tdd diary

2008年12月31日(水) 2008の、おと。

帰るなり妹から婚活しろと言われました。妹を知ってる方はウケてると思いますこのニュアンス。実家帰ってきた〜という感じです。ごろごろしながらテレ東でやっていた「オリオン座からの招待状」を観た。加瀬亮がじいさんになったら原田芳雄っていう設定が面白すぎるんだけどいい映画だった。紅白も飛ばし飛ばしでガキの使いを見ながら結局は年越しはジャニーズ見て過ごしていました。とはいえ、紅白のポニョもperfumeも見れました。ジャニーズのカウントダウンライヴ見ながら来年は1回くらい嵐のライヴが観てみたいと思いました。

今年もいろんなことがありました。色んな出来事を通して色んな意味で新たに自分を知った1年だった感じがします。嬉しかったことも頭にきたことも落ち込んだことも楽しかったことも全部を自分で、それ以上のこともまわりの人たちの力を借りながら吸収してこれて、感謝カンゲキ雨嵐っていうことで今年いっぱい本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。


いつもの3割増くらいで可愛いニノにご注目ください。



2008年12月30日(火) countdown japan

お昼過ぎに海浜幕張。びしばちゃんと待ち合わせてメッセへ。SBKライヴ。スケボーキングの曲をまったく知らないのにバラエティに富んだ曲でとても面白かった。ベートーヴェンどころでなく、スケボーキングは色んな曲のサンプリングを聴かせてくれました。教授の曲とか、小田和正。先日図書館で無意識に教授のアルバムを借りてきたばっかりでしかもその中の「energy flow」っていう超ヒット曲を使ってる曲があったり、先日モモちゃんが小田和正の話をしていたばっかりで、ぼーっと見てたら色んなことがリンクして気色悪いくらいでしたが、そんな中SBKのライヴはどんどん展開。pezは出ませんでしたがkjが登場。いろいろ自分には新鮮で面白いライヴでした。

お昼ご飯食べてlost in timeを覗いて、またおやつ。代官山の延楽が出店しており、lost in timeを聴きながら美味しいお汁粉食べて満足。スパルタローカルズを最初から観る。新しいアルバムを聴いていないんですが、知ってる曲もいっぱいやってとても良かったです。「ピース」も「トーキョウバレリーナ」も素晴らしかった。スパルタローカルズが終わってから興奮気味なモモちゃんとそのお友達ともちょっと合流。そのままぼんやりその会場にいたら始まったart-schoolが何を思ったのかライヴ始まって1曲目にいきなりnirvanaの「smells like teen spirit」をカバー。この人たちを全く知らないんですが、いつもこうなんでしょうか。一瞬白目で卒倒しそうになりましたが、普通に演奏しててどうやらシャレじゃないみたいなのですぐ逃げた。学園祭か。

去年は仕事で観れなかったので今年はzazen boysのライヴで1年を締めくくれてとても嬉しいです。1番大きいステージ。今年はunitとかクアトロでも新譜のちょっと違った響きが聴けて新鮮でしたが、幕張メッセの大きな空間にまたこの新譜の音が響く様、耳から脳と心臓にバキバキと音が伝わり最高に心地よくずーっと聴いていたいくらいでした。ipodとかで聴いてる音とはもう全然違う音がするんです。新譜ツアーを経てヒーローの声の調子も素晴らしく聴かせる感じになっており私は目がハートって感じでしたが、イベント向けのセットリストで新譜の曲はそこそこに大きく盛り上がる曲が中心。来年はまだワンマンの予定がありません。早くまたライヴが観たいなあと思います。


びしばちゃんと夕飯食べながら色んな話。それにしてもzazen boysだけがカッコいいばかりで、そこに並んでくるようなバンドがいつまでも出て来ないのはどういうことかと思う。面白いなあと思ったSBKとかスパルタローカルズとかも含めて、それぞれ面白いんですがあくまで私の中ではzazen boysの足下にも及ばないところでの面白い音楽なのであって、もっと同じくらいカッコいいと思うバンドがいたって全然いいだろうにと思います。こういう日本のバンドが色々出るイベントで面白いバンドを観ると改めてどれくらいzazen boysが孤高の存在かというのをただただ実感してしまうばかりです。今年観た日本のバンドでちょっとそういうところから上のところに感じられて楽しかったのが54−71とgroup_inouでした。zazen boysみたいな音楽のバンドが、っていうような話なのではなくって、音楽がどうというかこれくらい面白いバンドっていう意味でのそういうあれなんですけど。

