No Problem

2002年11月30日(土) 突っ込むなよ

 今日は息子の通う小学校のお祭り。
2年生の保護者でお店を出すとのことで、あたし達学級委員も手伝いに駆り出される事になった。
今年から一人一役ということで、バザー委員をちゃんと決めたのに、結局出なくてはならない。

 とにかく、今日のバザーは一応裏方だけで良いという事なので(売り子はバザー委員がやる)10時ごろ行ってタコスの皮を200枚ほど焼く。
あいにくの雨で、外に出すはずだった店はすべて体育館に移動。
この分じゃ、地域のお客さんたちはほとんど来ないだろう。
いろいろ売れ残りそうだなぁ・・・・。
 子供たちは、ヨーヨーすくい、くじびき、スライム作りなど喜んでやっていた。

 2時半頃、家に帰る。
ずっと立ちっぱなしで疲れたので、こたつでしばらく寝てしまう。
自分のいびきが聞こえる聞こえる。
昨日、ちょっと飲みすぎたしな。
 夫は今夜は組合の忘年会で泊まりで菊地温泉へ。
今日、タコスを作りながらお向かいのご主人にその話をしていたら、「菊地か〜。いや〜、菊池はまずいよ、菊池は〜」とえらく嬉しそうに言っていた。
玉名だったか、菊池だったか?スーパースペシャルコンパニオンのいる所は。
 早速夫に言うと、「なんじゃそりゃ」と笑っていた。

 あたしが心配していると思っているのか、2度ほど夫から電話が入る。
「イヤ〜、コンパニオン来たけど、49のオバサンでさ。『芸をします』って言うから、頼む、頼みます、お願いだから芸をしないでくださいってみんなで懇願したよ。も〜大ウケ」などと、言っていた。
あたしの実家は観光地、温泉街なのでそのへんの芸はよく知っている。
高校の時、旅館でバイトしてたもんね。

 人間はどこまでも下半身関係で冒険心を満たそうとする人種と、そうでない人種とふたつにわかれると思う。
そういう意味では夫はまったく心配することはないのだが、逆にもし49歳のオバサンが無理やりあんな事や、こんな事をして見せたとしたら、夫のことだから逆にいろいろ突っ込んで(あ、『ボケと突っ込み』の突っ込むの意味です)、泣かせてしまうのではないか、と。その方が心配である。



2002年11月29日(金) 不安定な日

 息子を送り出してから、夫とpaulのCDなど聞きつつラヴラヴ。
あたしら夫婦は、夜ほとんど一緒におれないので、結構昼間いろんな話をする。
久しぶりに夫といろいろ話して、あ、そういえばけんかしてたんじゃ?

 グズを返上すべく、2ヶ月ほど前から「やらねば!」と思ってた事を決行。
「京都の叔母の孫に、息子が小さい時見た電車やミッキーのビデオを送る」
きのう、お歳暮も買って来ていたので同封する。
こんなこと、10分もかからずできるのに、ずっと放っておくとは。

 息子が帰ってきて、同じクラスのまきちゃんが遊びに来る。
昨日も来てくれたのだけど、バイオリンに行かなくてはならなかったので「明日絶対遊ぼうね」とまきちゃんは言って帰っていったのであった。
ところが、息子の方は今日カケル君と約束していたようで、今からカケル君の家に出かけるという。
結局、なぜか最後はウチに、カケル君、カケル君の妹、まきちゃん、お向かいのマー君、マー君の友達2人がわいわいと集まっていた。
 
 夕方は久しぶりに息子とデート。
近所の居酒屋で8月にもらった1,000円券が期限切れになってしまうので、それを使わねば、ということで。
腹腔鏡の検査の後、初めての周期。タイミングもバッチリだったし、体温もきれいな二層に別れていて、「もしかして!」なんて思ったけど、今朝はいつもより全然早く体温が下がっていた。
がっくり・・・。あ〜あ・・・。
こういう時は、いつも、お外でぱーっとやりたくなっちゃうのである。
「今日はママ悲しいことがあったんよね〜」と言うあたしに「何?何?自分の事?僕のこと?」と一生懸命心配してくれる息子。
 あなたに兄弟を作ってあげることがまたできなかった。ごめんね。
 



2002年11月28日(木) 初めて出品者になった

 昨日、amazonで「グズ」本を検索していたら「hajiさん、あなたの本が7,098円で売れます!」という文字がページにあったので、クリックしてみた。
今まであたしがamazonで買ったものが羅列してあり、それが「マーケットプレイス」という中古品市場に出すとこのくらいの値段で売れますよ、というのが表示されているのである。

 ほとんどは取っておきたいCDと本だったんだけど、一冊あったあった。
他人の日記で絶賛されていたので即買って読んだんだけど、まぁエッセイというか
詩みたいなもので、あまり共感はできなかったので1回読んだだけで、放っておいた本が。買ったときの価格は1300円。出品推奨価格は650円となっている。
もしも、売れたらamazonの手数料198円を引いた452円に、配送料として260円を足した712円が口座に振り込まれるとの事。買ってくれた人に、直接あたしから商品は送るんだそうだ。
 捨てるのももったいないし、でももう読むことはないし。452円で売れるのならいいじゃん!古本屋じゃ100円くらいだよ。多分。
 手続きをして、状態を「一度読んだだけで新品同様です。帯つき」と書いて出品しておいた。

 そして、今朝。メールチェックしたら「出品商品が売れました。今すぐ発送してください」とamazonからのメールが!!
うっそ〜、昨日の今日で売れちゃうんだ!
あとは、メールの指示に従って、本を梱包して郵便局へ。
なぜか書籍小包350円で、配送料に関しては90円の損。
でも、なんかうれしいぞ。おお〜。

 給与振込みをして、息子をバイオリンに連れて行く。
今日で3ヶ月かかったトマの「ガヴォット」が終了。
新しい曲ベートーヴェンの「メヌエット ト長調」にはいる。
 息子もバイオリンをはじめてから今月で3年。
リズム感も音感もいいと思うのだが、なにせ練習嫌いなので上達しない。
バイオリン教室では1、2を争う実力の持ち主なのだ(下から)。
練習しないのならやめろと何回も衝突したが、やめるのはイヤだという。
でも練習はしない。

 教室の子を見ていると、みんなおとなしそうで親のいうことを素直に聞くタイプの子がとても多い。
 実は息子は、教室選びの時に一度別のところで入門を拒否されているという実力の持ち主なのだ(笑)
見学時の態度があまりにも落ち着きがなかったという理由で。
「スポーツか何かさせたほうがよろしいんじゃありませんか?」「天才を育てるのはお母様の熱意ですわよ」とも言われた。
親子ともども、お育ちの悪さでバツをもらった、ってわけだな。

 そして拾ってくれた今の先生が息子は大好きだ。
先生も息子には期待していないのでレッスン中もとても優しい。
(コンクールに出す子なんかには泣かせるほど厳しいらしいが)
「練習しないんです」というあたしの悩みに「高学年になれば自分からやりますよ。バイオリンやってるって言うとモテますからね。」なんて言ってくれるおちゃめな先生なのだ。

 ところが、そんな息子。自分で勝手に弾いてるのは結構うまい。
今は「あしたのジョー」に凝っていて「叩け!叩け!叩け〜!」のところなんか、とても8歳児とは思えない感情の込め方。(こいつアニメ見てるし)
最後の「明日はきっと何かある」のあとのジャン!ってところなんか、魂込めて弾いてる。「もののけ姫」とか「千と千尋の〜」とかも自分で音を拾って弾いている。
こ、これでは、あたしと夫と一緒じゃないか〜っ!
バイオリンを習わせてる意味がないわ・・・。

 あたしも夫もちゃんとピアノとか習ってないので、楽譜も読めないし全部自己流。ロックだからそれでもいいんだけど、やっぱり、クラシックの世界ってのは憧れる。ピアノでもバイオリンでも、小さな時から習っていて、きちんと楽譜が読めて・・・・っていうヤツに。
 でも、なぜかあたしは鍵盤が弾ける。
大学の時、ノヴェラという日本のプログレバンドのコピーをしていて、超絶キーボードをテープだけ渡され耳でコピーして弾いていた。
高校のときは合唱コンクールで伴奏をしたこともある。
 隣の家の子が練習してるピアノが聞こえてくるんだけど、それもコピーしてしまった。

 夫はギターの人なので、コードは弾けるけどメロディラインは弾けない。
あたしが、一度聞いた曲を音階で歌ったりすると(「ドレミ ドレミ ソミレドレミレ」みたいに)「なんでそんな事ができるんだ?気持ち悪い〜」と言われるけど、普通はできないのだろうか?
 ちなみにあたしの音楽的土壌は、父がウクレレを爪弾いて歌っていた「赤城の子守唄」とか「人生の並木道」。
ある意味演歌のエリート(爆)
家に会ったレコードは「Have you ever seen the rain?」「Be my baby」とか、ポップスばっかりだった。
今リバイバルでヒットしてるシルヴィ・バルタンの「あなたのとりこ」なんかも大好きだった。

 それでもやっぱり憧れるのはクラシック。
楽譜が読めるようになりたい。ショパンとかモーツァルトとか弾いてみたい。
だからこそ、あたしと夫の夢を託してバイオリンを習わせたのに、息子よ、おまえもやっぱり「明日のジョー」かい^^;
夫とギターでセッションしてるのが一番楽しそうだもんね。

今日捨てたもの
・髪を止めるダッカール1つ
・賞味期限2001年6月のみりん(未開封)



2002年11月27日(水) 昼ビデオ

 やっと日記がリアルタイムに追いついたわ。

 昨夜もだいぶ咳が出て苦しかった。
早く寝たのに、咳のせいか朝7時半まで寝過ごしてしまった。
退院後から、どうも7時過ぎにしか起きられなくなっている。
飲むお酒の量は絶対的に減ってるし、夜更かしもあまりしなくなったはずなのに、
(しかも、昼間はまだごろごろしてるし)なんでだろう。
やっぱり、夫や母が言ったように「身体にメスを入れるっていうのは並大抵のことじゃない」ってヤツなんだろうか。

 でも、自分的にはもう90%以前と同じになっているんだけど。
今までは、ゴムのカーゴパンツとジャンパースカートの二つを交互にはいていたけれど、今日は初めてチノパンをはいてみた。
おお、もう普通の格好してもいいんじゃない?
でも、ジーンズはちょっとまだ怖いかな〜。
傷はまったくきれいになったんで、もう平気なんだろうけどね。
でも、内出血のあとは、しぶとくまだ残ってます。
 それにしても、最近すごい食欲。
術後とかなんとか関係なくジーンズはくのがちょっと怖いあたくし。

 てわけで、また午前中は居眠りしてしまった。
仕事も手つけてない。布団で寝なきゃって思うのだが、こたつがサイコー。
こんなことしてるといつまでも風邪治らないよ。
 kankanから「木曜日もコウゾウ君がイカ釣りに行こうって」とメールが来ていた。
あたしも今度は釣ってみたいのだが、今無理するとまたぶりかえしそうなので、今回はパスする。
相変わらず、熱は全然ないんだけど。

 今日返す予定のビデオ「冷静と情熱の間」を昼間っから見る。
いきなり主人公の名前が「ジュンセイ」で萎えたけど。
(「ジンセイ」なら見るのやめてたかも^^;)
ストーリーよりなにより、フィレンツェの情景の素晴らしさ。
これだけでもこの映画を見る価値はあると思う。
もちろん、映画としても、よくできていたと思う。
きれいな人たち、きれいな風景、きれいな思いが全編を通して流れていた。
これだけ甘ったるさを前面に押し出されたら、もう、それに酔うしかないでしょう、て感じだ。
 
