tdd diary

2006年10月31日(火) hermit

ハロウィン。ハロウィンの日は、1年の中でもっとも占いするのに適した気の高まる日だと何かで読みました。家には鏡リュウジの「はじめてのタロット」というのがあって、占い全般いい話しか信じないこの私がタロット占いって言うとビックリする人もいますが、この超初心者向けタロット本の21種類のタロットの絵柄を、イラストレーターの荒井良二さんが手掛けられていて、その荒井さんのイラストによるタロットカードが欲しかっただけのことで手に入れたこの「はじめてのタロット」ですが、買ってみた時に占ってみたら、当たり過ぎててドン引きしたほどで、怖くなってあんまりちょくちょく占わないんですけど、迷いがない時にたまにやります。迷いがある時は結果を知りたくないのでやりません。

で、気が高まる今日、いっちょやるかと思ってやってみる事にしました。やり方はいたって簡単で、トランプみたいにシャッフルして、カットして、10枚並べるだけです。それぞれのカードが現在、試練、目標、原因、近い過去、近い未来、本音、周囲、将来、結果を表わすというものです。面白いくらい当たるので、自分の現状を把握できたような気になって面白いです。ちなみに現在の自分で出たカードは「意志の力、学習、始まり、個性を生かす、プランをたてる」とかの意味のカードでした。


カードのイラストも可愛い。



2006年10月30日(月) ブルーバード

背中側の片面だけ編み終わって、完成したような気になって存在を忘れていた編みかけのベストをまた少し編む。今のままでは背中だけ。逆びんぼっちゃまくんです。冬の間に完成させねば。



キリンジも聴いてってばとMさんからメールが来て、キリンジの新譜を聴く。堀込兄弟の兄と弟、どちらの書く曲が好きかと問われれば、お兄ちゃんと即答していました。弟の作る曲で好きな曲もいっぱいあるんですけど、アルバムのイメージを自分の中で決定づけてしまうくらい強烈に好きな1曲は、どのアルバムでもいつもお兄ちゃんが作ってるからです。で、今回もやっぱりお兄ちゃんはすごい、お兄ちゃんは偉大だ!と思いながらその世界には弟の歌声の存在がまたとてつもなく大きいことを感じました。今回もとてもいいアルバム。めっきり秋っぽいアルバムで、うっとりします。2人は蜘蛛の糸を〜渡る夜露さ〜、って意味分からないですけどもう、うっとり。



2006年10月29日(日) down to the river

土曜に、晴れて一人立ちしたがっていたお友達が引っ越しをしたそうで、なんとなーくネットとかで間取りや家賃などの世間の相場を眺めている私は、部屋探しをする時の条件などについてメールで色々。いくつかのお部屋で暮らして来た人ならではな、しっかりと裏づけされたこだわりの条件を教えてもらって、はあ〜と思う。生活力ないなー自分。大丈夫だろうか。

以前ワヤマさんと川とか公園とかのあるそばに住むのもいいって話をしてて、川のそばっていうのもいいかもなあとか。いつまでにっていう期限があるわけじゃないし、焦らなくていいからゆっくり探そうとか思ってたけど、春以降だと今より部屋探すのも大変だったりするのだろうか。部屋を探した事がないので全部の考えが浮き足立っててよく分からなくなってきています。とりあえず今日は細々としたものをいろいろミシンがけ。



うつくしき川は流れたり
そのほとりに我は住みぬ

夜はスカパーで「リンダリンダリンダ」。ペ・ドゥナがやっぱり可愛い。告白された時の「あ、はい。」って言い方とか。「元カレ?」の言い方とか。共学の高校の空気みたいのを久しぶりに感じた。懐かしい。



2006年10月28日(土) 恋のショック療法

昨日の陽水さんを見た時と同じような気持ちになったのは、先日スカパーですかんちの再結成ライブの放送を見た時のこと。今回再結成ということになって、とりあえずもう解散はしないけど当分またライブをする事はないです、とローリーが言って、「えーっ!」って残念がるファンに「だって君たちはちょくちょくライブすると来なくなる。君たちとは長い付き合いだから僕には分かるんだよ。」って言ってたのを見た時です。ただ面白おかしいっていうのでなく、優しい感じというのとも少し違ったなんていうか、とっても大らかな空気だった。うしろ側には切ないようなものがあっても、それはふまえてちょっととぼけたような大らかさみたいなもの。


とぼけた大らかさ、で今思い浮かんだ顔。



2006年10月27日(金) everyone says i love you

仕事後、図書館。

・「between heaven and hell」/ black sabbath(cd)
・「世界中がアイ・ラヴ・ユー」サントラ(cd)
・「酒の肴、おいしい愉しみ」/ 根本きこ
・「ウー・ウェンのきれいなからだの基本献立」/ ウー・ウェン
・「26枚のテーブルクロス」/ 堀井和子
・「東京日記」/ 内田百けん

「酒の肴、おいしい愉しみ」に出てた胡麻葱うどんが美味しそうだったのと、堀井さんの本はテーブルクロスが欲しいとかでなく、marimekkoの昔のテキスタイルが色々見れて楽しいので借りた。家はテーブルクロスとかない家だし、自分で暮らすようになっても使わないと思うけど、いっぺんに食卓が華やぐ感じがある。でもご飯食べる時に使いたいとは思わないけど。


ここが1番好きなシーン。宙を舞うゴールディ・ホーン!

