つらつらきまま


2008年02月28日(木)
たかが−1、されど−1


朝、会社に向かっていたら中学生と親御さんが連れ立って歩く光景があちこちで繰り広げられていて、今日が都立高校の合格発表日ということを知る。
 親まで見に来るか〜!?と一瞬思ったが、自分もそうだったことを思い出し、反省。
 公立の発表日が私立女子高の入学手続き締切日なので、公立に名前が無かったらその足で私立に行き、お金の納入や制服の採寸など色々手続きがあるため、私立を受けている女子はなるべく親と一緒に行くように言われてたのだった。
 私が受験した頃の長崎は合同選抜だったので、市で2000番内にいればいちおう進学校といわれるところに行けるから、どこの高校に回されて誰と同じ高校になるかという心配以外、そんなに切羽詰った感じというものは無かった気がする。

発表前の緊張した顔が多い中、私はネットからDLした「ヤングタウン日曜日」を聞きながら歩いていたが、笑いを堪えるのに必死だった。
 24日のヤンタンの鶴瓶さん、何かあったのか下ネタ全開のエロべえだった。
 満州で勃発した柳昇師匠とヤギの秘め事エピソードに思わず噴き出した自分が情けないが、笑えるものは笑える。

 某動画サイトにウッチャンが珍しく鶴瓶さんに下手に出ている映像が上がっていると教えてもらったので早速見る。
 鶴瓶さんのことをいつも冷たい目で見ているウッチャンという印象が強いので、新鮮で笑えた。
 鶴瓶さんのファンになってからは、ウッチャン派からナンチャン派にシフトしてしまった。

4月からの働き方を変えたいと思っていることを上司に相談。
 総合職系から一般職系に変わりたい、と。
 今やっている仕事自体は好きなのだが、やり続けるに必要な部分が足りなくて、4年間頑張ってみたけれどもやはり無理だった。
 その部分が足りないまま更新を続けることがとても苦しいので、やる内容は変わらないけれども、職務形態を変更したい、と。
 
 上司もそれは分かっていて、自分(上司)はバリバリ新しいことに取り組んでどんどん出て行きたい方だけど、せりさんは裏方に徹してサポートする方がやりやすいししんどくないんだよねぇ、と。
 でも、私のようなハンパ者でも組織からしたら一員であって、この“一員”の数が対外的には重要なものらしく、管理職の立場からすると「あと少しだけ今のままでいて欲しい」とのこと。
 「ちょうど良かった。実はあなたには辞めて欲しかったのよ」と言われるのに比べたら、何ともありがたい言葉ではあるけれども、悩みどころ。
 でも、自分の考えを伝えて分かって貰えたことで楽になった。
 先週末から、いつ言い出そうかと悶々としていたので。
 日記にはアホなことしか書いていないけれども、それなりに人生について思い悩んでいた。
 まだまだ渦中だけれど。
 いつこの渦中から抜けられるかな。

ローソンチケットからのお知らせメールのお蔭でキャンセル流れ分の「明石家さんまプロデュース」チケットが取れた。
 チハラトークが取れなかった31日をさんまさんであだ討ちしようと31日の19時を取ったが、果たしてきらきらアフロのO.Aまでに帰宅出来るだろうか。
 それが心配。



2008年02月26日(火)
その日が来るのを待ち続ける!

帰宅したら郵便受けに不在通知が。 
 送り主が吉本興業だったので、FCの会費返還の為替かと思って再配達してもらったら会報もあった。
 36号も出てたのね。
 ということはうちには35冊もあるのか(更新の時手違いで1冊届かなかった)。

今回は修士さんも写真を載せていた。
 「バキュン」の写真の一花ちゃんが着ている服のすそにぶら下がっている犬のマスコットが何気に気になる。
 そういう仕様の服なのか、一花ちゃんのこだわりなのか。
 修士さんと一花ちゃんが写ってる写真のカメラマンは多分野々村さんなんだろうなぁ。
 そうして考えたら、小堀さんが子供と一緒に写ってる写真は少なかったなぁ。
 央人くんが生まれた直後の1枚しか見なかった気がする。
 