 しかし、すれ違ったり、嫉妬したり、奇蹟が起きたり、愛を実感したり・・・・。
そういったことってやっぱり結婚してしまうとなくなる。
いくら仲の良い夫婦でも、穏やかな愛情はあるけれど、ドキドキするようなことってのは日常生活ではほぼないわけで。
たとえば、明日夫がイラクへ行く、とかなら激情にかられるのだろうけれど。
 こんなこと言ってるのも、平和で幸せだからかな。

 夕方はクラスの忘年会の予約に近くの居酒屋へ。
去年一度ここでやって評判がよかったので、またお願いする事にした。
3,000円税込み飲み放題ポッキリコース。
なんと時間制限無し。
 それにしても、半分くらいは生ビール1杯だけ飲んだら、あとはウーロン茶って人が多いので、後はあたしの肩にかかっているってわけよ。(何がだよ)
 
 今はPaulのCDを聞きながら、焼酎のルイボスティー割を飲んでいる。
あ〜、缶チューハイ半分飲んで、ちょっと酔っちゃったみたい〜なんて言ってたのって、まだ数週間前の話じゃなかったっけ。
 明日こそ、仕事をしろよ、このグズ。



2002年11月26日(火) グズなあたし

 まだまだ健在です葛城ユキ(古っ)。
ボサノヴァとか歌ったらかっこよさそうな声。
今回の風邪は熱がでないので、治りが遅いような。
夜、咳が出るのもちょっとしんどいかな。
それにしても、もうお腹が痛くないのでいいけど、ちょっと前だったら
死ぬ思いしてたかも。

 午前中は寝ていた。
今日は寒くて寒くて雪になりそうな冷たい雨が降っている。
こたつから出られないよぉ。
 うちはほんとに寒いからなぁ。
あ〜、早く傾いていない家に住みたい(爆)

 この前自分が「空間認識能力欠如人間」という事がわかったが、また新たな病名もハケーンされた。
今流行りの「片付けられない女たち」。
注意欠陥障害(ADD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)だ。
 でも、いろいろ調べていたら、あたしの場合はどうも本当のADDではないよう。
だって全然、悩んでいないんだも〜ん。

 薬物治療など受けている人は「片付けられない」→「なんで普通の人がちゃんとできている片づけが自分はでいないんだろう」→「自分はダメな人間だ」という思考に陥ってしまうほど深刻らしい。
まだ「性格的な問題」と笑って済ませられるかな、と思っていたあたしに突きつけられた別の答え。
それが「グズ」だった・・・^^;
要するに、病的なものではなくて「何事も先延ばしにするグズな性格」なのだ。

 試験の前になるといきなり部屋の模様替えをしたくなる。
 大事な仕事の期限が迫っている時に限ってなぜか遊びに行きたくなる。
 
 あ〜そうだ。実家への帰省も、この前の大阪行きもすべて準備は出発の2時間前だった。
眠るヒマもないほど忙しいわけじゃない。
「やらなくちゃ〜」と思いつつ、2ちゃんねるなんか見てだらだらしていたのだ。
決算で忙しくなると、プレステで遊びたくなるという悪い癖もあたしにはある。
 
 いろんな本が出ているようだが、ちょっと読んでみてなにかちょっとでも改善できるようなヒントがあれば、実行しなくては。

1. いまやろうと思ってたのに… かならず直る―そのグズな習慣
2. グズをなおせば人生はうまくいく―ついつい“先のばし”する損な人たち
3. グズの人にはわけがある 文春文庫PLUS
4. 今日の先のばしは明日の憂鬱―グズで損をしない賢い人生の選び方  5. グズの人にはわけがある
6. グズな人がやる気を起こす心理−人はなぜ、やる気が萎えてしまうのか
7. 愚図の大いそがし 文春文庫

 amazonで「グズ」で検索したら(情けな)これだけ出てきた。
「グズの大忙し」というのは、やらなくてはならない事を後回しにしているため、いつも時間に追われて遅刻したりなんでもぎりぎりになっているってことなのだ。
これ、まんまことわざにできそう^^;
しかし、このタイトルだけ読んだだけで、もうグズが治ったような気がするな♪  

 最近読みはじめたメルマガがすごくおもしろい。
「おかたづけマガジン超初心者編」というもの。
「冷蔵庫のドアポケットに何年も前から入っているゆずポン」「普段使わないので減らないから何十年もたっている(怖)真っ赤な口紅」などを、思い切って1日ひとつでも捨てていきましょうとか、心あたりのあることばかりが書いてある。
グズな上に物を買うのが好きで、しかも「もったいない」と物を捨てられないあたし。
あぁ・・・・・。これではいかん。
 まず、物を買わない事。(この前までは、元気なうちに欲しいものみんな買うぞ〜って言ってたのに)
安易に物をもらわない事。
 コンビニのペットボトルで、好きでもないデザインで使いもしないものなのに、同じ商品ならおまけのバッジのついているやつを買ってしまうってのをまずやめよう。
 グズの本も読みたいけど、買わずに図書館で借りるようにしよっと。

今日捨てたもの。
・5年くらい前からある顔用パック(だいたいパックなんかしない)2個
・いつか片割れがでてくるかもとずっと取ってある引出しの中の箸一本
・2002年6月が賞味期限の、去年の冬活躍したゆずポン。
・いつか食べるかもと取っておいた、ばあちゃん特製みょうがの醤油漬け

 素敵なウェッジウッドのマグカップがあるのに、それをしまいこんでなぜ息子の「だんご3兄弟」のカップでコーヒーを飲むのだ。
しかも「早くこれ割れないかな」と思いながら。
あ〜あたしってほんとバカバカバカ。
あたしがしたかったのはこんな生活じゃなかったはずだわっ!!

・・・って、なんかこんな事半年くらい前も日記に書いたような記憶があるなぁ。



2002年11月25日(月) 世界のソニー

 30日に学校でバザーがあるので登校日になるため今日は代休。
昨夜は久しぶりに飲みすぎて、朝起きたら記憶なし。
あぁ、せっかくアル中生活から抜け出せるかもと思ったのに、またこのままずるずると飲みつづけてしまうのか(爆)

 起きたらまたまた声がひどくなっているので、午前中は息子のドリルを見たりしてのんびり過ごす。
午後は、義父母に携帯メールを教える。
新しもの好きの義父の事、やりたくて仕方がなかったメールができる携帯をついにゲット。
義母にも一緒に買ってあげて、アドレスまで自分で決めてしまっていた。
(この夫婦は何から何まで義父がやり、義母が口を挟む余地はない)

 ソニーエリクソンのA1101Sってやつ最新機種。
で、あのジョグダイヤル(ってのかな)だけど、これ使い勝手ええねえ!
しかも、文字入力すると、下のほうに次の文を予測してたくさんの候補が出てくる。
画面も見やすい。思わず「これってシルバー仕様ですか?」と聞いてしまった。
あたしはFだけど、初めてでも説明書見なくてもだいたいの設定がボタンで予測できる。

 実家の母も携帯メールやりたい(うちの息子に送りたいらしい)というので、お正月一緒に選んでやろうかと思っていたのだが、何しろ遠いので何か聞かれたらすぐわかるようにあたしと同じ機種にしようと思ってたんだけど、ソニーにして、今度の買い替えの時にあたしもソニーに変えようかな。
 しかし、義父母はauなので、ez-web初めて見たけど、i-modeの方が全然早いや。
義父母の携帯に、家族みんなの携帯アドレスを入力してあげたり、実際メールを出させてみたり。
あたしって結構教え方上手かも。あぁ、また親孝行してしまったわ。

 あ、仕事全然してねえ〜^^;



2002年11月24日(日) 親孝行鍋

 昼過ぎまで息子とゲームなどしてだらだら過ごす。
本当はもっと早く行きたかったんだけど、夕方から会社へ。
カニ鍋セットを持っていって義父母と食べる事にする。

 この前フェリーで飲んだ焼酎「博多の華」を買いに行ったらボジョレー・ヌーボーがレジ前に置いてあった。
味はわかんないので一番安いやつを買う。
まだ風邪気味なので、今日は仕事はせずに、義父母と一緒に鍋をつつきながらワインを飲む。
義父母とも、お酒はあまり好きでないのだが、あたしがほろ酔いで繰り出す冗談は大好きなようで2人は本当に楽しそうに笑っていた。

 親孝行っていいですよ。
最近凝ってます。
この本を読んだからです。

『新「親孝行」術』 みうらじゅん著

 興味のある人はぜひご一読を。
義理の親との付き合い方に悩んでいる人には救世主的バイブルになると思います。
これを書いていて、もうあたしは夫の実家に行きたくてたまりません。
う〜親孝行をしたい!義父母の喜ぶ顔が見たい!!

宝島社から476円+税で出てます。



2002年11月23日(土) 両思いってやつか?

 風邪ひいてるのに、夜釣りに行って、夜中帰ってきてそれからイカ食べてビール飲んで2時まで起きていたバカは、次の日声が出なくなっていた。
それでも、寝てるわけにはいかない。
今日は、あたしら学級委員主催のクラス活動、「野鳥の森でバードウォッチング♪」なのだ。(涙)
8時30分に家を出て現地へ。
はじめて来たけれど、優しい係員のおじさんの解説で双眼鏡片手に、山道を登ったり下ったり。

 途中エミリちゃん(仮名)のお母さんに声をかけられる。
エミリちゃんは、むちゃくちゃかわいい女の子なのだ。
入学式の時に「なに?あのコすっごくかわいい〜っ!」と目を引いた、女の子。息子と同じクラスだった。
ほっそりした手足に透き通るような白い肌。形の良い小さな顔にフランス人形のようなブルーがかった星の浮かんだ瞳。
バレエを習っているというまさに少女漫画から抜け出してきた女の子。
でも、サッカーもやっていて性格はさっぱりしててボーイッシュな感じがまたいい。

 1年生のときから、あ〜こんな女の子に、ウチの鼻くそほり息子が好かれる事は絶対ないだろうな、と思っていた。
息子の方も全然興味がないらしく、「エミリちゃんってかわいいよね〜」と言っても「そう?」などと言っていた。

 ところが、この2年生の夏休み前くらいから、どうもエミリちゃんの事が気になるようになったらしく、ぽつぽつと名前が出てきた。
おお!やっとエミリちゃんのかわいさがわかったらしいな、息子よガンバレ!
そのエミリちゃんのお母さんがあたしに声をかけてきたのだ。いや、別にいままでも普通にしゃべってたんですがね。内容がすごい。
「エミリがhaji君のこと、尊敬してるんですよ。宇宙の話とか遺跡の話とかすごく詳しいんだよ、って言って。自分も影響されて、市立図書館へ連れて行ってって言ったりして。普段、学校の話しはあまりしないんだけど、haji君の話はよくするんですよ〜」

