つらつらきまま


2007年01月28日(日)
慣れないこと

正月の関テレ鶴瓶特番のメガネ対決と脳トレ部分のみダビングして渡したら、脳トレの鶴瓶さんの出来なさっぷりがツボに入ったとメールが来た。
 「良かったら全部ダビングしましょうか?」と返信したら「是非とも!」と返事が来て、それは嬉しかったけども、今まで誰からも鶴瓶関連のものを見たいと言われためしが無かったので、何だか動揺してしまい、「本当にいいんですか?」と確認してしまった。
 おまけで「BAN!BOO!ぱいん!」も手持ち分をコピーするが、何回見ても5人兄弟のアドリブコントの「義務教育でダブり過ぎや!」は笑える。
 これも今考えれば“若手芸人版・スジナシ”といえなくも無いか。
 番組名だけではそんな企画番組とは思えなかったので、最初の頃は随分と見逃したことが今でも悔やまれる。

昨日は「拳(GU)」。
 06年最後の「拳(GU)」がもやもやを通り越してムカムカしながらルミネを後にしてしまったほど個人的に合わない構成だったので、今回もそういう系統だったらもう卒業しようとか思っていたけれど、とりあえず次回もチケ取りはする。

もうすぐ「曲者」だが、私は今回は不参加。
 他のライブと被ってる訳ではないが、3日のうめだプレミアに行くので歌関係はこちらで良いや、と。
 行けば楽しいことは分かっているけれど、何か気持ちが乗らないのでしょうがない。
 東京に出て来て初めての「曲者」欠席。

古書検索をしてみたら上方落語関係で面白そうなものが入荷されていたので、昨日は久しぶりに神保町にライブ前行ってきた。
 店頭で読んでみたら、自分が求めていたものとは多少方向性が違ってたので買わなかったけれど、ある書店に入ったら偶々BGMが落語だったので、興奮。
 「悋気の独楽」という噺で、多分あの声は米朝さんだったと思うが音源が不明。

お囃子系は全部同じに聞こえてしまうので、せめて鶴瓶さんの出囃子だけでも覚えたい、と「上方寄席囃子集成」というCDを紀伊國屋書店2階で購入。
 「44口径」をいつでも聴きたくて「STICK OUT」を買ったのと同じ感覚だが、こういう日が来るとは本当に去年の今頃は思いもしてなかったよ。
 次に鶴瓶さんの落語を聞く日がいつになるかは未定だが、その日までには是非とも覚えておきたい、「新ラッパ」。
 
 



2007年01月24日(水)
奇跡の年賀状


もう1月も残り1週間という今頃になって
 「あけましておめでとう。今年もよろしく」
 と友達から年賀状が届いた。
 
 その友達は毎年元旦に着くように早めに年賀状を書く律儀な人なのに今年は3日になっても7日になっても届かなかったものの、年末の帰省の時に会って食事をしたばかりだったので、(珍しいなぁ)とは思いつつ、すっかり忘れていた。

 そんな時に届いた年賀状。
 今頃になって出す気になった、という線も無くは無いだろうけどももうここまで来たならそれは来年に持ち越すだろうから、(もしや、これが例の“年賀状遅配問題”か!?)という疑念がむくむくっと湧き起こり、(おのれ、郵便局!)と怒りがふつふつと湧いてきたが、念のため送り主の友人に電話。

 すると、間違いなく12月25日前に送ったという返事。
 「実はさー、その年賀状が今日届いたっちゃけど...」というと、友も立腹。
 「え〜、何それ〜!郵便局に言いよ、それ!わー、ふざけとるー!」とエキサイト。
 
 (私)「ねぇ〜、こいがチケットとか受験票とかやったら、どうすっとさね〜」
 (友)「本当、そうさね。だって、私、住所もちゃんと書いとるやろ?」
 (私)「うん、...えっ、れいちゃん(友)、ちょっと待って。れいちゃん、郵便番号も住所も間違えとっちゃけど...」
 (友)「(一瞬の間の後)えぇ〜!!」

