと彼は一万円のTシャツをもってると言うのだ。 一万円のTシャツ!? 付加価値がついて、今二万を越えてるんだそう。
Tシャツというのは、高くて二千円じゃないんか? そんでそんで、一年着たら首周りがダレてきて、翌年も根性で着るんだが、「写真を撮るからちょっと屈んでください」などと言われたら「…マズイ。胸に引っかけて支えてるのに(笑顔で冷汗)」事になっているものではないんか? (捨てなさい)
どうやら私の想像を絶するオシャレさんだったらしく、ジーンズを履き崩してボロボロにしたいのだそうだ。私は、どうやったらこれ以上破けずにすむか日々悩んでいるよ。足突っ込む毎に、どっかの穴に引っかけてビーっと破れるのだ。 ま、そういうのセンスって言うねんな。親切に教えてあげました。 「どんな丈夫なジーンズ地でも、十年ぐらい着てたら、どこのアーティストかしら?みたいになりますよ」 物持ちがいいのが自慢です。
| 2003年06月07日(土) |
すごいよ、おねえさん |
私は最近夢を見てないのだが(見てるんだろうが、リアルなのを見てないので目が開いた瞬間に忘れる)、人様はハリの夢を見たのだそうです。
しかしダンブルドア×ハリの夢を見るなんて、さすがオネエサマは一味も二味も違うよ。とても/////だなんて割りと普通のカップリングを(強いて言えばと)主張した人間とは思えない。 しても「何故よ?」と聞いたところでは、私があんまりシリウスを「阿呆だ阿呆だ」と熱く力説した所為だそうだ。 人の所為にしてはいけないと思います。 初めて読んで「まるで芸名ね」と思った時点で、私の中では「基本人格はアホ」決定だったのだ。 ちなみに、ここで言う「基本人格」というのは、「自らが同人女である事を120パーセント楽しむ為に、一人のキャラクターに複数の性格パターンを当てるような節操無しの私(一本筋の通らない人間)の中で、最もメジャーな解釈(性格)」という事だ。同人の果て無い大海へ乗り出す際に地図上の目印となり、航路を捜す指針にするようなキャラクター性だ。 私が一番最初に暑苦しく喚き散らす解釈がそれだ。ここで言うならシリスネだ。
だって、「シリウス」なんて、全天で最も明るい星なのよ? 「アホ一番星」って感じがするじゃないの(そうか?) 「シリウスはおおいぬ座なので犬を選んだ」っぽく、単純っぽく。(それじゃ私的に面白くないので「それは言訳で、云々」と捻りたいのをガマンする) 「天狼星」というと格好よいが、私はそれで栗本薫のシリーズを思い出すので却下だ。シリウスは大犬座のアホ一番星なのだ。 私の中では、ギルデロイと同じくらい輝くアホの一等星なのだ。 ロックハート先生も好きだなあ。ピーターの次ぐらいに好きかも。
ピーターとシリウスは歳月の重さが人を変える的に対照的かもしれない。 自分は有罪だと信じての十二年と、自分は無罪だと信じての十二年、とか。 いや、もうこの話は止めよう。きりがない。 …楽しいけど(苦笑)
すぐに横道に逸れる間抜けな私は、シリスネに陥った直後には星の伝承を調べようとしたのだ。 だがシリウスでは格好よかったので即座に却下。
ふと今なんだか子供の頃、幼なじみの歳下の子、「ポチちゃん、いっしょに遊んでやってね」と相手の母親に頼まれ「いいよ。何するの?」と気安く請け負ったところ、何をしたのかといえば「ギリシャ神話を朗読し」た事を思い出した。そして「ギリシャ神話厭きた」で何をしたのかと言えば、「「はてしない物語」を朗読し」た事を思い出した。私も一時間は我慢したのだが、「朗読は飽きた」と主張したところ、「もっと積極的な遊びをしましょう」で、「英単語カルタ」をし、 「…これ、遊んでるの?」 と、物凄く不思議だった事を思い出したわ。 ちなみにその家にテレビはなく、BGMはコンポから流れるクラシック…。 まあ当然と言えば当然だ。あんな分かりやすくていいのか。