夜、「僕らの音楽」を見ろと通達がきたので見る。井上陽水とリリメグ。途中、リリメグとハナレグミの共演で「いちょう並木のセレナーデ」。陽水さんはトークのみ。九州の小倉で陽水さんがライヴをした時に、リリー・フランキーのお父さんとか親戚の人とかを呼んでくれたそうで、陽水さんが「どうもどうも、お父さんとお母さん。」て、親戚のおばさんに言ってたっていう話。お母さんが亡くなったって話を本にまで書いてるのに。「最初の2ページくらいでも読んでれば、母親が亡くなったっていうのは分かりますよ。あの本読んでないでしょ。」ってリリー・フランキーに言われてヘラヘラ笑っている陽水さんが最高だった。いつ思い出しても耐え難いほど辛い思い出を、こういう変な人が横にいてこんな風にいい加減に接してくれたら、一緒になって笑えてしまう。こういう人の存在は大切。



2006年10月26日(木) books

corneliusと「マリー・アントワネット」のサントラだけ聴いて、そのあとはcorneliusばっかり。他のは楽しみにとっておく(意味はなし)。

先日、映画観に行った時に「マリー・アントワネット」の予告見たんですけど、その時の音楽はソフィアの夫バンドのphoenixとかかなあと思ったら、サントラ聴いてみたらnew orderの曲だった。ケヴィン・シールズが今回もひょっこり参加しつつaphex twin、squarepusher、gang of fourの曲など使用。そして2枚組のサントラ両方の最後の曲がcure。やりたい放題です。本編はもっとやりたい放題だろうと思います。カンヌでの上映後にフランス人からブーイングされたのを会見で「なんでかしら?」みたいなことを言ってたソフィアが「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」と言っているように見えました。私にとって唯一感じられていたソフィア・コッポラの魅力は、スパイク・ジョーンズの嫁だという一点のみだったのだと、その時思ったのでした。それにしてもジェイソン・シュワルツマンのルイ16世が楽しみ。



別にいいんだけど、イライラしたのでそのあとはjesus lizardを聴いてたら、再生していたパソコンから久しぶりに爆弾マークを出され、再起動する。「jesus lizardかよ!」と、パソコンから拒否反応されたみたい。



2006年10月25日(水) will there be love tomorrow

仕事後、渋谷へ。先月発売されてたgroup_inouの新譜をわざわざユニオン(dvd付き)で買って、ブックファーストへ。AERAが出したムック「ニッポンのマンガ」に高野文子さんの5年ぶり(!)のマンガが。『おりがみでツルを折ろう』という短編。インタビューと一緒に立ち読み。明日の休みで「黄色い本」読み返そうと思う。同じように立ち読みした雑誌「easy traveller」にいつも使ってる松山油脂の会社が出てた。新しいそうだけど、なんだかすごい。会社っぽくなくて、どっかのギャラリーとかの大きな展示みたいな。雑然とした屋根裏部屋みたいな(1と1/2階という空中に浮かんでるフロアだから)お店で働いているので、こんなとこで働いたら落ち着かないだろうなあと思う。エリック・サティの音楽とともに「真面目な味を心掛けています」でお馴染みの洋菓子westのcmを思い浮かべる。会社の空気っていうかそういうのが。風力発電の電気で仕事してるとかそういうのが。この前北千住で買ったシャンプーはmarks and webっていうとこのなんですが、それも作ってるのは松山油脂みたい。uの職場にも立ち寄って、いただきものもする。hmvでキリンジ、cornelius、make believe、badly drawn boyのそれぞれ新譜、輸入ものは20%引き、Wポイントもあって調子に乗って「マリー・アントワネット」のサントラも買う。



前にワヤマさんちで聴いた時もいいなあと思ったけど、自分の部屋でじっと聴いてもいいなあと思う。音の1コ1コの積み重ねとか言葉の組み合わせとか、色合いの揺れ動くような様、手芸というか手工芸のような音楽だ。



2006年10月24日(火) day

出揃ったところで大雑把にまとめますと、津川雅彦と宮崎あおいちゃんと朝青龍はdocomoで、いとうせいこうと大沢あかねと速水もこみちはau、キャメロン・ディアスはsoftbankってことでいいんでしょうか。今日のニュースも番号ポータビリティの話題で大騒ぎです。国政選挙とかもこれくらい盛り上がったら面白かろうと思ったりします。softbankがメールと通話が無料だそうで、さっそくauとかdocomoからsoftbankに乗り換えてる人がテレビに。そんな中でsoftbankからauに変えてる女の子が街頭インタビューで理由を聞かれ、「自分の部屋が圏外だから、、、。」と答えていて予想外でした。キャメロン・ディアスのつもりで通話しながら街を闊歩していたら、10歩目くらいで電話が切れたりして。ちなみに私の携帯はauで今のところ変えるつもりはないんですけど、appleと携帯作ってるのはどこの会社だったっけ?それの発売待ちってことにしています。ミーハー。

リヴ・タイラーからナタリー・ポートマン、ついにはジェニファー・ロペスと、ハリウッドセレブをイメージキャラクターにしてきた、シャンプー最大手ユニリーバのLUXに対して、結っても跡がつかない黒髪上位時代をチャン・ツィイーで打って出た花王アジエンス。そこにアジアン・ビューティーでもない「日本の女性は、美しい。」と日本人の黒髪上位宣言を日本人女優を使って打ち出した資生堂のTSUBAKI、こうしちゃいられねえってんで数々の日本人女優を蹴散らす深津絵里起用で日本の美の心、桜シャンプーを出したカネボウのICHIKAMI、そこにきて予想外としかいえないイメージキャラクターUAで逆襲する資生堂CHIKARA、、、と、もうシャンプーなんか何でも同じだよーとは言えない様相を呈してきている日本のシャンプー業界もまた楽し。



外人ばっか使って窮地に立たされたユニリーバさんには黒髪イメージに転向などしてほしくありません。今こそサラサラ金髪美女とともにティモテの再発に乗り出す時だ!ティモテーティモテー。



2006年10月23日(月) enuff

ここ最近聴いた音楽でおおーっと思ったのは日暮里の生地屋トマトの店内で、服飾系の学生さんやゴスロリさんたちと一緒になって聴いた爆音のエルヴィス・コステロでした。家に帰れば、スミス〜キュアー〜スミス〜キュアーで、モリッシーとロバート・スミスの歌声の中にスティーヴ・マルクマス的なものを感じ、ペイヴメントを聴いてみると、そういった声の集大成、ア・トライヴ・コールド・クエストに行き着きました。そういえばdj shadowの新譜の中でもfeat. q-tipの曲ばっか聴いてしまいます。でもお給料日にはキリンジ、コーネリアスが新譜を発売します。楽しみです。



先日、銀座のママに「ちゃんと貯金しなさいよ。おにぎり自分で作ってお茶煎れて会社に持ってくるんだよ。」と、家を追い出される話なんか全くしてないのに言われ、コーヒー持ってくぐらいはしようかなあと思ったりしてます。

