tdd diary

2008年06月30日(月) extra

アーヴィングの本の厚みに怖じ気づいて、イーユン・リーのほうから読んでいるんだけど、一つ一つため息が出るくらい素晴らしい短編。まだ読み終わってないけど、堀江敏幸の短編集よりも好きかもしれない。古本屋で見つけられたら買いたい。イーユン・リーは35歳の中国生まれの女性で、アメリカで子育てしながら大学で教えてもいるらしいです。才能のある人には特別なルーツは必要ないと思うけど、日本語で読めるこの人のインタビューがあったらぜひ読みたいなあと思う。24歳で渡米した時は英語が聞き取れなかったという人が英語で書いているそうだ。アメリカに、中国に、どういう目を向けてきたのかを聞いてみたいなあと思う。



短かめのインタビューがこちらで
http://globe-walkers.com/ohno/interview/yiyunli.html

検索してて初めて知ったんですが、このイーユン・リーの短編集のタイトル作品「千年の祈り」を「スモーク」や「ブルー・イン・ザ・フェイス」を監督したウェイン・ワン(コンビを組んでいたポール・オースターとはケンカ別れ)が映画化して、スペインの映画祭で賞をとっているらしいです。去年の作品だけど公開予定あるならぜひ観たい。



2008年06月29日(日) comfort

昨日のライヴの帰り、渋谷の駅前でfree hugをしている若いコたちが。私がこの1年くらいで心からハグしようと思った瞬間は、飼っていた犬が亡くなったことを泣きながら話してくれた人に対してだ。アメリカ人とかなら間違いなくハグするところだろうと思ったんだけど、私はその人の肩に手を置くにとどまり、そうしているうちに自分も泣けてきてしまったのでハグにはいたりませんでした。そんな絶対にハグすべき局面でもハグする習慣のない自分に、free hugを掲げている人と同調できるはずがなく、一体全体どういう了見でその運動をしているのか聞いてみたいくらいでした。韓国で見かけたfree hugの男の子はむしろ好ましいような印象を与えたのに対して渋谷の駅前でやっている人たちは何が違ったのか。それで思うのはただでさえハグの習慣のない国では弱冠意味不明なのが、若者が友達同士で一緒にやってるとノリではしゃいでるようにしか見えないためにお寒く感じられるのであります。free hugやろうと思う人は1人でやるのをおすすめしたい。



やっぱり何らかの気持ちがあってのハグであってほしいものです。できることなら何らかの意味も。今一つピンと来ない運動として流行らせなくても、ハグまたはハグにかわるような気持ちの表明のできる人になりましょう。



2008年06月28日(土) もしもの時は

早退して代官山unitへ。何よりもunitでzazen boysが観れるというのと、group_inouも観れるというので楽しみにしていたイベント。ほかにも3組くらい出演したんですが、セットチェンジの手際がとてもいいイベントで、トントン進んでそれぞれ楽しめました。group_inouは前回観たのもunitだったんですが、今回はまた違った気合いの入ったライヴでとても素晴らしかったです。続いてのzazen boysはgroup_inouと立続けに観てみて思ったけどやっぱり自分にとっては別格の存在感が。ワンマン以外をあまり観に行かないので短いセットも小さい会場も新鮮でとても良かったし新曲も2曲演奏。ワンマンの時の印象が強いためなのか、気のせいかもしれないですけど普段の三割増しくらいで機嫌が悪そうに見えたヒーローでした。ニューアルバムは9月17日発売決定だそうで、とても楽しみです。

どうしようもなく落ち込んでいたこの頃でしたが、とても素晴らしい演奏を聴けたことで、落ちている場合ではないなという気持ちを取り戻すきっかけを与えられました。それを帰りに渋谷まで歩きながらびしばちゃんに話したら、びしばちゃんもそうだって。1番好きなバンドのライヴが観れたことも良かったけど、今のタイミングでびしばちゃんと会って話したことも大きかった。



我が心は開けたり



2008年06月27日(金) あんどーなつ

そういえばスタローン(現在61歳)が「ランボー」の続編をまだ作る気だというニュースを見かけました。しかし、今公開中の4作目のサブタイトルは「ランボー/最後の戦場」って、コラ!また最後ってつけちゃって、まったく。しかし3作目から20年ぶりに初めて自分で監督した4作目の「ランボー」。次は何年後になるというのか。ちなみに「クリフハンガー」の続編は本格的に製作決定。どうなんでしょうか、60代のクリフハンガー。もし作品の中で高いとこから落ちたりなんかしたら、ジャッキー・チェン(54)よりもスタローンの方が偉いってことになりかねません。



tbsの新ドラマ「あんどーなつ」に貫地谷しほりと國村隼。「芋たこなんきん」と「ちりとてちん」の融合がここに叶ったというわけです。



2008年06月26日(木) free to be you and me

休日。夕方バスに乗って近所のシネコンで「インディ・ジョーンズ」観る。ハリソン・フォードはダッシュしたりぶら下がったり殴ったり殴られたりでとても頑張っていた。迫力あるシーンも楽しめたが無神経なくらいの勢いが映画全体を包んでいる、絵に書いたようなハリウッド映画だった。後半からは「未知との遭遇」のような展開になって「ドラゴンボール」のように終わっていった。来週からは「ドラゴンボールZ」が始まりますんで、といわんばかりの世代交代風な展開も。7月8月でも1本タダで観れるんですが、「崖の上のポニョ」、「ハプニング」、「セックス・アンド・ザ・シティ」と盛り沢山。1本選ぶならポニョか。そういえばつい先日、スカパーでドラマ版の「セックス・アンド・ザ・シティ」の最終回を再び見た。みんながそれぞれ幸せを見つけていくとてもいい最終回なんだけど、1番好きな場面はミランダの家の家政婦さんが優しく話しかけてミランダのおでこにキスするシーン。あの家政婦さん映画版にも出ててほしい。



