つらつらきまま


2009年02月27日(金)
今年もキターッ!


私にしては珍しくがっつり残業し、へろへろな頭で帰ってきたが、ポストを見るとグレーの封筒が。
 (もしやっ!)とわくわくしながら開けてみると、ビンゴ。

 「スーパーリザーブシート・鶴瓶噺2009当選のお知らせ」が!

 去年もweeklyぴあのリザーブシートで当たったので今年もチャレンジしたら、26日(土曜)のチケットが確保できたのだ。
 あぁ、嬉しい。
 私が犬なら部屋の中をキャンキャン吠えながら駆けずり回っているが、犬ではないので、にやにやしながら当選通知に見入った。

 チハラトークのチケ取りに久しぶりに臨もうかと思ったが、鶴瓶噺2009のチケット購入代に回すことにしよう。
 「ラブ」を見に行くことだし。

 うーん、今年も鶴瓶さんに関する運はまだ残っていたようで安心した。
 鶴瓶さんのイベントのチケ取りの際に発揮していた強烈なツキが、昔昔亭桃太郎関連に移行したような気がしていたので、今年は1枚も取れない気がして冷や冷やだった。

 今年は仕事で行けない...なんてことにはなりませんように。
 のんびり見に行けるようなら、開演まで山本幸久の「はなうた日和」を片手に世田谷線沿線を散策したい。
 あまり世田谷界隈は行かないので、行く予定がある時はめいっぱい楽しみたい。



2009年02月25日(水)
ちゃっかり


直前まで覚えていたのに直前になって忘れてしまったため、終わり間際5分ぐらいしか見れなかったが、BS日テレでいつもは新喜劇をやっている枠が今日(再放送は日曜)はなぜか「べしゃり部」が。
 いつのだろうと思っていたら今月のもので、飛び入り参加だったからどうかわからないが、小堀さんは千原兄弟の近くに座らされていて、千原兄弟をカメラが抜くたびに小堀さんが写りこむ結果に。
 まぁー、ちゃっかりオイシイ場所で参加なさってと思ったが、何せ最後の5分しか見れなかった上に2時間のライブが1時間に編集されているので、本編での活躍ぶりはどうであったかは、日曜の再放送で確かめよう。
 何気に今年になってからまだ2丁拳銃を見ていないが、テレビの向こうにいた小堀さんは見覚えのあるボーダーのセーターを着ていた。

 最近は@ぴあも鶴瓶or桃太郎で検索をすることが主なので、今回のべしゃり部は誰が他に出てるのか知らなかったが、中川家とか松口さんとか、割と私好みの兄さん芸人(もうさすがに若手とは言いづらい)が出ていたよう。
 剛さんの隣に小堀さんで、礼二さんの隣に松口さん。
 11期〜12期芸人に思い入れがある身にとってなかなかのショットだったが、松口さんの髭面は受け付けないものがあった...。
 鐘さんぐらいまでになったらまた違うかもと思ったが、鐘さんのような鬚を松口さんが生やしたらもっと違和感を覚えるかも。
 松口さんが金髪にしたことがあるなんて、今となっては夢か幻のよう。

新にっかん飛切落語会のプレリザーブが外れて悔しい。
 メンツがメンツだから厳しいだろうと思っていたけれど、取れなかったら悔しさとしつこさがメラメラ。
 万全の態勢で奇跡のぴあに赴こう。


◇ごくごく限られた人にしか需要がないが、昨日の高座で聞いた桃太郎語録のつけ加え。

 (桃)「口には出さないけど、落語協会の人間は落語芸術協会の人間を舐めてるよ。でも俺は舐められないんだ。俺と昇太と鯉昇の3人は一目置かれてるよ。...芸術協会、あと150人いるんだけどね」

 (桃)「末廣亭に行ったら、席亭から芸術協会の人間で協会の高座を聞きに来る人は桃太郎師匠以外いませんって言われたよ。出来る人は違いますねって」

 (桃)「俺の鰍沢を聞いて、ある偉い人が感動したって絶賛してきたんだけど、信じられないんだ。だって、おれの鰍沢は客が大爆笑するんだよ。おくまが全然怖くない鰍沢なんだ。新聞にも書かれたよ」