「今一番共演したい人は?」という質問に対する小堀さんの「つるべ師匠」という答えが非常に嬉しい。
 (コホリ、偉い!その意気が嬉しいよ!)と上から目線で心中褒め称えたほど。
 2丁拳銃を好きになり立ての頃、小堀さんが鶴瓶さんのどこを面白いと思って惹かれたのか正直言ってさっぱり分からなかったが、今はかなり理解出来るし、鶴瓶さんを面白いと思った小堀さんは素敵だとさえ思える。
 小堀さんが芸人を目指そうと思ったきっかけが鶴瓶さんであったことも凄く嬉しい。
 偶々その日だけ見た「いろもん2」のゲストが2丁拳銃で、その時に初めてネタを見たことが2丁拳銃のファンになったきっかけだったが、当時2丁拳銃のことも鶴瓶さんのことも好きだったら、何かもう色んなことが感慨深くて泣きながら見ていたかもしれない(^^;。
 2丁拳銃のファンになってから、何かの雑誌で小堀さんが鶴瓶さんと会った際、2丁拳銃が出た番組を見たけど面白かったと鶴瓶さんが言ってくれて嬉しかった、とかいうことを書いていて、当時は全く鶴瓶さんファンじゃなかったのにそれを読んだ時は、(鶴瓶さん、素敵〜)と軽くじんとしたぐらいだから。

 もし今、2丁拳銃と鶴瓶さんが何かの舞台や番組で共演するとなったら、是が非でも見るだろうなぁ。
 早くその日が来ますように。
 どっぷり被害者という気は最近なくなったけれど、こういうことを想像する時はやはり2丁拳銃のファンというスタンスでわくわくどきどきする。
 実現したら自分も嬉しいけれど、一番嬉しいのは2丁拳銃(というか小堀さんが)だろうし、嬉しくて喜んでいる2丁拳銃をやはり見たいというもの。



2008年02月25日(月)
ぶーっ

体調が優れなかったのでチハラトークを欠席。
 来月は取れなかったし、なかなかスタートできない2008年。

卓球を生でもやった挙句にスポパラ枠で再放送するため、きらきらアフロが飛んでしまい、ガーン。
 嫌いだ、テレビ東京の編成の基準なんて。

ヤフトピにもプランの鈴木さん脱退の記事が載っていたが、顔写真はなだぎさんで、プランの紹介も「なだぎ武の所属で知られるザ・プラン9」って。
 他にもあるでしょうに。「M-1グランプリ2006に出場」とか、ABCだかOBCだかNHKだかで賞を取ったとか。
 そうした活動を全部すっ飛ばされた紹介ぶりが、<なだぎさんあってのザ・プラン9>という感じで少々抵抗あり。
 「サークルS」でハマったのに「Ten-Show」で早くも置いてけぼりの困惑をうっすらと感じるようになり、「なゐ震る」は絶望的なまでに分からなかったため、以降プラン9から遠ざかった私がいうのもなんだが。
 それにしても、グループはもちろんのこと単体でもそれぞれが活躍できる、ということがザ・プラン9の武器だと思っていたけれど、それは諸刃の剣でもあったのかな。



2008年02月24日(日)
今年初ルミネ


現在(PM23時5分)、「ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン」で流れている「妹のように(唄:長女隊)」を聞きながらかきこみ中。
 どちらかというと長女隊の頃がガチでリスナーだったのに、リスナーになる以前に仕掛けたマセキ里穂の「世界で一番素敵な奇跡」の方が覚えているなぁ。
 「世界で一番素敵な奇跡」の歌詞にある「東京上空」「つぐみ」は、本家の牧瀬里穂の主演映画のタイトルだが、今となっては「東京上空いらっしゃいませ」=「鶴瓶さんが中井貴一を差し置いて自分が主役とパペポTVで主張していた映画」という認識に。
 某巨大掲示板の実況板も凄い勢いで流れていて、あの頃日本中の至るところで楽しみに聞いてた人がこんなに大勢いたんだなぁ、と感慨。

