つらつらきまま


2009年12月31日(木)
大晦日

色々振り返りたかったけど、時間もあまりないので、とりあえず、迎える新年が誰にとっても、今日よりも素敵な未来が待ち受ける一年でありますように。



2009年12月26日(土)
頭脳柔術

京王百貨店で行われている古本市に行ったら、五代目および六代目松鶴の落語をまとめた速記本を発見。
 「らくだ」があるのは想定内だが、「たちぎれ線香」もあったので、即購入。
 
 「たちぎれ線香」といえば、サゲが「ひかしまへん」なのか「ひけしまへん」なのかが気になるところ。
 松鶴師はどちらだったのか(六代目はこの噺をやってない、と鶴瓶さんはおっしゃってたので、速記本に収録されているのはおそらく五代目の噺)見てみたら、「ひかしまへん」でも「ひけしまへん」でもなかった。
 松鶴師は「ひきやいたしまへん。ちょうど線香が立ち切れました」でサゲ。
 ニュアンス的には「ひかしまへん」と同じなので、鶴瓶さんは「ひかしまへん」なのかな。
 参考にしたという小文治師の噺もサゲは「ひかしまへん」だったけど。

古本市の後は、シアター・ブラッツへ移動。
 「頭脳柔術」を見るため。
 このライブ、あまりコンセプトを知らず、修士さんと小堀さんが2丁拳銃ではなくピン扱いでライブに出演するという物珍しさに惹かれて取ってみたのだが、主催のアキさんによれば、「即興の泣けるマジ芝居」がコンセプトとのこと。
 もろ、好みのコンセプトだった。

 出演者は、
 <バイキング・アキ/谷口聡/2丁拳銃・小堀/2丁拳銃・修士/アップダウン・阿部/ガリットチュウ・熊谷/バッドボーイズ・佐田/カリカ・林/カナリア・安達/平成ノブシコブシ・吉村/武内由紀子/本田みずほ/山田将之/いぐちしおり(THEフォービーズ)>。
 
 山田さんは私はよく知らなかったが、ほっしゃん。の∞でアドリブ芝居をやってたとき、16勝1敗という驚異の勝率を誇る期待の星とのこと。
 このメンバーを4組に分けるが、2丁拳銃は一緒の班にはならないように調整される。
 結果、<小堀/熊谷/山田(設定・家/必須キーワード・カレーライス)>、<佐田/林/いぐち(設定・遊園地/必須キーワード・離婚)>、<修士/安達/吉村/武内(設定・戦場/必須キーワード・アンパンマン)>、<アキ/谷口/阿部/本田(設定・学校/必須キーワード・渥美清)>という構成で、10分のアドリブマジ芝居開始。

修士さん達の班は、設定の対極にあるキーワードを上手く使い、武内さんの最後のセリフがシメとピッタリ合い、出演者、客席双方から絶賛の嵐。
 私の泣きのツボとは若干違ったので、(凄〜い)と思いつつも平常心を私は保っていたが、ハンカチを目に当てているお客さんはかなり多かった。

 私が涙を流したのは、佐田さん達の班。
 唐突すぎるオチと、そのオチの意表の突き具合に。
 強引にも程があったが、あそこまで強引過ぎたら、却って潔く、笑い過ぎて涙が出るほどだった。

前枠にあったケンさんの単独ライブが押していたため、予定していた企画はあまり出来ず、最後に自分の芝居に不満があった人達でもう1本やることに。
 手を挙げたのはアキさん、吉村さん、佐田さん、いぐちさん。
 助っ人で山田さんも加わることになり、「設定・屋台/必須キーワード・ピアノ」という芝居がスタート。
 圧巻だったのがアキさんの芝居。
 無実の罪を着せられて逃亡していた、という設定が芝居中に付けられたが、凄い迫力で、(うわっ、役者現る!)と、少々惚れ惚れしたほど。
 ただ、山田さんの絶妙なパスも、アキさんのマジ芝居も、ことごとく吉村さんがブチ壊す、という残念な結果に(^^;。
 見ている分には大いに笑えたけど。

