橋下徹次期大阪府知事の持論は「
府の施設は図書館以外不要」らしい。
廃止・売却を考えている施設に含まれているのが「
大阪府立上方演芸資料館」。
私は大阪府民ではないし、大阪府が置かれている財政事情を考えたら大胆な切り詰めが必要なのかもしれない。
しかし、このニュースを見た時、もうこの世にいない名人達が遺してくれた貴重な芸の軌跡がぐしゃぐしゃに踏み潰されるような気がした。
6月をめどに答申が出されるようだが、廃止が決まれば未来は無い。
ワッハ上方を買い取る民間の会社が無かったら、どうなるか。
上方演芸の貴重な資料が散逸してしまう。
NHKや在阪民放各局が放送したテレビ・ラジオの貴重な音源に触れることが難しくなってしまう。
民営化するのであればそれでも良い。
入場料が倍になっても良い(倍になったら人が来なくなるかもしれないけれど...)。
どんな形でもいいから、ワッハ上方が残りますように。
上方演芸の歴史に触れる機会が一つでも減りませんように。
どうか、どうかお願いします。
話は変わり、鶴瓶さんは5日前に胃のポリープの摘出手術を受けたそうだが、仕事は休むことなく、昨日も小米朝さんの落語会にゲスト出演して280人を笑わせたそうな(ソースは
こちら)。
超素敵、鶴瓶さん。
さすがキング(MBSヤングタウン内での呼び名)。
あぁ、鶴瓶さんの落語を聞きたい...。
やっぱり春團治師匠の喜寿記念独演会、無理してでもチケット取れば良かったなぁ...。
繁昌亭のライブDVDが春から出るみたいだけれど、当然のごとく鶴瓶さんの名前はそこには無し。
本当に自分がいなくなってから出すつもりなんだなぁ。
色んなライブや番組が気軽にソフト化される現代において、一切CDもDVDも出さないというのは何か拷問に近い。
物凄い飢餓状態。
そういう状況に置かれるから、独演会とかのDVDやCDが10枚組BOXセットみたいにどかーんと売り出されると、5万円ぐらいならば買ってしまうんだろうなぁ。
物凄い踊らされてる。
YouTubeを覗いてたら、父母と一緒に行った最初で最後のサザンライブの映像があったので、ちょっと泣きながら見てしまった。
「セオーノ・ルーハ・ナ・キテス〜素敵な春の逢瀬」ツアー。
母にとっては本当に「素敵な春の逢瀬」だったらしく、何度も「桑田さんに元気を貰った」と言っていた。
そんな訳で、母が病気に負けないでこれからも頑張ろうと聴ききながら思ったという「素敵な夢を叶えましょう」はまだ泣かないで聴くことはできない。
ツアーの1年半後、再び病魔が牙をむき相撃ちしただけに。