 つまり
 ・郵便番号が私の住所ではなく送り主の郵便番号
 ・本来なら「○町1−2−3−405(※もちろんこれは架空)」である住所を「○町1-12-13-405」と、余計なものを付け足し

 ということでせっかく元旦に届くよう出したのに、結局存在しない住所宛の年賀状になってしまった。
 それなら友達宛に「あて先不明」で送り返せば良いだろうに、私の地区の配達担当の方は粘り強く1ヶ月掛け、該当する家を1軒1軒探し回ったよう。
 単に福岡の郵便局と東京の郵便局を行ったりきたりして余計な時間が掛かっただけかもしれないが、ともかく宛名以外は間違っている年賀状が1ヶ月掛けて無事届いたというのは、奇跡だと、友達と興奮。
 「いや〜、郵便局も捨てたもんじゃないね〜」「やるやん、郵便局!」とさっきまでボロクソにけなしていたのはどこへやら、と一転して大絶賛。
 おまけにこの年賀状、私が今年受け取った中で唯一切手シートが当たった、というオチまでついていた。
 何だかいい年になりそう。

 そういえば数年前別の友達が出した年賀状は、郵便番号も住所も間違っていないのに何故か「あて先不明」で返送されてしまい、しかもそれが友達に届いたのが1月も半ば過ぎだった、ということもあった。
 その友達は「せっかく書いたのに届かんかったのは悔しいからもう1回送る!」と、わざわざ年賀状を封書で送って来たなぁ...。
 封筒を開けたら中には年賀状。
 結構面白かった。

だんだん“日記”が“週報”になってるような。
 前回の日記から今日まで何があったかというと、まず、鶴瓶さんの落語を聞きたくて大阪に土日と行って来た。
 高石市の市民寄席だから、鶴瓶さんが出ることを大々的に告知して市民以外の客が殺到すると困るので殆ど宣伝を行わなかったという変わった落語会だった。
 それでも、市民でもなければ府民でもないのにノコノコとわざわざ新幹線と南海電車に乗ってやって来る私のような輩もいる。
 落語会はどの噺も面白かったが、鶴瓶さんの先輩である福團治さんが仲トリ(休憩前のトリ)ということで鶴瓶さんが大トリと分かった時と出て来た時は嬉しくて嬉しくてついつい顔がほころんだ。
 それまで客席はおとなしかったのに鶴瓶さんが出て来た途端、あちこちから「つるべー!」「つるべちゃーん!」と歓声が飛び交ったのも面白く且つ微笑ましかった。
 (本当にみんなが楽しんで遊びたがるおもちゃみたいな人だなぁ)と。
 旅の目的だった鶴瓶さんの落語は私落語で好きな噺だったから、こころゆくまで笑った。
 これでしばらくは充電出来たが、またすぐ電池切れしそうな気配。
 癖になってしまった。

後、知らない間に3月ルミネ先行が終わっていた。
 Fandango有料会員の更新機期限が近づいていたので1年延長させたが、半年で良かったかも、という思いがちらり。
 それほどルミネに執着しなくなったし、最後に先行で取ったのがいつだったかも思い出せないし。
 今月の「拳(GU)」に名前があったブラマヨの出演が無くなったというのも今日気づく有様。
 1月も出ると思い込んでいた上に3月にもブラマヨの名があったから
 (えっ、ブラマヨ、もしかしたら東京進出したの?で、2丁拳銃班に入ったの?それなら「拳(GU)」じゃなくて2回で終わった「漫才○○○(←季語)」シリーズに出て貰えるほうが良いなぁ。布団圧縮とかわざわざやらなくても良いもん
)
 と先走って色々考えたのに。
 
 
 



2007年01月18日(木)
オトメゴコロ爆発


定時と共に脱兎のごとく会社最寄り駅へと疾走。
 目指すは「世田谷パブリックシアター」。
 19時から「禿禿祭(高橋克己&八嶋智人出演/ゲスト:笑福亭鶴瓶)」があるのです。