小堀さん達の班は、芝居の中でカレーを作ることになった時、「3人やから…2合半!」と「ちょうどエエ」ネタの中で使っているセリフを小堀さんが口走ったら、それを知っている客席から笑いが起こり、ムードを壊す結果に。
 芝居後、「なんやねん、2合半って!」と批難の嵐。
 挙句、2丁拳銃を抜けて「2合半」という新コンビを作れとまで言われる羽目に。
 そういえば、後半は小堀さんがちょいちょいMCみたいなことをやっていた。
 小堀さんがピンで出ていたら、大概そのメンバーの中では一番のお兄さんなので小堀さんが仕切るが、2丁拳銃で舞台にいたら、そういう仕切りは修士さんが担当していたイメージだったので意外だった。
 そして、ちょいちょい空気を止める(^^ゞ。
 前回も出ているのに、アウェイ感がそこはかとなくたちこめていたような。

しかし、あんな大勢でワイワイと一つのことをやるライブに行くのも久しぶりだったので楽しかった。
 次回が今回のように土曜日か日曜日開催だったら足を運びたい。

それにしても、午前中に知った逮捕のニュースは衝撃だった。



2009年12月20日(日)
あれから約1年


携帯でニュースサイトを覗いたら、ノンスタが敗者復活で上がったことが分かったので、20時40分頃になってテレ朝を点けたら、ノンスタ、パンクブーブー、笑い飯が決勝進出メンバーと知る。
 (あらら、東京ダイナマイトは残れなかったか)と思いつつ、やたら結果発表まで引っ張る形式は止めて頂きたいと思いつつ、さほど思い入れがあるメンバー達でもなかったので、気楽に結果発表を見ていたが、パンクブーブーがパーフェクトで優勝しちゃったので、「えぇ〜!」と驚愕。
 凄い大絶賛ばかりだったので、2009年最大の失敗を私はした模様。
 良い漫才をしたんだなあ…。
 去年の結果発表後の振り返り生配信では黒瀬氏がエライ荒れてた覚えがあるだけに、感慨深い。
 友達からは「4年前のブラマヨ以来の感動」とメールが届いたが、確かにブラマヨの時と似てるかも。
 (面白いのになぁ。何が足りないんだろう。何がダメなのかなぁ)と思っていただけに、報われたことに嬉しさと救いを覚えずにはいられなかった。

小堀さんの「上方落語台本大賞」優秀賞受賞のニュースはWebではスポニチと報知に載っていた。
 来月19日に繁昌亭である入選作発表落語会は、桂三風師がやるとのこと。
 浮気発覚を誤魔化すエピソードは実話に基づいているので、あの件を他の方がやったらどんな感じになるのか興味がある。
 テレビでは3〜5分台のコントが流行っているからか、集まった脚本に作品の深みを覚えるものは少なかったそう。
 何とか形勢逆転にならないかなぁ。
 じっくり楽しむ笑いはもしかしたら絶滅寸前の危機かも。



2009年12月17日(木)
輝いた男性なのだ!


今年最も輝いた男性たちに贈られる『GQ Men of the Year 2009』なるものがあることを、昨日のネットニュースで初めて知った。
 そのとき、どの記事も見出しは櫻井翔さんが受賞したことを挙げていたし、一緒に載せられた写真も小さかったので、(私には関係ないなぁ)とクリックもしなかった。
 なので、今朝のワイドショーで初めて鶴瓶さんもこの賞を受賞したことを知った時は驚きのあまり、ベタにお茶をむせてしまったほどだ。
 紙面も映像も、メインは櫻井さんや岩隈選手で、鶴瓶さんは“うっかり現れて門外漢”扱いだったのはいつものこと。
 これといい、紅白司会者内定会見といい、場違いさとアウェイ感丸出しのところに現れた時の鶴瓶さんを見るのは結構好きだ。
 困惑しきりといった感じだけど、内心はさほど困ってないんだろうなぁという裏つるべが見える気がして。
 
 しかしまぁ、なんと晴れやかな賞だ。
 「私、鶴瓶さんのファンなんだよね〜」と言ったら鼻で笑ってくれた面々に「見たか、見たか!笑福亭鶴瓶は2009年に日本でもっとも輝いた男性5傑なんだぞ!ケツといっても、あっちのケツじゃないので、そこんとこよろしく」と吹聴して回りたい。
 先日の主演男優賞といい、この賞といい、2009年も終わりというときに怒涛の勢いで受賞ラッシュの鶴瓶さん。
 「生つるべ」ではどこまで語ってくれるだろうか。