comeback my daughtersとspecial othersをちょこっとだけ覗いてエレファントカシマシ。いきなり「悲しみの果て」とか「今宵の月のように」とヒットパレードでぎょっとしましたが、新譜の曲だと言っていた「リッスントゥザミュージック」って曲も良かった。「デーデ」とかも物凄いハイテンションで。宮本先生が『「絆」という新曲をやります(後から知りましたが来年3月公開の映画「相棒」の主題歌に決まっている曲だそうです)』、つって何だかとっても素晴らしい曲を演奏した時に、会場のだいぶ後のほうで観ていた私たちの前に寝転がっていた男の子がふっと起き上がり、立ち上がって耳を傾けながらじっと見入っており、それはその子は無意識でのことでただそれを見たってだけの事なんですけども、この人を立ち上がらせて耳を傾けさせた何か、みたいなものに私はなんだか泣きそうな気持ちになった。自分を横たわったままではいさせない何か、誰か、そういう時きちんと立ち上がれるようにというのが来年の目標です。



2008年12月29日(月) 模様編み

半端にしていた編みものを2つ完成させる。今年のうちに終わって良かった。アラン編みのマフラーはまだまだ編み始めのところ。


これだけを編むのにすっごい大変だった。マフラー出来るまでにどれくらいかかることか。この冬の間は無理だなあ。

明日はカウントダウンジャパン、大晦日は実家、1日には帰ってきて2日の早朝には上海なので、冷蔵庫の食材なんかを片付けてしまおうと1人なのに無理にカレー作って1日中カレー。こういうの悲惨だ。。。惨めになるからもうやめよう。



2008年12月28日(日) door

夜、びしばちゃんとichat。明後日に迫ったcount down japanについて。自分は何だかもうカウントダウンとかいうよりもすっかりzazen boysのライヴを観に行くような気になっていたので、他のバンドはどんな人が出るのかとかは全然知らなかったんですが、ichatしながらカウントダウンのサイトを見たりしていたら、同じ日の最初の時間でここ最近たびたび話題にしていたSBK(スケボーキング)が出ることが判明。この前のクリスマスの曲しか知りませんがライヴ観てみようという話に。他にはスパルタローカルズ、エレファントカシマシとか。

すべらない話も見ながら途中で眠ってしまった。年の瀬で面白いテレビ番組も色々あるはずなのにスカパーをダラダラ見てしまいます。ちなみに今日から「キン肉マン」全話一挙放送っていう、CSでない限り絶対にあり得ないような番組が始まります。誰が見るの?ってちょっと見ましたけど。ちなみに大晦日は映画チャンネルでキューブリック作品一挙放送特集があるんですけど、実家に帰るので「2001年宇宙の旅」だけでもビデオに録画しておこうと思います。


というのも、本編観てないんですがミシェル・ゴンドリーの「僕らのミライへ逆回転」の予告で何度も見たモス・デフのこのシーンで「2001年宇宙の旅」でランニングみたいのしてるシーンだと思ったんだけど、絶対こんなんじゃなかったはずなんだけど思い出せないので。



2008年12月27日(土) 脱アーカイブ

今日で仕事納め。あんまり年末な感じもしないまま連休って感じでいます。


ボーズの物捨て本。立ち読みしてたら、捨てられない類いのものについての話にばっかり共感してしまう。それでもちょくちょく捨てたり売ったりしようとしている、唯一年末っぽい作業をこのところしています。家に遊びにきた事のある方には分かってもらえるかと思うんですが、あの本棚とcd棚をマックスのキャパとして、ここに収まらないものを処分というのが理想です。



2008年12月26日(金) カズオくん

仕事後、モモちゃんと待ち合わせまでに時間があって京橋で個展をしているしりあがり寿さんの「ユルメーション大集合!」展へ。会社から3分くらいのところにある初めて入ったギャラリーでしたが、私のほかにスーツとコート着たおじいさんが。持っている手提げ袋からカレンダーぽいのが覗き、いかにも仕事納めの会社員て感じの人が食い入るように見ているユルいアニメ。それもおじさんが縄跳び飛んでるアニメ。何だこのシュールな眺めは。と思いながら、自分も見入る。


モモちゃんは最近柄本明の息子(2人いるらしい!)に夢中だという話。私が観た「俺たちに明日はないッス」に出ていたのは弟のほうでファブリーズのcmで坂井真紀と寺島進に恋のアドバイスをされていた男の子だよと言われて「そうだったのかー!」と不思議な衝撃を受ける。ご飯食べて10時過ぎにはモモちゃんと分かれて帰る。モモちゃんはこのあと同僚と集合して2丁目で遊ぶそうだ。私は明日まで仕事。



2008年12月25日(木) christmas time is here


Christmas time is here
Happiness and cheer
Fun for all that children call
Their favorite time of the year

Snowflakes in the air
Carols everywhere
Olden times and ancient rhymes
Of love and dreams to share

Sleigh bells in the air
Beauty everywhere
Yuletide by the fireside
And joyful memories there

Christmas time is here
We'll be drawing near
Oh, that we could always see
Such spirit through the year
Oh, that we could always see
Such spirit through the year...



