tdd diary

2006年11月30日(木) zenkei

朝になってから寝て、昼に起きて2人で近所のデニーズに行き昼ご飯。私は木曜は仕事が休みで、モモちゃんも今日は大学に行かない日。モモちゃんが大竹伸朗展に行こうかと言うので、私も行くことに。それからJRで錦糸町に出て、半蔵門線で清澄白河。「大竹伸朗 全景」展。回顧展と言われて想像するのは、ごく初期の頃の作品が色々観れたりするようなことだと思ってたんですけど、将来の夢について書いた小学生の時の作文からノートに描いた落書きのようなものに始まり、現代美術館の通路にまで敷き詰められた作品その数約2000点。とても力が入っている時代、力が抜け出した時代、時間の経過とともに作品は変化してゆき、それを通して観られたことで、普通の展示では感じられないような人の心の生々しい浮き沈みというか泣き笑いが感じられてとても良かった。88年位前後にいたたまれない感じに落ち込んだ時期が。それは作品を創るにあたってというよりは、人が生きていることで感じる悲しみとか苦しみがキャンバスを真っ黒にしている感じがして、絵を描く人じゃなくても誰にでもこういう時期があると思って観る。2人で観ていて大竹伸朗が30代前半くらいの時期で、「色んなことがある年頃だもんね」と話す。平日だったので、会場はとても空いており、自分の観たいペースで好きなように観れたし、常設展の「みんなのなかにいる私」もとても良かったので、これから行く予定のあるという方は是非常設展も観て帰られたらいいかと思われます。



駅でこのあとスパルタローカルズのライブ@c.c.レモンホールを観に行くというモモちゃんと分かれて家に帰る。



2006年11月29日(水) taste

仕事後、渋谷AXへ。久方ぶりのzazen boysのライヴです。モモちゃんと、チケットを買ってくれたモモちゃんのお友達と一緒に。大盛況の会場。けっこう前の方で観てたんですけど、何がなんだかという感じで、おばさんは大人しく後ろの方で観ることに。新曲もやって、これまでとちょっと違う感じの展開。大盛り上がりであっという間にアンコール、という感じでしたが、なぜかアンコール前に演奏した「半透明少女関係」をまたやった。「?」「???」と、ぽかんとしているのをよそについさっきやった曲で会場はお祭り騒ぎになっているんだけども、自分にはそれが寄席でいえば前座とトリのネタがかぶった、くらい興ざめで何とも言えないおいてけぼり感が。ライヴ後モモちゃんに「なぜまたやった?」と言ったら「前にもriff manを2回演奏したことがあったよね?」と言われ、そうだったと思ったけどあの時はこんな感じでなかった。

3人でご飯に。舞台の「哀しい予感」をモモちゃんも観に行くことにしたそう。お友達のHさんと私は小説の「哀しい予感」を読んでいて、加瀬亮が演じるらしき主人公の弟は話の中ではけっこう頼りがいのある高校3年生っていう設定になっていて、高校生役なのかーって話とか。その後、モモちゃんのとこに泊まりに行く。この前アケミちゃんのとこに泊まりに行った時もそうだけど、モモちゃんちにある本とかを見せてもらって、あーでもないこーでもないと色んな話をしてたら、気づいたら朝6時くらいになってた。



2006年11月28日(火) cold blood

韓国では鳥インフルエンザが流行っているという。主に鶏肉を食べに行くつもりの韓国旅行ですが、無事に帰って来れますでしょうか。生きてる鳥にはあまり近づく事もないでしょうから大丈夫かな。それよりもあんまり寒くならないでなんとか過ごしたいと思って、温かい衣類など買ったりしています。前に台湾行った時は、自分は暑さにだけは強いと思っていたんですけど、生まれて初めて暑くて眠れないという熱帯夜を体験し、自分の部屋で眠りたいと思って、半ばホームシックの精神状態で半泣きでしたけども。今回それの寒い方バージョンてことにはならないように、暑いのはホントにどうにもなりませんが、寒いのは自分のコントロールである程度どうにかなるし、準備を怠らないようにしないと。女4人のズッコケ旅行ですが、自分が1番若手なので寒くて半泣きっていうのは避けたい。


両親と、おじさんと、おじさんの犬と一緒におさんぽ。



2006年11月27日(月) 東京タワー

今さらだけど映画版の「東京タワー」は松岡錠司が監督すると今日知って、観てみたいと思うようになった。キャストも気になる。脚本は松尾スズキ。
この前放送されたドラマ版はちゃんと通して見なかった。しかも連続ドラマ版もできるようで、リリー役は首を傾げずにいられない、速水もこみち。オカンに倍賞美津子、オトンに泉谷しげる、だそうですが、なんだかなー。出尽くしたところできっと松岡錠司監督が、いい映画作ってくれることに期待。ちなみに映画版リリーはオダギリジョー。オカン樹木希林、オトン小林薫。キャストもいいなあと思う。



こちらは墨田区の業平橋に建設が決まった第2東京タワーです。浅草で暮すことになれば、さぞかしよく見えそうな場所。手前に流れるのは隅田川です。ちなみにこんな青々とした川ではありません。

急な話ですが、明後日29日水曜日の渋谷AXで行われるZAZEN BOYSのライヴのチケットが1枚余っています。お時間あるという方は連絡下さい。ライヴは7時スタートです。



