つらつらきまま


2005年10月31日(月)
新生活


友人のカンナちゃんと明日からスポーツジムに行くことにし、今日入会の申し込みを済ませた。
 先週の金曜にいきなり彼女から
 「私、心身を鍛えるためにジムに行こうと思うの。でも1人で行くのはナンだから、一緒にせりちゃん行かない?」
 と、前半と後半で矛盾が生じている気がしなくもないメールが届いた。
 私は別に心身を鍛えるつもりは無いが、毎日毎日イラ〜ッとする気持ちを物に当たる生活を続けても気持ちが荒むだけなので、思い切り声を出して動き回って疲れるのも悪くは無いと思い、オーケーした。

 週末は彼女が目星をつけたジム1軒&空手教室1軒の下見をした。
 空手教室の方は、偶々下見に行った時間が「型」をやっている時間だったので、私はツボに入り笑いを堪えるのに必死だった。
 サバンナが20人位いるようなあの空間。
 サバンナの「型」のコントを知っている人なら耐えるのは中々至難の業だと思う。

 明日から通うジムで私が楽しみにしているのが「ボディコンバット」というダンスと格闘技をミックスさせたなんとも斬新なプログラム。
 ここで発散し、なるべく日記には「しねーっ!」だの「消えてなくなれーっ!」だの「オマエの母ちゃんでべそーっ!」といったことは書かないようにしたい…もんだがそう上手くいくかしら。

 とりあえず体力をつけて、「青色」の時に息を切らさないで最後まで乗り切ることが出来るようになることを当座の目標にしよう。
 ちなみに「ボディコンバット」を受ける時は「LOVE ROCK」Tシャツを着てやる予定。
 ニチョのライブの時に1〜2回着たことがあるような。
 あの頃だったから買ったようなもんだよなぁと思う。
 ちなみに「超合金Tシャツ」はすっかり部屋着。

解散したバンドの曲ばかり好きになり切ない10月末日。

口紅は塗ってるのに脛毛とヒゲを剃っていない怠惰なオカマと貧乏くさそうなオッサンのカップルを目撃し、そんな2人にもちゃんと相手がいるという事実に敗北感を覚えた10月末日。

「Dynamite Maker」の「BUTTERFLY」という曲を知ることが出来てじんわり幸福な10月末日。 



2005年10月28日(金)
リハビリ読書


木曜は尋常じゃないぐらいに体調が悪くて会社を休み1日中寝ていた。
 1日の3分の2は寝ていた。
 休む前は色々考えて落ち込んだりもしたが、結果的に翌朝は吹っ切れた感じで出社できたので選択肢は間違っていなかったのかもしれない、と思う。
 この1週間不毛なバトルを行っていたジジイも、(だから違うんだよじいさん。他人の話をちったあ聞けや)的ニュアンスをオブラートにオブラートに包み、下手120%の丁寧さで伝えまくったらやっと分かって…くれたのかな。
 いったん納得したようなので安心したら後に
 「聞いてないよ!いつそんな許可出した!覚えはない!」
 とか言い出すので油断は出来ない。
 あら、もしかしたらあのジジイそろそろ始まってるのかしら。

何か疲れることが起きたら本を買うようにしているが、ほっしゃん。の観葉植物と同じく部屋がエライ勢いで書庫化しそうになったので自制しようと思っていたのに、新潮文庫の新刊を見た途端、速攻レジに走った。
 荻原浩さんの「コールドゲーム」が文庫化されたので。
 最近は軽いエッセイしか頭が追いつかなかったし、私は荻原さんの胸がすくようなユーモアに満ちた文章が好きなので、中学生時代のいじめをテーマにした500P近い小説についていけるかしらと若干不安に思ったが、最初の数ページをざっと読んでいたら好きなフレーズがあったので、(これはイケる)と購入を決断。
 本はどこかに自分と合うフレーズを見つけられたら、大概は最後までいける。
 結果的に500Pもあるので読み進む過程をかなり楽しめた。
 結末はちょっと強引な気がしなくもなかったが、こういうテーマでも私は荻原作品はいけるんだということが分かり、嬉しかった。
 「博士の愛した数式」も来月文庫化されるので、「メリーゴーランド」も来年中には文庫化されるだろう。
 ワクワク。

NHK新人演芸大賞の受賞者が気になったので検索したら、失礼ながらかなり予想外だったのでびっくりした。
 いまだに新人と冠がついたコンテストに出てたのか、と。
 



2005年10月26日(水)
勝ち組の風


昨日テレビ欄を見たら「鶴の間」にほっしゃん。が出るとあったので何故かドキドキしながら見た。
 初対面だったらしいが、鶴瓶さんはほっしゃん。を前から気になっていたらしく、意気投合していた。
 そんな大物を前にしてもいつもと変わらないにこにこ顔のほっしゃん。だった。

 ほっしゃん。がどんどんテレビに出るのを見ると嬉しくなってくる。
 色んな意味で地下に潜っていた頃を多少なりとも知っているから。
 陽のあたる場所に再び出てくるきっかけとなったのは「やりにげコージー」で発掘された禁断の「鼻うどん」映像だと思うが、安定して活動するきっかけとなったのが「R-1」で良かったなぁと思う。
 「鼻うどん」を最初見た時のインパクトは確かに物凄いが、続けてやられたら
 (あぁー、またこれやっとるわぁ。他のは無いんかな)
 と、あっという間に飽きられてしまっていたかもしれない。
 鶴瓶さんもおっしゃっていたが、ほっしゃん。のクセになる面白さは、彼の周囲に笑いの神様が派遣してくれるとしか思えない人やモノをプレゼンする独特の観察眼だ。
 イロモノ的要素だけ取り上げられる事が無くて本当に良かった。
 
 それにしてもR-1の本編は見てなかったくせに結果発表でほっしゃん。が優勝したと分かった途端、ぶわぁ〜と涙が出たのには自分でも驚いた。
 卒業式で身近な同級生が続々もらい泣きしていく光景には乗れなかったのに、遠いテレビの向こうにいるほっしゃん。にはたやすく貰い泣き出来るヤツだったのね、私は。

偶々Exciteチケットを見たら次長課長のインタビューみたいな映像がストリーミングされていた。
 Exciteではルミネ宣伝ボーイみたいなことをしているらしい次課長。
 baseで23区単独をやっていた頃は正直言っていっぱいいるbase芸人の一組以上のものは感じなかったのに、ここまで来るともうスパーンと上って欲しいわ。
 base卒業組初の全国ネットゴールデン冠番組芸人とか。
 
ロッテが優勝したらしい。
 なのに報道ステーションの予告Vはクラゲ大発生の映像。
 千葉県民およびファンの方々スイマセン。
 クラゲに負けてるやん、とププッとほくそえんだのは私です。

アダムとイブが解散したそうな。
 年収10万無いならそりゃ嫌だろう。



2005年10月25日(火)
俺の話を聞け!


