tdd diary

2007年05月31日(木) 街のあかり

先日、アケミちゃんのお家に遊びに行った時に、アキ・カウリスマキの「街のあかり」のチラシをもらいました。7月7日からユーロスペースで公開。それに合わせて、6月23日から7月6日までの期間でアキ・カウリスマキ祭りも開催されるようです。「カラマリ・ユニオン」観たい。

昨日会ったモモちゃんは先日京橋のフィルムセンターで上映された「街のあかり」を一足早く観てきたそうで、とても良かったらしいです。私、京橋で働いてるのに、フィルムセンターに一度も行ったことがありません。これから公開なのに500円で観れたそうです、羨ましい。



カンヌ映画祭の再放送見る。チョン・ドヨンがホントに嬉しそうにしてて、良かったねーと思う。ガス・ヴァン・サントと河瀬直美以外はみんな受賞経験のない人たちが受賞。色んな国から来た色んな人たちが、成果を認められて誇らしそうにしていて、地味でいい式だった。



2007年05月30日(水) stranger than fiction

仕事後、日比谷へ。レディースデーで映画「主人公は僕だった」を観に行く。モモちゃんがチケット買っておいてくれて、先にご飯食べてから。

ウィル・フェレルは演じる役柄にとても忠実な感じでとっても良かったし、楽しみにしてたマギー・ギレンホールも可愛過ぎて良かった。どこから見ても作家にしか見えないエマ・トンプソンにもとても感銘を受ける。中でもウィル・フェレルがギターの弾き語りを見せるシーンが、もんのすっごく良かった。最後にはなんだか幸せな気分にもなり、プログラム買って家に帰る。manzaさんの文章が載っていた。



楽器屋で自分だけの特別なギターを見つけるシーンも良かった。

家に帰ってアマゾンでサントラを調べたら、ないだろうとは思ってたけどウィル・フェレルが歌った曲はオリジナルの方だけ収録されていた。でもサントラも買おうと思います。



2007年05月29日(火) 1998

ゴールデン・トリオが集結した「セクシーボイスアンドロボ」がとても良かった。好きになってしまった側の人間はそういうものだけど、ロボの顔つきが変わってて、なんとも言えない切なさだ。あんなに大事にしていたマックスロボがどうでもよくなるくらい好きっていうのは、それまでの自分のペースがなくなってしまう状態なので、いろいろと辛いなあと思う。自分のことがどうでもよくなる、というよりは、自分のことがすっぽり抜け落ちるというか、気がつくと自分のことを忘れてるような状態で、正確には自分のことだけじゃなくて、その人以外のことがみんな小さなことに感じられてしまう。大切にしていた自分の世界のあれこれが、ちっとも頭に入ってこないような。それは自分でどうにかできないだけに本当に辛い。

でも、これまでそういう好きになってしまった側の人間の喜びとか苦しみがテレビドラマであんなにきちんと表現されたことなんてあったかなと思う。好きだの嫌いだのを言う以前に、現実はもっといろんな葛藤があって苦しむものだ。自分のペースを失うのは辛いし、そんなふうにして思っている自分の気持ちが受け入れられなければもっと辛い。そういう経験があれば誰でも分かるようなシーンなのに、テレビドラマの中でこんな風に映像できちんと見せられたのは初めてかも。



10話目には篠井英介も出るそうで、また面白くなりそうです。



2007年05月28日(月) 正攻法のバリエーション

会社の展示会の都合で今週は月曜がお休みに。昨日死ぬほど肉を食べてうーうー言ってるうちに、カンヌの授賞式が終わっていた。生中継のリピートが木曜に放送されるみたいなので授賞式のほうは後日見るとして、結果のニュースを見ていたら河瀬監督の作品がグランプリ、というニュースよりも、主演女優賞がチョン・ドヨンていう方が気になりました。韓国の女優さんですが、つい先日まで見てた「プラハの恋人」の主人公だった女優だ。関係ないけどこのドラマで彼女の運転手役を演じていたのが、最近キム・ギドク監督の「絶対の愛」で主演したハ・ジョンウだったりもした。



これで思うのはここ最近の韓国映画の勢いのことで、今年の始めに自分自身が韓国に行ったことで韓国のドラマをいくつか見るようになったんですけど、テレビドラマを作ってるノリで映画も作れちゃう日本映画に比べ、韓国の場合は映画撮るような勢いでテレビドラマも作っているという、これ、同じようで全く違う効果が、それぞれの国のここ最近の映画製作の空気みたいなものを作り出してる感じだなと思ったりします。まだ続けます。