2008年12月24日(水) 「サムデイ」

今日から始まったぺ・ドゥナのドラマ「サムデイ」をスカパーで見るイヴです。仕事帰りに食べたいものを色々買ってきて1人で好きなように食べながら。ぺ・ドゥナは韓国と日本のハーフの役で日本語で話すシーンがちょくちょくあった。写真左の医者と写真右の人探しの仕事してる子、どっちかが絡んでくる感じです。


やることがいろいろあって明石家サンタ見忘れた!今年は冬至にアケミちゃんが来てて柚子湯にも入れなかった。年末っぽいことを何もしてない感じ!



2008年12月23日(火) 大掃除

祝日。部屋の大掃除をだいたい終わらせる。正月休みに入ってからはダラダラしていたくて、年明けたらすぐ上海なので今日と28日で終わらせようとあっちこっち。しかし1年ちょっとで物が増えて困った。実家に置いてきたものも少しずつ入り用になって持ってきたりしてたら、あっという間に増えた。

減らそうと思っているそばから、今日増えたものについて。ペプシネックスに付いていた「ダークナイト」仕様のベアブリック。もーこれどうすんの?すでにいらない。確かに映画の「ダークナイト」は面白かったんですけども、それとこれとは別問題ですよ。ペプシ買いたかったわけでもないんです。で、どうすんだこれは。という物が少しずつ私の部屋を浸食している気がする。


私が持ってるのはバットマンのほう。これ見たらジョーカーの方が良かったじゃないかと思います。どっちにしてもいらないが。お店でネックス買う時に発見できませんでしたが、ブルース・リーのやつがあるらしい。それのが良かった。それも微妙だけど。



2008年12月22日(月) クジラ

世の中はめっきりクリスマスって感じですが、どこ吹く風という自分はどう見ても変なクリスマスの飾りをデジカメで撮りためていたりします。





2008年12月21日(日) ありふれた奇跡

夕方からアケミちゃんが遊びにくる。アケミちゃんが家のミシンでパンツの裾上げをしたり。カレーとクリームシチューどっちがいいかと聞いたら、クリームシチューだと言うので作ったら、アケミちゃんはご飯にクリームシチューをかけてカレーみたいに食べるというので、何度も確認したんだけどご飯にかけると言うので、ご飯にかけて出してあげて、自分はパン焼いて一緒に食べた。アケミちゃんはおかわりもして、モスチキンも買ってきたのを食べたり、手みやげに貰った東京駅で買ってきたという塩キャラメルロールケーキというのが美味しかったりで色々食べ過ぎた。


新年早々から始まる山田太一最後と言われる連続ドラマ「ありふれた奇跡」(http://www.fujitv.co.jp/arifureta-kiseki/index.html)っていうありふれた感じのするタイトルのドラマのサイトを見て、2人して期待をふくらます。加瀬亮が左官職人て!その勢いでアケミちゃんがyoutubeの加瀬関連のcmなどを見始めたので、加瀬と妻夫木のユニクロのcmを見て、加瀬の隣にいると妻夫木が一般の人に見えるよね、とか言いたい放題。挙げ句私が松田龍平がどんどん歳をとるごとにいい顔になるという話をしながら松田龍平のcmや映画の予告などを見ながら、お父さんから受け継いだ最も素晴らしい龍平の魅力の一つは、声なんだよねえ〜。としみじみと語る。あれこれしつつ、2人でM-1見てたんですけどそんなにすごく面白いなあと思うコンビがいなかった。