思えば、プレリザーブ2回&一般発売1回とことごとく外したこのチケット。
 あまりの私のなりふり構わぬ執念と落胆に見かねたともさんから、ご自分が持っていた鶴瓶出演日のチケットと、まさかの追加発売で私がゲットしたともさんの第一希望ゲスト出演日チケットと交換という形で譲って頂いたお蔭で、今日の日を迎えることが出来た。
 本当に有難かった。
 しかも譲ってもらった席は最前列。
 慢性化してきた鶴瓶中毒の私のテンションが平静な訳がない。
 何を見てもにやけてきてしょうがなかった。
 最近は“瓶”の文字だけでも目に入ったらちょっとした幸せを覚えるほどだ。
 土瓶蒸しとか。

禿禿祭は一部が高橋さん&八嶋さんの2人芝居で、二部がゲストトーク。
 だが、今日の二部は鶴瓶さんがゲストということもあり、何と「スジナシ」!。
 2人芝居が3人芝居になるので、純粋な「スジナシ」では無いけれどもあれを見ることが出来るとは思ってなかったので、テンションは更に上がる。
 4つのシチュエーション案で一番客の拍手が多かったものをやることになったが、私が拍手したシチュエーションはあまりに普通すぎたためか圧倒的な支持の少なさで真っ先にボツ。
 結局あまりにぶっ飛び過ぎなシチュエーションが選ばれ、「小道具や衣装もドツボにはまるものを敢えて選んだら案の定...てな感じでぐだぐだな「スジナシ」だったが、面白かった。
 WOWOWでこの回は放送されるということなのでネタばらしは出来ないけれど、八嶋力全開の強引すぎるオチといったら。 

 大好きな人だから出て貰いたいけれども師匠クラスが自分達のイベントに来る訳が無い、と端から期待しないでゲストリストに名前を挙げてたのに本当に来ちゃったと、2人。
 そういうところが良いんだよなぁ、と心中ほっこり&にんまり。
 鶴瓶さんが出て来てからハケるまで、顔はにこにこ、心の中では(つるべ〜!)と身もだえしながら叫びまくっていた。
 何がここまで私をさせるのかよくは分からないが、嬉しくて楽しいということは確か。

 何せ、ここ最近は仕事が忙しい上にマウス女から
 「あなたのマウスのスクロール音がやっぱりうるさい。マウスを掃除するなり取り替えてもらうなり配慮をして欲しい。気になってしょうがない」
 という神経質を自称する人間が送るとは思えない無神経なメールを送りつけられるなど、余裕も潤いも見失いがちな日々だった。
 そんな時期なだけに、今年初の生鶴瓶さんは非常に良いストレス緩和剤となった。

...明後日は大阪の落語会にも行っちゃうけれど。
 やっぱり私は鶴瓶さんの落語が合うらしく、色んな落語を聞けば聞くほど鶴瓶さんの落語を聞きたくなってしまう。
 鶴瓶さんの落語は音源化も映像化もされていないし、それがされるのは鶴瓶さんの生の落語を聞けなくなってからだという以上、聞きたくなったら自分から聞きに行くしかない。
 大銀座落語祭まで待てなければ関西地区で行われる落語会に足を伸ばすしかない。
 それにしても、関西地区で行われる鶴瓶さん出演の落語会のチケットは割と余っていることが多く、関東在住の身としては羨ましいことこの上ない。
 @ぴあやe+を見てはため息を吐いたり煩悩と葛藤すること度々。

 ちなみに人間国宝の落語を聞きに再来週も大阪に行くが、日帰りは止めて1泊し、前日のうめだ花月で行われる2丁拳銃のイベントも見ることに決定。
 割と見やすい席が取れたので楽しみ。



2007年01月13日(土)
もうええわ

チョップリンが出るお芝居を見に行くために中野に向かっていたら、人身事故の影響により東中野で総武線も東西線もストップ。
 慌てて関東バスで向かったものの、naoさんとの待ち合わせ時刻に25分ほど遅刻してしまい申し訳なかった。
 思えばnaoさんとの出会いのきっかけはハリガネロックだったのに今ではお互い松竹芸能がブーム。
 来年は何が来るだろうか。
 