と、ジジイやガラの胸倉をつかんで唾を飛ばしながら叫べたらどんなにすっきりするだろうか。

最初からちゃんと説明していたのにロクに聞きもしなかったくせに。
 何度説明しても絶対に分かろうともしない。
 何度やってもオマエが言うような結果は出ないんだよ!出てくるわけ無いんだよ!
 
 老眼に合わせて150%拡大印刷してやるから、黙って最後まで人の説明を聞け!!
 口を挟むのは説明が終わってからにしろ!!
 
 それと、フケだらけの頭を触った手でサンドイッチを食べるな!
 オマエは一口ごとにウェットティッシュ使え!!
 そして生まれてくるのはもう毛じゃなくてフケという事態を受け入れて、スパっと頭いってまえ!

ガラも人の失敗を嬉しそうにいちいち報告してくるな!
 それしか話の糸口になりそうなものがないのか?
 オマエのいう“楽しく仕事”は、“人の失敗・失脚をあげつらって喜ぼう”か?
 そんなもん、会社が終わって一人で酒飲みながらやりやがれ!
 猫ぐらいしか相手にしてくれない猫屋敷で、獅子舞やシーサーの方がまだ可愛く思える愛猫と一緒にまたたび酒飲みながらやれ!

何でこんなにも“いらないヤツが多すぎる”んだ?
 まさしく
 >いらないもので頭の中がいっぱいになって
 >おかしくなりそうになる
 だ。
 こんな<上司>なんていらないいらないいらない!
 みんな消えてなくなれ、無くなっちまえ!
 もう嫌だっ!! 

というイライラカリカリムカムカモード真っ最中。
 何を見ても聞いても腹が立ってしょうがない。
 給料日だったので無駄遣いして発散するかと、地元のCD店で物色。
 演歌しか無い店に入ったのが失敗で、欲しかったものが無くまたもイライラカリカリムカムカ再点火。
 辛うじて見つかったものがGO!GO!7188の「九・二一事件」。
 気持ち良いロックを聴き、ちょっとだけ落ち着く。
 その後ゆらゆら帝国をランダム。
 こんな気持ちの日にゆらゆらのライブに行ったら凄く発散出来ただろうなぁ。
 ゆらゆらしたいなぁ。

年末に帰省したら大量のビデオを処分しようと思う。
 どう考えてももうあんまり見ることは無い。
 資料という風に見ると勿体無いけど。
 欲しい人はいるだろうか。
 確か「?マジっすか!」は全回あったと思う。

 それでも2000年12月に放送された「笑いが一番」が入ったビデオはしばらく処分出来ないだろうと思う。
 このビデオを何度も再生しては、悲しい現実を少しの間だけ忘れた。
 悲しみや不安や悔しさで混乱していたあの頃の私を救ってくれたものの1つ。

ルミネ先行は取り逃がし、1日はバカ会議が10時からあるので、
 (あーぁ、ニチョイベ&べしゃりは立ち見か。いや、べしゃりはいいか)
 とか思っていたが、何がどうなってるのかよく分からんがとにかく1日のバカ会議は開催しないらしい。
 ひゃっほぅ。いっそのことこのままなし崩し的に終了でも構わんぞ。
 誰も一向に困らんぞ。  



2005年10月21日(金)
「くのいち」×「行方不明」の1週間


*久しぶりの日記はグチ&悪口全開です。すいません。

今週は毎日心の中で

 「もう〜、オマエらまとめてしんだらエエね〜ん!
  っていうかもうしね!
  頼むからウマイこといってしね〜!」

 という呪いを込めた雄たけびをあげながらの退社だった。

元凶は、(1)ジジイこと次長(2)ガラこと部長(3)シローこと課長、のズッコケ3役。
 ちなみに何故課長が“シロー”なのかというと、いつ見ても寝ぼけた顔をしていてそれが「ルックルックこんにちは」の岸部シローの雰囲気にそっくりなので。
 
 うちにはパートさんが2名いるがそのうちの1名が来月で契約を切られることになった。
 この方は長くうちに勤めている。
 その方担当していた仕事のいくつかは、

 「えー、めんどうくさい」

 という、その脂ぎったほっぺたをトイレ掃除後の手袋で引っぱたいてやりたくなるような、とても50歳過ぎて仮にも役職がついているとは思えないふざけきった理由でシローが放棄したため、やむなく担当していた仕事も含まれていた。

 ガラはそんなシローを上手くおだててはパートさんが負担していた仕事を元に戻し始めた。
 そこまでは良かった。
 (ほぉ、あのシローもやっと会社で働くようになったか)と我々もどこか安堵していたのだ。

 ところが、そのパートさんがやる本来の仕事までガラは取り上げた。
 時々私達も仕事をお願いするようにしたが、本来の業務の方は殆ど空白。

 そんな状態が1〜2ヶ月続いた後、パートさんは契約終了を言い渡された。
 それも淡々と告げるならまだ良いが、
 「あなた、仕事無いでしょ。だから次回は更新しないから(笑)」
 という何ともねちねち&悪ふざけな表現で契約終了を告げたらしい。
 このセリフを言ったのがシローというからまた腹が立つ。
 オマエが言うな、オマエが!だ。
 
もう1人のパートさんも経験年数はほぼ同じだったがこちらは契約更新。
 が、この方の場合も“キーッ!”と外野の私が字面どおりに地団駄を踏んでしまったほどに、

 “ネチネチたらたらエゴ満開、威張るの大好き管理職〜”
 的いやらしさ満開だった。

 そもそも文字にすると「」も入れて10文字に満たない
 「契約更新します」。

 このセリフだけ言えばいいものを

 「我々もねぇ、慈善事業じゃないんですけどねぇ。
 あなたもお子さん抱えて一馬力じゃ大変でしょうからねぇ。
 あっ、でもこれからは1年更新ではなく半年更新ですから。
 そこを肝に銘じてください」

 とは何だ?
 オマエは誰だ?何様か?オレ様以外に何かあるとでも?