いくつか見ただけの大雑把な傾向ですけど、韓国ドラマは社会ものや家族ものや学園ものもあるけども、主流はまだド恋愛ものです。それも日本の80年代のノリを受け継いだベタベタなド恋愛ものを、まだまだ本気で作っています。これまた大雑把な傾向として、韓国ドラマにおいての男の人は闇雲に一途であまり気持ちがブレません。好きな人をひたすら死ぬ気で想い続けている場合が多く、逆にそういう男に気持ちをぶつけられて、すっとぼけながら常に揺れ気味な女、という無敵の構造があります。これは日本のドラマでは90年代のうちにウソ臭くなって廃れた構造とも言え、韓国は儒教のお国柄なのかこの構造がまだ少し機能しているという相違点がまずあります。そして、一方ではとりあえず視聴率の取れる顔のいいアイドルが主人公になりがちな日本の流れも汲みつつも、いきなり演技力をかわれた無名の新人が主役に抜てきされたりもするのが韓国のいいところで、ドラマで実力を認められれば映画にも起用されたり逆もあったりで、日本とは違う意味でテレビと映画に隔たりがないとも言えたりします。日頃から本気で男女がくっつくだのくっつかないだのの物語に心血を注いでるので、ドラマにしても映画にしても、作る側、演じる側の個人の瞬発力がとてつもなく、国際的な映画祭のレースに絡む勢いに繋がっている感じがします。

日本もそうなればいいとは思いませんが、テレビドラマ〜映画という流れでいうなら、日本はヒットしたドラマの「〜ザ・ムービー」みたいのを作ってるくらいのレベルで終わってるので、そういう映画でお金が儲かってるうちは無理でしょうから、新たに考えられるのは舞台〜映画という流れかと個人的に思ったりします。そんな勢いなどなくとも、今年みたいにグランプリ作品を撮れる映画監督がいればいいのかと思ったりもしますが、面白いのはどっちだろう。



2007年05月27日(日) バザーでポケモン売る双子

お昼過ぎからアケミちゃんのとこに遊びに行く。小学校のバザー覗いたり、古本屋3つくらいはしごしたり、可愛い生地買ったり、アイス食べたりしてお部屋に遊びに行ったら、前に行った時は引っ越し直後だったお部屋が家具もいろいろ揃って過ごしやすそうになっていた。色んな話をしながら、日本映画をいっぱい観てるアケミちゃんに最近観たという「神童」を強くすすめられる。夜になって外でご飯食べようつって部屋を出る時になって、1日バッグに引っ掛けてたはずのカーディガンが無くなっていることに気づく。自分の服を遊んでるうちになくすなんて、子供か。ご飯はステーキ屋。ステーキとハンバーグととり肉の焼いたのがどーん!と出てきて凄いセット。アケミちゃんは途中でギヴアップしたけど「肉好きの根性を見せてやる!」と私は肉は全部食べた。好きな食べ物はと聞かれたら肉と答えています。



映画「めがね」のサイトができてるよと教えてもらったんですけど、9月公開だそう。楽しみ。



2007年05月26日(土) 警告

仕事後、図書館。土曜は7時までなので急いでぱぱっと目に付いたのを。

・「熊の敷石」堀江敏幸
・「マンガの力」夏目房之介
・「マンガに人生を学んで何が悪い?」夏目房之介

帰る時エレベーターのとこに、4月から本を返すのが遅い人は貸し出ししないとか予約が出来ない等の利用制限をします、っていう貼り紙が。通常2週間で返却しないといけないんですが、私、2週間で返したことなどありません。日本代表レベルでルールが守れない大人です。どうしよう。2週間後に返すつもりがないのを前提に、人気のある新刊など借りてません。なので、督促メールがくることもほぼなかったので、安心して1ヶ月くらい平気で借りてたりしたら、この貼り紙。因に、地元の図書館は貸出期間が3週間なんですけど、地域によって図書館のルールに違いがあるのはなぜなのか。

マンガといえばセガトイズが出しているミニコミっていうマンガの豆本シリーズがとっても気になります。とても良くできてるようにも見えますけど、夏目房之介さんからするとこういうのは邪道でしょうか。私の場合、視力がいいのでこんくらい小さくても大丈夫な気もしますが。





DVD-ROMよりも、紙の質感ていうか、マンガ読んでる感じでいうならいいような気もします。モニター見てるより全然いいはず。



2007年05月25日(金) 朝ご飯

お客さんが美味しいから行ってみてと興奮気味に話してたので、同僚と仕事帰りに丸の内の方まで歩いてPAULってパン屋にパンを買いに行く。いつもはコレドのメゾンカイザーですが、こちらはフランスのパン屋。2種類買って帰ったけど両方美味しかった。自分で選んでトレーに乗っけていくメゾンカイザーに比べて、カウンターの向こう側にいるお店の人に1つ1つ頼むので少し面倒です。最近は日本橋の高島屋に入ってるイタリアのPECKってお店で買ったパンも美味しかった。PECKはパンだけじゃなくてお惣菜とかハムとかチーズも売っていて、少しづつ美味しいのを見つけたいところ。ドイツ、イタリア、フランスと来て、どこも少しづつ違って、種類の豊富さとか好みではイタリアのPECKが今のところ気になります。