年末の予定を確認するため父に電話してたら、「そうそう、頼みごとがあるんだけど」というので何だろうと思ったら「tvk映る?『おにぎりあたためますか』が年末年始集中放送やるんだけど」とのこと。
 CATV経由で録画出来るよと言うと、これでコンプリートの道に近づいた、と嬉しそう。
 「どうでしょう」派じゃなく「おにぎり〜」派の父。
 シゲの存在はかなり大きい模様。



2009年12月14日(月)
脈々と


ブログ検索をしたら、土曜日のよしもとプリンスシアターに、鶴瓶さんが出たそうな!
 ほんこんさんと組んで20分ほどやったらしい。
 何、このサプライズ加減。
 実際に自分が見に行ってたら、唖然としたまま呼吸と瞬きをしばらく忘れそう。
 終演後は、抜かした腰をはめることも忘れそう。

小堀ブログを見て、13日が大なごや落語祭2009の日だったことを思い出す。
 このイベントがあると知った時はすでにチケットが完売していて悔しかったので、記憶から消し去っていたのだった。
 
 正蔵師匠が「ハンカチ」をやったとは知らなかったが、あの噺と正蔵師匠ってあまりイメージと結びつかないのでどんなもんだろうと最初は思ったが、小堀さん以外の方にもやって頂けるのは非常に喜ばしい。
 正蔵師匠以外の人や、お弟子さん達もやるようになったら、噺と一緒にその作者も生き続けていられる気がする。
 それが落語の醍醐味の一つでもある。

 小堀さんを多少なりとも知っているので、「ハンカチ」に出て来る夫婦は小堀夫妻とだぶらせながら聞いてしまうが、正蔵師匠がやったら、この夫婦は架空の世界にいる夫婦として聞けるのだろうか。
 それを確かめる機会があれば良いなぁ。
 いつやったのかも知りたかったがブログ検索では見つけることが出来なかった。

ちなみに大なごや落語祭では鶴瓶さんは「死神」をやった模様。
 たまたま見つけたブログでは、この噺を凄く気にいって一目ぼれした、というように書いてあったので、嬉しくなった。
 初めて鶴瓶さんの落語を聞いたらしくて、それも嬉しかった。
 「死神」はいくらでもサゲのパターンをつけられるので、噺の展開やサゲ方にその作者の世界観が現れるという点でも、興味深い噺だ。
 そういう点では、いつか小堀バージョンの「死神」を聞いてみたい。
 「死神」なのに切なくて泣きそうな感じになるのか、ブラックな感じになるのか。
 予想は尽きない。

 「死神」をやる噺家は多いが、昔昔亭桃太郎師もその一人。
 今年初めて披露したのに、早くもCD化されるとのこと。
 「百式2009」DVDも発売間近だし、ニッポン放送では恒例の年賀状抽選もあるし、来年の登り初めする山も楽しみだし、鶴と桃と拳銃と山で、私の煩悩はいっぱいだ。

金曜日は会社の忘年会だった。
 ビンゴゲームが始まる前に抜けるので、と先輩からビンゴカードを託されたが、そのカードが見事ビンゴ。
 「帰る時に受け取って下さい。wil(ウィー)です」と聞こえたので、あちこちに吹聴し、先輩にも報告メールを送り、お開き後は意気揚々と引き換えに行ったら、“wil(ウィー)”じゃなくて、“クッキー”だった…。
 誰にも見つからないようにこそこそと身を潜めながら脱兎のごとく逃げ帰った。
 今年最後にして最大のがっかりだった。
 



2009年12月13日(日)
陣馬山


往路は新ハイキングコース、復路は和田峠経由コースを使って陣馬山。
 高尾山の賑わいを想像して行ってみたが、そこまではなかった。
 名物?の馬の写真を撮り、茶屋でけんちん汁を注文し、暖をとった。
 いつもだったら歩くと暖まるのでフリースは途中で脱ぐのだが、今日の復路は暖まるどころか深々と寒さが募って来たので、慌てて帽子とマフラーを着用。
 今年の山歩きは今日で最後の予定だが、来年もこの趣味が続いてたら、年明けはゴアテックス使用の手袋と、耳と頬が隠れる帽子を買おう。