不思議なくらい観る気にならなくて「ハウルの動く城」をまだ観ていないので、「千と千尋の神隠し」以来のジブリ作品。今回は楽しみな感じがしています。ちなみに今回の「崖の上のポニョ」のコピーは『生まれてきてよかった。』です。



2008年06月25日(水) until i find you

昨日、今日と2日続けて図書館へ。飲食店がとても多い界隈なのでフラッと入ってしまいたいお店があっちこっちにあって誘惑が多い。美味しそうな匂いが町中を包んでいて初夏っぽい風も涼しくとてもいい気分に。今日はお給料日なのでケーキだけ買って帰る。

・「この世を離れて」ラッセル・バンクス
・「夏の家、その後」ユーディット・ヘルマン
・「また会う日まで(上)」ジョン・アーヴィング
・「千年の祈り」イーユン・リー
・「志ん朝復活(と)おかめ団子・茶金」(cd)



「この世を離れて」は延長してもらえた。「夏の家、その後」はこの前買ったドイツ特集のフィガロヴォヤージュに書評が出てたんだけど、読み始めてすぐ前に読んだのを思い出した。新刊の書評だったわけではなくて、ドイツ人作家の本だから紹介されてたみたい。前から別々に予約していたアーヴィングの新刊と、もっと前から予約していたイーユン・リーの作品が1日違いで私の番になった。自分の後に予約している人もたくさんいそうなのでちゃんと読む時間を作らないと借りなおすのもまた大変そう。イーユン・リーの「千年の祈り」は裏表紙に堀江敏幸の言葉も書いてあって、とってもいい短編集ぽいことが書かれている。本人の顔写真があって、なんとも言えない素敵な印象の人。物事のいいところばかりも悪いところばかりも見る気はない、というような。楽観も悲観もしない、というような。こういう感じの人と何かで知り合うようなことがあったら、きっとすごく友達になりたいと思うだろうなあというようないい顔の人。



2008年06月24日(火) universal

誰もが何かしらいくつ買っても欲しいものというのがありましょう。スニーカー買うのがやめらんない、チョコエッグ出たらシリーズ揃うまでやめらんない、プラモデルは2個づつ買うのがやめらんない、とかまあ人それぞれ。私のそれはバッグです。これが高いブランドもののバッグとかだったら今頃自己破産でもしてるとこでしょうけども、基本的に布でできたトートバッグみたいなバッグを買うのがやめられません。ミシンも布も持ってるので、作ろうと思えば作れるような簡単なものまで買います。私にとっての最上のバッグは当房優子さんの作られたバッグですが、100円とか200円とかでも気に入るとずーっと使います。ブランドものにはあまり興味がありません。

唯一、私の持っているブランドもののバッグというのが、10年くらい前に1年くらいかかってやっと車の免許がとれた時に、もう途中から教習所行くのが嫌で仕方なくなってたりしたのを耐えに耐えてとうとう免許証を手にした自分に何か褒美をやらずには気が済まないという、完全に勢いだけで買ってしまったヘルムート・ラングの小さなバッグです。普段から自分にご褒美つったら食べ物とか本とかですからね、革のバッグを褒美にするなんてたぶん今後の人生合わせてもこれ1回だけです。というところで、いかに教習所に行くのが嫌だったかが推し量れます。でもまあそんなに大袈裟にいうほど高価なバッグでもないんですけど、買った時のことは今でもよく覚えていて、埼玉の鴻巣ってとこにある免許センターに試験を受けに行き、合格して免許が発行されたその日の帰り道で大宮の丸井で買いました。完全に勢いです。そういえば、革製のバッグもこれが最初で最後です。もっぱら布。それが今でもやめらんない。何でもいいわけでもなくて、かたちや色に自分なりのこだわりを持って買っているんですが、まあそれもあるような、ないようなもんです。



バッグの中には女の人生が詰まってるらしいですが、みんな大切だけど実にくだらないものばかりあれもこれも詰まった自分のバッグがとても心配だ。



2008年06月23日(月) 東京の街のすみからすみまで

仕事終わって帰るころに強い雨。雨宿りしながら帰ってやっと電車乗ったら、途中の駅で「よっ」つって乗って来たのが妹で「わー!」つって一瞬頭が真っ白になるくらいビックリする。妹がこんな時間に帰ることは珍しく、私もいつもより少し遅かった。もともと使ってる路線も違う。なんなんだ、よく考えたら絶対有り得ないような偶然。