チョップリンの名前がパンフレットの一番上に書いてあったのでめちゃめちゃ主役かと思ってたのに前半の出演時間は30秒も無かったので、お誘いした手前ハラハラしたが、後半は割と出て来たのでホッ。
 去年のNHK上方漫才コンテストを受賞したコントも見れたし。
 シティボーイズの舞台をやっている作家さんが参加しているので、途中からは演劇ではなくコント中心の構成だったが、面白かった。
 一つ、あまりにベタな設定のものがありそのベタさ加減がどうしようもなくツボに来て笑い転げてしまった。

 それにしても鶴瓶さんは形状記憶笑顔だが、チョップリンは形状記憶ビジュアル。
 チョップリンのビジュアルは私がハマり出した4年前から殆ど変わってないと思う。
 結局昨年は東京での単独ライブが無かったので残念だったが、8月にワッハホールであった単独ライブが3月にDVDになるらしいのでそれでよしとしよう。
 早速Amazonで予約。

今日の朝日新聞に落語芸術協会会長こと桂歌丸師匠によるお笑いブームの論評が載っていたので読む。

 師は最近のお笑いについて

 >見ててくたびれちゃう
 >聴いた後ジーンとくる、ほのぼのとする、そんなものが欲しくなる

 と書いてらっしゃり、私が落語に傾倒し出した理由の一つがそれでもあるので、この点は非常に同意。
 漫才やコントの時、殺伐とした言葉を耳にすることが増えて来て、げんなりするようになった。

 ただ、先ほどの意見と矛盾するが、「しねーっ!」という言葉をよく耳にするお笑いライブ「チハラトーク」に関しては、私はあまり気にならない。
 それは、「しねーっ!」が、話をする側はもちろんのこと、客席のこちら側も聞きながら本当に「怒り」や「憤り」を覚えてそれが最高潮に達する時に初めて発せられる言葉だから。
 
 でも、「死ね」とか「バカ」とかいう言葉を普通の相槌のように使う漫才や、「布団圧縮」のようなある意味公開処刑のような行為は、“お笑い”でも“演芸”でも無いと私は思う。
 それでも笑いが起きる客席にうっすらとした怖さを覚え出した頃に、落語を知った。
 もちろん落語にも残酷な噺や今の社会通念では全く笑えないサゲのものもある。
 だが、万が一の事態が発生しないようハラハラとムカムカを覚えながら見ることはまず無い。
 のほほんと最初から最後まで笑って見ていられる。

だから、歌丸師の主張は大体は同意出来るのだが、漫才の「もうええわ」についての師の見解にはちょっと納得行かず。

 師は漫才について
 >ぶつ切りの笑いを連続するだけで、最後のせりふは必ず「もうええわ」でしょう。
 >コミュニケーションを断ち切ってしまう。
 >議論の必要なし、問答無用(という笑い)

 という。

 漫才のシメに使われる言葉は「もうええわ」以外にも、
 ・「いいかげんにしなさい(しろ)」
 ・「やめさせてもらうわ」
 ・コンビオリジナル(ますだおかだの「閉店ガラガラ」、おぎやはぎの「〜この辺でネタをさげさせていただきます」、ハリガネロックの「センキュー!」etc)
 と色々あるけれどもそれは置いといて、果たして「もうええわ」は

 “議論の必要なし、問答無用”

 だろうか。
 私はそう思わない。

 「もうええわ」を言う人はツッコミ担当の人だ。
 私は、ツッコミは客の気持ちの代弁者の役割も兼ねていると思う。
 自由奔放に繰り出されるボケに、的確なツッコミが入ることで、漫才が適度に締まったり弾んだりし、世界が広がっていく。

 「もうええわ」は、ボケの存在を潰したり切り捨てたりするために使われる言葉では決して無い。
 残念ながら滑っている時ならば、客にこれ以上の苦痛を与えないために使われる言葉になるが、ウケている時ならば、客に“この漫才面白い!”という余韻に浸ってもらうために使われる言葉だ。
 どんなに大好物の献立でも続けば飽きることと同じで、面白いネタも同じやり取りが続けば次第に飽きる。
 この言葉が出されて終わることで、演者も客も満足感で終わることが出来る。
 いずれにせよ、客と演者を繋ぐために使われる言葉だと思う。
 
