sasakiの日記
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2009年10月26日(月) 姿勢を正しくして椅子には座ろう

 会館の楽屋は大抵長いテーブルとパイプ椅子が置かれていて、大体がそんな風にあつらえてある。リハーサル前、舞台を見に行き、スタッフと挨拶、ケータリングコーナーに行きコーヒーをジャバジャバついで再度控え室に戻る。外を見て今日の天気を気にし、寒くなってきたなあと感想を述べて壁に設置されたスチームを軽くさする。面倒くさい時期で、会館によって暖房の開通がまちまち。ギターの弦を交換してもらい(今回はジョニーに懇切丁寧にお世話になった。ここに表彰してみたいと思っています。)、書くコーラスパートをさらい、遠くのほうから聞こえてくる三浦君の発声練習に合わせてついでに、ワアーオーワーアー♪やる。
 他は大抵パイプ椅子に座り、人の話を聞いている。4人いると大概、話を聞いているだけで済んでしまう。
 今回のパイプ椅子は、足が4本あって、なかなか剣呑な奴だった。
 後ろに体重をかけ、パイプ椅子後ろ二本でユラユラ揺れる。
 江別、岩見沢、函館、室蘭、旭川までは、ユラユラ揺れていても、別に何もなく、愉快な、コンサートも非常に素晴らしい感じで進んでいて、みんなハッピーだった。
 岩見沢で三浦君の座っていたパイプ椅子が全面的に倒壊して、そのまま倒れ腰を打ち一時、大変状態になって心配することになったのだが、まあ、何とか無事怪我もなく進んでいた。
 6会場目の滝川。
 本番が始まり。一平、佐々木、三浦君と順調に進んでいて、楽屋で出番が終わり最終コーナーの出番を待っているとき、話の内容は忘れたけど、例によって後ろに体重をかけ、ユラユラ揺れながら盛り上がってイエイ!といった瞬間、重心が丁度真ん中になってしまった。
 さて、このまま行くと、あとは緩やかに重心が後ろに移動するんだろうなあ?と思うまもなく、ユーラーと後方に流れていく。
 ああ、もう前には戻らないんだろう、後ろのほうには何も危険物は置いてない、あるのはリノリウムの床だけ。頭を打つと面倒なことになる。であれば、今振り上げている右での肘で何とか体勢を修正できないだろうか?
 上手い具合に肘でカバーでき、思いのほか痛みもなく、無事にやり過ごした。ただひっくり返った椅子の音が思いのほか大きかったので、廊下にこだまする音は印象深かった。
 いよいよ。細坪君が絶好調で最後の歌。決めもばっちりとおさまり、アンコール。
 アンコール、アンコール!
 嫌が上でも盛り上がって無事終了。
 残すところあと、札幌、千歳、の2会場のみ。
 いい楽屋の風景。
 それぞれが感想を述べ合って、よかったね!
 何気なしに肘を見てみたら、これがびっくり!
 ゴルフボール3つ丸めたみたいな腫れが。
 今まで見たこともないくらい腫れていて、流石にみんなも引いていた。
 三浦君が使っていたシップをもらい応急処置。
 次の日病院に行ったら、水がたまっているので抜きましょう。ということだったんだけど、いざ注射針で吸引しても出てこず、どうやら固まったみたいだから切開して取りだしましょう。麻酔してなんだかいろんなことやらられたけど、怖いから見ていないので、詳細は不明。
 そのまま、、札幌本番。「リフレイン」でギターストローク、腕振ったら見事に腫れあがった。
 黙っていたけど、その日は舞台の袖のライトに額を打ち付けた。
 結構、踏んだりけったり。
 
 その日は大まかな打ち上げを札幌でやったんだけど、思いがけない人が参入してきて大昔の札幌時代を随分蘇らせてもらった。
 明日もあるということで解散、外に出てまだ余韻を引きずりつつ、それじゃあ、というまもなく、一平がものの見事に舗道で転倒。
 次の日、どうだったと聞いたら、無事だったということでよかったんだけど、
 細坪君はどうなったんだろう?
 額打ったのは、ピンチヒッターだったのかもしれない。

 昨日は、のや。ロケット姉妹のライブ。
 その前の前の日は、さっぽろコーヒー館でのコーヒー飲みながらショートサイズのライブ。ざっくりとした感じでいけるかもしれない。もっと、ざっくりしててもいいかもしれないなあ。
 それにしても身体は相当こたえてる。

 明日から、田舎に戻るので。
 
 今日は風呂はいる。
 
 蚊が一匹とんでる。
 よくわかんないから、そうっとしておいてやることにした。
 血、吸う元気もないみたいだ。
 可愛そうに。


 
 