今日は母の9回目の命日なので、生前の好物だったが発売開始に間に合わなかったラミーチョコを今年も母の代わりに食べた。
 母の死後、ラミーチョコはこの日が来るまで食べないようにしている。
 母の思い出をつなぐ味だ。




2009年12月07日(月)
風物詩

昼休みに携帯からヤフー!ニュースを見たら、「M-1グランプリ2009出場者決定」なるトピックが。
 あぁ、もうそんな季節なのねと思いながらクリック。
 東京ダイナマイトが真っ先に載っていて、(おぉ、凄い。やったなぁ)とか思う。
 去年、パンクブーブーが悔しさ全開でネットの生放送に出ていたのを見てたので、今年は報われて良かったなぁとも思った。

 もうM-1グランプリは私には完全に蚊帳の外番組なので、大して感情を揺さぶられたり色々思ったりすることなく、淡々と見ることが出来る。
 それは個人的には非常に楽な状況なので、感情移入出来ないことを残念とも寂しいとも思わない。
 決勝進出者が発表されるまでの落ち着かなさや、決勝進出が決まったら決まったで本番での大トチリなど悪いことばかり想像したり、始まりからシメまでの3分間を異常に長く思いながら結果を待つあの居心地の悪さは、1、2回で十分。

でも、“名前は知ってるし、ネタもライブで見たことある”コンビがM-1の出場権を持っているのも後1、2年ほどだろうなぁ。
 今年出ているハライチは名前を今日初めて知ったぐらいだし。
 鶴瓶さんが何かの間違いでひょっこりR-1グランプリにエントリーしたら、予選から見に行くけど(^^ゞ。



2009年12月06日(日)
高尾山〜景信山


5時に起きてお弁当を作り、6時半ごろ家を出発。
 8時頃に高尾山口に着き、登山開始。
 1号路を今日は行ってみたが、コンクリートの舗装路は逆に歩きづらかった。
 途中、4号路に変更し、9時20分ごろ高尾山頂到着。
 やまびこ茶屋でとろろそばを食べて一服し、9時45分ごろ景信山に向かって出発。
 昨夜の雨で道はぬかるんでいて、足を取られそうになったりしたが、トレッキングシューズのお蔭で、靴は浸水することなく、快適。
 途中、しんどくて(もう、帰る…)と思ったりしながらも、12時15分頃、景信山山頂に到着!
 予想以上に人が多かったものの、空いている席を見つけ、昼食。
 12時40分頃、小仏バス停に向かうため小仏峠の分岐まで戻ったが、小下沢まで行っても良かった模様。
 小仏峠から下りてみたが、頂上の人の多さと打って変って人が誰もおらず、まだ陽が高いから良いようなものの、これが夕暮れに近かったら限りなく不安だなぁと思った。
 土地勘と根性がある変態が待ち伏せしてたら…と良からぬことばかり考えてしまった。
 まぁ、そんなことは起こらず、13時20分頃小仏バス停に到着し、高尾駅行きのバスに無事乗れた。

靴、レインウェア、ザックはちゃんと揃えた方が良いと言われるが、確かに専用の靴とザックだと、疲れが断然違った。
 特にトレッキングシューズの履きやすさや歩きやすさは想像以上に快適で、(素敵すぎる〜)とメロメロになったほど(^^ゞ。
 今週はストックも届くので、今度は陣馬山〜景信山とか、奥多摩方面の低山歩きを試したい。
 下りたそばから次の山を考えるのもなかなか楽しい。



2009年12月04日(金)
脱がなくても凄いんです


昔昔亭桃太郎と親しくなり、家に呼んだら父が大切にしていたバカラを勝手に飲み干してしまったところに両親が戻って来てしまい、非常に気まずい思いをする、という何が何やらな夢を見てしまった。
 寝る間際に昔昔亭桃太郎ブログをチェックしなければ良かった。
 