東京駅のPAULはカフェも併設されてて、ご飯も食べられます。ショップカード見たら、全国に支店が。北千住の丸井の地下にもあるって。丸の内まで歩くより北千住に寄り道した方が楽に行けそう。

本屋でフィガロのパリのお惣菜特集も調子に乗って買った。一応老舗のお惣菜メニューのレシピが載っていたりするんですが、材料揃えるだけでも大変そう。日本にあるものでそれらしく作ってみても美味しそうだけど。



2007年05月24日(木) パラレルシンクロナイズドランダムネス

休日。お昼頃家を出て、渋谷シネマライズで「恋愛睡眠のすすめ」観る。観ながらも主演の2人がガエル・ガルシア・ベルナルとシャルロット・ゲンズブールじゃなくて、もっと地味にいい感じの2人だったらと思ったりもした。誰だったらピッタリかなあと考えてるうちにストーリーは完全に夢と現の間を行き来し始めてまたもやわけの分からない方へ突っ走っていくものの、それ自体はこの監督の十八番であるのでかまやしないんですが、この2人かってポイントに最後までなんか引っかかるのでした。同じくらい有名でも、もっと若い2人なら良かったかも。でもシャルロットの部屋がすごく可愛らしい部屋でその部屋のシーンになる度に話そっちのけで部屋の中が気になりました。床に敷いてあるのとか机まわり。

銀座線で表参道まで乗って、歩いてワタリウム美術館で「ブルーノ・タウト展 アルプス建築から桂離宮へ」。会場のカーペットや壁の塗料までこだわった展示。でも年表とか書簡の展示が多く、本を読んでるような気分に。平日だからか年配の人も多く、椅子に座りながら読んでるおじいさんもいた。そのまま表参道まで戻って、ナディフ行ったら、店内がセールっぽくなってた。帰ってきてから知ったけど閉店するらしいです。年内にかたちをかえて開店とのこと。どうやら恵比寿に移転ということになるみたい。



パラレルシンクロナイズドランダムネス。これを乗り越えて関係を深めたいと思う誰かとは、夢でも現実でもうまくいけばいいのにと思います。



2007年05月23日(水) 「To Each His Own Cinema」

カンヌ映画祭60周年記念で世界の監督35人による短編作品が企画されたそうです。

Theodoros Angelopoulos
Olivier Assayas
Bille August
Jane Campion
Youssef Chahine
Kaige Chen
Michael Cimino
Ethan Coen
Joel Coen
David Cronenberg
Jean-Pierre Dardenne
Luc Dardenne
Manoel de Oliveira
Raymond Depardon
Amos Gitai
Alejandro Gonzalez Inarritu
Hsiao-hsien Hou
Aki Kaurismaki
Abbas Kiarostami
Takeshi Kitano
Andrei Konchalovsky
Claude Lelouch
Ken Loach
Nanni Moretti
Roman Polanski
Raoul Ruiz
Walter Salles
Elia Suleiman
Ming-liang Tsai
Gus Van Sant
Lars von Trier
Wim Wenders
Yimou Zhang
Atom Egoyan
Kar Wai Wong

以上がカンヌが選んだ35人の世界の映画監督さんたちです。コーエン兄弟とか、ダルデンヌ兄弟も頭数はべつで数えられてるようなので、作品としては33作品、それぞれ3分間の短編作品だそうです。テーマは「劇場」。こうして見ると、いても良さそうな人がけっこう足りないような気も。エミール・クストリッツァなんて今年出品もしてるし、オファーはあったけど無理だったのかな。べつの企画には参加してたことを考えると、ジャームッシュとか、ビクトル・エリセとか。そんな中、女性監督は1人だけ。まあそんなもんか。まとめて座らせて記者会見してたのは圧巻でしたけど、ロマン・ポランスキーがいてビックリした。たしかにリストにも入っている。



北野、アッバス・キアロスタミ、ヴェンダース、右の人は誰か知りません。



2007年05月22日(火) 「あなたの寝顔をなでてみる」

セクシーボイスアンドロボが今回のは立てこもり事件の内容だったため、放送自粛、急遽2話目を再放送ということに。仏像のかたちに掘られたフランスパン。さくら餅。

ここ何日かは通勤しながらずっとwilcoのアルバム聴いてます。ジム・オルークがプロデュースって聞いた気がしたんですけど、アレンジで参加したみたいで、wilcoのセルフプロデュースでした。