 その後、ガラはその場にいない他の部員の悪口を言い出し、突然手に入れた権威にすっかり有頂天になっているシローも言葉の端々にエラソーさを滲ませながらその話に便乗するわで、パートさんもキレてしまい会議室で実に30分近く口論をしたそう。

 その話を退社後聞かされた私はすっかりテンションが上がり、帰り道パートさんと2人で

 「トリガラ(もちろん実際は本名)死ね〜っ!シローも死ね〜っ!2人まとめていっぺんに死ね〜っ!」
 と叫んだ(注目を浴びない程度に)。
  
叫ぶだけでは収まらない。
 思い出すだけではらわたが煮えくり返り、ムカムカし、電柱を蹴り倒したくなる。
 トリガラが私達は言うに及ばず自分の命よりも大事だと公言している猫6匹をマタタビ酒でおびき寄せられないだろうかとか色々思ってはまたムカムカしてくるので、気持ちと頭を冷やそうと、とりあえずガス回りやらシンクやらを重曹を使ってピカピカに磨いた。
 そこに写る私の顔は、見事な般若顔だ。
 眉根にしわがきれいによっている。

 >会社はあんたの遊び場じゃない。
 社員はあんたのおもちゃじゃない。
 何の苦労もせず手に入れた肩書で、人に偉そうに指図するな。
 人の気持ちを操るな。
 他人の生活をおびやかすな!(「神様からひと言」P430 荻原浩 光文社文庫)

 という一節が本当に身にしみる。
 東大に行きたかったのに現役時代は二期校しか入れなかったので仮面浪人して一期校に入ったけどやっぱり東大はダメだったり、会社の金でハーバードだかケンブリッジに何故か留学したは良いが英語が喋れないため1年間結局ひきこもっていたとか、ガラが全く苦労指定ない訳では無いことは知っているが、知ったこっちゃ無いのだ、バーロー。
 そんなものに付き合ってる暇はこちらには無いのだ。

ガラシローに加えて次長のジジイはジジイでこれまたとんでもなかった。
 あまり仕事で絡むことが無かった頃はどこか好々爺な感じだったが、それはただの幻想に過ぎなかった。

 ある日次長から内線が掛かってきた。
 (ハテ?私ゃ別にわざわざ呼びつけられるようなことはしてない筈だけどな)
 と思いつつ足を運ぶと自分の机に呼び寄せてひと言。

 「数字が消えたんや」。

 そんなことをいきなり言われても(はぁ?)だ。
 チーズが数年前に消えたことは覚えているが、うちの会社からは数字が消えたのか、そら知らなんだと思ったら、
 
 「せりくんがこの間送ってくれたグラフには数字が入っとった。
  ただ、あれは縦より横がいいと思って作り直したら数字が消えたんや。
  何をしたんや」

 と彼なりの補足説明が入った。
 “何をしたんや”と言われても。
 オマエこそ何してくれてん?だ。
 もちろん言わないが。

 “グラフ”“数字”と聞いて、「データ系列の設定」のことかと思い、懇切丁寧に説明。
 これでよろしいでしょうか?と問うと
 「あぁ、もうエエ。また何かあったら呼ぶから」
 と、いうお返事。

 最後の言葉に危惧を覚えたら案の定、
 「文字が大きくなったり小さくなったりする」だの
 「せりくんのグラフは模様があるのにオレのエクセルにそんなのはない。どうなってるんだ」だのと

 「まずは自分でググれ!」
 と、ハゲ頭に書き込んでやりたいほどにトホホな用件で呼び出される。

そんな折、隣の席のキドさんから
 「次長から理不尽な怒られたグチを、悪いけどせりちゃんランチの時に聞いて下さい」
 というお誘いメールが届く。
 ガッテンでい!と了承し、会社からちょっと離れた店に行きトーク開始。

 キドさんが担当しているレポートの内容に次長から訂正&追加の指示があった。
 指摘箇所を修正し次長の了解も出たので、編集作業の担当者にメールに添付して送った。
 
 (キ)「そういう時って、担当の人宛に送るメールだからToにその人のメールを入れてCCに次長のアドレス入れるでしょ?」
 (私)「だってそれ以外無いですよ」
 (キ)「でしょ!だけどね、だけどね、次長がわざわざ内線掛けて『至急来てくれ』なんて言ってきたのよ。
 私、てっきり旧版を送っちゃったのかしらって思って行ったらさ。
 何て言われたと思う?」
 (私)「重いとかそんなですか?圧縮ファイル送られても解凍出来ないとか?」

 (キ)「『何でオレがCCなんだ!失礼だろ!』だって(嘲笑)」

 …ぽか〜ん。

 (アホにいくら言っても無駄)と悟ったキドさんはとりあえず下出に出て謝ったそう。
 すると次長もだんだん落ち着いたらしいがそれでも
 「いやな、僕は君がその今までどんな教育を受けてきたのか気になってな…」
 と言わんでもいいことをくどくど言ったそう。

あぁ〜、もう!
 本当に

 “いらないヤツが多すぎる”し“いらない言葉に惑わされる”。
 “ジャマだジャマだ やつもこやつも”。“ダマレダマレ 何と戯けた事を”。
 
 “いらないもので頭の中がいっぱいになっておかしくなりそうになる”が、“それを無理やりねじ伏せ”るしか無いし、今はまだねじ伏せたい気は辛うじてある。
 嫌なものや楽しくないものに負けている暇は無い。


ルミネ先行の予定に“2丁拳銃”の文字を見つけるとやっぱり嬉しい。



2005年10月17日(月)
コンビニから桑マンが肉マン


どう考えても素晴らしいことや喜ばしいことが起こり得る訳が無いわが社の定例会議開催日=火曜日を明日に控え、現実逃避のため晩御飯を食べるために入ったビアレストラン・ライオンで「梅酒カクテルアイスティー割」という欲張り且つカワイイ酒を飲んだところ、たった一杯で見事に酔う。
 何てお手軽。
 酒への免疫殆どゼロなのです。
 酔っ払うと喋りたくなるので、泣き上戸や暴れ上戸になるよりは良いと自分では思っているが、他の人はどうだろう。
 
 とりあえず私はたった一杯の梅酒なんたらで4200÷2を「2200」と間違えるほど計算力が低下します。


 もっとも素面だった時でも
 「入ってすぐ左側にある階段のところにいるね」
 というメールを
 「自分が今いるところから左側」
 と、とんでもない脳内変換をした結果、思いっきり入ってから右側に行って首を傾げるほどの体たらくだったが。
 よく新宿駅からうちまで電車を間違えなかったものだ。

今日は「チハラトーク」を見に草月ホール。
 いっくさんと一緒に見る。 
 座席位置を確認していたら、真後ろをジュニアが通って行ったので思わず顔を見合わせる。
 開始30分前にメイン芸人が会場入りするライブ。
 それが「チハラトーク」。
 後姿でも十分に
 (あっ、ジュニアだ)
 と分かる。