2006年11月26日(日) pindot

お昼過ぎに日比谷。アケミちゃんに誘ってもらって周防監督の11年ぶりの新作「それでもボクはやってない」の試写会へ。痴漢で逮捕された主人公が示談を拒否して無罪を主張し、起訴されて裁判〜判決というストーリー。上映前に周防監督の挨拶があって、日本の司法、裁判制度に対する怒りからこの映画製作は始まったという話、映画の完成した今も傍聴に出かけたりしていて、裁判に関する映画を作ることを自分のライフワークにしていきたいと話した。最後に誰でも行けるから、裁判の傍聴に1度行ってみて下さい、とも。毎日満員電車で通勤する男の人だったら、他人事と思えないような、ちょっとした誤解とタイミングがきっかけで、突然これまでの生活がめちゃくちゃにされてしまう。見終わってアケミちゃんとも話してたけど、痴漢に限らず何かの誤解とかトラブルに巻き込まれたら、こんなに話を聞いてくれない人たちに簡単に犯罪者にされてしまうものだと思うとすごく怖いなと思う。松本サリン事件を扱った「日本の黒い夏」という作品を思い出した。



前から行きたかったpindotに。そのあとご飯買ってアケミちゃんの新しい部屋に遊びに行く。よくこんな部屋!と思うくらいすっきりと可愛らしい部屋。収納もいっぱいで便利そう。まだ開いてない段ボールがあったので、みんな片付いたらまた遊びに行くことに。部屋探すのに参考にしたいようなことを聞いたり色々話す。「さっき笑ってた時にボタンとれたー。」つって裁縫箱を出してきているのを見たり、買おうと思ってるソファを見せてもらったり、なんだか同い年の友達がきちんと自分で生活してるのを見ると励まされるなあと思って帰る。そんなアケミちゃんは、明日「のだめカンタービレ」にエキストラ出演してくるそうだ。



2006年11月25日(土) not now

仕事帰り、銀座へ。AIGLEでダウン見ようと思ったらお店でそういうダウンは扱ってないと言われた。ネットで見たやつって特徴を説明したんだけど、店員2人いて2人ともがそういうの知らないって感じの反応。一瞬メーカー間違えたかなとか、夢だったのかなとか、自分自身がおぼつかなくなってきて、「また来てみます」と力なくうなだれながら隣のHMVでcd4枚買う。帰って気がついたけど全部bから始まるバンド。ブックファーストにも寄って「りんこ日記2」とウディ・アレンの「漂う電球」って本。表紙イラスト、白根ゆたんぽさん。あとじゃがいもの重ね焼きが美味しそうで買った「暮しの手帖」。ドイツのクリスマス菓子シュトーレンの詳しい作り方も載ってたのを見てて改めてシュトーレンをあんまり好きじゃない理由を自覚する。食べ物に好き嫌いはあまりないけど、シナモンとレーズンは自分から好んで食べません。この2つがこれでもか!とばかりに練りこまれているお菓子なら好きになるわけないなあと。でもお客さんで毎年大きなシュトーレンをお歳暮でお店に送ってくる人がいるので、2年前から毎年1度は食べています。


i started a joke, which started the whole world crying,
but I didn't see that the joke was on me, oh no.

i started to cry, which started the whole world laughing,
oh, if I'd only seen that the joke was on me.

i looked at the skies, running my hands over my eyes,
and i fell out of bed, hurting my head from things that i'd said.

til i finally died, which started the whole world living,
oh, if i'd only seen that the joke was on me.



2006年11月24日(金) 水辺

職場でミーティングみたいなやつ。普段から在庫管理とか発注とか実務的なことに一切関わっていなくて横で見てるだけみたいな人ほど、大雑把に全体を把握してるような事を周りにアピールしたがり、にも関わらず聞いたところでなにか打開策を提案するわけでもないのに具体的な数字を出せみたいなことを平然と言ってしまえる人の鬱陶しさに加え、私は途中からトイレに行きたくなり、全く困ったその人のナンセンスなアピールに1時間で終わるはずのミーティングをさらに30分もつき合わされてほとほとくたびれた。危うく膀胱にトラブルを抱えることになるかと思いました。こんな風に調子のいい人が根拠のない軽はずみな発言をしたりして、それに会社が乗り気になったりした暁には会社なんて簡単につぶれるな、と苛立ちも相まって思う。こういう状況につき合わされてもイライラしないで、言いたい人には好きなように言わせておくっていう対応が無理なくできる大人になりたい。関係ないけど、トイレに行きたいと言いたいんだけどなんとなく言えない状況な時って、三十路手前のような歳になった今も子どもみたいな心細い気持ちになるのは何故か。

もー嫌だ!と帰り道でべつの同僚に話したら、楽に、というかどうでもよくなった。地元の本屋でkunel買ったらまたトーベ・ヤンソン特集。死んだ人の暮しぶりについてこんなに何度も何度も色んなところで取り上げられて、そのうちきっとトーベ・ヤンソンの亡霊が来日して、「もう放っといて」と言いに化けて出るんじゃないだろか。



ここ最近は「芋たこなんきん」の隆くんが可愛すぎて和みます。「なんとかライダー!見参!」って真剣な顔でポーズとるたびに和むっていうか、これが本当の「萌えー」って気持ちなのでは?と思います。泣いてるとこも可愛い。