お友達から初夏の便り。



2007年05月21日(月) アディダス派

先行予約に外れてどうなることかと思われた、zazen boysの6月の野音も無事にチケットを取っていただき、7月には小谷美紗子さんのワンマンがリキッドで、そのあと珍しいキノコ舞踊団の公演も。楽しみなのが色々です。今年はフジロック行かないので、サマーソニックの日曜のほうに行ければなと思うんですけど、ダイナソーJrだけ土曜なのかよ。日曜はいろいろ楽しそうです。コーネリアスのライヴも観れてないし、djシャドウとカットケミスト、unkleも。ソニックステージっていうのが凄いことに。シンディー・ローパー、コーネリアス、ペット・ショップ・ボーイズって流れです。ちゃっかりブライト・アイズもいる。観たいなあ。



この映画(←音出ます)すっごい気になるじゃんか!レイトショーかー。



2007年05月20日(日) into the void

休日。夜はまたナインインチネイルズのライブです。wilcoの新譜は前のアルバムのツアー(ライブが観れたわけじゃないんだけど、素晴らしいライブアルバムが出たので聴けました)の流れでこれが出来たのがすごく感じられるアルバムで、とても良かった。ここまでの何枚かみたいな音響っぽさから少し離れた歌もの。気心知れた人たちと、思いのままって感じの素晴らしい演奏。

studio coastへ。遅れて会場に入ったのでライブ始まってからうろちょろして結局下のフロアで観る。昨日追加公演分があったはずなので、3夜連続ライブの3日目のはずなのに勢いが変わってなくて凄い。一昨日のライブの前日がトレント・レズナーさんのお誕生日で、一昨日は会場からお誕生日の歌が沸き起こってて、けっこう嬉しそうに「ありがとう。29歳になりました。」と真顔で冗談言ってましたけど。どう見積もっても40代なのに、あんた偉いよと妙なところでも感心したり。初日とは少しづつセットリストが変わっていた。アクセントになるような曲はそのまま。そう考えたらfragileからもけっこうやった。両日ともアンコールなし。今日も素晴らしい音でドキドキしました。やっぱり自分がどうしても嫌いになれない音の象徴みたいなライブで、久しぶりに懐かしいような嬉しい気分に。



1人でやってるので解散も再結成もなくここまで来ましたが、この人だけ現役で残るなんて思いもしませんでした。こんな病み気味の時代でさえ、やってる音楽はとても分かりやすかったし、今もそれは変わってない。レコードは確実に売るし、ツアーが始まれば、若いバンドにはとても出せないような音を聴かせてくれる。すごいなあ。次はぜひ内向的なのお願いしたいです。



2007年05月19日(土) sky blue sky

仕事帰り、銀座。HMVでwilcoの新譜、sea and cakeの新譜、小谷美紗子さんのシングル。wilcoの新譜出ることは知ってたんだけど、発売になったのをmさんに教えてもらって、慌てて今日買いに行った。レコード屋で働いてる人に教えてもらえるって最高だなと思う。

初夏の風物詩、カンヌ映画祭が今日から開幕。オープニング作品はウォン・カーウァイの新作。ノラ・ジョーンズとジュード・ロウ主演でニューヨークロケ、音楽ライ・クーダーだって。誰になりたいんだ、ウォン・カーウァイ。今年はサラ・ポーリーが審査員に!審査員の人たちの記者会見みたいのを見たんだけど、英語にもフランス語にもペラッペラで対応するマギー・チャンが凄かった。しかも記者に意地悪な質問されたのか、「友人(ウォン・カーウァイ作品)を贔屓するようなことはしない」とまで言ってた。

コンペティションにはデヴィッド・フィンチャー、コーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、クストリッツァ、ハンガリーのタル・ベーラ監督の新作も。アジアは日本から一本、韓国からニ本。ウォン・カーウァイのはどこの括りになるんでしょうか。この前フローラン・ダバディがテレビでさんざん日本映画が1番優れて素晴らしいって話をしたあとで、「でも今面白いのは韓国映画のほう」と言い切ってたのを思い出します。授賞式生中継は27日、今年は日曜日か。



審査の方々。



2007年05月18日(金) black as your soul

仕事後、新木場studio coast。開演前に着いたら前座が。仮さんやサマーソニックで会った仮さんのお友達と色々話す。みんな揃って新譜をまともに聴いていない。私なんかちゃんと聴いたの1回くらいだ。