一瞬頭が真っ白といえば、ずっと前の日記でケイト・ブランシェットとティルダ・スウィントンの区別がつけられないと書いたことがありましたけども。最近、小倉優子とほしのあきが、区別がつかないとはいいませんが一瞬どっちなのかの判断に時間を要するという話をしたら同僚にドン引きされました。これも老化現象の1つでしょうか。例えばタッチの南と妹じゃない方のみゆきを、セリフもストーリーもない絵だけでどっちなのかを判断するような、うる星やつらの諸星あたるとめぞん一刻の五代さんを絵だけで瞬時にどっちなのか判断するような、そういう類いの一瞬の躊躇です。のび太なのか、キテレツなのか、着てる服以外で判断できますか?べつにする必要もないんですけど。



どっちでもいいってば、と思っていた映画は「インディ・ジョーンズ」の方にしようかと思っています。どうでもいいけど前作で「インディ・ジョーンズ〜最後の聖戦〜」てサブタイトルにしたのはマズったなと付けた人は悔やんでいることだろうなと思う。今回のサブタイトルは「インディ・ジョーンズ〜クリスタルスカルの王国〜」です。今は問題ないですけど、これ5年10年経った時に「最後の聖戦」を4作目だと勘違いする人いっぱいいるはずだ。ただでさえこのシリーズの1作目のタイトルは「レイダース〜失われたアーク〜」である。1作目なのに「インディ・ジョーンズ」ってタイトルがついてないんだから!あー紛らわしい。シリーズ化するなら計画的にお願いしますよ。



2008年06月22日(日) お茶とあんこ

夕方、スカパーで「私の名前はキム・サムスン」。ドラマの中で現在30歳のキム・サムスンさんは7月7日がお誕生日だということが判明。同い年で私とお誕生日が1日違い。自分よりも全然可愛らしいお嬢さんとで二股かけられ、明らかに自分は面白味担当、という状況に耐えきれず全て忘れてやり直そうと、31歳のお誕生日を機にひとりぼっちで山に登る、というその心境が分かり過ぎるよ!しかも嵐の中を山登り!苛立ち紛れで色んな感情のあれもこれもを込めて山頂で若社長の名前をギャーギャー叫んでたら、家族から行き先を聞き出して先に山頂に着いていた若社長がいきなり現れて今日は終わり。どうなっちゃうの?来週!と、いうところでだんだんとハッピーエンドが手招きして待ってる感じになってきました。私が31歳になったところで年増の雌ギツネ会の開催も決定しております。年増同士で夏の外ビール、の予定です。さっさと梅雨明けして夏、夏!という心持ちです。

夜は映画「図鑑に載ってない虫」を観る。あー面白い。特にちょろり役のふせえり。このふせえり観るためだけにもう1回観たい。それ以外でも三木聡なので小ネタが星の数ほど。ホイ三兄弟とか。SMクラブの片桐はいりとか。イカの塩辛を床にこぼしてニコラス・ケイジとか。カップヌードルに入ってる肉のカケラを集めに集めて作ったステーキとか。5千円札の樋口一葉の顔が辛気くさくて嫌いだって話は、新札になったころ私がまわりの人にしきりに言ってた話だ。あの顔ホントに辛気くさい。日本人女性の風上にもおけない辛気くささだ。



2008年06月21日(土) ドラベース

仕事後、丸の内のほうの丸善まで行ったのに、探しているマンガがなかった。今週行った日本橋の丸善でも、銀座のブックファーストでもなかった。家に帰ってアマゾンで簡単に買えて何だったんだと気が抜ける。1500円以上買えば送料もかからない。便利な世の中だなあ。それにしても都内最大とうたう本屋に2軒行ったけど4月に発売になったマンガが置いてないってどうなんだ。今売れてる本以外はアマゾンで買えば?的な書店の開き直りのようなものを感じずにはいられないのであります。てことはつまり、発売になったばかりの本か、売れてる本しか本屋に並ばないから、ちょっと売れれば売れてますってことで買う人というのがいるのでそこからどんどん売れる可能性に乗っかれるのに対して、発売して少し経ってもさほど売れてない本は、いつまでもどこまでもずーっと売れないという恐ろしい方程式なのでは?怖すぎる。本屋はレコード屋よりも数倍シビアな気がします。

夜はすべらない話ゴールデン。小薮のすべらない話が面白いんじゃなくて、小薮が面白いんだと思います。小薮の話を別の芸人がしたら、きっとあんなに面白くないに違いないです。なので、すべらない話の小薮の話だけを集めて1枚のDVDになったら絶対買うのになあと思います。



書店のマンガコーナーをフラフラしすぎて、「ドラベース」なるドラえもんみたいのとその親戚みたいので野球やってるっぽいマンガを見つけてとても気になりました。しかももう15巻とかまで出ていて、DSのソフトまであったりします。ドラ+野球=ドラベース。試合中に四次元ポケットの使用は許されているのか?そもそもなぜ野球をドラが?