 この「もうええわ」を吐き捨てるように言って終わるコンビもいることはいる。
 だが、微笑み混じりに「もうええわ」と言った後、ポンと軽く相方の胸元を叩き、ネタの終わりを告げるコンビもいる。
 “ここでこのネタは終わりですよ”という合図だ。
 それがあることで、こちらも面白さの余韻と(もう終わり?もっと見たかったなぁ)という若干の物足りなさを覚えつつも、気持ちを切り替えて拍手を送ることが出来る。
 後者の終わり方にはそれこそ“ほんわか”や“ほっこり”が満載で、とても好きだ。
 
 ...だから2丁拳銃の漫才から私離れられないんだなぁということに気づいた。
 ありがとう、歌丸さん。  

「文珍・南光のわがまま演芸会」を見る。
 文珍さんの新作落語「風来坊」は途中からハメ物がどんどん鳴り響き、典型的な上方落語だわと見ながらにやり。

愛知厚生年金会館である吉本のライブ。
 ロバートだけ何か場違いのような気が。



2007年01月11日(木)
ドラえもんじゃないぞ


仕事を任せられることは嬉しいことではあるけれど、中にはあんまりな依頼内容もあり、(それはうちでは無理!)、(アンタの独りよがりな思いつきの裏づけが出来るデータはうちにはありません。というか世界中のどこを探しても無いっ!)ということを分かってもらうことにかなり神経をすり減らすことが続き、いささか疲労困憊中。
 「何で出来ないの?」「無いのは分かったからとりあえず今あるやつで良いから分析して教えてよ」と言われた日にゃ、「オマエがやれーっ!」と吼えたくなる。
 私らはドラえもんではないので、そう都合よく全てが片付いてくれる秘密道具も持ち合わせてないのです。
 「とりあえずやれることをやれる範囲でやる」だけです(byカリカ・家城氏)。


仕事の愚痴はここまでにし、祝・家城氏ブログ開設!

それにしても一体ハリガネロックって今は何をやってるんだろうかとググってしまった矢先に自分のBBSに営業の告知かきこみがあり、何だか笑ってしまった。

小堀さんのブログから「お芝居」という新しいものにワクワクしている感が伝わり、ちょっと嬉しい。
 チケット取らなかったので見に行けないけど。
 確か発売日が青山寄席の日で、初鶴瓶落語への期待で頭の中が沸いていた私に落語会以外の作業を行うことは無理だった。
 タバコも吸わないし。
 2年前、小堀さんがピンで客演したお芝居を見に行ったが、とにかく(セリフ飛びませんよーに)とか(笑われませんよーに)とか(お芝居の空気をぶち壊しにさせるような妙なことを起こしませんよーに)など、出て来るまでそんなことばっかり祈ってたなぁ。
 
青山寄席後にチケットが残ってるのを見つけたので確保出来たチョップリンのお芝居を土曜に見に行くがタイトルが「反面サラリーマン」。
 こっちのタイトルの方が私には相応しい。



2007年01月09日(火)
感じることだけが全て 感じたことが全て


2丁拳銃・小堀さんお誕生日おめでとうございます。
 色んな話題の中心になるような輝かしい1年になりますように。

深川の落語会に行ってたので日曜の「笑いがいちばん」は留守録。
 何気に今年初の2丁拳銃だったが、現時点(07/1/9 PM22:11)では「天使と悪魔」を見ることが出来るのはこれが最後になるらしい。
 考えてみれば「天使と悪魔」はM-1グランプリ2003の決勝でフットや飯のネタと一緒に披露される筈だったが、アンタッチャブルが頑張っちゃったために幻となったネタ。
 随分とM-1に運命を翻弄されるネタだなぁ、可哀相に。