 (桃)「うちの女房と娘が昇太ん家行って、埃かぶったようなジュース飲まされて30分ぐらいいたじゃん。あの30分が今年一番楽しかった、サンタクロースより楽しかったって言ってたよ」
 (昇)「...師匠、もう少し家族を楽しませて下さい」

 (昇太)「桃太郎師匠は、今一番落語を楽しんでるんだと思いますよ。高座に出て、お客さんが身を乗り出して聞いて、今ので笑うならこれはどうだって危ないこと言って、また、お客さんもわーっと笑って、っていう相乗効果でねぇ...お客さん達は桃太郎師匠を甘やかしすぎですよ!」



2009年02月24日(火)
めくるめく桃太郎ワールド


私の今年の初ライブ「史上最笑の2人会 春風亭昇太vs昔昔亭桃太郎」を見に練馬文化センター小ホールへ。
 前回、この会場に行ったのは「〜笑福亭鶴瓶vs昔昔亭桃太郎」の時だったが、この時は正直言って100%鶴瓶さん目当てだったので、桃太郎師の前情報は何一つ仕入れず見に行ったため、なぜ桃太郎師が湯呑みに手を伸ばす度に客が何かを期待するのか分からなかった。
 
 あれから約3か月。
 「裕次郎物語」「金満家族」「結婚相談所」「ぜんざい公社」を聞き込んだ今、前座さんが高座に湯呑みを置くだけでなんだかニヤリとし、桃太郎師が湯呑みに手を伸ばすと(おぉ〜、あの『せこい茶碗だねぇ』が出るのか!出るのか!出るのか〜!?)と期待する自分がいた(^^ゞ。
 今日はこのセリフを聞くことはなかったが、「普通、この辺で拍手が来るんだけどね」は聞けた。

今日の流れは
 春風亭昇吉「初天神」(開口一番・東大卒)
 春風亭柳之助「片棒」
 昔昔亭桃太郎「長短」
 〜仲入り
 トーク(桃太郎×昇太)
 春風亭昇太「御神酒徳利」

後半2席は他の人がやってるのを聞いたことがあるが、その時は(だから何なんだよ〜)と半ば呆然とするぐらい、面白みが分からなかったけれど、今回は普通に笑うことができた。

桃太郎師の高座からは、掴みようがない不思議な雰囲気の持ち主であることが伝わってくる。
 悪どさや卑しい空気はまったく感じない代わりに、人情味あふれる心厚さというのもそんなには感じない。
 高座のぼやきも正義感や義憤に駆られてというものより、私情優先の感が強い。
 サバサバや痛快といった言葉は似合わないが、ねちねちやグチグチといったところからも遠いところにいる。
 
 ただ、“正直”な方でいらっしゃるように感じる。
 社会的通念からいえばタブーとなるようなことも言うけれど、自分の落語の勉強のためになるならば、落語芸術協会理事という肩書きの身であれは少々行きにくい場所である落語協会の寄席にも顔を出す。
 自分や自分が大事にしている人やものをけなされれば、相手が誰であっても反論する。
 良い噺をしたら、そこまでの腕がある自分を正々堂々と(あるいは抜け抜けと)自分で大絶賛する。

 一旦ハマったら、次にその口から出てくる一言が何なのかわくわくして待ってしまう。
 気づけば桃太郎ワールドにすっかりハマってしまった。
 今春は千原兄弟らのライブを除けば決まっている予定は全て昔昔亭桃太郎関連だが、考えるだけでわくわくする。
 鶴瓶さんのファンになったお蔭で、また一人自分の好みに合う落語家を知ることができた。

ちなみに、今日聞いてツボにはまった言葉の数々は以下(順不同)