 あのエミリちゃんが、息子の事を尊敬だって?影響されただって?
「やった・・・・・!!!」心の中で激しくガッツポーズしつつも、(←オカン喜び過ぎ)冷静を装い
「いえいえ〜、ただ読んだ本を丸暗記してるだけなんですよ。それで偉そうに人にペラペラ喋ってるから、実際に自分で経験したり実験しないと、本だけの知識じゃだめなんだよ、っていつも言ってるんですよ〜」
「でも、ほんとにすっごくいろいろ詳しいんだよってエミリが言うんです。学校の図書館でもhaji君たくさん本を読んでるので有名だよって。やっぱり小さい時から読み聞かせとかしてあげてたんですか?」
「いやいや、そんな。あたしは本当は本ばっかり読んでないで、今の時期は泥だらけになって外で遊んで欲しいと思ってるんです。」
もしかして、エミリ母の頭の中では、息子=のび太じゃなくて、息子≧できすぎ君の図式が?
 洋服はいつも後ろ前に着てて、学校から裸足で帰ってくるし、なんてのがばれないようにせねば・・。

 ノーベル賞の田中さんを見てると、息子もこんな風になるのかな、と思う。(いや、失礼ですね田中さんに^^;)
自分の興味のあることには何時間でも没頭して詳しく調べるのだが、それ以外のことになるとぼーっとしてて自分の頭の上に鳥が巣を作ってても気がつかないようなタイプ。マイペースで、周囲の人の言うことをまったく意に介さない。
興味のあるひとつの事を極めれば、味のある人間になるんだろうけどな。
 でも、とにかくエミリちゃんは今息子に対していいイメージを持っている。
とても、まだかけ算の3の段が覚えきれてないなんて事がばれないように、教育ママしなくちゃだわっと鼻息が荒くなるのであった。

 昼過ぎまでゆっくり山中を散策して、それからマックへ移動。
お昼を食べて家に帰ると夫も風邪らしいので、おかゆを作り、昨日のコノシロを塩焼きにしてあげる。
洗濯物がたまっていたので、2回やる。部屋を片付けたり限界まで頑張って、布団へ。熱を測ると感触では38度以上っぽいけど、実際は37度2分しかない。
息子が、「お腹すいたよ〜、夕ご飯は?」と覗きに来て、あたしの額をさわり「あつっ!」と言って台所へ走ってアイスノンをタオルに包んで持ってきてくれる。
こういうのは彼のとっても良いところ。すごくうれしい。
冷たくて気持ちいい〜としばらく冷やしていたが、もう7時過ぎてるので何か準備しないと。
冷蔵庫にあるものでおでんを作る。
今日はお風呂にはいらずに早く寝よう、と思ったが、夫が夜仕事に出かけるので、一応起きて待っていた。

 帰ってきた夫が、すぐにこたつにもぐりこもうとするので、「うがい、手洗いして」と言ったら、すごくいや〜な顔をした。
夫は風邪をひいたらものすごくしんどくなるタイプなので、ひかないように、という気持ちから単純に言ったことなんだけど、ほんとはこんな事言われなくてもやってよ〜という気持ちが声に現れたのかもしれない。
「なんでそんな顔するの?風邪ひかないように自分で気をつけなくちゃじゃない」と言ったら夫が激怒した。
あたしの言い方が偉く高圧的で、この家で正しいのはあたし、あたしの言うことをとにかく聞けばいいんだ、みたいなふうに聞こえたらしい。まず、この寒い中仕事に行って帰ってきた夫に対してねぎらいの言葉をかけるのが先だろう、とけんかになった。
しばらく言い合ってたが、お互い論点がまったくずれているので(あたしは健康管理というかうがい手洗いのことだし、夫はあたしの物の言い方に怒っているし)途中で打ち切って先に寝た。



2002年11月22日(金) イカ釣り哀歌


 朝起きたら、喉がむちゃくちゃ痛い。鼻水もたら〜り。
いかん、風邪だわ。
今日は、夜釣りに出かける事になっているのだ。
息子の釣りの師匠、コウゾウ君がぜひイカ釣りに連れて行ってあげたい、と。
今まで2回ほどチャンスがあったのだが、あたしが入院したりなんだりで行けなかった。
今日は、相当息子も期待している。
kankanにメールして、「最悪あたしが復活できなかったら、息子だけ連れて行ってちょうだい。」と頼む。
「無理しないでね。もし来られるようなら釣ったばかりのイカさばいて熱燗でやろうね」と返事。

・・・・・。
行かねばっ!!絶対治さねばっ!!

 卵酒を飲んで寝る。3時間くらい寝まくる。
びっしょり汗をかいて目が覚めた。
お、いいじゃんいいじゃん。治ってるじゃん。

 息子も帰ってきたので起きる。
なんと、バカ息子、また裸足で学校から帰ってきた。(-_-メ)
しかも、ランドセルからっぽ・・・。
「靴がないんだもん」
ないんじゃない、自分でどこかで脱いできて忘れてるんだっつの。
学校に行ってみつけてきなさい、みつかるまで帰ってくるな〜っ!とUターンさせる。
しばらくして「校庭にあったよ」とうれしそうに帰ってきた。ったく。


 集合時間の5時。
コウゾウ君から電話が入る。
「今どこ?」
「家」
「イエ〜って事はもう元気になったんだね」
一瞬、高度なオヤジギャグについていけませんでした。

 着替えて顔を洗って、圧力鍋で超早わざポトフを作りランタンとシングルバーナーを持って港へ。
すごい人である。なになに?イカ釣りって流行ってるわけ?
息子は早速コウゾウ君から仕掛けの作り方を教えてもらう。
きびなご(この辺でよく取れる小魚)を竹串に刺し、糸の先につける。
針はないのだ。
それを、ゆらゆら上下させると、イカが寄って来る。
竹串に抱きついたところを引き上げるというなにやら原始的な手法だ。
針と違って、「やべ」とイカが手(足?)を離したらおしまいなので、すかさず網ですくわなくてはならない。
なんだかユーモラスな釣り方だ。

 それにしても寒い。厚着してきたのに。
kimkim、kankanとそれぞれうどんを作ったり、ポトフを温めたりして子供たちに夕飯を食べさせる。
あたしはもう一度卵酒を作って飲む。
コドモは元気だなぁ。ご飯を急いで食べたと思うと、すぐまた釣りに戻っていった。
男コドモ達は「イカさばいてよ」と言うが、イカに触ったり、水で洗ったりというのがとにかく冷たそうでイヤだ。
イカ刺しで熱燗という魅力的な計画も、かすんでしまうほどの寒さだった。
風邪気味じゃなくて、お酒もガンガンいけて、という状態のあたしなら絶対やるんだろうけど。

 しゃべっているうちに声がかすれてだんだん出なくなってきた。
あたし達はもう帰りたいモードになってしまっていたので、テーブルやなべを片付ける。
男コドモ達は「今釣れはじめたところなのに〜(←ずっと言ってた)」とぶつぶつ。
最初は全然釣れなかった息子もどうにかイカ3匹を釣りあげた。
全員でコノシロ1匹、タコ2匹、イカは30匹くらい釣れたのかな?
3人で分けて持って帰る。
コウゾウ君は「師匠、師匠」と慕う息子がかわいいらしく、コノシロとタコもうちの袋に入れてくれた。

 午前0時ごろ帰宅。息子は車の中ですでに爆睡。夫がお風呂を沸かしておいてくれていたので、なんとか起こして湯船につからせて身体を温めてから寝させる。
タコ刺しは皮をむくのが大変だからゆでたほうがいいよ、というコウゾウ君のアドバイスで、早速湯を沸かす。
お湯に入れてもしばらくはくねくねと足を動かすタコ・・・。不気味だ。
でも食べちゃうけど。
夫が、ポールのアメリカツアーのCDを買って来ていた。
構成が日本のツアーとほとんど同じなので、とりあえず日本版が出るまではこれで盛り上がろうと。
あたしが帰ってくるまで、聞かずに待っていてくれたので(一緒に聞きたかったんだって)、イカ刺しをつまみに聞く。甘くてコリコリでむっちゃうまい。思わずビール飲んでしまう。
 1曲1曲聞くたびに、コンサートの時の様子が思い出される。
CDは2枚組なのだが、とりあえず1枚目だけ聞いてもう寝ようと言ったのが2時。
我ながら超人的な体力である。



2002年11月21日(木) マックにパソ持込

 入金チェックのため会社へ。
しばらくぶりの出社なので仕事が思いのほかたまっていて、予定の半分もできなかった。
昨日のしわ寄せも来てたので、明日も来る事に。
お昼、ウインナーサンドとカレーパンとあんドーナツ食べたら胸焼けした。

 急いで帰って息子をバイオリンに送る。
久しぶりにレッスンを見たら、音が格段に良くなっていた。
弓の持ち方を少し変えたらしい。よければ来週で今の曲も終わりとの事。
2年生のうちに2巻目を終わるという(低い)目標、なんとか達成できるかも。

 少林寺の練習待ちの間は、マックでコーヒー飲みながらポールのコンサートの時の日記を書いていた。
ふと周りを見たら2階はあたししか客がいなかった。
こんな時間に、1人でパソコンぱちぱちやってるオバサン。不審?



2002年11月20日(水) 決算確定。納税。

 午前中は何件か残っていた振込みをして終わり。
だらだらしたいけど、洗濯やら片づけやら。
1時に税理士さんがきて決算の確定。署名。
ここ5年間の数字の話をいろいろとする。
2〜3年前はほんとに苦しかった。5年前は古参社員の裏切りもあった。
それでも、降り返ってみるとウチらに良いように転んだんだなというのが、よくわかる。
古参社員がずっといたら、その給料だけで会社はとっくに潰れてただろう。
数字はクールだけど、ある意味人間の記憶より明確に会社の歴史を物語る。

 2時半までしゃべって、それから消費税と県税納付のため銀行へ。
ここ半年ほど20日にこんなにのんびりしてるなんて!って事が多い。
前は、2時半過ぎたら目の色変えてあっちの銀行、こっちの通帳と1円でも多くかき集めていた。

 夜は仕事をしていたら夫が帰ってきて小学生の時に買ったというビートルズの本を持ち出していろいろ話してくれた。楽しかったけど、明日の仕事の準備が〜^^;



2002年11月19日(火) 今月のイベント終わり

 5時起きはやっぱきついわ。
息子は寝起きが普段から悪いのでだいぶぶつぶつ言っていた。
新門司港は寒くて駐車場に停めておいたあたしの車はフロントガラスが凍っていた。
自販機で温かいカフェオレを買って飲み出発。

 段々明るくなっていく時間に高速を走るというのもこれまた良い。
フェリーの中で飲んだ焼酎は、まろやかでおいしかったし、酔い覚めが良い。
「銘柄見て来るんだった〜」とくやしがると「博多の華」と夫が教えてくれた。
すご〜い、なんで覚えてんの、と聞くと、3本も飲めば覚えるよと。

 家には8時ちょっと前に到着。冷凍室に中華ちまきがあったのでレンジして、お湯をわかしてカップスープを作って息子に飲ませて登校させる。
2ちゃんねるでポールスレなど見つつしばらく夫とぼーっとする。
夫も出かけた後は、お昼寝。う〜ん、こういう時はやっぱ主婦はええね。

 帰ってきた息子は超元気で、「昼寝すれば?」と言ったが友達と遊ぶ約束をしているという。
「学校で眠くなかった?」と聞くと「全然!いつもより目が冴えてたよ」だそうだ。



2002年11月18日(月) さよなら大阪

昨夜の興奮が心地よく残りつつも気持ちの良い目覚め。
化粧をしてゆっくり目に朝食をとって10時ごろいざUSJへ。(遅いちゅうねん)
 いきなりチケット売り場で長蛇の列。30分ほど待ったかも。
ホテルでチケットを買えば、そのまま入場できるのだけど、あたしらのように安いツアーに含まれてるチケットは、売り場で「スタジオ・パス」というものに交換してもらわねばならないのだった。しまった。
 その間、息子は入り口左にある例のユニバーサル映画の最初に出てくるあの地球がぐるぐる回ってるモニュメントの周りを走り回っている。
あたしは、お土産をチェック。
 