突然退去命令が出たので、出てけと言われればやっぱり気が進まない感じがあって、どうしたものかと思っていたんですけど、今日届いた一通のメールで、そういう気持ちがぜーんぶ晴れて、なんだかけっこう楽しみになってきたから不思議なものです。ちゃんとやっていけるでしょっていうような何気ない言葉でも、単純な自分には充分でした。ありがたい。ちょっとづつ頑張ろう。



2006年10月22日(日) herb

そういえば、土曜に久しぶりにコレドに行ったらキッチン用品の売り場にmerimekkoの新作とstig lindbergのお皿が並んでいた。そしてどちらもいいなあと思うんだけど、「予想外だ」としか言えないようなプライスで。青い水玉のコーヒーカップも、葉っぱのコーヒーカップも1万円以上してた。コーヒーカップが一客で1万円以上するって、北欧、北欧ってもてはやすもんだから調子乗り過ぎてんじゃないのかと思うんですけど、こんなもんなんでしょうか。相場を知らないのでなんとも言えませんが。

2007年からの「暮しの手帖」の編集長が松浦弥太郎さんになるというニュースで、お友達とメールとかで色々話題になりましたが、私はどんな風になるか楽しみだなあと思います。でも雑誌を作ってたわけでもない人がいきなり編集長になるなんてことがあるんだと思うと、迎える方も迎えられる方もお互いのペースが掴めるまでは穏やかにはいかないだろうなあとか。強い信念のある人が1人で立ち回って全体をコントロールしてやって来た雑誌だというのを、「暮しの手帖展」を観た時に思ったのでなおさらに。でも「暮らしの手帖」が沢木耕太郎に映画評の連載をお願いした時の話を、その連載をまとめた本『世界は「使われなかった人生」であふれてる』で読んだ。連載を断ったら、それから何号かの「暮しの手帖」の映画評のコーナーが白紙のまま出版されていて、ビックリして連載をすることになったという話。


洗いものしてて割っちゃったりしたら、死にたくなるだろうな。
結局割るのが怖くて使えなかったりして。金持ちしか使えないお皿。



2006年10月21日(土) care

「芋たこなんきん」の健次郎と町子がいいなあと今日も思う。もう家帰るって言うと、奄美の黒砂糖の焼酎飲んでいきなよとか言って、これはこういうつまみで食べると美味しいとか、美味しそうな食べものの話をして引き止めるから、食べたくなって家帰らないで一緒に焼酎飲むっていう。しかもお酒と美味しいつまみ食べながら子どもの頃の面白い話とかをずーっと2人で楽しく喋っていられる、見てるだけで和む2人。みんな自分では意識してないけど、男女の仲にしろ、友達との時間にしろ、こういう風にお酒飲んだりご飯食べたりして話をする、こういうけっこう何でもない時間こそが人と人の関係を深めている瞬間なんだろうなあと、お芝居なんだけど2人の様子があまりに微笑ましくって思ったりする。そういう時間の積み重ねで、その人がどんなものを美味しいって言って食べてくれたり、どんな話を面白いって笑って聞いてくれたりするのかがだんだん分かってきたり。そしてそういう人と飲んだり食べたりするものはどんなものでも特別美味しく感じられたりする。逆に、一緒にご飯食べて美味しいと思うかどうかが相手を見るバロメーターだって前に言ってた友達が。



ところで朝ドラが始まって幾度となく登場している奄美の黒砂糖の焼酎が気になる。隙あらばラベル、ラベルと思って見てるけど、なんてお酒なのか分かりません。焼酎飲めないけどちょっとだけ飲みたい。ITOに置いてるかな。



2006年10月20日(金) custom

スカパーでここんところ毎日深夜にドラマ「トリック」の放送をしてて、眠くなりながらちょこっとづつ見てます。半分寝ながら見てたら、今日は首を寝違えて後ろが振り返れませんでした。

年明けの韓国旅行の申し込みにパスポートのコピーが必要だとのことで、久しぶりにパスポートの自分の写真を見た。やたらと丸い顔!無職時代の緊張感ゼロの表情。学校を出て社会に出た時に自分はちょっとは成長したと思ったけど、その後自分が成長したと思った出来事は、間違いなく会社を辞めた事で得たものと思う。7年同じ会社で働かないと得られないものもあったと思うけど、その会社を辞めてみるまで見えてない事も色々あった。結局また会社員になって3年経つけど、あの時は辞めていて良かったと思う。働いてなかった5ヶ月間は本当に今振り返っても貴重な時間で、緊張感のない丸い顔でしたけども、あの時間を経たことで今の自分があると言い切れる。今度自分がもう少し成長できるとすれば実家を出てからかと思う。牛歩のペースで大人になれれば。脱・ピーターパン・シンドローム!と、メタボリック・シンドローム気味のお腹に力を込めて思うのでした。


ベストを尽くせー。



2006年10月19日(木) i've got a crush on you

休日。渋谷まで出て「サム・サッカー」観たかったのに、家でのんびりしてたらお昼過ぎになってしまい、3時頃家を出る。ヒラノが仕事終わる頃に北千住にいる約束だったので、それまで日暮里へ。フラフラしたけど、あんまり好きな感じの生地は見つけられなかった。やっぱ自分は小さいものしか作ったりしないから生地買うなら吉祥寺とか西荻窪とか行った方がいいみたい。トマトも1mからじゃないと切ってもらえないので不便。

電話きたころに北千住に着いて、2人で椿屋へ。何度食べても毎回違うのにみんな本当に美味しい。食べながら家を追い出されるって話したら、「夏までに嫁入りすれば?」ってサチコさんと同じことを言われた。自分だって実家に住んでるのに。お店を出てお茶しながらまた色んな話。9月に奄美大島の海岸でキャンプして来たそうだ。すごく羨ましい。子どもの時にいつも山ばかりだったけど1回だけ海辺でキャンプをしたことがあった。本当に楽しかった。

出口の見えない迷路のような恋愛で弱気になり、「ホントに友達が大切って思うよ、ハトリのこともそう思ってるよ」と言う。友よ、私もそう思っているよ、口には出しませんが。妻だの彼女だのがいるのに思わせぶりな態度を振りまく困った寂しがり屋がこの人の視界から消えていなくなりますように、と密かに思う。キュンとなるようなことを頼まれたと言う。私も言われたらキュンとなるねーと言って2人で笑ってたものの、そんなこと頼むなんてすごくずるい人だと思う。時間の無駄だよとはっきり言う。