2008年06月20日(金) 人生はニアミスだらけ

仕事後、大急ぎで有楽町まで出て、アケミちゃんからのお誕生日プレゼントでいただいた前売り券その1、の「アフタースクール」を観る。内田けんじ監督の前作「運命じゃない人」ほど分かりやすくなかったけど、面白かった。でも逆に「運命じゃない人」がいかに素晴らしく良くできた脚本だったかというのを改めて感じる。「アフタースクール」を観て、やっぱこれくらいふつうは難しいものなんだよね、と思う色んなポイントをとても鮮やかにクリアしていたのが「運命じゃない人」の脚本だった。でも「アフタースクール」も楽しかったけど。次の作品はこんな感じのどんでん返しな設定じゃなくても、きっと楽しい脚本が書ける映画監督なんだろうなとも感じました。きっととても面白い人なんだろうけど、いい人でもあるんだろうなと思ったので、次の作品が楽しみです。そこそこ面白い漫画の映画化とか、やっつけ仕事気味でもちょっと力の抜けた感じのこの監督の作品も観てみたい気もしました。



ブックファーストに寄って帰る。フィガロヴォヤージュのドイツ特集を鼻息荒く買う。ドイツ愛がここにきてまた盛り上がる。



2008年06月19日(木) legendary

先日いただいたjoan of arcのライヴのチラシ見てビックリしたんですが、joan of arcとmake believeの周辺で知らないアルバムが3枚も出ていた(http://www.andrecords.jp/special/timandwater/index.html)。それにもましてビックリしたのが、ティム・キンセラがなんと映画を撮っていた。えええええー!!映画ですか!?果たしてどんな映画なのか、とーっても気にはなるんですが、7月1日(火)にアップリンクにて1日だけ劇場公開するそうです。当日はティム・キンセラによる弾き語りライヴとトークショーもあるらしいです。私無理ですが、ご興味のある方はぜひどうぞ。映画はたぶんつまらなそうです。観てもいないのに失礼極まりないですが、もし面白かったら1週間くらいはどこかで上映してもいいはずです(http://www.uplink.co.jp/factory/log/002627.php)。



とはいえ、7月4日にunitで行われるjoan of arcのライヴは本気で楽しみにしています。オープニングでnhhmbaseのライヴがとても久しぶりに観れるのも楽しみです。7年前のライヴのことを"伝説の初来日公演"とチラシに書かれていて、あのライヴを伝説なんて言えるのは観に行ってなかった人だろうなと思う。「the gap」がリリースされたばかりだった気がするんですが、演奏は私はとても好きな感じでした。でもお客さんは少なかったし、ビールを飲み過ぎたティム・キンセラはライヴ中にトイレに行くし、ライヴが盛り上がらなかったからとアンコールではオアシスの「wonderwall」を演奏した。このダメっぷりを伝説というならそうかもしれないけども。私はとても嬉しい気持ちになって、この時買ったjoan of arcのTシャツを今でも大切にしています。今回も相変わらずダメでいてほしい。そこがこの人の大好きなところだ。去年のmake believeを観たという方も、観てない方も、どうぞunitへ。説得力ないですが、演奏はとっても素晴らしいかと思われます。面白味も含め。31歳を間近にした日柄でもありますし、彼らのライヴを観て自由にやりたいことをやるというスピリットを、初心にかえって取り戻す所存でいます。



2008年06月18日(水) ケツからカフェインが出るまでコーヒーをどうぞ

来週zazen boysとgroup_inouが出るイベントにびしばちゃんが誘ってくれて、仕事を早退してまで観に行くことになっておりますが、zazen boysは夏にワンマンのツアーも決まったところでリリースの予定がまだ立ってないのが不思議な今日この頃です。ここらへんでシングルくらい出てても良さそうなもんなんですが。来月発売の「極東最前線2」にzazen boysの名前があるので楽しみです。なので今日は「極東最前線」を聴きました。参加しているバンドのいくつもが解散していたり活動していなかったり今とは違った編成だったりと、時の流れを感じて少し切なくなったりもしますが、もうこれ聴くとfOULの「wax&wane」がいつ聴いても強烈過ぎて何も考えられなくなります。「極東最前線2」にも驚きの参加を果たす活動休止中のfOUL。またしても何も考えられなくなるような曲を収録してしまうのか。zazen boysにも期待しております。toeに吉野さんが声参加っていうのもとても気になります。

ということで2枚組「極東最前線2」の参加アーティスト以下。

54-71、少年ナイフ、コクシネル、ゆらゆら帝国、CURSIVE、トクマルシューゴ、小谷美紗子(演奏:小谷美紗子+eastern youth)、M.A.G.O.、SAKEROCK、タテタカコ、手水、TUCKER、PANICSMILE、ZAZEN BOYS、envy、NOTALIN'S、俺はこんなもんじゃない、TEASI、toe(ゲストボイス:吉野寿)、Deerhoof、枡本航太、にせんねんもんだい、miscorner/c+llooqtortion、二階堂和美、Facing New York、THE BACK HORN、fOUL、Test Pattern、eastern youth