 入ってまず最初は、「E.T.アドベンチャー」に並んだ。50分待ち。
でも、待ち時間もモニターに映画のワンシーンなどが映し出されるので退屈しなかった。ディズニーランドの2時間待ちとかに比べるとまだましかな。
実際は30分くらいしか待たなかったような気もする。
 しかし、正味5分もかからないアトラクションに1時間近く待つなんてきちがい沙汰だ。ほんとに日本は不景気なのか。
 それにしても、修学旅行生の多い事。憤慨する。
おまえらなんでこんなとこで遊んでんだ。寺にいけ、寺に。
学校もなに考えてるんだろう。なんで、修学旅行でUSJなのだ。それともおまえらみんな映画学科か。

 夫もあたしも学校を休ませるのがあまり好きでないので、今回はどうしてもフェリーのスケジュール上今日1日休ませなくてはならず、すごく迷った。
息子は夫の実家に預けて、2人だけでこようか、とも思った。
学校を一日も休んだ事のない息子は、迷ったが最終的には自分で決めた。
ただ、今日はクラスの皆で育てたさつまいもの「芋堀り」があるそうで、息子は「月曜日、雨降らないかなぁ。みんなと一緒に芋掘りやりたかったなぁ。」と出発前は何度か言っていた。
 それにしても、小学生を連れた家族連れもたくさんいる。
おまえら、なんでこんなとこで遊んでんだ。学校にいけ、学校に。
親もなに考えてるんだろう。なんで学校休んでUSJなのだ。
あ、ウチらか、それ。

 E.T.はたいしたことなかった。入り口で名前を言うとそれを兄さんが入力してくれて、出口でE.T.が呼びかけてくれるという趣向になってるのだが、夫の名前、あたしの名前、その後なぜか「ヒデ子」と呼ばれた息子は激しく落ち込んでいた。
 次に、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」(60分待ち)
これは、おもしろいよとの夫のお薦めどおり楽しかった。キャーキャー叫んでしまった。乗るまでの期待の持たせ方が上手だなと思った。もう一回乗りたいなぁ。

 「ターミネーター3D」は最初50分待ちだったので、その間ブルース・ブラザーズショーを見ながら昼食。
ワゴンのクロワッサンサンド3つとバドワイザー350ml2缶とペットボトルのお茶1本で3020円。高っ!
 おばちゃんがアレサ・フランクリンばりの美声で、主役の2人を完全に喰っていた。
 それから「ターミネーター」が10分待ちになっていたので入る。
最初の3D映像で思わず息子はのけぞっていた。
 スヌーピーに乗りたいと息子が言うので、20分待ちのため夫と息子だけ行かせてあたしはお土産を買ってしまう。
 次に夫の勧めの「ウォーターワールドへ」
これは、映画見てなかったんで考えになかったが、楽しいショーだった。
始まる前に、息子を見失ってしまい、夫と二手に分かれてあせって探したら、一番はじっこの一番前の席で悠々と拍手をしているのが見えた。
この子は、はぐれても親を探すということをしないので、ある意味怖いわ。

 4時には退園しなくてはならないので、年賀状用の写真を撮ってもらったりしながらゲートへ。
息子は「ジュラシックパーク」に未練たらたらだった。
「バックドラフト」が20分待ちになってたので、どうしようか迷ったがぎりぎりダメそうなのであきらめた。
まぁ、いいや。また今度来た時でね。
そうだ、すっかりあたしはまた来ようという気になっている。
 TDLはもういいか〜って感じだしあたしはあまりエレクトリカルパレードとか見て「きれい〜」とうっとりするタイプではない。
 あそこで楽しむには、夢の王国に迷い込んだ純真無垢な少女、それがこのワ・タ・シって感じの気分にな持ってかんといかんが、USJは単純に「お〜」とか「ぎゃー」とか楽しめる。
スタッフやキャストも気取ってないというか、距離が近いような気がする。
それだけ、舞台裏がわかっちゃうという貧乏臭さはあるが、ま、ようは楽しけりゃいいじゃん。なんか大阪らしい親しみやすさがあって好きだな。
I'll Be Back、だな。

 来る時のフェリーは8時の遅い方の便だったので、新しい船だったのだが、帰りは夕方5時40分に出発し、明け方5時40分に着くもの。
時間帯的にドライバーが多く、船は古いほうだった。
2等船室は段違い。古いし、8人部屋に先客が2人いて息が詰まる。
ただ、レストランなんかはメニューはほぼ一緒だけど、カップラーメンやうどんとか安めのものもあって、8時の便より良心的かも。
 寝台さえよければ、こっちのほうが雰囲気的には好きだな。
レストランでは、ドライバーのおっちゃん達が焼酎のボトルを囲んでわいわいやっている。
 あたしは、またワンカップ焼酎のお湯割と梅干しにする。

 なかなか寝られなかったので、ロビーでサッカー見たり携帯でポールのコンサートリポート見て余韻に浸ったりしていた。
船の古さのせいか、天気のせいかわからないが結構揺れて、10時過ぎまで息子もなかなか眠れなかったようだ。




2002年11月17日(日) ポール・マッカートニーとの一夜

*今日の日記、むちゃくちゃ長いし、興奮してます。すみません。

 夫に起こされ、あたしと息子は眠いしあまりお腹もすいていないのにレストランへ連れて行かれる。
夫のすごいところは、朝からいきなり快食快便なところだろう。
あたしなんか、起きてしばらくは水分ばっかりって感じなのだが、この人朝から
豚の角煮食べろって言っても喜んで食べるだろうな。

 朝ご飯は大人850円、子供500円のバイキング。
あまり食欲ないあたしは、モトがとれない気がして「降りてから朝マックでも
したほうが安いじゃん」とか思うがもりもり食べたい夫は許してくれない。
ま、せっかく大名旅行(か?)としゃれこんだのだから、ここはひとつ船上でバーンと行こうか。(なんて人間が小さいんだ)
 それにしても、朝でも夜でもいつでもどこでもフライドチキンとポテト、卵焼きをごっそり持ってくるうちの息子は、味覚障害にならないか心配である。

 港からUSJまでは「ドリームシャトル」という小さな船に30分ほど乗る。
なぜか朝から尾崎豊が大音量でかかっている。
船の窓から遠くにかすむ大阪のビル群を見ていると、「にじむ街の灯を〜ふたり〜
見ていた〜」とか「やっぱ好っきゃねん〜あんたやなきゃあかん〜」が脳内に流れてきて(夫もそうだったらしい)、すでに大阪濃度が上がってきていたあたしたちには、オザキがどんなに絶唱しても、ムダなのであった。

 まず、大きな荷物を今夜泊まる予定の「ホテル近鉄ユニバーサルシティ」に預ける。
ここは、USJに一番近いオフィシャルホテル。
 朝食付きで3人で24,500円とはテーマパークのオフィシャルホテルの値段にしては良心的なのではないかと思う。
 夜は大人の時間なので昼は子供サービスでもするかということで、世界最大という天保山の「海遊館」に行く事に。魚に夢中の息子もよろこぶだろう。
 それにしても、朝から修学旅行の団体やら、中国人のツアーやらでごったがえしている。そうか今日は日曜だった。

 入り口のワゴンで「海遊館たんけんノート」というのが売っている。
これはおすすめ。買いです。
ビニールのポシェットにノートと消しゴムとシャープペンシルがついて300円。
順路に沿ってクイズ形式で楽しく観察できるようになっている。
カワウソの絵があって「目と鼻と口を書き入れてみよう!」とか「海亀と陸亀の足の形の違いを書いてごらん」なんて問題がたくさんあって、息子はすっかり名探偵コナン気取りで次々に海の生物の謎を解き明かしていっていた。(ほとんど、間違ってたが)
 あまり、こういうのに興味のない子供でも楽しめる小細工じゃないかなぁと思う。
息子はもともと観察したり絵を書いたりするのが大好きなので、逆に「水族館を楽しむ」っていうより「観察ノートを完成させる」が目的になっちゃったけど。

 愛用の黒いリュックを背負って(お気に入りの「大どろぼうホッツェンプロッツ」の本が入ってるので重い)飛び回る息子を、迷子にならないように目で追っていると、なかなか水槽の中は見られないのだが、
それでも、ふと気づくと自然のままのような海底の世界に目を奪われている。

 それにしても、ここはすごい。建物全体が水槽っていってもいいくらい広いので、ほんとに自分が潜っているような錯覚に陥る。
ジンベイザメがエイ2匹をしたがえてこちらに泳いできた時は、まだ人間が発生する前の世界を見たような、逆に人間が滅びてしまった後の世界を見たような。
特にエイがエヴァぽくてかっこいい。
あたしは造形とかまったくわかんないけれど、エイの姿にはアートを感じた。
そうか、戦闘機っぽいんだ。

 夢中になってみているうちに、2時間も過ぎていた。
出口には、なんと懐かしい(修学旅行のとき東京タワーで作ってしまった)メダル刻印がある。
「30円!むちゃ安ぅ〜っ!」と早速やろうとしたら、500円のメダルを買って、刻印代が30円なのであった。そりゃそうか。
 息子は、ジンベイザメのメダルに即決。
ものすごく喜んでいた。コドモって「自分の名前が書かれている」ものに弱いのよね。

 さて、お昼をどうしようという事で、夫が行きたいという「海遊館マーケットプレイス」にある「なにわ食いしんぼ横丁」というところへ。
昭和40年前後の大阪の町を模した食堂街だそうで。
ここで、たこ焼きやらお好みやらいろいろ食べたんでぇ〜・・・と思ったのだが、とにかくどこの店も人が並んでいる。
あっちで一口、こっちで一口なんて食べ歩ける雰囲気じゃないではないか。
仕方が無いので、最初に並んだ餃子屋さんでとりあえずどんぶり物なんかも頼んでお腹いっぱいにしてしまおうと考える。
「餃々」という店で、餃子はまぁ普通やったけど、「豚丼」いうのがむちゃくちゃうまかった。
「タレ」と「塩」とあって、あたしは「塩」を頼んだんやけど、塩味に中華ベースのダシがあんかけ風にからめてある豚(たぶん肩ロース)がどんぶりの白ごはんの上にドーンと乗って、刻みネギが散らしてある。
う〜、思い出しただけでまた食べたいわ。あかん、すっかり大阪弁になってるがな。

 それから、サントリーミュージアムで「世界初宇宙で撮影した立体映像!」というのを上映してて宇宙博士めざす息子に見せようかと思ったのだが、1時からのチケットは売り切れ。次は3時からである。
それまで待っていてもなぁ・・・ということで、これはあきらめて息子にどこに行きたい?と聞いてみる。
 すると、息子はどこで大阪情報をリサーチしたのか「くいだおれ人形とカニが見たい」と。
我が子ながらあなどれんやっちゃ。
 てわけで、道頓堀へ行く事に。バスに乗って行く。
夫はよく今でも仕事できているけれど、あたしは本当に何年ぶり?2回目か3回目だ。
 焼けてしまった中座の脇を通り抜けて、くいだおれの前に。