2008年12月20日(土) cut


買ったばかりのデジカメで色々撮っています。手ぶれ補正みたいのがあるらしいです。これは先日撮ったとても大きな銀杏の木。



2008年12月19日(金) 「ダークナイト」


もう動物的勘が働いたとしか思えないです。自分でもなんでそんなに「ダークナイト」をスクリーンで観ねばと思ったかがいまだによく分からないんですが。しかも私は前作の「バットマン・ビギンズ」を観ていない。でもなんでか観なきゃいけないような気になっており、目黒シネマの最終日の最終回、2本立ての名画座なので最終回は割引料金900円で観れるので、仕事後に目黒シネマへ。これまで見たこともない満席の目黒シネマ。期待が高まりつつ昨日の「レッドクリフ」2時間25分を上回る、「ダークナイト」は2時間32分。ホントに何かの修行か?ってくらいなんですが。が!これがまた凄まじいエンターテイメントだった。スクリーンで観たのは大正解だったけど、もっと言えばシネコン系のスクリーンが大きくて音がいい劇場で観たらもっと凄かったんじゃないかという思いも拭えず。亡きヒース・レジャーも素晴らしかったけどそれも映画全体の完成度があってのことかと思う。インディペンデントスピリットアワードでだったか、『「メメント」を撮った監督も今はバットマンシリーズを撮ってる』みたいな皮肉を言われてもいましたが、「ダークナイト」を作れたクリストファー・ノーランはとんでもなく凄いよと思う。お金とパソコンは使いようだよ。非の打ち所がないお金と役者の使い方。CGも安っぽくない。ハリウッド大作も作る人によってはここまで進んでいるんだなっていうのが、この一本で垣間見れたような気がします。脳みそがもっと冴えてる時に観たかった。緊張感と全然無駄のないスピード感で目が回りそうでした。かといって、ハリウッド映画によくある観終わってからの何となく虚しい感じもない。脚本はクリストファー・ノーランとジョナサン・ノーランの兄弟。ジョナサン・ノーランは「メメント」の脚本家でもあります。ついでになっちゃうけど、マギー・ギレンホールが出てるのも良かった。

今年はここ何年かでも特に色々面白い映画を観れたなあと思います。今年の5本をあげるなら、「ノーカントリー」、「イントゥザワイルド」、「ジュノ」、そこに年末も差し迫って「レッドクリフ」に「ダークナイト」。何なんだ、この男臭いラインナップは。あんまり予算が出ない女の映画監督に未来はないのでしょうか。それも含めて来年早々には観たいゾエ・カサヴェテスの「ブロークン・イングリッシュ」に期待しておくとします。



2008年12月18日(木) 赤壁

休日。ivyでお取り置きのもの受け取る。ナナさんとお疲れでしたなどの話。そのあとアケミちゃんからのプレゼントで前売り券を貰ってた「俺たちに明日はないッス」を観にユーロスペースへ。タナダユキ監督で柄本明の息子主演。原作の漫画がこういう感じなんだろうけど、ダラダラとした空気が辛い。そしてエンディングの銀杏boyzによる「17才」(苦手つったろが、アケミちゃんよ…)が流れたころには、結局やらないのかい!というツッコミも含めて色んな意味で何も考えられなくなっている自分がいます。こういう映画が好きだと言う人もいるかとは思うんだけど私は無理だった。学生が作った映画ならいいかもしれないんだけど、お金とって見せるものかというとスカパーで観たこの監督の「赤い文化住宅の初子」の方が自分はまだ良かった。

終わってすぐに地下鉄乗って近所のシネコンへ。会社で貰ったタダ券で「レッドクリフ」を観る。なんとか予告が終わる頃に劇場に入れた。おじさんばっか7〜8人しかいない。そして始まった「レッドクリフ」があんまり期待してなかったけど、素晴らしいエンターテイメント作品だった。三国志を知らない私でもこんなに楽しめるなら、三国志好きにはたまらない、か、受け入れられないかどっちかなんじゃないかと思ったり。ジョン・ウーが好きって人なら絶対に楽しめる映画でした。三国志つってもキャラが揃ってきて(私は北大路欣也みたいな顔の関羽のおじさんがいい顔過ぎて好きでした)、それぞれのやり取りを見るにつけどうしても私は「七人の侍」が頭の中をチラつくんですが、中国的かつハリウッド的なダイナミックな感じと華やかさがそこかしこに振りまかれていて、ジョン・ウーで良かったー。チェン・カイコーじゃなくて良かったー。とも思いました。1番バカバカしくて笑えたカットが、戦術としての亀の甲羅のような陣形のシーンに亀のカットを割り込ませたところ。亀見せなくても分かるっつの!そこまで分かりやすくせんでもってくらいのサービス精神。挙げ句、ジョン・ウー的にカッコいいとするシーンはほぼすべてがスローモーションです。黒澤映画には絶対ないしつこさです。役者もそれぞれ素晴らしかったけど、何よりもジョン・ウーが最高。パート2に続くのになぜか爽快な心持ち。続きも必ず劇場で観たいと思います。