2006年11月23日(木) 椿

休日。祝日だったので、妹が久しぶりに家に来る。サチコさんと電気屋でキャノンのでっかいプリンタを買ってきた。まだ機能を色々試してないけど、携帯のminiSDカードを入れたり、デジカメのメモリーカードをそのまま入れられて、プリンタのモニタで選んでプリントなど出来て感動。スキャナも搭載されており、パソコンを繋げなくても単独でカラーコピーなどもできるみたい。すごいぞキャノン。ネットにアップすれば、私のパソコンで作ったものもプリントアウトできるので、来年頭くらいに向けて超久しぶりのフリーペーパーも製作できそうです。

最後に桑田にも「アルゴリズム体操」をしてからアメリカ行ってほしかったな。頑張れ桑田。

妹に映画「プラダを着た悪魔」がどんなに面白かったかについて力説される。そんなにいいなら観に行こうかなー。あと12月1週目の目黒シネマのラインナップが、観たかった「ローズ・イン・タイドランド」と、黒沢清監督の「ロフト」の2本立て。これはぜひ行きたい。



ロバート・アルトマン監督が亡くなり、灰谷健次郎も亡くなった。



2006年11月22日(水) Amputechture

仕事後zepp tokyo。昨年フジロック以来となります、the mars voltaのライヴへ。本気かよ、と思っていましたが、(仮)さんはマジでK区からチャリでzeppまで来た。あー面白い。

そしてライヴですが、やっぱり強烈すぎたドラマーの脱退(というか、解雇だったようです)は私にとっては少なからず残念な感じもありつつ、それでも新しい人(もう2人目だそうです)もかなり頑張っていたんだけども。ライヴ後に(仮)さんとも話していましたが、このバンドに関しては来日する度にメンバーが前回と同じだった試しがほとんどないんですね。最初来た時なんかメンバーに女の子もいたもんね、とか。とはいえ最後に観た時はドラムから目が離せない感じだったのに対して、今日はオマーのギターから目が離せない感じで、オマーの凄さに今さらやっと気づいた次第でした。ここっていう演奏の締めはオマーから出ており、前に観た時よりも1曲1曲が締まって、まとまり良く聴きやすい印象。ベースもドラムをフォローする感じに良かったし、ギター、ギター、ベースで、もう1人のギターはどこどこー?と思ってたら、ギターの音じゃなくてセドリックの声だったよ、てな感じで孤高のバンドはやっぱり面白いのだった。



終わってから(仮)さんとご飯。「U2来るね」とか、この人とは共通のキーワードでどこまでも笑えるネタがあり過ぎて可笑しい。フーファイターズが武道館だよと言われ、行くつもりなかったけど、行こうかなと思ったり。来年にはtoolが来るみたい。今年のサマーソニックに行ってないので、これは行く、と2人で。



2006年11月21日(火) still

夜、ガイアの夜明けでフリーペーパー特集。高速で配布するハイウェイウォーカーっていうフリーペーパーを作っている人が、以前関西ウォーカーを作ってた時に読者から届いた手紙をいつも持ってるって話をしていた。先週、私もお客さんから手紙を貰った。色んなやりとりの末に作り上げた作品の写真を一緒に送ってくれて、手紙には作り始めてから完成するまでの間に起きた個人的な悲しい出来事と、それを踏まえてどな気持ちで作り上げたかがとても控えめでもストレートに綴られていた。返事を書くまでに色々考えたけど、自分の未熟さや言葉の足りなさについて開き直ることなく、それでも本当に感じていることを書くことが自分の最低限と思って書いた。言葉の豊かな人の本を読むと本当に感銘を受けるし心から憧れるけど、とはいっても自分の使う言葉が自分の身の丈を離れても違うと思う。



フリーペーパーの代表みたいな感じでR25とか最近出たL25(配布日がオリーブと同じ)が大きく紹介されていましたが、私の場合木曜日は仕事が休みでR25をあんまりちゃんと見れていません。最近になって毎号貰うようになったのは東京電力が月1で発行しているフリーペーパー「Graph TEPCO」です。内容はすべてこのページで見れるようになっています。コンビニとかで普通においてあります。



2006年11月20日(月) drop

のだめに達彦ー!さすが「音楽を忘れるなー!」と叫んでいた達彦。マスミちゃん役のコも「初恋」で宮崎あおいちゃんと共演してたし、千秋様役の玉木宏もあおいちゃんとなんか映画やってたし、挙げ句の果てに達彦、それも現代版の達彦が出てきて、もうなんであおいちゃんがここにいないのってくらいの展開になってきています。「のだめカンタービレ」はマンガを全く読んだことがないんですけど、マンガの方にもマングースの着ぐるみは出てくるのかな。あれかわいかったー。



2006年11月19日(日) separation

夜、テレビで「デイアフタートゥモロー」観る。怖い。昨日結局やっぱり眠れずに観てた「ソウ」なんかより全然怖い。生きてる間に氷河期になりませんように。ジェイク・ギレンホールはとても頑張っていたけど、顔全体から「とりあえずこいつは死ななそう」なオーラを発しており、ハリウッド映画の主人公をつとめる役者に必要な何かをもう持ってるような雰囲気だった。それにしても父親が同僚の命を犠牲にしてまで息子を探してニューヨークに向かうことになんの意味があったのかよく分かりませんが、電気もガスも水も止まって、もちろん携帯電話など繋がらない災害が起きた時に、自分がどれくらいの知恵と判断力をもっているかと考えると、生き残れる気がまったくしません。ほんの3日くらいで氷河期になることはなくても、この30〜40年でじわじわとこんな感じになっていくのかなと思ったり。途上国の生活が豊かになっていけばあっと言う間に環境とかも変わりそう。


