sasakiの日記
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2002年06月28日(金) タイトルを付け忘れ2度送り

 飲み会は続く。
 
 今度は高校3年の時のクラス会。
 40行削除。
 読んでみるとそんなに面白くなかったので削除する。
 みんな35年前は詰め襟にセーラー服。
 
 コワイ。
 
 2次会、カラオケ。
 シマッターー、当然気付いておくべきだった。
 「海は恋してる」を唄わされる。
 「お前、プロのくせに声量無いなあ?」
 
 うるせえ。

 扇子に35年前に貸したシングルレコード返せといわれた。
 そんなの覚えてないつうの。しつけーなあ。
 本人も流石に何を貸したまでは記憶がなかったようでひと安心。
 ホッ。
 森は授業中居眠りしていて、現国の先生に本で頭を叩かれたせいであれから35年間、家に引きこもってしまい、何もしていないらしい。
 
 しあーーった!!!!
 その手があったかああああ!!!!!

 店の女の子の尻を触りながらマイクを握る柴田、いいなあ。なんかすごく羨ましかったぜ!
 35年も経つとあんなにさりげなく、それもいやらしく、女の子の尻を触れるようになるんだ。
 いいなあ。
 
 今度一度やってみよう。
 
 でも、あんな風には出来ないに決まっている。年期が入っているんだ、あいつは。
 セクハラだなんだと文句の筋合いをここに持ち込まないようにしてください。
 これは35年の友達への感動話なんだから。

 2次会の後、次はサッチーの会。
 ピアノのサッチーは時々、自分でサッチーの会を催すらしく、拉致するがごとく飲み会を開いているという。今回のメンバーは52歳のオッサンが3人、29のサッチー、23歳のお嬢さん1人、18歳のボンズ1人。
 基本的には話の合わない人が集まり、らちもないことを喋り散らかし、ぼんやりと酔ってゆくといった、酒飲みには基本的には正しい趣旨の会だった。
 それにしても変な人種構成だ。
 
 最後はアキラさんの店に流れて行ったのだが、そこに稲村さんがいた。
 カウンターにいるというのでこれからの我々の未来について語ろうとしたら、あろう事か寝ていた。更に、あろう事かいくら呼びかけても返事がない。アキラさんに死んでるんじゃないかと聞いたところ、さっきまでは生きていたらしいから、これからも概ね生きて行くんじゃないかと言うことで放置することにした。
 稲村さんの場合洒落になってないところがあるからなあ。じっさい。
 次の日に肇にあって稲村さんの消息を聞いたら、どうやら生きているらしいと言うことでほっとした。
 ホッ。

 飲み会は続く。
 辻村さんから電話があり、ローグに行く。
 一度行きたかったらしいので道案内した。
 ビール2杯飲む。
 最近少しビールが飲めるようになった。だからといってウマイと思って飲んでるわけじゃない。いまだ嘗て、酒をウマイと思って飲んだことがない。
 俺は不幸な男だ。
 エヘン。
 2件目は辻村さん行きつけの店に行く。
 現場監督を頼まれた。
 わたしはアマチュアには限りなく優しい旨を伝え、取りあえず生返事はしておいた。
 もう20年くらいつきあいがあるのに、二人で飲みに出るというのが初めてだということに気づいた。このところ珍しいことが続く。
 何かいいことがあるかもしれない。
 人生ひたすらひた向きに考えること。これがいい。
 
 確かにここの店のサラダは非常においしい。
 サラダが通しというのも非常に珍しい。ドレッシングのレシピは秘密だそうだ。
 今にその秘密を解明して見せよう。
 マジスパの全容も後僅かだ。
 かなり近いところまで来ている。そしてそのレシピは門外不出になる。
 
 もしかしたらマジックスパイスの向こうを張って店を出すかもしれない。
 店の名前も考えた。
 スポ太郎の名前を貰うことにした。
 『マネッコ・スポ太郎』、通称『マネスポ』。
 『マネッコ・スパイス』、通称『マネスパ』、というのも考えたけどどっちがいいと思う?
 マジスパと間違えて入ってくる人がいるかもしれない、と思うのを狙ってみた。
 
 冗談だからな。
 店なんかやんねえよ。

 いけねえ、またしてもこんなに時間がかかってしまた
 仕事しなきゃ、いけなくなってしまた。

 明日は三角山。
 もう発声練習は終えた。
 アメンボ赤いなアイウエオ。
 アメンボは赤くない。赤いのは赤トンボだ。
 赤トンボ赤いなアイウエオ。
 ゴロが悪い。マッタク。


 
 

 
 
  

  
 