真似事は なるべく省いて ホンモノを



2006年10月18日(水) but not for me

人とすみか、で思うのは、どのお友達のお部屋に遊びに行っても、部屋全部がその人っぽさの空気を発している面白さです。めっきり滞っているフリーペーパー用に色んなお部屋訪問をまとめてしていた時も思ったことでした。あれは今年中にかたちにしたいものですが、どうなるやら。プリンターの故障により宙ぶらりんの状態です。

たとえばトイレ。ヒラノが私の家に遊びにきて、「トイレの棚にいっぱい本がある!」って言ってて、私はどこの家のトイレにもちょっとした本棚があるんじゃないかと思っていたので驚かれていることが不思議でしたけど、お宅訪問をしていると、用を足すということに関係ないムダな物が一切トイレにないお家というのもあるのでした。世界地図が貼ってあるびしばちゃんのとこのトイレとか、ゲームキャラのフィギュアとかが置いてあるカズのとこのトイレとか、ワヤマさんとこは映画かなんかのかっこいいポスター、遠藤さんのとこも本がいっぱいだったり。トイレまわりだけでも十人十色です。

ちなみに我が家のトイレライブラリーは、ほとんどがサチコさん所有の植物図鑑、植物関係のハンドブック、知らない人の詩集が何冊か。そこに私の英単語本みたいのが何冊か、です。


スペースシャワー見てたら、cut chemistが。
ソロアルバムを出したそうです。買わなきゃ。



2006年10月17日(火) ロマンティック街道

家を追い出されそうという話は、日曜に寝耳に水的に舞い込んだ話で、1人で生活されている人にとっては笑っちゃう、実家にいる人にとっては笑えないような話で。とうとう来年夏には30歳というお年頃である、嫁に行く素振りも見せない娘を「谷底に突き落とす」(この言葉そのまま)覚悟で独立させようというサチコさんの突然の退去命令で、具体的な話をここで突き詰めるとどんどんヤバい立場になると瞬時に判断したものの、30までに1度家を出ろ(って戻るの前提って感じでとても恐ろしい)っていう大まかな勧告をいただいたのだった。すでに彼氏のところに転がり込んで帰って来ない妹の不在というショックに耐えきれず、「いつまでも家にいていいからね」という弱気発言をする父親を真っ向から無視したこの退去命令。部屋を借りて家財道具一式を揃えるほどの貯えがないんですけど。ikeaに行っても家具買うことないしなーって思ってた3日後には、もらって来た家具のカタログを死活問題も絡みながら眺めることになるなんて。現実の心配事が如実に反映される夢の中で、今日はもうさっそく1人で知らない部屋にいる夢。でもそこは今の時点で大まかに予想している洋間のワンルームなどではなく、すきま風の吹きすさぶ時代劇に出てくる長屋みたいな部屋なのだった。住むんだったら台東区か江東区か墨田区って思ってたけど、そんなのどうでもいいや。寒くない部屋なら。夏までにまとまったお金でも拾うか、宝くじが当たりますように。現実味、ゼロ。

昨日その話を同僚にしてて、うちのお店の入り口のところに「部屋を間借りさせてくれる方、募集中」っていう貼り紙しといたら、お客さんの一人暮らしのおばあちゃんとかが部屋貸してくれるかもねとか現実味のないことばっか。


世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。



2006年10月16日(月) マッタリーナ ホッコリーナ

仕事帰りに、日本橋ミカドコーヒーでモカソフト。ソフトクリームの横に無理矢理付いてるのはプルーン。私が家を追い出されそうって話を同僚に。

アケミちゃんも楽しみにしているって言ってた、今日から始まった月9ドラマ「のだめカンタービレ」がとても面白かった。竹中直人はやり過ぎだったけどいつものことだ。ピアノの演奏してるシーンも曲のせいかスピード感あって、桜子と達彦の連弾のシーンとかよりホントに弾いてるみたいな撮り方でよくできてるなあと思ったり。役者も撮影もいいのかも。びしばちゃんの部屋にも、確かカズの部屋にも原作のマンガが置いてあったので、ドラマ終わったらちょこっとづつ読みたい。エンディングテーマが、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」だった。この曲はウディ・アレンの映画「マンハッタン」で使われてる曲で、「マンハッタン」のサントラの1曲目がこの曲です。16分半の中で色んな展開のある楽しい曲で、映画の中での使われ方もこの曲の為のシーンて感じにとても素晴らしい。「マンハッタン」といえば「ラプソディ・イン・ブルー」ってくらい。

IKEAで買った掛け布団カバーのプリントがやっぱり明るくて可愛い。150cm×200cmの掛け布団カバーってことは150cm幅のプリント生地って考えれば4m分。カバーは3045円だったから、メートル単価761円の計算。もう1個買って来て縫い物用に使ってもいいくらい。船橋のIKEAには商品で使ってるテキスタイルを売っているコーナーもあったけど、この海のプリントは並んでなかった。小さめのトートとか作ったら良さそう。


サンゴやエビ、クラゲ、サカナ。黒いのはウニだー、ウニ!



2006年10月15日(日) メロンパン

波乱万丈にジミー大西。小学校に入っても何にも話さない子で唯一優しくしてくれた女の子に「好きだ。」って言ったのが、学校で初めて喋った言葉だったけど、その女の子が病気で亡くなったという話。さんまの運転手になるって時に免許持ってなくて「免許取ってきます。」って言って2週間で取れる合宿に行ったのに半年かかって、さんまから電話がかかってくるたんびに「はー、まだ免許取れないんですー、ちょっと振り込んで下さい」って何度も振り込んでもらったこと。6年さんまの運転手をやって芸人から画家になった今も依頼が来て絵を描いた時の収入以外では自分の絵を売ったりしないので生活が苦しくなるとメロンパン持ってさんまのとこに行く。そうするとさんまが「高いメロンパンやなー。」って言いながらお小遣いくれるって。

今日の夕方の空。何はどうあれ、秋になるとちゃんと秋みたいな空になるもんだなあと。それにしてもこの画像。携帯電話についてるカメラ機能というよりは、デジタルカメラについてる電話機能と言っても過言ではないのではないか。私の重くてデカくて画面の小さいIXYデジタルの出番がどんどんなくなっております。やっぱ携帯はCASIOだねー。

夜、MTVに吉井和哉が出てた。今度はジャスティン・ティンバーレイクみたいなビデオ撮りたい。ジャスティンみたいな髪型にしたいって話してて、その番組の直後にジャスティン・ティンバーレイクのビデオ「sexy back」が流れる。エロッ!


