2011年02月26日(土)
五代目は今どこで
「小つる改メ六代目笑福亭枝鶴襲名披露公演」を見に、明治安田生命ホールへ。
1:笑福亭羽光「秘伝書」2:笑福亭里光「犬の目」3:笑福亭鶴光「木津勘助」4:三遊亭小遊三「千早ふる」(仲入り)口上(司会:笑福亭鶴瓶/松村邦洋、三遊亭小遊三、笑福亭鶴光、笑福亭枝鶴)5:笑福亭鶴瓶「青木先生」6:鏡味正二郎「大神楽」7:笑福亭枝鶴「竹の水仙」
という流れ。
最近は江戸落語の味わいも徐々に分かるようになってきたけれども、やっぱり私は上方落語の方が好きだなぁと思った。
先代枝鶴は落語家廃業後、現在まで所在不明。
一体、今どこで先代は自分の弟子がここまで育った姿を見ているのだろう。
2011年02月22日(火)
理論と本能と社交力と分析力etc
「2丁拳銃・修士とオリエンタルラジオ・中田〜世界の果てで僕たちは出会った〜」を見に、品川よしもとプリンスシアターへ。
開演まで、前回のゲストのレグザこと大山英雄さんと親交を深めるため、ゴルフの打ちっぱなしに行った時の映像が流されていた。
修士さんもあっちゃんも初めてのうちっぱなしだが、修士さんは2打目で大山さんの域に辿りつき、あっちゃんは最初のうちはてんで飛ばなかったが、ティーの上に置かれているボールを打つために必要な理論を編み出すと、後は軽快。
あっちゃんは理論を理解出来ると後はそれに合わせて身体を動かせることが出来るそう。
逆に修士さんは最初のうちは上手いが、理論をレクチャーされるとどんどん下手になるのだそう。
本人曰く、本能でやっていくタイプだとか。
前回、あっちゃんが描いた絵がイベントポスターに使われたが、今回は修士さんが描いてきて、本人が「渾身の出来」と自画自賛するほど、良い絵だった。
あっちゃんを描いたところで力が尽きたそうで、本人の姿は絵に無かったけど。
今回のゲストは、博多華丸・大吉、ギンナナ、スパイク。
華丸さんからは、「スナックで支社長クラスの人から好かれる秘訣」、大吉さんからは「芸人分析論」について話が聞かれる。
あっちゃんからは、華大さんや他数組の若手と一緒の舞台に出た時のエピソードが出された。
自分たちも含めて舞台が押してしまい、トリの華大さんの時には時間が3分程度しか残っておらず、舞台裏は非常に慌ててばたばたしていたそうだが、そんな面々をしり目に二人は「さっ、後はベテランに任せて」というと悠々と出て行き、きっちり3分で終わらせて帰って来たそう。
あっちゃんはこの時の華大さんが忘れられないほど非常にかっこいいと思ったとか。
華大から修士さんに特に苦情は無いが、大吉さんは小堀さんにある。
「漫才が終わった後、スーツをハンガーにかけないで紙袋に丸めるのは止めて欲しい」というもの。
師匠クラスに見つかったらただじゃ済まされないよ、とも。
続いてギンナナ。
金成さんが新しい相方(キクチさん)と組んでいる姿を見るのは、私は今日が初めてだったが、なかなか大変な相方のような…(^^;。
個性的な思考の持ち主のようだが、金成さんが組みたくて組んだ相手ということは伝わった。
ただ、キクチさんの話を聞いている修士さんとあっちゃんは、「犯人(キクチ)に暴力的な取り調べを行うデカ長(修士)と、それを取り成す部下(あっちゃん)」というミニコントを始めずにはいられなかったが。
最後は芸歴3年目のスパイク(女性コンビ)。
オリラジの4期下だが、オリラジは今年8年目に入るから計算が合わないと言い出すあっちゃんに、あっちゃんの方が間違っていると指摘するスパイク。
オリラジは8年目ではなく7年目で、今はまだ満6年ということに気づいたあっちゃん。
早く10年目になって、“超若手”のレッテルをはがしたいと思うあまり、無意識的に芸歴を1年長くサバ読んでしまったそう。
under10年芸人のもがき、みたいなものをつい懐かしく感じてしまった。
気づけばどの人達も10年目なんか遥か昔になってしまった…。
スパイクは初めて見たが、まだ初々しさが残る漫才で、瑞々しかった。
小川暖奈さんは美しすぎる女性若手芸人と言われているそうで、あっちゃんは非常にお気に入り。
何かにつけ、自分のことを“お兄ちゃん”と呼びなさいと言っているそうで、それをさりげなく交わす小川さん。
松浦さんは今年27歳で、公民の教職免許を持ち、NSCの歌コースに2年通った後お笑いコースに入り直したという異色の経歴。
登場した時の声が張り過ぎていて面喰ったが、先が楽しみなコンビ。
コーナーは、カラオケ。
華丸さんは「母に捧げるバラード」のセリフを即興で「修士・敦彦バージョン」に変えるというスナック芸の本領を発揮。
今回も非常に楽しかった。
今回印象に残った中田敦彦ボキャブラリーは「(自分の印象について)忌憚なきご意見をお聞かせ下さい」。
2011年02月17日(木)
ガチャトーク@2月
開演前、近くに座っていた人が「毎回これぐらいの入りで毎回(客席は)同じ顔。席も毎回変わってない気がする」とぽつりと呟き、心中、同意。
私はあまり人の顔は覚えられない方だが、それでも(ああ、この人前も近くにいた)と思ったりするし。
かといって、“2丁拳銃が好き”という共通項だけで、ここの客全員と親しくなれるような気がしないのは、人見知りのせいか、単なるジェネレーションギャップか。
***トーク****
・どっちのこと?
