ゆうじの日記

2005年11月30日(水) キリコ

オレンジレンジが今TVで歌ってるんだけど、サザンに音楽が似てるね。なんとなくさ。

だんだん寒くなっています。4日にはこちら(鳥取)では雪の予報が出ているみたい。映画『ベルリン 天使の詩』ではないけれど外を歩いていて、寒さに手をこすりあわせることに幸せを感じる。これで吹雪とかだったらそんなこと思ってる余裕もなくなるんだけど。

最近は絵に興味があり。描くのは無理なので観るほう。モネとかエッシャーはもちろんだけど、最近はマグリットやキリコに惹かれている。キリコの作品はなんか懐かしくて寂しくなる気がする。「通りの神秘と憂鬱」という作品があるんだけどこれは映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』で引用されていた(女の子が銀の輪を転がして走っていくシーンです)ので懐かしい気がするどころか実際に懐かしい。好きだー。



2005年11月28日(月) エイリアンVSプレデター

『エイリアンVSプレデター』を観てしまった。以下の感想、ネタバレあり。

こういう企画物にはもちろん期待していなかったけど、そして思ったとおりに駄作だったんだけど僕は新しく、エイリアンが動く絵が観られただけで満足なのだ。
たとえ、登場人物があからさまにバカでもストーリーと呼べるストーリーがなくても、プレデターがやけに人間くさくてもいいのだ。だってこれは「夢」だったから。
とりあえず一番印象に残ったのはプレデターが主人公に作ってあげた装備。すごいんだぜ、エイリアンの頭を盾に、尻尾を槍にしちゃうんだぜ。もしあとからこの映画を思い出すことがあれば、エイリアンの頭を腕にはめて走っている主人公の姿だけだと思う。いや、あれはすごかった。笑った。よく思いついてくれた。

他には『マルコヴィッチの穴』と『モーターサイクルダイアリーズ』を借りた。2本ともすでに観たんだけどね。今、劇場で観たいのは『大停電の夜に』。すごく期待してる。



2005年11月25日(金) おっす

今日は売り上げゼロだった。なにやってんだろ、僕。なんかこういう日って自分の存在価値についてさえ考えてしまうね。そういう状況の中でなにかできなかったから余計に。

でも夕方から友達に会ってゆっくり話せたのでよかった。演劇部の後輩たちのDVDを観たんだけどなかなかいいお話。どんな人でもそれぞれの事情があって、それぞれの場所で一生懸命なんだよっていうお話(要約しすぎか)。
観ていて、自分の職場のことを考えた。この間の事故の当事者、あるいはそれに関わった人たち。TVでは「遊覧車が転倒」という文字と一枚の写真、少しのナレーションで済まされてしまうことが多いし、それを観ているほとんどの人は怖いなぁって感情だけで終わってしまうと思う。今日のお客さんも「横転したんだってー」と笑っていた。
僕もね、遊園地とかでジェットコースターが故障とかってニュースを見ても全然感心がなかったんだ。結局、人事だものね。
でもね、今回の事故の当事者さんとは普段から一緒に仕事をしていたし、久しぶりに姿を見せてくれたときになんともいえない顔でうつむいていたのも知ってる。普段だったら「おっす」の一言を必ず言ってくれる人だったのに。

自分がこうであるように、TVで見るさまざまなニュースにも、あるいは道端を歩いている名前さえ知らない人にも色々なストーリーがあるんだよねってことを改めて思った次第であります。

あ、それとは別にごちそうさまでした。ナスが美味しかったです。



2005年11月23日(水) 同じドアをくぐれたら

人って、他人が思うほど幸せではないし不幸でもないと思うんだ。

今日は「もう二度と会うことないかもね」って言われた。実際にそうかもしれないんだけど、言葉として言われると寂しいよね、すごく。

”振り返らないで 悔やまないで 怖がらないで どうか元気で”

その人の好きなバンプオブチキンの「同じドアをくぐれたら」から。それでも僕らは「またね」というしかないのだ。

知ってる人は知ってるだろうけど、仕事先でちょっとした事故があった。そして仕事が減った。更に、これから先は季節お客さんがかなり減少するらしい。うちの営業所はテナントという形で入っているのだけれど、もしかしたら1月と2月は営業所を閉鎖するかもしれないって話になった。その間、社員は別の営業所にヘルプに。僕もどこかへ行くことになりそう。今のところは大阪っぽい。あー、米子にいたいのにー。あああ・・・。

ルネ・マグリットの画集を買ってかえった。この人の絵は、空が真昼間なのにその下に描かれている街は夜中だとか、下半身が人間で上半身が魚という(一般的な人魚とは逆の)絵だとか一瞬(?)違和感を感じるものが多いです。好きなんだなぁ、そういうものが。いわゆるシュールレアリズム(超現実主義)。
それと『巨匠に教わる絵画の見かた』って本もゲット。ちょっと興味があるんだ、絵の世界。世界の観方が変わるほどの影響を受ける場合があるのがおもしろいと思う。



2005年11月22日(火) 27歳までにしたいこと

27歳までにしたいこと

・海外を「歩く」
・ポールマッカートニーに会う、できたらトムヨークにも
・沢木耕太郎に会う
・自分の書いた脚本で演劇をする
・どんなに小さくてもいいから写真で賞をもらう

今の時点で。
ポールマッカートニー、また日本に来てくれないかなぁ。なんといってもあのビートルズのメンバーがまだ活動してんだぜ、会っておかないと絶対後悔しそう。ビートルズとレディオヘッドは自分の人生にめちゃくちゃ影響を与えたバンドですけんのう。