風林火山?月火水木金土日?
じゃなくて風土水火?ってなになに?何だっけ。
あ!「フィフス・エレメント」!!



2006年10月14日(土) film director

スカパーの映画チャンネルを見てたら、今月だか来月だかに私の大嫌いな行定勲作品特集があるらしく、行定のインタビューがちょこっとだけ流れていて、「映画監督になって自分も名だたる作家たちの仲間入りをしたんだと思ってたけどそうじゃなくて、自分の名前を世間のほとんどの人たちは知らない」「それって致命的だなと思って。だから有名な役者や原作に頼る。そういう今の日本映画の流れで、このままじゃ自分は仕事なくなるなと思いました」という発言が。言ってることが丸ごと理解できません。インタビューの中のどういう流れで出た発言か知りませんけど、この人本当に映画監督として自分がやりたい事なんて何もないんだろうなあと思う。この人の致命的なところはそこだなと思う。テレビだけやってりゃいいのに。

こんな人でも映画監督になれるから、日本の映画はやたらとつまらない作品ほどヒットする。こういうバカが映画を観る人間のレベルを突き落とすから、テレビみたいな映画がどんどん儲かる。自分が何をしたいかよりも、何がウケるかを最初に考えるのは、才能がなければ仕方ないことだし、天才でもない限りみんなそうやって何かを作り出してるかもしれないんだけど、それにしてももうちょっとそこに何かあってもいいんじゃないのかと思ってしまう。観る客がバカなんだからどんなバカな監督が作っても同じで、どうせ同じなら最初からやりたいものとかなくて頭の回転が早くてテキパキ仕事してくれるバカな監督のほうが能率上がって会社が儲かる。ビックリするくらい中身のない映画という新ジャンルを作り出した監督はさすがに言うことが違うなと思いました。


「キョンシーvsくの一」。どちらが勝っても人類に関係なーい。



2006年10月13日(金) hunger hurts

仕事後、東京国際フォーラムへ。先週になって行くことに決めたフィオナ・アップルのライヴに。バンド編成。ドラム、ギターとかベース、キーボードやピアノの2人、の4人とグランドピアノの前にフィオナ・アップルが。新譜の「get him back」からスタート。3曲目くらいでピアノ弾きながら歌った「shadowboxer」で一気に引き込まれる。新譜の曲を中心に色々演奏しつつ「limp」とか「paper bag」とか「fast as you can」とかの演奏も本当に素晴らしい。自分で作った曲と歌詞っていうのはやっぱりその人から出てきたものなので、ライヴで演奏する時も、なんて言っていいか分からないけどメロディはなぞりつつも、まるで全く違うバージョンとも言えるくらいに違うアレンジに変えて歌うその変わり様の振り幅みたいなのがかなり広く、レコーディングしたものが完成品ではないって感じに曲がどんどん変わる。怒鳴ってるみたいになったりして、ボーカル自体の振り幅も終始安定はしない。飛んだり跳ねたり落ち着かない感じも6年前のライヴと変わってない。

ピアノから離れてスタンドマイクで歌ってても、ボーカルのパートの合間にドラムセットの後ろに行って1人で腕振り回しながら踊ってたり、いきなり座り込んで歌ったり。新譜の中で好きな「tymps」って曲も素晴らしかった。「or i just really used to love him」って歌うとこなんて、逞しさすら感じた。ポール・トーマス・アンダーソンと破局した擦った揉んだが、新譜の中のいくつかの曲には恨み節的に歌われていたりもして、ライヴもちょっとそんな感じかと思ってたけど、そういう曲もちょっと嘲笑いっていうのでもなく皮肉っぽい感じに歌えてしまえている感じで、女は強ええなあーと思うとともに、なんだか勇気をもらっている自分がいたりしました。アンコールで「extraordinary machine」、そして最後の曲「criminal」のイントロが聴こえた時は本当に会場がちょっとドヨっとした。迫力。「never is a promise」聴きたかったかもって思ったけど、こんな終わり方されたら何も言えません。手を振ってステージを去る笑顔のフィオナさんの可愛らしいこと。いいもの見せてもらいました。


同い年だったり。



2006年10月12日(木) lake

お昼過ぎに南船橋で待ち合わせてuとIKEAに。最初にお昼ご飯食べようということになって、すぐにIKEAで働いてるカズにも会えた。巾着も無事に渡せて、uからは鎌倉のいがらしろみさんのジャムをお土産にもらう。特に買いたいものとかの目的はなかったんだけど、フロアを歩き出してすぐに子ども向けっぽい柄の掛け布団カバーの可愛らしいのがあって、今の掛け布団カバーがブルーとストライプの地味なやつなので、派手なのもいいかなあと思って買うことに。cdラックも良さそうだったけど電車で帰るのに持って帰れる大きさじゃなかったので諦める。家具とかも安いのがいっぱいだったけど、実家を出るとかそういう生活が丸ごと変わるような時でもなかったら、そんなに今すぐ必要なものとかはなかったりする。でも安い。フライパンが350円ていうのが「安っ!」って思いました。でもフライパンいらないし。「魔女の宅急便」でキキが一人暮らしの日用品買いに行ってフライパン選ぶシーンを思い出した。毎日毎日パンケーキばかり食べる生活。



イケアを出て船橋でお茶。遠くに競馬場も見えた。新木場まで出て有楽町線で月島に。uがもんじゃ食べたいと言うので。メインのもんじゃ通りから少し路地に入ったところにあるもんじゃ屋に。片桐はいりから、エレカシの宮本大先生から、ブラッド・ピットまで、様々なサイン色紙がまさにもんじゃ焼きのごとく渾然一体となって並ぶお店。2種類食べたけど、どっちも美味しかった。