どちらかでいうなら孔ピー。



2008年12月17日(水) 筆談で

年明け早々に2泊3日で上海に行くんですが、どうやら上海は思いのほか英語も日本語も通じないということで、行くメンバーの中でなぜか私がちょっとした中国語を覚えて行かないといけなくなり、itunesで中国語講座をダウンロードして聞いている日々です。日本語にも橋と箸と端とかがあって、読んだら同じなのにイントネーションだけで意味が違う言葉がいっぱいありますが、中国語も四声というのを最初にやっているんですが、正直違いが分かるようで分かりません。去年台北に行った時に乗ったタクシーの運転手のおばさんには日本語が1番難しいよと言われましたが、そうだろか。





2008年12月16日(火) 「ここに幸あり」

オタール・イオセリアーニ監督の今のところの最新作。またあの棒みたいなおじさんが!出てたー!それだけでも十分だった気もしますが、やっぱり映画全体を流れている空気そのものがのんびりしててとっても素晴らしい。仕事クビになって家も追い出されるし、奥さんに捨てられるしでどうしようもなさそうなおじさんが、久しぶりに会う友達とお酒飲んで歌っている、という、ストーリーだけで言えば本当にどうしようもなさそうな映画ですが、見ているだけでなぜこんなに愉しいのか不思議。


この監督の作品をまとめて名画座とかでスクリーンで見たい。あとサントラ欲しい。いっつも感じのいい音楽が聴こえてくる。



2008年12月15日(月) クマ

フレンドパークに私の北風小僧こと中村勘太郎が。市川亀治郎と一緒に出てたんですが、2人のコントラストというか個性の違いが面白かった。勘太郎は素の状態で喋っていると勘三郎の息子っぽさがちらちら垣間見えて嫌だなあと思いました。勘三郎の印象の薄まったような感じが。お父さんがあんまり有名だと、やっぱり息子は似ている部分が薄まって出てくる感じがして損だなあと思います。勘三郎ぽくないところもいっぱいあるだろうに。亀治郎の方が全然いい奴っぽかったです。最後の回転するダーツの景品で、「一人暮らしなんで」とか言いながら、乾燥機付き食器洗い機を希望していた勘太郎。一人暮らし男子の発想でそれはないだろう。彼女と同棲でもしているのか。


夜、ぺ・ドゥナが見たいってだけでツタヤで借りた「春の日のクマは好きですか?」という韓国映画を観る。個人的に「ほえる犬は噛まない」の方が良かったけども、ぺ・ドゥナのことを好きな男の子役の子も素朴で感じが良かった。映画の内容がどうっていうか、ホントにぺ・ドゥナが可愛いってだけでご飯が食べられます。今月の終わり頃にはぺ・ドゥナ主演のドラマ「サムデイ」っていうのがスカパーで始まるのでそれもとても楽しみ。



2008年12月14日(日) no surprises

先日、家に部屋の見学に来た同僚(年上、女性)は実家と同じ区内にある文京区に無事部屋を見つけ、先週引っ越しを済ませた。妙齢女子の一人暮らしという点では1年ほど私の方が先輩なので、偉そうに色々アドバイスしています。その同僚とはべつの同僚(年下、男性。同じく一人暮らし)が先日、空き巣の被害にあった。窓ガラスが四角く切り取られていたという。しかも帰った時は全然気づかないで、夕飯食べながらやけに部屋が寒いつって気づいたという。特に盗られたものもないという。

それでなのかよくわかりませんが、会社で一人暮らしの人を対象に、電池式の警報機が2つずつ配られた。作動のスイッチがオンの状態で窓が開けられたり割られたり、ドアが開けられたり蹴破られたりした際、凄まじい音が発せられるという恐怖の装置です。私が朝、どれくらいの寝ぼけた状態で朝ご飯食べたりゴミを出しに行ったりしているかと考えると、絶対に自分でかけたトラップに自らがかかりまくる様子が、取り付ける前から目に浮かびます。用心するに越したことはないんでしょうが、家の近所は四六時中近所のおじいさんやおばあさんがうろうろしているので(徘徊しているのでなく近所の人同士がとても仲がいいのです)、警報機を私が誤作動させるたびに隣近所にご迷惑になるんじゃないかと思うと、取り付けるか迷い中。



2008年12月13日(土) アラン編み

仕事後、図書館。先日借りたものの中に予約して自分の番になった本があったので、自分の後にも待っている人がいるはずと思い今回は1ヶ月を待たずに返しに行った。あたかも偉そうなことを言っているが、これでも5日遅れている。期限通りに返すのが本当は常識なのだけど。先日、本屋で立ち読みした「暮しの手帖」の中にあったアラン編みのマフラーがどうしても作りたくなったので、まだ貸し出しはしていないけど、館内で閲覧は出来るようになっている「暮しの手帖」の最新号の、アラン編みのマフラーのページを館内のコピー機でコピー。しようと思ったら、コピー機に70円が残った状態だったので自分の使った分だけ図書館の人に申告して支払う。