 ・「とぼけた顔して目配りが利くんだ」(前回ゲストだった笑福亭鶴瓶を評して。「青山円形劇場で一人喋りの舞台やってたから、全然対談は出来ないんだ」とも)
 ・「阿川佐和子はどうだい。今考えたんだけど」(独身の春風亭昇太師の結婚相手に推薦する桃太郎師。理由は「『週刊文春』の対談に(昇太師が)呼ばれてたじゃん。呼ばれたってことは気があるんだよ」。また、「壇ふみもいいじゃん。あっち、脊高いし」)
 ・「ブルーとグレーのコントラストが良いんだ」(自分の着物のセンスを自画自賛。しかし、昇太師曰く「あれ、本当はコーディネイトって言いたかったんですよ」)
 ・「ハゲのくせにカフスボタンなんておしゃれするな!って思ったよ」(師匠・春風亭柳昇師との思い出。桃太郎師が弟子入りした頃の柳昇師はまだ40代後半で気が荒かったそう。同じく桃太郎師もまだ若く血気盛んな頃だったので、入門当時はほのぼのとした師弟愛からは遠いところにいたらしい。このセリフは、おしゃれのためカフスボタンをはめるのは良いが、それを弟子にやらせてなかなかうまくはめることができないので怒り出す柳昇師に対する桃太郎師の心の声)
 ・「ブログにコーヒーこぼしたら壊れたんだ。案外もろいね」(×ブログ→正パソコン)
 ・「1時間半かけて俺が書いた原稿を女房が2時間かけてパソコンで打ちなおしてるんだけと、1日130件ぐらい見てるのに、コメントが1件もなかったりして、夜、夫婦で今日も0だったねって話したりしてるんだよ。3時間半かけて夫婦が作ってるのに誰もコメントしないんだから冷たいもんだよ」
 ・「桃太郎師匠はね、もう、生きてるだけで良いんだと思いますよ(談:春風亭昇太」



2009年02月22日(日)
「落語と云うのは」...

近所で鶴瓶さんがロケをしているという情報を聞き、急いで駆け付けて、休憩に入ったのを見計らった上で、「鶴瓶さーん、ファンなんでーす!」と叫ぶ...という自分でもこっぱずかしくなる夢を見た。
 夢は、深層心理や奥底にある欲望・欲求が具現化されるものだといわれるが、私の欲望・欲求はしょうもない上にちっさいわぁ…。
 しかし、そんな小さなことでも実際に出来ないのだから仕方ない。
 でも、もしかしたら今なら出来るかもしれない。
 十代の頃には抵抗を覚えて出来なかったことが、二十代を迎えた途端、抵抗があっさり消え去ってやれるようになったから。
 ちなみに出来なかったことの一つが、「カメラを向けられたら笑うこと」だった。
 
朝日新聞の文化面に「桂枝雀は終わらない」という記事が大々的に出ていた。
 枝雀師が遺した大学ノートに「落語と云うのは」と題した箇条書きの中に、このような文言が記されていたという。

 「生きててよかったなぁと思って貰うもの」。

 鶴瓶さんの「たちぎれ線香」を初めて聞いた時の帰り道の心境をまた思い出した。
 大分、自分の中で美化してしまっていると思うが、あの日、青山円形劇場から渋谷駅に向かうまで、何度も(あぁ、生きてて良かった。こんな凄いものや凄い人を知ることがないまま命を落とすようなことにならなくて本当に良かった)と思ったことは事実で、鶴瓶さんの落語会に行く度に、この日の心境を思い返す。

 これから人生を重ねるにつれて、あの時とはまた違った理由で(生きてて良かった)と思える作品にいつか出会えることが、長期的スパンでの私の楽しみ。

 ちなみに記事の最後に鶴瓶さんのコメントがちらりと載っていた。
 「オールウェイズ お母ちゃんの笑顔」のマクラは枝雀師の手法を取り入れているとのこと。
 私は、枝雀師の落語で自分に合う噺をまだ見つけられていない。
 あまり枝雀師の落語は聞き込んでいないため、このエピソードを読んでもすぐにピンと来ることが出来ない自分が少々悔しい。

結局、「日曜日のそれ」での「鶴瓶噺2009先行」は外れてしまい、暗雲の気配。
 今年はそんなに鶴瓶運は期待出来なさそう。
 生鶴瓶(notテレ朝の番組)に恵まれること無く1年を終えることはないと思いたい。
 とりあえず、今年初落語会にして初ライブは明後日の「昔昔亭桃太郎vs春風亭昇太」。
 桃太郎師で2009年が始まります。



2009年02月17日(火)
男のくせに...