今年20周年のイースタンユース、ベスト盤も2タイトルリリース。全部で3タイトル、すべて7月23日発売。



「曇天と面影」eastern youth

曇天の心に私の今日は
押し黙る
淡々と流れて
影踏み遊び 鳥の声

何と儚げな
何と朧げな
面影だろうか
何と透き通った
何と淋しげな
囁きだろうか

しんしんと降り積む
感傷が降り積む
NHKのラジオを小さな音で聴きながら
沈黙が心に染み広がって
夜が降る

何と儚げな
何と朧げな
面影だろうか
何と透き通った
何と淋しげな
囁きだろうか

しどけない長雨に
待ち侘びて来る便り
幻だって良いんだ
そのまんまが良いんだ

「ホラ、もう朝だぞ。もう起きな。」
「ホラ、もう今日だぞ。泣き止みな。」

(「極東最前線」収録曲)



2008年06月17日(火) fly

アケミちゃんからメール。ネイチャーメイドのcmの永作が最高にいいって話。5年後の永作に今の永作が「さすがに結婚はしてるよね?」とたずねるってcmだそうだ。私はまだ見たことない。「さすがに結婚はしてるよね、、、?」とアケミちゃんが聞くので、「5年後にまだ結婚してなかったら私が結婚してあげます。」と返事しておく。キム・サムスンは33歳までにボートで海を渡る相棒を見つけると気合いを入れていましたが、5年後の自分がどうなっているか全く想像がつきません。クルム・伊達公子、とかになっているのか。どうでもいいけどなぜクルム・公子じゃいけないんだ。自分は自分ということか。でもクルムも入れずにはいられなかったのだね。結婚てそういうことでしょうか。ロビン・ライトだったけど、ロビン・ライト・ペンにせずにはいられなかったというようなことでしょうか。



とある事情で先日のfは仕事で不在だった旦那と2〜3日口をきいていないとのことだった。深刻度はともかく、その話をしながらのfの余裕のある感じが私には不思議なくらいで。ごくシンプルに想像してみるだけでも、仮に結婚したとして一緒に暮らしているその相手とちょっとしたことで2〜3日も話をしないという状況だったら、私ならそろそろ胃に穴があくころだ。どこから来るの、その余裕。でもまあ、それくらいの余裕も持てない相手とは結婚するようなことにはならないってことか。



2008年06月16日(月) catch

実家に帰った時にサチコさんが自ら掘り出して来たというジャガイモを持たされ、fの家でもジャガイモとタマネギをもらった。終電で自分の部屋に帰って来たら、そうだった!ジャガイモはもうあったんだった4つも!このジャガイモをどうしろってのさ1人で生活してるんだぞ!と自分を責めながら、なかばヤケクソで4つをマッシュポテトに。タマネギからはヤバい気配がしているので、腐らせる前にサルサソースにしてしまえと思ってタマネギとトマトと冷蔵庫にあるものを適当に、ついでにベランダのバジルもみーんな刻んで混ぜたら色々混ぜ過ぎてどう見てもトマトが少ない。食欲を奮い立たせねば。特にジャガイモに対して。



先日、会社でまた株主優待の映画券をもらった。「インディ・ジョーンズ」か「ランボー」か。どーっちでもいいっつーの。



2008年06月15日(日) Soon you'll hear me knocking at your door

夕方から実家に。ちょうど地元の駅についた頃にアケミちゃんから電話があって、山下監督のなんかが阿佐ヶ谷であるからつって7時に阿佐ヶ谷来れないかと言うんですけど、阿佐ヶ谷どころか越谷についたばっかなのだった。ちょうど車で迎えに来ていたサチコさんにアケミちゃんから話があるだろうと思って電話をかわったら、2人は何やら話していた。5月の連休で帰れなかったので正月ぶりにノンちゃんに会う。毛の抜けかわる時期でボロ雑巾のようになっていて可愛かったです。

夕飯食べてからfの家へ。2人とも中学1年生の時のクラスメートだった夫婦が新築マンションに引っ越したので建もの探訪。広いキッチンが最高に羨ましい。前はなついてたのになぜか飼い犬に吠えられたりどつかれたりしながら近況を色々話していたら、気づいたら夜の11時になっていて、もしかしてヤバいかなと思って携帯で調べたら日曜で電車が終わっていた。「バカみたい!ホントにバカみたい!」と大騒ぎして、泊まっていけということになったんだけど、北千住くらいまでは行けそうだということになり、途中からタクシー乗ればいいやという話で帰ることに。結局浅草行で曳舟まで行けたり、亀戸線の終電で亀戸まで行けたりで何だかんだで帰れた。



考えていないようで実は色々考えており、考えているようなふりをしながら実は何も考えていない、今日この頃です。



2008年06月14日(土) mika miko

昨日の夜たけしさんからメールで誘っていただき、リキッドで行われるkill rock starsのイベントに招待で入れてもらえるということに。6時にスタートなんだけど6時までは仕事だから遅れると言ったら、たけしさんがライヴ前に私の職場までチケットを持って来てくれるというのでお言葉に甘えて至れり尽せりで仕事後はリキッドルームへ。