だがオヤツで出た「手作りブルーベリーソース」は旨かったね。うまうま。 栄養失調で倒れるような我が家には当然「オヤツの時間」がなかったので、「オヤツ欲しい」「菓子食いてえ」あまりに求めて人の家を渡り歩いたのだ。 「三時のおやつ」は憧れで、金持ちの基準は家に常備菓子があるかどうか(咽喉が乾いたら生水が出るか御茶が出るか。最も金持ちの家ではジュースが出る)と、玩具があるかどうかだった。
私が後々に出会った「フツウの人々」には信じ難く笑えるかもしれないが、世の中にはそんな家もあるのな。私は先祖代代の田舎者だったので、先祖代代の農家の子の家の方が落ち着いたけど。 あの、家中に立ち込めまとわりつき、人をも覆うような独特の匂いが。 なんというか、家がただの場所ではなく、それ自体が、呼吸をし朽ちかけながらもまだ生きている老爺のようだった。 …といいながら「落ち着いた」ってのはおかしいか。
ともかく、そうやって、星を調べようとしたら、昔知った自分の星がシリウスの次に明るい星である事を知った。聞いた事無いところがお気に入りだったのに。 …馬鹿二番ってことか? 「なまけものの星」だってよ。許す(単純)
そういえば、 昔から大人からは時々「もっと普通の友達を」と言われたもんだが(そんなマンガみたいな事もあるんだな。偶に「こんな事あるわけねえよ」という事がおこるので、人生はビックリの連続だ) そんな事言われても、私は昔から変なのとしか友達になれないので、友達になった時点で「ヘンな奴なんだろう」と諦めが入ってるのだ。
「…で、…が、…だそうですが」 「そりゃ変だよ」 変なんだってよ(笑) まあしょうがない。「私と友達」という時点で変な奴決定かもしれない。御愁傷様。とは言っても、変な奴である事を嫌がらないので嫌がらせにもならないな。 いや、別に嫌がらせをしたいわけじゃないが。
ところで、あるDVDを買ったのだが、家計簿をつけていたらまだ見てない事にさっき気がついた。一週間も箱を眺めていた。しっかり。
| 2003年06月05日(木) |
もう日記書かないぞと。 |
キ○ガイ呼ばわりされそうなので「もう日記なんて書かないぞ」と昨日は思ったんだが、今日はあまりにもヒットだったので、どうしても書く(軽い誓いだったな)
今日は何故か葛飾柴又のオイちゃんを見かけました。 ええ、そう。あの日本で一番有名なフーテンさんです。パッケージにこう書いてありました↓
「ほら、あんまり海が青くて あんまり空が澄んでいたので 「俺とリリーはつい 夢を見たのよ
↑何作目か知らないが「ハイビスカスの花」より マドンナ:浅丘ル○子
この「リリー」に無駄に注目してしまったらしい。 あちきは御仕事をがんばろうとしたのですが、御目目に涙がいっぱい溜まってしまいました。何故か息も荒くなりました。 自分でも意味不明なまま、泣きそうに笑えた。 私は涙腺が非常に弱いので、引っ込むのも早いが出るのも早いんどえす。可笑しくて、しかし声を上げて笑うほどではない場合は、すぐにジワと来るのだ。今日はマドンナの名前の所為で、思い出すたび可笑しくて一日ウルウルしていた。
毎日腐れてて、この日記は既にタイトルだけで腐臭が漂ってるわよ。
先日の錯乱気味な私の日記「全部変とは言わずに、どこが変か教えて」と、その正直さを見込んでオトモダチに頼んだが、何故だろう、彼女はシリルだったらしいと言う事だけわかって会話は終った。
そこで飽和状態の頭を必死に繰って自力でアヤマチを探そうとし 「ここ、違うんじゃないかしら?ハニー」 「そうだね、ダーリン」 という個所を色々見つけたのだが、もはや、打ち直す気力はない。てゆうか、その度に打ち直してる気力が無いので日記になるわけよな。
シリウスとルーピンをカップリングにするなら、テーマは♪聖なる海とサンシャイン♪かな。ジェームズとルーピンをカップリングするなら、♪BURN♪かな。ジェームズとシリウスをカップリングするなら、テーマは♪SO YOUNG♪かな。てゆうか、なんでも良いな(いい加減な) 今何を聞いてるかよくわかる。 うわー、暗いのいやだー(自分で言っておいて…)
…おかしい。シリスネが無いわ。 シリスネはね…、シリスネはね…、
スラヴァのアヴェ・マリア(カッチーニ)で!