 午前中は鶴光師匠のANNを聞いたが、生放送だったので嬉しかった。
 そして、今の私が松鶴一門贔屓であるからだとしても、面白かった。
 美しい落語を聞かせる高座の姿も見たことがあるだけに、ラジオでの姿と高座の姿ときっちり分けていることをあらためて実感。

今日は「GUZ」を見に今年初のルミネへ。
 2月ももう終わりだというのに今頃「初ルミネ」。
 一時は週1とかで行っていた自分が信じられないほどの遠ざかりっぷり。

「GUZ」。
 メンバーが仕切るコーナーが登場したこと(今回は小堀さんと大川さん)以外はそんな大きな変化は無し。 
 あべちゃんも結局裏方中継だし。
 ミルククラウンがゲスト扱いだったのが若干気になる。
 「拳(GU)」末期にやっと昇格出来たのに。
 後、前半は台本の構成そのままっぽい感じがした。

 最後のアドリブドラマは面白かった。
 特に小堀さんチームの銀行強盗のやつ。
 誰かが死ぬ、という結末は決まってるけどアドリブ芝居ゆえ、誰が死ぬのかは演じながら決めるため、ラスト30秒でどんなケリをつけるのかワクワクした。
 (あらすじも結末もやりながら決めるのは面白いなぁ。...早い話がこれってスジナシか)と思ったり。
 スジナシはアドリブ芝居をやった後、振り返りをやりますが。

気になったことが一つ。
 各コーナーで出たMVPの中で総合MVPを決めようということになり、借り物競争で決着をつけることに。
 修士さんの引いた紙に書かれていたのは見つけるのが難しいもの
 なかなか見つからない様を見かねたのか、1人のお客さんが勇気を出して渡した。
 すると、控えていたスタッフが驚いた感じで大勢袖に出て来た。
 “まさか本当に渡す人がいるとは”といった感じで。
 その驚いた顔の中に女性も。
 こういう企画が男性しかいない場で出されたのなら仕方ないけれど、もし袖に待機していた女性の方々も企画で携わっていたのなら、少なからず残念。



2008年02月23日(土)
オールナイトニッポン40周年


結局ビートたけし氏の回からぶっつづけで聞いているところ。
 恐ろしやビタースイートサンバの魔力。

 23時30分現在で聞いたことがあったパーソナリティーはユーミンとゆず。
 たけしさん、あのねのね、松山千春氏は初聞き(あるところには音源が流れてますが...)。
 あのねのねは鶴瓶さんが乱入するんじゃなかろうかという期待を込めつつ聞いていたけども...。
 フッ。
 名前だけなら何度か出て来たので良しとする。
 「お父さんのためのワイドショー講座」で「私は貝になりたい」の記者会見流れたから鶴瓶さん見れたし♪
 「華麗なる一族」の会見の時も思ったけど、鶴瓶さんってカメラから抜かれる位置に上手いこと陣取ってることが多い。
 「華麗なる〜」では木村拓哉氏の後ろで、「私は〜」では仲間由紀恵さんの後ろ。
 にんまりしながら見終える。

明日はウンナンのANN。
 絶対タイマー録音しよう。
 1990年代前半は本当にリスナーだったなぁ。
 12月が来ると「タコイカじゃんけん・ヤマタツ炎の五番勝負」が楽しみだった。
 タコイカじゃんけん、男の欲望・女の欲望、ちょうなんず、長女隊、ボクコン...。
 このあたりがストライクゾーン。

ザ・プラン9からつかさ氏脱退とのこと。
 新たな道を選ぶ12期生。

ローソンチケットで鶴瓶噺2008抽選先行第一弾開始。
 なりふり構わず申し込むが、いつぞやの日記に書いたことがある<鶴瓶さんのイベントと2丁拳銃のイベントが被る>という事態がついに発生。
 鶴瓶噺2008のチケットが取れれば...という前提だけども。



2008年02月21日(木)
奈緒子も見に行った&ジャケ買いした


一言で言えば、そんな内容です。

昨日はレディースデーだったので仕事終わりに「奈緒子」を見に行って来た。
 客は20人ほど。
 映画はあまり見ない方なので分からないが、封切り5日目にしてこれぐらいの客入りで果たして大丈夫なのだろうか。