もんじゃは私の場合家で食べるものって感じがあるんですけども、それを人に言うと意外ともんじゃを家で食べる人はいないみたいです。今日入ったお店はキャベツとかもけっこう大きく切ってあるので、鉄板の上で細かくしていかないといけなく、さてどうしようと思ってたら、お店の女の子が来てちゃちゃっと焼いてくれた。私たちの隣の鉄板は同い年くらいのサラリーマン3人組が食べてたんだけど、その中の1人がでっかい具をものともせずに、2人の話をうんうんと聞きながらテキパキと焼いてあげてて、感じがいいと思いました。uに私の家のもんじゃの作り方を説明しながら食べてて、家でも今度作る時は餅とか明太子とか入れてみようと思う。



2006年10月11日(水) un

今日の「芋たこなんきん」、まだプロポーズの返事をしない町子がおじさんのとこに電話かけたら話し中。ちょっとしてまた電話かけると話し中。「忙しいのかなー」つってたら、おじさんも町子と同時に受話器をとって町子に電話をかけている。2人してお互いのとこに同時に電話かけて首をかしげている。

仕事帰りに丸の内の丸善へ。teen VOGUEとリメイクの本とノート2冊買う。あと馬のスタンプ。

L.L.Beanから通販用のカタログが届いてたのを見てて、冬のソウルは寒かろうから、中がもこもこしてるようなブーツみたいのを買おうかなあと思う。そういえば自由が丘とかにもあったL.L.Beanのお店がみーんな撤退してしまって横浜くらいにしかなかったんだけど、豊洲のららぽーとにオープンしたんだかするんだからしいです。


こんなんで6000円くらい。



2006年10月10日(火) dots

さんま御殿のスペシャルに出ていた高畑淳子さんの息子がすごい良かった。ゴーグルつけてお風呂に潜って1時間くらい出て来ないとお母さんにバラされて、ムキになって「20分!」とか言ってた。20分でもゴーグルつけてお風呂に潜ってるんだーと思ったらますますいいなあと思う。他にも、氷を放り投げて食べるっていうのをずーっとやってるとか、放っておいても1人でヒョイヒョイ踊ってるタイプ、宇宙人みたいで何考えてるのか全然分からないって高畑さんに言われてた。賢い感じで自分だけの楽しいことをいっぱい持ってる印象で、クラスにいたら絶対好きになるタイプの男の子。高畑淳子さんのこともいつもいいなあと思うけど、息子また見たい。


急に持ち上がった話で、年明け早々に2泊くらいで韓国に行くことになりそう。スペルも間違うような国に旅行。チケットとかホテルとかはみんな人任せでパスポート持ってついていけばいいみたいです。

韓国で買いたいものといえば、、、

・ペ・ドゥナのロンドン旅行記みたいなエッセイ(画像↑)。
・別に視力はいいんだけど、安いらしいので細かいものを見る用のメガネ。
・切手

あと別に欲しいものとかないなあ。美味しいもの食べたい。久しぶりの旅なので色々写真撮って来ようと思います。



2006年10月09日(月) letters

連休なのに具合の悪さがピークに。朝一で自分の口からエクトプラズムが出てからは一気に回復。昨日食べたものが悪かっただけのようです。

昼過ぎ、スカパーで映画「イルマーレ」。先日、六本木ヒルズで他の作品の上映案内の放送を聞いたときは、いやー猫も杓子もビル・マーレイな昨今、とうとうセルフタイトル来たか!と思っていたのは「ビル・マーレイ」ではなく「イルマーレ」でした。私が今日観たのはリメイク元の韓国映画の方です。女の子が郵便受けに置き手紙をしたら、2年前の男の人から返事が届きました、というちょっと大林宣彦フレーバー、そして映像の思い入れたっぷりにすっきりとした感じや音楽は岩井俊二フレーバーな、病み上がりにはとても爽やかな映画。2年の時空を越えたところでの文通というコミュニケーションありきで好きになるという過程なところを、始めの文通なしで出会ったとして結果は同じになるかどうか。どちらにしてもちゃんと好きでいて生きてればどうにでも流れるし、そんなに簡単に誰のことも好きになれるものでもない。素敵な話じゃないか、とおじさんのように思うのでした。



夕方、木曜に会うuにあげる巾着をミシンで。あと編み物少し。ガス・ヴァン・サントさんの有り難いイメージフィルムのお陰様で、妙に神々しく響くようになってしまったnirvanaでしたが、聴きながら編んでいたら、神棚からやっと私の目線のとこまで降りて来てくれました。



2006年10月08日(日) koria→korea

先日、といっても春くらいだったけど映画「ゲルマニウムの夜」を観に行った、上野の東京都国立博物館内の映画館一角座にてthe IKKAKU Festivalが昨日から開催中。「赤目四十八瀧心中未遂」がスクリーンで観れるなら行きたい。開催中は8作品が週替りで、毎日2回づつ上映され、1回目と2回目の間に「ゲルマニウムの夜」の上映がある。チケット1枚で終日鑑賞可能。

ビックリするくらい具合が悪くて半日唸っていた。何も予定がなくて良かった、というか何も予定がないから具合が悪くなったんじゃないか。いつも差し障りのない時に具合が悪くなる。退っ引きならない時に具合が悪くなるってことはまず、ない。働き出した頃にそういう体質にされてしまった。逆に言うと退っ引きならない時は具合が悪いどころじゃないだろうという精神力で、病という概念ごと心頭滅却作戦でなかったことにしながらやってきた感が。1度だけ高熱を出した状態でフラフラしながら職場にいて、医務の人に家に帰らされたことがあった。日本橋から電車とバスで家に帰ってきたらしいのだけど、自分で帰った記憶が全くないっていう、酔っぱらってもないのに記憶をなくしたことがありました。それからというもの、退っ引きならなくて気が張ってる時に具合が悪くてどうにもならないという状況になることが怖くなり、具合が悪くなるのは気の抜けた時だけになりました。


(仮)さんがpoguesのライヴで買ったというTシャツ。
なんか口からエクトプラズムが出ていますが。



2006年10月07日(土) koria

昨日の豪雨から一転、さわやかな秋の1日。世は3連休ですか。朝霧ジャムに行くというお友達もきっとお天気に恵まれているでしょう。ロンは朝霧でも無表情でしょうか。F1観戦てお友達も。最後の鈴鹿ですか。ワヤマさんのサイトが一週間お休みって、つまんないなーと思ってたらナナさんは海外出張。皆さん揃って仕事も兼ねたロンパリ旅行ですか。いいなーいいなー。私は今日も仕事。連休も予定ないぜ!