「スターリングラード」で!
・・・てゆうか、ちがうだろ(自主ツッコミ。しかもさらに暗いのでは) 遊びすぎですよ、自分(苦笑) 「スターリングラード」はともかく、♪あーヴぇーまーりーあー、ああーヴぇーまありーあ、ああーあああああーあーああああああー♪って感じで! (わかりません。しかも「あ」の数が全然足りません)
だって、好きなんだよ。スラヴァのアヴェ・マリアが。 カウンターテナーとか言われてもよくわかりません。 アタックテナーってのもあるのでしょうか(ありません)
シリウスがアタックテナーで、セブルスがカウンターテナーなの! (言っておくが、私は止めました。だのに一体どこへ行くつもりよ)
私の中では、スネ先生が相手の時だけ犬が攻になれるらしい事に遅れ馳せながら気づいたわよ。 さもなくば、リバまでしかいけぬ。何故なら「世界で一番最後にホモになる男」だからだ。ちなみに、ルーピン先生は「世界で一番最初に攻になる男」で、ジェームズは「世界の終りまでリバで踏みとどまる男」です。 そしてピーターは「生まれながらの間男。他人のものだけ欲しい男」あたりで。
| 2003年06月02日(月) |
腐ネタバレに腐捏造。 |
ペズのCDが欲しい。花咲くドンブラゴーが欲しい。今一番欲しい物。津軽三味線の音がするんだー(注:エセ津軽三味線ファン)
はりぽた> 今日もアホ丸出しです。馬鹿だなと思われるんだろうなあ。ちぇ。
私「じゃ、そういうことで、まあ頑張ります」 同僚「いや、そんなに頑張らないで、適当に。何時も通りで良いですよ」 私「あら、そうですか?じゃ、何時も通りで…って、私はいつも頑張ってるつもりなんですよ?酷いわ」 同僚「あ、そうだったんですか?(笑)すいません」 私「(笑)そんじゃまあ何時も通りって事で。お先ー」
嘘です。今ここで告る真実。 今日も隙を見て暇にあかせて、「ジェームズとシリウスは何故リーマスを疑い、ピーターを選んだのか」という深遠な謎について徒然に思いを馳せていました。職存続の危機や(注:私達は上司に脅されている。特に年期の入った同僚は風当たりがきつい)、精神を病んで入院するような人間が続出する職場の人間関係について思い悩んでいるような顔で真摯に相づちを打ちながら、全然関係ない事を真剣に思い煩っていました。 ごめんネ。
んな事言ったって、「ものすごくどうだって良いジャン」という事をウダウダダラダラいつまでも考えるのが私の幸せの一つだ。ラブに全力疾走するのは、深層からプリュームの如く突き上げてくる、ライフに対するタマシイのレジスタンスなわけよ。そんな民衆の訴えを無視したら、やがて大地震になり、国会が大揺れしたあげく体制が崩壊するじゃないの(意味不明)
一昨日の私は気がふれている。うむ、確かに。 何がイケナイのかってシリウスの仇名がいけない。「パッドフット?…肉球のついた足ッ!?」と思ったのが運の尽きだ。 落ち着け私!相手は犬だ!猫じゃないんだぞ!?ネコじゃないんだぞ! シッカリしろ!ファイトッ!(何してんの?) でも「肉球のついた足」とかいって、やたら無駄に可愛い。そんな事で攻が務まるのか。いや、本当はたぶん「足音を立てずに歩く足」なのかもしれないが(でも気配を消すのって、ライオン以外、主に単独で狩りをするネコ科のメイン特徴なんじゃ?…て、イケナイわ!私!要らん理屈に走らない)、「肉球のついた足」の方がインパクトがありすぎて、脳裡から振りほどけない。