 西瓜を食べ散らかしながらいきなり出て来て、中学生の姪にデリカシーにかける発言をして消えていった「母べえ」とは違い、鶴瓶さんは割合出ずっぱりだった。
 CMに使われている「それが駅伝なんや」というシーンは実際見てみたら結構うるっとさせられる場面だったので、上手いこと使うんだなー、と納得。
 それ以外は、あぁ青春、という感じで特にのまれることなく見ていたのだが、最後のシーンの鶴瓶さんが物凄くハマっているように感じ、ぽろぽろと泣いてしまった。
 今年は一体、どれだけ鶴瓶に泣かされる1年になるのか。
 
今日の昼休みに書店に行ったときのこと。
 雑誌コーナーを何気なく見たらウィークリーぴあが目に入った。
 前にも雑誌があったので、右側の「大野智、嵐の予感です」という第一特集のコピーしか目に入らなかったので通り過ぎようとしたら、薄い頭頂部のイラストも見えて、(もしかしてーっ!?)と手に取ったら案の定鶴瓶さんが表紙!
 しかもインタビュー付き&リザーブシート付き。
 頭頂部に反応できてチャンスを逃さなかった自分を褒めながら購入。
 インタビューをきゃっきゃきゃっきゃしながら読む。
 今年の鶴瓶噺のポスターはめっちゃカッコいいので(基準:自分の感性)、どこかでチラシが手に入らないものだろうか。
 紅白司会についての苦情が書かれた年賀状の話は17日のヤンタンでも喋っていたなぁ...。
 そのヤンタンで、ザ・パンダ(仁鶴、文珍、八方、小染)が人気者になった頃、かの人間国宝・桂米朝師が若かりしアフロな鶴瓶さんに「オマエが次は人気者になる」と明言してくれた、というエピソードを披露していて、それを聞いたら(うわぁ〜、米朝師匠凄い!ありがとうございます!)と朝からテンション上がった(SDプレーヤーにダウンロードして聞いていた)。

 せっかく買ったので隅から隅まで見ようと、ぱらぱらページを繰っていたら、LIVE STAND'08の宣伝ページに出ている芸人三組のうち一組が2丁拳銃というのが、何か凄いなー、と思った。
 正直言って鶴瓶さんが載ってないとウィークリーぴあは買うことも手に取ることも無いので、偶々鶴瓶さんが載っていた号に2丁拳銃も載ってるとはなぁ。
 2丁拳銃のライブを蹴ってレミオロメンのライブに行ったら、そこで配られていたフリーペーパーに2丁拳銃のインタビューが載ってた時もびっくりしたなぁ。
 シンクロ率高し。

春のお楽しみであるサンシャインシティの古本まつりに行ったら個人的に大当たりだった。
 あんなに落語、それも上方落語の資料的なものが多く出ている古本市は初めて。
 仕事終わりに行ったのであまり時間がなく、(おぉ〜、これも。あぁ〜、これも見たい、見たいのに時間が無〜い!)と、後ろ髪を何メートルも引かれながら会場を後にしてきたが、とりあえず弘文出版の「季刊落語 第13号」(1982)を購入した。
 上方落語の今後についての座談会で鶴瓶さんのことが割と話題に上がっていたので。
 ただ、取り上げられているのは落語家としての鶴瓶さんではなくて、「落語が出来ないタレント」としての鶴瓶さんだが、吉本興業のプロデューサーが「一番引き抜きたいのが鶴瓶。関西では他にいない」と言っていたり、「タレントが番組の構成に口出されたら現場はやりにくいのに、彼(鶴瓶さん)の場合は言うことが正しいので周りもそれに従う」とか、読みながら結構ぞくぞくしてくる賞賛ぶりだった。
 座談会の出席者の殆どが大絶賛していたのが枝雀師で、尚更17年後の悲しい結末が沁みる。