引っ越しはやめたが、この家に新たに引っ越してきたという気持で、少しでも住みやすくなるようにホームセンターや百均で道具を買い込んで手を加えている。
 それと同時に、台所の水道の蛇口の裏側から水がじわじわ漏れていたのが最近ひどくなっていたので、先週、管理会社に連絡をして水道会社の人に来てもらうことになったが、18時頃と言っていたのに17時半にやってきた。
 ちょうど仕事の挟間期で急ぎのものがなかったから、午後休を取っていたから良かったものの、いなかったらどうしていたのだろうか。
 そして、蛇口はパッキンを取り換えるより全体を変えた方が良いとのこと。
 お金を払うのは管理会社で自分の懐は痛まないから、変えてもらうことに。
 土曜の9時頃改めて来てもらうことになったが、これは9時前に来るなと思い、8時頃から流しの下に置いている調味料やざるなどを出していたら、案の定8時半ごろチャイムが。

 この工事の方、60代〜70代ぐらいの男性で、勝手に私は心の中で“大将”と呼んでいたが、飄々としていてなかなか面白かった。
 「後から若いもんが荷物持ってきますんで、開けてもらえますか」と大将から頼まれ、てっきり10代〜20代前半の兄ちゃんが来るのかと思いきや、チャイムが鳴ったので開けてみたらどう贔屓目に見ても40代後半〜50代の白髪まじりのごま塩頭の男性で、(どこが“若いもん”なんだ?)と思ったが、大将の年齢だと、50代は“若い”の範疇なのだろう。
 その“若いもん”にライトの角度が変だのタオルが足りないだのいろいろ注文をつけながらも手早く工事に取り掛かる大将だが、話好きでもあるようで、

「いやー、工事にきてすぐとりかかれるのは本当助かるよぅ。この間さぁ、新宿のマンションに行ったんだよ。そしたらさぁ、行ってみたら男のくせに風呂入ってやがったんだ」

 とぼやきだした。
 別に男でも風呂に入って良かろうとは思うし、この大将のことだから恐らく指定した時間の30分前に行ったのではなかろうか。
 それなら、風呂に入っていても分からなくはない。
 そして、大将のぼやきは続く。

 「仕方ないからさ、ドアの外で待ってたんだ。寒い日だったよ。オレ、足踏みして洟すすりながら待ってさ、40分ぐらいしたらやっと開いたんだけど、野郎め、髪乾かしてちゃんとセットしてんだ。そんなのしても、待ってるの俺だよ。髪型に気を使うくせに、外で凍えながら待ってる俺に気を使わないんだ。どうなってんだろうね、世の中。本当嫌んなっちゃうよ。工事やるっていってたのに、流しの下はカップラーメンとカップうどんがびっちり溜め込んであって、取り出すだけで時間また食うの。あいつ、あの界隈のスーパーのやつ大概買い占めてたんじゃないのかね...」

 ぼやきつつも工事はつつがなく進んで完了し、水回りはすっきりと使いやすくなった。
 「いいねえ、水道だけは新築だよ」と大将もご満悦。
 
小堀ブログを見たら「べしゃり部」に飛び入り参加したそうで、読んだとき(見たかった)という気持ちより(あぁ、良かったなぁ)という気持ちの方が大きかった。
 一時期やたらと千原兄弟のイベントで名前を聞いたり姿を見たりしていたのに、気づけばかなり頻度が激減していたので。
 しかし、よく名前を耳にしていた頃も、そのエピソードは9割方、関係各位に謝りたくなるようなものが多かったけど。

 小堀さんが孤軍奮闘(想像)していた頃、私は1枚だけレンタルが残っていたので一泊二日で借りて来た「純喫茶磯辺」のDVDを時々端折りながら見ていたが、主人公の女の子が家で見ていたテレビに写っていた番組が紛れもなく「2丁拳銃の『拳(GU)』」だったので、思わず食いついた。
 今では懐かしいFandango!テレビを見ている設定だったのだろう。