朝、naoさんから「鶴瓶さんがニッカンスポーツに1面で載ってますよ!」というメールが。
 鶴瓶さんじゃなかったら、おぉ、これはきっとポジなニュースに違いない、と思うのだが、何せ鶴瓶さんなので、(げっ!まさか、また…)的な危惧は完全には拭い去れない。
 99%の期待と1%の不安に胸を膨らませつつコンビニに行ったら、「ディア・ドクターで鶴瓶、日刊スポーツ映画大賞・主演男優賞受賞!」という、“よーっしゃーっ!”と思わず雄叫びをあげて拳を突き上げたくなるようなビッググッドニュース。
 余貴美子さん、西川美和監督もそれぞれ受賞し、何より作品賞も受賞ということで、「ディア・ドクター」4冠。
 瑛太さんも違うコンクールで賞を取ってたから、「ディア・ドクター」映画界総なめ。
 (こんなに映画に出たんだから、どこか賞くれたっていいじゃないのさ)みたいなことを常々思っていたので、日刊スポーツ映画大賞は素晴らしいコンクールだ。
 早速、鶴瓶ファイルに記事をうやうやしく収納。
 28日に授賞式らしいので、30日に恐らくある生つるべではこの話が聞けるだろう。
 わくわく。

帰省用の新幹線のチケットは往復無事禁煙席を確保。
 約5時間の長旅。
 まったりと行こう。

日曜日は高尾山・景信山に山歩きをする予定。
 どんどん山歩きにハマっている。
 シューズもディパックもストックも買ってしまったので、元を取るまでは決して飽きてなるものか、という理由が大きいけれど。



2009年12月01日(火)
3回、ポチっとな


ぴあに載っていた「頭脳柔術」の出演者を見たら小堀さんだけじゃなく修士さんの名前もあったので、半ば衝動的にチケット購入。
 どちらかというと小堀さんのテリトリーのようなライブに修士さんが出るのは珍しいから、というのは大きい。
 もっとも、コンビなんだから2人一緒に出るのは当たり前と言えば当たり前なのだが。
 ピンで仕事をやることが増えだした頃、よからぬ予感に胸を少なからずざわつかせたものだが、今となってはそれは単なる思い出話。
 そういえば、“スーツを着ないで漫才をやる”姿も最初見た時は面喰ったものだった。

お昼休みに、神保町花月と浅草花月の発売日も今日だったことを思い出したので、お昼を食べに店に向かいながら携帯でぴあにアクセスしてみたら、神保町花月の「誰なんだ」は、狙っていた楽日は完売!?
 ひぇ〜と思いつつ、第二希望の金曜日を取る。
 久しく吉本系のライブは遠ざかっているのでいまいちチケットのハケ具合が読めない。
 浅草花月の方は何ら問題なく、なんなら(オイオイ、この時間でこの席かよ)と、この劇場の先行きを案じずにはいられないほどのゴールデンシート。
 この劇場、いつまで運営されるだろう。
 落語寄席がここでやってなかったら、足を運ぶことがあったかどうか怪しいところ。
 あまりお客さんがいない上に、騒々しい若い人はもっといないので、気楽に見られる、という点では良い劇場なのだが、採算性とかを考えずにはいられない変わった劇場。

「LuckyRaccoon」が今号で休刊するとのこと。
 非常に残念だが、休刊と同時に2丁拳銃の連載も終わることに少しほっとしている自分もいる。
 2丁拳銃の連載が気にいらなかったから、ということはもちろんなくて、森田さんが主幹を降りてから2丁拳銃の連載枠は瞬く間に扱いが軽くなり、突然フェードアウトしてしまった、という「BREaTH」の苦い過去があるから。
 今回は大切に対等に扱われたまま終わるので、まだどこか救われる。

 「BREaTH」に投稿したはがきが読者コーナーに掲載された時は、(あの森田恭子さんが私のはがきを読んでくれて、しかも2丁拳銃が連載している大好きな雑誌に載せてくれた!)と泣きそうなぐらい(実際、少しうるっとした)嬉しかった。
 いつかまた、森田さんが色んな人に喜びとわくわく感を与えてくれるような何かを生み出す日が来ることを、気長にじっと待っていたい。



 Written and  arranged by  seri   || スキン by エンピツスキンニュース++