猫の足を思い出してしまうのよ。あのシナっとしてふわっとして温く柔らかい感じは、いつもひんやり肉球が付属していた。 可愛いのだ。猫の前足を握って軽く振って「にゃーん?」とか言われるのが私の趣味なんだ。一度味わうと忘れられない、あのタマシイの悦楽よ…。わかるでしょ!?(わかるんか) 全然関係ないが、でぃずにの映画で「三匹、荒野をゆく」だかなんだかあったわよ。猫一匹と犬二匹との三匹で帰還を目指す奴。鬼の如く楽しい。
私は何故主人公の父が鹿なのかわからない。白い梟がカッコウ良いのはわかる。鹿がカッコウ良いのはわからない。本国では鹿はカッコウ良いのか。 しかし某嬢は日本人なのに鹿がカッコイイというのだ。 どこが?あんな♪ふんふんふん鹿のふん〜♪で、センベイを差し出すと手ごと食おうとする奴等のどこが格好良いんだろう。どっちかというと間抜け面よな。
ともかく、今日はもうちょっと普通に頑張ろう。 自分が書いた事を色々思い出して、いつものことだが片手落ちやら多いので気になって。(いや、書いてるうちにもっと酷くなったよう。私の頭はめちゃくちゃだよ)
なんでそこまで、ピーターを信用したかな。それとも、ピーターを信用せざるえないほど、ルーピンが怪しかったか。 四巻までで判明している事実から、ルーピンとシリウスの発言には一片の嘘もなかったと仮定しての、ルーピンが疑われた理由はなんだろう。
(注:嘘がなかったと仮定する発言の例↓ シリウスが、秘密の守人を別の人間にしよう、それにピーターを推したのは自分だと発言しているところとか。 これ、ジェームズが言い出したとしても、シリウスは自分がだと言ったかもしれないとも思うよな。しかしそうすると、絶対に一度はピーターに「おまえを信じたのはジェームズだった」と言って責めているきもする。しかし、原作でピーターと対峙しているシーンでは同所にルーピンがいるので、ルーピンが居るところでそう弾劾すると「ジェームズはルーピンを疑った」と証言するのと同じになるので、やはり今更言えないかもしれない。 ルーピンの方にしても、何をどこまで悟った上での「私にも言わずに?」の後でのハグなのか。ルーピン先生の方では、「もしかして秘密の守人はピーターだった」と思いついた段階で、自分が疑われたのだと直ぐにわかり、その理由には思い至るところがあり、そうすると全部納得がいったらしい。学生時代に決定的な事件が他に見当たらないのなら、ここは暴れ柳事件に絡めるかもしれないよ。 少なくとも、ルーピン先生は「ピーターが生きている」と知っただけで、ということは、「ありうる可能性だ」とすぐに思い至ったという事であり、裏返せばそれまでにも「何かがオカシイ」とは思っていたかもしれんようだよ。
この辺のシリウスは微妙すぎ。 自分じゃなかったから自分を責め過ぎなかったか、あるいは、自分だったからこそ立っていなければならなかったかだ。ここによって、セドリックに対して悔いているハリーに、なにか口を挟もうとした感情の根元に微妙に違いが出るんだが。
第一、シリウスがアニメーガスで犬を選んだのは、やはりルーピンが狼だったからって気がどうしてもするよな。シリウスがピーターを選んだのも敵の裏をかく気だったのだから、「シリウスがピーターを選ぶはずがないと普通なら思うだろう」という実績と根拠があったはずだ。それだけシリウスは傍目にもルーピンに傾倒、ていうかルーピン寄りだったという事になる。ジェームズは別にして。そのへんは身内内でも明らかだったんだろう。 シリウス自身がそう思っていたんだろうし、ジェームズもそう思っていたし、ルーピンもそう思っていたし、ピーターもそう思っているだろうという事だ。 ルーピン自身の「「私にも」言わずに?」のところでも。 だが、そうすると余計に、よりによってそのシリウスが、何故ルーピンを疑ったのかってのは大問題だ。