2009年02月11日(水)
離れられない


今の家を借りて6月で6年。
 今年は更新の時期なので、思い切って多少家賃を上げて、今より広いところ、二口コンロが使えるところに引っ越すかと家探しをしていたら、会社の最寄駅の新築駅近物件が見つかった。
 その物件の所在地を載せている不動産サイトがあったので、日当たり具合と周囲の夜の状況を確かめるため、昼休みと仕事終わりに行ってみた。
 日当たりは申し分ないし、大通りに面しているので多少の騒音は致し方なさそうだが、人通りは絶えないので安全面も問題はなさそう。
 マンションの設備もカラーモニターインターフォンやエレベーター内防犯カメラ設置、ダブルロックに当然オートロック、浴室内乾燥機など、フル設備なのに家賃は決して安くないけれども周囲の相場から考えるとお得。

 問題が何もなさそうなので、不動産に仮押さえの申し込みをし、11日に改めて説明を聞くことに。
 しかし、それを決めた途端、迷いや不安が生じだした。
 今住んでいるところと比べると買い物が不便になることや、車の騒音や空気の汚れ具合など、挙げていくとキリがないが、最大の迷いは、<今住んでいる街から離れてしまうこと>だ。

 上京が決まり家探しをすることになった時に不動産から3件の候補を見せてもらったが、今の家は駅に降りた瞬間、とてもほっとした。
 (ここは遊ぶ街でも仕事のための街でもない。“住むための街”だ)と感じた。
 そして、内見のため部屋に入ったら、窓から太陽の光が気持ち良く降り注いでいて、(ここがいい!ここに絶対住みたい!ここじゃなきゃ嫌です!)と、部屋も街も一発で気に入った。
 引っ越しを検討している物件がある街もそこそこ良いところだけど、“この街に住みたいなぁ”というようなことは、睡眠不足の朝以外に思ったことは考えてみればなかった。

まだその物件に住めると決まったわけではないし自分が(引っ越したい)と思って決めたことであるのに、だんだんと引っ越し自体がブルーになってきた。
 不動産に行くために電車に乗ったら滅多に私は遭遇しない事故による運転見合わせ発生。
 なんだかもう出鼻がくじかれてしまい、(…今回の物件、決めない方が良いという何かの神様の思し召しではなかろうか)という思いがフツフツ湧いて来た。
 数分遅れで、不動産に着き詳細を聞く。
 会社の近所にあるので物件の所在地はもう確認済みであることと、それを踏まえた上で騒音や空気の汚れなど気になることを訊ねてみたが、あまり要領を得ない。
 まだ完成していないので内見は来月初めからとのことで、部屋の広さや日当たり、周囲の環境など、気にしていることを確認できないまま借りなきゃいけないのかと思うと、ますます気分は萎えて来た。
 物件情報を見る限り、今の家に住み続けるより良いことだらけになる筈なのに、そんな気がしない。
 しかし、もう仮押さえの申込み書類の手配がどんどん進んでいる。
 (まぁ…住めば都ということわざもあるし、取り越し苦労の杞憂かも)と自分を言い聞かせていたら、不動産の方が

 「あれ...お客様。この物件なんですが、住所じゃなくて地番が載ってますので、もしかしたらお客様が見たのはこの物件ではないかもしれません」

 と言い出した。
 
 円満にこの契約を回避できる最後のチャンス。
 ご覧になられたマンションはこの外観でしたか、と見せられたのは確かに私が確認したマンションだったが、私の口から出てきたのは「あっ、違いますね...」。
 
結局、考えていた物件と違うということになり、仮押さえは流すことになった。
 その他、今住んでいる街で今の家より広さや設備のグレードが上がる物件もいくつか内見をしてみたが、今の家を見た時のような感覚は得られず、むしろ今の家への愛着がどんどん湧くことになり、結局引っ越し自体を見合わせることになった。

 考えてみれば数年前空き巣に入られたのに、それでも引っ越しをしなかったぐらい、離れ辛かったこの家。
 多分、6月の更新もこの分ならするだろう。
 ルミネも紀伊国屋サザンシアターも神保町花月も∞ホールも浅草花月も乗り換えなしで行けるし、世田谷パブリックシアターも国立演芸場も練馬文化センターもそう複雑な乗換なしで行けるし。