Youtubeを色々検索していたら、あのねのねの原田さんから掛かってきたテレホンショッキングの電話に幼い頃のスルガタロウ(sleepy dogのボーカル;鶴瓶さんの息子)が出た動画を発見。
 その頃のショッキングで流行っていたお約束フレーズをちゃんと言って父親に電話を替わり、タモリさんの代理で司会をしていたさんまさんや客席を沸かせていた。
 ヤンタンのゲストに出ていた時も思ったが、父親の血はしっかり受け継いだ模様。
 レギュラー以前の鶴瓶さんを見るのは初めてだったので新鮮だった。
 胸にでかでかと「TSURUBE」と入っているセーターだかトレーナーだか着ていた。
 17日のヤンタンで「ファンから貰ったものは手作りの食事も食べてたし、セーターも着てた」と言っていたのを聞いたばかりだったので、(あぁ〜、確かに着てるわぁ)と、22年の時を超えて実証された出来事に何となく感心。



2008年02月19日(火)
黒談春を観に行った


立川談春さんの独演会「黒談春」を観に紀伊國屋ホールへ行って来た。
 談春さんのファンの方と知り合いになったことがきっかけで行ってみたのだが、とても面白かった。
 落語は不思議な娯楽で、同じ筋書きの噺でもやる人次第で次の展開が気になってしかたがないほど魅力的なものにもなれば、(...何故日本語を聞いてるのにこんなにも理解出来ないのだ!?)と、自分のアイデンティティに疑いを持ってしまうほど全く以って理解出来ず途方に暮れる時もある。
 談春さんの噺は、二席とも最後まで集中力が途切れず聞くことが出来た。
 
一席目の「札所の霊験(三遊亭円朝作)」は、“落語は古臭い大昔の話”と思ってる人にほど聞いてもらいと思うぐらい、さしずめ火曜サスペンスや土曜ワイド劇場でやっても違和感が無い内容だった。
 人間の嫌らしさとか怨念とかをこれでもか、というぐらいに見せ付けられて結構ドロドロしている内容だったけれども、(さぁ、これからどうなる!?)と気になったところで、話半ばのサゲとなったのその後をインターネットで調べたら、(そう来るか!)と唸ってしまった。
 恐るべし、三遊亭円朝。
 現代を先読みしてたんじゃないのか、この人はと思ったが、人間の情は何百年経っても変われないものなのかもしれない。

 噺を聞きながら、噺の登場人物の顔が噺家を通して見えるような錯覚に陥る時がある。
 常々絶賛している「鶴瓶版死神」はサゲを聞いた途端、舞台にいない筈の死神がにやりと笑ってる姿がはっきり見えた気がして、(わぁ〜、完全にこの噺に私はハマってしまった)と、しばらく興奮冷めやらずだった。
 同じような感覚に今日も陥った。
 叡善住職が自分の正体をお梅に打ち明けた時、お梅に対する並々ならぬ怨念と消えない思慕が入り混じる屈折を抱えて生きてきた叡善住職の鬼気迫る表情が談春さんを越えて見えた。
 これがあるから落語はたまらない。

二席目は「宿屋の仇討ち」で、割とポピュラーな噺なのだが私は聞いたことがなかったので、新鮮に楽しめた。
 (そう来るか)とにやっとした。
 パンフレットとは逆のプログラム順だったのだが、この並びで良かったと思う。

終演後、今回お誘いしてくれた方とチケットを取ってくださった方と遅めの夕食をとりながら落語談義。
 松鶴師と春團治師の二人会を見たことがあるという話を羨ましく聞く。
 こんなに面白いと私が思う鶴瓶さんが弟子入りしたいと思うほどの方なのだから、凄かったのだろうな、松鶴師の落語は。
 4月に大阪に行ったらワッハで何か聞いたり見たりしよう。
 貴重な上方落語の資料の数々。
 あそこに集められた資料の数々の散逸が免れないような決断が下されることがありませんように。
 お願いします、橋下知事。