ナインインチネイルズの初来日だったfragileツアーを私は2回観たんですが、ライブを芸術だと感じた初めてのライブだったくらいの衝撃を受けたものでした。それから6年後にアルバムを出して、一昨年のサマーソニックでまた凄いライブが観れました。今回出る新譜はfragileみたいな感じに戻るかなと勝手に期待してましたら、ビックリするくらいのハイテンションで。さて困った、というのが感想でした。この、ロッキーザファイナル、みたいな不思議ハイテンションに自分は完全に乗り遅れているのでありました。

満員の会場を3人でずいぶんと前の方へ。新譜の曲に古い曲もどんどん。新譜の曲をやっても、走り込みをするスタローンが浮かぶどころか、ドキドキしている自分がいる。音が最高に素晴らしく響いて、こういうカッコいい曲だったのかーと、初めて聴くような感覚が。やっぱこの人面白いなーと改めて感動。



ちょっと病み気味だったころも好きだけど。なんか元気そうで良かったです。



2007年05月17日(木) dala hast

休日。志ん朝の本は小説とまでタイトルに入れてるくらいだけど書いてるのは親友っていう、フィクションとノンフィクションの間をいくような、なんとも言いようがないけど、他愛もない会話ならまだしも真剣な男女の会話を第三者が文字にするのって、それも他でもない友達がするのって、2人とも亡くなった人たちなら尚更ちょっと読む方もどう受け止めたらいいのかなっていう。単純に小説として読むには本当っぽさが引っかかって流せないようなことが書かれている。本当のことかどうかが引っ掛かるんじゃなくて、友達が本にしていいのかなっていうとこが。半分読んだ時点で消化不良気味。


アイス食べてふて寝。ハーゲンダッツのアズキミルク。
前に出てたアズキよりこっちのが美味しいです。



2007年05月16日(水) 志ん朝命

仕事帰りに丸善。またも!知らない間に志ん朝の本が出ている。「小説 古今亭志ん朝」サブタイトル、「芸は命、恋も命」。前に読んだ対談の中で「超モテるでしょ?」というようなことを池波正太郎に聞かれ、「ぶっちゃけ、モテます。」みたいなことを答えていた志ん朝師匠。2人ともそんな言い方してませんが。親友、金原亭伯楽という人が書き下ろしたものだそうです。「志ん朝さんの知られざる恋と死」なんて帯に書かれており、そんなの買わずにいられないじゃないか!と思い、ついでにBRUTUSの落語特集も買ってしまった。



図書館で志ん生か志ん朝のcdが並んでると聞いたやつでも借りてまた聞くという日々なのですが、そこから他の噺家のcdを借りてみようという気が、不思議なくらいおきません。ホントに志ん朝ばっかりです。自分でも落語が面白いんだか志ん朝が面白いんだか分からなくなってきています。そのために誘われても寄席に行く気にもならず、未だ寄席というものに行ったことがありません。もうどのタイミングで行けばいいのかもよく分からない始末です。



2007年05月15日(火) big questions

インタビュー。生まれて初めて受けるインタビューが13歳からの質問ですよ。ヒヤヒヤですよもう。

・中学生だったころの将来の夢
・今の仕事を選んだ理由
・中学生に望むこと

とか他にもいろいろ。それが終わってからもここぞとばかりにインタビュー以外の個人的ないろんな質問。初恋いつでした?とか、自分から告白したことありますか?とか。私にも確実にあった、そういう年頃。なんかもう、枯れ木に水をかけられたような気持ちになってきました。



私も彼氏つくろう!まずは部活のマネージャーから。



2007年05月14日(月) 左ストレート

今日から中学生がお店で働く。間を挟みながら4日働くとのこと。都内の中学生ではあるんだけど、なんと伊豆諸島のとある島、島民300人くらいとか信号ないとか中学生5人とかの島の子です。来る前にその女の子からよろしくお願いしますというような手紙が届いた。その、なんともいえないアルプスの少女ハイジさん、というか、風の谷のナウシカさん、というか、ふしぎな島のフローネさん、みたいな印象が文面から感じられていたんですけど。お店に来たのはやっぱり元気で可愛らしい女の子でした。中2だからセクシーボイスアンドロボのニコだ。

お昼ご飯が一緒になったのでいろいろ話す。彼氏が早く欲しいから、高校行ったらマネージャーになりたいんだって。将来の夢は女子アナ。今の中学校は女の子しかいないそうで、「高校に入ったら好きな人できたりするね」って言ったら、唐突に「彼氏に浮気されたら許しますか?」と聞かれた。いったいどんなシュミレーションが頭の中で展開されているというのか。そして、そんな夢いっぱいの中2女子に私、確実に大人の意見を求められてないか!?とアタフタ。そんなの今まさにそういう状況に立たされたとしても答えが出ないよー。助けて!ちなみに学校の課題のインタビューもさせてとお願いされました。