2009年02月09日(月)
あつうみの今後


週末、熱海に行って来た。
 というと、会社の人から「何でいまさら熱海?」と訊かれたが、それは地方出身者の悲しい性で、関東近郊の温泉というととりあえず「熱海」しか思い浮かばなかったからだ。
 しかし、最初はこだまのフリーきっぷが使えるからと、別にかまぼこもわさび漬けもそんなに好きではないのに「小田原」に行こうとしていた。
 結局踊り子号に乗れるフリーきっぷがある「熱海」に変えたのだが、これは賢明な選択だったと思う。

東京駅でタビリエかことりっぷの「熱海」を買おうと思っていたら、どちらのラインナップにも「熱海」はなし。
 不思議に思いつつ踊り子号に1時間20分ほど乗車し熱海駅に降り立って納得。
 なんともいえない“パラダイス感(by「探偵!ナイトスクープ」)”溢れる駅前だった。

とはいっても、温泉はすごく気持ちよかった。
 今回利用したところはKKRホテル熱海だったが、最上階に展望風呂&露天風呂。
 晴天だったので、海も空も澄み渡っていて、開放感いっぱい。
 (あぁ、いいなぁ)と寛いでいると、年配のご婦人が二人入ってきて、おしゃべり。

 (A)「昨日、孫と喧嘩しちゃったよ」
 (B)「あら、なんで?」
 (A)「カレンダーにね、“熱海旅行”って書いてたの。そしたら孫がまじまじとそれ見て『おばあちゃん、あつうみってどこあんの?沖縄?』とか言い出すの!もう、情けなくて『あんた、あたみも読めなくてどうすんの!それに熱海も読めなけりゃどこにあるのかも知らないって、高校まで行って何勉強してんの!』って思わず言ったら、『だって、あたし世界史選択で地理なんかやってないもん』だって。『日本の地理も知らないくせに世界の歴史なんか勉強してどうすんのよ。まず日本地理と漢字から覚えなさい』って言ったら『そんなの、あたしにじゃなくて文部科学大臣に言ってよ』て。確かに言われてみりゃそんな気もするけど、熱海に行くだけで日本の教育問題論争よ」

 なるほど、そりゃおばあちゃんも嘆くわなと思いつつ、実を言うと私もこの日まで熱海を何となく神奈川あたりだと思っていたので、人のことは言えなかったりする。

温泉に入った後は干物を買って実家に送ったり、お刺身を食べたり、のんきな休日を過ごした。
 一応、王様のブランチも録画して。
 R-1、当事者はいろいろあるだろうけど、今回の報道を見たら割と強豪と言われている人が準決勝前に敗退したりしていたから、準決勝まで行っただけでも、傍観者としては“オォ〜”と思った。
 ブログに載っていた写真だけでは、いったいどんな系統のネタをやっていたのか皆目見当つかなかったが。

あの写真を見て、われらのキングオブアフロ・鶴瓶さんを何となく連想し、鶴瓶噺の先行をどこかやってないか探したら、最近聴くのを怠りがちだった「日曜日のそれ」で今日まで受け付けていることがわかり、あわてて申し込む。
 今年はどうかなぁ。
 ある意味今年の運だめしのようなもの。

仕事もひと段落ついたので帰ろうかとしたら、派遣さんから「すっぽん料理の雰囲気の良いところ知らない?」と話し掛けられる。
 そんなところ連れて行ってもらったことさえないので、「えぇ〜、さすがにそれは知らない」と返事。
 「そっかあ。どこかないかなぁ。ツレの希望がムードに浸れるところなんだよね。いかにも、みたいな」とのことで、「ものすごくギンギンな感じっぽいとこ?」と聞くと「何かね、情熱的な感じのところが良いんだって」というので、それはもうぐるなびが良かろうということになり、検索する段になって、私の勘違いが判明。