2組目のmika mikoという最高のギャルバンドの演奏が始まった頃に会場に入る。ペプシ頼んでバーカウンターの前から観てたら、曲と曲の間に、もう最高!って感じにテンションの上がった様子の人が、バーカウンターにササーっと来て、「生ビール下さい!」っていい表情でオーダーをしていて、よく見たらイースタンの吉野さんだった。柄物のシャツを着ていたので天沼メガネ節で書いていた西友で買ったというシャツはそれですか?と質問しようかと思ったくらいでしたが、ビールを受け取るや否やササーっとまた戻っていかれた。mika mikoは私にとっても今日1番良かった素敵ギャルバンドでした。youtubeなどでライヴ映像くらい見れそうですが、私のパソコンyoutube見れないのでリンク貼れません。興味のある方は調べてみて下さい。赤い受話器をマイクにして絶叫している可愛い女子の映像が見れるかと思われます。bikini kill好きな人とかは聴いたら楽しかろうと思います。

3組目がxiu xiuっていうイギリスのバンドが大好きそうなバンドで、4組目のdeerhoofは最近ギターが脱退したっていうようなニュースをpitchforkで見た気がしたんですが4人になっていた。鹿夫婦の日本人の女の子とドラムは夫婦だったと思いましたが、やはり愛の力は偉大であのドラムがかなりデタラメでも演奏の合間に日本語を話すようになっていました。



恵比寿から渋谷まで歩いてご飯食ベにいって、帰りに今日開通した新しい地下鉄副都心線に乗って帰るとたけしさんが言うので、渋谷からなら1本で帰れるんだけど私も副都心線に乗って新宿経由で帰ることに。車両に乗ったら、ホームにとても気合いの入った録音機材を抱えた10代くらいの鉄ちゃんが佇んでおり、何を録音してるのか見てたらアナウンスを録音している様子でした。今日録音することにきっと大きな意味があるに違いないです。



2008年06月13日(金) バッグの中身の軽量化

iphoneが2万円くらいだというニュースを見た。ほしいなほしいな、と思っていたんですが、サチコさんとauの家族割引きを利用してるんだった。父親と妹はドコモ。私だけソフトバンクというわけにはいかないか。でもauは「1人でも家族割」という、家族割引きの概念自体を根底から粉々にする不思議な割り引きもあるようなので、自分だけソフトバンクでもいいからiphone使いたいなあ。これを買ったらipodいらないってこと?



しかしファミリーを裏切ると、、、



馬の首がベッドに転がることに。



2008年06月12日(木) face

いつも使っているスーパーの帰り道から公園に入っていく道の途中に、建物の2階でフラダンス教室をひらいているところがあります。授業はいつも盛況で、私は別にフラダンスにはそんなに興味ないんですが、草刈民代を見上げる役所広司のごとく通りかかるとそこを見てしまいます。今日はいつもより早い時間に通りかかったら、たぶん外国人のいかにもフラの先生て感じの人が1人で窓辺でくわえタバコでcdを選んでいるのを見かけました。そのなんとも言えないやさぐれた感じ、というのかなんていうのか。とにかくとてもいい感じで、こんな感じの先生なら教室もさぞかし楽しかろうと思ったのでした。そこを通り過ぎ、公園でおばさんがしゃがんでいるので気分でも悪いのかと思って近くで見たらクローバーの咲いてるところで四葉を探していた。みんな勝手に生きている。好きなように暮らしている。4時頃急に晴れて、すぐにまた雨。強いお天気雨。



暑いのは平気なので夏はエアコンに頼らないで暮らそうと思うのですが、扇風機くらいならほしいなあと思う今日この頃です。



2008年06月11日(水) away from you

仕事後、レディースデーで映画「アウェイ・フロム・ハー」を観に。原作の本をこのあと読むつもりなので、読んだらまた印象が変わるかもだけど、20代の女性がどんなに好きなストーリーだったとしても、この話を自分の初監督作品として映像化したいとまず思ったこと自体が、まずサラ・ポーリーという人がいかに成熟した女性かということを表わしているように思う。原作があるにせよ、自分が初めて映画を作って世に出そうというとき、もし私だったら同世代かそれよりも若い世代を描こうとするんじゃないかと思う。自分で見て感じてきたものにこそ説得力を持たせられると思うからで、自分よりもずっと上の世代の夫婦の心の動きを題材にできるような器ではないことが、本編の中から感じ取られることが怖くなるだろうと思うからです。脚本だけでどうという映画ではなくて、キャスティングとか風景の挟み方とかで全体が揺れ動くように出来上がっていて、それはそのまま夫婦の心の動きと寄り添っているようないい作品だった。



どんなに年齢を重ねても、どこかに辿り着けるわけではなくて、生きている限り人の心は動き続けていくと考えると、いい時もつらい時も全部が流れの途中の出来事のように思ったり。今自分が立っているところがどうしようもなく止まってしまっているいるように思えても、それも含んだ流れの中のことなのかも。あっという間に20年も30年も過ぎて、今の自分を振り返って思い出したりするのかも。



2008年06月10日(火) しあわせはあったかい子犬、と5種類盛り合わせ。

アトム・エゴヤンの映画「スウィート・ヒアアフター」の原作の本はラッセル・バンクスという人の同じタイトルの本で、日本語版は「この世を離れて」というタイトルになっていた。図書館の本の検索と予約が自分のパソコンからサクサク入れられるので日本橋で受け取りにして、今日取りに行った。