「年いくつですか?」と屈託なく聞かれ「29」と答えたら、「あ、保健の先生と一緒だ」だって。いつの間に保健の先生みたいな年になったんだっけ私。



2007年05月13日(日) family

uとお昼過ぎに品川で待ち合わせ。退院してすっかり元気になったと言うので、台湾のmが結婚したこととか、前の会社で一緒だったEさんが結婚して妊娠中だということなどを話そうとしたら、先にuに「3日前に分かったんだけど、子供ができた。」という話をされる。なんかもう私のまわりがすごいことになってきている。どうしちゃったんでしょうか。超音波の写真みたいのを見せてもらったら、そら豆みたいなちっこい点。なんかすごい。退院したばかりだし、妊娠なんて不安になるかなと思ったそうだけど、実際まだ実感もなくて、心配するよりも上の空というか常に眠いそう。妊娠すると脳にそういうポジティヴな反応みたいのがあって、気分が楽になるような作用があるそうだ。

新逗子駅から歩いて、行こうって話してた根本きこさんのお店coyaに行く。ハヤシライスとコーヒー。お店の奥が雑貨屋さんになっていて、コップも買う。逗子海岸に出てふらふらしてから、新逗子駅の前から出てるバスで鎌倉へ。ロンディーノでお茶。doisでコーヒー豆。夕方になってから江ノ電で稲村ヶ崎へ。また浜辺をふらふらしてから鎌倉に戻って前にひさこさんに教えてもらった、なると屋に入ろうとしたら材料ないと言われて断られた。ので、蕎麦屋に入って夕飯。久しぶりに海に行った。気分がいい。色んな話をした。私もいつか、子供を育てたり家庭を持ったりするのだろうか。



日曜でも江ノ島ほど人がいなくて静かな海の逗子。
ウィンドサーフィンの人たちがいっぱい。



2007年05月12日(土) 糸と針

私が担当してるお客さんが展示会をするとのことで仕事後に同僚と銀座へ。行く途中、青山フラワーマーケットで小さなお花買おうとしたら、母の日前日ってこともあってカーネーションしか売ってなくて困った。お母さんじゃないんだからカーネーションてわけにはいかず、会場の時間もあって結局手ぶらで行くことに。私が大好きな感じの素晴らしい展示会。20年前にデンマークの手工芸学校に留学していたことや、日本に帰ってきてすぐ始めた刺繍の会が今まで続いてきたこと、お店で話してただけでは知らなかったお話も色々聞けた。



いろんなことがあって、好きっていう気持ちに波があったとしても、ずっと続けずにいられないほど常に魅力を感じて興味と好奇心をもって取り組めるものがあるっていいなあと思う。



2007年05月11日(金) カクテルパーティー

朝からお昼頃まですっごい風。家に帰って髪の毛ほどいたら、髪の中から葉っぱが出てきてビックリする。

夜、スカパーでマーサ・スチュワートの「MARTHA」って番組を録画しておいたのを見る。いつも見てないんだけど、今回はマギー・ギレンホールがゲスト出演したやつだったので。カクテルパーティー(って何?私知らない)に出す食べ物を、カリスマ主婦マーサと一緒に作ってたんですけど、喋りながらさっさと自分だけ進んでいく意地悪な姑みたいなマーサに「ちゃんとついてきてね」って言われるくらい手際がおっとりしていて可愛かったです。



マギー・ギレンホールは皮膚ガンの無料検診を広める活動をしていて、それの宣伝も兼ねての出演だったみたいです。婚約直後、妊娠中っていう時期でとても幸せそうでした。



2007年05月10日(木) 小さな町

休日。夕方から目白に。びしばちゃんとご飯。見逃してたセクシーボイスアンドロボのビデオを貸してもらう。ドラマの話もいろいろ。ああいう脚本が書けるような(っていっても脚本が書きたいとかじゃなくて)、そういういい感じの大人にどうやったらなれるのかしらねって話とか。びしばちゃんがロボの松ケンはいいよねって話でつき合いたいって言ってて笑った。ロボの松ケンはみんないいって言ってて、私もいいなあと思います。犬っぽいところとか、あと、大草原の小さな家のお父さんみたいなパジャマ着てるところもいちいちいいです。



6話には白石加代子。8話、9話では小林聡美、もたいまさこ、ともさかりえのゴールデントリオが登場するというではないですか。市川実日子だけ出ないのか。「喰いタン」出てる場合じゃないだろに。



