sasakiの日記
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2012年02月24日(金) リハーサルはじまる

なかなかメニューが決まらないまま、リハーサルに入る。
やりたいものがありすぎて、ついつい欲張ってオーバーペースになってしまう。
リハーサルなんか珍しくもないんだけど、いざ、メンバーが集まって、それぞれが音を出すと、あれもこれもと、試したくなる。
性分かもしれない。
いつも書いているけど、構成されるメンバーで行きたいところが変わってゆく。
と言うよりも、変わって行って欲しいなあ。と思う。

どうせ、時間を使って積み上げて行くのだから、鮮度のある物を。
正直言って疲れることはかなり疲れる。
譜面通りに弾いてもらえば、あらかた成立するんだけど、体にも優しいんだけど。
上手くなりたい。
これが究極の目標。

みんな、そう考えている。

でも、上手い、と言う捉え方がそれぞれに違う。
厄介で、やっかいで。
歌は大体4分ぐらいで終了する。
スタートしたら、あとは水道の蛇口みたいに音が噴出する。
他愛も無い。
その短すぎる時間の中で、数多くの情報を伝える作業。
無茶なことを僕らは平然やって、客も当然の様に受け止める。

こうやって書くと、音楽は改めてすごい。

上手く伝わる様に、みんな集まって、黙々と精進する。

頑張ります。

明日は、ラジオの日。
今回は無茶苦茶オーソドックスな歌を歌う。
ギターとウクレレで。

おわり


2012年02月21日(火) びっくりすること

「人間臨終図鑑」山田風太郎
人の終わり方を延々と書いた本で、タイトルだけ見ると引きそうになるんだけど、ただ人名辞典のようにたんたんと進む。
時々、作者の好きな人、嫌いな人の主観なども出てくる。

昔の人はひたすら病気で死ぬ。
昔の人だからある意味理不尽に死ぬ。
色んな病気で死ぬ。
医学が進むと変な言い方だけど、死に方が下らなくさえ見えてくる。

ある意味、死に方も多種多彩、色々。
徳間文庫、全4巻
久しぶりにはまった。
そして、一体自分の脳、まあ、人の脳でも良いんだけど、何人の名前を記憶して、それらの人を識別区別、認識、知識、経歴、履歴、出自を知っているんだろう?と驚く。
物を忘れても全然不思議ではない。
川端さんとトールと3人で話すと毎回「ほら、あの人、あれ!なんだっけ?ほらほら!あーーっ。」、良く今まで僕らは普通の会話が出来てたもんだとつくズク感心する。僕はもう最近、思い出すのを放棄した。出てこない物は出て来ない。

思い出すように努力するほうが良い、と言う人と、そう言う努力はしない方が良いという2派がいて、正直どっちが良いのかについては多分、誰も本当のことは知らないらしい。個人的には、思い出すように力をいれた方が脳体力には良いのではと思っている。

ライブの中身を考える。

アルバムの候補曲が絞り込めない。増えていく。

寒いのにあーーーーーきーーーーーーたーーーーーーーーーー。


2012年02月14日(火) 一本道

頂上までは迷いようのない一本道です。
ただ、ひたすら登れば天辺に着く。

それにしたって大した道程でも、時間でもない

誰かが通った後、その後をなぞっていって道になる
冬の山路を歩くとよくわかる
誰一人としてその軌跡から外れようとせず、律儀に道を踏みしめる

斜面を登ってゆく
枯れ木に見える林の向こうに鹿の足跡
一歩が大きく、雪を掻き分けて進んだ跡
18番 地蔵 西風を正面で受け、静かに笑え

誰かが作った道をなぞって行っても苦しいことは苦しい
狐の足跡 一体 先の斜面を越えていく
キツネも熊も鹿も
しみじみ一人で歩いていく
だれも他人の道は使わない
さみしい風景だけど
雪の上に 生きたい という証を刻んで 向こうの斜面に消える

アカゲラが木をつつく
こっちはずっと 息が上がったままでハァハァ
コツコツ ハァハァ
コツコツ ハァハァ
冬の山は音がしないはずなのに
じっと休んでいると
下の都会から ぐーぐー とほんのりひゃくはちじゅうまんにんの
生きてる音が煙になって登ってくる

ゴヒャクメートルでも山は山だ
天辺にも登ったし
さて、自慢しに帰ろう


3月14日のサンピアザのリハーサルがそろそろ始まる
リストはできた
メンバーも決まった
個人の練習も万全

後はひとまかせ

おわり


2012年02月10日(金) 相変わらず、曲がっていく

アルバムを9月に出す、と小樽、東京で言って
手をこまねいてる
曲のリストアップも終わった
譜面作って、デモテープ起こして
おおよそのイメージを広げて
アレンジを考え
使う楽器を数え

大変、面倒臭くなってきた

作業チャートを作らないといけない
10曲に決めよう
タイトルも決めよう

トースターの上の雲

So-far a fridge a door の続編にする

まずひとつ



2012年02月03日(金) ふと、

煙突のことを思う。

いろんな物が燃えている。

大抵、いらない物をもやす。

時々、ほんの時々

いる物を燃やすことがある。

無理やり燃やす物もある。

満遍なく煙が出て、満遍なく空にのぼってゆき

何事もなく消えてゆく

いく百本の煙突が屹立して、縦に横に、上に下に

縦横無尽に煙が流れる。

そんなに色んな色は出てこない。

何を燃やそうが、そう違いがあることもなく

要る物も、要らない物も、良い人も、悪い人も

特別な色が出るものでもない。

ぱーふぇくと

落書きを書こうとするけど、何か意味を持とうとするところに行こうとする。

つまらない

多分、金なんかもってるからだ。

燃やしてしまえ。

おわり


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