息子「このくいだおれ人形は日本に1つしかないの?」
あたし「そうだよ」
息子「じゃ、世界にも地球にもひとつだけってこと?」
あたし「まぁ・・・・そういう事だね」
息子「すごい・・!そんなすごいのをこんなに簡単に見られちゃうなんて!!」

 親子ともども、何て人間が小さい・・・。(;´Д`)

 退院後、初めてこんなに歩いた(田舎に住んでると歩くということがほとんどない)ので、ちょっとお腹が張ってきたような気がして、マックで座って休む。
そろそろ、ドームに移動しようかということになりタクシーに乗る。
降りたとたん、「チケットない?チケット買うよ」とダフィーたんの声が。
 今日はドーム付設の託児所に息子を預ける手はずになっている。
(いいねぇ、こういうサービス)
 コンサートパックというもので、5時から終わるまで(アンコール終了まで)で5,400円。
人に頼んだら、迷惑だしお礼もしなくちゃだし、この金額で安心が買えるのなら安いもんだ。
 食べ物持参という事になっているので、息子のためにお弁当と飲物を買う。
夫はツアーパンフを買い、その辺をぶらぶらして時間をつぶす。

 やっぱり年齢層が高い、というかあたしたちくらいの人が多いかな。
何かお腹に入れておかないと、と急にお腹がすいてきたあたしは5時ちょっと前に、中華のファーストフードに並んだ。ビールもちょっと飲みたいし。
みんな、同じ事を考えているようで、10分くらい並んで待つ。
 その間、夫と息子は適当に待っていたのだが、ほんとうに、これがラッキーのはじまりだった。

 ようやくサンドウィッチとビールを買ったあたしの所に夫が走ってやってきた。
「今、そこで主催者サイドっぽいねえちゃんが、席の交換してるんだよ。盛り上げてくれれば一列目と取り替えるとか言ってる」と興奮して話し、あたしを引っ張っていった。
今考えるとこの時、息子の事を全然忘れていた。彼はどこにいっていたんだろうか。あたしの近くにずっといたのだろうか?興奮してて覚えてないけど、迷子にならなかった事だけは確かだ。
 確かに業界ぽい姉さんが、4人の50代くらいのツイードのジャケットを着た男性に(男女2組)話し掛けている。
男性「ファミリーで来てるから・・・」
姉さん「もう、ファミリーで盛り上げてくださいよ〜」
男性「これはつけてるけど」(ジャケットの襟にポールの名前をかたどったバッジをつけていた)
姉さん「これで、充分ですよ〜!」

 後ろから様子をうかがっていたあたしは、煮え切らないその人たちをさえぎって
「はい!はい!!やります!盛り上げます!取り替えてくださいっ!」と手をあげたのだった。
姉さん「Tシャツ着て盛り上げてくれますか?」
夫「はい、はい!着ます。すぐ買ってきます。」
姉さん「ノリノリでお願いしますよ。見てますからね〜」
あたし「1曲目から立っちゃいますか?」
姉さん「そうそう。最初から」
あたし「わっかりました〜(*゚∀゚*) 」

 てわけで、姉さんからもらったチケット
アリーナ1列目!!!!!(「御招待」のスタンプ済)
ほんとかなぁ?なんかのサギちゃうかなぁ?と思ったりもしつつ、もう地に足がついていないのであった。

 あとで2ちゃん見たら言われてました。
>72 名前:ホワイトアルバムさん 投稿日:02/11/19 11:56
>>666
>発券ミスではないよ。
>今回はそういう人が結構(といっても僅かだけど)いるよ。
>本来は招待席なんだろうけど、係員が声をかけて最前列で見られる
>ようになるラッキーな人がいるみたい。最初はネタかと思ったけど。

>673 名前:ホワイトアルバムさん 投稿日:02/11/19 12:47
>634です。ネタじゃないんです。係員(姉ちゃん)がくれるんですよ。いい席を。

 律儀な夫は、早速ポールTシャツ買いに走る走る。
ところが、さっきまで混んでなかったグッズ売り場が今度は長蛇の列。
託児所の前で30分以上待っても帰ってこない。
開演時間の6時までもう15分しかないのに。

 ようやく、2枚のTシャツをゲットし、あたしは託児所の授乳室で、夫はその辺で着替える。
ゲート4から入る。持ち物チェックも何もなし。
ちゃんとチケットはホンモノだった。
真正面でこそないけれど、ステージの向って左端くらいの場所。
ほんとに一列目だ〜。後ろを振り向くとスタンドの観客が小さく見える。
この日のドームは4万人がはいったらしい。
会場はお香を焚いているようで、ほんのり良い匂い。

 プレショーが結構長くあり、最初、18世紀の貴族みたいなコスチュームの人たちが出てきた。
スクリーンには森の情景が映し出される。
それから八百屋お七的に着物を着崩した超日本人顔の女性や、チャイナ服を着た男女が京劇のようなパフォーマンス。
来る前に「なんかかぶっていこうかな」と思ったのであるが(おい)、この時痛切に思った!
「く〜!モーツァルトのヅラかぶってコスプレしてくるんだった〜!」
だって、同じ格好の人がステージにいるんだもの。
 テーマは「ポールの見た夢」だそうだ。
ちなみに次の日大阪最終日にはサージェントペパーズのコスプレした4人組がステージに呼ばれたらしい。(仕込じゃなかったって)

 そして、ついに中央モニターにポールのシルエットが浮かび上がり、会場は大歓声。
「立って盛り上げて」と言われるまでもなく立ち上がってました。
1曲目は「HELLO GOODBYE」と思うよ、と夫に言っていたあたし。
見事にあてました。
夫は中学生の時からビートルズを聞きまくり(好きなのはジョン)ほとんどの歌を知っているけれどあたしは、有名どころしか知らないミーハーなやつ。
そんなミーハーに構成を当てられてしまうなんて、やっぱりポールはエンターティナーだ。(笑)

 2曲目は「JET」。
サビの部分で手をあげてジャンプ、「ノリノリでお願い」と言われるまでもなくやってました。
ほんとにすぐそばにいるので、なんだかコンサートというよりライヴという感じだ。

 ポールの曲はキャッチーでポップでスゥイートで、楽しく、優しく、せつなく心と身体に染み入ってきた。(あぁ自分の語彙力の低さがうらめしい)
本当に20世紀(21世紀も?)最高のメロディメーカーだと思う。
 声も60歳とは思えない伸びがあるし何しろ3時間近くのステージを、自分も楽しもう、観客にも楽しんでもらおうというショーマンシップ。
バラードが終わり聞きほれていると「マイド〜」。「モウカリマッカ?」
なんてお茶目なんでしょう。(夫は「ボチボチデンナ」と答えていた)
 もしジョンが生きてて「マイド〜」言ったら(言わない)、「うそ〜」って幻滅しそうだけど、ポールが言うと「かわいい〜」って感じ。

 「my love」は東京では「リンダに捧げる」と言ったらしいが、今日は会場を指差し「for you」と言っていた。夫曰く「奥さんからクレームついたんちゃうか(笑)」
「hey jude」の最後のコーラスは皆で大合唱。
ポールは「オトコダケ〜」「オンナダケ〜」と盛り上げていた。
その他にも「オクサン」とか「ジンケンモンダイ」とか「オサカ〜」(←大阪ね)、「Michelle」の前には「フランスヘイコウカ〜!」と日本語たくさん言ってました。

 実は、ポールも良かったんだけど、リードギターのラスティがむちゃくちゃかっこよかった。
あたしを見つめて(←と本人思ってるだけ)煽るんで、もう「キャーッ!」状態ですた。
とっても残念だったのは彼が投げたピックがステージ下に落ちていたのに、係員がいて拾えなかったことです。(>_<)
あ〜、あたしにもう少しオバさん力があれば・・・。
 でも、一列目に座らせてもらうわ、ラスティのピックゲットするわなんてことになったら、本当にコアなファンに申しわけないし一生の運を使い切ってしまいそうなので、あきらめよう。
両脇にラスティとブライアンという若い二人を従えて、真ん中で歌うポールはほんと余裕で格好良かった。
ラスティも(もちろんビートルズに影響されてギターをはじめた)、ポールと同じステージでやれる事がうれしくてたまらないって感じで、見ていて微笑ましかった。
すごくいいバンドの雰囲気だったと思う。
 詳しい人にいわせればいろいろあるんだろうけれど、あたしはとにかくこのコンサートは「めっちゃ楽しい」の一言につきました。

 最後には目の前の大きな筒から紅白の紙ふぶきが大量に舞い散り、思わずサブちゃん状態。
本当に息ができないし鼻の穴に入るのだ。夫は口の中に入ってしまい喉にはりついたみたいでオエオエ言っていた。
紙ふぶきのせいで、最後はポール達がどんなふうに退場していったのかがまったく見られなかった。(笑)

 その後、JR大正駅前でパッチもんのステッカーなどを買いつつホテルへ戻る。
息子とお風呂に入り、缶酎ハイとビールを飲んで興奮を覚ます。
本当に素敵な一夜だった。疲れてるはずなのに寝るのがもったいなかったよ。

セットリスト
1.Hello Goodbye
2.Jet
3.All My Loving
4.Getting Better
5.Coming Up
6.Let Me Roll It
7.Lonely Road
8.Driving Rain
9.Your Loving Flame
10.Black Bird
11.Every Night
12.We Can Work It Out
13.You Never Give Me Your Money〜Carry That Weight
15.Fool On The Hill
16.Here Today
17.Something
18.Eleanor Rigby
19.Here, There And Everywhere
*. Calico Skies(大阪のみ)
20.Michelle
21.Band On The Run
22.Back In The U.S.S.R
23.May'be I'm Amazed
24.Let 'Em In
25.My Love
26.She's Leaving Home
27.Can't Buy Me Love
28.Live And Let Die
29.Let It Be
30.Hey Jude
アンコール1
31.The Long And Winding Road
32.Lady Madonna
33.I Saw Her Standing There
アンコール2
34.Yesterday
35.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise)〜The End

う〜ん、ゴージャス。
欲を言えば(まだ言うか)Silly love songやってほしかた〜な。



2002年11月16日(土) 大阪へ

 楽しい旅行の前にはお仕事ってわけで、午前中は会社で月例会議。
年末年始の予定を決めたり。
早いもんで、もうこんな時期。
年賀状にお歳暮、カレンダー、そして賞与とあわただしく過ぎていくのだなぁ。

 仕事納めは28日で大掃除をして終わりなんだけど、年始が難しいところだ。
4、5日が土日なのでほとんどの会社は6日が仕事始めってことになるのだろうが、
わが社の得意先は医療機関なので、飲食店などと同じくお正月だからといって、
世間様と同じように休んではおられないのである。
 一応実家に帰るつもりだけど、短い帰省になりそう。

 14時半頃家につき、急いで準備。
16時出発予定。
とにかくお金とコンサートのチケットさえあればなんとかなるだろうと思うが冬の旅行は荷物がどうしてもかさばる。
暑がりのあたしはいいのだが、異常な寒がりの夫、日によって暑がるか寒がるか
予測のつかない息子と一緒なもので、どうしてもあれもこれも、と増えてしまう。
 相変わらずばたばただがなんとかほぼ予定通り出発。

 高速に乗って「新門司」に行くのだが、なんと夫はいきなり高速を逆方向へ。
ついいつもの会社に行くクセで下り車線に乗ってしまった。
「は〜・・・」と思うが、こういう時ちょっとでも文句を言うと夫は激怒するので
沈黙をキープ。
 次のインターで一度降りて改めて上り車線へ。
これ、やったのがあたしなら一生言われる。