今回ものびのびと“キテレツ”の原語を連発していたので、今回もFandango!は入って無かったのかな。
 最近物忘れが激しいわぁ、と言ったそばから先月のトークでも喋っていたことをジュニアが言い出した時は少々驚いた。
 
 最近あまり聞く事が無かった小堀話が今回は結構出て来た。
 2〜3年前まで、ジュニアの口から「2丁拳銃の小堀」と名前が出てくる時は大抵、2丁拳銃のファンである私が聞いても
 (あぁ〜、小堀さん、それはダメやん〜)
 と頭を抱えてしまう仰天ダメダメエピソードの暴露話が多かったため、小堀さんが話題になる時は
 (今月は何をやらかしたんだ…)
 とため息をついてうな垂れることが多かった。
 
 そんな小堀さんだったが、今日はとうとう“ちょっとエエ話”の例として出て来るまでの位置にやって来た。
 数日前、いつものJリーグメンバーで宴会をした時のこと。
 その回の料理担当だったBコースの渡辺さんが作ったスパゲティがどうしようもないぐらいにまずかったそう。
 不満全開のメンバーだったが、買出しの際に「鯖カレーの缶詰」をジュニアが最近イチオシということで試しに買ったことを思い出した山本さん。
 それを食べようということに。
 レンジで暖めたものを一口食べた途端、試食組全員が
 「うま〜い!」
 と大絶賛。
 その感想を聞いた人が
 「どれどれ、あっ、本当めっちゃうまい!」
 と、言いながら食べ出した光景があちこちに。
 それを見ていた小堀さんが

 「あぁ、こういうことなんや。笑いと共通してますね」
 と言い出したらしい。

 どういうことや?と訊ねたジュニア。
 小堀さん曰く、Jリーグで旅行に行った時も今日のように誰かが「うまい!」「美味しいわぁ」と言い出すと、まだ食べていない面々が箸を取り、同じように絶賛しながら食べていたら、仲居さんが小堀さんに
 「こんなに一口ごとに美味しいと言いながら食べるお客さんは珍しい。凄く嬉しいです」
 と耳打ちしたそう。

 「美味しいもん食べたら、うわっ、めっちゃ美味しい、オマエも食べや〜って共有したくなるでしょ。それって面白いことがあったからみんなにも笑って欲しい、というお笑いと同じやなぁと」

 ということらしい。

 (おぉ〜、小堀さんの発言がとうとう千原兄弟に褒められるようになったぁ〜)
 と、ある意味感慨深かったチハラトーク2005年10月分。

タイトルに挙げたなんとも脱力してしまうようなバカバカしいフレーズは、コーナーゲストだったBコース・タケトさんが靖史さんに「嘘つけっ!」と言わせるために披露した小話(?)の1フレーズ。
 今日のコーナーゲストではタケトさん&綾部さんで8割笑った。
 そのほかのゲストは、佐田さん、ヤマモメン、はやっしー(カリカ・林さん)。
 レポートを作る予定なのでその際に詳しく書くが、林さんは風邪引きだったのか鼻声であまり発言しなかった上に、唯一披露したした話がまた何ともいえないものだった。
 CSでもさすがにカットするだろうなぁ。
 
今回は2丁目時代の話も結構出て来た。
 すんげ〜とかその時代のビデオを見た時まさしくそう思ったが、本人達も思っていたらしい。
 “あの頃の芸人は とにかくギラギラしていた”。
 
 あの竹若さんや木村さん(バッファロー吾郎)もそうだったのね。 



2005年10月16日(日)
よっしゃっ!(思わずガッツポーズ)


パリーグのプレーオフ。
 生中継を見ると負けそうな気がして、見ていない。
 既に結果が出ているとはいえ、スポーツニュースをハラハラしながら確認。

 
 ソフトバンク逆王手!


 ロッテファンの方には申し訳無いですが、東京在住とはいえ、どう頑張っても私は西武、巨人、ロッテ、横浜といった在関東の野球チームを応援する気にはなれぬ。
 どこに行っても心は
 「我らの、我らの、ソフトバンクホークス」
 なのである。 
 
 ズレータの
 「ぜったいに諦めない!絶対に諦めない!皆さん、明日はがんばります!」
 は名言だ。
 杉内、明日は頼むよ。
 本当に頑張ってくれ。
 1位なのに報われない、なんてことが2年連続起きてたまるか。

昨日、電車に乗っていたら盗人に遭遇した。
 「野ブタ。をプロデュース」の中刷りが車内にあったのだが、それを女子中高生らしき女の子が降りる時に堂々と抜き去っていった。
 あまりに自然だったので、目撃した客は全員ポカーンとしてしまった。
 抜き去った後に走り出すとか、抜き去る前に何度もちらちら確認していたとか、そういったことは一切無し。
 良心の呵責とか羞恥心とかいった存在を微塵も感じさせずに電車を降りた彼女。
 まだ1歳にならない子供をあやしながらその瞬間を目撃していた若い母親は横にいる夫に
 「…何か、すごいショック。
  へこむ。
  何であんなに堂々と盗めるの?
  あの子、ちっとも悪いと思ってないし自分が盗みをやったとも思ってないよ。
  パクったとかそういう軽いことしか思ってないよ。
  そうじゃないと出来るわけ無いじゃん。わー、やだ〜」
 と、心底へこんでいた。

 私もへこんだ。
 どこか怖さも覚えた。
 以前、修士さん&井上さん&小出水さんで「男前倶楽部」をやった時、イベント告知用に1階&6階に貼っていたフライヤーを誰かが持ち去ってはがされていたのを見たとき、
 (誰が見てるのか分からないのに…)
 と思ったが、山手線の車内でも堂々とやる人がいるなら混雑しているルミネでやる人がいてもおかしくはないか。
 
 あー、本当に薄ら寒いものを見た。

i Podが欲しい。
 年末買おうかなぁ。
 ただ今PCに入っている音楽ファイルの容量1.02GB。



2005年10月14日(金)
RICE-TONE CIRCLE(1)


一度は手に入れたのに、メール便で送られたものをどこぞのすっとこどっこいから届いたその日にポストから抜き取られて涙した日から約半年。
 再びamazonで注文し、今回は無事入手。
 早速聴く。

これを買った一番の目的は未収録版「昆虫ロック」。
 ドラムが一郎さんじゃない頃のゆらゆら。
 早速これを再生。
 坂本さんの声が若かった。
 年齢不詳、日本で生活していることすら信じられないゆらゆら帝国だが、9年前はやはり9年前分若かったのね、と思う。
 「彼女のサソリ」も入っていたが、この曲も好きだった。
 