あんたたち別れたはずじゃ、、、でも仲良さそう。良きかな。



2006年11月18日(土) on the water / off the water

仕事後、同僚とゲルマニウム。1日すごく寒かったのに汗がだらだら流れてホントに不思議。そして気分もすっきり。今週はなんだかよく眠れない日々が続いていたので、家帰ったら明日の昼までずーっと寝てようと思って、でも結局そうはならなかったんだけど、そう考えながら帰る時の気持ちはちょっと幸せなものだ。「水辺にて」は最初の20ページくらい読んで、なんだかこのままさっと読み終わるのがもったいないと思うくらいで、もともと本を読むペースが遅いのに、わざとゆっくり読んだりしている。豊かな日本語の本当の魅力を感じて、この人もそうだし須賀敦子さんとかもそうだけど、日本語以外の言葉ができる人が日本語で書いてるからなのか、日本にいただけではそういう言葉の繋ぎ方とか全体的な流れにならないようなところに独特のリズムみたいなものがある感じというか、なんていうかとにかくとっても魅力的なのだ。



2006年11月17日(金) マカロニ

仕事後、渋谷へ。モモちゃんとご飯。特に連絡したりしてなかったけど、モモちゃんもzazen boysのライヴのチケットは取っているって。先にHMVの中にオープンした青山ブックセンターを覗きに行く。梨木香歩さんの新刊「水辺にて」が出ていた。しかも表紙に星野道夫さんの写真が使われていて、嬉しくなって買う。モモちゃんも本を買ってたら、レジのとこにいた女の子が大学の後輩だったみたいで2人がちょっと話してる間横にいたんだけど、2人して敬語で話してた。それをご飯食べながら指摘したら、話の合う後輩なんだけどなぜかお互いに敬語で話すらしい。不思議だけどとても感じが良かった。その後、女の子がなぜか1人だけで賄っているカフェに寄り、きなこのシフォンケーキと抹茶ミルク。近況とかを色々話しながら、今年観た映画で面白かったのを話したりしてて、「君とボクの虹色の世界」は良かったよねって話になり、DVDがもう出てると教えてもらう。話をしながら夏以降くらいで色々観ようと思ってて気がついたら上映が終わってた映画がけっこうあるなあと思う。ウディ・アレンの「マッチ・ポイント」も「ローズ・イン・タイドランド」も「サム・サッカー」も。地道にレンタルでもして観ていこう。帰りにまたHMVに寄って「君とボクの虹色の世界」のDVD買う。「エリザベスタウン」のDVDも1500円とかだったので一緒に。



ミランダ・ジュライがポール・オースターと嫁のシリ・ハストヴェットとともに脚本に参加した作品「赤い部屋の恋人」もまだ観てない。主演はマギー・ギレンホールの夫のピーター・サースガード。



2006年11月16日(木) light it up forever

休日。スタジオパークに出ていたかたせ梨乃の話がいちいちためになる感じで、姉さんと呼びたいくらい。クローズアップ現代には来日しているクリント・イーストウッドがまたいい感じで先生と呼ばせてほしいくらい。なーんかNHKばっか見てるみたいだけど実際見てる。

昨日映画館で予告を見た「イカとクジラ」がmanzaさんもたしか良かったとおっしゃってたので楽しみ。製作がウェス・アンダーソン。

図書館で借りてきたjohnny cashのアルバムに「i see a darkness」というbonnie'prince'billyの曲をカバーしているのがあって、本人もコーラスで参加している。これが聴きたくて借りたんだけど、johnny cashが歌うとまたとても重みを増してすごい曲になっていた。

インターネットで色々見てて、マギー・ギレンホールが女の子を出産したことと、セバドーが再結成したことを知りました。



i'll be what i am



2006年11月15日(水) カポーティ

仕事帰り、日比谷へ。レディースデーで「カポーティ」観る。品良く抑えられた感じの頭の良さそうな感じの脚本と、考え抜かれた感じにセンスのいい映像。フィリップ・シーモア・ホフマンもいちいち上手くて良かった。

作品を書くために取材をしようとする作家と、その取材対象である一家4人を殺した殺人者という関係が、取材をしていくうちに自分がこれまで誰とも分かち合うことがなかった過去と重なるものをお互いが抱えていることを感じ、そこからカポーティの苦悩が始まる。自分の苦しみを共有できる人間だと感じたり、自分の作品の為に相手を利用しているような複雑な感情があったり。例えば人と話していて「この人は自分だ」と感じることなど、一生に一度あるかないかかもしれない。その人の苦しみや闇を自分の中にも見いだせる。でもそこに自分のノンフィクション作品を完成させて世に出したいという冷静な作家の視点も同時に持ち合わせる複雑な心境を、フィリップ・シーモア・ホフマンはとても上手く演じていた。刑務所の中で2人で話しているシーンで印象的だったのは、何度も取材を重ねて自分も同じような過去を持っていると話したことで、2人の関係の何かが変わり、親し気にペリー・スミスから話をされた時のカポーティの苛立った感じのシーン。あくまで取材対象であり犯罪者と見なして接していたはずが、肩を並べて話をしていることにふと気づいて急に苛つき出す。その距離感みたいなものとかが本当に上手いなあと思う。こういうことはこの2人に限らずよくある。とても親しみを感じていた人に急に踏み込まれた感じの事を言われて苛つくようなこと。人と人としての愛憎みたいなものに加えて、作品を書いて成功したい欲や殺人者であるペリー・スミスが死刑になるということが複雑に絡んで、カポーティは苦しみ続ける。カポーティの彼氏役でアトム・エゴヤンの作品によく出てくる人が。あと、スパイク・ジョーンズの作品でいつも出てきて怖い顔って思ってたキャサリン・キーナーがとっても優しい顔のカポーティの友人として出てきて、またとても良かった。