 夜に向けて走る車の中の雰囲気のせいか、3人ともなぜかハイになって、
あしたのジョーの主題歌をメジャーで歌ってみたり、サザエさんの主題歌をマイナーで歌ってみたり。
しかし、息子のハモリ完璧。この才能をバイオリンにいかしてほしかった。

 19時ちょっとすぎに新門司インターを降りる。
5分で港と聞いていたが、道に迷っていったり来たりしてしまう。
今日乗るのは「名門大洋フェリー」の「ふくおか2号」。
まだ今年就航したばかりのきれいな船だ。
夏休みに、初めて群馬までフェリーで帰省してからすっかりフェリーにはまっているが、この前乗った「れいんぼうらぶ号」よりゆったりした内装でレストランやベッドもクラスが上という感じだった。
 瀬戸内航路はたくさんの船が競争しているので、少しでも差別化して客を呼ばないといかんのだろうな。
 夜の8時に新門司港を出発して、翌朝8時に大阪南港につくというスケジュールである。

 それにしても、「2等」(普通の雑魚寝部屋)から「2等洋室」には片道1,500円アップするだけで広々とした専用のベッドがもらえるのだ。
ロールスクリーンを降ろせば自分だけの空間。電気をつけていても平気。
電源もひとつある。廊下の電源で恥ずかしそうに携帯を充電していた人にくらべればなんとぜいたくな事よ。

 あたしたち夫婦は初めての海外旅行が学生時代のインド貧乏放浪なので、汚い所、狭い所とかは全然平気だ。なんでも食べられるしどこでも寝られる。
 それでも、アップグレードしたらこんなに快適♪って思うって事は、やっぱり、年をとったのか、それとも金持ちになったのか。
 う〜ん・・・。特等とか1等とかで思うならいざしらず、たかが2等で「金持ちになったなぁ」とは考えることではないわな。

 交替でお風呂に入ってからレストランへ。
好きなものをとってレジで精算するシステムなのだが、ちょっと値段が高い。
町の居酒屋と同じくらいって感じかなぁ。
6切れほどのはまちの刺身が600円、鶏の唐揚げとポテトが500円。
小鉢が全部300円。
 船だからもちろん陸の値段よりは高いんだけど、なんとなく「船だから安いだろう」というイメージがあるためそう思ってしまうのか。
たとえば、飛行機は値段は高くても食事は込みだし。気分的に「え〜?お金払うの?」なんて考えてしまう。
ま、豪華客船ならオールインクルーシブなんでしょうけど。

 夫は生ビール。
 2〜3日前から今回の旅行に向けてお酒に慣らしているので(慣らすなよ)、当然のようにあたしも飲む。
ワンカップの焼酎と小鉢の梅(紀州梅3個入り)を買いお湯をもらう。
もともと、毎晩発泡酒350ml×2本飲んだあと、焼酎やワインに進むのが毎日の晩酌のパターンであるのだが、入院前から禁酒していたので、まだがぶがぶ飲むのはなんとなく身体に悪いんじゃないかな〜って感じがするのだ。
ビールってやっぱりすごくお腹冷えるっていうし。
 しばらくは、温かいお酒をちびちび飲むってので行こうかな、なんて殊勝な事思ったりして。
 3人で5,000円ちょっとの夕食。
週末便だからかドライバーより旅行客っぽい感じの人が多い。

 7時に目覚ましをセットしておやすみ。
博多〜新潟航路の時より少し揺れを感じたが、快適に眠る事ができた。



2002年11月15日(金) マイケルこの時何歳?

 今日のUSJ予習は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
いや〜、マイケル・J・フォックス高校生って無理があるなぁ。
最初見たときもそんな風に思ったっけ?
でも、やっぱ荒唐無稽なストーリーは単純におもしろくて、息子はゲラゲラ笑っていた。

 しかし、なんだか息子もあたしも風邪っぽい感じ。
無理をしないように早めに寝る。
この時点で、まったく準備していない。
一応持ち物のリストだけは書いてあるんだけど。



2002年11月14日(木) 結婚記念日

 10年前の今日、あたしたち夫婦は阿蘇神社で挙式し、阿蘇プリンスホテルで披露宴をした。
あの日は朝6時ごろ起きると窓から見える景色は真っ暗。
秋の阿蘇名物の濃霧。
げ。飛行機飛ぶのかな?と心配になる。
昨夜から泊まっている人たちもいるけれど、友人達は東京から午前の便で来てくれるのだ。
それよりなにより、「窓のカーテンを全開にして午後の陽射しを一杯に浴びて」ていうあたしの希望は?

 ところが、時間が経つにつれて、霧がどんどん上へ上へと上がっていく。
ホテルの裏のゴルフ場のグリーンがはっきりくっきり姿をあらわす。
続いて回りの木々が、そして阿蘇の山並が。
そして、すこーんと突き抜けたような雲ひとつ無い秋晴れの青空が出現したのだ。
式の前に、素晴らしい経験をしてしまった。
これで、あたしはこれから住む事になる熊本が大好きになってしまったのだ。

 10年目の今日はぐずついたお天気。
午前中は支払い。
昼過ぎに実家の母からお祝いのお花が届く。
今日は「覚醒剤防止キャンペーン」で夫はかりだされている。
講演会だか大会だかにサクラで出席しなくてはならないらしい。
ウチのように薬品を扱っている会社は県や組合からの通達で結構こういった場所に出ることがある。
そんなわけで、今日はそれに出席のため仕事がいれられなかったようで、珍しく6時前に帰ってきた!
う〜ん・・・こんな事は半年に一度しかないぞ。

 夫は義母からあたしあてに預った封筒を渡してくれた。
お義母さんからもお祝いのお金。あたたかいメッセージとともに。
ほんとにいつも優しくてあたしみたいなじゃじゃ馬をかわいがってくれるお義母さん。さっそく電話をかけてお礼を言う。

 早めにお風呂に入り、ご飯を食べる。
ところが、週末出かけるため、買い物に行ってないし、もしかしたら今日どこか食事いくかなと思ってたので、何も材料がない。
10周年記念になんともしょぼいメニュー(唐揚げとか枝豆とか)になってしまった。^^;
出かけなかったのは、ビデオを見るため。
新作の「E.T」だ。
ところどころ「あ〜ここ覚えてる!」って所があった。
それにしても、男の子っていいなぁ。
最後の自転車暴走族のところも、かっこいいし、死にそうなエリオットに「おじさんも10歳の時からずっと待ってたんだよ(宇宙人を)」っていう男性もそう。

 女は現実が大事だけど男はいつまでもそうやって夢みたいなことをやったり考えたりしてる所がある。
今息子は宇宙とか恐竜とか遺跡とかミイラとかバミューダトライアングルとかに興味津々だけど、そういうのっていつまでも大事にしてほしいなと思う。
子供のときしか見えないものって絶対あるから。
そういえば、この前「サンタクロースっていると思う?」と聞いたら(去年はいると答えていた)「いるよ。だっていなきゃプレゼントくるわけないじゃん。」と言っていた。 
 窓のそばのツリーの下に置いていたため冷たくなっていたプレゼントの包みを
「あ〜っ!!まだ冷たいよ、今サンタさんが運んできたばかりだよ!」と言っていた幼稚園の時の息子。
そういう気持ちをいつまでも持っていてほしいな。

 夫に「USJの公式ガイドブックとか買ったほうがいいかなぁ」と聞くと「いらんやろ。オレほとんど覚えてるし」だと。
そうだった、夫はすでに4回行っているのだった。しかも最初の2回は本当のアメリカのユニバーサルスタジオなのだ。くっそ〜。

 それから息子が寝たので、2人で焼酎でも飲むかとあたしも久々のハードリカー。
(でもお湯割りだけど)2杯ほど飲んだら、ぽよよんとエライいい気分になってしまった。
夫が、あたしがあげたギターを弾いていたので、ちょっと貸してもらい弾いてみる。
中学の時に覚えたG、F、Emなどちゃりら〜んと弾いてみる。
で、どうしてそういう流れになったのか覚えてないが、なぜかさだまさしの「関白宣言」を2人でモノマネ付きで歌っていた。もちろんギャグですが。
や〜、歌詞、覚えてるもんですな。(笑)
 「ちょっと〜、10年目の結婚記念日に関白宣言ってなんかこれ汚点じゃない?」
というあたしに「ええんや!もう12時過ぎとる!もう15日や」といいながら「さださん」化した夫は喉を震わせて歌うのであった。

 それからビートルズナンバーを弾いて、夫はすっかりいい気分で寝てしまった。
楽しい楽しい一夜でありました。
それにしても酔ったぞ・・・・。



2002年11月13日(水) USJ予習体制

 kankanが朝から玉ねぎ、さつまいも、かぼすを持ってきてくれる。
kankanちは子供4人の子沢山なのだが、誰もさつまいもを食べないのだとか。
ウチの子は、芋、豆、かぼちゃ系が大好きな女みたいな男。
で、いつもおならがくさい。

 ぼーっとしていると夫から怒りの電話。
会社のプロバイダを変えてから、新しく口座振替の手続きをしたのだが、引き落しが始まる前の分を振り込まなくてはならなくて、それをすっかり忘れていたというか、気になってたんだけど後回しにしてしまってたので、回線を止められてしまったらしい。ネットが繋がらなくなってしまった。
 ネットとFAXのと2回線なのだが、FAXの方はまだ使えるらしい。
やばい!FAX使えなくなったら、受注も発注もできなくなる!(((( ;゚Д゚)))
急いで、コンビニに支払いに行き、その領収書をFAXして復帰してもらう。
ふ〜・・・。ごめんなさい。あたしが悪かったです。
ちょっと入院のあとずっとだらだらしてて確かに気が緩んでました。
まるで、バイト代が入る前の大学生みたいな事してしまった・・・・^^;
ど反省。

 夕方義妹から携帯に電話がある。
悪ガキ甥っ子(1歳3ヶ月)が散歩中に石を食べてしまったらしい。
「玉子ボーロくらいの大きさなの・・・」と言ってあわてていたが、本人は上手に飲み込んでしまってすでにけろっとしているらしい。
幸い途中でひっかかってもいないようだし、そのくらいの大きさなら、多分2〜3日したらうんちの中から出てくるからチェックしておきなさい、と言う。
どこか痛がったりしたらすぐに病院にいけば大丈夫でしょう。
なんか、息子の時もあったな〜。しばらくうんちチェックしてた覚えがある。
出てきたよな、確か。なんだったっけ?育児日記をあとで見てみよう。

 それから息子の通うスイミングへ。今日は1学期に1回の保護者会。
またしても、上の級には上がれなかったが(背泳ぎ良いフォームで25mとなんでもいいから50mがクリアできていない)、本人相変わらず異様に楽しそうなので、まぁよしとするか。
バイオリン以外は、何も期待していないので怒る事もないのである。
 帰りに、USJの予習をするぞ、とビデオ屋へ。
「E.T(新しいほう)」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ターミネーター」「ジュラシックパーク」「ジョーズ(2しかなかった)」を借りてくる。
みんな一度は見たことあるけど、とりあえず本番直前対策として見直そうと。
息子もわかるように、全部日本語吹き替え版。
 今夜はジュラシックパークを息子と2人で見る。