今回、ゆらゆら以外のバンドは知らなかったので、ゆらゆら以外全く気持ちが動かなかったらどうしようと思っていたが、好きと思う系統ばかりだったから良かった。
 SUPER BUTTER DOGというバンドの「DISCO DRUMMER」という曲が好きだと思ったので検索を掛けたら活動休止中。
 ボーカルは現在ハナレグミをやっている永積タカシさん。
 そのことを全く知らなかったので普通に驚いた。
 「さよならCOLOR」という曲は何となく気になっていたので、偶然が偶然をうまいこと呼ぶなあ、なんて思った。

 後、マチコミやフリーボといった女性ボーカルも好きだった。
 これは私にしては珍しい。
 コンスタントに聴く女性ボーカルといったら最近はGO!GO!7188ぐらいなので。

 snap onというバンドも聞いてたら気になったので検索を掛けたがヒットしない。
 今も活動をしているのか、メンバーは誰なのか気になる。

この間ナオさんとちょっとライブについて喋ったときのこと。
 今はそんなこと無いだろうが、私が10代だった頃の長崎に“ライブ”というものは殆ど存在していなかったと思う。
 あるのは“コンサート”だ。
 やってるジャンルが演歌だろうがロックだろうがヘビメタだろうが、唄っている人は全て“歌手”と呼ばれ、ライブもギグもショーも全て<コンサート>と呼ばれた。
 中学の卒業文集に友達が
 「好きなアーティスト:B'z」
 と書いたところ担任がわざわざ呼び出し
 「アーティストとは芸術家をいうことだから、この場合は相応しくない。
  ミケランジェロとかそういう人を書きなさい」
 と注意されたことがあるぐらいだ。
 なんちゅう時代だ。

 でもその<コンサート>も長崎では殆どやらなかった。
 それは地の利のせいだと思っていたが、長崎ブリックホールが出来てから続々とメジャーどころが長崎公演をやってくれるようになったところを見たら、地形だけのせいではなかったようだ。
 それは分からなくも無いし責められない。
 チケットが無くても公会堂横の広場にいたら7割音が外に漏れ出てくるような長崎市公会堂でやれ、なんて地元民でもさすがに申し訳無くて言えなかった。
 だから、そんな公会堂でもやってくれるミュージシャンはそれだけで好印象だった。
 私が高校生の頃spitzを好きになったのは、そんな公会堂でもライブをやってくれるバンドだったから、というのも理由にある。

私が初めて“コンサート”に行ったのは中3の時で、CHAGE&ASKAの「史上最大の作戦ツアー」だった。
 福岡国際センターのアリーナ10列目だったと思う。
 これが初ライブだったので、私の頭には

 「会場はホール規模」「全席指定」「アリーナ」=「音楽ライブ」

 という図式が刷り込まれた。
 2001年11月まで私はライブハウスのライブは参加したことが無かった。

 そんな私の初ライブハウスだったのが、2丁拳銃の「全国銃弾“うた”ツアー」。
 15歳だった私は8年後、自分がコメディシャンのライブを見に行くようになるなんて思ってもいないだろう。
 おまけに確かソニーミュージックの先行だかなんだかに当然のごとく張り切って応募したら当選し、無料ライブの上にめっちゃ早い整理番号だった。
 で、前から2列目ぐらいを奇跡的にキープしてずっと左側にいた。
 意味も無く、目的も無く。
 これ以降全席指定のライブを含め、私は2丁拳銃のライブの8割は恐らく左側で見ている。
 この位置で見ることに慣れているので、偶に右ブロックで見ると首が凝ったりする。
 定番の見位置。

そういえばもうニチョの新譜のジャケット完成してるんですね。
 早ー。



2005年10月12日(水)
3D


昨日夜発表だったはずのぴあプレリザーブ結果。
 やっと今朝になって発表メール届く。

 当たると思ってなかったサザンオールスターズ東京公演当選。

 やったね、オレ。
 運はまだある。
 風は吹いている。

 それにしても2枚取って一緒に行く相手がダーリン(darling)ではなくダディ(dadyy)とは。
 我ながら悲しき27歳独身(dokushin)。
 でも良いんだ。
 独り身の気楽な身をフル活用してライブにも旅行にも行ってやる。
 それぐらいしか独り身で良かったと思うことが無いなぁ…。
 チッ…、グスン。

もう1つのプレリザーブも無事当選。
 こちらはチョップリン単独。
 年内に2回も東京で単独をしてくれて嬉しい。
 11月の予定1つ埋まる。

あぁそれにしても仕事がどうしようもない。
 果たしてこの仕事、世に出せるんだろうか。
 出して良いのか?

もう無いと思っていた国勢調査の調査書が郵便受けに入っていた。
 あんなに事細かく書いた覚え無いので、前回は協力していないかも。
 勤務先の場所まで書く必要あるのかなぁ。
 機密にしておくべき個人情報は私程度には無いけども。

嫁いだ友達と電話。
 やっぱり自分から行くべきやなぁとメモメモ。

荻原浩に次いで奥田英朗にもハマる予感。
 フト本棚を見たら、「荻原浩」「奥田英朗」の横に置いてある本の作家が「上原隆」で、「うえ」「お」と気持ち良く続いていることに気づき、何となく満足。
 
 どうせなら「あい」がつく著者の本も並べて「あいうえお」という風にしたい。
 次は検索で見つけた「あい」がつく人の著作という条件に合った「じんじろげの詩」でも購入するか。
 どこに行けば売ってるのやら。

 ちなみに作者は「愛川欽也」。
 
 



2005年10月11日(火)
「大変ですね」


昨日まで平和だったのに、突如として笑えないほどに忙しくなった。
 全くもう、だ。

 本来なら今日はゲラの最終チェックだったのに、サル1とサル2が前書きの1行目から表現を巡って(それも読点をつけるかつけないかレベルの)1時間大喧嘩して、それで会議が終わってしまい、勢いスケジュールがまぁタイトに。
 会議なんて開くから却って事態がややこしくなったではないか。 
 根本的な謎は、私がこの企画に噛んでることだが。
 あぁ、とっとと出してとっとと終わりたい。
 うちの会社の将来像の設計なんて、自分自身の将来設計すら綱渡りな私が出来るかってんだ。

しかし、いろんな人から
 「大変だね、大丈夫?」
 とか
 「急がしそうでかわいそう」
 などといわれると

 (そうなの、そうなの。
 私、忙しくてかわいそうなの。
 でも、それに負けないで頑張るの。よよよ)
 