2006年11月14日(火) i see a darkness

仕事帰りに図書館。

・「黄金餅、へっつい幽霊」古今亭志ん生(cd)
・「american ?:solitary man」johnny cash(cd)
・「遠い朝の本たち」須賀敦子
・「しずかに流れるみどりの川」ユベール・マンガレリ
・「木かげの家の小人たち」いぬいとみこ

「木かげの家の小人たち」は梨木香歩が子どもの頃好きだった本の中であげていた本。これのほかにあと佐藤さとるの「てのひら島はどこにある」という本も探したんだけど、今日は見つからず。

もう冬の入りかけといった今日この頃ですが、日本橋図書館の中は行くといつも夏っぽい感じがしています。複合施設の5階と6階が図書館なんですが、地下に温水プールがあり、建物全体にプールの塩素の匂いが漂っているからです。今日は初めて6階のフロアをゆっくり見た。6階は児童図書のフロアで、見てる間中見渡す限りだーれもいなくて私ひとり。私の仕事帰りで立ち寄る時間だと、子どもはみんな帰ったあとみたいで館内に子どもはいない。しーんとしてて、小学校の放課後の図書室を思い出す。


佐藤さとるの本はいろいろあって、とりあえず「てのひら島はどこにある」を読んでみてから他のも読んでいこうかと思う。高山なおみさんが「日々ごはん」の中で書いてたのもこの人のコロボックルシリーズの本のこと。



2006年11月13日(月) colors

韓国の冬は相当寒いとのことで、自分はちょっと甘く見てたなと思いつつ、ダウン選び。韓国で暮らすわけではないので、旅行先だけじゃなくて普段も使える薄手のダウンを買うつもりでいましたが、ちょっとオシャレな薄手を買ったばかりに結局けっこう寒いと感じるのもバカバカしいなと思い、わりとしっかりしたダウンを探していました。世の中はモンクレー大流行のようですが、我が家にはサチコさんが20年くらい前に購入したモンクレーのダウンジャケットがあり、薄いグレーという色が悪かった、見事に変色しています。これ今買ったら5〜6万くらいしそうです。とはいえ、私にはそんな資金力もないので今のところの候補がこれ↓です。


今持ってるゴアテックスのジャケットもここのですが、フランスのアウトドアメーカーAIGLEのダウン、31500円也。11月下旬発売とのこと。通勤なんかではかさばりそうですけども、これさえあれば「寒さってなあに?」くらいの勢いで冬を過ごせるのではないか?と思うと、多少のボリュームは致し方ないと思えそうです。それくらい寒いのが苦手です。これは男女兼用のモデル。レディース向けのものもありますが、なんでかどこのメーカーもレディースのダウンジャケットは腰のところがくびれたデザインで好きじゃありません。カーキっぽい色や明るめのブルーもありますが、長く使えるのはこの色かも。げんにゴアテックスのジャケットは山で遭難しても発見されやすいように(って、どんな状況の想定だよ)ド派手なキミドリ色にしてしまったばっかりに、年齢を重ねるごとに着るのが辛くなってきているのです。っていうか、始めからまったく似合ってないのな、キミドリ色が!若かった、自分。



2006年11月12日(日) 全体を大きく見る力

NHKスペシャルでやっていたマリナーズの城島の番組が良かった。長谷川が野球解説のような感じで合間に城島についての話をしていたのも分かりやすくて良かった。スポーツ、それも特に勝ち負けの分かれるスポーツは、プレーヤーの個性が一挙手一投足に出てくるのが本当に面白い。ゲームにルールがあることで、様々な状況下で起こる全ての局面に、人の心がむき出しで見えてくる。ここ一番というところで自分を通そうとする人、自分を抑えようとする人、他人を頼る人、自分しか頼らない人、本当に面白い。同じスポーツを子どもの頃からやって来た大人達同士が、野球というものを右から見てきた者、左から見てきた者、自分と違う考え方をする人間と向き合っている。

夜はアーカイブスで熊田千佳慕さんのドキュメンタリー。熊田さんの「ファーブル昆虫記の虫たち」という絵本のシリーズがあり、そのファーブルの生物画を描いているところなど。昆虫を描くのは動いているところをじっくり観察するところから始まる。雨が降っていなければいつも近所を散歩して虫を観察している。今の熊田さんは94歳。この番組の時でも80歳の熊田さんが、いきなり道ばたにペタっと寝転がって、虫をずーっと見ている。「ふんふん」「そうそう」「へへへ」と独り言も言っている。その中でカマキリが共食いしているところを熊田さんが見つける。産後の雌が雄をというのでなく、年寄りのカマキリが若いカマキリを食べていた。熊田さんは「かわいそうだ、はなしてやれよ」と言って本当に悲しそうな顔をしていた。11時間ご飯食べるのも忘れて描き続けることもある。描きながら自分が虫であると思うと言う。