そのあと同僚と小春軒へ。エビ、ホタテの貝柱、白身魚、イカ、コロッケ、の5種類の揚げ物が食べられる盛り合わせ(950円)を食べて幸せな気分に。海老フライがまたとっても美味しい。この5種類の食材を買ってきて家で1人分だけ揚げようとしても無理がある。おいしい揚げ物が食べたくなった時は、実家に帰るか小春軒に行くかといった感じに好きな店。調理以外のことを全部まかなうおばあちゃんからお釣を受け取ったら、50円玉と一緒にキャベツのかけらが手にくっついた。店を出てから同僚に「見て見て!キャベツおまけしてくれた!」と言って見せてあげたら大ウケしていた。



2008年06月09日(月) lift

昨日のお昼過ぎにお皿洗ってたらサチコさんから電話があり、通り魔事件があったからちゃんと生きてるか確認の電話だと言ってすぐ切れた。ニュースを見て、すぐまたスカパーに。こういう時でも、例えばディスカバリーチャンネルの特集番組「UFO徹底検証」では「私はエイリアンとセックスした」と大真面目に話すアメリカ人女性が出ていたり、tbsチャンネルではやんちゃな落語家がまくらのオチを「今の、わかっていただけました?」って聞いちゃってたり、韓国ドラマの中の、気がつけば年増の雌ギツネのことばかり考えている自分に気づく若社長とか。そういう人たちの様子を見ることが何となく自分にとってのセーフティーネットとなってくれているようにも思ったりする。ふつうに生活するのが怖くなったり嫌になったりしないよう、長い考えごとが始まらないよう、社会に対してなるべくならアレもコレも飲み込んだ上で自分なりにニュートラルな視点を持っていられるよう、目を背ける。無関係ではないことも自覚しながら。



2008年06月08日(日) cat power

来週は山王祭があります。日本橋、茅場町、兜町、京橋、八重洲、などなどの町内のお神輿が出たりでちょっとした盛り上がりになる予定のようです。京橋は隣の日本橋や丸の内のほうや銀座に四方八方を囲まれた地味なところなので、いきなり京橋を盛り上げようという意思表示なのか、先週から「輝け燃えろ京橋」とプリントされた謎のノロシが先週あたりから街灯にぶら下がっております。輝け燃えろって体育祭とか高校サッカーとかのキャッチフレーズじゃないのか。いいんでしょうか。何の的も得ていない、そんな京橋です。



先日、猫と遊んでいる人を実況したばかりだというのに、「ネコナデ」なる映画が近日公開だそうでビックリしました。大杉漣が猫と遊んでいるなんて。監督が大森美香だなんて。気になり過ぎる。そして猫が可愛すぎる。



2008年06月07日(土) 権助魚

古今亭志ん太の「権助魚」がスカパーで放送されるのを録画して見た。始まる前に解説の柳家喬太郎師匠が「古今亭志ん太はやんちゃな噺家ですので、小動物を愛でるようなお気持ちでご覧下さい」と言ってたんだけど、本当にやんちゃな小動物のような感じの落語だった。権助の場合はやんちゃでとてもいいんだけど、やきもちやきの女将さんや魚屋さんまでみんなやんちゃだった。この録画のあと、昨年秋に古今亭志ん太は真打に昇格しているそうです。朝日新聞でこのところ真打になった噺家で群を抜いていいのは柳家三三だと書かれていた。スカパーで放送しないかな。



買うべきか借りるべきか。図書館でのcdの借りられっぷりを見る限り、中古屋で発見、というのも可能性なさそうです。



2008年06月06日(金) remover

ちょっとでも腕に覚えのある人ならば、レーザーレーサーを着て泳ぎたかろうと思います。ちょっとした全国レベルくらいの高校生とかなら、「自分もレーザーレーサーさえ手に入れれば出せるかも、世界記録。」とかまんざらでもなく思っている人もきっといるに違いないです。どんなに違うのか試してみたいもんね、子供からお年寄りまで、素人でも。と、思ってたんだけど、レーザーレーサーは驚異の締めつけ水着で、着るだけでも大人が3人がかりで着るらしいです。そりゃ素人は買えないだろう。ちょっとスポーツジム行っても、ロッカールームで自分以外の人を3人呼んできて「ちょっとレーザーレーサー着るの手伝ってもらってもいいですか?」と声をかけられる人などいない。スピード社は1日も早く1人でも着れるレーザーレーサーを開発せねばね。レーザーレーサーを来ている水泳選手全員が3人がかりで着ているらしいよという目で人から見られるのも耐え難いはずだ。



その驚異的な締めつけというのは表彰式の時間まで着てても大丈夫なのか?とか、むしろ全員を素っ裸で泳がせて1番早い人がゴールドメダリストに相応しいんじゃ?とかいう私の素朴な疑問をよそに、こんだけ大騒ぎした挙げ句に誰も知らないような会社の水着を来た選手が世界新記録で金メダルをかっさらってくれたら最高なのにナ、とも思ったりもします。