・再び「午前4時、東京で会いますか?」シャンサ×リシャール・コラス
・「人生のちょっとした煩い」グレイス・ペイリー
・「観光」ラッタウット・ラープチャルーンサップ
・「us」坂本龍一(cd)
・「品川心中/お化け長屋」古今亭志ん生(cd)


パターンを覚えちゃって編むばかりで、編み図を見ながら編みものすること自体があまりなかったんだけど、アラン編みは絶対見ながらじゃないと無理。半分寝ながら編むのとか絶対無理。



2008年12月12日(金) アンドリュー・ワイエス展

仕事帰り、渋谷に出てivyへ、行ったらなんと臨時休業!7年このお店に来ててお休みだったのは初めてのこと。白目で卒倒しそうでしたが気をとりなおしてbunkamuraのアンドリュー・ワイエス展へ。ivyのあとで来るつもりだったので前売り券も会社の近くの金券ショップで買ってあったのでした。金曜と土曜はbunkamuraザ・ミュージアムは夜9時まで開いています。私が入る時にも続々と色んな人たちが。土日に来るのと違ってみんな1人で来ている人ばかりでしたが、適度に混み合っていました。「創造への道程(みち)」というサブタイトルの通り、作品を描き始める前の素描がそれぞれに観れて興味深い展示。このおじいさんはブルース・ウェーバーが撮った超かっこいいポートレイトの印象が強いのですが、若い時の自画像などやはり男前で、写真で残すよりも色使いや表情に若い時のこの人の雰囲気のようなものが見てとれました。

仕事で、大阪にいる額縁を作っているおじいさんとちょくちょくやりとりをしていて、額縁とその中の作品の色合いについてよく話すので、私は作品も素晴らしいなと思いながらその作品を縁取る額縁の一つ一つがなんてピッタリな額装をしてあることだろうというところで、2度感動する。「松ぼっくり男爵」って作品がありましたが、あの額縁なんて作った人の作品に対する思い入れまで感じられた。あと奥さんの知り合いか誰かのお婆さんの絵に、モデルになった本人が刺繍をした布地を使って額装をしてある作品があって、それがまた本当に素晴らしくずっと観ていたい感じだった。


観れたらいいなと楽しみにしていたのは観れなかったのだけれど。ivyにも取り置きのものなど取りに行かねば。年内にまた渋谷行かないとだ。



2008年12月11日(木) judge not, if you're not ready for judgement

先日ichatで話題にしていた裁判員制度についての話ですが、なんとなく自分はそう遠くなく当たってしまいそうな気がしていて。でもなるべくなら当たりたくないと正直思っていたりもします。今年観た「ぐるりのこと」って映画がありましたけど、刑事裁判を自ら希望しない人間が傍聴しないといけないというのは、人によっては、というか事件が深刻であればあるほど誰にとっても精神的な負担が大きいんじゃないかと思います。でもって裁判員制度の対象は重大な犯罪事件なわけです。

秋葉原の事件や、元次官の襲撃事件、ここ何日かで東金市の事件の容疑者が逮捕されたことなどでも考えずにいられませんが、テレビのニュースなどで見る事件の概要と、裁判で被告人が自ら語る事件はまったく重みがべつのものであるはずで、聞きたくなければ聞かなくてもいい話であっても、裁判員に選ばれた人間は否が応でも向き合わないといけない部分があります。被告人の証言だけでなく、例えば光市の母子殺害事件の弁護士に象徴されるような死刑廃止論を主張する人のまったく無茶にしか聞こえない弁護や、ほかにも「12人の優しい日本人」じゃないですけど、自分と同じ裁判員として選ばれた6人または4人の人間の考え方にも向き合わないといけないわけです。人の悪意や業のようなものに向き合うというのは、自分の人生における経験としてでならまだしも、裁判員制度でというのはどうかと思う点も多く、二十歳そこそこの若い人も対象だと思うと、守秘義務があってまわりには話せなかったりもあるしで参ってしまう人も必ず出てくるような気がします。参った人にはセラピスト、みたいな単純な話で済ますにはまだまだ前例のないことだらけでとても不安な気もします。