2002年06月25日(火) 鬱り気

 恋がさめてゆきます
 悲しい気持ちにはなれません
 今は 冷えた心を
 もてあますのみです

 話はとうに つきてしまったけれど
 それでも  言い出せないことがある
 いつも 最後はやさしい  
 思い出が 道を塞ぐ

 恋の唄 なら もう やめて
 今は  何も考えずに
 静かに 静かに 眠りたい


 僕と真由美は別れ話の最中に富川の畑でUFOを見ていた。
 
 これ以上先がないことはお互いによく分かっていたし、未来を自力で変えるにはあまりにも廻りの状況が堅固すぎた。更に良くないことに僕らは大人の分別というものを身につけようとしていた。
 恋をしている最中にはそんなものがあることも知らず闇雲に突っ走った。
 
 これは身もふたもない話ではない。
 
 勿論一人きりになれば泣くに決まっている。
 流れる雲にだって涙するに決まっている。
 多分最初から決められたことで、この時間この場所で僕らは別れ話を続け、そして最後にUFOの遭遇することになっていたんだ。
 だからといって取り立てて象徴的なことをことでもない。
 ただ一つ言えることは僕らには勇気がなかったということか? 
 
 富川の青果店でリンゴを2つ買った。
 このことは記憶のどこかに残るんだろうかと車に戻る途中に考えた。
 
 僕らは友達同士のように淡々と景色の話や友達の消息についてなど、自分たち以外の話を続けることに専念した。
 
 何度目かの休憩の場所にその国道から外れた農道の脇をえらんだ。
 
 傾きかけた太陽の光を受け、大地が光る。
 トラクターが捨てられたように畑の真ん中に放置されていた。
 もう誰も人の気配もなく、一日の仕事は終わったのだろう。
 悲しいほどいい天気というのは確かにある。
 僕らはまさにそのまっただ中にいた。
 時間が突然ゆっくりと動き出す。
 それぞれの空間で時間は総体的に変化していく。
 ここはゆっくりと流れる場所だ。
 
 大気が一瞬まばたきをする。
 僕には時々時間や空間がずれるのが見える。
 瞬きのように一瞬世界が暗黒になり、またすぐにもとに戻る。

 二人でリンゴをかじる。
 突然。
 「正面の小さな山見える?」真由美がリンゴを盛った手でフロントガラスを指す。
 「何か浮かんでるような気がするんだけど?」
 確かに、指さす方向にある山ともよべない丘に円いものが浮いて見える。
 「UFO?」,今さっきまでの車の中の静かな気配が消えた。
 「多分そうだと思う。」
 「ねえ?すごいね。ほら浮き上がってるよ。はっきり見えるようになってきたし。ここからどのくらいの距離かなあ?」
 目で見えているものを信じていないという気持ちになったのは初めてで現実味は薄かった。
 「いいところ500メートルくらいかな?」
 光り輝いているのは西日のせいではないだろう。
 「ねえ?呼んでみたらこたえると思う?」
 お互いに見ているものを信じていないのは確かだった。
 「どうだろう?人によるんじゃないかなあ」、僕は呼びたくなんか全然なかった。
 「二人で一寸試してみようよ?手を貸して。」
 突然僕らの舞台はスラップスティックに変わった。
 「私達の声が聞こえたらどうぞこっちに来てください。お願いです。」
 こっくりさんとUFOのちがいはあまりはっきりと認識してないようだ。
 心なしかその飛行物体は大きくなったような気がした。
 鼓動が早くなる。
 「ねえ?なんかこっちに来てるような気がしない?」
 気のせいではなかった。
 「うっそー!私達のいってることわかるんだ、すごい!もう少し試してみる?」
 僕ははもう試してみなくてもよかった。明らかにこっちに近づいている。
 はっきりと形が細部まで見える。
 「ねえ、本当に側に来てるよね?どうする?こわいよね?連れて行かれると思う?」
 「連れて行かれるかどうか分からないけど、ここは逃げた方がいいかもしれないよ。急いでバックした方がいいと思う。」
 近づいてきたその飛行物体は躊躇するように一旦空中でホバリングをしていた。
 逃げることを決めた瞬間に僕たちはパニックのまっただ中にいることになってしまった。ハンドルを切り返したり、ギアを入れたりすることがままならなくなってしまった。
 後のことはもう覚えていない。

 僕はあのときのことを不思議なことに誰にも話したことがない。そして、あれ以来彼女にもあっていない。多分彼女も誰にも話していないような気がする。
 記憶だっていい加減なもので、彼女とのことでそんなに覚えていることはなくなり、富川の静果店で買ったリンゴが記憶の先頭になってしまっている。
 でも今、もう一度あってあれは本当のことだったか、それとも僕の記憶のフィクションだったかを確認してみたい気はある。
 どっちにしても僕に欠けているものは、いつだって勇気だ。
 