そうだなあ、仮に自分がシリウスだったとしよう。 そうすると、真剣に疑わなければならないなら、「自分はルーピンは絶対にシロだと信じている。だから自分がルーピンについて判断することだけは信用できない」という考え方もするけど。自分がルーピンを疑うのが一番公平な見方だ。
ルーピンが白だった場合、ルーピンに実害はない。 ルーピンが黒だった場合は、やはりルーピンを疑って問題ない。 ただ、シリウスの立場からすると、スパイは自分ではないということは自明なわけで、ジェームズではないわけだから、実質疑わねばならないのはルーピンかピーターの二択になる。ルーピンを疑ったとして、結果秘密の守人をピーターにするとなると、もしスパイがピーターだった場合は筒抜けって事になる。 自分が信用してるからなんて理由で、そんな危険なことができるだろうか。 だがピーターを疑ってルーピンを守人にした場合、ルーピンがスパイだったならやはり筒抜けだが、もしルーピンがスパイでなくピーターがスパイだった場合は、ジェームズは守られ、ルーピンは守られ、ピーターは自分達を裏切らずにすむが…。
ジェームズとシリウスは賭けたんじゃないかって気もするな。 ピーターがスパイだろうと疑っていて、だが自分達がピーターを信頼してみせることで、ピーターが自分達を裏切れない方にだ。 「こちらへ戻って来い。今ならまだ間に合う」という意思表示だったとかさ。 その場合、シリウスがルーピンを疑ったと謝罪しているのは、ピーターが裏切ってジェームズが死んだ後という事になるかもしれない。ルーピンからピーターが秘密を聞き出すことは難しいかもしれないが、ピーターからルーピンが秘密を聞き出すことは、それほど難しくはないかもしれないもの。 現実、秘密はどこかで漏れた。どこで漏れた?と考える。 仮にスパイがピーターでなかったとしたら、やはりルーピンだったという事になる。争った後がないのも、相手がルーピンだったなら有り得なくもない。 そこまでの信頼をかけたジェームズを裏切るはずがないと、シリウスは最後の瞬間までピーターを信じたかったのじゃないか。だから自嘲に笑いになるとかさ。
だいたい何故、「絶対に誰も思いつきもしないだろう秘密の守人」であるはずのピーターのところへ「心配で見に行った」わけ?(苦笑)だからヘタレだって言われるんだよ。どう考えても、心配すべきなのは囮である自分だろうが。「いや、自分は絶対大丈夫。不覚は取らない」等という自信過剰ぶりであったんなら、余計に、秘密の守人を摩り替える必要が果たしてあったのだろうか。 ピーターが白だと思っているなら、いつ奇襲を受けるかしれないような自分が力において劣るピーターのところへなんかホイホイ行って、巻き添えにしたり足手纏いになんかなられたらどうすんのよ。 シリウスは一体「何を」心配したんだ? ピーターがスパイだと思っていて、だのに標的の秘密の守人になったのなら、ピーター自身が追いつめられるからじゃないんか。彼はスパイだった。なら自分達に助けを求めることはできないだろう。自分が危険になる理由、スパイであった事を告白せねばならないからだ。だから助けに行ったんじゃないんか。