2005年11月20日(日) 着ぐるみ

最近わかった自分の好み。

・格好良い女性
・柔らかい雰囲気の男性
・人の雰囲気がある場所

上の2つは特に説明不要だと思う。一番下について。

大自然の中よりも、人ごみの中よりもその真ん中が好き。例えば放課後の学校とか、田舎の駅とか、寂れた商店街とか。確かに人はいるんだけど、でも少ないっていうのが好み。放課後はよかったなぁ。あとね商店街の近くの路地裏に入り込んじゃって、周りには全然人がいない。でも耳をすませば自転車のチリンチリンとか、車のブオーンが聴こえる時ってすごく素敵。

ところで男性の諸君、トイレで用(小)が済んでふと後ろ(要するに大のほう)を向いたら、クマの着ぐるみが便器に座ってたりしたら怖いと思いませんか?最近、僕はそういう想像をよくしています。映画の『シャイニング』っぽい?
着ぐるみっておもしろいよね。可愛くも恐ろしくもある。



2005年11月17日(木)

そういう予定はなかったのに、前を走る車につられて一緒に本屋へ。行くぞ行くぞと思って本屋へ行くときよりも、なんとなくで入ったときのほうが嬉しい発見が多い気がする。

で、沢木耕太郎さんの『凍』と、柴崎友香さんの『青空感傷ツアー』を買った。

沢木さんの本はやっぱり大好きなんだよねえ。でもこの本、少し紛らわしくて帯に「もはや、フィクション、ノンフィクションの区別に意味はない。ここに、圧倒的物語が存在する。それがすべてだ。」なんて書いてある。個人的にノンフィクションが読みたかったのでこれには少し困った。沢木さんはノンフィクションライターとして圧倒的に有名なのだけれど、過去に小説も書いたことがある(『血の味』という作品。僕は好きではない。やはり沢木さんはノンフィクションだと思った)ので余計に迷った。ま、ほぼ間違いなくノンフィクションなんだろうなって考えたんだけどね。
『青空感傷ツアー』はタイトルがちょっと恥ずかしかった。柴崎さんの作品は『きょうのできごと』が好き。『青空感傷ツアー』も最初のほうを少し読んだのだけれど、この人が書く関西弁の女の子が僕は好きなんだなぁ。ちょっとワガママなところとかさ。



2005年11月16日(水) 誕生日図鑑

誕生日図鑑という、誕生日別の性格診断みたいな本を読んだときのことを思い出した。その本には僕(6月1日生まれ)はやがて「世界を観る仕事か、世界から観られる仕事に就く」って書いてあったんだよね。
で、カメラって仕事(趣味)は世界を観ることでもあり、逆に世界から観られることでもあるんだよね。「世界」というのは少し大げさだろうけどさ。

こんな、ほとんど何も観ていない目で言うのもなんだけど世界って好きだよ。
寒いのは嫌だけど、だんだんと寒くなっていく過程のなんと美しいことか。
冷たい雨がフロントガラスにぴしぴし当たるのを眺めながら聴くアヴェマリアのなんと壮美なことか。





2005年11月15日(火) 4時間

あー、演劇やりたいー。
メンバーの都合で月に1、2回しか集まれないのが本当に残念。遠くに住んでいるとなかなかねぇ。間があくとテンションも下がりがちだし、せっかく練習しても忘れちゃうことがあるし。毎日のように練習できてた学生時代が懐かしいぜい。

1回の練習時間は4時間なんだけど、普段の4時間と演劇のときの4時間ってやっぱり全然違う。ふざけた話で時間つぶしちゃうこともあるけれどやっぱりすごい充実した時間を過ごせてるんよね。ほんとに演劇に出会ったことには感謝せんといけないし、これからも感謝を続けるためにがんばっていきたいなぁ。



2005年11月12日(土) リリース順

日記って一度書くのをやめるとそれがダラダラと続いてしまいますね。いかんいかん。

元気です。

最近、ビートルズの「イン・マイ・ライフ」の詞が好きです。

一生覚えている場所がある。あるいは今でも思い出すことの出来る恋人や友人。彼らを愛していたけれど、でも君と比べられる者はいないんだ。

一見恋人に向けた歌詞に読めるけど、友達のそれぞれが他の友達とは比べられないかけがえのないもんなんだよーって言ってるようにも思えます。さらに広げていえば僕らそれぞれが他の人間とは比べられない、比べること自体が違うのだろうって。いいなぁ、いいなぁ。「君は君だけだよ」とかそういうありきたりになってしまった言葉を正々堂々といえる人が僕は好きです。

iPodにはベストアルバム2枚(赤・青盤)が入っているんだけどオリジナルアルバムを借りていこうかなぁとか考え中。ベストを聴くだけで満足してしまうにはあまりにも勿体無さ過ぎるバンドです、ビートルズ。リリース順に借りていくとか素敵かもしんない。



2005年11月01日(火) 平日の午後の猫

『火垂るの墓』が放映するというので、やけに時期外れ(たいてい終戦記念日の前後じゃないですか?)だなぁと思っていたらなんてことはない、実写版だったのですね。最初の5分だけ観て、性にあわなそうなのでやめたのですが、せつこ役の子供さんがアニメ版とよく似ていて良かったとかなんとか。

カメラを持って散歩してた。商店街の近くの猫だまり駐車場(わかる人はわかるかも?)に行ったらやっぱり猫さんたちがいたので写真を撮らせてもらった。猫の前に座り込んでぼけーっとしてた。
平日の午後、人もまばらの駐車場で野良猫と向き合う。そういう時間は普段の生活から切り取られたみたいですごく好き。今度、平日の午後の動物園も行ってみたい。


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ゆうじ