 という風に、“仕事が忙しい自分”に酔い、ちょっと頑張ってみようと思う自分もいる。
 “思う”だけで、やる気の5割でも実行に移していけば良い方だが。
 困ったもんだよ、ヘイヘイ。
 チハラトーク、間に合うかしら。

そういえば「さんま御殿」にほっしゃん。が出ていたが、そんなにカットもされず、しばらく見ない間にゴールデンタイムになじんでる感じだったんでびっくりした。
 追い風吹いてるよなぁ。
 “勝ち組”の風格すら漂っている。
 
 そして今日も”レイザーラモンHG”の名前を聞いた。
 これで4日連続。

火曜はいらいらする日なので、精神安定剤代わりに本やCDを買うことが多い。
 今日は奥田英朗の「野球の国」。
 エッセイが面白いから、「イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」も面白いのかな。
 読んでみようかな。

いつぞやメール便で届けられたため郵便受けから抜き取られたオムニバスCDがAmazonに再び出た。
 絶盤の筈なのに何故か新譜。
 衝動で注文。今回は宅急便で届くし。
 「昆虫ロック」の別バージョンをやっと聴ける…筈。
 もっともっとゆらゆら帝国のライブに行きたいが、さすがにアメリカまでは行けない。
 とあるファンサイトで見つけた“色んな意味で無事に日本を出れるだろうか”というかきこみは笑ってしまった。
 パスポートの写真はどんな風に写ってるんだろう。



2005年10月10日(月)
HG三昧


やってることは知っていたがその時間にはウダウダ言いながらも会社に行っているため、今日初めて「なるトモ!」を見た。
 陣さんが「陣内クン」と“クン”付けされているのが新鮮だった。
 同期・先輩から「陣内」と呼び捨てされているか、後輩から「陣内さん」とさん付けされているのを見ることが多かったから。
 それにしても祝日の朝とは思えないほどあけっぴろげな企画の数々だった。

この3連休、毎日レイザーラモン・HGを見た。
 出渕さんが「RG(リアルゲイ)」と名乗るのは止めた方が良いと思う。
 やりすぎコージーには出渕さんの嫁・子供まで出ていた。
今年の2月はまだ「レイザーラモン・住谷」としてこういう平和な記事に出ていたのに。
 ブレイクって凄い。
 そういえば何かの番組に「レイザーラモン・HG」ではなく「レイザーラモン・住谷」として出ている舞台の写真が紹介されていたが、何故か住谷の目にはボカシが入っていた。
 素顔は秘密ってこと?

今日は殆どうとうと寝て過ごした。
 だらだら休日も悪くは無い。
 夏用の敷物からホットカーペット(電源は入れていない)に変えた。
 徐々に冬支度。
 



2005年10月09日(日)
フジモンの名言&Book Baton


土曜のハリガネ単独(ハリガネロック最後の漫才ライブ)を見ていたらしく、フジモンがそのことについてフジケンで言っていたらしい。
 ちなみに何が最後だったのかというと、ボケ・ツッコミの役割。
 特に宣言はしていなかったが、「最後」と銘打った後のオマケライブ「ハリガネロック最初の漫才ライブ」でやった7本はどれも松口さんがボケで大上さんがツッコミだったから、多分この方向でこれからやるんだろう。
 そういえば7本全部大上さんの衣装はオーバーオールだったが、これもこれからのスタイルなんだろうか。
 まさかと思いたいが。
 何も元相方と同じような格好で今更いかなくても。

 で、フジモンが何を言っていたのかというと、最近の若手は迷いすぎだと。
 キャラをつけるのに必死だ、スタイルを変えずに地道にいったら良いのにとも。
 CSに私は入っていないので、上記の発言の模様はある方の日記に書いてあったのだが、これを読んだ時
 (おぉ〜、この番組徐々に来なくなってる感じがしてたけど、たまに来たらフジモン良いこと言うやん〜)
 と、思わず膝を打った。
 フジモンの“フルモン(古いフジモンの略)”キャラはどうなんだ?という疑問はひとまず置くとして。


ハリガネ単独の感想はレポートの方にアップしたのでここでは書かない。
 今回の感想は結構時間が掛かった。 


++++
[a miniature garden]のハルさんから「Book Baton」を貰ったので、書いてみます。


・持っている本の冊数

→300冊ぐらい。雑誌・マニュアル類を除くと230冊ぐらい。大半は文庫本(220冊ぐらい)


・今読みかけの本 or 読もうと思っている本

→読みかけの本:「延長戦に入りました」(奥田英朗/幻冬舎文庫)
 読もうと思っている本:「美女と野獣」(リリー・フランキー/河出文庫)、「メリーゴーランド」(荻原浩/新潮社)


・最後に買った本(既読、未読問わず)

→「美女と野獣」(リリー・フランキー/河出文庫)
 

・特別な思い入れのある本、心に残っている本(5冊まで)


(1)「砂場の少年」(灰谷健次郎/角川文庫(手持ちは新潮文庫))

 →初めて読んだ灰谷作品。大学2年の頃見つけた。これを読むまで私は自分が中学生だった頃はあまり思い出したくなくて封印していたが、読むにつれて、何が嫌で許せなかったのかを具体的に思い出してきた。内申書を持ち出されたら黙るしかない自分がとても情けなかったから、出来るだけ思い出さないようにしていたことも。
 思い出す作業は苦しかったが、思い出すことでやっと乗り越えることが出来た。自分と向き合うきっかけにもなれた作品。


(2)「神様からひと言」(荻原浩/光文社文庫)

→上司とトラブルを起こし、お客様相談室という名のリストラ社員収容所ともいうべき部署に飛ばされたサラリーマン・洋平の話。1つ1つの場面が痛快。不良品のスクラッチカードを大量に持ち込んで大金獲得を狙うヤクザ達vs相談室の主(配属7年)・篠崎、心身症で首が回らない強面男・神保、洋平達の対決の回は特に小気味良くてスキッとする。
 会社や仕事で落ち込んだりいらいらすることがあって帰ってきたら、この本を読み直して気持ちをリセットする。
 競艇をするために訪問謝罪を引き受けるような篠崎が後半になるとかなりシリアスな発言をするようになり、読んでてハッとする。


(3)「君はおりこう みんな知らないけど」(銀色夏生/角川文庫)

→恋愛物の甘い詩を書くイメージだったので、銀色夏生は避けていた。
帯に書いてあった「僕たちは 楽しかった いつか ずっと前のことだけど」という言葉に引かれて買ったのがこの本。
かなり客観的な目で書かれた詩が多いことも分かり、他の詩も読むようになった。