 「これ、みんな覚えてるよ。パパと金曜ロードショーで見た」だと。ちぇ



2002年11月12日(火) 決算最終打ちあわせ

 今朝から灯油のファンヒーター稼動。
台所に一発点火のガスファンヒーターを置いているのだが、ガスは高いので夫に灯油を買って来てとずっと頼んでいた。
普段なら、両手におりゃぁと持てるのだが。
夫もいつまでもあてにならないので、とりあえず昨日1缶だけ買ってのだが、息子が「僕が持ってあげる」と家の中まで運んでくれたのだ。
むちゃくちゃうれしかった。ひきずりながら「思ったより軽いや」と言っていた。かあいい〜。

 最近、午前中はどうもぼーっとしてしまう。
今日もこたつで1時間位寝てしまった。
起きてから昼ご飯を食べて、ちょっと片付け。
今日は夕方税理士さんが来るので久しぶりにお掃除しておかねば。
結構身体の方は元に戻っているので、これは単なるなまけ病なのだろうか^^;
カスピ海ヨーグルトも食べてみた。
酸味がなく、プルプルしている。
う〜ん、ヨーグルトっていうよりはごま豆腐みたいな舌触り。

 4時半に税理士さん来て、夫も帰ってきて決算の最終打ちあわせ。
すべて帳簿はできているので、あとは減価償却とか入れてもらって、申告書を書いてもらうだけなので安くやってもらっている。
本当は会計ソフトでデータがでてくるので、それを申告書に転記さえすれば自分できるんだけど、この最後のチェックはプロにまかそうと思っている。
夫がいつも言っているように、ビジネスで一番大切なのは良いパートナーを作る事。
今の税理士事務所は信頼できるので、最後の要の所を任せる事で、お互いに良い関係が作れるとあたしは思っているのだ。
前のだめだめの所の時は、自分で税務署行って消費税の申告とかしてたけどね。
とっても恐くて任せられなかったから。

 2時間ちょっと打合せして、一応問題なく終了。
あとは、後日署名して納税。
 夫は、スタディグループの例会にでかけていったので、息子と2人で夕飯。
食べた後、牛乳が切れたので買いに行ったついでに、近くのゲームソフト屋に寄る。
まだ、歩くとお腹にちょっと響く感じがする。
前、夫の携帯に入ってた「グンペイ」っていうパズルゲームがプレステで480円で売ってた。
これ、はまったんだよなぁ、と思わず買い。
息子は、スーファミの中古ワゴンで「スーパーブラックバス2」980円てのを買った。
はずれじゃないのかぁ?^^;

 最近寝る時間がまた遅くなっているのだが、今日も12時過ぎだった。
ひさびさにワイン2杯ほど飲む。
ほんとに、発泡酒が1週間に1箱持たなかったのに、全然買わなくていいわ。



2002年11月11日(月) 昨日の店が今日は無し

 さて、選挙はどうなった、大差で現職の勝ちだろうと思っていたら、なんと1万6千票の僅差で新人が当選していた。
投票率も10%ほどアップしていたらしい。
びっくり。
熊本県は今、川辺川ダム建設問題で、今まで政治に関心のなかった人や若い層が動き始めている。
熊本市としてはダムには直接関係はないけれど、あいつぐ市役所関係の不祥事やミスなどで、市職員の体質一掃改善を叫んだ新人が支持されたようだ。
ヤスオちゃんのようにいじめられないといいんだけど。

 とりあえず、あのヒマそうにしてる市役所のバイト達の首を全部切ってほしい。
そして、職員を半分以下にして、5時即やめさせて、サービス業として土日も夜間も昼休みも業務をしてくれと要望したい。
投票行けなかったので無責任やけど、これからは応援しますわ。

 息子の学校の去年のPTA会長も今度は市議会議員を目指すようで、先日も挨拶にこられた。
今度の市長も元小学校PTA会長。
やっぱり、いつかは政治の世界へって思う人じゃなくちゃPTA会長なんてやらないよな。
あんなの普通の会社員じゃ絶対時間的にできないし、校区の人に顔を知ってもらうには一番の手だもの。
みんな、ただボランティアで引き受けてるわけじゃないのである。
しかも、ウチの夫みたいにいくら社長といっても現場で仕事で飛び回っている人は無理だ。
んじゃなくて、不動産業とか建設業とか、時間が自由になってお付き合いが仕事、みたいな業種、要するに地域の地盤が固まっている人しかできない、といえばこれはやっぱり行き着くところはまつりごとの世界ってわけか。
てことは、あたしの知り合いもいつかはPTA会長に・・・?
いや、それはない。絶対にない。(今そこで正座してゲームしてるあなたです)

 今日は、11日なので支払いをする。
それから昨日、義母にもらった今流行りの「カスピ海ヨーグルト」を作ってみる。
昔、やはり義母から「ヨーグルトきのこ」の種菌ももらったことがある。
恐るべし、おばさまネットワーク。
ヨーグルトきのこも結構食べたなぁ。いつのまにか作らなくなってしまった。
今度はいつまで続くか。牛乳を注ぐだけと、きのこより簡単そうだけど。

 夕方は皮膚科へ。
息子のいぼはほとんどきれいに取れた。
ひどかった足の親指と人差し指もきれいになった。
もう少し、手のやつが残っているので(最初からある親分格)、あとちょっと薬を飲んで頑張ろう。
夫は今日も飲み会なので、帰りに息子と新しくできた「黒しゃぶラーメン」という所に寄ってみる。
ラーメンだと思ったら本当のしゃぶしゃぶだった。
お皿に豚肉と野菜類、豆腐、きのこと麺がのっていてそれを鍋で食べるのだ。
一人前700円。
これって、昼ご飯とかにちょっと1人で・・・っていうのもなんだか。
かといって、全部4人のテーブル席だから夜の宴会・・・っていうのもなんだか。
普通のラーメンにしたほうが手間もかからず回転もいいと思うけど。
それよりなにより、あたしはこの前の店のスタンプたまってたのよっ!!(ラーメン1杯サービス)
いきなり別の店になっちゃって、責任者出て来い。
もちろん最後レジで言いました。

「すいません、グループは一緒なんですが、カードはもう使えないそうです」
暴れるぞ、ゴルァヽ(`Д´)



2002年11月10日(日) 親孝行の1日

 義父の作ってくれた朝食を食べて会社へ。
夫の実家では、リタイヤ後突然主夫業に目覚めた義父が家事の一切をまかなっている。
料理教室にまで通うという徹底ぶり。
現役中も、在庫の置き方、車の中の整理、電気の消し忘れなどに目を光らせていた義父であるので、主夫になってもその几帳面さは更にヒートアップ。
まぁ、男のクセに細かいところに気がつく気がつく。

 逆に、夫もあたしも義母も大雑把というか、アバウトというか、小さな事は気にしない性格なので、「死ななきゃええヤロ」くらいにしか思ってないので、いつも義父には怒られっぱなし。
オーブントースターもレンジも一回使うたびにきれいに拭き上げ、3食作るたびにシンクやガス台を磨き上げる。
朝食の片づけがすべて終わった時には、すでに昼食の準備にかからなくてはならない、という状態。
たわし、布巾、食器洗い用スポンジなども10組くらい揃えて、1つ使ったら干して、次の組のを使うという、病的な、あ、いや、徹底的な清潔好きなのである。

 てわけで、もちろん食器の洗い方にもポリシーがあり、むやみに「ごちそうさま〜」と食器を重ねてシンクに持って行ったりしてはいけないのである。
義父には義父の流儀があるので、いただいた後は食べ終わった食器そのままに席を立たねばならない。あぁ、ヨメとしては天国だわ。
おかげで仕事がはかどります。

 お昼は、入院中お世話になったのといつもの上げ膳据え膳のお礼を兼ねて、近所の中華料理屋で義父母にごちそう。
あたしは、新商品「超激辛坦々麺」を頼む。
注意書きに「麺をすすらないでください。むせます。」と書いてある。
確かに・・・・むせた。(笑)

 今日は熊本市の市長選挙なので、なんとしても投票時間の8時までには帰ろうと頑張っていたが、なかなか土日しかこられないので、あれもこれもと思っていると結局帰るのが遅くなりそうになってしまった。
3期目を狙う現職と無所属新人(37歳)の一騎打ち。
川辺川ダム反対の運動をしている友人からは新人の方にぜひ1票をとメールをもらっていた。
どちらに入れるにせよ、投票は国民の義務だもの、行かねばならぬ。
それでも、遠くの市政より目先の仕事を選んでしまうのは、零細企業経営者の悲しさか。

 結局10時まで頑張って、帳票類もすべて出し終わって帰ることに。
息子はまだ起きていた。ごめんね。さぁ、帰ろう。



2002年11月09日(土) お仕事終わり〜

 一日中会社で仕事。
あたしは、二つの会社の経理と3つのお医者さんのスタディグループの会計を
管理している。
この5つの中で、売上げがあがったり、仕入れがあったり、立て替えておいたり、同じ売上げでもこっちでは仕入れになるけど、こっちの会社では経費だったりとか、な〜んだかやったりとったりって感じで非常にややこしい。
あっちを合わせ、こっちから動かし、未払い金と立替金を相殺、未払い金を買掛金と振替・・・
などと今日1日数字をいじっていた。

 で、ようやく夜中の3時、なんとか目処がつく。
あとは、明日最後の仕上げのチェックして、決算の数字確定。
ふ〜。今年も頑張りました。
寝る前に、冷えてない完チューハイ1本盗み飲み。
いつも飲んだくれのあたしと一緒に飲みたい義父は、目の前で「あ〜おいしい」「悪いね〜」などとくやしがらせようとして、自分だけ飲むのだが、お義父さんごめんなさい。まだほんとそんなに飲みたいと思わんのですわ。

 う〜ん、これだけでまたふわ〜っといい気分に。
なんだか安上がりだわ〜。
このまま節酒しようかしら。



2002年11月08日(金) ロッカーの親からバイオリニストは生まれない

 ベッドの中で「まんてん」を見てから起きる。
山田花子の物まねがあたしの新しいレパートリーに加わった。
今日は先生の研修とやらで学校がお休みなのだ。
家庭学習として、宿題がプリント6枚でている。

 夫はすでにでかけていて、息子がゲームをしていた。
だらだらしていると、夫から事務員が風邪で帰ったので早めに会社来いと電話。
午後2時から息子の皮膚科に行こうと思ってたんだけど。

 洗濯したり、皿洗ったりして今日から2泊夫の実家に泊まるので(会社と夫の実家は同じ敷地内)服とか準備。
銀行によって、マックのドライブスルーで昼ご飯を買い、高速運転しながらシェイカーサラダを食べるあたしってチャレンジャー。
昔カルビマックで事故りそうになったのに。
この前会社に来た時は、夫の運転だったので40キロ運転するのは術後初めて。
なんというかシートベルトで締め付けるのでちょっとお腹痛い。
やっぱりいつもより疲れるかな。

 家を出る前に、バイオリンで仲良しのお母さんから新年会の計画するのに携帯メアド教えてと電話あり。写真も送れる?と聞かれる。
どうなんだろ。iショットって言ってたけど受けられるのかな?
あたしのはF503is。
auの友達が送ってくれる画像は勝手に「添付ファイル削除」となってしまって見られないんだけど。
何か設定すれば見られるようになるのかしら?
彼女の娘さんは小学校1年生なんだけど、バイオリンすごく上手い。
確か、幼稚園の時には今二年生のうちの息子が弾いてる曲とかすでにやってたんじゃないかな?^^;
体は小さいんだけど、すっと胸を張ってバイオリンも楽譜も見ないでスラスラと弾いてしまうのだ。
「コンクールに出るとよ〜今度」彼女が困ったように言った。
地元新聞社主催の音楽コンクールのバイオリン1.2年の部に出るために、今は週2回レッスンに行ってるらしい。
すごいじゃ〜ん!!見に行くよ〜と言ったら、予選は来週だった。
残念、大阪行ってていないや。
ま、見に行ってもウチの子まったく刺激はされないだろうけど(涙)

 真面目に一生懸命練習してるもんな〜。いいな〜。えらいな〜・・・。
やっぱり先生から「今度コンクールに出てみましょう」とか言われるんだろうな〜。どんな風に言われるんだろう?うらやましいな〜・・・・・。

 息子に「ちょっと!○○ちゃん、コンクールに出るんだってよ。すごいよね〜!」と言うと、返ってきた答えが

「え?僕もいつも出てるよ」

・・・・・・・それは教室の発表会やっちゅうねん(-_-メ) お金払って全員参加じゃ。
「あ〜・・・いいなぁ!コンクールなんてすごい〜!○○ちゃん頑張りやだし上手だもんね〜。上手な人しか出られんとよ〜。すごいな〜、頑張って入賞して欲しいねぇ〜!!」
いつものあたしのねちねちいやみ攻撃が始まると息子は不穏な空気を感じたのか黙ってしまった。

 でも、すぐに元気な声で話し掛けてきた。
「ママ!」

 お?自分もコンクールに出られるように頑張るよとでも言うのか?