ご飯も忘れて熱中できるような自分だけの楽しみが、最近楽しめていないと感じられることが多い。また楽しいと思えるようになりますように。



2006年11月11日(土) 明日からではなく

朝からminaの注文が入って張り切る。お客さんや取引先の好みでやる気になったりならなかったりするのはどうかと思うけど、張り切る分にはいい。張り切るといえば大阪のOさんに仕事のことで電話した。先日Uと一緒にOさん宛にお礼の手紙を送ったのでそのお礼を言われた。送った鉛筆とかはまだほんの一部で、まだ送るからかしこまってお礼しないでいいからとも言われた。ただ物を貰ってお礼を言うということのほかに、何か伝えないとと思ったけど上手く言えなかった。ここのところ、そんなことばかりだ。自分の言葉の力が足りないのではない。自分の中身が足りてなくてのことだ。とても情けない。



仕事を終えて家に帰って8時頃、たけしと爆笑問題がやっていた教育の番組の生放送を見ていて、一瞬たりとも教育というテーマを意識できない内容に、両者とも嫌いじゃないのにどうにも見ていられなくなった。6時間の生放送にしては準備足りてないのか、そもそも製作側がテーマについて考え切れてない感がそこかしこに。私が見ていた1時間くらい、教育がテーマなわりに子どもが何か発言する場面は出てこなかった。企画は前から用意されていたものだったにしても、ここ1〜2週間で子どもと教育というテーマを扱うことに、センシティヴにならざるを得ない状況が続いていることに対するビビリが番組全体をおおっていて、気味の悪い雰囲気だった。子どもの事を分かってやれない大人が苦笑いしてるみたいな番組になってて皮肉なもんだなと思う。

そのままサチコさんが見始めたNHKのドラマ「ウォーカーズ」を見る。四国遍路をする人々のドラマで、歩いているシーンが多い。歩いている間、サーとかシャリーンとかポコポコとか、歩いてる人間が無意識でいる時に聞くともなく聞こえているような音がする。音楽を担当しているのが細野晴臣さん。本人が一瞬だけお遍路さんの格好で出ていた。来週も見ようと思う。



2006年11月10日(金) ブルーバード

さっそくmさんからメールが。wilcoのカレンダー欲しいとのこと。これ自分も欲しいって方は今月中にご連絡下さい。って私とmさんだけなんじゃ?っていう感じがしてますが、他にもいらしたら。私がまとめて買いますんで。

たけしさんから教えてもらったチャリ映画フェス、これは明日、明後日でやってるみたいです。どれも面白そうです。



外に出てペダルをこいでるだけで、どんどん景色も変わるし、何も考えなくてもどんどん色んなとこに行けてしまって、車ほど慎重にならなくてもよくって、気分がいいもんです。なのでそういう映像を観るのもきっととても楽しかろうと思うし、ストーリー性を持ち込んで、いい映像も撮れそうだなあと思います。

初めて自転車に乗れるようになったのは5歳くらいの時だったと思います。団地の道で補助輪を外してサチコさんと練習しましたが、その日のうちに乗れるようになりました。車と違って不思議な事に何年ブランクがあってもチャリンコはちゃんと乗れるものです。スキーとかスケートもそうかも。



2006年11月09日(木) パン焼き

昨日はレディースデーで「カポーティ」観に行こうと思っていたんだけど、眠くて寝そうだったので、シャンテに電話したら今月下旬まで公開予定だそうなので、来週にした。今日は休日だったので買い物に行きたかったけど、それも来週に。芋たこなんきん見て、テレビで「恋におちたシェイクスピア」やってたので見ながらベーグルを8個焼いて1個食べる。



韓国に行っても寒くないようにダウンを買おうと思っていたんだけどivyで出てたジャケットが可愛いなあと思ったり。でもダウンにしようと思って色々ネットで調べてたんだけど、結局関係ない自転車のサイト見る。韓国ではキールの直営店に行けそうなので、メガネはやめて色々欲しいのを見たり。



2006年11月08日(水) 便り

お昼休みで見たいいともで、タモリが柳川の話。柳川は本当にいいところだ、父親が柳川だったんだよって。川下りいいよねーとか。修学旅行で行った柳川の川下りの話を職場の人にしたばかりだったので、そうそうって思う。

そのあと見た芋たこなんきんがまた良かった。このおじさんのいいところは「何か言いたそうやな」つって、すぐに町子がいつもと違うことに気づいてくれるんだけどそれだけじゃなくて、言いたいんだけどでも今は言いたくないって思って「何も言いたい事ないよ」って町子が答えた時に「別にいいけど」って言ってしつこく聞かないところです。こういう場面が今まで何度もあった。すぐに「何か言いたいんじゃない?」って聞いてくれるけど、自分から言い出すまでは深く追求しない。大人だー。こういう対応されると自分への信頼みたいなものを意識せざるを得ないもん。自分だったらすぐ聞きたいと思うもん。なにか言いたいことがあるなら今言ってくれっていう、とっても意味のない焦りがなんか、ある。このゆったり感。これかー。

イタリアの生地メーカーの人がお店に。リネン生地はヨーロッパでも海外でもスイスとかデンマークのものが主流で、イタリアの生地はファッション業界では一流かもしれなくても、刺繍生地の世界ではイタリア国内止まりのシェアで、まだまだ世界で売れる感じではないんだけど、シャツのボタンを2つ外した絵に描いたようなちょいワルが、あれもこれもとサンプルを見せるのだった。商談なのに質の悪さとか色の具合に難色を示す社長の話を聞いてなくて面白い。勝利の為なら手段を選ばないイタリア人が一瞬脳裏をよぎりましたが、「これいいだろー、これ買って買ってー。」と、人の話を全く聞いてないうえに、まさか自社商品の質が悪いなんて思ってもいないので、何を言われても全く意に介さない様子に、どうしようもなく自分のルーツでもある足立区臭を感じずにいられないのだった。