2007年05月09日(水) babel

仕事後、六本木ヒルズの映画館。レディースデーで「バベル」。カンヌやオスカーで話題にもなったし、前作の「21g」が私はいいと思ったりもしたので期待していたけど、なんとも言えない感じが。4点同時進行の話は前作よりも分かりやすい進み方をするも、やっぱりか、って感じに日本に話が移る度に、どうしようもない違和感が拭えない。菊地凛子の場合セリフがない分良かったんだけど、役所広司も他の役者も無表情で抑揚のない調子で機械が翻訳したようなセリフを話してて、空気感や間合いが正直怖い。人と人の会話が常にぎこちなく、噛み合わない。イニャリトゥ監督の日本人のイメージがこうなのか?メキシコの場面になると、途端に出てくる人たちが生き生きしてくるのでなおさら不自然さが浮き立つ。様々なシチュエーションで分かり合えない人たちが描かれていく作品の中で、皮肉なことにメキシコ人である監督もまた日本人の役者たちと分かり合えていないことを感じずにいられない。たぶん日本人の自分が観るからこんな風に感じるのだと思う。外国人から見える日本という視点でいうなら、ヨーロッパの人やアメリカ人が見ればなんてことないんだと思う。もし、日本のパートがロンドンとかフランスとかで撮影されたものだったりしたら、きっと私も何の違和感もなく素晴らしい作品だと思ったかもしれない。



レディースデーだったけど、ネットで簡単にチケットが予約できた。初めてネットでチケット予約したけどとても便利。



2007年05月08日(火) you

お昼頃、モモちゃんからメールがきてご飯に誘われる。仕事終わって銀座で会ってからどこ行くかって話になって、そこからとことこ歩いて東京駅まで出て丸の内にできた新丸ビルに行ってみることに。ゴディバのチョコレートシェイクみたいなやつとか、おしゃれなパン屋とか、惣菜とかケーキとかに浮かれた気分になり、丸の内のOLさん向けな洋服なんかを眺めてから、お腹すいたーっつってオアゾでご飯。これで新丸ビルに大きいレコード屋なんかが入ってくれれば銀座に行く用事がみんな会社のそばで済むのになあと思うんですけど、そう都合よくいかないものです。どんなもんか見たのでもうお腹いっぱいですが、ちょっとおいしいものが食べたくなったら新丸ビルにまた行ってみようかなというくらいです。

モモちゃんと色んな話。アラバキで観たソウルセットのライヴや小谷美紗子さんのライヴがとても良かったそうで羨ましい。そしてセクシーボイスアンドロボの話、結局また長々と映画の話。



愛と、勇気と、正義!



2007年05月07日(月) tea room

今日から仕事ー。地下鉄で隣に座った人が見るからにインド人ぽい感じのおじさんで、ipodの画面を見て操作しているのでこっそり覗いたら、kenny logginsの曲聴いてた。あと、私がくしゃみした3秒後くらいに、何も言わずにタクシーの運転手がエアコンを弱めてくれました。「エアコン弱くしますか?」とか一言も聞かずに、さっとやってくれたのが本当に感じが良かった。

色んな人たちがそれぞれ自分の中の好きなことやルールを大切にして、自分の考え方に従って勝手に生きてるのを垣間見ると、ホッとします。



「大丈夫。」
「は?」
「守るから。」



2007年05月06日(日) ひらいけん

連休最後の雨の日。本の整理。でも終わらず。何にもしないで連休終わっちゃったなーという話をサチコさんと。何にもしないで連休過ごすなんて、それはそれでけっこう贅沢なことだよと言ったら、私は先がもう短いからそういうこと言ってらんないの!だって。

台湾のMが、私が台湾行った時に会わせてくれた温くんと入籍したというメールが。国際結婚かー。来月日本に来るそうだ。ネーム入りの急須を送ってくれたお礼をしなきゃ。結婚のお祝いも。ホントにこの幸せブームはなんなのでしょうか。でもあの2人が夫婦なんて、なんか嬉しい。私が会った時はまだつき合ってもいなかったんだけど、すでに夫婦のような佇まいだったのを思い出す。



あれも食べたいこれも食べたいと、思い出すのはなぜか食べ物のことばかり。台湾の人となら国際結婚してもご飯が美味しいから食生活で辛くなることは絶対ないと思う。



2007年05月05日(土) ネサロ?

妹にくっついて、妹の通っているネイルサロンに。29歳にして初めてネイルサロンに行きました。爪をどうとか言うより、社会見学のような感覚です。ふっくらした深キョンみたいな可愛い女の子が担当してくれました。爪はいつも短くしてるのが好きなので、かたちを整えてもらって、飾りとかは何にも付けずに薄いオレンジみたいなコーラルピンクみたいな色を塗ってもらう。2200円也。手つきを見て学習したので、こつをつかみました。

サチコさんに見せたら、星とかお花とか描いてもらえば良かったのに、と言われた。そうだったかも。星とか、お花とか、キラキラした石とか。



シャネルのマニキュアと100円ショップのマニキュアは何が違うのだろう。使ってみれば違いが分かるのか?