「ミイラ作りって何のためにおこなわれたか知ってる?」

・・・・・・・・知らねえよっ!!!
脱力。

 会社についたが、義父母がいないので息子には宿題をさせておく。
しばらくはなかなかやる気が出ず、ネットで遊んでいたり。
10時過ぎになってようやく仕事乗ってきて、売上げ、仕入れ関係の決算の数字全て確定。
あとは明日経費だな。2時までやってお風呂に入ってから寝る。



2002年11月07日(木) いか三昧

 相変わらず風邪気味で眠い。
kankanが、いか釣りに行ってきたのでと朝から甲いかを届けてくれる。
お布団で寝ようかな〜と思いつつ、その後もこたつで2時間ほど寝てしまった。
やっぱりまだ本調子じゃないのだろうか。
でも、重いものが持てないだけで、もうほんとに復活してるけど。
腰曲げないで歩けるし、車が揺れても大丈夫。

 息子が帰ってきてからバイオリンへ。
一ヶ月ぶりにレッスン場まで行って見てみる。
ヘタだけど、バイオリンが鳴るので以前とは段違い。
今の曲が今月くらいに終わればいいんだけど。

 夫は今日も外でご飯なので、帰ってから息子と2人でいかを下ごしらえ。
足とわたを取らせる。墨袋をやぶいて大喜びの息子であった。
お刺身といか納豆にして食べる。うま〜い(*゚∀゚*)
いつもなら、日本酒だしてるところだけど。健康的だわ。

 それから少林寺へ送る。車の中で携帯で遊んでひまつぶし。
夏じゃないと体育館で見てるのは寒くてしんどい。まだウォーキングもできないしね。



2002年11月06日(水) 仕切り屋夫婦

 午前中ちょっと仕事。まだ家の事をなかなかする気にならず、だらだらしてしまう。
風邪気味でもあるしなんだか眠くて眠くて。
いかんな〜と思い、思い切って布団で寝る。
途中、税理士さんから決算の最終打ち合わせのアポの件で電話。
う〜・・・・・まだ出来上がってない。でも、もう来週には出さないと。
とりあえず火曜日の夕方ということにする。
週末はこれでまた会社にこもること決定ね(T_T)
ま、どうせ夫も仕事でいないからいいけど。

 夫が新聞を読みながら「学園祭の危機なんだってさ」という。
なんでなんでと思うと「仕切りやがいない」のだそうだ。
夫とあたしは自他ともに認める仕切りや。
友人の結婚式の二次会、サークルの同窓会の企画、自分たちの結婚式も自分たちで仕切ってしまったという仕切りや夫婦だ。

 夫の仕事も半分は仕切り屋みたいなもんだしな。
しかし、今のあたしたちの年代だって、まったくクラスを盛り上げようとかいう人いないのにこの人たちが親になったらPTAなんて壊滅するんじゃないかしら。
プロの学級委員とか委託で出てきたりして。



2002年11月05日(火) 養命酒ええわ

 結局昨日もなんだかんだと2時まで起きていて、(いかん〜、手術前と同じ生活パターンになっとる)寝不足。
 昨日の徹夜がまだ尾をひいてるんだけど。

 息子と夫を送りだし、洗濯をしたあとちょっとだけのつもりが爆睡。
ま、ちょっと風邪っぽいからいっか。
ひさびさに仕事して疲れたし、今日は安息日って事にしよう。

 来週の週末には大阪なのね〜。う〜、楽しみ。
お酒はとりあえず養命酒だけ飲んでるけど、なんかまだいまいち飲みたいって
感じしないなぁ。



2002年11月04日(月) 生体反応

 10時半頃起きて甥と遊ぶ。
パンを食べて会社へ。
なんだかやっと体が仕事に慣れてきた様で、ようやくペースが上がり始める。
 夫が迎えにきてくれて二人で夕方まで仕事したりネットしたり。
帰る頃には、義父特製の悪しき柵もらく〜に越えられるようになっていた。
車の揺れも来る時ほど感じなくなった。
この数日で目に見えて回復したな。

 帰り道にファミレスでご飯。
ファミレスのハンバーグはどこまでいってもファミレスのハンバーグなわけで。
それでも、ロードサイドで駐車場が広くて、子連れでなんでもあって、安くて、
というと結局はファミレスになってしまうのだなぁ。
 
 それにしても今日は寒い。急に冷え込んできた。
夫と息子に先に寝てもらい、1人でゆっくり長風呂する。
風邪ひきたくないので、息子の部屋でエアコンをつけて部屋を暖めておいてから寝る。
強力マイヤー毛布が暖かくて、逆にちょっと汗かいたりして、明け方首筋が肌寒かった。
それにしても、ずっと腹筋と足に力を入れないように生活しているので、これは
あたしの体の悲鳴なのか、最近、寝ていると突然足に力がぐぐぐ〜っつと入ってしまうのだ。
腹筋にも。
なまった筋肉が文句を言っているのだろうか。
「あ〜だめだめ〜お腹に力が入っちゃう〜!!」と、腹筋へのパワーを足先の方に逃してももとふくらはぎをぐっと伸ばして「う〜、伸びる伸びる。キモチいい〜!」などと夜中に1人でやっているあたし。
なんか、色っぽいかも(違)



2002年11月03日(日) 兄ちゃんはつらいよ

 今日も1日会社で仕事。
決算関係や入院中たまってた仕事を片付ける。

 義妹と甥が来ているので、仕事せねばと思いながらもついつい一緒に遊んでしまう。
息子と違ってとにかくじっとしていない甥。
噛み付いたり髪を引っ張られたり、息子は最初こそお兄ちゃんとして我慢していたけど、最後は泣いてしまっていた。
1歳児に泣かされる8歳男子。・・・・・う〜ん。^^;

 夜はキッチンのテーブルで仕事を広げていたら、義妹がやってきた。
いろいろ話してなんと朝6時まで。





2002年11月01日(金) 金は天下の回りモノ

 今日は授業参観。
学校まで歩いていったらいきなり疲れた。
授業は算数。
「ひっ算キングダム」というのをやるそうで。(先生もたいへん〜)
教室のあちこちに隠された計算問題を解いていって、全部解けたら、ひっ算キングのいる部屋へ行ってそこで最後の難問を解き、キングに見せて正解だったら「ミニ国王」に認定してもらえるという。

 しかし、こうやってちょっとゲーム性を持たせるだけでコドモって頑張るんよね。
いつもは家で1枚のプリントさせるのに30分くらいかかる息子が、目を血走らせて次の問題を探して飛び回っている。
ようやくキングのいる部屋へ。
キング先生・・・・。ジャージ、まんまじゃないすか。
せめて王冠かぶるとか、付け髭つけるとか、マント羽織るとか、しないとダメです。
そいえば、近頃コスプレしてないなぁ。

 「お〜っ!緊張する〜!」と息子は最後の問題にとりかかる。
エンピツを持つ手が震えている。
そうなのだ、うちの子結構あがり症らしいのだ。
普段は超がつくマイペースなのに、バイオリンの発表会とかもいつも「すっごく緊張した〜」と言っている。
プリント半ばにして、チャイム。一応チャイムが鳴り終わるまでにキングの所に行けなかった子はミニ国王には認定されないらしい。
 あたしは子供の頃ものすごく悔しがりで、泣き虫で。
多分息子のようにチャイムが鳴って
間に合わなかったら絶対泣いていただろう。
息子は、「あ〜くやしい〜」とは言っていたが、あまり残念がっているようには見えなかった。

 久しぶりに人にたくさん会ってなんだかすごく疲れたので家に帰って寝ようと思ったが、なかなか眠れない。
だらだらネットとかする。
仕事がシャレにならんくらいたまってるんだけど、手術後すっかりダルダルモードになってしまって何から手をつけていいかわからない。
やっぱ会社いかんとやる気にならんな。

 手術を終えて、元気が出てくるにしたがって物欲がどんどんわいてきた。
「なんかさぁ〜、人間っていつ死ぬかわかんないよね。もうさ〜、欲しいもの買って、食べたいもの食べて、好きな事して生きていこうよ。(←今までがそうじゃなかったとでも?)海外旅行も行ってさ〜。だって死んだらもうおしまいだもん。」
「とりあえずDVD買うか」「だったらプレステ2買おうよ」なんて事で盛り上がり。

 よくウチは「贅沢な暮らし向き」と言われます。
でも多分、年収とかは同年代のサラリーマンと同じくらいか、ちょっと少ないか位だと思います。
経営者だから保証された退職金もありません。雇用保険だって入れないから失業したら即無収入です。
なぜ贅沢な暮らし向きなんでしょうか。
答えはひとつ。
それは「貯金がゼロだから」
えへへ(照)←オイ

 あればあるだけ使っちゃうんですね〜。
ま、息子に何かを残す事はできなくても、借金だけは残さないようにすれば、後は自分の人生は自分で切り開いていってほしいな、と。
人間、親から何かをもらうとロクな事はありません。ゼロから始まって自分1代で終わる。これが一番。
伝統芸能とか技術とかは別として。

 こんなあたしに経理を任せている夫もある意味大物だと思います。(笑)
しかし、会社というものは、お金を貯めるところじゃなくて、お金を回すところ。
引っ張ってきたお金を、何か利益を生む別の形に変える場所。
お金は目的じゃなくて、手段です。
貯める事より、使って幸せになってこそ、のモノなのです。
あたしだけでも、日本経済復興のため個人消費をしまくろうと思います。
でも、ほんと。自分の体が動かなくなってから何思っても遅いもん。
老後はね〜、ちゃんと厚生年金払ってくれるでしょう。国が。
簡単なことです。
公務員の退職金一人頭1000万円くらいずつ減らせばいいことだよ〜ん。

 夜は3人で近所で焼肉食べてから会社へ。
遅い時間だったので、もう今日は仕事しないで、遊びにきている義妹、甥と遊んで早めに寝る。
甥のために工夫好きの義父が家中に膝の高さくらいの柵を張り巡らせている。
またぐときが一苦労。勘弁してくれ〜。


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