このあたりを考えると、ジェームズとシリウスは親友というより、シリウスにとっての親友はルーピンであって、ジェームズの方は鏡にうつった自分を見るようだったんじゃないかって気がせんでもない。普通、自分を友達にしたり、自分を恋人にしたりはせんだろう。 「鏡に映った」ってのは、正反対じゃなくて、全てが同じでありながら、尽くが逆になっているって事だ。説明がむつかしいわね。 全く同じで正反対というなら、スネ先生とシリウスの方がそうだろうきがするよ。 マクゴナガル先生が「まるで実体と影のようだった」と言ってるもの。 ジェームズは頭がよかったらしいのにな。二人でじっくり相談の結果、「命をかけてピーターを信用してみせよう」という事になったんじゃないかって気もするよな。それで「死ぬべきだった」で「我々もおまえの為にそうしただろう」が太字になるんかもしれない。仮定の話でなくて、「事実そうした」という意味だったかも。
脅され弱く臆病なピーターは裏切るしかなかったかもしれない。なら秘密の守人に選ぶことは、ピーターを余計に追いつめたことになる。だから、シリウスは十二年黙り続けたとかさ。どちらにしろ、二人は賭けに負けたわけだし。自分が死んだ気でピーターの弱さを許そうとしたとか。 「どこへでも逃げろ。もう誰もおまえを追わない」とな。それだのに、ピーターは姿を隠してロンのところ(魔法省の役人の傍)にいて、つまりホグワーツ、ハリの近くに居た。 「ハリの顔を正面から見る事など到底できないだろうおまえが、一体そこで何をしている?何をする為だ」と思うと、プツっと血管がキレたかもしれん。
ならあの罵倒の激しさは、わからんでもないちゅうか。私も短気なので、短気が血管キレた時のホトバシル奔流を抑え難い気持ちがわかるってゆうか。 出刃包丁もってロンの寝床を覗いた気持ちもわかるよ。言うなれば、ナマハゲ気分? 叫びの館にロンごと引きずり込んだ気持ちも。「ここで会ったが百年目!誰が逃がすか!?」と、ワームテールしか見えておらず、ロンは何故だかくっついてきたんだよ。必死で身柄を確保した途端、要らんロンがくっついてる事実に気づいたのだ。で、ロンをどけなきゃイカンのにロンがどかんので、いよいよ「コレどうしよう?」とちょっと困った感じだ。 例によって、「後で剥がせば良い」と思ってたんだよ。
そうしたら私はここを思いきり読み間違えていたことになるのよ。ああ、面倒くさい。いや、必ずこうだろうとは言いきれないが。
生き残ってしまったので説明してくれるシリウスが阿呆っぽいが、妻と子供の命がかかっていながら決行したジェームズも同じ程度には阿呆って事になる。シリウスが間抜けなほどピュアだったとすれば、ジェームズもそうだったという事になるだろう。だのに何故、他所様では大抵シリウス「だけ」がアホなんだろう? やはり肉球だからか。 自分だけでなく、自分が守らねばならないものも賭けろとは、「他人」には到底できないレベルの要求だ。だから、シリウスにとってジェームズは親友というより、腹のうちが面白い程読める文字どおり「一心同体」クラスだったんじゃないかって思うよな。 …うーん。
そんで、考えてみるわけよ。 シリウスはルーピンが狼だから近い犬科を選んだ。ジェームズはやはりルーピンが狼だから、捕食される側の草食動物を選んでみせた、とか。 シリウスはそのまま「自分達は友人だ」という意味でだが、ジェームズはそれを補足して「仮に自分達が君に捕食される側であったとしても」という意味でだ。何故に鹿かは知らんけどね。どうかしら? そんで、ジェームズとシリウスは互いには相手が何故何を選らんだのかが説明しなくても見る前からわかる、「あっちはアア来るだろうから、自分はこう行こう」で、それが高確率で当たるような。 