 “すっぽん料理”ではなく、“スペイン料理”だった。



2009年02月06日(金)
闘いの春は間近


「鶴瓶噺2009」の情報が@ぴあに載った。
 今年はローチケの取り扱いはないのだろうか?まさか初日は店頭販売なし?プレリザーブもないの?と色々分からないことは多い。
 あぁ、去年の奇跡は今年も続くのだろうか。
 贅沢やわがままは言いません。
 一公演だけでも良いから今年も見に行けますように...。
 しかし、今年も鶴瓶噺のポスターかっこいいなぁ…。
 ぴあの情報欄に載っていたので画像保存を試みたほど。
 
報道ステーションを見ていたら、緒形拳さんのお別れ会のニュースが流れ、鶴瓶さんのインタビューが。
 鶴瓶さんは初めての主演ドラマで緒形拳さんと一度だけ共演したそう。
 鶴瓶さんが緒形さんに殴られるシーンがあったそうだが、眼鏡が吹っ飛んで割れたほど、本気の芝居を見せつけられたらしい。
 どんなドラマだったんだろう、DVDとかなってないかなぁと検索してみたら、「高級コールガールの殺人・ワナに落ちた非行刑事・なぜ彼女は撃ったか?」という名前の土曜ワイド劇場だった。
 よほどの巡りあわせがない限り、これを見ることはないだろうなぁ...。

 オリコンスタイルの記事によれば、鶴瓶さんは
 >「僕の落語を一度も見てもらえなかったのは残念です」と無念さをにじませた
 らしい。
 それは私も無念だ。

6月が家の更新なので、春からの待遇が決まり次第、引っ越したいなぁと思いいろいろネット検索しているが、なかなかこれは!というものはない。
 
 こんな風に引っ越し情報を片っ端から探しているが、そんな時に見つけたもの。

 「私の防犯対策」という投稿欄に

 「私は駅に着くとめちゃめちゃ暗い顔になり、家に着くまで「ドナドナ」を口ずさみながら帰ってます。これで変な人は寄ってきません☆」

 何となくだが、この人が周囲の人に「近づいてはいけない人」として認識されている気が。



2009年02月05日(木)
君はいつでもシークレット


機種変をして5日目にして早くも画面に傷が付いてしまいガッカリ。
 どうやったらこんなところにこういう傷が?と思うもので、今のところ原因不明。

 さて、私はパスワード通知のメールなどはあまり人に触れられたくないので、今まではそれ専用のフォルダを用意し、パスワードを入れないと解除できないようにしていた。
 今回の機種もそうしようと思ったのだが、メニューを押してもロック設定が出てこない。
 説明書を引っ張り出すと、ロック設定から「シークレットモード設定」に変わった模様。
 この「シークレットモード」を設定すると、そのフォルダは非表示になり、受信履歴にも送信履歴にも残らないらしい。
 この設定、人によってはやりたい放題出来る夢の設定なのでは?という疑念がむくむく。
 そんな大層な設定にならなくても、単にパスが掛けられれば十分なのに、と気を回しすぎる機能と悪戦苦闘する日々は続く。

実家は今月中旬にはお引越し。
 そもそも今の家を今年の3月までには出なきゃいけないことは前もって分かっていたのに、父は「まぁ、何とかなるやろう」と至って暢気に構え、正月を過ぎても一向に新居を見つける気配がなく、私はやきもきしていた。
 さすがにそろそろ動き出すかと、20日ぐらいにやっとのそのそとネット検索をしてみたが、希望の条件を入れると昭和の趣が満載過ぎる物件しかなかったり、強気の設定を出すとあっさりと検索結果が無かったりとで、少々焦ったらしいが、3日目にもう一度希望の物件を見てみると急きょ空きが出ていたので即効リザーブし、翌日内見し、あれよあれよという間に決まってしまった。
 「なぁ、やっぱりどげんかなったろう」と、父は得意げだ。
 いったん凝り出すととことん凝り出し、日曜大工やちょっとした電化製品の修理なら自分でやれる人なので、さっそく「食器棚を思い切って本棚に作り変えようかと思うんだけど、どうだろう?」と張り切った声で電話が来た。
 私の使わなくなった学習机&椅子セットも器用に分解し、CDラックとパソコンデスクと座椅子にいつの間にか作り変えてしまった人なので、きっとやれるだろう。
 好きなようにやりなはれ。