2008年02月16日(土)
「母べえ」を観る


公開されて約3週間。
 やっと「母べえ」を観に行った。
 もう公開3週間も経てばそんなに混んでもおらず、私が行った劇場の入りは6〜7割ほどだった。

 ヤングタウンでもきらきらアフロでも鶴瓶さんは自分が準主役級で出ずっぱりのような発言を何度もしていたが、いざ観てみたら中盤頃に20分ぐらい出るだけだった...。
 それも、何の前触れも無く突然出て来たと思ったら西瓜を下品に食べ散らかし、最後は初べえ(志田未来さん)に胸がでかくなったなぁとデリカシーに欠ける発言をして嫌われてしまい、しょんぼりと奈良に帰って行くというものだった。
 ただ、鶴瓶さんが出て来ると大概のシーンでウケが良かった。
 さすが、紅白歌合戦の白組司会者。

 目当ての鶴瓶さんの出演シーンが初っ端で終わってしまったので、その後は照べえ役の佐藤未來さんと山ちゃん役の浅野忠信さんの演技に注目しながら見た。
 照べえの天真爛漫な演技はオアシスだった。
 そして、浅野忠信さんは朴訥な好青年ぶりがとてもハマっていた。
 
 映画も個人的には号泣することは無かったけれども、ふとした時にほろほろっと泣けることが多かった。
 あちこちの客席からすすり泣く声や鼻をすする音も聞こえていた。

Coyoteという雑誌にやっと鶴瓶さんと井上陽水さんの対談記事が載ったので購入。
 20P以上も載っていたので、お待たされ感も解消。
 鶴瓶さんの度アップ写真が載っていたが、お馴染みの形状記憶笑顔ではなく、ちょっと不敵さが漂う悪べえ風味であったのも何となく嬉しい。
 そして、改めて「鶴瓶のらくだ」はCDにもDVDにもしないと明言。
 足を運ばないと見ることも聞くことも出来ない鶴瓶さんの落語。
 関東でも定期的に見れるようにならないものか...。



2008年02月12日(火)
ポンちゃん


R-1の決勝進出者発表。
 チラッと見た時、「土肥ポン太」という名前があったような気がしたが、恐らくチラ見ゆえの中山功太との勘違いかと思っていたのに、じっくり見たら間違いなかったので、そのことにびっくり。
 
 R-1は純粋なるピン芸人を応援したいので、ポンちゃんを応援しよう。
 まぁ、放送日をあっさり逃してヤフトピで結果を知るだろうけど。

 それにしても、相方・山下さんを置き去りにするような感じで驀進していく世界のナベアツの素晴らしさよ。
 この間はあるワイドショーで「ブレイク間近のキワモノ若手芸人」のカテゴリで紹介されていて、色んなところを間違われている紹介のされ方がツボだった。



2008年02月10日(日)
鎌倉物語


ただ今、何度目かも分からなくなった「モノより思い出」キャンペーン実行中。
 私が今住んでいる家より広いところに引っ越さない限り、このキャンペーンは消えない。
 ただ、捨てたり売ったりはしないで譲る。
 2丁拳銃を儲けさせることはしても、2丁拳銃で儲けることはしない(オク出品など)ことが信条。
 私自身も他の方から結構譲ってもらったしなぁ。
 こうやって持ち主は変われども、物は残っていく。

 今はきゃっきゃきゃっきゃしながら集めたり注目したりしているけれど 鶴瓶さん関連もいつかこんな風にすっぱり黙々と整理する日が来るだろう。

3連休の中日。
 川崎で行われている古本市に行こうかと思っていたが変更し、鎌倉・江ノ島方面に行くことに。
 気ままな1人小旅行。
 お目当ては大仏。
 JRの「鎌倉・江ノ島フリー切符」を使い、鎌倉駅に10時ごろ到着。
 まずは鶴岡八幡宮に参拝。
 その後、江ノ電に乗って長谷寺と高徳院へ。
 念願の初大仏。
 奈良の大仏は国家的事業で建立したそうだが、こちらは庶民の寄付金で建立したとか。
 お腹の中にも入ってみたが、ただでさえ暗いのにどっかの誰かからすれ違う際にメガネを払い落とされ、若干パニックに。
 (...こんな思いをしなくていいように、早めにレーシック手術受けよう!)と、先月末ぐらいから考え始めたレーシック手術を改めて前向きに検討することを決意。
 大仏さんのお腹の中で開眼したね。