水泳以外にも、ユニフォームや道具を科学技術を駆使して改造することで、競技のレベル自体を覆し得るようなのが何かないかなあと考えるだけで夢がふくらみます。



2008年06月05日(木) 隠せない動揺を連れて

休日。夜、ソウルセットのライヴ。とてつもなく久しぶりなソウルセットのライヴだったのと、新譜が自分はあんまりよく分からなかったので、それなりに覚悟していったつもりだったんですけども。そういう腰の引けた気持ちが反映して、ライヴが始まってから会場に入ったものの、30分くらい経って帰ろうかとすごく迷った瞬間が2回くらい。を、乗り越えてなんとか残ろうと途中外に出たりもしつつで最後まで。「夜明け前」と「隠せない明日を連れて」が聴けただけで、このどうしようもない疲労感もどうにか消化できそうではありますが、会場全体を包む空気にも見たこともないハイテンションなビッケにも完全においてけぼりな自分でした。



ソウルセットの、ライヴに、おでんくんの、着ぐるみ、が、出たんです。



2008年06月04日(水) わたしの旅

仕事後、銀座。今週に入ってからモモちゃんから久しぶりにメールが。自分が働きだして1年目とか、けっこう余裕がなかったかなあと思って私から連絡するのは何となく遠慮してたんだけど、メールは「お久しぶりです。会いましょう、今週。」みたいな、とてもモモちゃんらしい、爽快かつ明瞭な感じの。最後に会ったのは私の引っ越し前だったけど、会えばまったく2人ともいつも通りなので面白い。汐留と京橋、同時に歩いて銀座までを目指すと汐留の方が早かったのだった。モモちゃんもバウハウス展に行ってたりと、それぞれ最近どうしてたかの話など。



モモちゃんが最近楽しみに集めているのは主にJRの電車スタンプ。私も東京メトロの駅スタンプは集めてたけど、モモちゃんの駅スタンプノートが可愛かった。東京駅とかでも売ってるらしいです。私のは何でもない普通のノートに押してた。地下鉄もまたスタンプラリーやってほしいものです。



2008年06月03日(火) into the night

古本屋で見かけたサライの表紙に、『内田百けんいわく「美食は外道なり」。食通が褒めたたえる美味は毎日だとうんざり。高級でもB級でもないスタンダード食生活術』というような見出しが。毎日だとうんざりだろうけど、時々なら大きな幸せだ。美食もまた人それぞれなら。

それほど意識しないでいたつもりだったけど「狼たちの月」は「黄色い雨」の前の作品という感じがした。両方読んでみたいという人は「狼たちの月」「黄色い雨」の順番に読んだらいいと思うし、片方でいいという人はやっぱり「黄色い雨」を読んだらいいと思う。「黄色い雨」を映像にしたいと思う人は世界中にいっぱいいそうですが、映画になったとしても興行は見込めそうもないです。でもそういう風に思われたかもしれなくても素晴らしい映画になった作品もまたたくさんある。「黄色い雨」もそうなればいいのに。



ということで、次は「スウィート・ヒアアフター」の原作、その次は「アウェイ・フロム・ハー」の原作を読んでみることに。



2008年06月02日(月) me and you and everyone we know

その人に会えるとなれば、おしゃれしたりお化粧したり。姿を見かけただけでドキドキしてはしゃいだり。何てことない挨拶の一言にテンションが上がり、優しげな謎の言葉を言われれば切なくなって涙が出たり。別に付き合ってるわけでもないんだけど、その人がどこかで生きてて元気にしているらしいという様子を知るだけで、まるで自分の生きる糧を得たように嬉しそうにしている。

これはもう完全に恋ですよ。私にだってそれくらいのことは分かります。その相手がたとえヨン様であったとしてもね。と、昼の休憩時間にワイドショーでやっていた大騒ぎを見ながら思う。ヨン様が何してくれたって、別に何かしてくれたわけではないんだろうけど、もうひたすらに好き過ぎて死ぬ!みたいな。私もこれくらい分かりやすく大きな愛情を傾けるのが今後の人生の目標ですが、そんなにテンション高い時点で半分くらい自分が自分でなくなっているので、私の場合はそんな状態でいいことはあまりないのだった。いつも通りでいられることもけっこう大切です。



へいへいへい オレ
ばかなこと
へいへいへい オレ
しちまった



2008年06月01日(日) star trek



朝、お隣のOさんの奥さんからベランダ越しに西洋紫陽花のお花をいただいた。花の小さい紫陽花。お隣といっても隣の部屋でなく、私の部屋のベランダにお隣のお家のベランダが並んでいるのです。で、本当のお隣の部屋は長らく空き部屋でしたが、やっと入居されてきたようで私の思惑をよそにまたもお隣は年下男子なのだった。そんなこんなしているうちに上の階の人も引っ越ししていってまたも空き部屋、あります。

「私の名前はキム・サムスン」が先週も今週も、完全に噛ませ犬的な役回りでどこまでも悲しい感じでしたが、来週からとうとう反撃が始まるっぽくて楽しみに。先週は失恋して1人で屋台でやけ酒飲んでるところに亡くなったお父さんの幽霊が来てくれて、一緒にお酒飲んで元気づけてくれてたシーンがとても良かった。死んでしまった人にいつもは会えなくても、へこんだ時はこんな風に現れて話を聞いてもらえたらいいのに。自分も死んでからそうなれたらいいのにと思ったり。「千の風になって」みたいのじゃなくて。姿が見えて、話もできる幽霊で。怖がらないで会ってくれる人の前にだけ。


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hatori [mail]