それにしても朝ドラ「芋たこなんきん」を一度も見逃さずに見ています。今日は町子がおっさんに結婚を申し込まれました。このおっさんのいいところはいつも「これ美味しいから食べて食べて」と言って、美味しいものをいっぱい食べさせてくれるところです。それを会社の同僚と一緒に見ていて、「美味しい食べものをくれる人が好き」って私が言ったら、その同僚は美味しい食べ物屋に連れてってくれる人がいいんだそう。それは微妙に違う。まあ、そんな風にいつも美味しい食べ物を食べてお喋りしていて、町子が「今度はどんな美味しい店に連れてってくれるんですか?」と言ったら「面倒だから家に来ませんか?」と言われ、「そう度々お邪魔するのもどうかと思いますから」と遠慮してたら「いや、毎日家でご飯食べませんか?結婚しませんか?」と、あたかもそうする方が自然であるかのように言っていた。言われた町子も「ちょっと考えさせて下さい」と答えて、「どーすっかなー」と考えてるうちに10日も過ぎる。それでも2人は結婚するのだった。次週の殺し文句、「僕と結婚したら面白い小説、どんどん書けるで」。


出会いは路上で殴り合い。ストリートファイト。



2006年10月06日(金) kimochi

仕事後、九段下の九段会館へ。向井秀徳アコエレ、ソロリサイタルです。豪雨にして驚異の平日6時半ライヴスタートという、ギリギリの状況でしたが、仕事が終わる6時と同時に会社を出て場所が近かったのでなんとか間に合う。会場に入ったところで本日のセットリストが配られる。オープニング、ゲスト一切なし。これまでちょっとしたイベントの中や、企画の中で観て来た印象だったアコエレは、どこかやっぱり余興のような空気感がどこかにあったかもしれなかったんですけど、ちょっと違ってたと思ったのが前回観た風呂屋でのライヴでした。そこから今回はまたぐっと違った空気。オーディエンスは席に座ったままで演奏を聴くという、席つったって磔磔とかみたいなのでなくってコンサート会場の席なので何だか感慨深いような、私の思い入れが強すぎて訳が分からないことになってるのかも知れませんけど、なんだか私だけじゃなくって観てる人みんなが、そもそも自分はなんでこの人のやってることにこんなにも惹かれているのかっていうようなことを思って、妙に落ち着いたこの状況で、妙に真剣になって観ているような感じがあって、そういうこちら側のなんだか真剣な思いが跳ね返ってくるような熱いライヴでとても素晴らしかった。

前半アコースティック、休憩挟んで後半エレクトリック、ナンバーガールの曲、ザゼンボーイズの曲、未発表の曲、カバー、アコもエレも聴いたことないアレンジや初めて聴く曲それぞれ素晴らしく、かつとてもシンプルなので声が前に前に出てくる。久しぶりに聴けたユーミンの「守ってあげたい」のカバーも良かったし、エレ1曲目でやった「sentimental girl's violent joke」はなんだかもう色んなことが頭を巡った。最後の「自問自答」もとても良かった。普段から観ているバンドのライヴとか、ナンバーガールのライヴで観ていたものとか、そういうのみんなこの人のこういう歌から出てきたものなんだなっていうのを、分かってたつもりでも改めて思ったりした。いつになく静かな中で、ヒーローも観ている人々も終始程良い緊張感と集中力をもって1曲1曲大切に音を共有している感じが何より素晴らしかった。感無量。



2006年10月05日(木) imaginary friends

休日。先日書いた洋裁の本「sew u」を手に入れてからというもの、日暮里の繊維街に行きたいなあと思っていたり、先日行けなかった「日曜美術館の30年展」にも行きたかったりしてたんですけど、朝ドラだけ見てごろごろしてたらすごい雨が降って来て、結局夕方まで家に。

夕方、渋谷へ。マルナンだけ寄ってサテンの生地を少し買う。duo music exchangeっていう初めて入る会場で、カナダからやって来たポストマンブルースことロン・セクスミスのライヴ。クアトロ以上に視界を遮る柱が2本も3本もある会場でしたが、始まってしまえばあまり気にならない。新しいアルバムの曲もやるし、色んないい曲をいい流れで繋いでいく素晴らしいライヴ。顔色1つ変えずに真顔で冗談言って笑いをとるのも相変わらず。新譜の中で好きな「jazz at the bookstore」もやった。「imaginary friends」も良かった。というか、みんな良かった。バンドも素晴らしいプレイヤーが揃って、歌も楽器も本当に素晴らしい。このライヴで演奏してる曲全部を1人の人間が作曲して歌詞書いて、しかもあんな風に歌えるって落ち着いて考えると、すごいことだと改めて思う。「朝霧ジャム来る人ー?」って、ロンが聞いたらシラーっと。「まあ、台風来てるしね。」って真顔でまた。ニュアンス伝わらないけど、間髪入れずにサラッと言うその言い方とか、いちいち面白い。


ジャケットはいつも自分の写真。



2006年10月04日(水) lady in the water

仕事後、六本木ヒルズ。レディースデーで映画「レディ・イン・ザ・ウォーター」。何が大好きって、ポール・ジアマッティです。この人が出てなかったら劇場で観ることはなかったし。そのポール・ジアマッティがとても良かったので私は何も言うことないってくらいですが、作品としてもシャマランのおとぎ話(内容は日本が世界に誇るべき物語「里見八犬伝」にちょっと近い)に観客みんながドキドキしながら耳を傾ける感じで、いい作品でした。別におとぎ話を通して何かを示唆したりとか、教訓めいたメッセージとかもなく、ただみんながそれぞれにバラバラで、でも自分が何かの役に立てたらと思ってそこにいるような。特にいい人でも悪い人でもない、特に大勢から好かれても嫌われてもいない、こういう普通の、でもみんながちょっとづつ変ていう人たちが本当は世界のほとんどなんだと、エンディングで流れてた「the times they are a-changin'」の誰かのカバーを聴きながら思ったり。このカバー可愛らしくて良かった。家に帰ってネットで調べたらa whisper in the noiseっていうアメリカの人たちのようです。オリジナルはボブ・ディラン。