私は死刑存廃問題についてどちらとも言えないものがあり、日本が先進国で唯一死刑執行数が増えていることをヨーロッパから非難されているにしても、光市母子殺害事件で本村さんの話していたことを思い出す時、死刑を廃止すべきだとは思えない自分がいます。とはいえ、もし自分が裁判員に選ばれた時に、どんなに重大な事件の被告人であろうと、自分の関わりのもとで人が死刑になった場合、いつまでもあれで良かったのかというような思いは残ると思います。松本サリン事件も記憶に残っている世代としては、冤罪がまだまだなくならないシステムのままであることも考えずにいられないし、複雑に揺らいだ状態の中、人が人を裁くということだけでも精神的にキツい人もいるわけで、ランダムに選べるようなことだろうかと考えてしまいます。裁判員制度が始まれば、日本人は人任せにせず主体的に物事を判断するようになるからいいことだ、みたいなことを偉そうにテレビで言っている人がいましたが、人の主体的な判断がいったいどれくらい確かなものだというのだろうか。



2008年12月10日(水) 究極のジャムby千疋屋


お歳暮の時期でお店のお客さんからもいただきものを色々します。今日は千疋屋のジャムを貰ったんですが、その名も究極のジャム。千疋屋の120周年記念のジャムだそうです。5種類あった詰め合わせの中からマンゴーのを貰いました。今日の朝トーストに塗って食べたら、まるでマンゴーそのものを食べてるかのごときな美味しいジャムでした。そんなに大きな瓶じゃないんですけど、好奇心にかられた同僚のUがお店の並びにある千疋屋さんの本店に行って見てきたところ、1瓶1050円(!)だそうでした。Uは柚子のジャムを持って帰り柚子茶にして飲んだらすっごい美味しかったと興奮気味に言っていました。他の味も気になります。あんずっていうのがあったのは覚えています。



2008年12月09日(火) 野菜ネット

デジタルカメラが届いたので色々試して撮ったりしていますが、今日は強い雨。大阪の先生が来ているので、同僚3人と先生と生徒の方という不思議なメンバーで忘年会のようなものを、また丸の内のお好み焼き屋、きじにて。先生は梅田のきじにも食べに行っているのに、東京に来てもきじでお好み焼きを食べている。


美味しい美味しいつって食べてたら、5人で切り分けながら6枚も食べていた。どれも美味しくて幸せー。お店を出ても強い雨がまだ。外を歩いて帰れなそうなので魔の大手町駅の中をさんざん歩いてやっと半蔵門線にたどり着く。食べ過ぎて苦しいしで息があがった。夏以降で走るのもやめてしまっている。寒いのが心底苦手なので春までは無理か。ランニングシューズもホコリをかぶっている。



2008年12月08日(月) バカリズムその2

この3つとかはもう落語の世界です。素晴らしすぎる。

もうひと展開あるよね?



恋したってよいではないか。



おいきぬ!こいつ悪よのう?





2008年12月07日(日) バカリズムその1

バカリズムのyoutubeばっか見ています。面白いので時間のある方はどうぞ。

NかぬならKろしてしまえH。




時間があれば「スリラー」披露。




うん、不思議不思議。





2008年12月06日(土) white sonata

そういえばフィガロに2009年の占いが出ていて、私は来年10年に1度の運命の変化年だそうです。どうなっちゃうんでしょうか自分。ていうか、ここまで言われて来年何もなかったらそのあと9年厳しいってことかよ、と闇雲に前向きにもなれない自分もいます。変化をもっと受け入れて、でも自分は自分ということで。今年1年はホントにマイペースで過ごした1年でした。いつも1人だった気がします。そんなまあ、さみしいとか悲しいとかそういう簡単な心持ちだったわけでもなく、淡々と1人で過ごしていました。洗濯したり、ご飯作って食べたり、お皿洗ったり、音楽聴いたり、本読んだり。来年はいいことがあるといいなと思います。


つい先日、スケボーキングの人が作った嵐の曲がすごいと書きましたが、最近スペースシャワーで見るたびに見入るのがまたスケボーキングの人の曲なのでまたyoutube貼ります。スケボーキングも好きじゃなければリップスライムにもさして興味なく、ましてや山田も玉山もどうってんじゃないのに、曲も映像もこの2人の感じもとてもいいじゃないかと思います。淡々と1人、の何とも言えないようなああいう空気を、音と映像から感じられます。にしても、ベートーヴェンの「悲愴」にラップをのっけようなんて、思いついてもなかなかできないと思う。