 長谷の次は江ノ電で江ノ島まで行き、歩いて渡る。
 マリンスポーツ愛好者用の店が乱立しているのかなと思いきや、名産の釜揚げシラスが観光業の柱らしく、寅さん映画のロケが行われていても別に不思議じゃない街並みだったのが意外だった。

 “江ノ島”、“由比ガ浜”、“釈迦堂”とか、サザンオールスターズの歌ではお馴染みの地名を目にすることが当たり前ながら多かったので、分かりやすく感化されてしまい、帰宅後Amazonで「海のYeah!」と「さくら」を注文。
 届くのが楽しみ。 

最近、立て続けにYouTubeで贔屓にしていたアカウントがデリられてしまい、がっくり。
 DLが違法になる日が来れば、欲しいのにDL出来ないという蛇の生殺し状態となるからその前に無くなって良かったのだ、と思いたいけれども...。



2008年02月07日(木)
初・「鶴瓶版死神」レビュー本!


謙遜の意味で自分を卑下するような表現を使ったら、額面どおりに取られて何だか釈然としない。
 釈然としない感じが消えないまま、3日ぐらい背中が張った感じがしてしんどかったので会社帰りに整体に行く。
 通常の凝りから来るとは考えられず、何かストレスでもあるのでは?と聞かれる。
 「力を入れても力を抜いても出来ることって限られるんだから、あまり力をがちがちに入れなくてもいいんだよ」とのこと。
 うーん、私の行きつけの整体師さん、良いこと言うわー。

 帰りにパン屋さんで朝食用のパンを買ったら、消費税1円分負けてくれた。
 釈然としない感やもやもや感、一気に吹っ飛ぶ。
 渡る世間に鬼はいない。
 一円で吹っ飛ぶ私のもやもや感。
 我ながらやっすいわー。
 
ふらりと立ち寄った書店で手に取ったのが八木忠栄さんの「落語新時代」
 落語関係の本を見つけたら、大概(鶴瓶さんのこと書いてないかなー)と淡い淡い期待感を込めて手に取る。
 そしたら「この人・この一席」という章に、2007年に見たネタ(根太)の中でダントツの一位(人生の中でも五本の指に入ると思う)だった「鶴瓶版死神」が!
 鶴瓶さんの落語に関する評論はめったに見れないし、他にも三遊亭遊雀さんや立川談春さん、柳家喬太郎さんなど、気になる人達のことがわんさか載っていたので、ハイテンションで購入。
 この本に収録されている「鶴瓶版死神」が披露された高座は昨年の東西落語研鑽会だ。
 私が見たのはその20日後ぐらいにそごう劇場で行われた「鶴瓶と誰かと鶴瓶噺」。
 「東西落語研鑽会ではなくてここ(鶴瓶と誰かと鶴瓶噺)に照準を合わせてた」とあの時言っていたが、サゲも合わせて変えたのだろうか。
 そごう劇場では、この本に収録されているサゲに続いてポソッと本当のサゲを言っていて、そのサゲで私は「鶴瓶版死神」の虜になったので、そのあたりが気に懸かる。
 2006年は「たちぎれ線香」、2007年は「鶴瓶版死神」。
 2008年はどんな噺を聞いて虜になるだろう。 
 聞いたことが無い噺を一つでもたくさん聞きたい。
 今のところ、今年初めて聞く鶴瓶さんの生落語はゲストで出る文珍さんの独演会でかける「らくだ」か。



2008年02月05日(火)
祈願・ワッハ上方の存続

橋下徹次期大阪府知事の持論は「府の施設は図書館以外不要」らしい。
 廃止・売却を考えている施設に含まれているのが「大阪府立上方演芸資料館」。

 私は大阪府民ではないし、大阪府が置かれている財政事情を考えたら大胆な切り詰めが必要なのかもしれない。
 しかし、このニュースを見た時、もうこの世にいない名人達が遺してくれた貴重な芸の軌跡がぐしゃぐしゃに踏み潰されるような気がした。
  
 6月をめどに答申が出されるようだが、廃止が決まれば未来は無い。
 ワッハ上方を買い取る民間の会社が無かったら、どうなるか。
 上方演芸の貴重な資料が散逸してしまう。
 NHKや在阪民放各局が放送したテレビ・ラジオの貴重な音源に触れることが難しくなってしまう。
 