2009年10月13日(火) 益々寒い

 2009年の冬が始まりました。
 たそがれの月、10月も13日となり、あすから函館のたびが始まる。
 旅人の月、10月。
 自転車もいよいよお終いか?
 藻岩山の階段もリニュウアルされ、登るのには優しくなったらしいので、運動方向は今度は垂直へと変更。蛇も穴の帰り、熊も穴に帰り、リスも穴に帰り、森は一層と静まり返る時期。
 旅が終わるころは月末。木々の葉も落ち、登るにつれ街の全体がまるまんま見える。4時近くなるともう暗くなってきてしまい、一日があっという間に終了。
 なんだか、切ないなあ、この季節。

 松は、今日は人相が悪い。
 季節に切なさを見に染みているのか、やさぐれ気味だ。
 うっかり、肩でも当たったものなら、カツアゲされそうなくらい凶暴な顔でタワーから睥睨する。
 触らぬ神にたたりないので、抛っておく。
 
 9日のイマジン音楽祭は無事に終わった。
 全ての曲が書き下ろし、というのはコンテストでもない限りあまりないと思う。子供が書いた詩に大人が曲をつけてそれを発表する、かなり気合のいるイヴェントなのだけれど、そう簡単には発展、進展、拡張はしないと思う。それでも、思ったことは、僕らは時には真面目に、きちんと、社会や人のことを考えることが必要なんだと。
 もっと大きなイヴェントになって欲しいとは思わないけど、このことをきちんと支えてやれる大きさが街にあるべきだとは思う。

 今日、出かける前に少し身体を整えておこうと思い、鍼打ちに。
 かなり調子が上がる。
 ああーーーーーーーーーーーーーーーーー♪
 いい声も出る
 ヘヘヘヘヘヘヘヘッヘーーーーーーーーーー♪
 函館、室蘭が終わったら一度札幌に戻り、ラヂオやってその足で旭川に入り、滝川、札幌、札幌コーヒー館のショートライブやって最後千歳。
 どうなんだろう?
 大丈夫なんだろうか?
 
 これから、コーヒー飲みに行く。
 一日じゅうコーヒー飲みたくて。
 自分で淹れない奴が飲みたくて。
 
 帰ってきたら旅の準備。
 冬だ。冬だ。

 松は恐喝人みたいな目でじっとこっちを見てる。
 
 
 


2009年10月06日(火) AT

 みんなまた一年年をとって、ますます磨きがかかってきた。おっさん度。
 なんかもう、どんなところにだって行ける気がする。コーラス度。
 ねえ?もう一回やろうよ?「君恋し」。一平どん。
 近い所だからといって疲労度が軽くなるというわけではないということがわかった。不思議と目に効く。
 どうして目に来るのかわからないけど、目が結構疲れている。
 松が今、わたしのお茶をピチャピチャやっている。
 冷めたころに飲もうと思っていたら、松も同じ事を考えていたみたいで、頃合と思い手を伸ばしたら、松と目が合った。
 聞き流すという言葉あるけど、見流すという言葉はなく、目はおおよそ真面目に日々、日常を見ているらしい。特に最近は視力が良くなってせいで何でも見えて疲れることになっているのかもしれない。見逃す、大目に見るという言葉はあるけど鷹揚な言葉ではない感じがする。
 そんなわけで、只今は眼精疲労で頭痛もする。
 松は今度は飯を食いに自分の皿のところにいる。
 音楽が日増しに楽しくなってきてどうしよう?見たいな感じで。
 なんかアマチュアに戻ったみたい。この年になって音楽に改めて目覚めるって、まるで第3次成長期なのかもしれない。ラッキー。
 今回のツアーでなんとなく、もしかしたら、そういうこともあるかもしれない、多分、もう少し唄いたいと思うかもしれない、という予想のうちに23日に昔時計台ガーデンという喫茶店名でいまは、札幌コーヒー館と名前が変わったんだけど、そこでコーヒー飲みながら、ほんの少しの短いライブをやるのでよかった顔出してみてくださいな。夜暇を持て余し、なんかコーヒーを飲みたいなあ、位の時間でやるライブ。
 前から、ふらっと、今日、ライブやれたら愉しいなあ、それもフルライブじゃなく、本当にあっさりと、が、考える順番だった。1500円のコーヒーが高いかどうかは別問題なんだけど。せっかく札幌に住んでいて、自分の街なんで、自由にもっとやってもいいんじゃないかと思ったのさ。夜、8時。開始。
 今週の金曜日は、稲村さんの「イマジン音楽祭」ATチエリア
 今日セット図出した。
 みんな頑張ろう。

 ツアー、次は函館、室蘭、旭川、滝川、札幌、千歳。
 コーラスはなかなかだと思うので、近所に来たら見に来てね。
 松は肩に止まったままいびきをかいている。襟巻きみたいだ。
 重い。

 さて、本読もう。
 目が疲れるはずだ。
 
 さよなら。


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