(4)「ゆっくり東京女子マラソン」(干刈あがた/朝日文庫)

→家族をテーマに小説を書く人が好きで、ちゃんと生活を営んでいた人のリアルさが出ている気がして、女性ではこの人が一番好き。10年以上前に亡くなったので、全集は出ても新作はもう出ないのが残念。


(5)「流星ワゴン」(重松清/講談社文庫)

→普通に読んでも泣くらしいので、誰か大切な人を亡くした経験を持っている人なら、間違いなく泣くと思います。私はこれを寝る前に読んでしまったため、翌朝泣きすぎて目が腫れて困りました。P425−P432あたりは特にいけません。


・次にまわす人5人まで

まだやってないのでやってみたい、という方はどうぞ。



2005年10月06日(木)
「自分のことは自分で



やれっ!それはオレの仕事じゃないっ!」

 と中指突き立ててやりたいぐらいな日々が続く今日この頃、アハハン。
 お隣のクサノさんは

 「せりさん...。何もしたくない時はどうしたら良いんでしょう。
  自分の仕事もままならないのに、係長は雑用を押し付けてくるし...。
  どうしたらいいのか自分でも考えられないぐらいにいっぱいいっぱいです...」

 と、あらぬ方向を見ながら訥々と語り出しす始末。
 コーヒーを淹れる、と何の解決にもならないことしか出来ない私だった。

こんな時は酒でも飲んで気を紛らしたいが、実を言うと今まで家酒をしたことがない。
 というのも約10年前、大学入学を機に家を出て1人暮らしをする私に母は

 ・これからコンパで酒を飲む機会が増えるが、まだ未成年だということを忘れるな。
 ・酒は飲むのはいいが決して飲まれるな

 の2点を忠告し、「江利チエミの悲劇」を語り出した。

 曰く
 「江利チエミが家で1人酒をした時、気分が悪くなり吐いた。
  その際、吐しゃ物がのどにつまった。 
  高倉健と離婚して1人暮らしだった江利チエミは助けを呼ぶことが出来ず、結局1人亡くなってしまった」。

 それを踏まえ、
 「1人で自分が吐いたものにまみれて寂しく息絶えたのに誰にも気づかれず、もしかしたら死後3日間ぐらい放置されてやっと発見されるような人生で終わって良いなら、家酒なり一気飲みなりなんなりしなさい」
 と諭した。

 “吐しゃ物にまみれて死後三日ぐらい経ってやっと発見される”
 ような事態に見舞われる可能性が無くもないぐらいに知り合いが少ないので、それ以来、無茶酒だけはしないように生きている。
 ちっちゃい人生だが、それで良い。
 NHK料金も払っている。払った上で文句を言う。
 ちなみに国勢調査からは省かれた。
 うちの地域の調査員はそれほど熱心ではないらしい。
 協力するつもり満々なのに。
 
神奈川の参院補選の候補者3名の演説にとてつもなくいら〜っとした。
 子育てをしてきました、だから何だ?と。
 主婦や生活者の視点から政治を訴えていくこととは思うけど、ことさら母親や子育てをしている(してきた)自分を強調しすぎる。
 政治に利用するために子供はいるんじゃない。

携帯のアラームを設定しないと、8日にハリガネライブが入っていることを忘れてしまいそう。
 ライブ前にタワレコに寄って何か買いたい。
 こころが音楽を欲しがっている。
 お笑いほどにはのめりこむことは出来ないけど、無性に音楽を求める時期が不定期にあり、今ちょうどその衝動が来ている。
 
入場順とかロッカーの有無とかの質問が出るのは分からなくもないけど、会場までの行き方なんて、地図を見て自分で考えなさいとしかいえない。
 最寄り駅とかバス停とか地図を見たら乗ってるし、バス会社やJR・私鉄等のHPを見たら路線図もあるのに。

 そのうち
 「ライブに行きたいけどチケットの買い方が分からないから、誰か私の分も一緒に買って下さい。
  で、会場までの行き方が分からないから、一緒に行って下さい。
  あ、私方向音痴で家の周りの地理しか知らないから、家まで迎えに来て下さい。
  それと、チケットの番号は早い方が良いです」

 みたいな“ライブらくらくパック”もんを堂々とお願いする“ください族”が出てくるのも時間の問題のような気がする。

 で、私は今回のうたツアー、行くかどうかは4分6分。
 何ということは無いけど、今のところはそんな気分。



2005年10月05日(水)
無意識の...


元上司が復職してまた現れてきたが結局自殺して姿を消す、という我ながら
 (なんちゅう夢だ...)
 と思う夢を見た。
 ただ、元上司が出てくる夢を見たら私の方が死んでしまう結末の方が多く、彼女が死んでしまう夢は今回初めて見た。
 もしかしたら、やっと彼女の呪縛が私の意識から消えてくれたのかもしれない。

 “私はこの会社で何の役にも立っていない”とか
 “みんな私に早く辞めて欲しいと思っている”とか
 “出来ない私は捨てられる”とか
 “元上司がこんなに私について怒るのは、私がダメな人間だからだ”とか。

 毎日そういうことを思い詰めながら重い足を会社に運んでいた頃のことはまだ覚えているが、何でもこういう思考に結び付けて考えてしまうようなことはしなくなった。
 私のものだ、と言い切れる居場所やスタンスが今は確実にある。
 何気ないものだけど、そのことがとても嬉しい。

「Sunset Blues」という歌の「くるった明日はもうこない」という一節が何となく好きな今日この頃。



2005年10月03日(月)
日本の味

午前中からお味噌汁を食べたくてたまらなかったので、帰って来て早速じゃがいも・油揚げ・ねぎのお味噌汁を作る。
 自画自賛だが美味しかった。
 普段そんなにお味噌汁は作らない方だが、時々無性に食べたくなる。

高校生ドラフトのどたばたはあんまりだ。
 うちの会社の会議はもっとどたばただが。
 明日もあるのか…。
 もう4年に1回でいいよ。ハレー彗星と同じぐらいの周期でも構わん。

何となくテレ朝を見ることが多く、今朝も「スーパーモーニング」を見ていた。
 鳥越さんのがん公表をリアルタイムで聞いた。
 同じ直腸がんを克服した渡哲也氏の存在に非常に勇気付けられているそう。
 うちの母も5年生存を果たした人に会って話を聞いては自分もそうなれる、いやきっとそうなると言い聞かせていた。
 