→宮迫さんに誘われてお酒を飲んでいたら、そこにいた俳優から怒られた小堀さん。
なんでも、昔、その人と酒を飲んでいたら、べろんべろんに小堀さんが酔っぱらい、その俳優にビンタをしたのだという。
しかし、小堀さんに覚えはないし、宮迫さんも「小堀はそんなことせえへん。修士と間違ってるよ」と割って入ってくれたそう。
しかし、修士さんは宮迫さんの電話番号も知らないし一緒に飲んだこともないのでとんだ濡れ衣だと否定。
絶対にそれは小堀さんで、覚えていないだけだという。
先輩と一緒にいたら絶対に酔えないという修士さんに、怖い先輩と飲むほどべろんべろんになれるという小堀さん。
修士さんがいたら、安心して酔えるそうで、数年前に福岡の劇場のイベントで焼酎を飲んで軽く酔っ払ってた時もそんなことを言っていたなぁ、と思い出す。
・バレンタインでしたよ!今でも絶賛受付中ですよ!
→若かりし頃のおごっていた自分を反省する二人。
腕がちぎれるほど貰っていたのに、今となっては、チョコをくれずに通り過ぎる面々の指を引きちぎってやりたくなるとか(^^ゞ。
思ってる以上に貰うと嬉しいらしいです、今は。
・遠藤君
→今月の遠藤かおる氏。人の話の前後を聞いていないので、壮大な勘違いをすること度々だとか。
・忘れ物
→地下鉄の車内に、告知用のパネルというでかいものを忘れてしまった小堀さん。
そのパネルは「あとん」の告知用だったので、「こんなでかいものを作者が忘れて、作者自身が取りに行く」ということで方々から失笑を買ったとか。
・トイレ
→タカシヤマのトイレに修士さんがiPhoneを忘れることになった経緯。
小さな子供を連れて歩くのは大変なのね…と思う。
・お金
→小堀さんが最近、会計時にごねる件などについて問いただす修士さん。
ハイリスク・ノーリターンな使い方は後々どうなるのやら。
といった感じ。
「忘れ物」で、先月のブログのことが少し話題に。
色々考えがあるようだが、写真がなくて「忘れるぐらいなら大丈夫〜」のみだった時、(なんか深い一文だなあ)と思ったことを覚えている。
来月は3月13日17時から。
2011年02月14日(月)
ジャンルを越えた人
「SWITCH 25th Anniversary Presents 笑福亭鶴瓶×上原ひろみ Special Live#3 NOW/HERE」を見に、恵比寿ガーデンボールへ。
入り口付近に「余ったチケット譲って下さい」と書いてる段ボール片を持ってる方がいた。
鶴瓶さんのファンではなさそうだから、(上原ひろみさんって人気あるんだなあ)と思いながら、会場に入る。
この時点では、上原ひろみさんがグラミー賞を受賞したことも、東京がこれから大雪の恐れがあるなんてことは知る由もなかった。
今日のライブは、2部制で、1部は落語で2部は鶴瓶噺。
上原ひろみさん曰く「ジャンルを越えた人」である鶴瓶さんのコラボだが、鶴瓶さんが歌う訳ではなく、鶴瓶さんは落語をやるが出囃子やハネモノを上原さんがやる、というもの。
「新ラッパ」のジャズアレンジはなかなかの斬新さ。
私は、小学生の時、和音の音当てテストで、100点満点中20点を取ったことがあるほど、音楽については門外漢なので、上原さんのパフォーマンスを見たりピアノプレイを聴いたりしても、(なんか凄い)という漠然としたことしか分からないのが、何だか情けなかった。
ちなみに、鶴瓶さんの落語は、「死神」。
1年半ぶりぐらいにやったそうだが、バレンタインデーなので、少し恋人と関係ある噺をしたかった、とのこと。
鶴瓶噺は、奥様との馴れ初め。
ここでもBGMを上原さんが即興で演奏する。
ちなみに39年前の今日は、松鶴師匠のところに鶴瓶さんが弟子入りした日で、特別な日なのだそう。
他人の馴れ初めとかって、話す人によってはまともに聞く方が恥ずかしかったりするが、この話はちょうど時代がうちの両親が付き合っていた頃とほぼ同時期なので、どうもうちの両親と被らせて聞いてしまうので、なんとなく笑いながら泣けてしまう。
おととしの鶴瓶噺でもやっていたが、当時その感想を「日曜日のそれ」に送ったら、ふるさと小包1名様プレゼントに選んで頂き、宮崎産マンゴーが贈られたのは、私の鶴瓶歴でも5本の指に入るサプライズな思い出。
19時から始まったライブが終わったのは21時45分。
電源を切っていたので携帯をオンにすると、「大雪警報」なるiコンシェルを受信。
ハテ?と思って外を見ると、恵比寿ガーデンプレイスが何故か一面の銀世界。
早速現実に引き戻され、(電車が止まらぬうちに帰らねば!)と、急いで恵比寿駅へと向かった。
ほぼ1月後はここで明石家さんまプロデュースライブだ!