 民営化するのであればそれでも良い。
 入場料が倍になっても良い(倍になったら人が来なくなるかもしれないけれど...)。

 どんな形でもいいから、ワッハ上方が残りますように。
 上方演芸の歴史に触れる機会が一つでも減りませんように。
 どうか、どうかお願いします。


話は変わり、鶴瓶さんは5日前に胃のポリープの摘出手術を受けたそうだが、仕事は休むことなく、昨日も小米朝さんの落語会にゲスト出演して280人を笑わせたそうな(ソースはこちら)。
 超素敵、鶴瓶さん。
 さすがキング(MBSヤングタウン内での呼び名)。
 あぁ、鶴瓶さんの落語を聞きたい...。
 やっぱり春團治師匠の喜寿記念独演会、無理してでもチケット取れば良かったなぁ...。
 繁昌亭のライブDVDが春から出るみたいだけれど、当然のごとく鶴瓶さんの名前はそこには無し。
 本当に自分がいなくなってから出すつもりなんだなぁ。
 色んなライブや番組が気軽にソフト化される現代において、一切CDもDVDも出さないというのは何か拷問に近い。
 物凄い飢餓状態。
 そういう状況に置かれるから、独演会とかのDVDやCDが10枚組BOXセットみたいにどかーんと売り出されると、5万円ぐらいならば買ってしまうんだろうなぁ。
 物凄い踊らされてる。

YouTubeを覗いてたら、父母と一緒に行った最初で最後のサザンライブの映像があったので、ちょっと泣きながら見てしまった。
 「セオーノ・ルーハ・ナ・キテス〜素敵な春の逢瀬」ツアー。
 母にとっては本当に「素敵な春の逢瀬」だったらしく、何度も「桑田さんに元気を貰った」と言っていた。
 そんな訳で、母が病気に負けないでこれからも頑張ろうと聴ききながら思ったという「素敵な夢を叶えましょう」はまだ泣かないで聴くことはできない。
 ツアーの1年半後、再び病魔が牙をむき相撃ちしただけに。



2008年02月04日(月)
梅田花月


吉本興業が3月から平日の午後、うめだ花月で「梅田花月『花形落語寄席』」なる寄席を始めるそう(ソースはこちら
 切磋琢磨しあうことで上方落語が更に研鑽される、と思えばおめでたい話なんだけども、天満天神繁昌亭が割と出足が良いので落語ブームのうちに乗れるだけ乗っておくか、みたいな感じがしなくもなくて、素直に喜べない面もある。
 どうせ、採算が取れなかったら何事も無かったかのようにパッと撤退するんでしょ、と冷めたことを思う。
 今までの経験からいって、吉本興業は続けてくれたことより打ち切ったことの方が多いからしょうがない。

もっとも、私がこの計画に乗れない最大の理由は

 <私が好きな上方落語家は松竹芸能か米朝事務所所属だから>

 の一点に尽きる。
 吉本所属の落語家しか出ない梅田花月より、吉本も松竹も米朝事務所もフリーも出る繁昌亭の方が良いや。



2008年02月02日(土)
バイバイの唄


2丁拳銃FCイベントに参加しにお台場へ。
 新橋からではなく豊州からゆりかもめに乗ったらガラガラでびっくり。
 滅多にお台場方面に行く用事は無いけれども、もし行くことがあったらこんどからは豊州から乗ろうと決意。
 
1人で参加したので開演まで暇を持て余すだろうと思い、行きがけに買った有川浩の「阪急電車」を読んでいたが、同じように1人で来ていた隣の方に話し掛けられたので、そのまま開演までその方とお喋り。

東京公演は1時間半ぐらいプレゼントタイムで休憩を挟み歌を30分ぐらいやり終了。
 帰りは握手&会報で使った写真プレゼント。
 私は修士さんのなかなかカッコ良いスーツ姿の写真だったが、お隣に座ってた方が修士さんのファンだと言っていたので、その方にお譲りした。
 喜んでもらえたので良かった。



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