NHKでやっていた繁盛亭オープンの番組を見逃してしまい若干悔やんでいたら、父から「鶴瓶さんの5時間番組と一緒におまけでNHKでやってた繁盛亭のやつの録画DVDを送ります。見てたらゴメン」という、(何なのさ、この素敵タイミング!)と思わずのけ反ったほどナイスなメールが。
 鶴瓶ブームが後2年早く来れば、絶対05年の「生つるべ」はFINE画質で録画してただろうなぁ。
 鶴瓶さんがTVで落語をした貴重なO.Aだから。

来月、日帰りで米朝師匠や仁鶴師匠の落語を見に行くが、前日はうめだ花月で2丁拳銃イベントがあるというのは、笑いの神様のご厚意かいたずらなのか。 



2007年01月06日(土)
笑い始め


今年初のお笑いライブを見にルミネへ。
 毎年貼ってある場所に行ったら無かったけども、今年は芸人年賀状やらなかったのかな。
 やったけど3が日だけだったのだろうか。
 「日常2」のフライヤーがあったので何気なく手に取って見たらキャストに修士さんの名前が。
 前作は脚本家陣に野々村さんがいたからその繋がりだろうか。
 「野々村さんすごーい!」と前作の脚本家のクレジットを見てナオさんと盛り上がったことを思い出す

今年初のお笑いライブは「桂三枝の笑ウインドウツアー2007〜爆笑創作落語独演会〜」。
 上方落語協会会長であり昨年の紫綬褒章受賞者の落語でございます。

 三枝さんの「創作落語」はいわゆる新作落語で、1981年から制作に取り組みいまやその数200本!
 噺の内容や演出法も多岐に渡っており、中にはカラオケ機器を使って噺の合間に生歌を挟み込む噺もある。
 枠にとらわれない自由な落語だったが、(何でもありすぎだなぁ)ということも少し思った。
 鳴り物使用は上方落語の十八番ではあるけれど。
 “落語”の概念そのままの噺を聞けると思い込んでいたので、個人的にはちょっと戸惑った独演会だったが、2ヶ月以内に上方落語協会会長の落語も上方落語協会理事(鶴瓶さん)の落語も聞くことが出来た。
 来月は人間国宝(桂米朝さん)と六世笑福亭松鶴の一番弟子(仁鶴さん)の落語も聞きにいく。
 ...大阪府和泉市に。
 フッ、あまりのばかばかしい行為に自分でも自分を鼻で笑ってしまうほどだ。

 何故にわざわざ和泉市まで行くのかというと、仁鶴さんは吉本所属だから浅草花月やら何やらで東京でお目にかかれる可能性はあるけれど、米朝さんはご高齢だからこちらから関西の落語会に出向かないと無理だろうから、ということに尽きる。
 日曜の昼公演なので本当にトンボ帰り。
 西村京太郎なら時刻表を駆使して鮮やかなスケジュールを組めるんだろうなぁ。 

明日は米朝さんのお弟子さんの桂米二さんが深川でやる落語会。
 「たち切れ」をやるとのことなので、これを見逃す手は無いと思いリザーブした。
 思えば私の落語会通いは、青山寄席で聞いた鶴瓶さんの「たちぎれ線香」にハマったことから始まる。
 ぶわっと視界がぶれたと思った途端、聞きながらぽろぽろと涙が零れたのはあの時が初めてだった(「ピストルモンキーフィーバーマン」の「病室」のコントで泣いたが、目尻に涙は溜まっても零れ落ちることは無かった)。
 
 「たちぎれ」の演出は噺家によって様々で、この噺を人情噺として片付けることに異議を唱え、あっさりとした笑いでサゲる人もいる。
 私が泣くほど感動した「鶴瓶流・たちぎれ線香」も、「くどい」「鶴瓶は自分の感情を客に押し付け過ぎる」と、人によっては散々だったりケチョンケチョンだったりする。
 米朝さんの速記本や文枝さん、吉朝さんの「たちぎれ」「たちきり」を読んだり聞いたりするうちに、この方達の演出と鶴瓶さんの「たちぎれ線香」とで明らかに違うところがあったような気がして、それを確かめたいのだが、次に聞けるのがいつになるか分からないのが残念。