2008年12月05日(金) 心を揺らす、愉しい読書。

フィガロの読書特集を買う。中村勘太郎が出てきて8冊の本をおすすめしていた。映画の「ターン」を観た時にもnoda・mapの「走れメルス」で勘太郎観た時にもたびたび日記にも書いてきましたが、中村勘太郎の顔がもうけっこう前から好きなんですけど、それを言うたびにあのいつもの「えー」っていう反応をされてきました。しかしこのフィガロの勘太郎はかなり男前なので、これで世の中でも男前として認められるに違いありません。ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」を歌舞伎にしたいとコメント!あとスティーブン・キングの「ミザリー」もあげていた。関係ないけど嵐の大野君の好きな映画は「ミザリー」。ジャニーズだったら「ゴースト」とか「タイタニック」とか答えるのが模範解答なんじゃないのかと思ったりしますが、「ミザリー」。それでこそ大ちゃんという感じもしますが。それから勘太郎は村上春樹や伊坂幸太郎の本も読んでいるようです。とりあえず、勘三郎と一緒に泣きながら読んだという立川談春さんの「赤めだか」を読もうと思って、パソコンで図書館に予約入れたら65人待ち!


自分で本も出しているようです。面白そうです。



2008年12月04日(木) breathe in, breathe out, wax on, wax off

スカパーでやっていた「ベストキッド」を途中から観る。子供の頃に観た以来なので字幕で観たのは初めてでしたが。

それにしても


なんで水っぽいとこに行くと


みんな


このポーズで


写真を撮りたくなってしまうのか。


これなんかすごい、どんな距離からカメラを構えてるんだっていう、こだわりの一枚。



2008年12月03日(水) youtube


発売になったbrutusのyoutube特集を見てはyoutubeを見る、という作業をした人、いっぱいいることと思います。ということで、ここ最近で私の印象に残っているyoutubeをご紹介します。


まずは今年の夏のロラパルーザ、シカゴでのwilcoのライヴ、しかも「Outtasite (Outta Mind)」の演奏です。古い曲の中でもこの曲はとても好きなので、この盛り上がり方も含めてホントに羨ましい。ホントにライヴが観たい。


そして嵐「a day in our life」のビデオ。とてつもない韻を踏んでるような、ようでもないような、へなーっと力が抜けてしまうラップ。そしてそれらすべてをカバーしてしまってあまりある大野君の美しい歌声。でもってこのビデオ、レッチリですか?とか思ってるうちにどんどんと展開していき、結果的にはなんだか、さわやかな印象にまとめられている、という私の知るジャニーズの曲の中では1番すごいと思う曲です。スケボーキングの人が少年隊の曲「ABC」をサンプリングして作っているそうです。


あとこれは色んなところでとても話題になっていたリミックス。capsuleの曲にこともあろうかdaft punkの「technologic」とbeastie boysの「ch-check it out」をのっけているのですが、驚異的なバランスでとてもバキバキとした面白い1曲になっているすごいリミックスで、ついでにビデオもリミックスしていて偉い。capsuleはおいといてdaft punkのトラックにビースティがのっかるっていうかたちでいえば、あり得なくない気もする面白さがあります。


badly drawn boyの「disillusion」。先日久しぶりに見て、この曲とても好きなので懐かしく見ていました。おんぶタクシーでスニーカーからレシート。


最後にbattlesの「tonto」。曲の格好良さをビデオで改めて思い知らされる、このバンドでしか作れない感じの素晴らしいビデオ。



2008年12月02日(火) music

カメラを注文。4〜5年使っていたIXYはコンパクトフラッシュという、もうあまり名前を耳にすることもなくなってきたメモリーカードを使っていたので、このまま持っていて時々取り出して写真を見る用にしておこうかと思います。なんとなく印象に残っている写真だけ10枚exhibitionにアップしました。


faint light, faint odor, faint sound, these are reminders
faint love,faint odor, faint rage, these are reminders



2008年12月01日(月) i chat !

仕事帰り、最寄り駅の伝言板をいつも何気なく見てしまうんですが、今日の伝言板に書いてあった一言。「この国に首相はいらない」。明日以降も見るのが楽しみになりました。私の妄想の中ではランドセル背負った眼光鋭い小学生が書いてるイメージです。もっとやれー、と思います。


夜、新しいibookを買ったびしばちゃんと、お互いに初めてichatをして盛り上がる。アメリカとかの映画の中でやってるチャットみたいで嬉しかったです。最初は他愛無い話をしてたはずが、時事ネタの話から陪審員制度についての話をしました。電話やメールと違って料金がかからないので、びしばちゃんにこれから急でない用事のある時はichatでいいかもとか思う。ichatのメンバーがびしばちゃんだけなので問題ないけど3人とか4人とかになったらウィンドウを分けるのかな。そこらへんの使い方がまだ分かりません。アケミちゃんも最近パソコンを買ったんですがvaioだそうなのでichatとは別に、チーム総武線専用チャットを作った。


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hatori [mail]