 僕は真由美と別れた後もまだ札幌でじたばたしていた。事務所はもう東京で暮らすことを真剣に考えろと言ってきた。

 これは身もふたもない話だ。
 
  
 
 


2002年06月21日(金) イングランドも負けてしまった

 ワールドカップホリデーですっかりだらけているだろうとこの日記を読んでいる人々は思っているだろうがどっこいワシは真面目に歌を作っていたのだ。
 根が真面目で更に日々の歌を作らねば的強迫観念に追いまくられ、コツコツ、キチキチと仕事をしていたのだ。おかげで3曲ほど出来た。
 
 「クロスロード」「月よりの使者」「赤いピンヒール、JIJO2」

 ビルが高くなるにつれ  風水も通らなくなり
 そこの道あの裏通り  見立てがいる場所ばかり
 剣呑 剣呑  丑寅に 銀色の 霧が湧く 
          (月よりの使者)

 夜が眠るとき  街に船が入る 
 おおきな旅客船  音も立てずに  ビルを一つずつ潰す
 僕がいたのは KIMI NO SOBA
 いつもいるのは KIMI NO SOBA
 南に2 西に3 宝物を埋めた場所
          (CROSSROAD)
 
 つらい恋だね  JIJO
 大恋愛 したい訳じゃないのに
 ささやかに恋したいのに
 気がつくと大事になる

 雨の降る日は  赤いピンヒール
 派手なこと嫌いなのに  地味がよけて行く
          (赤いピンヒール、JIJO2)

 それにしても稲村さんどうしたんだろう?そろそろレコーディング初めてもいい頃のような気がするんだけど大丈夫なんだべか?ベーカーも7月からレコーディングするらしいから、みんなで賑やかにレコーディング合戦したいな。

 うーーん。なんだかテレビがうるさいなあと思ったらヨサコイのライブをやっている。
 またこの季節がやってきた。今年はワールドカップで中止かと思っていたら、甘かった。
 テレビ中継だけはせめて勘弁して貰いたいなあ。見なければいいんだけど、油断していると飛び込んでくる。
 参加していない人と、参加する人の間でこんなに温度差の激しいイヴェントはあまりないような気がする。メジャーなイヴェントになってしまったから悪口を言うのは基本的に得策ではないんだけど体質に合わないから仕方がないのだ。
 色んな意味で存続させなければ仕方がないところまで来てしまったんだろうから
仕様がないことなんだろうけどこの期間はかなり憂鬱だ。
 まあ私のことだからある時期突然ドハマリすることがあるということもあるからこれくらいにしてやろう。ソイヤーー!

 ガウチのことだ。
 面白い奴だなあ。
 アン・ジョン・ファンは試合前イタリアのサッカーの悪口を言ったそうだ。彼はそのイタリアのサッカーの中でレギュラーにもなれなかったんだからイタリアサッカーを侮辱してはいけない、更にイタリアではレギュラーになれなかった男が韓国ではスターになれる、韓国のサッカーは所詮その程度のものなんだからワシャ許さん、といった趣旨でペル−ジャを解雇したそうだ。どこかしから白人優位の差別感がにじみ出た出来事だったような気がして、最後は笑えないところに突入しそうで先が思いやられる。
 更にイタリア国内ではこの間の試合で審判が韓国に買収されたと騒いでいるという。一般紙の論調もその線で報道しているという。
 いろいろ、後味の悪い大会だったというのが感想になりそうな気がする。
 日本はいいところで終わったかもしれない?
 それにしてもやっぱり先発メンバーの変更はまだすっきりしない。
 トルシェ、このやろう。

 今日はイングランドがブラジルに2−1で負けた。こっそりと応援していたのに。
 ベッカム様ーーーー。
 
 ってか?そんなわけないだろ。
 やっぱりブラジルかな?
 あっ!7時49分だ。ドイツーアメリカ戦見ないと。
 やっぱり忙しいなあ。来週の火曜日休もう。

 ワールドカップ見たらJリーグなんてダルくって見てられないと言ってる人が多々いるが違うのだよ。サッカーはだるければダルイなりに面白いから、一度スタジアムに足を運ぼう。野次る楽しみ満載だから。
 それにしてもコンサドーレの監督はどうなんだろう?期待に胸をふるわせておこう。もしそうじゃなかったらとっても許さないからね。《否定の連続》とコンピュータに注意された。いいんだよわかってやってんだから。小賢しい奴だ。
 来月からまたスタートだ。気合いを入れよう。
 コンサドーレ!!パパンパパンパン!
 よっしゃー!


 三角山は来週だよ。


sasaki