 米二さんのブログを読んだら、自分の中に理想とする「たちきれ」があり、それにどこまで近づけるかが鍵らしい。
 明日は美しい世界に浸って、笑って、そして、泣く。
 それを見越してコンタクトではなくメガネで臨む。

落語は笑うものだけれど、無理に笑いに持っていかなくても良いものもあるような気がする。
 落語だけでなく、コントも然り。
 邪道かもしれないが、笑いの裏にある悲しさにもどうしても惹かれてしまう。
 だから2丁拳銃が単独ライブでやるコントはとてもしっくり来る。
 今年こそコント単独を見たい。
 2004年以来随分とご無沙汰。

 そういえば年末の小堀さんのブログについたコメントを見て思ったことが一つあった。
 それは(漫才だけが本業なのかなぁ)ということ。
 漫才に比べると若干コントの評価が低いような気がして。

 ちなみに私は「エンタの神様」に関しては、好きな番組演出ではないし、2丁拳銃の芸風にはあまり合わないと思うけれども、今のところ「エンタ」が若手芸人の登竜門的番組であるならば、それを避ける理由は無いだろうと思う。
 <2丁拳銃の舞台は面白い><2丁拳銃のネタはどこか違う>ということをいくら力説しても、それは見て貰わなければ分からないし、何より2丁拳銃に興味といくばくかの愛情を持って貰わなければ始まらないし伝わらない。
 その足がかりとして、まず「エンタ」に何度か出て顔と名前を覚えて貰うことから始めることは、私は“アリ”だと思う。
 「エンタ」の演出で2丁拳銃の良さがどれほど伝わるかは正直疑問だが、否定ばかりでは始まらないし、もしかしたら化ける...かもしれないし。



2007年01月04日(木)
初“(爆)”

毎年4日が仕事始めだったが、結局年始の挨拶と新年会をやるだけで出勤率も悪いため、今年は5日が仕事始めに。
 今日東京に戻って来たら、会報が届いていた。
 小堀さんのイラストがちゃんとイノシシに見えたことに驚いた。
 今まで何を描いても線だったのに...と。
 初驚き。
 そういえばルミネは毎年芸人の直筆年賀状を貼っているが、修士さんが酉年に描いた鶏はあまりに上手すぎたので思わず写真撮ったなぁ。

今年の年末年始は見事に“寝る”か“テレビを見る”だけで1週間終わってしまった。
 朝ごはんを食べたらすぐ昼寝、というのが習性になってしまい、ある時は寝ぼけていたとはいえ、自分が朝ごはんを食べていないと思い込み、起きた直後「ねえ、ごはんまだ?」と父に問い掛けそうになり、(あっ、いかんいかん!)とやっと目が覚める体たらくだった。

今回の帰省前、「『朝まで生つるべ』と『鶴瓶の日本一なが〜いお正月』さえ録画出来れば良い」とここに書いていたが、両方とも無事録画出来た。
 今、「生つるべ」の方をCMカットしながらこれを打っている。
 深夜1時40分から4時55分まで生放送をこなす55歳。
 凄い世界だなぁ。
 今年は「歌つるべ」もやるような口ぶりなので期待大。

もう一つの楽しみだった「鶴瓶の日本一なが〜いお正月」だが、放送時間は5時間。
 5時間中、鶴瓶さん出ずっぱり。
 つまり、どの企画に切り替えても鶴瓶、鶴瓶、鶴瓶...と、もう全面的に“鶴瓶”。
 最初のうちは私も浮かれながら見ていた。
 (何て豪華なんだ。あぁ、この番組をネットする地域に実家がある私は何てラッキーなんだ。これは良いつるべ年になりそうだ)
 と、暢気な感想も浮かんでいた。
 しかし、2時間を過ぎたあたりから、あまりに延々と続く鶴瓶ぶりに次第に頭がおかしくなりそうになり、(も、もういい...)と途中早送りしてしまった。