劇場出てエスカレーターで降りてたら、前にいた女の子2人がシャマランがどこで出てきたかって話をしていた。どこも何も最初っから出ずっぱりだったじゃんよ。お前は古田かって思ったもん。監督と代打どころか監督と中継ぎピッチャーくらい出てた。



話とあんまり関係ないとこで、声がやっぱりいいなあとか、話し方も好きだなあとか、プールで溺れかけてても好きだなあと思う。この人が主演じゃなかったら有り得なかったけど、泣いてるシーンでもらい泣きまでした。

帰りに改装した青山ブックセンターに寄る。造りは変わってないけど、外国の本屋みたい。本店より好きな感じに。「ドイツ語のしくみ」って本と、ベルリン案内みたいな本と、岡尾さんの2冊目のやつ買う。



2006年10月03日(火) extraordinary machine

朝、発注をするのに糸のストックの棚を見てたら、糸の箱が2つだけ違うとこに動いてて、ポルターガイスト?って思ったんだけど、昨日来たハリー・ポッターの仕業だと気がつく。

仕事後、図書館。編み物の本でもと思ったけどいいのがなかった。
・「哀しい予感」吉本ばなな
・cd「落語名人選 古今亭志ん生」
・cd「suicaine gratifaction」paul westerberg
・cd「extraordinary machine」fiona apple

吉本ばななは来年、年明けに「哀しい予感」の舞台を観に行くことになったため。塚本晋也監督が演出で、市川実日子、加瀬亮、藤井かほり、が出演。

フィオナ・アップルはたまたま棚に並んでるのを見つけて、これまだ聴いてないと思って借りてきたんだけど、いい。6年ぶりのアルバムだそうだけど、相変わらずかっこいいねえ〜と思う。ライヴを観たのも6年前だ。そういえば久しぶりの来日が決まったんじゃなかったけ、と思って調べたら来週。しかもチケットまだ買えます。今日偶然借りて来て、来週日本に来るっていうこのタイミング。ライヴを観ろと誰かに言われているような感じ。時々こういうなんかよく分からない流れみたいのがあるので、逆らわずに観て来ようかと思います。「extraordinary machine」て曲、この曲をフィオナ・アップルがどんな風に歌うのかなって、それだけでもう観に行く理由ができたようなもの。



2006年10月02日(月) ハリーという名の男の子

朝ドラ---!!今日からスタートのNHK朝ドラ「芋たこなんきん」。あー面白い。出てくる役者が全部いい。香川京子、岸部一徳とかもいいし、友近、レギュラー、板尾さんとかも芸人というか普通に面白い人っぽく横にいて、いい。なにより藤山直美が上手い。「すき焼きいっぱい食べましてん、でへへへー。」って言い方とかもう、朝ドラのヒロインってことがすっ飛ぶくらい笑える。これから出てくる田畑智子とかいしだあゆみとか火野正平(朝ドラにか)とかもいちいち良さそう。ほぼ田辺聖子の自伝的なストーリーらしいけど、脚本家もいいんだと思う。毎日楽しみ。「芋たこなんきん」は女性が好む食べ物の関西風な言い方だそう。亡くなったお父さんが芋たこなんきんを好きで、今日の回想シーンでも出てくる。
毎日いつもは思い出さなくても、ときどき、あー今日はお父さんが好きだったあれを食べようーとかって、きっとそういう風に思い出すんだろうと思う。


茶飲み友達ではない。作家になるための学校のお友達。

お店にハリーという名前の男の子が。おもちゃとか色んなものを見せてくれて、お母さんに買ってもらったハロウィンのお菓子の飴をくれた。お店のみんなに「どうぞ」ってくれて、お客さんとかにも「あなたもどうぞー。」とか言ってみーんなに配ってて可愛かった。Uが「ごちそうさま」って言ったら「もう食べちゃったの?」って言うので「大切にとっておいてあとで食べるね」って言ったら、「ありがとうってことだね。」って言ってた。たぶんハーフとかで可愛いんだけど4才って言ってたのに言葉遣いも頭のいい子って感じだった。ヤドカリ5匹飼ってるって。パンとかフルーツを食べるって。



2006年10月01日(日) we dance alone

お昼過ぎに起きて、びしばちゃんの部屋を出たくらいから雨が降ってきた。前から今日は上野で「日曜美術館の30年展」を観に行こうと言っていて、スコスにも行こうと話していた。スコスに行くならと、びしばちゃんが前から行きたいと思っていた美味しいハンバーガー屋、本郷のfire houseってお店に行くことにもなって、最初にfire houseでご飯。三信ビルのニューワールドサービスのハンバーガーみたいな感じでとても美味しかった。いよいよ雨が強くなってきた中をスコスにも。それから東大の中をずーっと歩く。銀杏の並木道で近所の人たちが銀杏拾いをしてた。とことこ歩いて不忍池を横切って上野公園へ。着いた時に夕方4時半で、なんか嫌な予感がするーって言ってたら、やっぱり閉館時間の30分前でもう入れない。仕方ないので国際こども図書館で「北欧からのおくりもの」っていう北欧の児童文学の展示をしていたので観に行く。トーベ・ヤンソンとかの本も展示されてたけど、全体的に伝説とか昔話みたいなものが長く愛されている感じで、ほっこりとした気分になる可愛い展示だった。こども図書館も閉館になって上野駅のほうへ。みはしでクリーム白玉あんみつ食べる。HMVにも寄って買おうと思ってたスパルタローカルズのアルバムとbeckの新譜が出てたので買う。あとeelsのライヴdvdがとても良さそうな感じで一緒に買う。


お家に帰って少し「目白雑録2」読む。韓国映画「子猫をお願い」を大好きって言ってて、とても好感が。あの映画私もすごく好き。あの映画大好きって思う50代の女性に私もなろう。


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