今思いついたんだけど、マニキュア塗って、その上に透明の丸っこいプラスチック乗っけて、中に水入れて、爪の上にスノードーム作ったらどうだろう。流行るかな?



2007年05月04日(金) シールとボタン

スカパー、読書、落語のテープ、ご飯、布団干し、昼寝、スカパー。
連休って素敵!




2007年05月03日(木) the dull flame of desire

ほとんど車で眠っていたにもかかわらず、しかも温泉にも入ったりしてたにも関わらず、けっこう疲れているのはなぜか。連休1日目という安心感も手伝って1日中ゴロゴロして過ごす。


私が着たら気狂い扱いされるのに、この有無を言わせない似合い方は何なんだ。音楽雑誌なんかにも出てたり、あとcdの歌詞カードに出てる写真とかでも見れますが、毛糸の全身タイツみたいのが圧巻。ちょっとでも編み物とかする人には凝視せずにいられない毛糸での遊びっぷり。アレキサンダー・マックイーンとかじゃなさそう。誰による仕事か気になるところ。

i love your eyes,my dear
their splendid,sparkling fire
when suddenly you raise them so
to cast a swift embracing glace
like lightning flashing in the sky
but there's a charm that is greater still:
when my love's eyes are lowered
when all is fired by passion's kiss
and through the downcast lashes
i see the dull flame of desire

ビョークのアルバム3曲目の詩。タルコフスキーの「ストーカー」に出てくるロシアの詩人の詩を引用、とのこと。



2007年05月02日(水) volta

仕事後、妙に疲れてたんだけど無理して銀座へ。連休前に買わないとと思って、ビョークの新譜買う。ジェイソン・フォークナーが新譜出してるのを見つけたのでそれも。

ゴールデンウィークだったり、昨日と今日仕事だったり、明日からまた連休だったりしてたら、すっかりセクシーボイスアンドロボを見るのを忘れてて、ショック過ぎて気を失いそうになったよばかやろう。

仕方ないのでここまででビデオに撮っていた1話目と3話目を見てたら、見逃してた色んな細かいところがいっぱい。冷蔵庫の卵入れるとこに曜日のシールが貼ってあったとことか、ロボの一人暮らしの部屋で3人でカレー食べた時、お皿足りなくてロボだけラーメンどんぶりとコンビニとかでくれるプラスチックのスプーンで食べてるところとか、そういう細かいところがちゃんとしてて、ますますこのドラマいいなあと思って、あと毎回思うけどすごい脚本だなと思う。主演の2人がキラキラと輝いて見える。そんな風に見せてくれる言葉を得て、役者が生き生きと言葉に身を委ねてるみたいに見えるくらい。



新種のポケモンではありません。今回のアルバムもすごい。フェスとかもいいけど、このアルバムのツアーのライヴをしっかり観てみたい。



2007年05月01日(火) B-B-C

最近、中古のテレビ買ってスカパー熱が久しぶりに再燃。ペ・ドゥナの韓国ドラマ見たり、サッカー見たり、バスケ見たり、スケボー見たり、色んな映画、ドラマ、アニメ、ビデオクリップを見ています。

スカパーのCMで最近気になるのはビリーズ・ブートキャンプのDVD通販のCMです。このCM民放でも流れてるのかな。元米軍とかのこわもてなビリーに合わせて運動していると一週間かそこらで全身に筋肉がつき、腹筋も割れたりするんです。ルー・ダイヤモンド・フィリップスがそう言ってました。

先日、バスに乗っていた時に、知らないおばあさんに「ここ、どうぞ。」と席をすすめられました。車内は混んでおり、え、なんで私?と思い、「いえ、けっこうです。」と言ったんだけど、まさか下っ腹出てて妊婦と思われたんじゃ・・・という哀しい予感が拭えません。腹筋割れなくてもいいけど妊婦と思われないくらいに鍛えた方がいいような。とはいっても、すでにCMの映像見てるだけでビリーの真剣そのものの表情がおかしくて仕方ない。後ろに従えてる人たちの真剣さも笑えてくるー。ダメだ。みんなおでこに肉って書いてありそうな感じにいい筋肉がついています。それにしても「ミリタリー・プレス!」とか「エアプレーン・なんとか〜!」とか、ちょっと聖闘士星矢の必殺技の名前(ペガサス流星拳!とかそういう類いです)みたいのをコールしながらやってる様がもうたまらない。何にもしないで見てるだけでも楽しそう。



とりあえず、コーラから変えていこう。ダイエットコーラならぬ、ノーカロリーコーラ。つまり水と同じってこと?じゃ、水飲め!


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hatori [mail]