2006年11月07日(火) サイレンの歌

サチコさんのお誕生日。アンジェリーナのモンブランロール。

来年の手帳はもう手に入れました。いつも壁掛けのカレンダーは、買ったり買わなかったり、買ってもめくるの忘れてたり。今年は夏ころに安く買った暮しの手帖カレンダーを使っています。スケジュールを書き込んだりするのは(つっても予定なんてそんなにないけど)全部手帳の方なので、壁掛けの方のカレンダーは「あ、今日って何日だっけ」とか「明日って何曜日だっけ」とか「ところで今、何月だっけ」みたいな時に必要なくらいです。でも今年もいいのがあれば、と思っているところで候補はこちら。


wilcoのサイトで売っているカレンダー、15ドル。ライヴのポスターとかのグラフィックとかで構成されてる感じが。欲しいなあと思いますが、これをわざわざアメリカから1つ取り寄せるのがなんだか面倒でもあります。私も欲しいという方はご連絡を。何冊か集まったら一緒に注文しませんか。つっても集まらないか。こんな地味な。


もう1つの候補がこちらです。「ややこしやーややこしやー」と唱えながら1年を過ごせます。こちらはNHKのショップとか普通に本屋でも買えそうです。



2006年11月06日(月)

先日、びしばちゃんがL25の文豪のエッセイ「a day in the life」(!)のとこを切り取ってくれました。これ・・・田舎の高校生が東京に来たときに芸能人を見かけたという話をブログに書いてるような文章だという感想をびしばちゃんに話してたんですけど、脱力せずに読めないような文章だった。もちろん映画なんか観るかちきしょー。ムラがあるのも個性として光ればまだあれだけども。

同じ冊子で中谷美紀が最近読んだ本で面白かったのは沢木耕太郎の「凍」でしたと言っていて、フジロックに向かう新幹線が止まった50分間で読んで、そのままになっていた「凍」のことを思い出したので、また読み始めたら止まらない。私がただ単純に沢木耕太郎が好きっていうのもありますけど、この人の取り上げる人間の面白さみたいなものは「一瞬の夏」でも「壇」でもすごいなあと思うんですけど、この「凍」の山野井夫妻も本当にすごい。



私の両親はもともと幼馴染みではあったけど、ワンダーフォーゲルのサークルをきっかけにつき合い出してたりもして、子どもの頃はよく両親と山歩きや山登りをした。小学生になる前に谷川岳を頂上まで自力で登ったりもしている。山歩きは子どもの頃から好きだけど、高い山にもそのうちまた登ってみたいなあと、本の影響で単純に思う。



2006年11月05日(日) サイクルモード

本当は昨日びしばちゃんのとこに泊まる予定を、体調万全でなかったので家に帰り、また今日午前中に幕張で待ち合わせる。メッセでやっているサイクルモードという自転車ショーへ。(仮)さんのチャリンコ自慢を聞かされて、私もいいチャリンコが欲しいという夢をみては色んなメーカーの自転車をネットとかで見てたりしたので、楽しみにしていました。ブリジストンとかパナソニックとか、MTB作ってる国内のメーカーの展示も賑わっていましたが、やはり舶来品に惹かれてしまうのであります。

私が一番見るのを楽しみにしていたのがイタリアのビアンキの自転車でした。何度かいくつかのモデルをサイトのトップ画像にしていたのがこのビアンキの自転車です。ミントグリーンが特徴の素敵なデザインです。実家出てチャリ買うならここのをと決めていました。が、しかし。素敵な舶来自転車が目白押しで、どれも高額だったりもするので、手ごろな価格でかっこいいモデルがあれば、どこのでもいいなあと思うくらい、どれもこれも欲しかったです。イタリアのビアンキもいいけど、スイスのスコット、カナダのルイガノ、(仮)さんも乗っているイギリスのラレーなどなど。なぜかBMXのメーカーはほとんど来てなかったので、ほとんどのメーカーはMTB中心でしたが、それでも色んなモデルを持って来ていて、しかも試乗できるという楽しさ。色んな人たちが色んな自転車に試乗しているのを眺めているのも楽しい。みんな本当にその人っぽい自転車を選んで試乗してる感じがまた面白い。そういう私もビアンキの乗りやすそうなのを試乗しました。まず車体全体がビックリするくらい軽くて、それだけでも「うわ!軽っ!」と驚き、乗り心地の良さにも驚く。試乗コースはメッセから外に飛び出し、久しぶりの自転車でもあり気分良く、そのまま乗って家に帰りたいくらいでした。途中、自転車雑誌の人からアンケートに答えてと声をかけられ、「2007年、自転車でやってみたいことは?」と聞かれたので「通勤。」と答える。


これはカナダのルイガノ。色がとっても好みです。

会場はチャリ好き野郎どものハイテンションで満たされ、私たちに「こことここのバネが衝撃を吸収するから乗り心地がいいんだよ」と、メーカーの人じゃないのに特徴を教えてくれるおじさんとか、「このチャリ超軽かったー!」と興奮気味に話しかけてくるおじさんも微笑ましかったです。