 闘病の結果亡くなった時、「(病名)には勝てなかった」という表現が使われるが、私はこの表現は嫌いだ。
 最期の最期まで生きたくて生きたくて、そして生き抜いた。
 その人は亡くなるが、身体に巣食っていた病巣もそれによって生きることが出来なくなった。
 いわば相打ちだ。

 どんな病気でもそれを克服して生きている人は、今からその病気と闘う人にとって希望の星だと思う。
 今から闘う人が、後に同じ病気となった人のヒーローに1人でも多くなることを心の底から願う。

昨日はKIJ。
 その前にコホラーの師匠ともいうべき方とお会いし、CDやDVDを交換。
 9割小堀さんとは全く関係ないものだったが、会話は9割小堀さん絡みだったのでよしとしてもらおう。

 KIJ。
 板尾さんが連れてくる笑いの神様に心奪われっぱなし。

今日から東京MXテレビで「どうでしょうクラシック」が始まる。
 大泉さん、めっちゃフツー…。
 当たり前か、当時まだ大学生だとかいうし。
 約10年後は、全国ネットのドラマに出たりミュージックステーションに出たりしているんだから、人生って楽しいなぁ。

ジャンプで芸人をテーマにした漫画が始まったらしい。
 もちろん作者は森田まさのり先生。
 凄いなぁ。
 ちゃんと形になった。



2005年10月01日(土)
救いはやはりそっちか


アジカン&レミオという、まさに私にとって夢の組み合わせだったTokyo FMのイベントチケットは私以外の人にとっても夢の組み合わせでもあり、3分で完売し撃沈。
 は〜ぁ〜。
 オクに挑戦してみようかなぁ。
 今までやったことないけど。

アジ&レミチケ取り逃がしという現実を引きずりつつ新宿へ。
 小堀さんがゲストで出るお芝居を見に。
 先週のうめだ花月はBの真ん中ブロックという好位置だったが、今回は2年ぶりぐらいの最前列。
 あぁ、何かめちゃめちゃ追い駆けてます、よろしく、という感じで恥ずかしい。

お芝居まで時間があったので洋服を選びに何軒か梯子。
 この間行った時はまだあまり揃ってなかった秋・冬物も本格的に揃っていたので色々見て回る。
 1つ色もかたちも気に入ったパンツがあったのに、私が穿くサイズはもとから作られて無かった。
 別のパンツ1本とカーディガンを1着購入。

ついでにルミネtheよしもとのお土産品売り場にも行って来たが、行く度に棚の配置や品揃えが変わっていて、(遠い劇場になっちゃったなぁ)と思う。
 ポイズン〜のキャンディーなんていつの間に発売されたんだろう。
 プリクラもあそこにあったっけ?
 
 そういえばtvkとFandango!の契約が9月末までとなってたのかもしれないが、「プリプリプリンス」と「ワイ!ワイ!ワイ!」が軒並み終了。
 10日遅れとはいえ、新しいカリかを定期的に地上波で見れる唯一の番組だっただけに、tvkの番組編成が分かった途端ため息。
 せめて最終回まではやってよ、というか「ワイ!×3」のMCは変わるのか換わらないのか。
 Fandango!の放送番組が大幅改編されるとかどうとかいう日記をどこかで見たけどどうなんだろう。

時間になりお芝居へ。
 その他大勢の1人とか、重要な役だが最後辺りにちょっと出て来て終わり、とかいうのを想像していたが、意外とよく出てた。
 役どころも(これをやるのは小堀さん以外おらんわな)というものだった。
 円形劇場のような舞台装置だったので、360度小堀さんをかぶりつきで見る、ということを久しぶりにした。
 一番好きだがお笑い(特に漫才)の舞台ではなかなか見るのが難しい小堀さんの背中を拝める席位置だったので、それは嬉しかった。

役者達が揃う舞台に芸人が出ることでそれまでの舞台の流れが微妙に変わったりはしないかな、とか思っていたが、すーっと自然に世界に入っていた。
 世間一般や劇団MCRの観客層で「2丁拳銃」や「2丁拳銃・小堀裕之」の知名度は今どれぐらいあるのかさっぱり分からないので、お笑いの舞台ではよく見る
 「何故か分からないが、小堀さんが出てきた途端、普通の格好なのに客席から笑いが飛ぶ」ということとか、
 「客に笑われるようなこと(セリフカミカミやセリフとびとび、小ヘドロ誕生等)」
 をしやしないか、とか少々案じていたこともあったが、そんな見くびりは不要で、客に笑われずに客を笑わせていた。

 そして、小堀さんのツレ的役を演じていた男優さんは小顔だった。
 大顔の部類に入る訳は無い小堀さんなのに、二人並ぶと何だか遠近法のようだった。

行く前は3000円はちょっと高いなぁと思ってたが、だんだんお芝居に引き込まれ、最後は満足して帰って来た。
 面白かったです。
 
帰ってスパゲティを作ったが、ザルに上げる時に3割5分ほど間違ってシンクに流してしまい、トホホ。
 途中までは良いのに最後はダメ、という日だったなぁ…と思いながら食事。
 ミートソース自体は美味しく出来た。

 食事の最中に友達からメール。
 納豆カレー(カレーの中に納豆を入れて煮込む)を作ったら美味しかった!と。
 その作り方を教えたのは私。
 レシピの段階で不評を買い“ゲテモノ料理”のジャンルに入れられやすいが、納豆が得意ではない私が(美味しい…)と思って食べられるものなので、やっと親族以外にあの味を受け入れてくれる人がいたか…と感慨。

そして、木曜か金曜に覗いたら前売完売になっていて焦ったチハラトークのチケットも今日覗いたらキャンセルが結構でたのか、オレンジ△になっていたので早速購入。
 あー、良かった。

考えてみれば来週はハリガネ最後の漫才単独。
 どうなのかなぁ。
 不安とか懸念とかそういったものが全く無い。
 正直言って、期待もあるのかどうか怪しい。
 ハリガネの漫才に対するスタンスに翻弄されることに少し疲れた。
 いつ頃からハリガネの何に対していらついているのかは覚えていないが、悲壮感がこもった覚悟とか、そういうことを思うのはもううんざりだ。
 それで良いの?という思いもあるが、もう“最後”というなら、本当に今回で“最後”にして欲しい。
 
 本当にハリガネロックの漫才が大好きで、漫才をするハリガネロックが好きだから、好きなままで終わりたい。
 好きなままで終わらせて欲しい。
 終わることを後悔させて欲しい。

 そんな漫才で終われなかったら、あれほど好きだったハリガネロックって何だったんだろう、と思ってしまう。

 



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