 私はメールやブログの文末で見る“(爆)”というのが嫌いで、絶対これだけは使わないでいようと思っていたが、この番組の感想を一言でいうならば、この“(爆)”がぴったり来る。
 これ以外に無い。
 明石家さんまさんのコントライブで味わう(分かりました、あなたの凄さ分かりましたから、もういいです〜、これ以上は無理です〜)というお腹いっぱい感をまさかテレビでも味わうことがあるとは思わなんだ。

 おまけに、若手と即興コンビを組むコーナーでは、忘年会という設定もあったので酒が入った結果、ブツ披露は当然ながらシモまで流してしまうという、どっひゃ〜な展開も。
 (...そりゃ、いくら私が“1回見てみたら分かる。高座の鶴瓶さんはテレビで見る鶴瓶さんと全然違うし、落語も凄く面白い。あの姿を知らないのは勿体ない”と力説しても、テレビで映されてる姿がこれなら信じて貰える訳が無いわなぁ)
 と、しみじみと妙に納得してしまった。
 逆に、あんなに聞き入ってしまう落語をやった人と、チュート・徳井さんを腹抱えて爆笑させるほどのハチャメチャなことをやってしまう人が同一人物であることが凄い話だ。

 ちなみに、出演した若手芸人は、アホマイルド、長州小力、チュートリアル、ザ・たっち、末高斗夢、若井おさむ、パペットマペット、バッドボーイズで、MCが宮川大輔さんと、見事に他事務所ばかり。
 でも違和感やギクシャク感ゼロ。



2007年01月01日(月)
賀正


新年明けましておめでとうございます。
 今年の目標を掲げても1週間以内にはそんなものを決めたこと自体忘れていると思うので、今年1年食いっぱぐれることがありませんように、ぐらいにとどめます。
 あと、ほっこりとした気持ちで生きられれば、他に望むことはございません。
 月に1回落語会に行ければ満足です。
 2ヶ月に1回ぐらい、ルミネの夜席に通えればなぁ、なんて思います。
 古本屋で上方落語に関する資料を一つでも多く見つけたいです。
 面白いことに遭遇する運や縁が今まで以上に高まりますように。

 ...正月より七夕の方が相応しいような。
 
ちなみに今年の年またぎはジャニーズでも鶴瓶&ロンブーでもなく、NHKの「ゆく年くる年」をうっかり選んだ結果、いつ年が明けたのかも分からず(NHKはカウントダウンをやらない)、(何か締まらない年の始まりだなぁ)と思いつつ自分の部屋でテレビを見ようとしたが、しばらく福岡から離れていた間にアンテナの都合か地デジの影響かは分からないが私の部屋のテレビはびっくりすることになっていた。
 鶴瓶&ロンブーを見ようとしたら、KBCはWOWOWのスクランブル放送並みの映り具合ということが判明し、(うそ〜ん)と思いつつ吉本芸人9時間番組に回したら、TVQは上半分と下半分が逆に映るという、プリンセステンコーもびっくりなイリュージョンテレビに。
 正月早々こんな事態に見舞われると何かもう色んなことがどうでもよくなってしまい、NHKのさだまさし特番をずるずると見続けることに。

 TNCは幸い普通の映り具合なので、(縁があったら起きれる筈だ)と自分を信じて寝入る。
 結果、目覚めたのは朝8時半で「爆笑ヒットパレード2007 0部」はとっくの昔に終わっていた。
 2丁拳銃、ごめんなさい。
 私が今年初めて見た芸人のネタは東京ダイナマイトの「オレオレ詐欺」だった。
 吉本特番も見た人のブログから察するに、小堀家が映るまさに一つ前でチャンネルを変えてしまったよう。
 何をやってるんだ、私は。

 19時台からあまりに見る番組が無かったため、正月気分も手伝いミランカできらきらアフロの舞台裏2本を購入し、昨年一番良い買い物だった父ご自慢の40インチBRAVIAにPCを接続し、大画面で鑑賞。
 丁度見終わったらアフロの正月特番が始まったのでわくわくしながら見ているが、今年の初笑いはKILLERSの「TROUBLE QUEEN」のPV(クリスマスVer.)だった。
 家族揃って(メンバー2名)大爆笑。



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