あまりに鶴瓶さんの落語会情報が入ってこないので、「ねたのたね」で検索してみたら、5月に金沢である小つるさんとの二人会しか今のところ組み込まれていないことが判明。
 金沢...。行ったこと無い土地だし...。
 さて、どうしよう。

どうしても醤油ラーメンが無性に食べたくなってたまらなかったので、もったいなかったが、仕事終わりにラーメン屋さんに寄る。
 豚骨ラーメンの神様、ごめんなさい。
 私は東京醤油ラーメンに魂を売りました。
 うどんはまだ西日本の味が最高と思っているけれど。



2009年02月01日(日)
今年も頼りにいたします


千原兄弟ユニットコントライブ「ラブ」チケット発売日。
 前回の「アイキューポイ!」(2000年)当時ならまだしも、今このメンツ(千原兄弟、ケンドーコバヤシ、陣内智則、サバンナ・高橋)のコントライブが初日で売り切れないことはないだろうと踏み、眠い目こすりつつまだ完全に夜も明けきれぬ6時半頃、贔屓にしている“奇跡のぴあ”へと出発。
 私が初めてここを見つけた時は午前8時に着いたら一番だとか先客がいてもせいぜい前は1、2人しかいなかったのに、今日は7時に着いたらもう前には5人。
 もう、“穴場のぴあ”ではないなぁ…としみじみ。
 待ちの間の暇つぶしにと、Walkmanにパペポ動画を4本ぐらい入れていたのでそれを見たりしていたが、明らかに中学受験に向かうと思われる親子連れが私たちをチラ見しながら通り過ぎていくのが若干恥ずかしかった。
 先客はそれぞれ折りたたみ椅子+膝かけ持参と万全な格好で、文庫本を読んだり仮眠をとっていたり。
 私は寒さ対策でカイロは持ってきても膝かけは持って来なかったから、膝〜脛あたりがGパンを履いていても寒い寒い。
 次回、冬場にまたチケット取りに並ぶ時は膝かけ代わりになりそうなもの忘れないようにしようと、教訓にする。

 最終的に20人近く並んだが、そのほとんどが「大人計画」の先行狙い。
 途中で出て来たから全員取れたのかは分からなかったが、15番目まではチケットが行き渡っていた。
 やっぱり凄いわ、ここのぴあ。
 
 私はというと、強気に千秋楽公演を第一希望にし、第二を楽日昼公演、第三を土曜夜公演としてみたら、無事千秋楽3列目が取れた。
 私が千原兄弟の大ファンだったら、初日・中日・楽日と、最低でも3公演のチケットを取ろうとしたりするのだろうなぁと思ったが、幸か不幸かそこまでの思い入れはないので、千秋楽一公演を心置きなく楽しみたい。

昨日、SH904iからSH03−Aに機種変をしてきた。
 機種変すると真っ先に試すのが予測変換。
 SH900iの時には「小堀」は確か一発で出ず、いつも「こ」と「ほり」を分けて打っていたが、SH901iに変えたら予測変換一発目で出るようになり、オォ〜!と一人興奮したのを覚えている。
 しかし、「つるべ」はSH900i、SH901i、SH904iとも「釣瓶」としか出てくれないので、(シャープ、ちっともこの点についてはいつまで経っても“目のつけどころがシャープ”にならんではないか!)と怒っていた。
 いくら何でも今の機種なら...と期待した今回も「つるべ」に関しては残念な結果であり、シャープのドコモ携帯開発担当者は鶴瓶さんのことを嫌いなのではなかろうかと飛躍的な発想まで一瞬持ってしまったが、フト、S○NY製携帯だと「つるべ」で「鶴瓶」も「笑福亭鶴瓶」も出る、という噂を思い出し、「しょうふくてい」と打とうとすると、「しょうふく」の時点で「承服」と「笑福亭鶴瓶」が!
 やっとお目にかかれた、一発変換の「笑福亭鶴瓶」。
 でも、“笑福亭鶴瓶”と打つよりも“鶴瓶”と打つ機会の方が遙かに多い訳で、やはりシャープのドコモ担当者には“つるべ”で“釣瓶”の下で良いから変換候補に“鶴瓶”を入れて頂けるよう、お願い申しあげます。



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