2006年11月04日(土) 「ウーマンリブ先生」

仕事後、池袋へ。急いで行かないといけないというプレッシャーもあり、東京駅を八重洲側から丸の内線乗り場まで通り抜ける自信も、池袋駅の東口で人と待ち合わせる自信も全くない。道に迷うから連れてってと頼み、「どこの生まれの人?」と職場のKさんに言われ、「東京」と答えながら東京駅の中をKさんに魔法の杖になってもらって、道に迷わずに丸の内線に滑り込み、池袋へ。改札を出たところでびしばちゃんが待っててくれたので開演時間に間に合ってサンシャイン劇場で大人計画の舞台「ウーマンリブ先生」観る。舞台を観に行くという事が滅多にない自分はきちんと観たのが2年前くらいの野田MAPが初めてでした。その時と、そして今回もびしばちゃんに誘われて観に行ったんですが、その両方に古田新太が。今回は古田新太さんが話の中心だった事もあるけど、出てくると一気にステージ全体のムードを自分の方に持ってくような、アクが強いというか不思議な存在感のある人で、それはテレビ向きでも映画向きでもなく、舞台の人なんだなあと改めて思う。割とどこで見かけても印象の変わらない松尾スズキと並んで喋るとなおさらそう思えた。あと荒川良々があんなハキハキ元気良く大きな声でテンポ良く話してるのを初めて観た。

セットの使い方とか、障子に映像が映ったり、色んな小道具が、舞台とか観ない自分にはいちいち新鮮だったり、なんかよく分からないんだけどやたらと熱気を発してくる野田MAPに比べて、分かりやすくて面白いけどテンポ良く進む掛け合い、展開を観てたらあっという間に終わりという感じがした。



2006年11月03日(金) tornadoes of my heart

朝のうちに友達と千代田線で代々木公園に。夏以来で会うので近況を色々話したりしながら松ぼっくり、どんぐり拾い。朝の公園は色んな人がいて面白い。100人くらいのおばさんおじさんが寸分違わぬ動きで太極拳をしていたかと思ったら、いつの間にか輪になって拍手して解散していたり、ipodを手に持った状態でタップダンスの練習を本気の形相でしている人とか。みんなが思い思い。とても天気のいい日で、気分良く。

NHKの方では地方とか外国の物産展みたいのもやってましたが通り抜けて、渋谷の方へ。トーキョーワンダーサイトでスイスのエマニュエル・アンティルという人のtornadoes of my heartという展示を観に。映像と写真。竜巻きの映像がとても綺麗だったり、10代の男の子や女の子が出てくる中に、松ぼっくりが転がってたー。フードショーでお昼ご飯を買って、友達の家に。テレビ見たりごろごろしてて夕方頃家に帰る。




2006年11月02日(木) しばわんこの和のこころ

ぎゃーーー!録画に失敗したーーー!いつも見てて大好きな「しばわんこの和のこころ」っていうアニメがあって、「縁側でーのんびりとーお茶でも飲んでひと休みーなぜか惹かれるー和のこーこーろー」っていうテーマソングで始まる5分くらいの番組なんですけど、うちのノンちゃんみたいなしばわんこ(って、雑種犬飼ってる私でもどさくさに紛れてそう思ってるんだから全国の柴犬の飼い主もみんなうちのこにそっくり、とか思ってるはずだ)と、みけにゃんこが、和のこころを学んでいく内容です。時々出てくる近所に住む双子も好きなキャラクターだったりして大好きなんですけど、その「しばわんこの和のこころ」を今日の深夜1時半から教育テレビで2時間分一挙放送っていうのを新聞で見つけて、録画予約して寝てて、さっき2時半ころちょっと目が覚めたら動いててくれてるはずのビデオが動いていなくて死にそうになりながら、今録画ボタンを押しました。後半1時間くらいしか撮れなかった。。。あーあ、もう1回放送してくれないかな。


もともとは絵本をアニメ化した番組みたいです。

昨日から配付してるL25(R25の女版)に文豪のエッセイが掲載されているとお友達が教えてくれたんですけど、L25を見つけられなかったです。まだあるかなー。



2006年11月01日(水) distance

「芋たこなんきん」で毎日ホントにほっこり、というかふんわり、というか、なんだかいい気分でいられる今日この頃ですが、先日大阪からお店に来てくれた手作り額縁屋さんのおじいちゃん、ドイツからステッドラーを日本に初めて持ち込んだ人でもあるOさんが、お家に余ってると言ってたステッドラーの文具を色々送ってくれた。鉛筆とか消しゴムとか。大切に使おう。毛抜きみたいのが一緒に入ってたんですけど、切手を扱う時に使うピンセットだそうでした。切手集めてるので嬉しい。

今日は渋谷でsmooshとかgroup_inouとかがライヴをするのは知ってたので行きたかったり、そっちが無理ならレディースデーで「カポーティ」観たかったりしてたんですが、体調悪くてすぐ帰る。金曜はどんぐり・松ぼっくり拾い、土曜は大人計画の舞台、日曜はサイクルモードと週末は大忙しなので、風邪をひくわけにはいきません。

夜、笑ってコラえてに出て来たハワイの日本人の話がとても面白かった。大阪のOさんもこの番組出れるよなあとか思ったり。有名人じゃなくても、歴史に名前が残らなくても、本当に色んな人がそれぞれ懸命に色んな事をして生きてきて、国家というより人と人のレベルで外国と交流して、色んなものや文化を日本に取り入れ、日本の文化を伝えてきたことを思うと途方に暮れる。ドイツから海を渡ってやって来た、この鉛筆1本がずっしりと重い。


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hatori [mail]