腹のうちが読めるってのは、つまり殆ど同じ速さで殆ど同じ事を考えるって事だが、そこで、どっちが実体となり影となるかに暗黙の取り決めがあったので上手く噛み合ったんじゃないかと。 例えば、親友だとか恋人だとか実体同士だと、裏を読んだつもりで、相手も裏を読んでた所為で裏の裏になって表になってかち合ったりするだろう。そこをどっちかが実体に徹し、どっちかが影に徹することで足並みを揃えていたんじゃないかて気もする。 悪戯にしても、「こうやってこうやったらこうなる」って時に「誰かが囮になってくれないかな」と思う時、目が合った瞬間に同じ事を考えている事がわかったとしても、暗黙の了解で「じゃ自分が囮になろう」「じゃ自分が実行しよう」という役割分担がないと上手くいかないだろう。両方囮になったり、両方実行したら、どうにもならんからな。
まあ、そんな事はおいといて普通に考えてみましょう。 ルーピン先生が疑わしいかった、その理由はなんだろう? ↓下に行くほど腐女子度アップ。
1> 就職できずに荒れていた。 1’> 彼女ができずに荒れていた。 2> ハジメテできた友達と縁が薄くなるだろう覚悟を決めてしまい、ヤサグレていた。 3> 狼人間と友達だとバレると友人の職場関係や社会的信頼に影響するだろうと距離を置こうとしていた(ホグワーツではボスのダンブルドア校長に理解があったが、他所ではそうはいかないだろうから) 4> ジェームズがリリーとくっついて、(どっちかに)失恋して、ひそかにヤサグレている状態だった事をジェームズかシリウス、あるいは両方が知っていた(腐女子使用) 5> ジェームズかシリウスがルーピンを在学中から振りまくって、その関係は既に修復できないほどになっていた(腐女子専用)
いやいや、これだと逆に疑われないかもしれんな。
6> 暴れ柳事件に何か真相がある(腐女子兼用)
私としては、暴れ柳事件を絡めて、シリスネにしたいところだ。
てゆうか、三巻のスネイプ先生は本当に可愛い。ものすごくヒステリック。シリウスの血管キレぐあいが霞むほどだ。 透明マントに隠れながら、自分の事を「当然の見せしめだ」等と言ってるのを聞きながら、「おのれブラック」と怒っていたのだろうと思うと、おかしくてタマラン。ちゃんと「ルーピンは関係無かった。悪いのは全部ブラック」というところまで聞いてから出てくるのが妙に笑える。 いつものスネ先生なら「当然の見せしめだ」まで聞いた時点で、「よくぞ言った」って感じに飛び出てきそうだが。シリスネとしては、一瞬ショックのあまりタイミングを逃し、「くっ」と持ち直してあのタイミングとかね、考えるわよね。ははは。 「甲乙つけがたいほどの憎悪」って、あんたら一体何があったねんな。 アタシは気になって夜も眠れないわよ。
どちらにしても、セブルスはジェームズを特に嫌い、シリウスとは誰もが認める犬猿の仲だったわけだから、ヴォルデモート側に入り込むスパイとしてこれほど疑われなさそうな適役は居なかったかもしれない。 ポッターが狙われていると密通してきたスパイってのは、やっぱりスネ先生なのかしら。 後はね、さりげなく、ルーピン先生が「セブルス」とファーストネームを呼んでいるのが気になるよね。そんな仲なわけ?それもありか。 色々迷うわ。
全く、頭が痛くなる。私は頭悪いのか複雑な人間関係とか、しごく苦手なのよ。人数が多くなると、かなり辛いのよ。特にそこに複雑に物を考える人間が複数人含まれるとかなり苦しい。容量と処理能力の限界が。 でもそういうのが好きなんだ。
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